はてなキーワード: じわじわとは
「呪われたことがあるか?」そう問われたら、まぁ殆どの人は首を横に振るだろう。
けれども、誰もが既に呪われたなかにいて、そうした状況で毎日生きている。人が呪われるのは、他人の恨みを買ったからではない。
むしろ、呪いをかけたそいつは、何にも思っちゃいない。そいつにとっては、呪いではなくて、単なる言動に過ぎない。
世の中にはあらゆるところに呪いが仕掛けられている。それは言葉や社会運動といった身体を纏っている。その中には、えらく巧妙な論理構造をもったものもあるし、身も蓋もない感情的なものもある。
呪いが僕らに接触しても、すぐには取りつかない。それは、じわじわと僕らを弱らせる。たいていの場合は他の呪いと共に弱らせた僕らの意識を犯している。
呪いの内容を言語化するのは難しい。呪いは、僕らの意識そのものよりも無意識の構成を歪ませるからだ。
「他人に正しいと思われるように常に正しくあれ」
最近流行りの呪いはこうだ。この呪いは例えば、煙草のパッケージに書かれた注意書きやポリコレを媒介して襲ってくる。
しかしながら、この呪いに反抗する術は少ない。たんに反動的に反抗することは、呪いの裏返しでしかない。それは呪いに囚われた人間のもう一つの在り方に過ぎない。
呪いに反抗する術は、呪いから脱する術であり、その他には何もない。僕らは呪いから脱さなければ、自由ではありえない。
僕らは呪いを背負って生きている、常に脱する機会を伺いながら。
当初会社を辞めることを止めたことは悪い決断ではないと思っていたが、最近じわじわと阿呆だなと思ってきました
つづらせてください
そもそも、なぜ辞めたくなったかというと仕事に対して、飽き飽きし始めていたから
月なみな理由だけど飲みにもいけないコロナ期間だと愚痴をいう相手もいないしこれが結構辛かった
300人規模の会社なので5年もいれば、誰がどのような人かはわかってくる
もともとやりたいことを突き通して就職した職場ではなく、”人がいいから”と、なんとなくで決めた就職先だった
ただ社会人5年目になった私の目から見えるフィルターの人たちは
好奇心旺盛な私にとって目新しいことが減ってきているのも辛い一つの理由だった
コロナ影響もあり、内省する機会も増えたので自分は本当は何がしたいのか?
と考える機会が増えるようになって自分のやりたい方向性が見えてきたので辞めようと決断
次のあてなんて決まってなかったけれど、次はなにをしようかとワクワクとドキドキでたまらなかった
もちろん、行き先が全く決まってないので不安も時々襲ってきた
お金もなくなったらどうしようとそこからは財布の紐がきつくなった
その間に就職先や起業するなどの方向性を見つけようと思っていた
行き当たりばったりにもほどがある
ところが辞めることを誰にも相談せずに決めたので、会社の中で一番仲がいい先輩が辞めることを聞きつけて引き止めてくれた
以前2年ほど一緒に仕事をした先輩だ
うちで給料をあげてから転職したほうがいいから今辞めないほうがいい、と
いくあても決まってなかったのでその方からの提案は純粋に嬉しかった
そのとき、ワクワクよりいくあてが決まってない不安のほうがまさってしまった私はその提案を受け入れることにした
10月から移動する予定なのだが今更になって、憂鬱になってきた
昨日(日曜)とか月曜が来る憂鬱に押し潰されそうになっていたし
せっかく変えようと思った日々も大枠は変わらないのだということに既にうんざりし始めていた
やっぱり新しい恋人を見つけないと元恋人とは別れられないんだと次の転職先も決まらずに辞めるといったことを後悔した
辞めればよかったと昨日めちゃくちゃ思った
毎日しいたけ占いを熟読して、明るい占い結果をみてこれから私の人生は変わるはず!と言い聞かせている自分に気づいた、馬鹿みたい
自分の人生なのに他人に委ねすぎているようだ(これは毎日思っているし、内省したとてなかなか変わらない)
自分が決めたことは自分のせいにすべきだ、とわかってるけどそうカンタンにはいかない
エロい話じゃないです。
5年ほど前、地元のBARで知り合った飲み友から同年代だけで集まろうと誘われた。
行った先にはなんとなく知り合い、くらいの人が集まってた。男女混合で、私含め男5女3くらい。(私は女です)
1人の男性Aは全くの初対面だった。この会に誘ってきた飲み友の友達らしい。ムロツヨシを若くして無口にしたようなやつだった。
当たり障りない会話を振るも、反応がいまいち、なんとなく、うまく言えないけど自分とはノリが合わなかった。
あまり良い印象ではなかったが、私以外の女2人は「Aは可愛いキャラ」と言う。
会話していればわかるかな?と思いコミュニケーションをはかるもリアクションは相変わらず薄いというか、噛み合わない。
どんな会話をしたか忘れてしまったし、私は次第に別の人と話していたからAに対する印象は最初のままだったが、Aが「僕いつか猫飼いたい」と言って、女2人に可愛い可愛い言われていたのだけやけに覚えてる。猫飼いたいやつなんかごまんと居るだろ。
同年代だし酒も入っていたので楽しく過ごしていた。移動を繰り返していると、知らない間にAが隣にいた。
正確には、右だけ2、3回軽く揉まれた。
突然のことに呆気にとられていると「ほら、俺こういうことしても怒られないの」とA。ホントあざとい〜とか言いながらキャアキャアしてる女2人。
その様子に笑うことができず視線を移すと隣の男性に小さい声で「大丈夫…?」ときかれた。相当呆然としていたようだ。
触られたところからじわじわ汚染されていくみたいに自分の体が気持ち悪くなってしまい、なんとか平静を取り繕うので精一杯だった。
その後のことはよく覚えてない。怒ったりもしなかった。怒ってたら覚えてるだろうし。多分普通の顔して乗り切ったんだと思う。
ただ同世代飲み会のLINEグループからは即抜けて、BARに顔を出す頻度も減っていった。
過去に痴漢や変質者に遭遇したことはある。怒ったり逃げたり通報して、後日友人に愚痴ったりしてやり過ごしてきた。一つ一つもそんなに覚えてない。
ただ今回の、Aに乳を揉まれたことだけはなんだか自分の中にずっと「すごく嫌な記憶」として残ってしまっていて、5年も経ってるのに今でも新鮮に嫌悪感が湧く。
忘れたいけれどTVでムロツヨシを見るたび、カラオケの部屋で青い照明に顔を半分照らされた、Aの得意げな顔を思い出してしまうのだ。
ニュージーランドはコロナ対策が世界でも類を見ないほどにうまく行った、という評判だ。
先日トランプ大統領がニュージーランドがまるで大惨事のように演説したらしいが、当時の感染者数はアメリカに比べたら0みたいなもので、何人か増えてるね、というものでしかなかった。ただ、これから先はよくわからない。ドカンとくる可能性は否定できない。
現地にいる人として少し書いておこうと思った。
まず、ニュージーランドのコロナに対する対応方法が正しいのかどうか、だが、現地にいる一人としてはたくさんいるのを減らすのにはとても有効だったが、少し出たときにやる方策としてはかなりやりすぎだと思っている。
あと、正直ザルだったとも思っている。
今はオークランドという街だけがロックダウンだが、相変わらずロックダウン開始前にオークランド脱出を試みる人が続出するなどし混乱していた。
ニュージーランドに入国した人たちは、政府が指定した宿泊施設に2週間滞在する必要があるが、ここから脱走する人、検査を拒否していなくなる人、酒を買いに近所のスーパーに行く人などもいるようだ。
この施設も料金が利用者負担となっており、家族3人とかで滞在すると結構えげつない金額になる。
次にコロナの検査についてだが、現地にいる一人としてかなり疑問だったのは、不安で相談した人が明らかに感染者との接触があったりしない限り検査をしなかった、したいと言っても断っていた、という点だ。この辺はなにげに日本と同じだった。
そんなこと言ったってたまたまカフェで少し話した人とか、店で話しかけた店員とか、感染してるかなんてわかるわけがないので、断るのはどうかというのが率直な感想だ。
一度目のロックダウンが解除され、政府で把握している感染者もあと数名となったあるとき、感染源が不明な感染者家族が見つかった。
その後警戒レベルか上がり、二回目のロックダウンに突入。あれよあれよと感染者が増えていき、現在137人になった。割とコンスタントに日々増え続けている。
政府が安心しきっているうちに実は感染者はじわじわと増えていたということだ。あと少しでいなくなる、そんなコロのジャシンダ・アーダーン首相のホクホクした顔は印象的だったし、コロナなんか何回やっても勝てるとか強気なセリフも印象的だった。
二回目のロックダウンでは政府が行動追跡アプリを入れるように推奨し、市民は店の前でQRコードを携帯で読み込んでいる。アプリでこれを読むことで、いつどの店に入ったのかが記録される。すごく嫌だけど、正直な話結構使いやすい。
店によってQRコードをラミネート加工するとこがあるんだが、ギラギラしてアプリが読み込めなくなるのでやめてほしい。
ニュージーランドでの問題の一つが、ニュージーランドでは徹底的にコロナの撲滅を目指したので、国民が抗体を持っていない。つまりコロナが一度入りこめばどんどん感染してしまうという点だ。集団免疫は無い。
ジャシンダ・アーダーン首相はコロナのワクチンができるまで戦いは終わらないと言っていたので、それまでは入国も厳しく制限されることだろうし、また何かの拍子にロックダウンもあり得る。生活がすごく不安定になった。
明日一杯で今回のロックダウンは終わり、月曜日からレベル2になる。新しいルールとしては公共の乗り物を使うときにマスクを使うことが義務化され、違反すると1000ドル以下の罰金というルールができたことだろうか。
なんにしてもマスクは当面積極的に利用することになるが、マスクが嫌なら適当な布でもいいそうだ。
しかし、政府が躍起になって対策していたその裏で人知れずウィルスは感染を続けていた、というのが不気味ではある。
前回のロックダウンのとき、病院が一切の見舞いや付き添いを禁止した。出産に伴うヘルプだけは特別だったが、基本、患者本人しか病院に入ることは許されなかった。
このときに余命一週間の父親に会いたいという息子に行政機関がNoを突きつけたことがあった。息子が食い下がり、大臣が「許可を出せ」とまで行ったのにやはりNoで、最終的に息子が行政訴訟を起こして裁判所命令で許可がおり、最後の数日をともに過ごせた、なんていう話もあった。
大臣どんだけパワーないんだよとか思ったりもしたが、ロックダウンのときに民衆に降りかかる不条理の一つだと思ったのでついでに書いた。
ニュージーランドでの厳しい入国制限を日本でもやるべきだ、ともし聞かれたら、回答は、普通に考えて日本でできるわけ無いだろ。経済規模とか国際的な地位とか違いすぎる。
ニュージーランドみたいなロックダウンを日本でやるべきという人がいたら、こちらの回答は、そんなの日本でできるわけがない。こっちは500万人、日本は1億人以上いるわけだからね。
中古の戸建て買う話がだいたい纏まって住宅ローンの本申し込み&団信の申し込みしたらタイトル通りに落ちたんですわ。
落ちた後でアレなんだけどこりゃやべえな、自分の健康状況といいかげん向き合わないとなと痛感。
家族もいるし酒が原因で早死にするってのも申し訳ないなあとも思った(もっと早くそう思えという指摘はそのとおりですすみません)。
γーGTPって肝臓が本当にぶっ壊れてなければ断酒・減酒で普通に数値が落ちるそうで、医者からは 「酒止めなくてもいいから減らせ、あと3日飲んだら必ず1日飲まない日作れ。尿酸値もアレだからビールだけは飲むな」 との指示。
酒クズとしては一缶飲んだら酔っぱらうまで飲み続けたくなるに決まっているので、
・1日飲んだら3日飲まない
・そもそも飲まない、どうしても飲みたい時や外での飲みのときだけ飲む
断酒1日目
・とにかく寝つきが悪い、眠りが浅くすぐ目が覚める
2日目
・寝つきの悪さ変わらず、眠れてないので眠い
↑この寝つきの悪さは日常的に深酒していた人間が酒止める時の典型的状態だそうで、ここで眠れないからと酒を飲んではダメだ、とネットの断酒体験談にあったので、酒は我慢した
3日目
・割とすんなり眠れるようになってきた
・下痢が収まった
4日目
5日目
・普通に眠れるようになった
・朝勃ちが復活した(←加齢のせいではなく酒のせいだったとは………)
6日目
7日目
・1週間ぶりの飲酒、翌朝二日酔い気味で明らかに仕事の効率が落ち、今までのことを反省
8日目
・飲んだ次の日でもちょっと我慢するくらいの精神で飲まずに過ごせた
・すんなり眠れた
在宅でテレワークやってみたけどキツかった感想がいくつか上がってるけど自分も同感。
https://anond.hatelabo.jp/20200825185628
住環境にもよるけど、個人的な体験で言えばステイホーム期はそれこそ一日中ワンルームに閉じ込められて発狂するかと思った。
自分の部屋だと気持ちの切り替えもできないし、ノイズも多すぎて全然集中できない。
サボるとかじゃなく、集中できないで何もできずに時間だけが過ぎる状態とかよくある感じ。
あと、都心のオフィスに通うことによる刺激ってのが想像以上に重要だった。
ずっと家周辺で過ごすからどんどん毎日が平坦で退屈になってしまって、気がついたら一瞬で時間が過ぎる、何もやってないのに。
通勤で歩くことによる程よい運動もできなくなるので、これも地味にストレス。
結局オフィスや、オフィスが難しいときはコワーキングスペース、のような状態に切り替えたら、だいぶ調子が戻った。
コミュニケーション面については、個人的にはそこまでオフィスで同僚と交流する、ということが大好きではないタイプだが、
それでも雑談や交流の機会がまったくなさすぎるのも、今後のコミュニケーションにじわじわと影響するなーと思った。
もちろんメリットも大きいけど、自分は以上のようなデメリットが上回るので在宅でのテレワークはやめました。
というのは個人的な感想だけど、ずっと思っていたがとくにはてな世論(?)は、
テレワーク万歳!テレワーク最高!みたいな意見が大多数で、常々違和感を覚えていた。
例のブログにも「テレワークできるのにしないやつは公衆衛生の敵!許さん」と言わんばかりのコメントが並んでいて、やっぱ怖いなと。
あと、テレワークではないが、湘南や奥多摩に人が溢れました、ってニュースに対して「なんでそんな外出たいのかわからん」みたいなコメントが通例で並ぶけど、
「いや、ずっと家にいるのは苦痛でしょ、そりゃ自然や海で息抜きしたいでしょ」って自分は思うんで、そこでも感覚のズレを感じる。
おそらくインドア派が優勢というか「普段(休日)も家にいるの好き、新作ゲームやNetflixあれば外出る必要ないじゃん?」ってタイプが多いのかね(偏見)
でも、世の中はそうでない人だっている、っていうかそうでない人のほうが多数派なんじゃないかな。
まあ何が言いたいというと、自分が在宅テレワークになって嬉しいからってみんながみんな同様に、諸手を挙げて大歓迎しているって思わないでほしい。
あと、在宅テレワークしないやつは非国民!っていうのも謎の全体主義ムーブ吹き上がっていて怖いっす。
もちろん、人それぞれが好きな働き方やライフスタイルを選べるってのは大賛成。
このゲームは本当に調整がひどい時期だと
「こちらのやることなすこと全部妨害されてじわじわ首を絞められる」とか
「すごい複雑なコンボが始まってぜんぜん相手のターンが終わらない」みたいなことになるので
数枚のカードをうまく組み合わせてドカーン!やったー!みたいなのはむしろ初心者でも真似しやすく健全といえる
見た感じ現環境のガチデッキに当たってるわけじゃなさそうだし、ちゃんとランクごとのマッチングが効いてると思うからそんなに心配しなくていいよ
相手に使われたカードで印象深かったのを覚えておいて、「これ強かったな」というのがあったらワイルドカードで交換して自分も使ってみるといいと思う
たとえば誰かにむかつくことを言われても、その場では何となくもやっとしながらも受け入れてしまう。
で、しばらく経って「そういえばあれむかついたな」と遅れてじわじわ込み上げてくる。
よくしゃべる方ではないので、自分の考えをすぐに言語化するのは得意じゃないかもしれない。
これだと言われっぱなしになってしまうので直したいんだけど、どうしたらいいんだろう。
掛け算の立式ができれば楽な場面で、すべて数え上げるとなると本人もすごく大変だし疲れるよね。計算に限らず、日常のあらゆる場面でそれが起こってるのかも?
そうだとすると、日常はわからないことだらけだろうし、それに囲まれながら生活を送らなければならないってすごく疲れると思う。新入社員の一週目をループしているような感じなのでは。
相手の言ってることがわからないわけではないから、理屈はともかく見よう見真似でやってみよう、知らないことをやってるからすごく疲れる。次の日はとりあえず自分の覚えたことでそれっぽい振る舞いを身につけることに注力するようになり、理解なしに動きだけを常に考えているから疲れる、力の配分もわからなくて週末は動けなくなる……みたいな。
ここに感覚過敏が加わったりすると、眩しさとか大きな音とかでも無自覚にじわじわと疲れが溜まっていったりする。
とりあえず四則演算は置いておいて、疲れやすいってだけでも本人は困っているだろうから、そこを解消するための受診をしたらいいかも。
その中で発達系の検査が出てきたらそれも受けるように勧めやすいし、学習障害なのかを心配していそうな増田もスッキリするだろうし。発達系の検査は、どういう対処をしたらその人が理解しやすいか・生きやすくなるかとかの手立てが見つけられるよ。
あと疲れやすさは単に他の病気の可能性もあるし、専業ってことで健康診断は自分でやらないと受けてないよね?もし健康診断してないならまずは健康診断に行って、その疲れやすさや生理痛の重さを相談してみたらいいと思う。
タイトル通りだ。
飼っていた犬が死んだ。
おっとりして、抱っこされるのが好きな犬だった。
事故ではなく、ずっと患っていた病気がじわじわと進行して、亡くなった。
いつかはくると分かっていたつもりだったが、突然過ぎて、『あぁ、こんなにあっさりなのか』と思った。
今日書いておきたいのは、突然、飼い犬を亡くして直後からのやったことと、やる予定のことについてだ。
死んでる描写があるので、悲しくなってしまう人は読まないでほしい。
でももしかしたら、誰かの役に立つかもしれないので書き残しておく。
まず、恐らく彼女は、動物病院に向かう私の車の中で息を引き取った。
ようやく到着して診察台に寝かされたときには、脈も血圧も触れなかったと、先生が言っていた。挿管しても、心臓マッサージをしても、意識は戻ってこないだろうと言われた。
温かい彼女と別れを惜しんで、先生に「お見送りの準備」をしてもらった。
まだ体が固まらないうちだったので、体を拭いて、ドライヤーとブラッシング、エンバーミング的なことをして、スムーズに棺に収めてもらえた。
火葬まで、保冷剤(できればドライアイス)で冷やしておくことを指示されて、帰宅。
次に、去年猫を亡くした友人に、ことの次第を話し、利用した民間のペット葬儀業者を教えてもらった。
ネットで調べると、市の動物愛護センター(こういうのは決まって郊外の山の中とかにある)しか出てこなかったので、近いところが見つかって助かった。
すぐに業者に連絡、次の日を提案されたが、「まだ心の整理がつかないので」と、2日後を予約する。この判断は正しかった。言われるがままになってはいけない。
猫はいいのだが、犬の場合は登録があるのでここを怠ると来年の狂犬病の予防接種案内が来てしまう。
とりあえず、手続き的なものはここまででいい。墓はまだ考えていない。いいところを見つけるまで、家に置いておくつもりだ。
私には、火葬までに取り急ぎやりたいことがあった。
元々、犬の足型を取りたいと思ってネットショッピングを見たりしていたのだ。
しかし、明後日には火葬。ネットでは間に合わないかもしれない。
そこで次の日、西○屋と、ア○チャンホン○に行った。
予想通り、生まれたときの手型·足型をとるフォトフレームセットが売っている!ビンゴ!
家に帰って早速、保冷剤でひえひえ、ガチガチに死後硬直の犬を夫に持ち上げてもらい、四苦八苦しながら粘土に足型をとった。(肉球以上に、爪がめっちゃ刺さって、なんか思ってたんと違うのできた)
余談だが、私は彼女の鼻が大好きだったので「鼻型も取りたい」と主張し、試しにやってもみたのだが、出来栄えが微妙な上に、夫から「さすがにそれはどうかと思う…(鼻に粘土押し付けるのが)なんかかわいそう…」と言われたので、足だけでガマンすることにした。
ちなみに、死後硬直は思っていた以上にカッチカチだったので、犬の足型は生きていて元気なうちに取ることをおすすめしたい。
また、活発さに欠けたうちの犬は特に持っていきたいほどのおもちゃもなさそうなので、犬の天国までのお弁当がてらのフードと、お花をたくさん入れてあげようと思う。
散歩に行くと、草むらで目を細めて、彼女はよく風を見ていた。鼻を上げて、まぶしそうに。
うん。花屋にひまわりがあるといい。きっと、彼女に似合うだろう。
あとは、来月のトリミングのキャンセルがてら、お世話になった個人のトリマーさんに手土産と、ひと袋未開封で残ってしまったペットシーツを差し上げに行こうと思う。
明日、彼女を荼毘に伏す(と、犬畜生でも表現していいものなのだろうか)。
きっと泣いてしまうが、仕方がない。
アクタージュの件で、過去に一緒に仕事をしていた人間が児童買春で捕まった時の気持ち悪さ、おぞましさが蘇ってきて、じわじわダメージを受けている。
作品のファンという訳でもなく、過去の気持ち悪さをぶつけたいだけの自分語りなのでご理解いただきたい。
数年前に、同じプロジェクトで仕事をしていた人間(以下A)が突然出社しなくなった。
本人かご家族に何かあったのかと心配していたら、数日後にほかの業務で呼び出された先で、Aが逮捕されたことを知った。
私に対して告知が行われたのは、Aと一緒にしていたプロジェクトとは無関係で、たまたま私が報道に関するチェック部門にいたから。
その告知でも罪状は伏せられていたので、酔ったかストレスで暴力事件でも起こしたのかと思いきや…
報道をチェックして、Aが前職時代に、他県で犯した児童買春だと知った。
報道には社名はなく、他県の地方紙に小さく載っていただけだったので、そこは安心した、が。
児童買春、いわゆる女子高生の風俗店だったわけだが、昨日まで一緒に仕事をしていた人間が違法と分かって未成年を買っていたという事実は気持ち悪すぎた。合法な風俗はいくらでもあるのに…
押収品が写真だったんだが、Aが入社時に写真が趣味と言っていたことを思い出し、よりおぞましい気持ちになった。
(ここからは若干自意識過剰と思われるかもしれないが)同じプロジェクトで仕事をしている中で、ほかのメンバーから「あの人あなたに興味があるらしいから今度飲み会セッティングするよ」と言われたり、本人からもちょっとした好意的なアプローチがあったので、その欲と地続きで児童買春して未成年のいかがわしい写真を撮影していたかと思うと本当に気持ちが悪く、恐怖を覚えた。
プロジェクトの時に私に向けられた、よく言えば好意的、悪く言えばいやらしい目つきで、被害者の写真を撮っていたことがリアルに想像できたから。
その上、報道チェックの業務としては、Aのプライバシー保護のために逮捕されたことすら口外禁止だったので、誰にもこの気持ち悪さを言えないことにもモヤモヤした。特に私は何か被害にあった訳ではないが、結果的にAは守られ、私はひとりでこの気持ち悪さを抱え込むしかないのかと。
アクタージュの件、被害者の感じた恐怖はいかばかりかと思う。私も中学生時代まででも十数回痴漢行為をされているのでその面でも許せない。
同時に、一緒に仕事をしていた作画の先生は、どれほど悔しく、おぞましい思いをしているかと思うと心が痛い。
「クリエイターとして、作品が中断される無念」の方がクローズアップされがちだけど、個人として、今回の痴漢行為と地続きの人間性や欲を、向けられてたこともあるんじゃないか。直接の被害でなくても、言動や表情から滲むものはあったと思うし、思い出したくなくてもそれらが気持ち悪い記憶として残ってしまわないか。