2020-08-27

偽ブランド品を買い続ける母親

母宛に荷物が届いたので受け取った。ベッコベコになったダンボールに、中国語で書かれたラベルが貼ってあって、既に嫌な予感がしていたが、まあ受け取って母に渡した。

「あら〜ようやく届いたわ〜ウフフ」と言いながら嬉しそうに開ける母。ダンボールの中からはなんとディオールのバッグが登場。

3500円で買ったんだってディオールのバッグを。そんで中国から、ベコベコで緩衝材も入ってないダンボールで届いた。

ディオールのバッグがそんな雑な縫製で、裏地もついてない、ペラペラな作りなわけがなかろう。

しかタバコみたいな臭いが染み付いていて、ファブリーズして玄関のところに干して何日も放置してある。もう飽きてる。

母は何度言っても偽ブランド品を買うことをやめない。シャネルコーチのバッグ、財布も沢山持ってる。偽物だけど。

お母さん、偽ブランド品を売ることは違法なんだよ。違法なお店にお金払ってるんだよ。お母さんはわかってて買ったんでしょ。3500円払ってそんな粗末なバッグ買うならもっとまともなのを買おうよ。

私と父2人で諭しても怒っても効果なし。

父と2人で言ってる時は少しはしおらしく聞いてる(理解はしてない)けど、私1人で話してる時は、すごい勢いで反論してくる。

「お母さんは偽物でいいもーん」「安くディオールが手に入るならお得じゃん」(それはディオールではない)「違法でもバレなきゃいいもーん」しまいには、「そんなに言うなら、あんたが本物買ってくれればいいでしょ!」

恐ろしいことに、これは40を過ぎ、大学受験を控えた娘を持つ女性の言い分である

偽ブランド品の利益反社会的勢力に流れているとかって噂もあるし、こんなペラペラの偽物全開のバッグ持ち歩いて恥ずかしくないの?と思う。

我が家は決して貧しくないし、むしろ裕福で恵まれた方だと思う。母だって祖父会社を手伝ってそこそこのお給料を貰ってるんだから自由に使えるお金がある。

数ヶ月、衝動買い無駄遣いを我慢すれば本物のバッグなんて普通に買える。

だって、コツコツ小遣いやバイト代を貯めて、ディオールシャネルとは価格帯がまったく違うものの、憧れのブランドのバッグと時計を買ったのだ。他のことは多少我慢しなくちゃいけないけれど、コツコツと努力して貯金して、届くのはまだかな、と待ち続けてやっと手に入ったバッグは宝物だ。

ということを力説しても効果なし。

正直、「あんたが買ってくれればいいでしょ」を聞いて、心の底からガッカリした。

本人は対して考えもせず軽い気持ちで言ったんだろうが、あー、私の母親ってこんな人なんだ…って感じ。

まあ母のお金で買ったものなんだから家族であろうとあーだこーだ言うのは良くないとは分かってるが、ドヤ顔で偽物見せびらかしてるのが本当にダサいし恥ずかしい。

将来、就職してお金が稼げるようになったら母にブランドバッグや旅行でもプレゼントしてあげたいな、なんて思っていたが、この人は本物のブランド品を手にしたところで、すぐに飽きて、あれも欲しいこれも欲しいでまた偽ブランドを買いそうだからやめようと思う。

ちなみに、母が買った偽物の元ネタ?と思わしきバッグは、およそ30万円だった。

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