2022-06-13

就活で感じた格差再生

ES入力するとき一番最初に聞かれるのが学歴である学歴が全てではないが、企業によってはフィルタがあるし、学歴が高いほうがポテンシャルも高く見られやすく、特に高学歴なら加点要素にもなるだろう。鳶が鷹を産むことも、その鷹が恵まれない環境でも勉強できることもなくはないが、基本的学歴は両親から遺伝による素質や、かけられた教育費の額に左右される。親が高学歴高収入である子供高学歴になりやすく、それによって高収入になるチャンスも増える。

また、留学経験海外での居住経験を問われることも多い。TOEICの点数や英語を使った経験など今は外資でもJTCでも英語能力を聞かれない会社はないだろう。なくても他の能力があれば問題はないが、これもあったほうが確実に有利である留学したり帰国子女になったりするには家庭がある程度裕福である必要がある。貧乏でもアルバイトお金を貯めたら可能かもしれないがそうするとストレート学校卒業することが難しくなり、不利になってしまうだろう(逆に留年するならこれくらいの理由があれば許されそうではある)。

そもそもホワイトカラーでは大卒以上という条件であることが多い。私は貧しい田舎から運良く大学に行かせてもらったが、これは両親が大卒だったからというのも大きいと思う。感謝している。地元友達の大多数は高卒や専門卒で就職しているのでわかるが、親が高卒だと子供大学に入れようという発想がないことが多い。最初学歴遺伝教育費に左右されると書いたが、高卒大卒のような話になると価値観も大きい。周りがそんな意識なので多くの子供も進学校に行こうと思わない。それでも幸せにはなれるし子供が行きたければ反対しない高卒の親もいるが多くは大卒になれないしホワイトカラーには就けない。ホワイトカラーが全てではないが学歴がある方が安全に働くことはできるだろう。

顔採用という言葉もある。本当に顔で採用されるというのは大手一般職以外では都市伝説だろうが、見た目が良いほうが同じことを話しても印象は良くなる。またある程度の会社説明会に参加したとき、その社員清潔感のない者はいるだろうか?おそらくいないはずだ。全員一定以上の清潔感を持っている。このことから顔採用はなくても清潔感採用存在すると感じている。そして清潔感は結局顔の造形であるように見えることも多い。貧乏そうな見た目では清潔感がなさそうに見えるのでここでも裕福な家庭の子の方が有利であろう。歯並びが良ければ清潔感が増すが矯正するにはお金がかかる。また父親ハイスペックなら母親美人である確率が高くなり遺伝によって子供美男美女になっている事例もあるだろう。顔や清潔感さえも親のスペックで変わってくる。

そんなわけで就活難易度は親の学歴収入に左右されやすく、格差再生産を感じた。

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