はてなキーワード: おためごかしとは
「今そこにある危機」以外の何物でもない。
そうですか。あなたがそう感じるのならそうなんでしょう。
先ほども書きましたが個人的に恨むのは止めません。
協力を強制されているのはその通りですね。いつもご協力いただきありがとうございます。
「女性の涙ながらの発言は信用できる」という社会習慣と刑法が分けられずに、冤罪を生んでる件か?
それと、「推定無罪」と「悪いのは犯人一人」は男性に対して適用されていないんじゃなくて、痴漢事件について適用されていない(ように見える)んだ。そこを間違えて無用な被害者意識を持ってどうする。
「今そこにある危機」以外の何物でもない。
刑法的に冤罪が罪として確定してしまったから間違えた女性も罪を負わねばならないと言うなら、それは悪いのは裁判官とか弁護士とか検事なんで。
社会習慣的に冤罪でも懲戒免職になったりするのは理不尽だ、と言う主張ならそれはその通りだと思うが、
それで犯人を間違えた被害者女性の法的な罰を求めるのは流石に無理筋。ただ、間違えられた人やあなたが個人的に恨むのは止めない。
無実の男性が罪を負わされている以上、間違えた女性が悪くないってのは無理筋。
ちなみに女性専用車両については「全ての男性に痴漢の罪による罰を与えるもの」と解釈してるらしいけど、個人的には「どうしても痴漢にあいたくない女性を助けるための暫定的な処置」という解釈。
言葉が足りなかったなと思ったので説明すると、ここでの「ディティール」っていうのは世界設定に関してじゃなくて表現にかかってる。(一応タイトルにも雑なのは表現だと書いたんだけど)
山本某が「表現についてのディティールが雑だから」怒っているのであれば、そもそもこの作品の本筋的には表現が多少雑であっても問題がないのではないかとか、いやいや意図的に雑にしているわけじゃなくて雑でも問題がない程度であるならテンポが悪くならない程度には表現を使うべきだろうとか、それなりに前向きで建設的な話ができるんだけど。
ご本人はこう言ってるんだよね。
僕が我慢ならないのは、せっかくの異世界小説なのに、異世界要素とエロ要素がからみあっていないってことなんだよ。 普通の現代社会で女子高生が売春をやってるのと、何ら変わらない。じゃあ現代小説にすりゃいいじゃん。
これは「世界設定についてのディティール」が雑だから怒ってる、と認識するのが自然な文章だと思うんだけど。
シャワーにしたって彼はシャワーなんていう文明の利器が異世界にぽーんと出てくるのは世界設定として雑だろって話をしてるわけで。細部まで設定の練られた異世界ならではの話であるべき、って話でしょ?
それそのものはまあ否定はしないけど、あの小説を最後まで読んだならJKハルは異世界で娼婦になったという作品は現実世界でも成り立つ、とはとても言えないと思うのよ。(序盤だけ読んだ状態での感想ならある程度は理解する)
あれは現代日本ではできない、というよりはご都合主義で雑な設定の異世界でないと成り立たない作品ではあるのね。その結果出来上がったものが面白いかどうかは別として。
だから「雑な世界でしかなりたたない話を書いてるんだから世界設定が雑になるのは当然だよね」「雑だけどその雑さこそが物語の核でもあるんだよね」って話。それに対して「そもそも雑な世界観の作品が好きじゃない」という話をするなら好みの問題だし俺は嫌いで結構なんだけど、こんな雑な世界設定に意味があるのか、ないだろう、って言われたら「実はこの先この雑な世界設定が意味を持ってくるんですよ。面白いかどうかは別として無意味なおためごかしってわけじゃあないんです。雑だけど」っていう。
だから「こんな雑な世界設定で異世界ものをやるなんておかしい」という主張は無理筋でしょ、っていう。これは「雑な設定の異世界」ものであって「異世界」ものじゃないんですわ、雑であることにあえて意味を持たせた作品なんですわ、っていう話かな。
そして「雑な設定の異世界」ものをまとめてなろう系とする新しいテンプレができつつあるのかもねっていう話でもある。(その中には雑な設定だからこそ意味があるものも、雑で意味のない異世界設定も、どちらも混ざっているんだろうけど)
そして世界設定が雑か否かっていう話と、世界を読者に伝えるための言葉が雑か否か、って同じ雑でも種類が違う雑なんだよね。
例えば「私はシャワーを浴びた」は雑な表現だけど、仮にあの世界においてシャワー的な機能を有した何かファンタジックな装置Xが存在したとして、特に何の説明もなく「私はXを浴びた」って表現されたらそれって読者がどんな形状のどんなものを想像すればいいか分からない、場面の想像が容易でないって点では同じぐらい雑だけど、世界設定としては細かい部分まで練られてるから雑とは言えない。
そして世界設定そのものが雑でもそこでシャワーという単語を出さずに「私は水浴びをした」とか「私は身体を洗った」くらいだと、まあそれでも思い浮かぶ風景が統一されないという点で見れば雑かもしれないけど、少なくとも解釈違いで怒り出すような人はシャワーと比較したらだいぶ減るよね。そういう解釈違いを起こさないように表現に気を使ってる=雑じゃない。だけど具体的にどうやって異世界で身体を洗うのか触れられてない以上、世界設定としては雑と言えるよね。
ということを前提に、雑にシャワーを浴びたって言えちゃうのは表現面で雑で、その表現面の雑さはメインターゲット層には特に問題なかろうけど、それ以外の人にも興味を持ってもらうことを考えたい、客層を広げたいなら直した方がモアベターだと思うよ、っていう話。
そしてそれに気が付くべきは作者よりも、これまでに色々と本を見ているはずの編集者であるべきだったのでは、という一点においては山本某の言葉は割と正しいんじゃないかって思ってるよ。
何度も何度も何度もみんなが言ってるけど、ジャンプ批判派の人が都合よくスルーするので。
「ゆらぎ荘の幽奈さんの内容を貶めていない」「性暴力を肯定していると取られかねない巻頭カラーを批判している」「規制しろなんて一言も言ってない」
まあどれも後から無理矢理言い出したことですが、これらはよしとしましょう。我々は賢いので。
でも、それなら大元の性暴力と他の暴力の違いって、何ですか? 性暴力にだけ目くじらを立てているように見えるのは何故?
ジャンプには主人公がバトルで(暴力で)問題を解決する作品があるけど、それは暴力を肯定しているの? 顔を赤らめてないからセーフ?
表紙とかカラーで武器を持ってる人もたくさんいましたけど、言及ないですね。言い出したら多勢に無勢で都合が悪くなるから? ハンター×ハンターの表現は流石だとか褒めてる人もいませんでした?
他人と違う変なキャラを笑うギャグ漫画もありますが、これも暴力? 巻頭カラーでギャグ顔してたら、外見差別?
あと権利侵害の無断転載して、Twitterで拡散して影響受ける被害者を増やすのも、暴力行為じゃないのかな?
性暴力の肯定とか子供への悪影響とか、もっともらしいお題目を唱えてはいますが、お色気表現とバトルやギャグの暴力性がどう違うのか全然わからないんですけど。ちゃんと考えてから発言してます?
社会人のセクハラに結びつけてる人もいましたけど、そんなに影響力強いならもはや洗脳装置じゃないですかジャンプ。なんで街中が暴力の支配する世紀末世界じゃないのかが不思議でしょうがないです!
そして、表現による悪影響という繊細で論じにくい話題で批判の大音声を上げているのに、まさか現実の未成年に対する性暴力発言を許す訳がないですよね。
少年誌のお色気程度に苦言を呈しているのに、実際被害に合ってる人を二次加害したりする人がいる訳ないですよね。
中 @kanakanakana35
私はもっと言われてますよ。あの表現はジャンプにはよくないと言っただけで。あなたのズレた意見も彼らの罵倒にますます力を与えています。それなのに自分がされた時だけ性暴力!ですか?
いました~。誰あろう今回のジャンプ批判の発端の方ですね! 不思議! 未成年の女性には暴力振るってもいいルールなんでしたっけ。あれ? ジャンプ読者?
真面目な話、自分の仲間がした性暴力発言はスルーして未成年者への二次加害に加わり、そのくせ少年誌の表現は批判する。こういう人が表現や性差別や暴力について、真剣に考えているだなんて思いますか?
現実に性暴力発言を受けた未成年者に直接、「被害者気取るんですか?」「あなたの方が加害者」と暴力を振るいながら、お色気表現を批判している自称反ミソジニーの人たちの目指すものって、一体なんなんでしょうね。
この人のおためごかしとか正義っぽく見える発言はわざわざパッチワークして援用してあげるのに、Twitterでアカウントを見れば溢れ出てるevilな毒部分は存在しないかの如く扱う人たちも、何を目指してるのか、大変気になりますゾ~っ
余計なお世話だろ
ショーンはぶっ飛びすぎてたから仕事なくなったけど、別に悪いことしてた訳じゃなくて純九州男児ってばれたあと外人キャラ保てなすぎるだけだし
慶応を国立大とか、部署の詐称とか、その程度なら問題にもならん
その程度で命取りになるならやまもといちろうなんか何回死んでる?
そりゃそいつからしたらお前らはもううざいだけだよ お前らがそいつを見捨ててんじゃなくてそいつがお前らを切ったんだ
怪しいやつのサロンに金はらいたい人びとなんてそれが趣味なんだから、国立が慶応でも問題なんかねーよ
そいつは今の仕事も楽しくて、新婚で、あとブログで自己実現してるだけだろ?どこにも問題ないやんけw
正直に言えよ
同じゼミであいつはぼっちとかいってハブってた対象で就活も自分等より下だったはずのやつが
意外な才覚見せて変なルートで逆転かけに来てるのが気になって腹立たしいだけなんだろおめーらはw
いや、「おめーら」はよくねえな、ゼミ全員そこまでせこい人間だというのも考えにくい
ぶっちゃけ、嫉妬して粘着してるのは元増田含めてせいぜい数名だろ?お前の発言の感じからはショボいやつの臭いがする
いちいち自分の発言のバックに仲間が大勢いるみたいな匂わせ方をするとことかな
自分に自信があるやつ、自分一個の良心で動いてるやつはお前みたいなものの言い方はしねーんだ
おまえあれだろ
お前自身がゼミの下の方のやつで、数少ない自分と同等か下ぐらいだと見なしてたやつが上手く行くかもしれないのみて慌ててんだよw
ほんま見苦しいわ
僕は「痴漢行為を軽蔑する」とも書いてるし、僕が女性を怖いと感じるように、女性も男性を感じているだろうことは理解しているつもりです。
最初の増田にはそのような記述はないですよね。ツリー下の元増田を自称する記述にはあるけど増田は投稿者を特定できないし、
そもそも、最初の投稿にその記述が無いということは、あれを書いた時の増田の思考の大前提に「痴漢は軽蔑する」がたまたま抜け落ちていた、
もしくは、あくまでも自分が被害者であることを主張したいがゆえに、その源流の痴漢の存在はメタでしかなかったんじゃないかなーと思ったんだけど。
思考の優先順位は「女は俺を殺す可能性がある」の方が上だったのでは、と感じ、それを私はわぁ被害者意識丸出し―と感じたんだよね。
まぁ、被害者の立場に実際に立ったことがなければ仕方がないことだとは思うけれど、
後付けで痴漢は軽蔑すると言われても、最初の増田ではひたすら女は俺を殺すって怯えてたのに、何を今さらおためごかしだよねーと。
と書いてあるけれど? 女は俺を殺すことが可能だという主旨を修辞的にしているだけだと思うんだけれど。婉曲表現すれば被害者意識が薄まる訳ではないし、
自分を良く(女性の被害の辛さも分かっていますよ風味に)見せようとして、自分が言いたかったことを曲げちゃってるのかな。
だけど、実際に満員電車で男性の隣になってしまった女性の目から見れば、こういう男とそうでない男の差なんてわかんないんだろうな。
と、女性に向けて不満を表出する独り言の体をとったような言葉を使っているんだよね。
上と同様、修辞的に言葉を飾ってはいるけれど、もっと簡単に言えば「女は加害者だろ」と問いかけている。
それで、無視しているつもりはなかったんだけど…というのは、ちょっとムシが良いんじゃないかと思う。
その憤りを向ける相手は、女性だけじゃないはずなのにね。なんで女性に向けた愚痴の体になっちゃってるんだろう。書いた本人も気づいてなかったりする?
私も男性専用車両だって作ったらいんじゃね?と思うけど、そんな一方的に露出女に冤罪吹っかけられたらーみたいなことばっかり言ってる人の言葉
そのくせ自分が被害者ぶってない態度に見られないための言葉の飾りには熱心なばっかりの言葉では、人を動かすのは難しいと思う。
増田が最初の増田(ややこしいな)に書いた男性性の不如意さと、女性が冤罪加害者の権利を行使する可能性って、普通に生活していればどちらもイレギュラーケースだし
理性で不如意な側が、コントロールされるように外形的な対策を取られる優先対象になるのは社会ではごく普通の処理だよ。
あと実際の被害者数も大きな差があるんじゃないかな。圧倒的に痴漢被害者の方が冤罪被害者より多いと思うので、対策を優先的に取られているのだと思う。
ただ男性の不安も理解できるからね、増田さんが主張される通り、女性はいつでもナイフを握って男を社会的に抹殺できる権利があるんだから男性専用車両も必要。
まぁでも、男性専用車両作ったところで混在車両がある限りはこの問題って解決しないよね。男女で車両分けないと。
さっき銀行に行ってきたけど、女性行員さんのが数が多いし、自分の職場を思い返しても男女比6:4ぐらい。
問題は「何の為に生きるのか」ではなく、「死ぬまでに何をしたいのか」だよ。
私達はゆるやかに滑落している。にも関わらず、その事実をまったく見ないふり。
明日突然転げ落ちるかもしれないのに、その時に惜しいと思ったって遅いのに。
「何の為に生きるのか」だって? 笑えちゃう。何もかもから目を逸らすに足るおためごかしを探す為だろう、まったく。何なんだおまえらは! 私もだけど。
何を成したら満足に死ねるの? 教えて、お爺さんお婆さん。いま満足してる?
痴呆とかいう自然の麻酔薬が過不足なく働いてくれることを願うとともに、そんなのはまっぴら御免だね。
明晰さを失うために毎日鏡を見ながらぶりっ子めいた振り付けで、「うーんこ」とか「ちーんちん☆」とか猫撫で声あげればいいのか? 自己を変革していくということ。現実を現実と思わない暮らしを実現するということ。
最近のスマホゲーム(美少女ゲー?)はサービス終了したのちもアプリを開きゃあ往時の記録だったり、かつて入手したキャラクターを閲覧できるらしいね。
まったく思いもしないところから、完璧な死のあり方が提示されたなって思ったよ。
どうだ? 何かを成し遂げたとして、死んだあと、ちょっと大きくなった子供が宝物の石を愛で愛で撫でさするように楽しみ返せるとすれば、「死ぬまでに何をしたいのか」の問いに各々答えが出せるだろうよ。
死後の世界で話の種にしたいね。社会に働きかけたやつもいれば、ほんの自分の周りにだけ関わって、それで終わりってやつもいるだろう。でも誰だってそいつなりに時間を重ねてきた、比べようのない価値がある。いや、しかし殺人者はどうすればいい? あの世にも法と正義が敷設されていることを祈るか、または祈らない人達もいるだろうな。
はーーーーー。アホらし。アホらし。
結局人間的価値観。死後の世界が人間だけのものでないのなら、動物は人間に苦痛を与える権利を得て然るべきよ。そしてどんな人間法も適用されない人間地獄であるべき。
世に憚る宗教幻想、死後幻想の救いがたき愚かさ。そしてそれらをフィクションとして寛容に受け止められない私の愚かさ。
オラ死にたくねえ。人間の文化、価値観、七割がた大好きだ。もっともっと人間の先行きを眺めていたい。そうでなけりゃ馬鹿になりてえ。
だがしかぁし
一つは
「世間は評価しないし、実際世の中の大半の人間にとってこの作品は無価値だろうけど、自分にとっては傑作」
もう一つは
「世間は評価しないけど、この作品は多くの人にとって絶対的な価値のある傑作であると自分は思う」
後者のように考えている人間に対し前者のような言葉で理解を示しても、それは単なるおためごかしである。
それは例えば、「健康のために野菜を食べるべきだ」という親に対し
「うんうん。何を食べたいかは人それぞれだよね!」と言うようなものである。
後者のような意見に対しては、「一体何が絶対的な価値であるか」という議論しか意味を成さないので
荷席にあったのは、大量の飲料水だった。
それらは見覚えのある市販のモノで、未開封であり何の変哲もない。
予想外の代物に弟たちは肩透かしを食らうが、数秒の沈黙のあとにミミセンが閃く。
「聖水か? この水は? 聖水として売っているんじゃないか?」
事態を上手く飲み込めない教祖は、弟たちにコロコロ目線を向けながら、坦々と説明を始めた。
「いえ、単純に私個人が使うものです。ちょっと前に水ブームがあったでしょ? ここに来る途中、在庫を持て余した店が安く売っているのを見つけて、衝動買いしたんです。効能はよく知りませんが、飲料水として普通に使えるので」
教祖は状況を飲みこめないまま、車を人質にされて問答を迫られることになった。
「……何だか、随分と知識が偏っていますね。そんな目的はありませんよ。信仰している人は他にいても、組織ではないですし」
「なんだよそれ、じゃあ何のために布教してんだよ」
「何って……教えを説いて、広めることに決まっているじゃありませんか」
「いや……だって、その“教え”ってのが……」
「分かりきっている? 当たり前?」
それは確かに弟たちの言おうとしていた言葉だったが、教祖自身から出てきたということに驚きを隠せなかった。
「それを分かっていて、何で」
「当たり前のことが、実は当たり前のことじゃないのです」
「人は時に『今さら』だとかと腐すけれど、それは誰にとっても今さらなことではないのです。掛け算の順序を逆にしても答えは同じことを子供が自ずと発見したとして、それを『今さら』だと腐す大人がいるでしょうか?」
もっともらしくも聞こえたが、弟たちは怯まない。
「いや……でも、やっぱり今さらだよ」
「仮に今更だとしても、その知識を自ら完全にモノにして、始めて知識は本当の意味を持つんじゃないでしょうか。ならば全ての人間がそうなるまで、今さらだと思われていることを反復して、提唱することは意義のあることだと私は信じています」
「なぜ、それを宗教に絡めて?」
「一つの体系に限界を感じたからです。科学的な、現実に沿った教えは尊重されるべきですが、それでも取りこぼしはある。だから私は宗教を通じて生活をより良くする教えを、別の側面から広めようと思ったのです」
「あえて、非科学的なことを言っているってこと?」
「本質的な意味や目的が同じであれば、私は一つの体系にこだわらなくてもいいと考えています。むしろ拘ることこそ、視野を狭くする要因になるとも思っています」
教えに対して、予想外の理念に弟たちは顔を見合わせた。
教祖の言うことは詭弁な気もするし、おためごかしの可能性も捨て切れなかった。
或いは他に見落としている何かがあるかもしれない。
だが、弟たちには何の論拠もなしにどうしても食い下がるような理由が特にないのである。
「難しい話だとは思いますが、世の中には“科学だから信じる人”もいれば、“宗教だから信じる人”もいるのですよ」
教祖の乗った車が走っていくのを見ながら、弟たちは自分たちの頭に残るモヤを何とかしようとしていた。
「どうなんだろう……宗教だからといって頭ごなしに否定するなってのは、何となく分かるんだけれども」
「うーん……要はあの宗教が良いのか悪いのかで考えることになるんだけど……何を信仰していようが、それでヘイトを広めたりだとかもせず、むしろ善良な人を育てようとするなら、少なくとも悪いことではないのかも」
「不安があるとすれば……信者たちは本当に、そういった理念を把握した上で信仰しているかってことだろうね」
「どういうこと?」
「同じ宗派だからといって、同じ方向を向いているとは限らないって事だよ」
3DSを正統進化させた「純然たる携帯ゲーム機」だと、失速してる据え置き機(WiiU)分野をPS4に不戦敗で明け渡すことになってしまって今後の挽回が難しくなる
だからどうにかして据え置き機としての体裁も取り繕わねばならず、そのために「WiiUを越える性能」を求めた結果、携帯ゲーム機としてもかなり巨大なサイズになってしまった(それでいて競合の据え置き機には性能的には及ばない)
メーカーが主体的に選んだ仕様ではなく、八方塞がりな状況であれもこれもと盛り込もうとして全てが中途半端になってしまった、といった感じがする
「据え置き機と携帯機の融合」ってのは単なるおためごかしに過ぎず、実態は「据え置き機の失敗のフォローを携帯機に押し付けただけ」
これって正論だったよね
リベラルの人たちは「寛容主義は不寛容を寛容しない」なんておためごかしで逃げ回ってたけどさ
現実には「差別的な文化を持った人々」っていうのが存在するわけじゃん
具体的に言えばイスラム文化圏の人々とかだけどさ、彼らはたとえば男尊女卑だったりするわけじゃん
彼らを受け入れるということは男尊女卑などを受け入れるということで、やはりリベラルにとっては問題になる
欧州なんかの「リベラルな人々」は彼らへの態度を決めかねてしまっているよね。どうすんの?改宗でもしてもらう?
寛容主義は「(先進国にとっての)"野蛮"な人々」を想定し損ねてしまったよね
「差別という文化」に対して、もっと敬意をもって接するべきだったんじゃないかな?差別主義とは「レイシストはだまってろ!」の一言で切り捨てられるものだったのか
JR北海道がヤバいということで、分割民営化がおかしかったのではみたいな議論が出ているから、分割民営化の経緯の要点を書くぜ。
まず「民営化」の方。
そもそも国鉄は独立採算制であり、要するに税金で運営されていたわけではない(ここ勘違いしてる人がとても多い)。しかし、それでありながら経営の最終決定権は国にあったので、だいたい以下のような具合になった(数字はてきとう)。
自民党「これを作るように」
(数年後)
「政府が金は出さないが口は出す」というどう考えてもヤバい体制であり、これなら「金は出されないが口も出されない」民営の方がマシやんけ、というわけである。これは国鉄できた当初から予見されてたことであり、産業能率会議(昔そういうシンクタンクがあった)なんかは、50年代・60年代に2度にわたって「これ将来絶対破綻するから、分割民営化しないとヤバいって! せめて、公社のままだとしても口を出されないシステムに改革しなきゃ!」と政府に提言していたのだが、まあガン無視された。
要するに国鉄民営化は、50~70年代の政権与党の無策の尻拭いであり、「中曽根ちんが国労つぶしのためにやった」なんていうのはそれを糊塗するためのおためごかしに過ぎない(早川タダノリとかフジヤマガイチとかの有名なリベラル系アルファツイッタラーがこの見解にガン乗りしてるのは謎だが。君ら本当はネトサポなのでは?)。中曽根ちんは確かに国労嫌いマンだけど、第二次中曽根内閣で運輸大臣に分割民営化反対派の細田吉蔵を据えるなど、民営化に関して途中まで党内風見鶏に徹してた人でしかないし、国労は80年代には主流派(社会党右派)・非主流派(社会党左派)・反主流派(日共)の内部対立がひどくて(その結果が86年修善寺大会よ)往年の力なかったから、民営化なくても崩壊しそうだったやないか。分割民営化のせいで国労が崩壊したというのは、原爆投下のせいで日本は負けたと言ってるようなもんで、最後のひと押しを過大評価している。スト権ストの大敗北がミッドウェー、マル生粉砕が南部仏印進駐とみるべきじゃないですかね。マル生粉砕の成功が致命的な失敗やでほんと。
これは、当時の国鉄が極端な東京中心・地方軽視主義だったことへの対策である。いやほんと、国鉄時代の時刻表をJR後の時刻表と比べてみれば分かるんだけど、国鉄時代の地方のダイヤってスッカスカだぞ。あと東北地方とかが本当にスピード遅くてさあ……(国鉄はローカル線用に、うんこみたいな性能でスピード出ない上に排ガスがひどく、排熱管のオーバーヒートが原因で発火しやすいので安全性もクソという、褒めるところのない内製エンジン積んだ車両しか入れなかった。地方民の利便性より内部の論理が優先されていたんである。JRになったら海外メーカーの高性能エンジン積んだ新車を積極的に導入したのでめっちゃスピード上がった)。別に今のJRだってそこまで地方を大事にしているわけではないが、国鉄との相対評価でいえばめっちゃ大事にしてる(各社でバラつきはあるが)。組織がデカくなると、何をやるにも本社の顔色をうかがうようなことにどうしてもなるという話ね。
というわけで、各JRはある程度小さめに分割しようという話になっており、実際当初は本州を5分割(東北・上越・東海道・山陽の各新幹線沿線と関西&北陸)した8分割案が有力だったのだが、線路を共有する東北・上越分割の難しさなんかがあって、予定よりも会社の規模が大きすぎる本州3分割になったのだった。東海については、名古屋を大阪の下につける本州2分割案には名古屋政財界からの非常に強い反発があったため、当初の予定に近い形で割った。
で、こうしてできたJR各社の経営状態には差があるわけだが、別にここを何も考えていなかったわけではない。本州3社には国鉄の債務を渡して利子で苦しんでもらい、3島会社には債務どころか逆に「経営安定化基金」という補助金的なものを渡すことでバランスを取ろうとしたわけである。よく「JR北海道が赤字になると分からなかったのか」ということを言う人がいるが、「赤字になることが分かっていたのでその対策もしたのだが、それでもダメになってきた」が正解である。
諸々の詳細については、今では『戦後史の中の国鉄労使』『国鉄最後のダイヤ改正』などいろいろといい参考文献が出ているので、気になる人はそういうのを読んでね。
ちなみに今後のJR北だが、まあ厳しい。再国有化や上下分離を言う人もいるが、国も道も沿線自治体も沿線住民も、そこまでしてローカル線を残したいとは思ってないだろうしなあ。交通弱者の話にしたって、「バリアフリーとかにまでは手が回らないローカル鉄道に金を投じることが、その金をバスや福祉タクシーなどの補助に全額ベットするよりも交通弱者に優しいと、お前心の底から断言できるの?」という話になる。鉄道が交通弱者にも十分優しいのは都会の話であり、みなバスの強さを過小評価している。インフラは税金で維持されるべきだが、いつでも鉄道がベストかは本気で考えなきゃいけないところだぞ。中標津や音更、中札内など、鉄道が廃止されてからの方が街が栄えてる例というのも道内にあるしな。