はてなキーワード: 調理とは
自炊の初歩として「麻婆豆腐」はとてもおすすめできると考えている。クックドゥーの素を買ってくれば済む話と思われるかもしれないが、それでは麻婆豆腐を通じて得ることのできる経験をスルーすることになってもったいないし、何しろ高く付く。麻婆豆腐は自炊スキルと高めることができると同時に、節約料理としても最適である。そして、美味い。三拍子揃っている。
自炊の第一歩としては「カレー」の右に出る者はいないかもしれない。是非ともカレーをマスターしたら次は麻婆豆腐にチャレンジしてほしい。
本稿では自炊としての麻婆豆腐の素晴らしさについて紹介していく。
・ひき肉 250円
・長ネギ1本 100円(相場変動が激しいが1本50円〜100円で買える)
・豆腐2丁 100円(買う店によるが2丁で50円〜100円)
・片栗粉 数円
計450円〜550円。これでだいたい5食分できるので1食約100円。私は白飯よりもおかずを多く食べるので5食分としたが、人によっては10食分になるかもしれない。だとすれば1食50円だ。さらに、節約したいならひき肉を減らして玉ねぎや豆腐を増やせばいい。上記は肉の分量が多めの配分になっている。
一度にどのくらい作るかは各人の自由だが、1食あたり50円〜100円であるとご理解頂けるだろうか。白飯1杯もだいたい50円と言われているので、節約麻婆豆腐で飯を食えば1食100円に収めることができるということ。かなり魅力的な節約レシピではないだろうか。作り過ぎたら冷凍すればいい。
麻婆豆腐というと何だか面倒臭そうな料理に思えるかもしれないけれど、どの料理よりも簡単であることが作ってみるとわかる。基本的に「炒める→お湯に浸す→片栗粉でとろみを出す」の3工程だけである。慣れてくると10〜15分くらいで出来上がる。
自炊というのは面倒くさい。特に、今すぐに食べることができないのが面倒である。だけど、麻婆豆腐は「あ、腹が減った」と思い立って作ることができる。極度にめんどくさがりでカップラーメン大好きの私でもできる。
麻婆豆腐は沼である。誰もが世界で一番美味しい自分だけのカレーを作ることができるように、あまり知られていないが、麻婆豆腐にもそれが当てはまる。
自作の麻婆豆腐を作るためには「豆板醤」なるものが必要っぽいことをまず思い付くだろう。で、それを買ってきて作る。うーん、とりあえず麻婆豆腐っぽいものはできて食べれなくもない、けど何かが足りないんだよなー。
調べてみると「甜麺醤」という甘みを加えるための調味料もあるらしい。「豆鼓醤」というのもあるらしいが、まーこれはよくわかんないからいいや。と、甜麺醤を加えて作る。うん、前回よりは美味い。だけど何か味に深みがないっていうか、店とかで食べる麻婆豆腐とは程遠いな。何が原因なんだろ。
満を持して「豆鼓醤」を買ってきて作る。食べる。……美味い!豆鼓醤すげえな!豆鼓醤それ自体を舐めてみてもはっきり言って何だかよくわからない。だけど、麻婆豆腐に入ると味に奥行きが出る。驚愕する。
最近ではゴマ油を大量に使って作るとさらに美味しくなることを発見した。何か物足りない時には「中華スープの素」か「醤油」か「豆鼓醤」を入れておけば問題ないこともわかってきた。
このように、美味しい麻婆豆腐を作るプロセスにおいて、好みの味に仕立て上げるための方法を自然と会得できる。材料費が安いので何度でもチャレンジしやすいし、調理時間も迅速なので結果がすぐにわかることも長所だ。
中華料理は強火が基本だ。麻婆豆腐も例外ではなく、弱火でちんたら調理するよりも強火で豪快に作ったほうが美味しいし、調理時間も短縮できる。最初から最後まで基本的には強火だ(水溶き片栗粉を入れる時には火を止め、入れた後は中火)。
油断していると焦げる。従って、頭はフル回転で事前準備も抜かりなく行うことになる。疲れると思われるかもしれないが、やっているうちに楽しくなってくる。手が空いたら勢いに乗って調理器具を洗おうというやる気も出る。面倒くさがりな私が調理器具を調理中に洗うのは麻婆豆腐を作っているときだけである。
麻婆豆腐は難しい料理ではない。焦げる心配があるのも炒めているときだけ。だから、料理に慣れていない人でも思い切って強火でやってみてほしい。失敗しても材料費は安い。
自作の麻婆豆腐は美味い。こんなに簡単に作れるんだと驚くし、人に話すと「料理ができる人」との称号も得ることができる。
そしてある日、中華料理屋に行く。すっかり麻婆豆腐の魅力に取り憑かれたあなたは麻婆豆腐を注文する。この店の麻婆豆腐とやらを食べさせてもらおうじゃないか。お手並み拝見と行こう。
──う、美味い、と衝撃を受ける。え? これすげーな!ピリ辛がやばいぞ。どんだけ花山椒入れてるんだよ。このジャリジャリしたのなんだろう? 胡椒? うーん、わからん。つーか、油こんなに使っていいのか。えー、こんなの家でどうやったら再現できるんだよ……。
こうしてあなたは自分がまだまだ未熟な麻婆豆腐職人であることを知り、より一層自宅での修行に励むこととなるのだった。ハッピーエンド。
それでどう調理するの?
https://logmi.jp/business/articles/175740
ケーキのレシピにちょっとラム酒を入れるとか、七面鳥料理のグレービーにワインを加えるとかする時に、沸騰してアルコールは飛ぶから問題ないという話を聞いたことがあるかもしれません。
これは部分的に正しいことです。アルコール分のいくらかは飛んでなくなります。しかしすべてがなくなるわけではありません。アルコールをなくすためにはいくつかの条件が必要なため、料理ができ上がる頃にはすべてなくなっていると決めてかかることはできないのです。
加熱されることにより、調理中にアルコールが蒸発すると考えるのは筋が通っています。エタノールという、飲むことの可能なアルコールは沸点が比較的低く、だいたい摂氏78.5度くらいです。
加熱調理する時は通常それより高い温度になるはずです。しかし、料理中のアルコールは沸点に到達したらすぐに蒸発するわけではありません。時間がかかるのです。
10/29 DVDのダビング依頼枚数が1枚であることにキレる。どうせ今言ったってケロケロ忘れやがってお前ら何も覚えてねえんだろ!?無駄だ無駄!!と叫んでいるので、既に犯した過ちはともかくまだ誰もやっていない未来の過失を仮定して怒り狂うくらいなら自分で依頼しに行けば絶対に間違いがなく良いのでは?と提案したが、何言ってるかわかんねえんだよ日本語喋れ猿!との返事だった。
10/31 家族の常同行動がひどく発声がいつもよりうるさかったことにキレる。うるせえ!!と叫びながら枕を複数相手に投げつけぶつける。逃げる姿を追いかけ殴る素振り。うるさいから止めなよと声をかけてきた相手にはお前の声がうるせえんだよ!!とのこと。私にはその声のほうが大きく感じた。
11/3 我が家には電子レンジで温めた料理を台所から出すときにラップをつけたまま食卓へ持ち込むとそれを奪って食べようとする者が存在するのでラップは外さなければならない。それを無視して食卓へラップを持ち込みラップを食べられそうになってキレる。熱かったから外せないとか面倒だとか言っていた。キレているときは閾値が下がり目につく範囲に少しでも不快なものがあると連鎖的にキレるため、食卓にスマートフォンが置かれていることにもキレていた。本人は食卓によく携帯電話を置いている。
11/5 それまで何事もなく平穏に会話していたのに見張りを甘くしていた自分のメモを奪われ破かれただけで簡単に沸点を突破し行動障害者を平手で叩きながら「ブッ殺すぞ」と叫んでいる。背中には手の跡が赤く残った。声をあげれば「ん?何?またなんかやんの?ブッ叩かれたいの?」と知的障害者相手に脅し文句を使い、「叩かれたくてやってるんだからリクエストにお応えして叩いて差し上げますわよ」と言っている。
11/10 チラシ破りの常同行動でゴミを散らかされたことにキレる。言うことを聞かないので蹴る・叩く・髪の毛を鷲掴みにする・怒鳴る等の方法で対象を威圧。発達障害者である相手は混乱し同じような大声で叫ぶ、それを抑えようとして更に大声で怒鳴りつける、発狂が共鳴している。毎度のことだが後でこれらの件について尋ねても適切な躾であり自分は冷静であったという旨の主張をする。正気か?障害手帳持ちよりもはるかに厄介。
11/11 今日も機嫌が悪い。鞄にしまったチラシを破かれてキレる。これが仕事の書類だったらどうするんだと言いながら叩く蹴るを行いアイツを檻に入れろとのこと。反抗してこない相手にはいくらでも暴力をふるう。そんなに嫌なら出ていけばと言うと、財産分与の話をしはじめる。チラシを破かれたくらいでと言うと積み上がってきたものがあるとの返事。家族全員そうだが。
11/12 今日も機嫌が悪く「やめなかったら殴るって約束したのにやめないんだから殴らないといけねえだろ!?」と言いながら知的障害者を殴っているので「やめなかったら殴る、約束した」と告げて殴ってやった。大変機嫌が悪くなり俺が悪いので出ていくから財産分与をしろというようなことを言っていた。怒りながら乱暴に食器洗いをしていたが、後で見たら洗い桶の中に割れた皿がそのまま入っていたので片付けた。ケガがなく良かった。
12/31 11月後半、12月と比較的落ち着いていたが、年末に入り全員が家にいる時間が増えたことで衝突が増えた。昨日はビニールを食べた障害者を平手で殴っていたが、今日は、昼食後、食器が片づけられていなかったので、調理しようと思っていた冷凍エビの解凍が思うようにできなかったことに異常に腹を立てて、相手を「上げ膳据え膳のいい御身分」等と攻撃していた。午後から障害者を半日施設に預ける引き継ぎのため、食後余裕のある時間はなかったが、そのことは考慮に入らないようだ。本人は早めに昼食をとり、引き継ぎが終わるまでリビングでテレビ観賞をしていた。
10/6 久々に書きに来たところ初回投稿がほぼ1年前であったことに衝撃を受ける。秋冬に精神の乱調が起こるのだろうか?毎週末になると不機嫌になることが多いのでサザエさん症候群の一種とは認識していたが、この法則性は気づいていなかった。
夕食時までは特に問題なく安定していたが、突然「数日後に人と約束をして出かけたい」と言い出し、障害者の入浴介助があるので無理、と言われてキレる。私に頼んでいたプレゼントの購入が遅れた(これも認識の相違、認知の歪みがあるが本筋でないので割愛)のですぐに会って渡したい、そんなことは見ていればわかるだろ!毎日毎日このガキに縛り付けられてらんないの俺は!このクソガキのせいで俺の人生ズタボロにされてるんだからよ!とのことで、他の者が自分も数十年ほど夜に出かけていない、と伝えても特にコメントはなくただ怒るだけだった。これからはもう勝手にスケジュールを組むから文句を言うなとのこと。
前にタルタルどばーっのギルティについて書いたのだけどトラバも含め3人しか反応してくれなかったので、今一度実体験を絡めて言及。
先日、某ファミリーレストランガ○トでタルタル派の陰謀ともとらえられる衝撃な体験をした。
まずはこちらを見て欲しい。
とても美味しそうなカキフライと牡蠣ご飯まで並んでいて食欲をそそられる逸品である。
その隣にはレモンとソースを添えているにも関わらず、最低2個はタルタルで食えといわんばかりだ。
百歩譲って2個無事なら許せるのだけど、このメニュー画像を免罪符にしてか、時と場合によっては4個全数にタルタルをかけて提供してくるケースもある。
こちとらレモンを絞って卓上の醤油を少し垂らして食べる気満々なのに、タルタルとかもう全然味変わっちゃうだろ。胸焼けするだろ。
タルタル派がマジョリティなのは構わないんだけど、ソースのように別添えにするという発想がなんでないのかと。
最初に企画したやつは最低2個をタルタルで食すことを強要していることに何故気付かなかったのかと。
最初に企画したやつがタルタル派? まぁそうだろうよ。でもその企画をチェックするやつもいればメニュー写真をチェックするやつもいるだろう。みんなタルタル派なのかよ。
最後の要の調理担当の店員さんはどうよ? タルタル派? そんなにタルタル派ばかりなのかよこの世は。
まあ、言いたいことは言ったし、今度からガストではタルタルは抜いてくださいと頼むからいいわ。
カキフライにタルタルくらいでぐちぐち言うなという諸君には最後にこの画像を見てもらいたい。ハンバーグも食べたいけど物足りないから揚げたチキンなんかも食べたいという時に最適なやつだ。
人間何が幸せかっていうのを考えるとやっぱりやりたいことをやるのが一番だなって思う。
私は焼きそばが、ソース焼きそばが好きなので焼きそば屋をやりたい。これなら私の家の台所でも調理可能であるから今からでも簡単に始められるだろう。そこら辺の屋台が出しているような凡庸な焼きそばでなく、そういうものとは一線を画す、もっとこうエッジが効いているというか、超然としているというか、こだわり抜いた焼きそばを提供する焼きそば屋をやりたい。あと、そういうこだわりの焼きそばを提供するからには、客の方にも質の高さが必然的に求められるので、例えば食べログとかで低評価つけるような味音痴の教育程度の低い客は絶対に入店拒否だし、初対面でもちょっと顔つきが気に入らない形相の方って、たまにいたりするじゃないですか。そういう方にも帰ってもらうことになるのはしょうがないと思う。また、素材とかにもこだわるからどうしても原材料費が1000円とかになってしまう都合上、ひと皿の値段は8万円とかにならざらるをえないのもやむを得ない。あと、そうなってくると、その日の体調とか天候とか気分も焼きそばに影響するから、週に平均して3日くらいは休みが必要だし、一ヶ月くらいの休みを突如もらうなんてこともどうしても半年に一回くらいはどう考えても起こってしまう。
そういうものに、私はなりたい。
原文だと、香り、香り、匂い、と嗅覚情報ばっかり先に立って、本来は最初に飛び込んでくる音の情報が遅い。匂いばっかりだと変化もないので適度に情報の種類を混ぜ合わせた方が楽しく読める。
言葉の意味のかかり方についても、ちょっと不注意だ。「食欲をそそる肉の香りが、ネギ油の香りの中にほんのり広がる」だと、食欲をそそるのは肉の香りだけになってしまう。そういうわけでもないだろう? 両方にかかるように、文を工夫するといい。
鮭と鶏肉と、動物性の具材をふたつも入れたら味が濁るんじゃないかという疑問もあるが、そこはまあ、妥協しよう。どっちもマリネされてるから味が濃くなりすぎないかというのも、ぎりぎりここでは妥協してやる。自分で反芻してくれ。
よろしくないのは、一人称なのか三人称なのかが冒頭だとちっとも分からんところ。第二話と書いてあるので第一話でしっかり出た情報なのかもしれないが、転換とともにそういうのが変化することもあるので、出来れば早くに、人称がどっちなのか、一人称なら誰の一人称なのかを示しておきたい。しかも、さりげなく。「とってもいい匂い」は口語なので一人称であることを示しはするが、口語で地の文書くような素人も多いから、もうちょっと念押ししておきたいところだ。
「フライパンと鶏肉の接触面」って。「接触面」って。そんなの料理中に心に浮かべるか?
語尾がウ段の終止形ばっかりでリズムがない。注ぐ、入ってくる、塗り広げる、広がる、砕いていく、音を発てる、ご飯を加える。すっごい単調。意図がない限り、同じ語尾はせいぜい2回続けるくらいに抑えておけ。
細々指摘するのも大変なので冒頭数行だけいっそ改変してみる。
よく熱したフライパンに適量のネギ油を入れると、弾けるような音といっしょに香ばしい匂いが広がった。
鶏皮を使って油を全体に延ばすと、動物性の脂と溶け混じって、いっそういい匂いになる。パチパチという音まで美味しそうだ。いい感じだぞ。
香りが立ったところで、いよいよ具材を炒め始めよう。まずは鶏肉、火が通ったら野菜も加える。リズミカルにじゃっじゃっ、と音が鳴るようにしゃもじでまぜていく。立ち上るいい香りを大きく吸い込んだら、「あー、絶対美味しいよこれ」と思わず声が出た。私史上、最高かも。フライパンを煽ると、具材と一緒にぱっと炎も宙に躍った。わっ、なんだか気分がアガってくる。
いちおうプロだった俺が書くと、こんな感じ。
だらだら料理手順の説明を続けても読者は面白くない。よほどのことがなければ、何を入れたのかこと細かに説明する必要はない。まとめて省略してしまっていい。具材に何が使われているのかは、この小説の面白さに必要か?
人物が、楽しそうに料理している様子を描く方が、まだしも読者も同調して楽しんでくれる。「調理」じゃなくて、それをしている「人」を書いてくれ。
以上。今後の健闘を祈る。がんばれや。
問題のこれ
https://twitter.com/nakazawa_mama2/status/1050577228726059008
中澤誠氏が言ってることはおかしいのだが、それについてるコメントも的外れな気がしたので思ったことを書いておくね。
平べったい直方体(追記「立方体」だったのを訂正)型にへこんでいて、へこみの側面と底面に無数の穴が空いていることがわかるだろう。
グリストラップといって、油が水と一緒に流れないようにする仕組みの一部なんだけど、要するにザルになってる。
へこみ一面にゴミが広がってるから詰まってそうだけど、側面から水は流れるから詰まるわけないのよ。
それよりおかしいのは、魚屋って水場なので、躓くような床は厳禁。写真にもごつい長靴が見切れている。
だからこの排水溝にも当然ふたがあるはずで、躓くとダメだからせいぜい水が流れる程度の穴しか空いてないはずなのに、写真ではなぜかビニール袋が写っている。
ふたを開けるとしたら掃除の時、床に落ちてるモノをザルに集めてまとめて捨てるときぐらいなんだよな。
そのときに詰まったんだとしたら、たしかにザルの設計がおかしいということも考えられるが、ゴミ集めたんだからそりゃ詰まるだろうという話である。
ゴミの多くは魚の鱗か氷っぽくて、たぶん左側から流れてくる水路から来たんだろうけど、そこにだって柵が付いてるんだよね。
だからこれは、ありえないシチュエーションの下で文句を言っているだけ何だと思う。移転反対というスタンスからしてもそうだと思う。
でも、「ビニール袋を海に流そうとしている。環境破壊!」とか「不衛生!」とかそういうことではない。
これは魚屋をやっていると(それこそ掃除の時なんかは)まあまあ見る光景なんだよ。
こうやってザルに集めたゴミを丸ごとゴミ袋に入れると捨てやすいんだよ。
あと不衛生というわけでも無い。見た感じ魚の内臓なんかはほとんど入っていないじゃない。
たいてい魚の内臓や骨、要するに異臭や腐敗による衛生環境の悪化につながるようなモノは排水溝に流さず、切ったら即ゴミ袋、もしくはまな板の近くに受けるザルがあるはず。
これももっとうまいやり方はあるんだろうけど、少なくとも現在の魚屋としては一般的な方法で、単純に不衛生というわけではない。
まあね、言いたくなる気持ちもわかる。
日本人にとって魚っていうのは欠かせない文化だったわけで、でも魚離れで変化を迫られている訳よ。
これまで魚一筋でやってきた人たちがそんないちいち変化に対応できる柔軟な人たちなら魚離れなんて起きてない。
たぶん中澤氏もそんなものすごく稼いでいて安泰なわけではないと思う。
そんな中で、自分たちのほんのささいな既得権益を守りたくなる気持ち、なんだか泣けるほどわかってしまうのだ。
なぜならおれもブラックな魚屋で死にそうになりながら働いていたから。
自分たちのやってることが正しいと思わなければやっていけないのよ。
小池百合子の移転延期なんて失策のお手本のようなひょっとこ劇場で、完全に税金の無駄遣いだった。
山形浩生が移転延期決定直後に「年末の繁忙期を狙って築地でテロまがいのこと起こるんじゃないの?」って書いてたけど、正直おれがやってやろうかとおもったもんね。
さて、結局のところ「不景気が悪い」「アホな政治家が悪い」という結論になってしまいそうだ。
こんな状況を打開するにはどうしたらいいんだろう。
そうだ、魚を食べよう。
魚は低カロリーで高タンパク、食べれば元気モリモリご飯パワー、DHAで頭も良くなる。
魚で経済が回れば国も豊かになり、伝統的な食文化への造詣も深まり、自然と愛国心も芽生えてくるのではなかろうか。
そしてこんなニュースもある。
http://www.afpbb.com/articles/-/3192970
時代は肉よりも魚。おいしいよ魚。おれがブラックな魚屋を辞めなかったのも魚がおいしいからなんだよね。
さて、秋の現在はさんま、秋鮭、秋鯖が大変美味でございますよ。
さんまは塩焼きはもちろん、蒲焼きや煮物もおいしいからぜひ試してほしい。1尾100円そこらで存在感のあるメインが作れるのはさんまぐらいですよ。
秋鮭、こんな安い値段で生の鮭が買えるのは今だけだよ?見た目、実際の価格からしても秋鮭は肉と十分以上に張れる役者だと思う。
やわらかいけど少しパサッとしてるから濃いめの味噌味やフライなどの衣で、旨み、食感、脂分を補うと最高だね。
秋鮭は筋子もいいね、買うとあんなに高いいくらの醤油漬けも少しの手間でどんぶり一杯食えるよ。白子もオツなもんですな。
秋鯖、さんまの影に隠れがちだけど脂ののり具合がおれは一番好きかな。脂は冬になるとますます増えるよ!
冬になったらまたタラとかブリも出てくるからね。どんどんおいしい魚が出てくるよ。
おいしい魚をいっぱい食べよう!
みんないっぱい読んでくれてありがとう!みんなもお魚好きなんだね、うれしい!
色々と不備にもご指摘ありがとう。いかんせん魚屋だったものであんまり頭使ってないんだよな。はてなの人たちは優しいね。
中澤氏の他ツイートも読んでなかったし、ドライフロアの話も知らなかった。
中澤氏は詰まりと写真が関係ないなら、このご時世ではデマ拡散のそしりは免れないだろうな。
ネットリンチみたいでよくないとは思うけれど、彼は活動家のようでもあるので、そこはちゃんと訂正して真っ向から主張してほしいな。
でも事前の仕様とは違う使い方になってるのは混乱を招いても仕方ないと思う。がんばれ東京都。
個別にも回答するね。
id:doycuesalgoza id:tenkinkoguma
まずはおなじみ、白ごはん.comはわかりやすいよ。https://www.sirogohan.com/recipe/aji/
他にも調べてみればたくさん裁き方の写真、動画がいっぱい出てくる。
あと邪道ではあるのだが、パルhttp://negineesan.hatenablog.com/entry/2016/09/15/225749 みたいに大きな包丁が難しいならメスでもペンチでも使うのは個人の趣味では合理的かもしれない、
切り身を買うだけの人なら骨抜きを買うだけでもはかどると思う。
まあまあ。今回の登場人物はおいしい魚を食べたい人か、みんなにおいしい魚を食べてもらいたい人か、まっとうに税金を使ってほしい(そしておいしい魚を食べたい)人ばかりなんだよ。
仮に相手の言うことが間違っているとして、そこは許してあげないと立つ瀬が無いじゃない。
正しい、正しくないを無理矢理作って社会の分断を図ろう(そして自分たちだけは良い思いをしよう)というのが最近の政治家の流行りだから、安易に乗せられちゃあいけないよ。
そうだね、骨は刺さると痛いしねえ。
カウンターに人がいるような魚屋なら、スーパーでも言えば骨をとってくれるよ。
調理が難しいのは仕方が無いと飲み込んだ上で、自分で裁いたりお店の人と話したりして、是非もりもり魚を食べてほしいな。
ほんまそれ。水産庁がもっとがんばってほしい。せっかく右傾化したんなら、日本の伝統を守ってほしいよね。
ウナギだって絶滅が大変なのはわかるんだけど、お店の人は忙しくてせっかく来たものをどうやってロスせずお金に換えるかしか考えられないもの。
アニサキスが報道されるたびに売り上げが下がるのも、もうちょっと教育どうにかならんかという気がする。
ネットでも一時話題になった寄生虫についてのマンガとかhttp://www.koubounoren.com/shopdetail/000000003423/ct175/page1/recommend/ もっと読まれてほしい。
スター付いてないけど、これ好き
ご指摘ありがとう。なおした。
あとDHA云々は流れからして冗談だってことはわかってほしかったかな!
さて、今日も朝から魚屋さんに行ってきたよ。みんなはもう行ってきたかな?
今日は鯖が激安!一人暮らしなのに丸ごと2尾も買っちゃったよ。
今日はこれhttps://cookpad.com/recipe/5252763 を作ってみようと思うんだ。生物学の三中先生、有能すぎるだろ。
うわあ超楽しみ!
ウマアアアアアアアアイ!
新鮮な鯖の圧倒的旨みa.k.a.明日には生臭みがこんがり焼いたことによりいっそう引き立つ!こいつは暴力的だぁ!
それをレモン汁、トマト、タマネギがさっぱりさわやかにまとめる!
そして香ばしいバゲット(フォカッチャ売ってなかったんや)がそいつらのうまさを全部受け止めた上で口に転がり込む!
(執筆途中の作品であり、今後内容を変更する可能性があります。)
熱したフライパンに、ネギ油。鮭のマリネ、鳥のもも肉。菜箸で砕いて、転がす。色と香りが美味しそうになるのを待ってから、生姜、生卵、一晩置いたご飯。杓文字で崩して、よく混ぜながら炒める。仕上げに、塩、レタス、ニラ。全体がパラパラになったら、完成。
Me: Hey, dinner's ready. Are you coming soon? (ねえ、夕飯できたよ。もうすぐ来れる?)
Satoshi is typing... (サトシが入力中……)
やった。即レス。
Satoshi: I’m on the bus and will be there in a few minutes (いまバス。もうすぐそっち行くよ)
画面にそう表示されたのを見て、私は炒飯をフライパンから二枚のお皿に盛り付けて、テーブルに並べた。
調理台の引き出しから、日本で買ったステンレス製のレンゲと箸のセット二組を、炒飯皿の手前にセット。
Satoshi: I’m here (着いたよ)
「いま開けるね!」
私は急いで玄関に行くと、ドアの覗き穴からサトシの姿を確認して、ロックを解除、ドアを開けて彼を迎え入れた。
「やあ、いつもありがとう」
変わらぬ笑顔でそう言う彼の息が白くなった。
「寒かったでしょう。いまお茶入れるね」
「助かるよ」
そう言う彼の背中から上着を剥がし、ドアの脇の壁のフックに掛け、私はそそくさとダイニング・キッチンに戻った。
「美味しそうだな」
「美味しいよ。早く食べよ」
私はそう言いながら、ポーレイ茶のティーバッグをカップに落とし、電気ポットのお湯を注いだ。サトシがプーアル茶と呼んで憚らないこれは、彼のお気に入り。そして、私のお気に入りでもある。
「いただきます」
「いただきます」
食事の前に『いただきます』と唱える日本の習慣が私は好きで、サトシと一緒に食べるときはいつもこうして唱えることにしている。この素敵な言葉は、『I will eat (私は食べます)』と『I will receive (私は受け取ります)』のダブルミーニングになってるのだと、いつかサトシが教えてくれた。『Receive what?』(なにを受け取るの?)といえば、『The blessings of Nature』(大自然の恵み)だと言うから、いっそう素敵。彼は普段は唱えないで黙って食べるそうだけど、私といっしょのときは合わせて唱えてくれる。
私が律儀に「いただきます」と唱えるのが、女性らしくて可愛いと、いつか彼は言ってくれた。
「どう? 美味しい?」
一口食べて、我ながら上出来だ、と私は思った。サトシの口にもきっと合う。
「すごく美味しいよ。いつも美味しいけど、いつも以上に」
良かった。サトシはいつも、美味しい、美味しい、と、私の作るものならなんでも食べてくれる。それも、本当に美味しそうに食べるのだから、こんなに嬉しいことはない。
「ねえ、研究はどう? うまく行ってる?」
「順調だよ」
サトシは私が原子力のことはわからないって知ってるから、詳しい話はしてくれない。でも、ちょっとくらいは聞いてみたいと、その時思った。
「そうだね。今の原発よりも、高効率で、安全で、扱いやすい原発を作ってる」
「そう言うわけじゃないけどさ……」
まるで揚げ足取りみたいな返事をしてしまったことを、少し後悔したけど、私が言いなおす間も無く、サトシは続けた。
「原子核が分裂するときの熱エネルギーで水を沸騰させて、水蒸気でタービンを回転させて発電する」
このくらいは私だって知ってる。原子力発電というと何かものすごい、サイエンス・フィクションみたいな技術で電力を生成しているように聞こえるけど、結局は水蒸気でタービンを回して発電してる。火力発電といっしょ。
「そのとおり。現在の原子力発電では、ウラン235の連鎖的な核分裂で熱エネルギーを取り出し、タービンを回転させて電力を取り出している。この方法は、火力発電に比べても、格段に効率がいい」
まるで、『火力といっしょ』と思った私の心を見透かされたようで、ムカつくような、恥ずかしいような気持ちになった。
「効率が良いって、どのくらい?」
「約200万倍」
「そんなに!?」
200万……? 想像していたのと桁が違った。200倍じゃなくて、200『万』倍。
「アメリカの一般家庭で一年間に消費される電力は、約10,000キロワット・アワー。これだけの電力を作り出すのに必要な化石燃料は、約800キログラム。これがウラン235だと、たったの0.4グラムで済む」
炒飯にひとつまみの塩を振りかけるところを想像した。ウランだったら、たったあれだけの量で、一年分の電力はゆうに確保できるということ……?
「じゃあ、サトシのやってる新型原発は、それよりももっとすごいの?」
「いまの原子力発電ではウラン235が使われるけど、自然界に存在するウランの大部分はウラン238。これはいままで、なんの役にも立たない、処分にも困る廃棄物だった。うちのラボでやってる原発は、これを燃料にするんだ」
「つまり、今までよりもウランを効率よく使うことができるということ?」
「そう。天然のウランに含まれるウラン235の割合は、たったの0.7パーセント。99パーセント以上は、ゴミなんだ。そのゴミが、エネルギー源になる」
「逆に言うと、いままでは1パーセントも活用できてなかったんだ?」
「うん。だから、ウラン238は世界各国にゴミとして貯蔵されている。ゴミなんだから、埋めてしまえばいいんだけど、『Not In My Backyard (私の裏庭には捨てないで)』、誰も放射性廃棄物を自分の近くに捨てることを許可しない。実際には、地中深くに埋めるから、危険性なんてないも同然なのにね」
「そう言うこと。いまの電力消費量なら、あと1,000年は全世界の需要を賄える量のウラン238が、すでに各国に貯蔵されている」
「1,000年も?」
「まあ、電力消費も増えるだろうから、実際は何百年かわからないけどね」
彼は満足そうにそう言うと、お皿に残っている炒飯を頬張り始めた。
200年でも300年でもじゅうぶんすごい。思えば、彼はいまのポストに就いて以来、ラボとアパートの往復、空き時間は私といっしょのときを除けばずっと勉強。そんな単調な生活の中で、彼は人類の夢を追っていたんだと、やっとわかった。もっと早く訊いてあげていればよかったな。
「ねえ」
「なに?」
『The Big Chill - Ice & Snow Festival』(ザ・ビッグ・チル:雪と氷のフェスティバル)
「ああ、残念だけど……」
そっか、ダメか。