はてなキーワード: 顔採用とは
喪女の辛さを吐き出すと必ずと言っていいほど
「モテなくて何がそんなに辛いの」「男にモテるかどうかなんて気にしなければいい」
等と言われる
いや喪女が辛いのは別に私個人の意識の問題で勝手にそう思い込んでいる訳ではなくて、社会全体の仕組みとして既婚者には税制上社会保険上の特別な優遇を与え、
少子化を問題視しその対策として子育て支援という名の独身虐めを行っている事実があるからだが?
しかも独身で何とか稼いで一人で生きていくという道も、ありとあらゆる企業で顔採用が蔓延している現状では難しい
ブスは余程の高学歴かつ資格持ちでないと激務発給の仕事にしか就けないし、
学歴も親ガチャ次第でありトロフィーワイフが一般化している事から親が金持ちならそもそもブスに生まれない可能性が高い
容姿に恵まれた人ほど結婚しやすいのに、容姿が悪いと仕事でも採用されずに貧困に陥る
こと女にとって「非モテ」と「貧困」は、けして独立に存在する事象じゃないんだよ、連動してるんだよ
女がブスで結婚出来ないと人生詰むのは厳然たる事実であって認知行動療法とかでどうにかなる問題じゃないのに。
同じく子供がいない女性に対してであっても既婚女性の不妊には寄り添ってくれるくせに、何故最初から結婚できない、男に必要とされない女の嘆きは無いものとして扱うのか
まあ元からその傾向はあったけれど
ADHDだと診断されてバイクで日本一周してダムで自殺したらしい男性の死を契機として
元々あった発達障害界隈のミソジニーがさらに強くなっていて本当にうんざりする
発達障害は女だと理解のある彼くんと結婚出来るけど男は人生詰む、例の男性も女だったら助かったとか、平気で言ってるクソツイートが多すぎる…
いや女でも「ただし可愛い子に限る」であって、ブスだと理解のある彼くんなんて出来ないし
それどころか就活もどこも大体顔採用だからまともな就職すら出来ずに人生詰むのに
何を言っているんだ本当に。
女の発達障害者でブスの場合には、男の発達障害者に対しても自分と同類だと考えて共感しているのに
男の発達障害者の場合、どうして『女』には可愛い子しかいないと思うの?この世にブスは存在しない前提なの?
女が男の存在を考える時にはイケメンも不細工もいるのが当然の前提なのに、どうして男は女の存在を考える時に当然のようにブスを除外するんだ?
女のADHDは可愛く描いて男のADHDはもっさり不細工に描いた絵で「女のADHDは上手く世渡りして結婚できる、男のADHDは人生詰む」なんていう女ヘイトのツイートがバズったりしてるし
逆だよ。ブス(男女問わず)ほど役所を受けた方がいい。特に仕事により一発逆転を狙わないタイプのブス。
首都圏の政令市または特別区のどっかの人事部門で働いているけど、美人は辞める。イケメンはいじめられる。その点ブスはやめないし、出世もするもしないもブスの自由だからワークライフバランス重視もできる。採用コストとしては美人・イケメンの方が割に合わないといつも思っている(が、課長と部長がジジイなので顔採用が横行する。)
高学歴美人は周囲のレベルの低さ、元増田の書いた通りギョッとするようなセクハラ、回される仕事(秘書、広報、観光みたいなところに配属されて、パンフレットの写真になったり、イベントの司会のお姉さんを延々とやらされる)を憂いて、よりキラキラできる環境を目指して辞める。普通に外資とかいく。
低学歴美人は同じくストレートなセクハラと、窓口みたいな変わり映えのない仕事しかさせてもらえないため、嫌気が差して早々に結婚して子供3人くらい産んでひっそりと辞める。(25歳から35歳まで産育休→退職みたいな技を使う)。
高学歴イケメンは「高学歴のイケメンなのに役所入っちゃったんだ(笑)」のいじりが40歳くらいまで続く。嫌気がさして病むか辞める。
低学歴イケメンは「お前が役所に受かったのは採用パンフレット用」と顔採用であると言いふらされて、仕事ができようができまいがやっかみでいつまでも顔採用扱い。大した仕事もつけてもらえない(が、転職先もないので感情を無にして働き続ける人が多い)。
その点ブスはよい。高学歴ブスは「努力家」「志を持って役所に来た」ことにされて、若いうちから要職につけてもらえる。男も女も関係ない。ただ、不思議なことに男女ともに年次が上がっていくにつれて小綺麗になる。人事、企画、財務など人前に出る仕事が増えるからだろうか。
低学歴ブスは最もパイを占める人々だが、この人たちにとって役所はいいところである。見た目がキモくても誰も気にしないし、セクハラもない。仕事も単調なのを数年で回しあってる。成長もないが、激しい残業(例えば日を跨ぐとか)に当たる率も低い。遅くても19時とか20時には帰れるし、激務部署で定時退社を守り切っても「あいつはまあ…」みたいに扱われる。
美人とイケメンは入るまではイージーかもしれないけど、入ってからがしんどいのでオススメできない。ブスは入るまではしんどいだろうけど入ってからはイージーなので、逆に根性出して頑張って欲しい。
バカなブコメを書くバカがいるのは仕方ないとして、そのバカブコメにスターが集まって上位ブコメになるのが意味わからん。
↓のブコメ欄な。
https://anond.hatelabo.jp/20220924173730
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20220924173730
平等でなければならない場面で理不尽な差をつけるのが差別だ。交際相手を選ぶのに差をつけなかったら選べない。交際相手を選ぶのに平等はないんだ。
「平等でなければならない場面」「理不尽」の定義が示されてないので全く意味がない前文。
恋愛や結婚が「平等でなければならない場面」に該当しないと、恋愛や結婚で背の高さやおっぱいの大きさで相手を選ぶのが「理不尽」に該当しないと、だれが決めたの?あなた?
交際相手を選ぶのに部落出身者か否かで差をつけて選ぶのは理不尽?理不尽でない?それすらわからない。
中段の「交際相手を選ぶのに差をつけなかったら選べない」も、その理屈だと「企業の採用活動で枠に対して応募者が殺到したら、”採用者を選ぶのに差をつけなかったら選べない”から、顔の美醜や性別や人種や出身地で選ぶのも仕方ないね」と許容されてしまう。(企業の業績にとってその判断に意味があるか無いかは経営者の経営判断で、別の話)
後段の「交際相手を選ぶのに平等はないんだ」に至っては単なる自己肯定のつぶやきでしかなく、他人に対する言葉ではないので全く意味無し。
交際相手を選ぶときに内心でどう思おうが差別として問題になったりしない。差別が問題になるのは外部にその差別が露わになったときだけだ。
「彼女は背の高い男としか付き合ってないな」「彼はおっぱいの大きな女としか付き合ってないな」と”外部に露わになった”ら、その交際相手の選考は差別として問題になるの?
ならば企業の採用活動で、選考過程は一切秘匿して、女性社員は美形のみ採用する顔採用したり(これはサイバーエージェントで実例がある)、外国人や部落出身者は書類だけ受け付けて真っ先にハネて不採用にしても「偶然だぞ」と説明すれば、「外部にその差別が露わに」なってないから問題ないんだね。
ポリコレにうるさいはずのハリウッド一番の権威であるアカデミー会員が白人男性ばかりなのも、実力と実績で選んだらたまたまそうなっただけで「外部にその差別が露わに」なってないから問題ないんだね?
「身長が高いと性的魅力を感じる」あり、「部落出身者は人格に問題があると思うので避ける」なし、「社会的地位に魅力を感じる」あり、「社会的地位が高い方が人格が優れているはずなので良い」なし。判るかな
「判るかな」(キリッ)じゃねーよ。
これは自分の思いつくアウトセーフをダラダラと並べただけで、そこには何の理由・基準・根拠も書かれておらず、他人に対する何の説得内容もなく、こんな駄文は見たことがない最悪レベルのブコメ。
「顔が整ってると性的魅力を感じるので選ぶ」(←ブコメ主の事例だと”あり”)と「顔が整ってると人格も整ってると思うので選ぶ」(←ブコメ主の事例だと”なし”)をどうやって区別すんだよ。
「部落出身者は人格に問題があると思うので避ける」は”なし”でも、「部落出身者は生理的に嫌悪感を感じるので避ける」なら”あり”か?
このブコメからはブコメ主が一方的に決めた偏ったシチュエーションしか示されておらず、その背景にある判断基準が見えてこない。
ブコメは100字という文字制限があるから結論しか書けないというのなら、こんなの書かないほうがマシ。せめて最後の一言がなければ「貴方はそうなんだね」でスルーできるが、最後の「判るかな」のおかげでキモさ100倍になってる。
判るかよ。エスパーじゃねんだぞ。
こんなオナニーブコメにスターつけてる連中は、ブコメ主のマスかきを手伝う外交儀礼の無い奴、ホースでゴルフボールを吸い込む口をしたおフェラ豚です。
個人的な選択は自由にしたらいい。自分では変えられない属性を判断材料にするのが差別なら、「性別で選ぶ」も差別になってしまう。
「自分と相手」の2者間の関係になった時点でそれは小さな社会で、選ばれる相手・選ばれない相手が存在する以上「個人的」ではないんだよ。
で、どこからどこまでが「個人的な選択」?恋愛は主体のグラデーションがないので、事業するときの採用を例にしようか。
個人が起業するにあたって事業パートナーを性別・人種・出身地で選ぶのは差別? 個人事業主がアルバイト志願者の採用を性別・人種・出身地で選ぶのは差別?
社員1名の会社のバイト採用を性別・人種・出身地で選ぶのは?(法人化してる女性漫画家がアシスタント募集にあたり「女性のみ」と性別で制限かけることがあるね)
自分が代表取締役を務める会社(小企業~中企業~大企業)の社員採用を性別・人種・出身地で選ぶのは?
どこまでが「個人的」でどこからそうでないのか、基準を示さないと「個人的な選択は自由」の主張の意味は無い。
まともなブコメ(首尾一貫、理由が示されてる)もあるけど、上に挙げたブコメはほんっと酷い。
ボーっとスターつけてんじゃねえぞオラッ!
造形で落とすのはどうかと思うけど、大体が「容姿がいい」とパッと見ですら感じるような人間は他人に良い印象を与えるために身だしなみの色々なことに気を遣ってて、顔が良い人間を顔だけとかひがんでるような人間はそういう身だしなみの存在すら知らないから結果比較すると汚らしくて落とされるってだけだよな。大体細かいところに気が回らない人間と一緒に仕事をしたいとは思わない。
街を歩いてる就活生見てても大体美人ぽい人はリクルートスーツとコートをきっちり着こなしてて髪は当然後れ毛なんかなく、ブスっぽい人は髪も結んだだけでボッサボサだしコートもヨレヨレ。
そもそも服装をリクルートスーツに揃えることで元の顔の作りもそうだし細かいダサさ・清潔感のなさ(服のシワ、髪がボサボサかなど)に目が行きやすくなってるわけだから、リクルートスーツと顔採用は表裏一体だよな
恋愛や友情といったプライベートな場面で、個人的な嗜好に基づいて付き合う相手を決める事と
そうでなくて社会的な公正が求められる場面とで容姿に基づいて不必要な選別を行う事とを混同しているバカが、どうしてこんなにも多いんだろう
区別する線引きなどできないから。バカだと罵しるのは簡単だが、彼らが間違ってるのを論理的に示すのは非常に難しい。
結婚相手の希望として女性が高身長の男性を選ぼうが、男性が巨乳の女性を選ぼうがそれは個人の自由であって別に差別でも何でもないよ。
恋愛や結婚で共同生活を営み互いに幸福にしあう能力と無関係な、顔での選別。
それは個人の自由であり、同時に差別でもある。ポイントはここにある。
「個人の自由だ」と主張することは差別ではないと主張する事にはならないってことだ。
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20220921163907
恋愛や友情といったプライベートな場面で、個人的な嗜好に基づいて付き合う相手を決める事と
そうでなくて社会的な公正が求められる場面とで容姿に基づいて不必要な選別を行う事とを混同しているバカが、どうしてこんなにも多いんだろう
ブクマコメで当て擦りをしているのがどれも全然違う場面であまりにも的外れ。
「高身長の男としか結婚したくない」は別に差別でも何でもないってば
結婚相手の希望として女性が高身長の男性を選ぼうが、男性が巨乳の女性を選ぼうがそれは個人の自由であって別に差別でも何でもないよ。
問題は能力に関係ない面接の場で顔採用するとかそういう事を言う。
しかも男性が対象外の女性の容姿をいちいち晒して嘲笑う事が非常に多いのに対し、女性は対象外の男性に対しては路傍の石の如くただ無関心なだけなのに
それすら許せず差別だと喚くような男ばかり。
ESを入力するとき一番最初に聞かれるのが学歴である。学歴が全てではないが、企業によってはフィルタがあるし、学歴が高いほうがポテンシャルも高く見られやすく、特に高学歴なら加点要素にもなるだろう。鳶が鷹を産むことも、その鷹が恵まれない環境でも勉強できることもなくはないが、基本的に学歴は両親からの遺伝による素質や、かけられた教育費の額に左右される。親が高学歴や高収入であると子供も高学歴になりやすく、それによって高収入になるチャンスも増える。
また、留学経験や海外での居住経験を問われることも多い。TOEICの点数や英語を使った経験など今は外資でもJTCでも英語能力を聞かれない会社はないだろう。なくても他の能力があれば問題はないが、これもあったほうが確実に有利である。留学したり帰国子女になったりするには家庭がある程度裕福である必要がある。貧乏でもアルバイトでお金を貯めたら可能かもしれないがそうするとストレートで学校を卒業することが難しくなり、不利になってしまうだろう(逆に留年するならこれくらいの理由があれば許されそうではある)。
そもそもホワイトカラーでは大卒以上という条件であることが多い。私は貧しい田舎から運良く大学に行かせてもらったが、これは両親が大卒だったからというのも大きいと思う。感謝している。地元の友達の大多数は高卒や専門卒で就職しているのでわかるが、親が高卒だと子供を大学に入れようという発想がないことが多い。最初に学歴は遺伝と教育費に左右されると書いたが、高卒・大卒のような話になると価値観も大きい。周りがそんな意識なので多くの子供も進学校に行こうと思わない。それでも幸せにはなれるし子供が行きたければ反対しない高卒の親もいるが多くは大卒になれないしホワイトカラーには就けない。ホワイトカラーが全てではないが学歴がある方が安全に働くことはできるだろう。
顔採用という言葉もある。本当に顔で採用されるというのは大手の一般職以外では都市伝説だろうが、見た目が良いほうが同じことを話しても印象は良くなる。またある程度の会社の説明会に参加したとき、その社員に清潔感のない者はいるだろうか?おそらくいないはずだ。全員一定以上の清潔感を持っている。このことから顔採用はなくても清潔感採用は存在すると感じている。そして清潔感は結局顔の造形であるように見えることも多い。貧乏そうな見た目では清潔感がなさそうに見えるのでここでも裕福な家庭の子の方が有利であろう。歯並びが良ければ清潔感が増すが矯正するにはお金がかかる。また父親がハイスペックなら母親が美人である確率が高くなり遺伝によって子供が美男美女になっている事例もあるだろう。顔や清潔感さえも親のスペックで変わってくる。
うちの会社には目を見張るような美人やアイドル顔負けのかわいこちゃんがちょくちょく入社してくる。
しかし多くの場合、キミにはこれが順当じゃない? 何が不満なの? という待遇や業務だったりする。
とよく言われる。
パーティー会場でハンディカメラを回して来場者たちを撮影する仕事を任された女性。ルックスは並だという。
トイレだか雑用だかで、ちょっとの間だけカメラを「美人の後輩」に任せた。
自分がカメラを持っている時のシーンと美人の後輩がカメラを持っている時のシーンとで、人々の反応がまるで違うのだという。
みんなカメラを向けると笑顔で寄ってきて、楽しそうに色々と話してくれる。
美人を相手にすると、男性も女性も無意識にチヤホヤしてしまうのだ。
私の周りにいる美人たちも同じである。人々から好かれ、ごく自然に守られる。
美人は子供の時からそのようなやさしい人々に囲まれて育ち、その環境は大人になっても続くので、実に素直で屈託のない人柄の人物がほとんどだ。
ボーッと生きてる美人こそ多いものの、根性がひねくり曲がった美人はあまり見たことがない。
で、辞めていく美人たちの話に戻る。
これは100%俺の憶測だが、彼女たちは「顔でゲタを履かされた人生」を歩んできているので、いざそのゲタが役に立たない場面に遭遇すると「こんなはずではない」と感じてしまうのではないだろうか。
もちろん、「私は美人なのだから仕事でも不美人よりも良い待遇を与えられるべきだ」と考えているわけではないと思う。
彼女たちはそれまでの人生で〈美人ボーナス〉を受け取り続けていただろうが、それをボーナスと認識できているかどうかは疑問だ。空気のように「あって当然のもの」だったはずだからだ。
しかしもちろん仕事には(少なくともデスクワークを中心とした業種では)美人ボーナスはない。
いつも空気のようにそこにあったものが、ここにはない。それが彼女たちの気持ちの中に違和感や不満を育ててしまうのではないか、というのが私の憶測。
我が社の場合はどうか知らないが、「美人が在籍しているだけで生産性が上がる」という理由で(無能でも)顔採用する会社もあると聞く。
ルッキズムという言葉、最近はよく聞くようになったけれど何でも「ルッキズム」扱いして無条件に批判するのは
少なくとも「生まれつきか、そうでないか」「後天的な努力によって変えられるか、変えられないか」「それが個人の努力で変えられる範囲のものか、美容整形などが必要か」くらいには分けて考える必要があると思う
例えば私は漫画の『タコピーの原罪』の9話でヒロインである久世しずかが描いたようにくっきりとした二重だと語られ、
12話で高校生のしずかが周りから「凄い美人」と評された事には剥き出しのルッキズムを感じて嫌な気持ちになったが
でも最終話で高校生になったしずかが、元の時間軸と容姿そのものは変わっていないが
雑貨店でアイシャドウを買おうとして積極的にお洒落を楽しもうとしている様子には好感が持てた
生まれついての容姿による差別はまさにルッキズムそのものだけど、後天的な努力を見る事は必ずしもルッキズムじゃないでしょう
就職活動における顔の作り自体で採用を決める顔採用はルッキズムで悪だと思っているけれど
身嗜みとして髪をきちんとまとめているかとか、スーツが汚れていないかとか靴が綺麗かとかを見る事がルッキズムだとは思わない
女性がファッションやメイクを主体的に楽しむ事は必ずしも「ルッキズム」の範囲には括られないと思っているし
荒れた地元から抜けだしたくて、中学受験のための勉強に明け暮れた小学生時代。(受験半年前に父がリストラにあい、経済的な余裕がなくなり公立中へ進むことになる。
それをきっかけに家庭は崩壊、母は父に「毎日ハローワークに行け」などと言い、母方の祖母は「死んで償え」と父を執拗に責めた。もう既に亡くなっていた父方の祖母の遺影を蹴っ飛ばし、何度も父の前で踏んづけて見せた。その後父は母方の祖母のお望み通り、自殺した。)
吹奏楽部に入り、夏休みのコンクール前には朝から晩まで練習、それでも力及ばず銀賞(吹奏楽コンクールにおける銀賞は全然上手くないことを意味する)だった中学時代。
部活引退後猛勉強をして偏差値60くらいの第一志望の高校に合格。両親共に偏差値40くらいの学校に通っていたので個人的には上出来だと思っている。
ギリギリで合格したこともあり、結構頑張って勉強しても全然平均点に届かない。
部活に力を入れている学校だったので、頻繁にクラスメイトが全国大会のために授業を休んでいた。
自分は自分なりに頑張っているつもりだったが、「全国大会出場」という大きな功績を残せないことが悔しかった。
大学受験はセンター試験で大失敗したので大幅に受験校を変更することになってしまったが、受験した学校は全部受かった。
父が亡くなったときの保険金で、無事大学に進学できることになった。
もちろん授業はちゃんと出ながらだけど、高校時代の悔しさを晴らすべくサークル活動に打ち込んだ。
サークル引退後はスナックでアルバイトをして100万くらい稼いで、自動車学校の費用と、学生特例で猶予してもらっていた年金の支払いに充てた。
半年くらいはスケジュールにほとんど空きがないくらい、インターンや説明会や面接の予定を入れた。
大手ばかり10社から内定が出て、その中でもいちばん人気の企業に入ることにした。
シンプルに何で私ここ入れたんだろうと思った。
圧倒的に顔採用だし、学歴フィルターもあったし、同期のほとんどは体育会系サークル出身だった。
研修が終われば関わりがなくなるしと思って泣きながら会社に行った。
1か月の研修はなんとか乗り越えた。
初日の朝から指導係に「お前は人の顔色を伺っている」という理由で泣くまで詰められ、「泣くなら帰れ」と言われた。
指導係から、一切の仕事を教えてもらえず、一日中罵倒される日々が続いた。
化粧をしないで会社に行った日があった。
疲れすぎて化粧をする気力がなかった。
家を出るときに、母に「化粧できないほど辛いってアピール?(笑)」と言われた。
辞めたかった。
30代になったら年収が1000万になるらしかったけどそんなのどうでもよくなるぐらい辞めたかった。
指導係から毎日一切仕事のことを教えてもらえず、「お前って本当に日本語が通じないよな!」と言われた日、会社の廊下で声を上げて泣いてしまった。
「人生終わったね」
会社を辞めることになりました、と母に伝えたらそう言われた。そうだと思った。特に反論はしなかった。
ハローワークの相談員に「絶対ADHDだと思う、じゃなきゃこんな無能なの説明つかないよ」と言われたので、精神科に行き、発達障害の検査を受けた。
結果は、平均よりIQは少し高いので知的障害の可能性はありません、「言語理解」「知覚推理」「ワーキングメモリー」「処理速度」も平均的でばらつきはありません、得意なことと不得意なことにやや差がありますが、発達障害とはいえないとのことだった。
次の就職先はすぐ決まった。
デザイン事務所でのデザイナー(未経験)として採用された。他県での仕事だったのでここで初めての一人暮らしが始まった。
デザインに使用するAdobeのソフトの使い方を必死で覚えた。
業界柄残業が死ぬほど多く、指導係から性的な内容の気持ち悪い手紙をもらい、社長から「雇って失敗したな」と直接言われた。
でも仕事の内容は誰かに聞けば教えてもらえたし、やりがいがあって楽しかった。
疲れて帰ってきた日は何も食べる気になれず、あばらが完全に浮き出るまで痩せた。
そういうのもあったのか、2年目のひどく暑い夏の出勤途中、倒れた。
人事から「戻っても腫れ物扱いだよ」と言われていたし、復職してちゃんと健康的な生活が送れる気がしなかったので、3か月休職して辞めた。
全く、本当に全く原因が分からない。
休職直前、誰からも何も言われてないのに涙が止まらなくなったり、背中がすごく痛くなったりした。
やっと落ち着いて働けそうなところを見つけたのに、休職してしまった。休職期限が来月に迫っているが、全く回復の見込みが無いため、退職予定である。
疲れが永遠に取れない。
頑張れなくなってしまった。