はてなキーワード: 聖おにいさんとは
・好き
SPY×FAMILY
働かないふたり
サマータイムレンダ
ハコヅメ
チ。
死役所
裸一貫つづ井さん
・読んだ
途中でやめた
・怪獣8号(多分2巻くらい)
・呪術廻戦(1巻)
漫画アプリで無料のところまで読んで、面白くないものはそのまま読まなくなる、という感じ。
人におすすめしてもらうと読もう!という気持ちになるので、ぜひおすすめを教えてほしい。
好きな芸能人とかが薦めていたものから読んでいるので自分の好きな漫画の傾向がよくわかっていない(あとそもそも漫画に疎い)。どういうのが好きそう、とかもよければ教えてほしい。
【追記】
自分にしてはたくさんのブコメ貰えて凄く嬉しい!みんなありがとう。
NARUTOが入っているのは多分、世代…かな?アラサーです。バトル漫画(?)は何がおこっているのか結構わからないことが多いかも。(チェンソーマンや呪術廻戦)
みんながおすすめしてくれたもの一通りググってます!割と絵柄が可愛いもの読みたがりがちかも。
中でも気になっているもの
・ぼくらの
・日常
・R15じゃだめですか
・葬送のフリーレン
・彼方のアストラ
・アオアシ
・今際の国アリス
・それでも街は廻っている
・僕の妻は感情がない
・ヴィンランドサガ
・恋は光
・娘の家出
・重版出来
あと結構ドラマを見ていた時期があるので、漫画は読んでないけど好きです!
・凪のお暇
読んだことがある
好き!あげるのわすれてた
読んだことがあって続きが気になりすぎてYouTubeで何故かオリラジあっちゃんのネタバレ動画を見ちゃったんだよね。。でも読みたい!
[B! 宗教] 土偶 on Twitter: "『聖★おにいさん』を現時点で出ている単行本全てを読んでいる。その中で気付いたことが幾つかある。"
こちらに関連しまして。少なくとも私は楽しみましたし馬鹿にされたと思ったことはないですね。
読んだのは相当昔のはなしです。
「この漫画がすごい」で名前をみかけたのが最初の出会いだったと思います。その直後に日曜牧師をやっている友人から押し付けるようにその漫画を渡されました。「面白いのに勧められる人がいないんだよ。クリスチャンじゃないと面白さがわからないからさ」と彼は言います。「そんなことないでしょう。その漫画たぶん有名だよ」と私は言いましたが彼はそんなはずはないと強く否定しました。
家に帰って読んで泣くほど笑いました。でも確かに彼と同じ感想を抱きました。これはクリスチャンと仏教徒向けに書かれた内輪受け漫画です。対象読者は狭いけれど刺さる人にはものすごく刺さるやつ。なぜこの漫画が一般受けしているのだろう・・・? というのが私の正直な感想でした。
キリスト教と仏教に理解のある人が愛情を込めて描いた漫画だと私は思います。
(上記書き換えました: よくない書き方でしたね。すみません)
読んだのが昔すぎて内容を覚えていないけれど、思い出せる部分を少しかいてみようとおもいます
キリスト教には三位一体といって主と御子と精霊を同一視する考え方があります。
グラブルでいえば バハムート と ルシオ と ビィ君 を同一視ですね(伝わるのかこれ?)
ところで聖書の中に「見よ、いま霊がハトのように天から舞い降りて・・・」という記述がよくでてきます。精霊ってハトみたいに降りてくるんですね。みたことないけれど。
それが聖★おにいさんではこうなります。
「息子よ・・・」といいながら天のお父様が舞い降りてくる。
見よ、霊がハトのように・・・ってこれ ハトじゃん?!キジバトじゃん!!
お父様、くるっぽくるっぽ言ってるんですけれどぉぉ???!!!
これ、めちゃくちゃ笑えるシーンなのですが、知らない人が読むと単にハトが舞い降りてきただけに見えるのです。この漫画って解説の類を全くしないんですよ。読者に前提知識を要求するのです。
古代の世界の典型的悪者に「ユダヤの高利貸し」があります。キリスト教はユダヤ教派生なので旧約聖書部分は同じです。そして旧約部分に「利息をつけて金を貸してはならない」みたいな記述があるのですね。ところが歴史的経緯からユダヤ人には金貸業を営むひとが大勢いました。このあたりから「ユダヤの高利貸し」という典型悪が誕生します。日本でいうと山吹色のお菓子を持った越後屋ですね。そちも悪よのぅ。ヴェニスの商人にでてくる「シャーロック」は有名だと思います。
もうひとつユダヤ教における悪者を紹介します。ユダヤの徴税人です。彼らは罪人と同じ扱いをうけ当時の社会で差別されていました。
さて、これを聖★おにいさんの現代日本に移植すると「やくざの闇金と借金取りたて」になるのですね!このセンスすごくないですか。そしてやくざの竜二さん、イエッサに出会い感激してヤクザの足を洗いイエッサに弟子入りを志願するのです。ひゃぁーーー原作通り!原作通りキタコレ!
イエッサは悪人とされている人たちに寄り添いました。「なぜ悪者たちと食卓をともにするのですか?」と問われて答えたのがかの有名な「迷える子羊のたとえ話」です。
ある人が100頭の羊を飼っていてその一匹が迷い出たとする。その人は99頭のをその場に残し1頭を探しに出かけるだろう。そしてもし見つけたならば迷わなかった99頭よりもその1頭を喜ぶであろう
キリスト教は罪人のための宗教。イエッサは迷える者に寄り添うのですーーーー
いやぁ、原作通りですね!なんか竜二さんの家にご招待されていますよ。徴税人ザアカイかな?いや弟子入り志願しているし、ひょっとして聖人コースじゃね?これ。たいへんだ竜二さんが聖人になってしまう!
このエピソード楽しいのは竜二さんもイエッサもお互いの正体に気がついてないところですね。イエッサは極道のボスと勘違いされているしイエッサはヤクザという概念をそもそも知らない。完璧にすれ違っているのに聖書を再現していくのが面白ポイントですかね。ちなみに竜二さんがヤクザであることがばれてもイエッサは気にしないだろうしそれどころか弟子たちも含めてとても優しい目になるんじゃないかな、という安心感があります。ブッタ様御一行とはちがってイエッサ御一行は、あのね、経歴がね、結構アレですからみんな優しいと思いますよ。あと迷える子羊だいすきだからね。
長くなったのでここで一旦止めます
気分を害する人がいることに無頓着でいたいなら自分の気持ちも話さずに消えろって話だ でも私は平気でしたなんてのは傲慢さでしかない
どこかに気分を害した人がいたとしたらそうですね。
先ほどのまとめの発言者は仏教徒の方です。雑にいうと「仏教の内容があまり描いてねぇ。日本にはキリスト教徒が少ないから怒られないだけだぞ」という主張です。
絶望したーー!!生者の声を勝手に代弁するダメイタコに絶望したーー!!
言いたいことがあるなら自分の口で言うんだ。俺は聖★おにいさんが嫌いだというんだ。勝手にクリスチャンのせいにしないでくれ。
どこかに聖おにいさんに気分を害したクリスチャンはいるでしょう。彼らが自分の口で語り、それに耳を傾けるのは意味があると思います。でもダメイタコはやめませんかね?あまりにも不毛ではないですか?
私はこの作品を嫌いだという人を否定しません。作品の感想に正解はありません。あなたはこの作品が嫌い。私はこの作品がすき。これで話はおしまいです。
[追記2]
すみません、返信できなくなってきたので星のついてるコメントだけです。
cinefuk 増田だって「聖★はクリスチャンのママに見せても怒られない」とは思わないだろうし、あえて見せようとはしないだろうね。BL漫画じゃないけど、安彦良和『イエス』は面白かった https://manga.line.me/product/periodic?id=716781
すみません、ちょっとよくわからない・・・ ママに見せると怒られるんです??
漫画紹介ありがとう。これはすごいーー!本格的ですね!今の環境では解像度がおかしくて文字が読めないのであとで落ち着いて読みます。ありがとう。
sawaglico 前提知識あった方が楽しいよね。昔宗教美術を習ってた知識のおかげで面白いと思った。キャラのテンションについていけなくなって脱落したので、最近のネタ切れ感とかはわからないけど。
ひゃーーー すごい人きた!! 美大の方ですか?
minamihiroharu 「絶望したーー!!生者の声を勝手に代弁するダメイタコに絶望したーー!!」 ここでちょっと笑ってしまった。
ごめんなさい、絶望先生ネタです。ダメイタコ©︎久米田康治先生です。よろしくおねがいします。ちなみに「主語の大きい人」も久米田康治先生です。なぜかこっちだけ有名に。
あと私は腐女子ではないです。ごめんなさい。でも友人に腐女子の方はいますし、特に禁じられているという話は聞いたことないですね・・・? うちはプロテスタントなのでゆるゆるかも。牧師さんだって結婚するし酒飲むしタバコ吸います。カトリックだとどうなのでしょうね?
聖おにいさんで似たようなのあったな
どうしても火の鳥とか評価が安定してるものを選んでしまって、キングダムゴールデンカムイ進撃の巨人ダンジョン飯三月のライオンみたいな現在連載中とか最近のこの漫画が凄いで選ばれているようなやつは出せない。
あとかなり楽しんだサンレッド吸血鬼すぐ死ぬカルバニア物語鬼灯の冷徹聖おにいさんメシバナ刑事動物のお医者さんみたいな軽めに読めるのも何となく推せない。
ぼくの地球を守ってみたいな作者が今は旬を過ぎたのも出しにくい。
腐だがアカギやイニDみたいな萌えた漫画やセクピスみたいなBLは出しにくい、萌えで目が曇ってて面白さが測れない。
デビルマンとか面白かったけど三回くらいしか読んでない、でも入れといたら格好つくかなとか考えてしまう。
だれに対してか解らん見栄やら何やらでわけわからなくなる。
ちなみにトップ5は
さっき偶然漫画オタクの母に会ったのでこの質問をぶつけてみた。
「のだめカンタービレに、浦沢のmonsterやろ、萩尾は外せないよねポーの一族と銀の三角、あと西原のパーマネントのばら今何個?5個?じゃあそれで」と全く迷いがなく君本当に私の親かと思った。
ついでに旦那が帰ってきたので聞いてみた。
「えーそんなん言われてもそんな読んでないし、タッチ、乱馬、ドラゴンボール、アラレちゃん、あとキン肉マンかな」
「大事に買い揃えてる剣心とベイビーステップと三月のライオンは入らんの?」
「そりゃ子供の頃に読んだやつにはなー」
日常と非日常の組み合わせというのは創作におけるオーソドックスな手法だが
で、近年のこのパターンの人気漫画のうち90%以上が後者なんだよね
理由は1つ。ほんとにただ1つ。
描くのが楽だから。
そりゃそうだ。千と千尋の世界観を綿密に作り上げていくより、日本を舞台にして適当に宇宙人でも連れてきて
そこで起こる悲喜劇書いたほうが1000倍楽だもんね
俺たちにとっての日常(箸を使って食べ物を挟むとか外出するときは靴を履くとか)にいちいちキャラが驚くシーンでも入れときゃ
でもね総合的に見たときに前者のような作品の方が深みがあって、人の印象に残ると
ただその深みと売上が別に比例しないのが漫画の難しいところなんだけど
……………今日漫画持ち込んだんだけど、上記のようなことを編集者に延々教えてもらったよ
言われてみりゃ確かにそうだね。さすが編集、この程度の考察は日常的にしてるらしい
まあそれだけのお話です
以下の項目が当てはまる人は、今後はてなでの発言を控えたほうがいい。
・自分がいかに痛い人であるかを語るのが好き(例:http://lkhjkljkljdkljl.hatenablog.com/entry/2013/03/12/205635)
・どうでもいいことをあえて真剣に語るネタが好き(例:http://lkhjkljkljdkljl.hatenablog.com/entry/2013/03/12/205635)
・漱石の「こころ」、ヘミングウェイの「老人と海」を読んで大いに感動した
・文章術の記事をいくつもブクマしている
・バンプオブチキン、くるり、東京事変のCDを買ったことがある
・水曜どうでしょうが好き
・乙武君の尻馬に乗って他者を批判したことがある
○個以上当てはまったらアウト、などという生易しいものではない。
一個でも当てはまったら即アウトだ。
「西尾維新の一体何が受けてるのか?」皆目見当がつきません!/ジャンプの漫画を一度だけ読んだけど、超つまんなかった!(文章のプロなのに)コトバのセンスとか無し!
https://twitter.com/sukebeningen/status/7744494413
松本人志をニセモノ呼ばわりするのもこの辺り。「中島みゆきも、さだまさしもアリ」なんて言うコイツは両者の間にある「マリアナ海溝より深い溝」にさえ気付いてない。
https://twitter.com/sukebeningen/status/6198055144
いままで一位に選ばれたのって、『聖☆おにいさん』とか『進撃の巨人』とか『テルマエロマエ』とか…、まあ面白いではなく"面白風味"ばかりだよね。面白そうな雰囲気だけ醸してる、実際にはつまんない作品。
http://sukebeningen.blog46.fc2.com/blog-entry-201.html
聖☆おにいさん程度で偉ぶってる「丸井ブランドでオシャレ気取りな感じ」とかが、おそらくイラッとくるんじゃないスか?半端センスで。2008/12/20
http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/kaien/20081219/p1
原田知世の頃からまるで懲りないよね…上の世代のオタクの人らって… 2011/10/04
http://b.hatena.ne.jp/entry/togetter.com/li/195849
どうせPerfumeに群がってるのは「森高千里はロックだ!」とか「原田知世はイイ!」なんて言ってた連中に決まってる。
http://sukebeningen.blog46.fc2.com/blog-entry-154.html
まずPerfumeの女の子達が「いきなりブス」なのがヒドイ。「少し隙がある」とか、そんなレベルじゃない。アレは「クラスで十三番目に可愛い女の子」あたりだ。
ギリギリ余裕のブッチギリでタップリとアウト。そしてあそこに意味を見いだすオマエらの自意識がキモイ!キモ過ぎる!!
http://sukebeningen.blog46.fc2.com/blog-entry-97.html
もう全然センスが無い、「水曜どうでしょう?」みたい。(大泉羊などを見て笑えるのは頭がイカレている北海道民だけ。人間が素朴過ぎる。あいつら牛がモーと鳴いただけできっと二時間は笑う)
http://sukebeningen.blog46.fc2.com/blog-entry-164.html
おハロー。
聖おにいさんはオサレというのよりサブカル臭。それも悪いタイプの。
http://anond.hatelabo.jp/20081210172325
とても根が深いサブカルミーハー問題。『このマンガがすごい2010』を読んで。
http://anond.hatelabo.jp/20091216230059
「このマンガがすごい!」は罪深い延命装置。もう犠牲者を増やすな!!
http://anond.hatelabo.jp/20111224192828
を書いたぼくだよ。みなさん自意識丸出しでごちゃごちゃ言ってくるんで、胸焼けするぐらい非常に切ない気持ちになりました。なんというかもう……。
「かわいそうだね?」
って言葉しかでてきません(おっと、つい芥川賞受賞作家ネタが飛び出しちゃったよ。やべー、まさかここで芸術に携われる人間だったら絶対にチェックしておくべき、芸術を理解できないやつは興味ないふりして精神防衛していることでお馴染みの芥川賞のネタが飛び出すとは、俺のセンスパねえ)。
はてなブックマーク、およびツイッターの皆様がたは心のホメオスタシス機能をフル稼働させて自分の殻に閉じこもっちゃっていますね。みなさん図星を突かれたことを必死に隠そうとしていますけど、何で等身大の自分を直視できないのかねえ。
「格好をつけないことで、格好をつけている」
「「ホメればセンスいいと思われる記号」を批判すればセンスいいと見られると思ってる人の典型的批判」
やれやれ。春の熊に全員屠殺してもらいたいよ(センスある村上春樹ネタ)。
ぼくはきみたちの断末魔の叫びで心が汚れちゃったんで、ストラヴィンスキーを聞いて洗い流していました。グッドなアートはエバーグリーンな輝きでディ・モールト・ベネだね。
ということで、本題。反応を見ていると、ぼくが批判したい対象がイマイチ伝わっていないようなんで、ここでまとめて表明してみようと思う。
これ以上、この惨状を放置しているとホント取り返しのつかないことになるからね。砂漠に水を与えるようなものだけど、何もやらないよりはマシ、かな……。
きみらの軽い脳みそでも理解できるように4つに大別してあげているから熟読してほしい。2010年代はこういう奴らをいかにカルチャーシーンから排除するかにかかっているので、宇野常寛さん、荻上チキさん辺りは参考にしてほしいね。東浩紀さんは河原で石でも積んでてください。
では、いきますよー。
「ボンクラ」なんていう安っぽい価値観で連帯して、「中学生マインド」なんていう恥ずかしい心性を至上価値にしちゃっている一派。やっていることはひよこのオスメスの仕分けみたいなもん。ライムスターの宇多丸や町山智浩辺りが「いい」といったものを「味方」と見なして手放しで褒め称えて、けなしたものを一緒になって叩けば、「センスあるポジション」にいられると思っている。
「売れてる邦画はテキトーに叩いておけばおk」みたいな頭からっぽな行動も平気でしちゃう。そんで周りも見てもいないのに賛同しだすから目も当てられない。
中身をまともに分析しないで「大沢たかおが出演しているから、これはクソ映画だ」みたいな論理で動いていて、そんで「バカな大衆」と「審美眼のあるセンス抜群の俺」という謎の対比をしだすんだよね。「なぜこういう内容の邦画がいま売れるのか」なんていう深遠なトピックに触れることは一切ないし、考える頭もない。
自分の物の見方だとか価値観だとかが一切抜け落ちた、ゾンビみたいな奴ら。サブカル年長者の金魚のフンをやることに、羞恥心の欠片もない。「独自な物の見方をする人間」についていけば、「独自な物の見方をする個性的なわたし」が出来上がると思っている。
彼らの反応は非常にわかりやすい。ちょっと宇多丸のラジオを聞いただけで、習性がまるわかりで、「ああ、この映画はこいつら叩くだろうな」ってことがすぐに判別可能になる。その分かりやすさが蔓延の原因だといえよう。映画リテラシーがないのに、センスいいと思われたいやつらの格好の逃げ場になっている。
そんで、こういう奴って美意識がないから恥ずかしげもなく部屋に映画のポスターをべたべた貼って、ダサいバンドTシャツを着ていたりするんだよね。それでいて、オシャレに過剰なコンプレックスを抱いているから、「無理してオシャレしているやつは上辺だけの中身のない単なるカッコつけで、ちょっとダサいくらいの自分が本当は一番センスいいんだ病」にかかっていて非常に厄介。自分のダサさまで理論武装しなきゃ生きていけないなんて、ほんとに可哀想だ。
この病気を完治させるには映画について語りだすたびに「それ、ウィークエンドシャッフルで宇多丸が言っていたことだね」って言い続けるしかないと思う。「あ、その映画、町山智浩がキラキラで紹介してたやつか」、「昔、みうらじゅんがその映画をネタにしているのを見たことあるよ」でも可。
「人生で大切なことは、すべて伊集院光のラジオから教わった」とか真顔で言っちゃう恥ずかしいやつら。
映画秘宝系との違いは、映画を見たりする気力も何もなくて、横になってラジオを聞くぐらいの体力しか残されていないのに、自分が第一線にいることを疑わずに最新のカルチャーを必死に否定してくる。「最近のアニメって萌えばっかりで中身がないよね」って見もしないくせにしたり顔で口を挟んでくるのがこいつら。
自分が中年化し、ついていけないことを認めることができなくて、漫画やアニメは伊集院が褒めるものだけが絶対だと思っている。『わたしは真悟』だとか『アストロ球団』だとかね。
映画秘宝系はまだ自分の足で作品を鑑賞しようっていう根性があるけど、こういう奴らにはそれすらない。平気でCMカットのMP3音源を違法ダウンロードして、「やっぱり伊集院さんって聡明だよなあ」なんてアホ面下げてる。その続きはもちろん「本当に頭が良い人って伊集院さんのことを言うんだよな。やっぱり人は学歴や職業じゃなくて、物の見方で頭の良さが決まるんだよな~」なんて考えいて、「ダメな自分は本当は感性が鋭くて、周りのくだらない奴らよりもずっとずっと頭がいいんだ!」って泣きながら自己肯定をしている。
もうなんでもあり。
こういう奴らのためにはっきり言ってあげるけど、「感性」っていうのは行動で示さなきゃ形にならない。布団のなかで自分を慰めるための感性だなんて、ありゃしないよ。ゴミクズよ、もうよせ、こんな不毛な自己肯定は。
「センスがいい」というタグを貼られた商品を必死に買い集めて、なんにもない空っぽな自分を必死にデコレートしようと頑張っている。ビレバンに下駄を履かせてもらわなきゃ、外を歩くことすらできない可哀想な人。自分がビレバンから与えられる餌を食べているだけの家畜だってことに気づけない。
こういう奴がセンスいいと思われたい一心でカルチャーシーンを引っ掻き回して、むちゃくちゃにしていく。「このマンガがすごい!」で上位に入る漫画が悲惨な犠牲者なのは、前の記事に書いた通り。
なんにも作り出せない、作ろうともしないくせに、必死に消費物で「ぼくちゃん、クリエイティブなんだじょ!」とアッピールしたい厚かましい愚鈍なマリオネットたち。
こういう奴には「お前、ひょっとして浅野いにお漫画の登場人物を気取ってない?」って聞いてみよう。ズレてない眼鏡を何度も押し上げながら、「き、きみぃ、いにお漫画はね、単なるセンチメンタルじゃなくて実験的な手法にも取り組んでいて云々」って聞いてもいない作品論を震えながら語りだすぞ。
さらに「そのボブ、もしかしてつぶやきシローをリスペクトしているの?」って言ったら卒倒しちゃうので注意。
もし友人にこの手合いがいたら適度に自意識を潰してあげて、「やっぱビートルズが一番だよな」ぐらいのレベルに留めさせてあげるのが吉。弾けもしないのに部屋に置いてあるギターは、親切心で河原で燃やそう。
そう、お前らだよ。お・ま・え・ら☆
はてブやツイッターなどの安全圏からお手軽に一言批判して、「ふふ~ん、ぼくちゃん、こいつらよりも頭がいいもんね~。見てみて! ぼくこの人否定しているよ!! こいつより頭いいんだよ!! ほら、見ろよ、もっと! 見ろっ、見ろぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!」と汚い欲望を身体中の穴から漏らしている。
文字数制限を盾にして根拠もなにも示さずに、自分の頭で否定できる一文をなんとか見つけ出して、「やれやれ。きみはなんにもわかってないね」とただ否定するだけ。熟議に何の貢献もしない、耳を汚すだけのノイズ。
大抵のバカなネットユーザーは脳の大部分が「最新情報の暴飲暴食」でスカスカになっているため(俗に言う「グルーポンおせち状態」)、比較検証なんていう基本的なこともできない(本人は「できない」とすら気づいていない。そこを突かれると「時間がないから」「忙しいから」と言い訳して、何も届いていないメールボックスをチェックしだす)。だから、「最後に勝利宣言をした人間」に説得力があると思っちゃう。
このような「つぶやき批評家(気取り)」と「情報ジャンキー」はまとめてネット中毒矯正院にぶち込むべきですね! そこで『アルプスの少女ハイジ』でも見せて、少ない情報をいかに咀嚼するかを学ばせたほうがいい。こいつら、醜く太っていることが勲章だと思っているからさ。
以上、今すぐカルチャーシーンから撤退すべき害毒な消費者4タイプでした。こういう奴らが蔓延っちゃったのは「個性が大事」という間違った教育と、「作品の解釈は受け手が決める」なんていう甘やかしの成果だと思う。
確かにある程度の解釈は読者に任されるだろうけど、それを理由に笑っても怒っても何しても構わないなんてことはない。それだとスタンリー・キューブリックの『博士の異常な愛情』を見て、原子力礼賛だと思っちゃうようなことを許してしまう。
ぼくのような高い視座に立てているクリエイターって本当に少ない。名前を挙げるとしたら、映画監督の紀里谷和明か、小説家の岩崎夏海くらいか。
特に岩崎夏海の『「小説の読み方」の教科書』は上記であげた連帯のためだけや、センスいいと思われたいだけに消費する行為の解毒剤として最適なので、みんな読みなさい。早く読まないと、時代に取り残されちゃうよ。2010年代のクリエイターズ・バイブルだね、この本は。
みんなもうさ、中身のない自分を無理やり肯定するためにアートを利用するのはやめようよ。空っぽな自分を直視して、中身ある人間になるために努力するべきじゃない? ソクラテスもプラトンも、みんなそうやって大きくなっていったんだよ。
ぼくはもちろん毎年この時期は予定入ってないのだが、
なにをして過ごしているかというと
主に「このマンガがすごい!」を批判している。
聖おにいさんはオサレというのよりサブカル臭。それも悪いタイプの。
http://anond.hatelabo.jp/20081210172325
とても根が深いサブカルミーハー問題。『このマンガがすごい2010』を読んで。
http://anond.hatelabo.jp/20091216230059
まぁ、最近は興味を失ってきていたんだけど、
今年の「このマンガがすごい!」をたまたまコンビニで見たら、
ちょっと本気で我慢ならない惨状になってきたので書いてみる。
でもさ、これを一番に持ち上げちゃっていいのかな?
そんなのってもう、ある程度面白さが保証された予定調和でしかないじゃないか。
この漫画を推す背景って、
「手塚治虫を褒めることでセンスいいと思われたい」
っていう下心しか見えてこないよ。
こういうやつらって
「ホメればセンスいいと思われる記号」を
収集して消費していくだけだからね。
だから、ぼくは見た目がオシャレなやつを警戒するんだよ。
自分の見栄えをよくするためだけに利用するやつなんじゃないか?
ってセンサーがびんびんと反応してくる。
こういう手合いに騙されちゃいけない。
これも上位に入ってくるだろうね。
『デトロイト・メタル・シティ』も、
『聖☆おにいさん』も、
『テルマエ・ロマエ』も、
ぜんぶこの賞で潰されたようなものだ。
どの作品も2、3巻で終わらせてあげれば傑作になったのに。
(本当は1巻で終わるべきだけど、そこは譲ってやる)
センスいいと思われたいだけのマンガ読みたちが、
過剰に持ち上げるからグズグズと引き伸ばされて
完成度はみるみる落ちて行って
一応聞いてみるけど、
当時『デトロイト・メタル・シティ』を褒めていたやつで、
いま大切な人、たとえば好きな人にさ、
全巻プレゼントするぐらいの、それぐらいのこと、するの?
本当にその漫画が好きならできるはずだけど。
今さら『デトロイト・メタル・シティ』なんて恥ずかしい、
なんて思っちゃうんだろ、どうせ?
こういう奴らがたくさんいるから
アートは痩せ細っていっちゃうんだよ。
なんにも作り出せない、作ろうともしないくせに、
センスだけはよく見られたいっていう厚かましい欲求。
恥をしれよ、ずうずうしいっての。
まぁ、毎年こういうこと書いているけど、
マンガ読みたちにはどうせ届かないんだろうな。
届いたとしても鼻で笑って
こんなこと書いたって何にも変わらないんだろうな。
でも、やるんだよ。
「聖☆おにいさん」が、なんかヴィレッジヴァンガードっぽい、サブカルオサレ漫画っぽい雰囲気(あるいはそういう人が読んでそうな雰囲気)を出してて、読むの嫌だ的意見をここ一週間で3つほど見た気がすんだけど、そもそも聖おにいさんって漫画にそんな雰囲気あったっけ?てのは、別に「ないだろ」と批判する意味じゃなくて、単純に「そう思う人もいんのか」と驚いたっつー意味で。まあヴィレヴァン自体最近あんまり行ったことないから、どういう漫画を今取り上げてるかが分からないってのもあるんだが……
「なんかヴィレッジヴァンガードっぽい」っていうけど、あの店なんだかんだで色んな漫画取り上げてるし、そもそも店舗によって微妙にカラーが違うから、「ヴィレッジヴァンガードっぽい」てのって、共通概念でありそうで実はそうでもないと思うんだよな。
たとえば、俺は「聖☆おにいさん」はヴィレヴァンぽいとは思わなかったけど、「少女ファイト」はもう本の隙間からあのヴィレヴァン特有の変な香料のにおいが飛び出てくるほどヴィレヴァンのイメージがある。あと「G戦場ヘヴンズドア」とか「海獣の子供」とか「うちの妻ってどうでしょう?」とか「それでも町は廻っている」とか。でもこれらをヴィレヴァンぽいと言った人ってあんまみたことなから不思議に思ってたんだよ。そこへ聖おにいさんだろ。聖おにいさんっつーと普通の本屋でどーんと表紙上にして並べてある、っつーイメージだったからビビった。「サブカルぽい」って概念は思った以上に曖昧なのかなと思った。そんだけ。
聖おにいさんはオサレというのよりサブカル臭。それも悪いタイプの。
「これ消費したらセンスありますよ?」的なのがむかつくし、
買う奴は「私はこういう一癖あるのが好きなんだよねー」って
センスあるアピールで購入して、自分がどこにでもいる型にはまりまくった
中身は案の定、サブカル的な切り口を薄めに薄めて女子どもにでもわかるようにしたレベル低い作品。
聖☆兄を好きな奴は高確率でDMCも本棚に入っていてダヴィンチも購入している。
そんで音楽ライブとかにも行って「私はキモいオタクとは違う」って思っている。
そんなところがむかつくんだよね。ホント、今回並べられてる漫画って全部そんな感じ。
サブカル女が他の奴らとはセンスが違うと自尊心を満たすためのアイテムばかり。
選者も「私(俺かも)ってセンスあるぅー」って自己陶酔しながら記入してた。
そんな慰撫されるためのアイテムが良いもののはずがない。