はてなキーワード: ジャイアンツとは
- 清潔感がある
- 挨拶やお礼がちゃんとできる
- 常識があり、人の目が気になるようなことはしない
- 素直である
- 人に気が使える
- 計画性があり、全体のことを考えられる
- 男尊女卑ではない
- 話し合いができる
- 尊敬できるところがある
- コンプレックスが強くない
- 金銭感覚が合う
正直、他にも色々あるかもしれない。
でも一番重要な要素を挙げるとこうなる。
つーか、マメな男がモテることくらい、割と多くの男が知ってるわ。
決まってんだろ、マメなだけの男なんて、男社会じゃ全然評価されないから。
別の言い方するなら「気が利くだけ」の男なんて、邪魔じゃないけどつまんねーヤツとして軽く見られるんだよ。
気合とか士気とか、あるいはこだわりとか克己心とかでもいい、そういう良い意味での「イキリ要素」が皆無の男は、それだけでヘタレ扱い。
むしろ虚勢の一つも張れない奴に出る幕はない。
そりゃ表向きは「○○くん」みたいな呼ばれ方で「一応は」目をかけてくれるだろうけど、裏では「ベタベタ、ナヨナヨくん」みたいな感じでバカにされる。
言い換えるならマウンティング込みで、動いてるアピールも含めてわかりやすいアピールをして、初めて相手にされる。
自分で動かない奴は相手にされないのが当たり前、それどころか動いても相手にされない可能性がある。それが男社会。
こういうホモソーシャル臭が充満した環境は、上に書いた孤独死や自殺の発端となる、支配と服従の構図を容易に作り出すという欠点があるんだわ。
それこそ、そのグループで誰が偉いかを見極めるのは基本というくらい、男の世界は縦社会。
でも、こういう社会のほうが多分外敵には強い。
例えば「吹奏楽男子」や「甲子園のジャイアンツ」みたいな完全アウェーで周り敵だらけな状況だと、男はメチャクチャ結束する。そして超仲良くなるんだわ。
俺「ウチのメンズは仲いいんで」
女「は?ダメンズじゃん」
みたいなノリでやってやる!という、おバカだけどマジな雰囲気になる。
というDNAを持って生まれてきた男って生き物が、なおかつ連綿と続いてきた、こういうくっせー社会で生きることを余儀なくされるんだよ。
そこでマメなのを取り柄にして生き延びる男なんて、冗談抜きの出来杉君か、最初に書いたようなヘタレ枠という両極端しかいなくなるってわけ。
悲しい生存戦略だな。
一九八五年、10月16日。
観衆は独りでに、まるで定められていたかのように英雄を見繕っては胴上げを開始した。
歓喜の産声は「掛布!掛布!」「岡田!岡田!」と何処からともなく沸き上がり、彼らは次に愛すべき我らが主砲。
優勝の立役者たる名手バースに感謝の念を捧ぐため胴上げを提案をするも、外人たる彼へ見立てられるような男はなかなか見当たらない。
「おい、あれ見ろや!」
一団のひとり、男が見つけ何気なく指さした先にはケンタッキー・フライド・チキン道頓堀店。
「あれや!あれ!」
彼らによってさっそく担ぎ出されると、サンダース人形は次に宙を舞っていた。
といった、鳴り止まぬ歓声のような掛け声とともに。
暴徒の様に化した彼らの進軍をもはや誰も止めることなどできず。
午後23時23分。この行為が引きこ起こす悲劇のことなどつゆ知らず。
一九八七年、10月16日。
ぼくは大阪に出来た彼女へ会いに行くと、久しぶりの再会にもかかわらず彼女はぷりぷりしていて「だってー、阪神最下位なんやもん」と独特のイントネーションから始まる言葉で告げるので苦笑いするほかになかった。
尤も、ぼくはそれほど野球に興味はなく、あったところで関東生まれなので、おそらくファンになっているとしたらジャイアンツだろう。
しかしそんなことを口にすれば彼女が怒るなんていうのは明らかで、だからぼくは口を塞ぎ彼女の愚痴をただ聞き入っていた。
本心としては今晩、ちょっと奮発したレストランを予約していたので、彼女に気に入ってもらえるか、そこでちゃんと堂々と振舞えるかこそぼくは気にしていたのだけど、どちらにしろそうした事柄に気を取られていたので周りがよく見えていなかった。
もしくはわざと。
ドンっ、と通りすがりの人と肩をぶつけてしまい「あっ、すいません」と口に出して謝る前にはもう鉄拳が飛んできていた。
ぼくは気づくと吹っ飛んでいてその瞬間には何が起こったのかわからず、きゃああという悲鳴を聞いてはっと我に返り、彼女がかがんでぼくの傍に来ていた。
ぼくは無意識にも気づくと鼻を押さえており、その手はどくどくとしたぬくもりを感じ続けていて「兄ちゃん!これ、どう落とし前つけてくれるんじゃ!」と紫のスーツを着た若い男がぼくの前に立ちはだかり、ぼくの人相を変えようとこぶしを振り上げようとしていた。
ぼくはとっさに立つ上がると彼女の手を取って走り出した。
えっ?と一瞬躊躇する様子を彼女は見せたが、ぼくがうなづくと察したように、あとは彼女も自ら走りだしてくれて、あとは振り返らずただ必死に走り続けた。
夜の帳の中を駆け回り、息も切れ切れとなってようやく足を止めると二人したがっくり項垂れるように膝へ手を落とし、はあはあぜえぜえと呼吸を繰り返した。
「……まいたかな?」
「……たぶ」
ん。そこまで言わず彼女は目を見開き、その視線を追うようにして振り返る。
男が立っていた。紫色のスーツ。鶏みたいに逆立った髪型に金髪。
「兄ちゃん、よう探したで」
男の冷静な、冷ややかな口調はかえって凶暴さを際立たせ、ぼくはまた逃げようと、彼女の手を
「おっと、そうはさせんで」
男はぼくと彼女の間にさっと割り込むとぼくの前に立ちふさがり、振り返って好色に満ちた目をちらりと彼女に向けた。
「ほう」
男はにやついた表情でぼくを見据えると、その瞬間、僕は体当たりをかました。
精一杯の勇気はしかし、同時に無謀というレッテルに書き換えられ、男はがっちりとした体躯でたじろぐことなくぼくを受け止めた。
「うわぁ?」
次にぼくは浮遊感を味わい、男はぼくの体へ手を回すと持ち上げボディスラムをかまそうと構えた。
「ちょうどええやんけ」
男のかすかなつぶやきは真下から聞こえ、ぼくは顔を必死で上げて前を見ると
……え?
そこには道頓堀川があった。
次の瞬間、気づくと僕はびしょぬれになっていることもなく、ただ見慣れぬ大地の傍らに倒れていた。
「おっ、やっと起きたかね」
「……ここは?」
少女は顔に似合わず「ほっほっほ」と翁のような笑い声をあげると次にぼくを一瞥。
「きみも、あそこから来たのだろう」
あそこ?
キョトンとしていると手を差し出され、受け取って体を起こすと少女と対面した。
奇麗な子だ。とても。
「……あのう、ここは何処なんですか?そしてあなたは?」
「質問は一つずつにしてほしいが、まあよい。ここはきみからすれば”異世界”といったところ」
「異世界?」
少女はコクリとうなづく。
「そして私だが……たぶん、はじめましてではあるまい」
「えっ?」
こほん、と少女は一つ咳を切ると、今度は握手のための手を伸ばしてこう言った。
「わたしはカーネル・サンダース。元人形じゃよ。そして、道頓堀に投げ込まれてこの世界にきた、いわゆる異世界転送人じゃ」
え?えええええ!?
この物語は、彼女のためにも元カーネル人形をもとの世界に戻す物語であり、数多の阪神ファンのためにサンダース人形へと許しを請う話であり、そして自分、ぼくのための物語である。
なんたってそれは―
って、こうした話を書こうかな、と思うんだけどどうかな?
時間 | 記事数 | 文字数 | 文字数平均 | 文字数中央値 |
---|---|---|---|---|
00 | 84 | 15252 | 181.6 | 58 |
01 | 66 | 6303 | 95.5 | 48 |
02 | 49 | 11481 | 234.3 | 36 |
03 | 35 | 3997 | 114.2 | 38 |
04 | 15 | 2982 | 198.8 | 105 |
05 | 21 | 2132 | 101.5 | 34 |
06 | 29 | 2716 | 93.7 | 58 |
07 | 56 | 5613 | 100.2 | 29 |
08 | 80 | 6069 | 75.9 | 34 |
09 | 136 | 9691 | 71.3 | 38.5 |
10 | 120 | 11677 | 97.3 | 40 |
11 | 145 | 13063 | 90.1 | 48 |
12 | 158 | 12093 | 76.5 | 35 |
13 | 120 | 8384 | 69.9 | 44.5 |
14 | 89 | 9351 | 105.1 | 44 |
15 | 91 | 9776 | 107.4 | 44 |
16 | 137 | 10443 | 76.2 | 32 |
17 | 127 | 12691 | 99.9 | 44 |
18 | 115 | 12472 | 108.5 | 50 |
19 | 60 | 5004 | 83.4 | 37 |
20 | 123 | 12047 | 97.9 | 35 |
21 | 96 | 11285 | 117.6 | 46 |
22 | 87 | 8805 | 101.2 | 36 |
23 | 104 | 10695 | 102.8 | 42.5 |
1日 | 2143 | 214022 | 99.9 | 42 |
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5735145(3359)
阪神担当記者「相手選手に"くたばれ"だの"死ね"だの言うのやめない?」
ヤジにエネルギー使うより、もっと選手へ称賛の声を - プロ野球番記者コラム - 野球コラム : 日刊スポーツ
●売ジャイアンツが「くたばれ」とか「地獄に落ちろ」と言われるようなチームだからいけないのでは?
ま(@0822ron) - 08/10
えーそんなんおもろないやん。何しにわざわざ高い金出して球場行くと思ってるの?そんな行儀のいい観戦は嫌だ。
なんで毎年毎年こんなさむい記事出んの?
なが(@7na7ga7) - 08/10
別にそこまで深く考えることやないと思うけど。
野次あってのプロ野球観戦です。阪神ファンはじめ他球団のファンの皆さんは今後もどんどん読売ジャイアンツへ野次をお願いします。
ベイだん(@Luke_MZN) - 08/10
あー息苦しい
これも含めて、プロ野球。
昔は当たり前。
(日刊スポーツ)
やかましいわ。こんな記事書くから「ヤジ辞めろ」言う奴らが増えるんだよ。
甲子園球児に「オラァ!!!」とヤジ NHKでも丸聞こえに「阪神戦じゃないんだぞ」 : J-CASTニュース
いやいやいやいや。
敵チームからぶつけられたんだし、それぐらいのヤジ許したれや。
国会のヤジよりましやろ。
acky(@TSURARESUGI) - 08/15
虎沢唯8/19神宮(@Eilu_Tigers) - 08/15
ヤジ肯定派の言い分
所でこの出来事なんだけど
「原爆落ちろ、カープ!」 広島戦で中日ファン野次...批判殺到で本人謝罪 : J-CASTニュース
本人謝罪とは書いてあるが実際には炎上したから仕方なく謝罪文を書いただけで、その前のツイートでは全く反省してないしこれからもヤジを続ける宣言をしてるんだよね。
本人はアカウント消して逃亡、その後行方知らず。中日へのペナルティも無し。
人種差別横断幕事件があった浦和レッズはサポーターを特定して無期限入場禁止にし、無観客試合までしたのに。
平成も終わろうって時に未だに昭和のノリで差別や挑発行為を「野球観戦の華」だと考えている野球ファンって何考えながら見ているの?
当方、茨城県南部出身。鹿嶋市出身というわけではないがご近所。鹿島アントラーズも、まあ子供の頃銀行からもらってきたグッズが家にあったりしたんで馴染みは深いが、別にサポというほどではない。なので特にアントラーズへの義理はない、と前置きした上で。
ネットを回ってると、鹿島アントラーズは嫌い、というサッカーファンは一定数いるようだ。こんだけヘイト溜めてるってことはよっぽど強いかよっぽどアコギかよっぽどサポのマナーが悪いんだろう。それ自体はチームやサポの自業自得なんで、しゃーんめーよ、としか言えない。
でも、鹿島アントラーズが嫌いという表明をするときに、鹿島は嫌い、と表現する人がかなりの数いて、その度にものすごいショックを受けてる。
別にアントラーズの運営がクソだとかサポのマナーが悪いとかでアントラーズが嫌われるのはいい。でも、なんで「鹿島」がdisられないといけないの?
わかってる? それ地域の名前だよ? そこに住んでる人やルーツ持ってる人がいるんだよ?
そして、一般的には出身地とか居住地とかって、人種や性別とかと同じで、差別しちゃいけないことになってるよね?
韓国代表の「代表」の2文字抜かして後ろに「嫌い」ってつけたらヘイトスピーチになるご時世に、なんで平気で「鹿島嫌い」だの「鹿島クソ」だのそういう文言を垂れ流せるのかが俺にはわからん。「アイヌ(という設定のゲームのキャラ)殺す」のカッコ内を省略した人がヘイトスピーチってことではてなで吊るし上げられたことあったよな。なんで「鹿島(アントラーズ)嫌い」のカッコ内を省略していいと思えるの? 感覚麻痺しすぎやろ。
別に鹿島だけじゃなくて浦和とか水戸とかだってそうだよ。浦和レッズや水戸ホーリーホックをdisるのはいいとして、浦和の人や水戸市民がなんで自分たちの故郷のことをdisられないといけないんだよ。
その点野球は、まあ阪神とかはあるが、楽天とか日ハムとかDeNAみたいな企業名か、あるいはジャイアンツやホークス、巨人みたいな愛称で呼ばれることが多くて、嫌いなチームを罵る表現が地域差別にならないようになっていると思うよ。東北楽天ゴールデンイーグルスのことをいくら罵っても、「楽天」と呼んでいる限りは文面上は東北disにはならないもんな。サッカーもそうしてほしいよ。「アントラーズ嫌い」とか「アントラーズはクソ」なら別にサポではない俺は何とも思わず選手とサポだけに刺さる罵倒表現になるんだからそれでいいだろ。
Jリーグは地域密着を掲げていて、クラブ名に地域名を入れないといけないそうだ。確かにそれは、観光とかの面では必要かもしれないし、地域と切り離したものにするよりもチームへの愛着を育むことになるのだろうけれど、そのせいで地域ヘイト(に見える表現)が撒き散らされていて本当に不愉快。正式名称に地域名が入っているのはいいとして、地域名をそのままメディアでの呼称にするのはまずいでしょ。まあサガン鳥栖みたいな例もあるけど、「鳥栖はクソ」より「サガンはクソ」の方がどう考えてもマシだよね。
とにかく、チームを地域名で呼ぶ文化か、熱狂的なサポーター文化か、どっちかを変えてほしい。でも後者は国際標準っぽいから簡単には変えられないんだろう。だったら前者を変えるべき。ちょっとめんどくさくても「鹿島」じゃなくて「アントラーズ」と呼ぶ、「松本」じゃなくて「山雅」と呼ぶ、「長崎」じゃなくて「V. ファーレン」と呼ぶ、みたいに徹底すべき。
それができないうちは「サッカーは人種差別に厳しい(キリッ」とかお笑い草でしかないわ。地域ヘイト表現を量産しといてよくそんな白々しいこと言えるよな、って思うよ。っていうかそういう文化があるから定期的にヘイトスピーチするサポが湧くんじゃねえの? Japanese Onlyも当然の帰結だわ。
増田は「ジャイアントキリング」を知らないのかな?
これは「番狂わせ」を意味する英単語だ。これの語源は、ある羊飼いの少年デビッドがジャイアンツの選手であるゴリラーデをデッドボールで退場させた故事に因む。
これによりただの平民の羊飼いだった少年は最終的古代イスラエルの王様にまで上り詰めることになったんだ。
「本来倒せるはずもない矮小な存在が」「それよりも大きな存在を殺すこと」をジャイアント・キリングと呼ぶわけで、その番狂わせを起こしてしまうことでその人の評価も180度変わるってことでもあるわけだ。
今回、hagexキリングが発生したわけだけれども、hagexはおそらく低能先生と比べてみれば史実のゴリラーデ並みの暴力巨人だったことだろう。
もし低能先生が今後娑婆に戻ってくることがありうるのならば、彼はもしかしたら英雄扱いされるやもしれんぞ?
そう考えられている。角度とかは。
私には恋人がいる。
「大人になってから恋をはじめるのは難しい」と周りの人は言うけど、そんなことはない。
彼と出会ったのは、去年の冬だった。彼は友人の友人だった。この世で最も邪悪な空間である新宿三丁目の居酒屋のボックス席で、彼と私は邂逅した。はじめまして、お仕事は何されてるんですか、今おいくつですか、どちらにお住まいですか。あたりさわりのない会話は、私たちの距離を縮めない。彼は私よりひと回り年上の会社員で、東横線沿いに暮らしているらしかった。2時間ほど飲んだあと、彼のほうから私に電話番号を聞いてきた。私はここで初めて、はじめから彼のことを好ましく思っていたことに気がついた。
彼とふたりで出かけたのは、出会って1週間目の、土曜の晩だった。彼が選んだ店には一枚板のカウンターがあり、真っ赤な丸椅子には背もたれがなかった。くるくると回転する丸椅子は座りにくかったので、私はしばしば彼の膝に自分の膝をぶつけてしまった。机上に置かれたスプーンはよく磨かれていて、私たちの横顔が曲がったまま映っていた。彼が食べたいと言うので、私たちは牡蠣のアヒージョを頼んだ。私は牡蠣にいちど当たったことがあり、普段自分からすすんで牡蠣を食べることはないが、その日は無理をして牡蠣を食べた。食事を初めてすぐ、私は牡蠣に当たる不安に苛まれ、ソワソワしながら彼が酒を飲む様子を見ていた。よかったらもう一軒行きませんか。食事の最後に彼はささやいたけれど、私は断った。おなかの中に牡蠣がいると思うと、なんだか落ち着かない気分だったからだ。こんなに牡蠣を気味悪く思っているのに、彼の好みに合わせて3つも食べてしまった自分のことが滑稽で、帰りに中央線の車内でこっそりと思い出し笑いをした。この日から1週間たって気が付いたのだが、私はアヒージョに入っていた牡蠣に当たっていないようだった。
2度目のデートは突然だった。仕事が早く終わったんだけど、よかったら飲みに行きませんか。私はふたつ返事でOKし、彼が待つという駅近くの居酒屋に足を運んだ。彼はカウンターで生ビールを飲んで私を待っていた。改めて遠目から見ると、彼は背が高く精悍な顔つきで、グレーのスーツもよく似合っている。私も彼に倣って生ビールを頼み、厚揚げと出し巻き卵も注文した。彼は牡蠣フライを食べたそうにしていたが、私はそれを遮った。
すると、彼はニコニコしながらメンチカツを注文してくれた。カウンターはつるつるとした塗装で細長く、真っ黒の丸椅子には背もたれがなかった。くるくると回転する丸椅子は座りにくかったので、私はしばしば男の膝へ自分の膝をぶつけた。三度目の接触のあと、男の手のひらが私の膝をぎゅっと押さえた。私たちは、居酒屋のカウンターの下で膝を合わせながら、このあとのことを考えた。よかったらもう一軒行きませんか。食事の最後に彼がささやくのを聞いて、私はふたつ返事でOKした。今日はおなかの中に牡蠣がいないからだ。その日はなにも分からなくなるまで酔おう、と思っていたが、お酒に強い私にはそれは叶わないようだった。
彼がふたたびシャツを着ようとしている後ろ姿を見ていると、さっきまで膝を合わせていた居酒屋のことが急に思い出された。
「今、2人のおなかの中にはメンチカツが2つずついるのね」
彼の背中に抱きつきながらそう言うと、彼は笑いながら「厚揚げと出し巻き卵もいるよ」と答えた。私はここで初めて、彼にすっかり恋をしてしまったことに気が付いた。
数日にいちどだったLINEのペースは、いつのまにか毎日になった。彼はきまって、早朝と夜遅くに1度ずつ連絡をくれる。通勤時間と帰宅時間に返信をしているようだった。ときどき、お昼休みや外まわりの合間に返信が来ることもあった。彼の仕事はひどく忙しく、帰宅時間が24時をまわることもたびたびあったが、翌日の早朝には時報のように朝のLINEが来る。私は夕方近くになると心の中で「センター問い合わせ」をするようになった。彼は忙しい仕事の合間を縫って月に2、3度は会ってくれた。仕事終わりに飲みに行くこともあれば、土日に映画に行ってくれることもある。私とのデートのために有休をとってくれたことさえあった。デートの後はだいたいラブホテルにも行ったが、食事をしただけでお互いの家に帰宅することも時々あった。
たった半年の関係だから、私は彼のことをまだあまり知らない。彼の部屋に行ったことはないし、彼の友人に会ったこともない。好きな食べ物や応援している野球チームは知っているけど、彼が牡蠣を好きなことも、ジャイアンツを応援していることも、私とは無関係に思える。私には決まった時間に返信してくれるLINEを、別の相手にはもっと頻繁に送る彼がいるのかもしれない。私以外にも、有休をとって遊びに行く相手がいるのかもしれない。これはあくまで私の直観にすぎないのだが、私と会っていない時間、彼は私の恋人ではないような気がする。彼が他のだれかの恋人なのか、それとも単に私の恋人ではないだけなのか、それは分からない。ただ、どんなに楽しい時間を過ごしていても、どんなに肌が触れあっていても、私はいつも思うのだ。手をつないでパルテノン銀座通りを歩き、発車前のホームで口づけする私たちは、誰がどう見ても恋人に見えるだろう。でも、この人は、私の恋人じゃないかもしれない。私の恋人は、私と会っているときだけ、私の恋人なのだ。
私には恋人がいる。
「大人になってから恋をはじめるのは難しい」と周りの人は言うけど、そんなことはない。こんな恋に夢中になるのが、ちょっと難しいだけ。
がんばれジャイアンツ!!がないとか