はてなキーワード: エレベータとは
先日、女性とご飯を食べて1杯だけビールも飲んで明日も早いからって夜9時にお開きした。
で、駅まで送ってく途中で「あ、おしっこしたいな」レベルだったんだけど、家も近いし我慢した。
別れ際に女性がモジモジしてて、来週の予定とか聞いてきて何だか良い感じになったんだけど
尿意の波が何度も来て、でも頑張って我慢して改札から見えなくなるまで見送った(何度も振り返るから帰れない)。
その女性の可愛さもあってムクムクしてたのもあって、「これはやばいかも」と思い走って家まで帰った。
途中で公園があったんだけど、カップルがベンチにいたしトイレに駆け込んだら「あいつ漏れそうなんだ」ってばれちゃうと思って走り抜けた。
で、マンションに着いたんだけど、こういう時に限ってエレベーターが遅いんだよね。何度もボタン押してようやく来て
7階押してエレベータが動いたんだけど、エレベータの中で限界が何度も訪れて「あー、あっー!もうだめだ!」って声が出ちゃった。
ようやく7階に着いてエレベータのドアが開いて、歩き出した瞬間、
出ちゃったんだよ、おしっこ。
誰か来たらまずいから非常口に入って、放心状態になりながら垂れ流しちゃって靴もびちょびちょになって
駅のトイレに行かなかったこと
を後悔しながら、社会人になって後輩も出来たのに、偉そうに指導もしてるのに、何してるんだよって
非常階段でげらげら一人で笑ってた。
目的が脱出と設定された以上、プレイヤーの目標は脱出する事です
ですが、本来のゲームではその目的を果すプレイヤーの行動自体は自由のはずです
目的が脱出と設定されている以上プレイヤーの目的は脱出なのでそれを目指すのは当たり前です
分岐とはその中で起こります
それは例えば、その目的にとってプラスで目的に近づいたか、マイナスか、またはゲームオーバーか
例えば、1階から2階に上がる時の手段としてエレベータを使った場合と階段を使った場合とで分岐が起きるとします
階段から上るのが目的にとってプラスか、エレベータを使った場合が目的にとってプラスか
判定される訳です
具体的な例にすれば、階段を上った場合すんなり上がれる、でもエレベータを使った場合故障してしまう
そんな時、プレイヤーは「ああ階段からいけばよかった」と思うでしょう
これは、プレイヤーのゲーム内で渡された自由の選択の中からプレイヤーが自分の意思で何か行動した事について起こった結果であって、プレイヤーのした選択に対してゲームが下した裁定です
そしてここではそれを分岐と言います
その行動一つ一つには結果が伴う
それを分岐と呼ぶのです
行動一つ一つに対し
「何々をした場合」「何々」
「何々をした場合」「何々」
「何々をした場合」「何々」
「何々を選択した場合」「何々」
「何々を出来なかった場合」「何々」
「何々だった場合」「何々」
それをただ作るだけでいいのです
分岐は中で起こるので全体の本筋のシナリオが分岐で変る訳が無いのです
「出口を見つけ脱出する」これが本筋であってその中で
「何々をした場合」「何々」
「何々をした場合」「何々」
「何々をした場合」「何々」
「何々を選択した場合」「何々」
「何々を出来なかった場合」「何々」
「何々だった場合」「何々」
と言う分岐があるのです
今で言うところの分岐とは、目的や核心部分には関係の無いところで起きる事を想定しています
なので、そのルート(=ストーリー)を一つ一つ製作者が作り上げます
飛行機に乗った場合の一連のストーリー、船に乗った場合の一連のストーリー
こんな感じで
本来の分岐は小さな身近な世界での分岐です
これは、プレイヤーにとって予測は出来ないにしろ、理解できますよね
こういう事も起こりえるものだと
こういう事も起こりえるから別の道を選べばよかった
でも飛行機に乗ったと言う言い方が表している分岐とは、漠然としていますよね
「飛行機に乗ったら、墜落してしまいました」、と言うのなら理解できますよ
「だったら飛行機は間違いだったんだ」「次は飛行機はやめよう」と
でも、飛行機に乗ると言う言葉(がさしているもの)の分岐では何なのか理解できないですよね
漠然としていて
それは、飛行機に乗る事が元と全然かけ離れたものになる事を意味しているからです
要するに分岐のたびにストーリーが新たに勝手に作られているその内容についてプレイヤーが把握なんて出来ようも無いですから
具体的に例を挙げたら、ここでエレベータを選んだらゲームオーバーに直結する
「だったらそうならないようにしよう」
とたんにやる気が出たりしないですか?
自分のやった事の結果が返ってきた(やった事で道が分かれて結果が出た=分岐)から面白いのです
そういうのがいっぱいあって
「階段でも上る前に何々をしていなきゃだめ」
「窓を触ったらだめ」
「先に暖炉を調べてなきゃだめ」
「ここに来た時に何々をしてこなかったら、バッドエンドのルートにいる」
した結果がきちんと返って来て
自分の行った行動に対する結果を見る
結果とは分岐の事をさします
その結果の積み重ねがゲームと言う物を形作っているのです
本来は・・・
自分の判断で何か選択も出来ず、自分の行った行いが結果としてきちんと反映されない
製作スタッフの作ったストーリーを延々とエンディングまでやらされる
これは悪いゲームの例です
実質やらされているので文字通り「やらされてる」と終始感じます
これの続き
http://anond.hatelabo.jp/20130525211446
・障害者ウゼー
・区別されるのは嫌だ「区別するのは良くない!自由にしろ」って言い出す。
・低所得者ウゼー
・どうやら人を区別するとうまくいかない。乙武を批判すると回りまわって自身に跳ね返るっぽい。
何で健常者が障害者に対して特別扱いしなきゃいけないのか?やる必要もなければしたくもない。
大体あいつら働いてるかもわかんねーし、社会に貢献度合いも低い。
そんなやつらに手間ひまやコストを掛けるだけ無駄だし、ほかの所に掛けたほうがよい。
ってなことを言い出すと
障害者と同じような、もしくはそれ以下の待遇を受けてしまう。(弱肉強食の世界のため)
用語説明
低所得者=年間所得800万以下の人たち(日本の税金の50%は、人口11%に過ぎない年収800万以上の人達だけで払っている。)
弱肉強食の世界では障害者・低所得者は虐げられて当然であり、自然なこと。
虐げることは悪いことじゃない。当たり前。自然の摂理。
障害者のなんか相手したくない!って虐げると、回りまわって自身も虐げられてしまう。
でもそれは嫌。だからこそ大部分の人たちは理想世界を目標にして
「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」とか「人は全て、生まれながらにして生きる権利を有する」
ですがこの偽善を否定すると、障害者・低所得者は虐げらちゃうというポルポル状態。
非常に不服なのですが、障害者でも幸せに生きられる世界を構築しないと駄目のようです。
いやーめんどくさいですねー。
どれだけのコストがかかるのか。障害者用エレベータも作らないと駄目だし、点字ブロックや
障害者専用スペースとかも作らないと駄目なんですよ。うざすぎる。
はちょーめんどくさい以外の何者でもないんですけどね。
何が言いたいのかというと
「どれだけコストが掛かったとしても、どうにかしないと駄目」
ということです。
そうしないと、図書管理の利用とかトイレ、水道とか使えなくなっちゃうかもしれません。
Exactly(そのとおりでございます)
現実問題として、何から何まで対応しろってのは無理があります。
ですので、優先度が高い順に、
少ない費用で効果が大きく緊急度が高いものから対応していきます。
全体的に見て、かなり低い位置にあります。
本来であれば乙武さんをお店に入店させるべきですが、現実問題として無理があったと思います。
「どれだけコストが掛かったとしても、どうにかしないと駄目」なので
現実問題として無理があったとしても、どうにかできなかったお店が悪いことになります。
つまり、お店の作りが悪かったため、障害者が入店できなかったことが駄目ということになります。
現実問題として、普通の飲食店は障害者に厳しいお店が一般的です。
ですが今回のお店が障害者にやさしい作りになっていれば
※何だか話が変な方向に流れてきましたが、お付き合いください。
1.理想としては、日本中のお店を障害者にやさしい作りにすれば万事解決なのですが
2.現実としては、日本中のお店を障害者にやさしい作りにするのは不可能です。
3.ですが不可能といってもうちらは、誰もが(障害者も)幸せになる理想世界を構築しないと駄目なわけです。
上記1.~3.のことを認識・理解しているか否かで、人の対応が全然違いますね。
お店側は「理想世界の対応すべきですが、まだできていないお店です。すいません」とか言って
乙武側は「障害者に対応するのは現実問題きびしいですよね。頑張ってください」とか言えばよかった。
つまり
双方が自身のおかれている現実を直視すればよかったのだよ(キバヤシ)
逆に、言っちゃまずいのが
お店側が3.のことを考えずに「障害者にやさしくする気なんて微塵も無い。視ね!」で
乙武側が2.のことを考えずに「障害者にきびしいお店ってバカか!配慮しろボケ!」ですね。
今回の問題は不味い方向に転びましたね(達観)
この手の問題でよく出てくるのが、理想世界構築の自身がどこまでやるのかです。
障害者に対して、どこまで配慮すべきなのか?
最近の話だと、今後発生する深刻な食料不足のために昆虫を食べないと駄目のなのか?
などなど、やるべき事はたくさんあります。
本来であれば、理想世界構築のためには上であげたこと全てを全力でやるべきです。
といいたいところですが、これもまた現実問題として不可能です。
少し前に、共産主義、社会主義というものが大流行して、世界の約50%が共産・社会主義になりましたが
がすぐに廃れてしまいましたね。
共産主義は理念的には大変素晴らしいものでしたが、どうも人間が扱うと、
汚職まみれになったり、独裁国家ができたり、市民を虐殺しちゃったりと
これは理想のために全力だしすぎると、駄目になる典型パターンです。
【 無理をしないで、自身ができる範囲でやる 】
がおおむね正解のようです
理想世界に全力出しすぎると駄目になるので、「自身ができる範囲でやる」
といっても、だーれもその気が無かったら始まりません。
というか、理想世界構築って面倒すぎてやる気すら沸きません(本音)
そんななか、乙武さんっていう人たちは
うちらの殆ど変動しないであろう「自身ができる範囲」を拡張させる
ある種すげー貴重で、ありがたい存在でもあり、
※問題に対する意識が高くなると理想世界構築への行動をし始めちゃいます。
「あ、障害者の事すげー尊重したくなってきた」
とか気持ち悪いことを平然と言えるようになります。
今では自分も
「あ、低所得者の事すげー尊重したくなってきた」
っていえるようになりました。
乙武の行動を過度に阻害することです。(適度に正しい方法を使って阻害するのはOK。)
考えてみてください
「障害者にやさしくしてください!」とか「障害者の入りやすいお店の啓蒙活動するぞ!」
なんて事をしたいですか?めんどくさすぎて自分はごめんです。
ああいった人たちが勝手に行動してくれるから、勝手に理想世界に近づいているのです。
勝手にやらしておきましょう。ですが変なこと言い出したら止めましょう
ただ乙武をバカにして、やる気を失わせるのだけは得策じゃないので控えましょう
乙武の役目は、社会全体のやる気パラメータを上げることにあるにも関わらず
今回の問題では、それが全くできていなかった。
うまくいけば、飲食店全体の障害者対応への認識が変わりそうだったにも関わらず
問題提起になったが、成果がともなっていなかった。
・理想世界を構築しないと障害者と年収800万以下の低所得者は虐げられる
・現実問題として、理想世界への対応には資金・資源が有限だからすぐに全部やるのは難しい
・理想と現実をちゃんと認識、理解すれば、うちらがどんな対応とればいいのか自然とわかる
・理想世界構築のためには「自身ができる範囲で頑張りましょう」
・乙武みたいな人は「自身のできる範囲」を拡張するハタ迷惑な存在
・社会全体のために乙武みたいな人は勝手にやらしときましょう(提案)
・乙武をバカにしてやる気を失わせるのは得策ではないのでやめましょう(戒め)
いやー長かった。
たいていの場合、インテリバカが問題に対する考えを分かりやすくまとめてくれてたり
新しい見方を提示してくれる事が多い。が、乙武さんの入店問題に関してはしっくりくるまとめ文章が全くない。
インテリバカはもう少しがんばれ。ってかいつものバカはどうした。早く書け。というか書いてください。お願いします。
このままいくと、乙武さんがバカにされるだけで終わっちゃいそうなので、苦手だけど一応書いておく。
乙武の役目は、社会全体のやる気パラメータを上げることにあるにも関わらず
今回の問題では、それが全くできていなかった。
うまくいけば、飲食店全体の障害者対応への認識が変わりそうだったにも関わらず
問題提起になったが、成果がともなっていなかった。
乙武さんの行動を話す前に、この障害者差別問題の考え方みたいなものを理解したほうがサクサク理解が進む。
1.弱肉強食の世界とは強いものが生き、弱いものは死ぬ。そのまんま。
今生きている世界であり、平等と謳いながらも基本は弱肉強食の世界である。
2.理想世界とはうちらが目指している世界であり、みんなが幸せに生活できる世界である。
障害者・健常者・低所得者・高所得者・非エリート・エリート誰もが不便なく生きられ
うちらは弱肉強食の世界で生活してはいるが、理想世界を構築しようとしている事だ。
理想の世界<<|超えられない壁|<<【先進国(日本)】<<【途上国】<<<<【貧困国家】<<<<【石器時代とか】<<弱肉強食の世界
目指して方向はこっち← 何もしないとこっちに引かれる→
何で健常者が障害者に対して特別扱いしなきゃいけないのか?やる必要もなければしたくもない。
大体あいつら働いてるかもわかんねーし、社会に貢献度合いも低い。
そんなやつらに手間ひまやコストを掛けるだけ無駄だし、ほかの所に掛けたほうがよい。
では社会は何故そうしないのか?それは社会が理想世界を目指しているからだ。
誰もが不便なく幸せに生きる社会を目指す。偽善もはなただしいですね。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
「そもそも事の発端は障害者の面倒をみるってのが事が原因だから、障害者は排除しよう。」
・お店への入店禁止
健常者至上主義ということになれば、あの生意気なやつらもしゃしゃり出てこず、万事解決だ。
ひとまずはよかった、よかった。となるが、ちょっと待ってほしい。
そう、健常者でもホームレスやニートなど社会に貢献しない人がたくさんいるってことだ。
※何だか話が変な方向に流れてきましたが、お付き合いください。
ホームレスもニートも障害者と同じで、世話する必要なんかない。
というか国家に対して貢献してない人は区別しましょう。ここでは簡単に【納税額が低い人】で区別するにしよう。
では、区別ラインを【一人当たりの年間所得が800万以下】で区切ることにする。
そうでもないみたいです。
日本の税金の50%は、人口11%に過ぎない年収800万以上の人達だけで払っている。
http://www.nta.go.jp/kohyo/tokei/kokuzeicho/minkan2000/menu/05.htm
【1年を通じて勤務した年間給与額800万円超の給与所得者は、全体の給与所得者の11.3%にすぎないが、その税額は全体の半分以上(53.8%)を占めている】
※800万をラインにしましたが2500万以下でも全然問題ないです。
障害者にはもちろん人権を与えないが、健常者でも800万以下の低所得者は下記のような扱いとする。
・図書館や公園など公共施設の利用の制限(納税額が少ないので)
・労働法を適用させない。1日20時間労働休憩無しとかさせてもよい(低能力だから時間を掛けさせるべき)
・高額納税者の命令に歯向かってはならない(低所得者の意見に良い意見はすくないので)
黒人奴隷やインディアンの扱いに比べれば、全然問題ないですよね?人身売買や虐殺・娯楽殺人は許してないので。
どうでしょう。結構いい感じの世界になってきたのではないでしょうか?
変なにまで話に発展してしまいました。ですが
「低所得者で国家貢献度が低い障害者は健常者を敬って生活すべき!」
という話はこんな世界にぶち当たります。強い奴を敬えって奴です。
弱肉強食の世界は一昔前まで、これが当たり前の世界として広がっていました。
強い力を持つ人たち。貴族・王様・殿様・武士・白人などはその力を多いに使い
弱い力しか持たない人たち。平民・農民・エタヒニン・黒人は多いに虐げられましたね。
でもこれは悪いことじゃないです。自然なことです。
弱い人たちは虐げられるのは当然なのですから
今現在、年間所得800万以下の人はこんな世界どうですか?なーんか生きにくそうですね。
じゃあどういう世界にするか?
素晴らしい世界ですね。そうしたほうがみんなが幸せになるのですから
絶対そうしたほうがいいです。これは正義です。これに反対するのは悪です。
一部のエリートが私利私欲をムサボリ、一般市民が泣きを見る世界は不公平です。
高額納税者に「自由に図書館・公園・飲食店を使わせろとー」とか言い出すのです。
「社会貢献してない低所得者を相手にするのはめんどくせー」って
何で高額納税者が低所得者に対して特別扱いしなきゃいけないのか?やる必要もなければしたくもない。
大体あいつら働いてるかもわかんねーし、社会に貢献度合いも低い。
そんなやつらに手間ひまやコストを掛けるだけ無駄だし、ほかの所に掛けたほうがよい。
ん?
なんか変な話になってきましたね。ポルナレフ状態です。
・障害者ウゼー
・区別されるのは嫌だ「区別するのは良くない!自由にしろ」って言い出す。
・低所得者ウゼー
・どうやら人を区別するとうまくいかない。乙武を批判すると回りまわって自身に跳ね返るっぽい。
・起承転結の承までかきました。
文才ないとすげー文字量多くなるのな。
これが乙武さんと、はじめに書いた結論にどう繋がるのかは、まだ書いていませんが、まぁわかるでしょ(適当)
インテリバカは頑張って、この続きを短くてわかりやすく書いて、どうぞ。
【追記】
誰も書いてくれそうに無いので後編かきました。
俺イタリア人拒否ってないし、拒否ったのは乙武さんとその連れだけだし。
車いす客を排除するのか。障がい者差別だ。人権問題だ。なんて騒がれてるけど、
連れの態度、乙武さんの態度が俺の許容範囲を超えたからなんだけど。
ということで以下言い分(言い訳?)
軽率だった。のか。
やっぱり俺。
なぜ俺はあのとき、彼の言った「じゃあ、それが本当に常識なのか、広く世に問うてみましょうよ」
同情されるような愚挙に至ったのか、
ここに記しておきたい。
うちは基本的に食事の店だ。来客は18:30~20:00に集中する。
予約も18:30~19:30の間というのがほとんど。
今日は土曜日、席数の少ない当店は今日はほぼ予約のお客様で満席だ。
予約で満席ってのはお店にとって非常にありがたい。
売上がたつってのもあるが、
事前に段取りが出来るのは本当に助かる。
しかし、その反面、予約して来て頂くってことは、
接客、料理の提供時間等、ベストを尽くさなけばお客様に失礼だ。
「満席だから忙しくて最適なサービスが出来ない。料理の提供が遅れる」
なんて言い訳出来やしない。
お恥ずかしい話だが、俺は結構短気だ。
まあ料理を提供して食って行こうって人間がのんきでは絶対にやっていけない。
と俺は思っている。
お客様だけじゃない。
お客様が店内にいらっしゃる間に、スタッフがもたもたしている。
スマートじゃないってことも頭では理解している。
とくに今は店を出して間もないし、
ついいらだった対応が出ることもある。
スタッフもあまり居心地がよくなくって、ずいぶんつらいんじゃないだろうか。
募集は常にかけてるけど、なかなか思うようにいかない。
普段は、それでも理解してくださるお客様(本当に申し訳ない)と、
スタッフ(我慢してね)のおかげで何とかやってる。
どんなに忙しくても、永遠じゃない。
ある程度の料理を提供したら、飲み物の追加が主で、手待ち時間もできる。
そこでお客様とコミュニケーションしたり、常連さんの個別の提案も受け入れる余裕もできる。
だが、この日はすべてのタイミングが悪かった。
19時過ぎ、早めのお客様へのサービスで店はすでに戦場のような忙しさ。
予約のお客様だ。
うちのスタッフと何やら話し込んでいる。
俺はすでに取り掛かった調理から手が離せないんだ。
もちろん、忙しい、手が離せないのはお客様のためとはいえすべてこちらの都合だ。
まだ話してる。
予約のキャンセル?
当日キャンセルなんて困ったもんだ、だが店に来て報告ならましなほうか。
時間変更?
よくあるけど、仕方がない。お客様あっての商売だ。
人数変更?
さすがに、今は人数増えても席がないぞ。
・・・・・
どうもおかしい。
来店したばかりで、うち(スタッフ含め)に落ち度があるはずないのに、女性の態度が不自然だ。
言い方は丁寧なようだが、なんか非難されてるのか?
時々我儘なお客様はいるけど、今日はちょっと勘弁してほしいな。
っと、女性が帰って行った?
スタッフに、何言ってたんだ?と聞くと、
「連れの方が、車いすで自力で店に上がれないから、手伝ってくれってことです」
今かよ。この忙しいときに
何て答えたんだ。
その時の会話はこうだったらしい。
「うちは、エレベーターが2階に止まらないんですぐには難しいんですよ」
「車いすの人は入れないんですか?」
「いや、そういう訳じゃないんですが」
「じゃあ、いいでしょ。お願いします」
「予約の時に車いすって連絡されました?」
「っ今まで、そんなこと言わなくても、他のお店の方はみんな快く対応してもらってるんですが」
「本人の体だけですからお手間は取らせません」
「ちょっと今忙しいから、手が空いたら下まで迎えに行くんで待ってください」
と言ったらしい。
「何か、やってもらわなきゃ私が困るっ。
やってくれて当たり前っ。みたいな感じでした。
何か僕が悪いことしてるみたいになって
手が空いたら迎えに行くって言っておきました」
俺はその場にいたわけではないので、
どこまで彼らのやり取りを忠実に再現できているかはわからない。
だが、とにかく彼(スタッフ)は、何か非難されているように感じたらしい。
これは彼ならではの感性かもしれない。
このやりとりに疲れた彼は憮然とした表情で俺に報告した。
予約の時に言ってもらわなきゃ、突然そんな対応は難しい。
他のお客さんを待たせるわけにはいかないし。
言い方は悪いが、連絡しなかった方も悪いってことで、待ってもらうのもしょうがない。
すぐに(10分後らしい)女性が入ってきた。
えっもう?(これは俺だけの感性かもしれないが)
(目前のお客様のために急いでサービスをしていると時間の感覚は分からなくなる)
ちょっとまだ無理だろう。
彼女は何か店内をじろじろ見まわしてる。
手際が悪いって非難されているようだ。
今にも泣きだしそうな顔だ。どんだけ大切な人が待ってんだ。
そんなに大切な人なら、予約の時に車いすですって言ってくれよ。
俺は、あの今にも泣きだしそうな顔、視線が苦手なんだよ。
さっきは、彼女の非難的な態度はスタッフだけの感性かもしれないと言ったが、
やっぱり俺でも感じる。
当人は非難じゃなく、懇願のつもりかもしれないが、
そんな視線を受けたら、
大体こっちが悪いってことになるんだよな。
やな感じ。お客様に対して失礼だが、
既にこのねーちゃん(もうねーちゃんでいいっ)に対し、
いい印象を抱いていなかった。(人間だもの)
店せまいし、スタッフ少ないし、
何で突然やってきて手伝うのが当然、
俺が手が空いたら出て行って、一応一言、言っておこう。
と思ってるうちに、スタッフの手が空き、迎えに行こうとした。
あいつじゃちゃんと伝わらない。
この後の段取りがあるんで時間はないが一言くらい言えるだろう。
ねーちゃんの前に出る。
長話するとこっちが悪者になる。端的に言おう。
「あ、でも、車いすは置きっぱなしで、友人の体を抱えていただくだけでいいんですけど」
何で、あんたはこっちの言葉が終わらないうちに被せてくるんだよ。
(対応が難しいけど、手が空いたら何とかなるんで)
って言おうとしたのに。
何か友人ってとこの言い方がひっかかるし、
微妙に特別感が漂ってる。
ねーちゃんにとっては特別なひとりかもしれないけど、
俺にとっては店に来てくれるお客様の一人であり、
特別な何かじゃないんだ。
ねーちゃんの友人ってだけで特別扱いできないし。
大体、本当の友人なら、言葉に発するときは「友だち」っていうぞ。
俺だけの感性かもしれないが。
やっぱりこの手の人は苦手だな。なんかカチンとくる。
もう嫌だ。
あっ言っちゃった。
迷惑客に対する伝家の宝刀「ほかのお客様も~」つい出ちゃった。
こっちの言い分を聞いてから答えろよ。
テーブルの配置を検討するし、
頑張って上がってもらってから、
無理です帰ってくださいとか、待たせるわけにはいかないんだから)
ってことが言いたかったのに。
つい出ちゃった。でもそれが言いたいんじゃないんだけどな。
あきらめた、うちのような小さな店では、2名分の売上は大事なんだけど、もういい。
人目に付かないウチの店じゃ通り客なんて難しい。でももういい。
俺口下手だから、きっと態度に出る。
「とにかく、うちは店も狭いですし、対応できません」
言っちゃった。とうとう言っちゃった。
あーあ、降りて行っちゃった。
無理だ、こんな状態では。
また頑張ろう。
でも、あのねーちゃんはいけ好かないけど、
何といっても問題は事前に車いすってことを言ってくれなかったことなのだから。
お連れの車いすの人にもちゃんと、
事前に連絡してくれたら対応できるって言った方がいいかもしれない。
一応追いかけてみようと下に降りることにした。
時間にして数十秒だが、降りるときにちょっとした葛藤があった。
車いすの人はどんなひとだろう。
そうだったらお客様の顔をつぶしちゃったかな。まずかったかな。
何か重要な記念日にウチを選んででくれたありがたい人かもしれない。
そうだったら、悲しんでおられるかもしれない。申し訳ない。
あの雰囲気はあるかもしれない。「友だち」じゃなくて「友人」だもんな。
そうだったら、俺怒られるのか。ヤバいのか。
居なくなってたらいいのに。諦めがつくから。
あっ、見たことある。
なんだ。と思った瞬間。
ねーちゃんの態度が思い出され、無性に腹ただしくなってきた。
ねーちゃんの「やってくれて当たり前感」は、この人が原因なのだ。
確かに有名人だよな。俺も事前に知ってたら無理してでも受け入れたよ。
満面の笑みを浮かべて対応するよ。
乙武さん好きでも嫌いでもないけど、
親切にしたら後でいいことありそうだから。
無くて当たり前、いいことあったらラッキー。ってな具合に。
常連にでもなってもらったら、
普通の芸能人と違って、彼ならこっちもミーハーって風に受け止められないし。
でもね。だめだ。
きっとこの人たちは、ずっとこうやって来たんだ。
悪気はないのかもしれない。当たり前のことかもしれない。
他の店はみんな親切に対応してくれるのかもしれない。
でも予約の時に車いすでって教えてくれってのはそんなに無粋なことなのか。
お客様は、確かにそれだけの価値を受け取った。だから次も来るよ。
改善してもらうか、さもなければもう来ないよ。
ってことだろ。
俺は車いすで行くんだ。お前んとこ最適なサービスができるのか?
おう上等だ。車いすでも何でも、値段に見合ったサービスはしてやるから来てみろ。
いや、うちにはあんたに金を払ってまで来てもらうだけのサービスは出来ない。他を当たってくれ。
これが予約の時のコミュニケーションだと思う。
いいから席を取ってけ。
当日に
車いすで来たけどどうだ。出来るのか?
なんて戦いを求めてない。
エレベーターの止まらない2階の店舗でやっとこさ店をやってるんだ。
こんな店がやりたかったんだと言ってるけど、
出来ればもうちょっといい条件の立地で店をやりたい。
たくさんのお客さんに味わっていただきたいってのが人情でしょ。
有名人はそんなに偉いのか。
有名人の「友人」を持つってのは特別なことなのか。
みじめだ。あーいやだ。
車いすの人物が、乙武さんであることは想像だにしていなかったので、
想定していた言葉、
「車いすの方は事前に連絡していただかないと、
なかなか対応できずにご迷惑をおかけするので、次回から(あるならば)ぜひ連絡を」
がまるで飛んで行った。
つい言い訳がましく
「エレベーターが2階には止まらないって、ホームページにも書いてあるんですけどね」
なんて言った。
「ああ、そうでしたか。僕、今回は『食べログ』を見てお電話したので……」
あっ、そんな返しが来るとは思わなかった。
でも。アンタが電話したのか。
なら何で車いすですって、
あの乙武ですって言ってくれなかったのか。
既に頭に血が上っていたので、今さら後には引けない。
「何を見たかは知りませんけど、予約の時点で車いすって言っとくのが常識じゃないですか?」
予約の時点で車いすって言うのは間違ってない。どうだ。
ちょっと対等な話になっただろう。
そもそも、僕はこれまで一度もそんなことをせずとも外食を楽しんできましたし」
何で、そんな風な返し?
予約の時に言わないの。何で言わないの。
少なくとも入店を手伝ってほしいって
こっちの想定を超える対応を求める時点で事前に伝えろよ。
普通言うよ、言うよ。俺間違ってないし
「いや、常識でしょ」
「じゃあ、それが本当に常識なのか、広く世に問うてみましょうよ」
何でそう来るの?何で俺とあんたらの問題じゃなくて世間が問題なの?
「ええ、どうぞ」
好きにしろよ。もう知らね。
一見で通り客が、いきなり言ってきたんならわかるよ。
それならこっちは、ちょっと頭のおかしい人なんだろうなって思って
まあ、暇だったり、その人に好感を抱けば、
お手伝いして入店してもらうかもしれない(人間だもの)
でもね。予約よ。予約。
あんたらは、うちの情報調べれば分かるじゃん。
絶対調べろよって言ってるんじゃないよ。
文句言うくらいなら調べろよってこと。
って確認しなきゃいけないのか。
って言わなきゃならないのか。
あ、これは何か言ってもいい感じがする。
まあ置いといて。
とにかく事前に言ってくれてりゃ問題なかったのに。
車いすの人を断るんじゃなくて、
事前に連絡いただけないにもかかわらず、
お断りします。
「これが俺の生き方なんで」
以上が当日の経緯です。
ここだけは誤解されたくないので、繰り返させてほしい。
俺は、いきなりやってきて無理難題を吹っかけられて、
それに逆切れしたのではない。
店主とか、客とか、そんな関係性を抜きにして、
はなからやってもらって当たり前だろ。
相手を非難するような、あの態度が許せなかったのだ。
彼女、彼の本意がどこにあるにせよ。
こちらにそう受け取らせるコミュニケーションに、
俺は深く傷つき、
「じゃあ、それが本当に常識なのか、広く世に問うてみましょうよ」
という挑発に
「ええ、どうぞ」なんて言ってしまったのだ。
もう、この頃になると、俺は思考停止状態だった。
こんなに冷静さを失ったのは、
まあちょくちょくある。
関係ねーよ。
うちは60万人も入れねーし。
分かる人は分かってくれる。
って強がってみたけど、何か問題大きくなってる。
残念ながら俺の負けだ。
一応謝っとこう。
車いすの人は無下にことわる
これが「うちのスタイル」なんて言ってないよ。
謝ろうと思ったのにだんだん腹立ってきた。
何で「僕のように、こんな悲しい、
人間としての尊厳を傷つけられるような車いすユーザーが一人でも減るように」
なんだよ。
大げさなんだよ。
あんた確か自分は障がい者ではない、個性でありちょっと不便なだけ
って言ってなかっか。うろ覚えなので間違ってたらすまん。
俺はあんたを常識人として扱おうと思っただけだよ。
上にも書いたが、
俺にとっては、相手に予期しない労を求めるなら事前に知らせることが常識だ。
その常識を守れない人とは付き合えない。これが「俺の生き方(スタイル)」って
ことなんだけどね。
乙武さん相手には何か言い訳じみて聞こえるかもしれないけど、これが本音。
店の名前を公開したことを謝っているようだけど、
公開することは俺が認めたんだからいいよ。
こんなに問題になるとは思ってなかったけど。
でも、話しの主旨を変えているのはやめてくれ。
作為的なのか誤解してるのか知らないけど。
俺は人の尊厳を傷つけるようなことはするつもりもないし、
あんたとあんたの連れに対し
個人的に誤解、行き違い感情の亀裂があったと言いたいだけだ。
今回の件で俺に対して批判的な皆さんが、
この文章を読んで考えを変えてくれるとは思ってない。
間違っていることは伝えたい。
少なくとも俺は、
人間代表、車いすユーザー代表の乙武さんと争ったつもりはない。
会話部分は録音された物であり、
双方が認める会話を文章にすべきだし、
背景、状況も双方の事情を記すべきだと思う。
自分の得意分野に引っ張り込んで勝負を持ちかけるなんて
こんなことなら
どっちが旨いイタリアンを作れるか勝負に持ち込めばよかった。
ここまで書いたことが、あの夜の思ったことすべて。
これ以上でも、以下でもありません。
乙武さんが出来ればウチに再訪してみたいって?
そしたら、丁重にこう伝えるよ。
当店はエレベータがないので
車いすの方には多少不便をかけるかもしれないですが
そしたら、だれも文句ないだろ。
P.Sでも、やっぱり時が元に戻せるんなら、せめて
「じゃあ、それが本当に常識なのか、広く世に問うてみましょうよ」
なんて言いたいな。
だって、せっかく始めたお店だもん。できれば悪口言われたくないから。
えー、当たり前ですが、上記は全部創作です。
この2日ほど乙武さんの件をあっちこっちで見かけたので作文しました。
どちらかというと好意的に見てました。
というか、いまでも見ています。
ただ信者ではありません。
なんてのに感心しておりました。
ある種の尊敬の念でした。
そういえば、乙武さんはすごい人だけど、きっと友だちにはなれないなー。
なんて思っていたことを思い出しました。
どうでもいい情報ですが。
どこかで見かけましたが、
本人や、信者の方が認める認めないにかかわらず、
なんか字数制限に引っかかったみたいなんで、続きは
単にエレベーターを停止しないように設定してただけなら(エレベータはあったんだから) 事前にいってもらえれば設定を変えておけばよかっただけだと。
2Fに上がるのに、いちいちエレベーター使われると面倒だから、2Fには階段できてくれ。という元からバリアフリーだが、設定がマニュアル。(駅だって申請によって駅員が障害者に対応する)というタイプで
申請がなかったんですけ、という話かもしれんのに・・・
なにかというと、当人同士で解決したのに、周りがとやかく言い過ぎ。詳細もわからんのに、突っ込んでもしょうがないだろ。
全てのビルをバリアフリーには 崇高な命題だが、反論は許さんは暴力でしか無い。対応できる範囲で問題があったならともかく、お互い様なんだから譲り合え。
単なる個人間のイザコザを 大きな問題にするな。
おそらく、登れないくらいの急勾配の階段があって、愕然としたんだと思うけど、だからといって、やり過ぎだ。次から気をつけてね、お互い。で次からお互い気をつけますなんだからいいだろ。
飲食店におけるそういう細かい事故は、アレルギーとかも含め、割りとあるんだよ。だから、事前にいいましょうがルール。バリアフリー以外にも問題はあるけど、話しあえば解決するんだから話しあえよ。
エレベータが無いと知るや、
その間、待たされる他のお客や料理への配慮は?
トイレにいくたびに料理を止めて抱き運んでもらうつもりだったのか?
調理服のまま外からやって来た人を抱えて衛生状態は?
いつもバランス感覚に優れた乙武氏がどうして今回、こんなことをしたのか?
よほど言葉遣いが悪く同行者の前で恥をかかされた私怨で書き込んだのか
それともバリアフリー化がなかなか進まない中、
暴言なれした乙武氏に限って前者だということは考え難いのだが、
さりとて後者だとすれば、それもそれで効果的なアクションだったのだろうか。
一連のやりとりを知って青ざめている飲食店オーナーは多いだろう。
もし乙武氏から「こんどお店に行きたいです」とツイートされたら?
60万人を背負った人物に公開の場で名指しで連絡をされれば
「車いすでは入店できません」とはとても言えないし、
言ったら対応できる方法をアドバイスする善意の第三者がわんさか現れる。
しかしそこで「なんとか対応します。」と言ったら次からはどうなるだろう。
拒めば「乙武だけ有名人だから特別扱いか!」とこんどはまた大炎上だ。
慣れない40キロの抱え運びでシェフが怪我したら零細店は倒産だ。
スタッフによる抱え運びまでを約束していたのなら経営者の責任だ。
店も続けられないだろうし、賃貸借契約を打ち切られるかもしれない。
元ネタ https://sites.google.com/site/ramentenshippai/home
イタ飯屋にも慣れてきた三年目の春
あなたはイタ飯屋の店主としてある程度自信もつき風格も出はじめてきました。当初は客の少なかった店も繁盛するようになり、毎日大忙しです。
ある日、あなたの店にOさんという人から予約の電話がかかってきます。断る理由のないあなたは快諾し、Oさんはあなたの店に来店することに決まりました。あなたはOさんの名前をどこかで聞いた事があるような気がしましたが、どこで聞いたのかまでは思い出せませんでした。
数日後、Oさんは予約通りに店にやって来ます。中年の男性で、作家やタレント、ツイッタラーとして有名なかのOさんでした。問題は、知っての通りOさんは手足に障害を持っており、車椅子で来店したことでした。地価の高い銀座の街中にあるあなたの店は狭くて、他のお客さんを追い出さない限り車椅子のお客さんを入れることはできません。しかも二階にあり、二階にはエレベータが止まりません。そういった理由でOさんに店に入れることはできないと伝えると、Oさんは言います。
「ちょっと下まで降りてきて、抱えていただくことは…」
店はランチタイムの繁忙時です。そんなことをしている余裕はありません。忙しいから無理だと伝えると、Oさんは憮然とした表情で黙り込みます。自分が苦労して飲食店を切り盛りしている中、タレントや作家として成功しているOさんを内心妬ましく思っており、しかも連日の激務でいら立っていたあなたはさらに付け加えて言ってしまいます。
「悪いけれど、これがうちのスタイルなんでね。それに、車いすなら事前に車いすだと言っておくのが常識でしょう」
次の日、仕事を終えたあなたはパソコンを立ち上げ、「はてなブックマーク」を眺めます。ホッテントリには、あなたとOさんのやりとりをまとめた記事が載っています。OさんはTwitterに書き込みをしています。
「店主の対応には、まるで“心”が感じられなかった。接客業として、あの物言いはあまりに悲しい…」
イギリス在住のノマドワーカーとして有名なMさんもツイートしています。
「乙武が銀座のあるお店で食事できなかった件。イギリスだと障碍者差別で訴訟。店負け確定」
他にも、Oさんに賛同するコメントがたくさん並んでいます。一緒にパソコンを眺めていた奥さんが言います。
「なんか恐い…」
あなたは奥さんをなだめます。それでも奥さんの気持ちは収まりません。さらにネット上では炎上が続き、まったくほとぼりは冷めません。数日後、奥さんは泣き叫びます。
「もうこんな仕事いやー!」
今はプレイヤーの行動によってこそ結果や運命が決定するって物が無い気がする
全てが予定盛り込み済みでその用意された道をただ淡々とこなす事がプレイヤーの役割
ここで敵が出てきて倒しなさいと命令されたら、ここで敵が出て来るのを待ってから倒すしかない
主人公のやった事が反映されるって言うのは、たまたま扉の鍵を閉めていたら敵が入ってこれなかったとか
(それも扉を開けてると必ずはいって来るんだったら必ず鍵を閉めるっていうシステムになるから、たまたまって部分が重要だと思う。むしろ今の人が作ると鍵を開けると必ず敵が来るっていう一辺倒のシステムばかり作る)
それと主人公のそういう行動こそが、主人公の運命を決めるっていうのがもともとのゲーム的なものだと思う
今のゲームで主人公の運命を決めるのは武力で戦うとかそういう部分
何をやっても戦う事が決まってたら戦うと決まっていて後は用意された手段だけを使ってやっつけなさい
(かどに引っ掛けたりして相手が接近してこれないようにしてやっつけるような事も嫌うので文字通り予定通りの手段だけ)
そういう前に進むのにも肉体的な力でしか解決しないようになってるのが苦痛の原因ではないかと
鍵をきちんとかけておいたかどうかとかそういう部分ででこそ結末が決まるようにして欲しい
「電話をかけた順番」とか
「ここでこれを調べておいたか」とか
「ここに来た時にこれこれを持っていたかどうか」とか
「着てきた服の色は」とか
そういう行動の部分では結果が決まらず結局一本道で何も変化しないし
後は進んだ道で力勝負に持ち込むしかないみたいな話ばかり
きちんと間違ってない選択をしていれば楽に進めるようにした方が良いと思う
自分で選んだ選択こそ結果がかえるようにした方が良いと思う
何の面白みも無いと思う
自分では何もやってないし(自分で考えて自分で選択してない)、ただ指が疲れるだけだから
ミクシのコピペコミュより再コピペ(なお表記上の都合により一部改変)
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予期せぬ時に予期せぬ出来事が起きると、どうして良いか分からなくなる。
これは、俺が先日体験した話。
俺はその日、市内のデパートに買い物に行った。
デパートと言っても大手のところではなく、ちょいと古い小さなデパート。
雨が降っていたこともあり、平日の昼間、お客はあまり居なかった。
俺は5階にある紳士雑貨で目当ての物を買い、さて帰ろうと思ってエレベータに乗った。
上から降りてきたエレベータには、2人のお客が乗っていた。ちなみにエレベーターガールなんて洒落たものは居ない。
4階に着き、お客は2人とも降りる。エレベータには俺1人。
そのまま下がっていき、3階を過ぎたときだった。
どうやら停電のようだった。
これには焦った。「うぉっ」とか素で言ってしまった。
誰も聞いてなくてよかった。
しばらくすればすぐ動き出すだろうと思ったが、どうにも落ち着かない。
なにしろこのエレベータ、窓がない。しかもなぜか非常灯もつかないので完全に真っ暗。このオンボロデパートめ。
ぼうっと明るくなる。なんとなく落ち着く。
エレベータ内の奥に立っていた俺。
よくある、髪の長い白い服を着た・・・というものじゃなかった。
暗くて色はよく分からなかったが、ワンピースを着たショートカットの女性だった。
俺以外乗っているはずがないのに、そこに居た。
俺は固まった。ほんの数秒だろうけど、俺は動けなかった。
それを見たくなかったが、なぜか視線をそらせなかった。
心の中で、お願いだから振り向かないでくれ、と祈った。
声も出さないでくれ、動かないでそのままじっとしていてくれ、と祈った。
もしそいつがこっちを向いたり、何か、きっと恐ろしい声で何か言ってきたら、
俺は携帯を切った。今度は明かりが怖かった。
馬鹿げてるかもしれないが、その明かりのせいで、そいつがこっちを向いてしまうのではないかと考えた。
徐々に暗闇に目が慣れてきた。そいつは相変わらず、角に頭を付けるような格好で、こちらに背中を向けて立っている。
俺はじっと固まっている。嫌な汗がたくさん出てきた。
・・・するとそいつが動いた。
背中を向けたまま、操作パネルの方に動いていった。歩いている感じではなかった。滑るように、音もなく動いた。
俺はなんとか叫ぶのを堪えた。声を飲み込んだ。
俺はもう、ガタガタ震えていたと思う。もうダメだ、もう限界だ、と思った。
暗かったはずなのに、そいつの指はよく見えた。爪も剥がれてボロボロの指だった。
そしてゆっくり振り向いて、低い、低い声でこう言った。
俺「君との恋に落ちたいね」
霊「ステキ!抱いて!」
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長文失礼。
仕事の内容はともかく、今時の婚活でも書類選考の際に収入ではじかれることは無い自信がある。
問題はお金で解決できるようになった。
彼女が居たことがない。
女性と手をつないだのは中学のフォークダンスが最後なので、コンビニ店員からお釣りを受け取る際にちょっと手が触れるとドキドキする。
キスももちろんしたこと無いし、魔法使いだがMPがゼロなので何もできない。
妹は結婚し出ていった。
俺は別に家庭に対する憧れとか無いし、嫁や子供が出来たとしてそんなモノを背負える能力が無いのは分かっているのに結婚やら子供だ家庭だというのは無責任だと思ってる(今後高齢化社会で若者が暮らしにくくなるのが分かっているのに子供作るなんて子供が苦労するだけだろうが)。
お金が出来たので、「お金で解決できることはお金で解決してみればいいじゃない」と思うようになった。
何事も、経験せずに否定するのは良くない。
緊張しすぎると逆に頭は冷静になるタイプなので、結構何とかなった。
最初に想定していた嬢は色々あって予約できなかったので、受付お勧めの嬢を予約した。
ブスでなければ誰でもいいのだ。
どうせ行ってみなければ分からないし。
2時間で6万円。
さぞかしスゴいのだろうと思った。
失礼があってはならないと、取っておいたホテルでシャワーを浴び、丁寧に髭まで剃った。
借りたレンタカーで店へと向かう。
汗をかかないための措置だ。
店に行くのに難儀した。
ラブホを改築した店らしく、フロア毎に同じグループの別店舗が入居している。
エレベータで予約した店へ。
客が他にいなかったのか、1人掛けソファーが5つだか並ぶ待合室に俺1人。
6万を払いドリンクを飲みながら待っていると準備が整ったとのこと。
部屋に案内されると、常夜灯ぐらいの明かりで暗い室内に、嬢が三つ指ついていた(暗くてどこにいるか分からなかった)。
写真では顔は向こうを向いていて判別不能だったが、それでも"写真と違くね?"と思った。
ブスではないのでよしとするが、よく言えばスレンダーで、ちょっと好みと違う...
椅子に案内され、会話しながらゆっくり服を脱がされ、嬢も脱いだ。
なんか凝視したら失礼な気がして、チラチラ見てた。
緊張で元気がなくなったりしないか不安だったが、とりあえず立つものも立っておりホッとする。
椅子洗い中に○ェラされるが、刺激が少なく感じた。
とは言え相手も仕事なので達してあげないといけないような気がしたので快楽に任せて達してみた。
このあたりで、自分はあれほどあーでもないこーでもないと思い描いていた行為に、非常に冷めていることに気づく。
気づくと騎○位で挿入されていたが、その時はちょっと感動的なほど暖かかった。
マット開始直後、肩・首をなでられたのはすごく気持ちよかった(ただのマッサージじゃねぇかこれじゃ)。
足の指の股まで舌で舐めとられながら、"仕事とはいえ嬢にここまでさせるものは何なのだろう"と考えてしまう。
ベ○ド。
「正○位でしてみる?」と言われるままに合体。
そんなに気持ちよくない。
気を使いつつも何とか中で達することが出来た。
その後はお互いの身の上話から鬱病闘病の話で盛り上がり時間に。
...6万も払って2回ですか?こんなもの?
そういえばキスもしてないような...プロはキスしないと言うけど...
何事も、1度の経験で物事を判断するのは良くない。
そういうわけで、吉原高級店で二輪をしてみるという発想に行き着く。
この店はメルマガ会員になると初めてでも1週間前から予約可能だった。
前日に再度確認の電話をすると、予約の嬢1名が急遽休みとの事だったが、より評価の高い嬢の予約に成功したのでよしとする。
当日は駅まで送迎を頼む。
危険なので止めて欲しい。
店につくと、待合室に俺含めて合計3名。
残り2名は客先行ってきますと言い残して来ているオヤジにしか見えない。
一番最後まで待たされ、お呼びがかかる。
写真写りがいいんだなぁ、ぐらいの嬢2名と対面。
手をつないだか腕を組んだか覚えていない。
B嬢に股間をわさわさされる。
下着にシミが出来てた。
タオルを掛けられ下着を脱がされる。
手コキ→○ェラとキスの同時進行。
キスは初めてだったので、A嬢の「もっと舌を伸ばして」との指導に言われるがまま従うのみ。
その後、A嬢の騎○位とB嬢のリップ同時で達した。
A嬢から「イク時は教えて」と言われていたが、どのタイミングで教えればいいか分からず、ちょっと怒られた。
洗ってもらい、湯船へ。
パイ○リを所望し、B嬢にしてもらったが、期待していたほどではなく、そうでもないと感想を漏らしたら、B嬢はプリプリと怒った。
マットは...これもそうでもなかった。
うつ伏せ状態で股間のモノを腹とは逆向きにセットされ色々されたのは初めての刺激で言葉にならない感じだった。
再びのベッド。
B嬢と正○位→座○→バック、A嬢と騎○位→手コキ。
一連の行為の最中、"この人達も仕事なのだから中でイカないと失礼なのだろうなぁ"と思いながら汗だくになりながら腰を振った。
そんなことを考えながらなので、全く達する気配がない。
結局、中で達することができず、A嬢の手コキで達した。
送迎のミニバンに3名押し込まれ最寄りの駅に。
そこでこれから店に行く3名と交代するように車を降りた。
2時間13万も払っているのだから、余程のことでない限り、こちらの好きにすればいいのに、"相手に申し訳ない"などと考えてしまい、"気持ちいい!最高!"とまでは思えなかった。
ここで、俺は自分がS○Xに向いていないんだと気づいた。
一目惚れもしたこと無い。
誰かをどうしようもなく好きになったことも。
恋愛もできず、S○Xもできないとなれば、俺はどうすればいいのだろう。
したようだ、というのは、式を挙げたが呼ばれなかったからだ。
正確には「(恋愛することに対してコンプレックスを持っている俺は)素直に祝ってやれる自信がないから、招待しなくていい」と断ったからだ。
とはいえ、仮に式に呼んでもらったとして、どんな顔をしていればよかったのだろうか。
式が無事に終わった旨連絡を受け、ここ数日、どうしようもない孤独感に苛まされている。
俺はこれからもこうやって生きてゆくのだろうか。