はてなキーワード: 寄生虫とは
これには条件がある。
北朝鮮がミサイルをぶっぱなして、かつ国会議事堂に落ち、さらに無能な政治家が一同に会していることを条件とする。
もう今の政治家は時代の流れも読めなければ、国は平気で非論理的な施策を打ち出す。
もう金がないのをわかってるのに、政治家は浪費する。さらにじいさんばあさんの喜びそうなことしかしない。
じじばばに税金をたんまり使い(医療面、介護面)、年金やら何やらあらゆる保障を働いている人間から奪う。希望までも。
なんで口べらしの被害に合うのが若い働ける世代なのだろう?じじばばのために狩りを行い、自分らは餓死するようなものだ。
本当に今の政治家は全取っ替えしないとやばい。本当に日本の社会のために働ける人間が少数派で存在していても意味がない。そういったあるべき組織に置き換え無いと、少数派の人間は数で潰されてしまう。
だから全取っ替えが必要なんだ。でもそれって非現実的なので、同じ非現実的ながら可能性がゼロではない北朝鮮ミサイルに希望を込めている。
くそっ、あのかりあげの頭に乗っかってる黒電話がうちの電話から繋がらないのが悔やまれる。
[追記]
日本を応援しているからこそ書いたわけで、別に日本人が嫌いなわけではない。
朝鮮人は寄生虫みたいなものだし、中国人は数百年前の時代を生きているかのような倫理観しか持ち合わせてないからどっちも大嫌いです。
今は増田が言うような、三食きっちり作る母親の方が否定される時代。
仮にCMで三食きっちり作る母親の姿が放映されたとする(どんな内容で何を宣伝するCMだよとは思うがそこは置いといて)。
間違いなく「こんなの専業主婦でないと無理だろ」「専業なんてただの寄生虫だし時代遅れ」と思われて終わり。
今度は「この母親大変そう」「見てて辛い」「こういうのがあるから母親が追い詰められて云々」「少子化が進んで云々」となる。
大体「家族の幸せな食卓」的なCMって、外食か中食かクックドゥ的な「自炊を簡単にする商品」のものしかないでしょ。
そういうものを使わない家庭を「幸せそう」だと思う人がどんどん減ってるんだよ。だからそういう姿はCMにならない。
リゲインの「24時間戦えますか」だって、今流せば炎上間違いなしだろう。
かつて尊敬された「企業戦士」は、今は「社畜」として憐れまれる存在になってる。
同じように、増田が言うような「自分を犠牲にして家族に尽くす母親」ってのは
「家族の為にやっているのではなく、本人が料理が好きで楽しんでやっている」という事を強調するしかないと思うわ。
その女は彼氏と一緒だったらしいが、
彼氏も止めることはなく女はこう言い続けた。
「この席で携帯いじってんじゃねーよ、おめーだよ、きこえてんだろ、無視してんじゃねーよ、おい馬鹿、きいてんのか?聞こえてんだろ?ここは携帯使っちゃいけない場所なんだよ、ブス女おめーだよ無視すんな」
と、
働き疲れて少しのあいだ席に座りスマホをいじるOLに罵詈雑言をあびせかけていた。
とっさに、
これは暴力事件になるなという気がして、
「お姉さん“混雑時におやめください”と書いてあるから携帯操作ははいいんだよ」
と、
ふだんなら絶対に行わないキチガイとのコンタクトをとってしまったのだ。
女はこう返してきた。
「私はペースメーカ入ってんだよ!」
そして、またOLをなじりはじめた。
このあたりでOLもキチガイの独り言ではなく、他者に自分に向けられた悪意だと気付いた。
俺は虚言だと思いながら、「昨今のペースメーカは携帯の電波の影響を受けないから、注意書きが変更されたんだよ」などと言おうと思ったがやめた。
なぜなら、先程キチガイとのコンタクトをとってしまった事を猛烈に後悔し反省していたからだ。
「ほらね、携帯きって操作しないから、これでいい?少し静かにしてね」
そして、次の駅に着くまで、
キチガイ女はまだ若い、そこまででかい声でもなく軽微なキチガイだ。
頭が可哀想にな、そう思って目を送ると、
カバンにはそれが付いていた。
赤いタグ。
白い十字とハートマークも付いている。
俺はこのマークですら、内心は「こんなキチガイ女だからメルカリで買ったんだろ」と思っているのだが、
しかしだ、
少し悪いことをしたなぁという気持ちになった。
ハッキリ言って、
携帯の電波がペースメーカに影響を与えない事など誰でも知っている事だろう。
尚更彼女はまだ20代に見える若さだ、昔の誤った知識ではなく、
正しい知識をもっているはずだ。
彼女は何に憤慨していたのか。
それは、「障害者マーク付けてるのに、優先席に座れないこと」だろう。
毎日8時間以上働き疲れている健常者である社会人の方が疲れて死にそうなのに、そんな元気にずっと喋れるやつが死ぬの?
俺なんか体重3桁でうつ病デブのヘルニア持ちだかは座らなきゃ腰が死ぬが、それでも冷や汗かいて立ってる時もある。
障害者は偉いのか?
障害者は優先されるべきなのか?
こんな事は思いたくなかったが、
健常者が一生懸命働いて収めた税金を吸って暮らす寄生虫のような劣等遺伝子、雑魚の分際で、
何を納税者である毎日頑張って働く健常者様に文句を言ってんだよと、
優先席はお前ら障害者に与えられた玉座じゃねぇよと思ってしまった。
でけぇ顔して、ふんぞり返って「どけよ」なんていうべきじゃねえ。
お前らは他人のお情けで生かされて、保護して頂いているということを忘れるな。
健常者達の行為によって、
罵詈雑言をぶつけるのはお門違いではないのか?
障害者は席を譲って頂くのが当たり前だと思うな。
譲って貰えないからと口汚く健常者を罵るな。
http://mw.nikkei.com/sp/#!/article/DGKKZO15584470R20C17A4TY5000/
寄生虫はちゃんと宿主に敬意を払おうな
米フロリダ州のホテル・飲食業管理当局が同州パームビーチにあるトランプ大統領の豪華別荘「マール・ア・ラーゴ」の調理施設を今年1月に検査し、13項目で衛生基準違反を見つけていたことが15日までにわかった。
このうち3件は食物関連の疾病などを直接もたらす恐れがあるとして、緊急の対応を求めたという。
2件は生肉保管に関するもので、トランプ氏の好物であるミートローフなどに使われる牛肉も含まれた。冷蔵温度の上限値と規定されるカ氏41度(セ氏5度)を超える状態で保存されるなどの不備を突き止めていた。この他、寄生虫除去が不十分となる方法で調理した海産物の提供も指摘。魚類は十分に調理することを求め、そうでない場合は投棄することを促した。
衛生検査は今年1月26日に実施されたもので、トランプ氏の大統領就任後では初めてだった。今回の違反事項の発覚は地元紙マイアミ・ヘラルドが最初に報じていた。
マール・ア・ラーゴは会員制の施設。衛生基準違反の指摘を受け、必要な是正措置を実施し最終的には検査に合格したという。
トランプ氏は同別荘を1985年、500万ドルの価格で購入。今年1月には入会金を倍増し20万ドルとしていた。1月時点での会員数は480人で、上限は500人と設定している。
トランプ氏は大統領就任後、週末を過ごすため別荘を再三訪問し、ゴルフなどを楽しんでいる。今年2月には日本の安倍晋三首相夫妻を招待する首脳外交にも使用していた。
フロリダ州の公式データによると、マール・ア・ラーゴが何らかの法令違反容疑などで調査対象になったのは14年以降、計55回に達する。
第二次性徴を終えたきみは、自分が性の供給側に立っている実感をきちんともっているだろうか
他人から性的な視線で見られることを考えて、気持ち悪いと思ったりしてないだろうか
性に自信がない、などというのは言い訳だ
性を消費したことがあるのなら、自分も性を供給する責任があることを考えなければならない
きみたちは自身のどこか性的な部分を磨く努力をしなければならない
そしてそれを誰かに与えなければならない
性は無限ではない
我々は性を交換することで生きている
恥ずかしい部分を見せ合うことでお互いを受け入れあっている
そのようにして与えられたものであることを忘れ、なんの損失もなくただ受け取ろうという考えをもっていないだろうか
周りの蜜を吸い尽くして満足するのではなく、自分たちも蜜をつくって周りに与えるのだ
蜜の交換、それが望ましい性世界の形だ
http://anond.hatelabo.jp/20170213135514
この記事はいろんな論点がごちゃまぜになっていて、ブログ筆者の頭の中で整理されてないから結局なにを言いたいのか分かりにくいんだけど。
とか言って出てきた奴が、
はあ?日本の税法にそんな規定は存在しませんが?どの税目の話でしょうね?
この人が言ってるのはたぶん社会保険のことですね。
(一応世の中には国民健康保険税なんて言葉があるけど明らかここでは関係なし。)
別にさあ
「自分が極めて曖昧な知識しかもってない」っていう自覚は欲しいよね。
どうしてもやりたかったら議論の前に勉強必要だって思えるじゃん。
「社会保険料を払わない専業主婦が社会保険金を受け取るのはおかしいではないか」
ということですね。
簡潔かつ正確になりましたね。これが整理です。
(こいつが自分で言ってた整理というのは
「知識ガバガバ論点ガバガバなまま自分の言いたいことに集中する」
ことなので、厳密には整理とは言いません。
たとえば部屋を散らかしたまま「今日はこの仕事をする!」と打ち込んでも
それは集中ではあっても整理ではないですね。)
働かないのは別にいい。でも税金を納めてないのに税金で賄われる社会福祉を納税してる人と同じく受けたいというのは、どうなんだろう。
いやいや、お前は専業主婦を寄生虫と呼ぶ人達と全く同じ論理だよ。
ニートも老いぼれも障碍者も休職者も社会福祉から追放しないとねーっていうお馴染みのあの論理じゃねーか
「病人や障碍者には配慮するし!」っていうのは枝葉の議論であって、それさえ言ってたら心あるリベラルだとはなりません。
きょうび新自由主義保守でも「病人や障碍者には配慮します」ぐらいは言うっつの。
長谷川豊ですら「同情出来る病人は殺しません」って言ってただろ。
お前はソッチ系です。
別にそれはそれで一つの立場なのでいいし、嘘をついて誤魔化すのはやめろ。
・ズルをしてる奴がいて、そいつらをしばけばうまくいくという単純な思考
・強い被害者感情
というあたりであって、お前は明かに全部満たしてるだろ。
1番目の項目さえきちんとしてれば2番目3番目もそう安易な方向へ走らないから。
逆に1番目の項目をきちんとしないままお前と逆方向の感情に走るのがバカリベラルな。
こいつらも相当に有害。
はてなはこれが一杯いる。
制度がよくわかんねえまま良心やリベラル心だけで吠える、これも立派な害悪。
もう俺が求めてることは分かってくれただろう。
だけだ。
でもそれぐらい負担するのが暇と知性のある市民の義務だろうが。
念のため言っとくと俺は保守だし男だしたぶん生涯独身になりそうだし
第三号被保険者制度は時代に合わなくなって来てるとは思ってるよ。
でもそれはお前のような雑で未整理な寄生虫議論とは全然違うルートの論理なんだ。
たとえば専業主婦なんてのは見方によっては「労働(家事労働育児労働介護労働その他)してるのに金銭収入を得られず外で働く女性に比べ圧倒的に立場の悪い弱者」でしかない場合もあるが
お前はその程度のことも考えてないだろう。
結論が似た方向でもお前みたいなのと馬並べたくねーんだよ。
この記事はいろんな論点がごちゃまぜになっていて、ブログ筆者の頭の中で整理されてないから結局なにを言いたいのか分かりにくいんだけど。
日本では現状、「働かないママ」つまり専業主婦は納税義務を自動的に免除される存在なんだよ。
働かないのは別にいい。でも税金を納めてないのに税金で賄われる社会福祉を納税してる人と同じく受けたいというのは、どうなんだろう。
「働かないママ」でも保育園幼稚園などの育児サポートを必要とする場合があるのは理解できる。
労働環境も改善されて、ブランクがあっても復職・転職が容易なように、それ以前に大企業正社員とそれ以外の労働者の権利が平等になるようになってほしい。
ただしそういうことを論じるなら、この筆者はまず第三号制度についてどう考えているのか明示すべきではなかったか。
よく言われることだけど、高福祉社会の北欧は税金が非常に高い。
育児休暇は父母ともに取れるしサポートも手厚いが、半年から一年たてば元の職場に戻るか別の仕事に就いて働き始めるのが普通。
日本のように会社員と結婚したら子供がいてもいなくても税金を納めずにすむ社会ではない。
専業主婦(夫)の立場になったら子供がいなくても成長して独り立ちしても一生納税しないですむっておかしいと思わないか?
念のため言っとくと、私は保守ではないし専業主婦を寄生虫とか呼ぶバカどもに賛同する気は毛頭ない。
ブログ筆者は彼女なりに頑張っていると思うし、「働かない」というより「働けない」人たちまで働けなどと言うつもりもない。
でも左が強いと思われるはてなにおいて、ある種の階級制度である三号制度についてのツッコミが上記記事のブコメにほぼないのは残念だ。
高福祉社会を目指すなら心身に障害を持っているなど特別が事情がないかぎり国民は納税義務を負うことを受け入れなければならない。
働けないのであれば夫が二人分納めるとかの提案が「働かないママ」から出てこない現状で「味方」になるのは難しい(そもそもなぜ、どんな「味方」が必要なのだろう?)
この節ではライブ音源を礎と築いた伝説とまで称されるマイク・ミラードという人物を紹介しよう。
彼自身に関してはWikipediaをはじめとして、雑誌の特集や個人のブログ記事を通して幅広い話題があるので人物名のみの紹介で割愛する。
前節でも話に触れたマイク・ミラードが伝説のテーパーと言われる所以は、何も伝説と称される名演を残したことだけではない。
本人の意図せぬ部分である可能性はあるが、彼の歩む足跡に付随したテープ・トレード文化の発展に貢献した軌跡である。
本稿はテーピング・ポリシーに則ったアーティストのテープ・トレードの文化に対して触れることはない。
確固たるシステム、または精神が介在することのない海賊版の流通経路、関わる人間達の側面に対して潜考するための草稿である。
容赦願いたい。
マイク・ミラードがパラノイアと誇張表現を得るまでに至るには、収集家、好事家といった類の人種が関与する。
聖地と呼ばれる西新宿で販売される製品も、データを取り出した後は製品としての価値が形骸化する。
生産数が限られた廃盤製品とは違い、複製されることが前提であるブートレグは実物として鑑賞に耐えうる強度を持たない。
昨日の日付の演奏も、インターネットの海を眺めれば数時間もしない間に流布されたライブ音源を入手出来る。
それは砂浜に漂着した瓶詰め入りの手紙のように。
収集物に関しては興味を持たない人間には一銭の価値も感じられないものが多い。
生前の身内のコレクションを二束三文で手放したという事例を耳にする限りでは少ない話ではない。
"事物が本来の実用的な機能から切り離されて日常とは別の体系に組み込まれること"という哲学者が打ち立てたコレクションの定義を借りて、ブートレグ・コレクターを表するなら鑑賞を前提としない膨大な演奏の記録を持つ人種である。
だが、彼らのコレクションがアーカイブとして日の目を見る日は来ない。
密造酒は興味を持たない人間には味を噛み締めながら酔うことは叶わない。
それは味を理解出来る人間にしか味を説明出来ないことでもあり、コレクターが希少価値を訴える相手が同種の人間に限られる。
マイク・ミラードは自身の録音が外部に供給されないようにテープにデジタル信号を付加するなどの工程を経た。
それは自身の録音のコピーが出回った際に誰が流布したか把握するように念を押した作業であった。
現在では容易にミラード・テープを見つけることが出来るが、当時は残したアーティストの演奏の内容、また入手のし難さから数多くの好事家が録音を欲した。
中には彼の死後に彼の生家を訪ねた者もいるという。
趣味で集め始めた者がいつしかコレクションの穴埋めをするという脅迫観念に囚われ、寄生した。
彼が懸念した事態は奇しくもミラード・テープを愛する人物達からの評価と、年月を経たテープ・トレード文化の発展の影に忘れ去られた。
市場が介在しない空間で語られる希少価値という曖昧な価値観に汚染された人種はやがて、パラサイトとなる。
マイク・ミラードが残した同時期から日本でも同じ状況であり、秘密裏に録音された多数のライブ・テープが存在する。
古くは音楽雑誌での投稿コーナー、インターネット黎明期に於いてはファイル共有ソフト、好きな内容を書き込むことの出来る掲示板まで、ライブ会場で知り合ったアーティストのファン同士の交流から、現在ではSNSまで水面下ではあるが数多くのブートレグが生産され、流通する。
Dead Headsに倣うように群れを成して活動した録音者達が、日本のアーティストの録音を販売したことで逮捕される事案も聞かない話ではない。
YouTubeから連なる動画共有サイトでも初期の段階では、日本のアーティストの動画も数多く見受けられた。エンコード情報を消す手段を知らない者から得られなかった者に供給される状況は、テープ・ヴァインに連なってコンパクトカセットかDATを使用しダビングによる劣化する状況を再現する。
とあるアーティストのニコニコ大百科の項目では、ブートレグの存在を明記されるほど動画共有サイトの発展は影響を及ぼした。
ともあれ、YouTubeでも著作権侵害での削除要請が相次ぎ、現在では日本のアーティストのライブ録音を公に聞ける場面は少ない。
コンサートワッチを嗜む人間は録音現場であるライブ会場で知り合うこともあり、時には機材者の駐車場の取り合いになることもある。
デビューを前提に結成されたアーティストではデビューからブレイクに至るまで、また精力的に活動する現在までの公演の80%の記録が現存すると言われている。
現在ではマスタリングの手法が容易になったこと、高品質の内臓マイクを備えた録音機材が安価であることも鑑みると簡単にミラード・テープに匹敵すると言っても過言ではない録音を生産出来る。またスマートフォンの流行による簡易的な録音も存在する。
特に売上の上位に列なるアーティストの大規模なツアーが行われる期間には、音楽交換掲示板の投稿の量も膨大に膨れ上がる。
彼らの多くはメールで連絡を募り、アップローダーを利用したオンライン・トレードを行う。
海外ではDimeを中心とした界隈があるが、ライブ会場に足を運べなかったファンが、その日の間に新しい演奏を聞こうとするのは日本でも難しいことではない。
時にテーパー、トレーダーの各種が集う場所には目的の物を耳にすることで出来なかった愚痴や被害報告の類も見受けられるが、
ライブ会場でのアナウンスにもあるように禁止行為ということを理解しながら禁忌に触れようとする連中である。
善も悪もないのが前提だ。
表立って行動しない録音者から音源を入手した後に、希少価値を訴え、人の褌で相撲を取るトレーダーも一定数はいる。
マイク・ミラードが至った思考は時代のうねりを渡ろうと、現在のテーパーにも精神は濃厚に受け継がれる。
( 4 ) 決別
筆者自身も隠しもしないがテーパーであり、コレクターでもある。過去形だが。
ひとつの音声ファイルでも再生時間は数時間になり、非可逆圧縮音源だとしても保存容量は比例して肥大化する。
ブートレグを入手することのメリットを語るとすれば、自身の生前以前のライブ音源を聴けることや限られた会場でのみ披露された楽曲を聴けることであろう。
だが、マイク・ミラードが録音を残したことは後世を憂いてのことではない。彼は自身の録音が拡散されることを望まなかった。
彼の近親者のみが入手したfirst-generation copiesと呼ばれる最初のコピーは、彼の直筆のイラストや文字が散りばめられ包装としても凝ったものであった。
簡素なダビングでも済む作業に余計な一手間を付け足したのは、彼がパラノイアであったからではない。
喜ばせることを前提として、実物としての鑑賞にも耐え得る付加価値を生み出そうとしたからだ。
複製の芸術でもある写真を表現手段と選択するアーティストは生産数を限定して、価値を高める。
現在、流通するミレード・テープのコピーに彼の意思は介在しない。
それは現在でも同様に個の間柄から逸脱しては配布されるブートレグに於いては録音者自身の意図は抜け落ちる。
ミラード・テープの精神はテープ・トレードの文化で生まれた星の数ほどあるブートレグにも共通する。
またテーピング・ポリシーを持たないアーティストのファンの間では、流通しないライブ・テープを持ち合わせないトレーダーは相手にもされない。
テーパー同士の限られた関係性の中でしか交換されることのない録音も存在する。同時に寄生虫は繁殖する。
自身の経験を振り返っても、総再生時間にして年単位に匹敵する膨大なライブ音源を耳にすることはない。
愛着と思い入れのあるブートレグ、またはテーパーとしての自身の録音を耳にすることの方が有意義であろう。
ライブ音源を耳することの最大限の感情の再現性にある。時にライブ会場の音響よりも優れた音質で聞かれる演奏には違った感情が湧き上がるかも知れない。
アーティストの込めた感情は違った形ではあるにしろ、いつか聞きたい者の耳に届くことだろう。
パラサイトから見れば喉から手が出るほど欲するブートレグの大半のデータを削除した。
人生を賭けて手に入れようとしたライブ・テープを入手した時から遅かれ早かれ決断しようとしたが、この瞬間に決別をしよう。
ミラード・テープは彼の友人のために。何より彼自身のためにある。我がテープは我が友のために、誰より私のためにある。
Thank You Tapers. I Love You Baby. Fuck You Traders. I Hate You Baby.