大手企業を定年退職したおじさん?おじいさん?(以下Oさん)と一緒に働いているのだけど、ああこんなもんか、と思った。
この程度の能力であの地位に就けるのか、という希望と、いや実は私に理解できないだけでやっぱり凄い人なんじゃないか、という疑問とを整理するために書く。
Oさんについて
定年退職前のOさんと会うとしたら、いやな言い方だけどなんというか、「格上」として見て接すると思う。言っていることがよくわからなくても自分の理解不足を疑い、反論せず、尊重すべき相手として遇するというか。なぜなら彼は「上の立場」にいるから。
でもいま彼がしている仕事は、そのほとんどが私にもできる仕事で、私の方が高い精度で効率よくこなしている(と一方的に言うのはフェアじゃない気もするけれど、周囲も認めてくれている)。それはまぁ単純に私の方が経験が長いし、若い時期に始めたから吸収もしやすかったし、それを理由に能力云々を言うものではないと思う。
それでも思う「こんなもんか」ポイント
大卒で英語が話せるということの価値は、彼の現役時代にはもっとずっと高かったのかもしれない。
私があの大手企業で海外駐在できるかといったらハードルはかなり高い。
あーでも、こんなもんか。なんだろ、釈然としない。Oさんはあるべきところに収まったのか、いま地位のある人たちは能力が高いのか、能力ってなんだ?
誰かに気に入られるとか、勢いのある会社や部署を見つけて滑り込めるとか、それも大事な能力だ。運も実力のうちだ。相関関係は当然あるんだろうな。必ずしもイコールではないだけで。でも私が思っていたほどにはないのかもしれない。世の中にはいろんな能力の組みあわせがあって計り知れないし。