はてなキーワード: 大卒とは
そりゃ、当たり前だろうし、まさに自分がそうだったが
大卒というのと、選抜は違うぞ。どちらを基準にするべきか?というのは確かにあるだろうが
普通は上位だけをみて言わず、平均をいうとおもっていたが、大卒といったら、上位10名ぐらいのことだ。というのなら、あなたにとってはそうなんだろうな。
大手企業を定年退職したおじさん?おじいさん?(以下Oさん)と一緒に働いているのだけど、ああこんなもんか、と思った。
この程度の能力であの地位に就けるのか、という希望と、いや実は私に理解できないだけでやっぱり凄い人なんじゃないか、という疑問とを整理するために書く。
Oさんについて
定年退職前のOさんと会うとしたら、いやな言い方だけどなんというか、「格上」として見て接すると思う。言っていることがよくわからなくても自分の理解不足を疑い、反論せず、尊重すべき相手として遇するというか。なぜなら彼は「上の立場」にいるから。
でもいま彼がしている仕事は、そのほとんどが私にもできる仕事で、私の方が高い精度で効率よくこなしている(と一方的に言うのはフェアじゃない気もするけれど、周囲も認めてくれている)。それはまぁ単純に私の方が経験が長いし、若い時期に始めたから吸収もしやすかったし、それを理由に能力云々を言うものではないと思う。
それでも思う「こんなもんか」ポイント
大卒で英語が話せるということの価値は、彼の現役時代にはもっとずっと高かったのかもしれない。
私があの大手企業で海外駐在できるかといったらハードルはかなり高い。
あーでも、こんなもんか。なんだろ、釈然としない。Oさんはあるべきところに収まったのか、いま地位のある人たちは能力が高いのか、能力ってなんだ?
誰かに気に入られるとか、勢いのある会社や部署を見つけて滑り込めるとか、それも大事な能力だ。運も実力のうちだ。相関関係は当然あるんだろうな。必ずしもイコールではないだけで。でも私が思っていたほどにはないのかもしれない。世の中にはいろんな能力の組みあわせがあって計り知れないし。
# 人物紹介
30歳男。某大手系列飲食店の雇われ店長。勤続2年くらい。交際経験5人未満、経験人数は両手足いかないくらい。
職場の後輩。25歳女。付き合って1年くらい。
30歳女。元アパレル。経験人数不明のビッチ。彼氏あり。1年前に年末年始の繁忙期に1月だけ一緒に働いたことあり。数日前に再就職し、再び同僚に。その間はニートしていた。
23歳女。彼氏あり。大卒で入った会社を半年で辞め、Aと同じタイミングで再就職した新人。
# 経緯
数日前に同僚A、同僚Bが入社し、二人の歓迎会兼新年会を行った。AとBはめちゃくちゃ馬が合うらしく、入社日からずっと大声で下ネタを連呼していた。二人とも性にはオープンで、歓迎会の場でも二人の下ネタが爆発。酔った勢いで、以前マネージャーを交えて、今の彼女と私とで3Pしたことをうっかり話してしまった。Aは女子校出身で処女だったのが、某高田馬場の大学で開眼、糞ビッチにジョブチェンし、以来マッチングアプリで手当たり次第男を食いまくっていたらしい。マッチングした某有名AV男優に呼び出されたホテルで複数プレイをした時に、身分証をチェックされた話を自慢げに話していた。Bはセックスの経験がほとんど無いらしく、セックスで気持ち良いと感じた事はない。二年付き合っている遠距離の彼氏とは通算5回しかセックスしておらず、自分にも性欲がないものと思っていた。ところが新卒で採用された会社で性の喜びを知ってしまい(本人談)以来、セックスへの好奇心とモチベーションがすごいことになっている(本人談)らしい。3Pの話にめちゃくちゃ食いついてきた。
# できごと
歓迎会でひとしきり盛り上がったあと、彼女と二人で会社の寮に帰り、セックスしようと布団に入ったタイミングで、彼女にBから連絡があった。なんでも他人のセックスを観たいから今からAと二人で部屋に行って良いかと。彼女も二人とは相当仲良くなっているらしく、二人になら観せても良いかなあとか言っている。私はというと、全く乗り気ではなかったが、以前複数プレイを経験していることもあり、他人に観られることには全く抵抗がない。正直どっちでも良かったので、そんなに観たいなら来ればと言ってやった。この時点では酒の勢いというか、全員酔っ払っていてこの半ば冗談みたいな状況を楽しんでいた。私自身、その場でAとBがレズセックスを始めたり、あるいは4Pに発展しないかと邪な感情を抱いていた事は否定できない。時間も遅いし、正直来ないだろうと思っていたところもあった。ところが数分後、本当にAとBが来やがった。
彼女を布団の中で触りながら、どんなふうに振る舞うのか二人を観察していると、部屋の扉を少し開けて、隣の部屋から時折のぞいて何やら二人で盛り上がっている。何しにきたんだあいつら。本当に観る気があるのか。まだ私も彼女も布団に入ったばかりで手足が冷たい状況。前戯にすら入っていない。この先暖房も効いていない部屋に二人をおいておくのもなんなので、部屋入れば?と言った。
はじめは大人しくしていたが、いざ異様な状況に直面しいたたまれなくなったのか、あるいは飽きたのか、すぐにこちらには目もくれずスマフォいじったり全く関係のない雑談をはじめやがった。聞けば早く挿入シーンを観たいのだとか。アホなのか。好奇心MAXのBの頼みとあって、二人が乗り気なら解説しながらセックスでもしてやろうと思っていたのに。
そんな二人を尻目に彼女の体を温め、キスをし、互いの性感帯を触りあっていたのだが、二人の雑談がうるさい。観たいと言ってわざわざ部屋に入り込んできたくせに、TikTokを観たり、何も関係のない雑談で盛り上がっている。あげく僕らを背景に自撮りを始めた。流石にキレそうになって、媒体に残すのはやめてくれ、あとうるさいので静かにしてくれと言った。じゃあメッセでやりとるするーと言ってしばらく黙って部屋にいたが、僕らが互いの性器を触り始める前に、突然、帰るねーと言って部屋を出て行った。本当になんだったんだ。
# 翌日
二人が出勤してきたの挨拶をした。そしたらどうも反応がおかしい。明らかに私を避けている。まともに目も合わせてくれない。仕事の合間のちょっとした雑談で下ネタをふったら、なぜか私が完全に汚れキャラとして扱われている。なんなんだよこの仕打ちは。お前らがわざわざ観たいと言ってきたんだろ。百歩譲って昨晩は仕方ないにしても、今日言うべきは、昨日酔っ払ってノリで行ったけど、思ってたんと違って帰っちゃった。ごめんね、だろ。まともな人間なら。
おそらくAVを観るようなつもりで来たんだろうが、リアルなセックスが鑑賞に耐えるものになるわけないだろ。あげくいたたまれなくなって即効帰って、そのくせ私を他人にセックスを観せる変態扱いか。特にお前だA。他人がお前のエンタメとして存在しているわけじゃないんだよ。30にもなってそんなこともわからんのか。自分がその場に行ったらどうなるか、どうしたらその場が楽しくなるのか、考えたことも想像したこともないのかよ。いくら経験人数が多かろうが、その場の思いつきで自分の楽しみを満たすものを消費し続け、そうじゃ無いものはゴミ扱いするような人間にまともなセックスができるわけねーだろ。あと厨房で大声で客の悪口を言うな。客席まで聞こえてんだよ。そんなんだからニートなんだよ。まともに仕事しろ。
今日は私の彼女抜きで職場の女子会をやるらしい。あーもー最悪だよ。絶対最悪な形でネタにするんだろ。同僚の女性陣から総スカンじゃねーか。ふざけんな。他人思いにセックスを観せてやろうと思ったのが間違いだった。
何してんだよ。二人のバカさと自分の軽薄さに心底後悔をした。その勢いで増田をしたためている。
# 反省
複数プレイ、あるいはセックスの観賞行為には、参加者の精神的な成熟が必要。そうでない未熟な者には気軽にセックスを観せてはいけないということ。どうか皆様の参考になれば幸いです。
これから就職を考えている方は参考にしていただければ幸いです。
【入社前】
今はどの会社も
入社動機がはっきりしている専卒・高卒はもとより大卒の入社理由は人それぞれで面白い。
いわゆる私大文系で自己分析の結果、数字ノルマのある営業や全国転勤は嫌だから「とにかく安定している」という理由以外特にないままこの世界に入るタイプ。
近年はJRや大手私鉄だと、MARCH・駅弁以上だけど現業という珍種もいる。
そこで待っているのは今まで経験したことのない同じ釜の飯を食い同じ寝床で寝る楽しい楽しい集団生活。
基本的にどの鉄道会社も4週8休で朝~翌朝までの24時間勤務をベースに循環交代しながら働くことになる。
○よく説明される例
(土)休み
(日)休み
だいたい説明会や研修でもこのような勤務の仕組みの説明を受け「非番は自分の時間!自由に過ごせますよ!」とかキラキラした目のサクラ社員に説明されるが実際は、
●本当の例
(木)朝~夜・・・残業でラッシュ対応とお昼まで教育、そのあと先輩に強制連行されて平日昼から酒(20時~終電間際まで)
(金)朝~(土)朝・・・本来は日勤だったが病欠が出たので半分休日出勤でそのまま通して全泊仕事
(土)朝~夜・・・仕事を終えた朝から昼までは詰所で死んだように仮眠、昼から組合員講座へ動員され夕方からは飲み会
こんな感じ。
終車後の仮眠時間はどの会社も概ね5時間前後だが全員が着替えやシャワー浴びる時間も含めてその時間。
当然イレギュラーなことがあったりシャワーの台数と働いている人の数が釣り合わないと短くなる。
多くの若者にとっては今まで学校に行って家に帰れば親の用意してくれたあったかいご飯を食べて暖かい布団で寝れた生活からの転調なので当然ショックを受ける。
また、いくら時代が変わったとは言えまだまだ20年30年働いている先輩が幅を利かせてる超縦社会なので体育会系や集団生活の経験のない若者はのっけから洗礼を受ける事多し。
先輩への気遣いはどこの会社でもあるが、それがおはようからおやすみまでどころか翌朝のおはよう以降も続くのでやはり向き不向きはある。
ダメな奴はすぐにダメと判断し辞めるのが一定数いる(それはどの仕事も同じだけど)。
ただこんな生活でも半年もすれば身体が慣れてしまうので大丈夫。
若いうちは休日出勤も含めた残業代でそれなりに稼げるのでほとんどの若者は4週5~6休くらいにして休日出勤で稼ぐ。
会社によっては駅は子会社採用で乗務員にならないと親会社へ転籍できないところもあるので人によっては死活問題でもある。
もし駅が子会社採用で乗務員になる以外親会社へ就職できない鉄道会社への就職を考えるのであれば必ず入社前に運転の適性を確認すること(視力・聴力)。
やはり子供の頃からの夢で乗務員を目指す若手が多いが夢を叶えるのは同期全体で半分もいれば良い方。
どの会社も駅以上に超体育会系ではあるが、駅より拘束時間が短く給料も同じで休暇も取りやすいので人気が高い。
駅でそのまま係員として過ごす場合、ずっとルーチンワークが続くが年々後輩が入ってくるので仕事自体は楽になる。
組合関係の役職員で重宝されることが出世コースとなるかは会社によってケースバイケース。
御用組合の会社では組合役員は出世コース(ただしどの会社も組合関係は酒・ゴルフのお付き合いが付きものなので向き不向きがある)。
だいたいこの生活を30まで続けるともう月~金で毎日会社へ行く生活のほうが無理になる。
どの会社も30代40代で助役以上を目指すかどうか決めることになる。
給料は会社によって大きく異なるが、総じて助役になるとそれなりの収入になる会社が多い(ただしそれには理由があり・・・)。
駅という建物の管理(消防・建築)、駅員の管理(人事・総務)、売上の管理(経理)等、助役になった瞬間仕事の幅が広がる。
ルーチンワークをこなす事と他人にルーチンワークを正しくやらせる事では使う頭が変わってくる。
一昔前はパソコンも使えない高卒のおじさんが酒と煙草で飲みニケーションを図り、体裁の悪いものは上手く隠し、良くも悪くもどんぶり勘定で現場をまとめるのが良い助役とされた。
しかし、昨今のコンプライアンス重視の風潮や大卒者の増加により明らかに前時代より仕事に求められるクオリティーが上がった。
これは業界特有だが規則や規定を知ってれば知ってるほど偉いという風潮があり、最善の結果を求めた結果ルーチンワークに新たなルーチンワークが加えられるケースが多い。
脅しすかしで上手く若手を使った時代も過去の話となり、最近は係員に仕事を振るのも一苦労といった具合。
これはすべての会社共通だが助役に上がるとそこから残業が激増する。
係員として長年親しんだ明け番でバイバイ!というのもなくなる。
自分が当務者の日に係員がトラブルを起こし、翌日の家族旅行・子供の運動会・授業参観等ドタキャンになったなんて日常茶飯事だ。
そう、助役の収入が高くなるのは残業代が大きいからのである(ほとんどの会社では助役は管理職ではないので残業代が出る)。
そうなるとそこまでして助役を目指すべきか?という疑問も当然大きくなる。
助役を目指すのと一生係員でいるのとでは生涯賃金でどのくらい差がつくかは会社による。
本当に恵まれた一部の大手鉄道では一生係員でいても年功序列でそれなりの収入になるので助役を目指さない人も多い。
最終的には同期入社のうち定年まで残った者の割合は、乗務に行くのが3割(駅への出戻りもある)、助役以上になるのが4割、一生係員が3割という感じ。
役職で言うと助役が自分の実力だけで誰でもなれる最後のポストでそれ以上は上からの覚えが重要になる。
それ以上のポストの名前は首席助役・区長・管区長・駅長など会社によって違うが、いわゆる駅長ポジションになると泊まり仕事でなくなり日勤のカレンダー休みになる。
普通の会社でも課長になると残業代がなくなり年収が下がるという減少はあるが、鉄道現業職という性質上それ以上の出世は望めないので年収的には寂しい定年間際となる。
【年齢と収入(仮)】
元國鉄は額面はこれより少ないですが、超恵まれた福利厚生が凄いので体感はほぼこれと同じかこれ以上です。
あと私鉄は大半の会社が転勤に転居が伴わないので、大手でも住宅関係の手当がほとんどない会社が多いです。
なので家賃は社宅や独身寮に入らない限り給料から全額払うのが普通だと思ってください。
○一生係員コース
25・・・500万
35・・・700万
45・・・800万
60・・・900万
(30代半ばまではほぼ同じ)
45・・・950万
60・・・950万
よく言われるが恵まれた鉄道会社は給与形態や就労形態的には消防や警察に似てる(手当や退職金は消防・警察のほうが多い)。
警察や消防のようなパワハラ的な厳しさはないので、警察学校崩れや元自衛官で中途で入ってくる若手が多い。
子会社採用モデルで子会社で定年退職まで働いたサンプルはまだまだ少ないと思うので平均的なものはないと思う(あったらごめん)。
乗務員に合格したら親会社に転籍できるが、あくまでも「転籍」なので退職金の係数や休暇の日数も1年目からやり直しになるので注意。
1人目の例で、公務員から証券会社リテール営業って成功例かどうか疑問
事務系高卒公務員は家庭の事情等で進学しなかっただけで優秀な人材が結構いるのは知られていると思う
ちょっと前に、
婚活女子が求める男性像の学歴は大卒(日大・東洋大・駒沢大・専修大)以上。ジム通いをしていて、都内在住の場合なら年収500万円以上。清潔感が大事らしく、「鼻毛が出ていない」「ヒゲ・爪が整っている」「美容室は月1~2回」「化粧水をつけて就寝」。
みたいな話が話題になってたけど、これを受けて「俺全部当てはまるんだが〜?おかしいな笑」
みたいな自虐ツイートしてる男性が私の周りに少なくとも三名はいた。
いや、お前鼻毛出てるよ。
化粧水つけてるのか知らんが、シミやニキビ跡だらけで肌汚いよ。
公務員の転職サイト登録数が過去最高、「ヒマで安定」が激変の悲哀
https://diamond.jp/articles/-/248437
すなわち、公務員の職場は昔に比べてキツくなっている。公務員の職場が昔はユルかったかどうかはわからないが、とにかく過酷な環境になっているのは間違いない。
今回は、元転職エージェントの視点から見た公務員の転職について語りたい。
トピックは以下の3点になる。
これからの時代、あなたの会社にも入社を希望する公務員が現れるかもしれない。参考になれば幸いだ。
ではさっそく。
する。転職希望者の多くが通用するとは言わないが、マスコミやネット掲示板での公務員叩きを真に受けるのは間違っている。
私の転職エージェント歴は14年と少々になる。転職活動を支援した公務員はぜんぶで18人。そのうち転職に成功したのが7人。さらにそのうち、「アタリ」の数は4人だ。
※アタリのKPI…採用後アンケートにおいて、会社側が転職者を5段階査定で3以上であると判断したこと
私が担当したことのある民間の求職者のアタリ率と変わりはない。むしろ公務員の方がわずかに高い。
私個人の肌感覚が転職エージェント的な『平均』に近いとした場合、公務員だからといって不利益な扱いをするのは間違っていることになる。
手短かに、かつ本人が特定できないようにし配慮している。失敗例の2人については特に慎重に書いた。
※何かあった場合は私が責任を取る。そういう覚悟で筆を進める。
※各人の転職理由は伏せるが、根っこは全員共通している。察してほしい…
※時系列はバラバラだ。数年前の人もいるし、10年以上前の人もいる。
性別:女
年齢:当時20代前半
Mさんは若かった。とても若かった。同い年の多くは働いていない。
初めに電話で話した時はそのことに驚いたけど、実際に会ってみるとさらに驚いた。
率直に言ってしまうと、見た目がよかった。かわいいとか美しいとか、そういうタイプではない。
12/30 一部削除。読み返して鼻につく文章だったのと、見た目の印象を描きすぎているため。
要約すると、Mさんはクールキャラだった。話し方は明瞭だけど、ハキハキとした雰囲気ではない。小鳥のような声で、必要な言葉だけを手短に喋る。
Mさんは何度かの不採用の後、大手証券会社の窓口スタッフ(リテール職)に内定した。当初は門前払いかと思っていたが、意外にイケるものだと感じた。私が猛プッシュしたのもあるが…。
内定理由は、新しいことに挑戦する精神が同世代と比べて優れていたから、とのこと。
実際にそうだった。
一番最初の転職面談の時に、過去にMさんが事務担当者として達成した「改革的な仕事」の話を聞かせてもらった。
聞き始めの時は、「盛ってない…?」と思っていた。が、次第に、「それ以上は内部事情なのでしゃべらないで」とこちらが注意せざるを得ないほどに具体的で生々しいエピソードが出てきた。
その仕事を企画したのはMさんではない。その上司だ。あくまでMさんは「事務」担当者だった。だが、その「改革的な仕事」というのが、「公務員は創造性がない」を正面から否定する内容であり、Mさんと、直属の上司と、先輩の3人のチームはそれを成し遂げた(その自治体のHPで確認している)。
今現在、それと同じ取り組みをしている自治体はいくつもある。Mさんの自治体は最初期の先達だったと言っていい。
実を言うと、当時私が勤めていた会社に入ってほしかった。実際にMさんも乗り気だったし、私の上司(営業所長)もそのつもりだった。
でも、叶わなかった。女性が活躍することで有名な会社だったが、採用試験を受けることすらできなかった。主な理由は年齢だ。4大卒しか新卒採用をしない会社だった。このままだと史上最年少の正社員になってしまうらしい。
別にそれでもいいじゃないか。私は悔しかったし、営業所長も飲み会の時に恨み辛みを語り倒していた。それくらい眩しい人材だった。
12/31追記 Mさんは今もその証券会社で働いている。本人にとってよい転職であったことを祈っている。
性別:男
年齢:当時30代半ば
Kさんは何でもできる人だった。
本当に何でもできる人だった。公務員は2~3年ごとに異動を繰り返す関係で、事務系の器用貧乏になりがちなイメージがある。
彼の場合は違う。事務だろうと現場だろうと、企画だろうと調整だろうと何でもアリだった。具体的には、行政事務を除いて以下のような資格や経験を持っていた。
・TOEIC(社会人の平均よりもやや高い)
ここまでの資格や経験を持っていれば、安心して企業に推薦できる。
公務員の転職がなぜ難しいかといえば、応募先企業の干飯スキルと本人のそれがマッチしないからだ。マッチしたとしても、本当にマッチしている保証はない。
仮に「労務経験者」というカテゴリでマッチしたとしても、公務員と民間とでは労働関係法令の適用が異なる。例えば、「採用」するという行為の意味からして違う。極論すると、公務員の場合は、いわゆる内定取り消しがやろうと思えば自由にできる。東京都建設局事件で検索してみよう。
社会保険関係の事務量もぜんぜん違う(※民間企業の方が官公庁よりも処理人数が多い。入退職者数が多いので)し、派遣法の適用も違う(※公務員の職場だと3年ルールも5年ルールも適用がない)し、労働組合向けの対策も異なる。
業務の手順が違うだけならまだいい。覚えていけばいいからだ。だが、労務に限らず、仕事の進め方のその背景にある、『思想』が民間企業とは違う。だから公務員の転職は難しい。
さて、Kさんが最初に受けた建設系のコンサル会社は、一次面接が終わった時点で事実上の内定を出した。
「次の面接で、よほどのことがない限りは内定を出します。Kさんに他社を受けないように勧めてください」
という要請があった。
当時、Kさんは30代半ばだった。自己の能力を客観的に証明できるものがあれば転職活動で有利になるというのは一般的な事実だ。
彼と私は同年代だった。最初の面談の時点で意気投合した。今でも年に一度は飲みに行く。今回出てくる4人の中で、彼だけは許可を取っている。
後半はこちら