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2023-12-05

ナポレオン』観た。

全体的に淡々としてた。それだけにロシア遠征で色調が変わって軍が弱りまくってるシーンやモスクワの焼ける画が印象的だった。

2時間半あったけど冗長さはあまり感じなかった。後妻と出会った直後に息子が産まれてるシーンは特にスピード感を感じた。ジョゼフィーヌとの関係が話の軸になってるにせよ。

戦争のシーンはバリー・リンドンを思い出した。

ナポレオン軍人としていかに有能だったのかは、戦績として提示される部分以外にはよく分からんかった。戦局も押してんだか押されてんだかよく分からない。

ロシアに裏切られた所の戦いでは、氷に沈んでいく敵兵を執拗に映す演出でああ勝ってるんだなあと思った。淡々とした中にそういう心地よさもあった。

ワーテルローの戦いでは方陣を崩せないとか帽子を撃たれたくらいで際立った演出はあまり印象になかったけど、これもうダメだろ……感とナポレオン落ち目がひしひしと伝わってきた。

ナポレオンがなぜ皇帝になったのかはイマイチよく分かってないという話を聞いたことがあったけれど、映画を観て本当にそうなんだろうなと思った。ジョゼフィーヌへの愛がメインで、野心だとか愛国心の背景はあまり描かれない。革命後の国内を収めた戦争キチガイくらいに思ってたけど、そういうハングリーさみたいなのはまり感じなかった。『首』を観たばかりだったので、そういう時代だったんだろうなと思った。

2023-12-01

変な先輩(女っ気皆無)の家にありがちなもの

小学生の頃にもらった賞状

なんか古くてでかい薬箱

おばあちゃんが作った変な色のテイッシュボックスカバー

30年以上前の色味とデザインカーテン

ごはんハエとか来ないように被せるレースのやつ

階段かに明らかに日曜大工で後付けされた帽子等をかけるでっぱり

そこにかかってる昔の巨人西武野球

さらにそこにかかってるお父さんが会社の景品でもらった謎の双眼鏡

富士見ファンタジア文庫文庫本

ブックオフで買った本

サザンアイズ

ゆうきまさみ漫画

桃鉄

量販店普通に買えるニューバランス

2023-11-28

俺は小児科罹患した骨髄の疾患が原因で365日手袋マスク帽子日傘が手放せない重度の日光アレルギーからそもそも恋愛しようと思ったことがないな

恋愛しようと思える時点で非モテ強者

2023-11-25

娘の保育園運動会に参加したことについて

娘の運動会には毎年必ず参加する。

今年は運動会プログラム強制参加の保護者競技があった。

私が娘の帽子をもらって入場門の列に並ぶと、周りは誰かの父親ばっかりだった。応援席では誰かの母親が頑張れって応援してて、児童席では私の娘が真顔でこっちを見ていた。私は元々運動は得意では無いので、保護者競技は余裕で最下位だった。

うちに夫はいない、2021年他界している。

保護者競技が終わったあと、

退場列の中で、他所の家庭の声援を聞きながら、ふと、ここに夫がいれば良かったのに、と思ってしまった。

「いれば良かったのに」が脳内勝手

「(生きて)いれば良かったのに」に高速変換される。そして「もういない」と続く文章自覚した瞬間に、突然いろんな言い訳と後悔と思い出がどばどば溢れてきて涙が止まらなくなった。

肩凝りがやばいって笑う夫に湿布を貼ったこと、なんてマヌケなんだろう。コロナ禍なんて気にせず病院に連れて行けばよかったのに、せめて私がもう少し早く仕事から帰っていれば良かったのに。

救急車の赤いライトが眩しかたこととか、病院のよくわからない部屋の前で立ち尽くしたこととか、喪服代わりの黒いワンピースを着た2歳の娘とか、お寺の手配とか、元義両親との今後の会話とか

夫と過ごしたなんでも無い日のこととか、

一瞬で色々なことがフラッシュバックした。

四十九日の時に元義両親からあなたは強いね」と言われた。ずっと取り乱さず、落ち着いていたね、えらかったね、と。元義母が泣きながら「あなたみたいに強くなりたい」と私に言った。私はずっと呆然としていた。私が落ち着いているように見えたのは、彼が死んだ実感がずっと無かったからだ。ずっと他人事のようで、現実から目を背けて、淡々ふわふわとしていた。でも何故か体重は12kgほど落ちていて、実の両親は私を見て何故か泣いていた。

そして約3年後の今、娘の運動会保護者競技後に、私は何故か死ぬほど取り乱している。

夫のことは、もうどうにもならないとわかっているはずなのに、涙が止まらず、目の奥で水風船が爆発したみたいだと思った。

たぶん私は自分地雷自分で踏んでしまった。それも娘の保育園保護者競技の退場列の中で。よその家庭と自分の家庭を無意識のうちに比べ、夫がいない実感に自爆した。

運動会の帰り道、首から金メダルを下げた娘に、「○○ちゃん、はしるのにがてなんだね」と言われて、ごめん、と謝った。べつにいいけど、と娘が返す。

娘は、夫が死んでからしばらくして何故かママと呼んでくれなくなった。私をママと呼ぶ人は少数派だからか、私の実両親や実姉のように、私を「○○ちゃん」とあだ名で呼ぶようになった。あだ名で呼ばれる度に、この子にかけた心労とこれからを考えると地味に辛くなる。娘はもう父親を覚えていない。

元義両親との会話を思い出す。

元義両親とはまだ仲が良くて、「20代で、まだ若いんだから、」と再婚を勧められる。

元義両親はずっと優しい。本当に私の人生を思ってくれていて、早く再婚した方が良いと言う。けれど、もうその話をしないで欲しいと断っている。死んだ人の代わりを探すなんて、宝物の無い宝探しみたいだと思う。こんな発想しかできないから、このままでいるべきだとも思う。

運動会写真データ保育園から買った。

保護者競技写真、走ってる時の私の顔が必死過ぎて、本当に不細工だった。展示するのをやめてくれと思った。

買った写真を見ながら娘が「⚪︎⚪︎ちゃんがうんどうかいにきてくれてうれしかったんだー」と言う、言ってくれる。それが、本当に自分勝手な自惚れだけど、救われる。私も嬉しかった。

2023-11-21

anond:20231121143231

それで君は羽生妻とされる人の写真を見たのか?「マイクを向けたが彼女帽子を目深に被ったままはマンションの中に走り去った」みたいな記事でも出てた?

2023-11-18

羽生結弦の妻についての記事評価ヤフコメがすっごい

この件まったく知らなかったけど彼らが置かれていた状況がどういうものかよくわかった

羽生結弦の結婚相手は8歳上のバイオリニスト・末延麻裕子さん! 新居は億ションの最上階【写真あり】(デイリー新潮) - Yahoo!ニュース

そのフードを目深く被ってるのは本当に本人なのかしら…。

とはいえマンションはわかってしまってる??

新築でその時期に購入したのならわかりやすいのかもしれませんね…。

東京なら有名人も多いし、高級住宅街は所々あるでしょうし、マンションなんかいくらでもあるでしょう。その中で高級と言われるものもたくさんあり、世帯数も少なめで相応の人しか住めないところとか…そういうのは守られそうな気もします。その方が気楽ではないかとは思ってしまますが…。

地元への想いが強いということで、難しいところはあるでしょうね…。

そもそもそこに本当に住んでるのかな…。

勝手に思い描いていたタイプ女性全然違っていました。表舞台で派手に活躍していたのならこれから身を隠すように暮らすのはしんどくないのかなと思います

相手がかなり想像してた感じと違って驚きましたが、それは自分勝手羽生選手に対してイメージをつくってしまってたからかな

ただやっぱり相手情報が明らかになってくると羽生選手イメージ個人的にはかなり変わりましたね

羽生さんがひた隠しにするのはお相手一般人なんだろうなと思っていましたが、いざベールが外されると一般人とは言えないのではないでしょうか。ファンの方々からも祝福されそうな素敵なお方だとお見受けしますが、帽子を目深に被るなど何かやましいことがあるような行動を取ってしまうのは羽生さんの指示によるものでしょうか?もう公になったのだから堂々と暮らしていいのでは?

才能がある方だそうなので、完全に引退されるのは残念ですね、ほとぼりがさめたら、奥様の演奏羽生さんが滑るショーとかで需要があると思うのですが。お二人一緒に外出も出来ないなんて生きづらいですね、パーティーとかで二人並ばれた姿も絵になると思うのに。何かの機会にオープンにされたら案外スッキリ生きられるのでは。

ファンではないからかも知れませんが、何かコソコソ隠したり変ですね。結婚したら2人で外出したり旅行に行ったり、別に普通に楽しめばと思うのに、家族がやたら隠したりも異様です。

当たり前に、結婚相手公表しなければ詮索されて余計に追い回され、結果このようにバレる時が来るのだし、別に人達がそれでも楽しいならいいですが、かえってそういうのを楽しんでいるのか、何だか面倒な人達だという印象です。

羽生くんも大変ですね。

でも、マンション内は普通に挨拶とかした方が良いと思います

これから理事会とかあったり、顔を合わせなければならない事も出てくるはずなので、マンション何でバレたくないのは無理があります

お子さんが出来、地域学校と関わるようになった時もバレるでしょう。

家族でお出かけだってしたいでしょう。

自分からプライベートを発信しなくても良いので、そういった時生きづらくなってしまわない程度に秘密主義を貫けば良いと思います

塩梅が難しいですけど。

週刊誌が頑張って見つけたんですね。

ファンのことを考えて、ひたすら匂わせすらしない奥様です。

私はファンですが、羽生さんもも20代の後半でらっしゃいますから結婚されたことをおめでとうございますしか思いません。

夫婦旅行はもちろん、日々、買い物等、どうぞ楽しんでくださいと思いますので、バレたことで動きやすくなられたらいいなと思います

相手母親が別紙の突撃インタビューに答えて「いつかお話しできれば」と匂わせてしまってるあたり、お相手からリークであれば羽生サイドと足並みが揃っておらず大丈夫なのかなと思ってしまうし、お相手側が隠されてることに業を煮やしてるのであればその内表舞台に返り咲きしそうな感じ。羽生知名度を利用してると思われても仕方ないが。

クラッシックではないユニーク路線バイオリニストとしての経歴やタレント的な活動歴のあるお相手なのだから、対等なお相手として堂々と胸を張って紹介しても良いくらいなのにここまで隠すのは、プライベートを見せたくないだけでなく、国民栄誉賞を受けた手前の優等生イメージファンを失わない為の独身イメージを壊したくないのと、お相手の年齢や過去の派手な姿を恥じたり政治家との繋がりをマズイと思ってるから、と受け取られても仕方ないのでは。

何故、結婚しても、こそこそ生きるのか?いずれ分かる筈。普段の行動や、家族との行動、子供が出来た場合など…何かと生活しにくいと思います

かに、有名なお二人ですが、人間として、夫婦として、社会人として生きるならば、もっと間口を広げてみては?と思います秘密にしたいなら、徹底してやるべきで、住む場所も、行動するのも、海底や地下にするべきでしょう!

相手女性がもしも末延さんだとして自身表現者キャリアもあって成功もしていた。結婚自分キャリアを全部手放して自分存在を綺麗に消し去って表舞台に極力出てくれるなって羽生君のファン層を考えれば分からなくもないけれども何とも酷だなと思う。

よく彼女もそれで納得しているなと思う。

それだけ羽生君サイドが彼のブランド価値を下げない為の最善策と決めた事とは言え一般人自分からすると奇妙にすら見えて来る。

ファン大事にしたい気持ちって、お相手を全く隠す事や、私生活を見せないという事じゃないんだけど。母親選手生活なら外野視線など入らない様に守っているのがベストだったろうが、今はプロスケーター。見られたなんぼです。いつまでも庇って囲ってても、お子様が生まれたらどうなるんだろ?絶対スクープされるべく追っかけられる。そうなるとお子様可哀想なので、家族ショットなど少しづつ出したら良いのでは?

羽生さんの考え方やスケートに対する情熱等に魅力を感じ、陰ながら応援していましたが、羽生さんの結婚に関する情報を目にする度に応援したいという気持ちが冷めて来ました。これ以上羽生さんのプライベート情報不要だと思います。脇目も振らずスケートに打ち込んでいた羽生さんに対する印象が段々悪くなって来る気がします。

アイスショーテレビ放送されるのを静かに楽しみに待ちたいと思います

結婚したのにコソコソ暮らすのってしんどく無いですか?

羽生さんも心を決めて結婚相手を堂々とファンの皆様に紹介して納得して頂いた方が気楽だし、ファンの皆さんのも祝福してくれるのでは?

このままでは奥さんも、可哀想でしょう!

ファンを落胆させて失いたく無いのでしたら虫が良すぎます

羽生君にはちょっとガッカリしました‍

大谷君には堂々と結婚宣言をして、ウエデイング姿を披露して頂きたいデス

羽生さんもたいへんだね。この方が奥様だとして一部ファンからイメージが違うとかさんざん言われているようだし。当人同士が決めたことだから幸せならいいんじゃないでしょうか。なんかマンションで人目を避けて生活してるならお気の毒。まったく関心がない自分から見ても、この方は自意識過剰に見えるから心配ではあります

羽生スケートに対しては情熱をささげて努力してきたから素晴らしい成功をおさめたけど、その反面恋愛はほぼ初心者から経験がないことは何事も失敗しやすいよね、と思いました

特にファンじゃない人の感想でした

新潮さんは独自取材して

山口にお住まいのご親族は何も知らなかった」

とおっしゃっていますね。

女性セブンさんは

地元の方はみんな知っていた」

と報じていらっしゃる

地元の方が皆さんご存知なら、ご親族が知らないわけがないのに、

どうしてご存じなかったのでしょうか。

うーむ。精神年齢が高くて年上の方が話が合うのだろうが、外見があまり似てなくて、うまくいってる夫婦ってなんか顔が似てるひとたちが多いから、なんかこう、根っこがあわなそうな気がするのだが。二人並んだ写真、見たけど、羽生さんが霞んでてかなしい。

まずもって、最初にこの方を匿名特定したのが週刊女性。その前には実名でわんさか嫁が沸いていたが、女性自身同級生復縁してその人が奥さん特定してたけど、事務所一般人有名人かを含めて一切お答えしないと言われてその通り書いていた。ところが、週刊女性事務所否定しなかったと書いた。そして、馬鹿地方紙がその週刊女性が言っているのはこの人ですよ、と特定したわけよ。この一連の流れで羽生奥さん、この人だとは私は思えないけどね。もう、誰でも良いから放っておこうよ。そもそもさ、名前が挙がった人いっぱいいるのに、一度も否定はしてないじゃん。

一説では突然表舞台から身を引き、羽生結弦の大ファンだった「まゆゆ」なんて言われてましたね。

でも全く想像と違う方で驚きました。

お母さんが練習から打ち合わせからから何まで付きっきりと見たことあるのでそんな時間ないんじゃないかと思ってたけどね。

それと羽生さんがご両親にお家を買ってあげるのはいいと思うけど、隣は……。

自分はお家でお留守番旦那さんはお母さんと一緒にどこかへ。

一緒にスーパーに行くことも許されない、海外に行っても彼は有名人すぎる。

ご本人が幸せならいいけど、名家お嬢様?ともなると、こういう選択しかなかったんですかね。

それは全てファンの為なのか、お母さんの為なのか、なんか苦しくないのかなって勝手心配しちゃいます

高校生の頃に羽生結弦イメージさないでねって発言してたくらいなのでファンに見せる姿は御本人が作ったイメージだったのかなと思ってます

あの方が事実ならイメージ真逆でした

こんな方と付き合っていたなら「僕は孤独だ」のくだりは要らなかったよね。私はそこまでじゃなかったけど、ファンが支えなきゃって写真集や高価な化粧品爆買いしてた人もいるもんね。騙されたって思ってる人もいるかも。

結婚して所帯染みてしまうとイメージ毀損してしまうとか考えているのかな?

奥さんにとって、近くに義理の両親がいるのも合わせて負担になりそう。

マスコミプライベートまで追っかけ回すのは止めておいたらいいのに。スケートをする羽生結弦だけで充分でしょ?

おめでたいことなのに、何でそこまで隠すのか理解できません。愛する人なら堂々と公表し、コソコソせずに自分の親しい人、親族に紹介したらいい。

余計なお世話ですが、ちょっと自意識過剰なのでは?熱烈なファンを除いて、一般的にはプロ転向したスケーターのプライベートなんか興味ありません。

羽生結弦さんは羽生結弦を演じてますから、今後もこの事には触れないでしょうね。2019富山の共演は見事でした。あそこで愛が芽生えていたとは驚きですが…お幸せに。

なんか幸せ感が全くない。そこまで隠密にする必要ない。せっかく結婚したのだからオープンに楽しく生きたら良いのに。本当のファンなら祝福するでしょう。羽生結弦ファンは違うのか。それとも本人の自意識過剰か。

とりあえず…想像とかけ離れていたので、

びっくり…

どうせバレるなら、

初めから公表して欲しかたかな。

奥さまのご実家付近でバレたんですよね。

そんなにいいたいなら、初めから公表したらいいのに…

もう少し大人しい方が、理想かと思いましたが

派手な、姉御タイプが好みだったんだな〜

ま、人の事なので…関係いか

なんか、相手の人を見てガッカリした。

他に居なかったの?

上戸彩タイプとか?言ってたよね。

全然違うな。好きじゃない

やっぱり、年上はいろいろお世話してくれるから

野球選手も姉さん女房が多いよ

羽生も現役の時に結婚していればもっと優勝できたね

ただ、ちょっと年行き過ぎてるからこどもができにくいのが難点かな

羽生遺伝子国宝レベルから

お二人とも恋愛に関しては超素人の様な感じがします。

無理無理感いっぱい。直ぐに残念なことになる予感がする。

ファンでも何でもないけど、ちょっと似合わない感じだな。

ん…

勝手イメージしてた感じと

違うお相手

ん… なんだろう…

こういう感じの人じゃないんだよなぁ…

悪いけどお似合いという感じではないよね。全国のファンがっかりしています

恐らく奥さん否定的な人たちは

キムタク工藤静香に取られたのと同じ感覚だと思う。

(ファンではないが、キムタク結婚の時と同じ感想を持った)

そんなにバレたくないなら、集合住宅に住まなきゃいいのに。

義理の両親がマンションの隣の部屋ってなんか闇感じる。

イチロウ選手の奥様も8、9歳年上で、超一流選手は姉系好みが多いようですね。

36かぁ、、、

羽生結弦母親大変そう。

帽子を目深に被ってって…そんなことまで強要されるなら私なら結婚したくない。

最近ハライチ岩井を叩いてた人たちも他人ごとじゃないからねー

2023-11-17

anond:20231117105854

ビショビショのデカいつばの帽子をしてる弱者男性がいたらお前だと思うことにするわ。

傘をさす奴は情弱

ツバ付きの帽子被るだけで解決する。どしゃ降りなんてそう滅多に無い。

2023-11-15

anond:20231115172045

癌治療で、抗がん剤副作用から、髪の毛がまだらハゲになってるんでわ。

それがあまりにみすぼらしいので、キャップで隠している。

本人だって、店の中で帽子をとるマナーぐらい百も承知してる。

それでも、あまりに醜い頭皮を衆目に晒すことのほうが、

周囲のお客様無駄なご心配不安感、生理的嫌悪感引き起こししまうので迷惑なのではないか

自分が無作法者として責められるだけで済むのであれば、

室内で帽子を取らない罪を進んで被ることにしよう。帽子だけに。

なんて覚悟をしてるのでは。

anond:20231115172045

注意っていうか「帽子かぶったままだよ」って言って取ってあげればいいんじゃない

2023-11-10

anond:20231110174253

そもそも人間の子どもというのは可能性の塊(適応能力の塊)なんよ、女性だと特にそう

それを自覚していると「平均的な良い子」でいるよりも自分個性を伸ばしていきたい、方向を決めたいとおもう時期があるんよ

でも小学校では個性いらない、平均になれということしか教えない

占いというのはまあAI就職相談というかハリポタの組み分け帽子みたいなもんで

人間星占いなら12個、血液型なら4個のグループにして可も無く不可も無いとこに振り分けてるだけなの

  

占いでこの日の生まれだと犯罪者になりますとかそんな本は売れません、発禁ですから

占いたからってそれだけで犯罪しておいて他責するようなやつには育たないよ安心しろ

あとそのうち第二次性徴がきて生理だの出産だので男性に対するものすごいハンデがつくこともうすうすわかってるから

それまでの間に早めに自分の才能を見極めて伸ばしておきたいというのもあるわな

から女性占いを好きでも気にするな

他人軸の評価ができるのは客観性をもったイイ女だ

 

本当の他責っつうのは40過ぎて増田にきて下方婚だのパンティだの叫んでる馬鹿のことだよ

2023-11-07

anond:20231107110722

怪我して原型留めてない顔丸出しで闊歩されても困るからそのままでいいよ

しまれない程度に帽子マスクサングラスをするのがいいと思う

2023-11-06

44歳だけど34歳までのパーティーに行ってみた

現在44歳の女だが、20代中心34歳までのパーティーに行ってみた。

婚活というほどのものではなく、クラブが会場のゆるい感じの催しだった。


私は婚活もしてるのだが、40代対象としたパーティーに行くと、

本当におじさんおばさんしかいない。50代60代の人が多いし、

見た目が釣り合う人がまったくいない。

それに嫌気がさして、対象年齢を下げたところをターゲットにしてみた。


クラブに到着すると、数人の列ができていた。

やはり若い男女ばかりで少し気後れしたが、若い子と出会えるなんて嬉し〜!

という気持ちが勝ってワクワクしてきた。


一人ずつお金を払っていて、私の番になると

「あー、ウチ帽子マスク駄目なんですよねー」と受付の男性に言われた。

え、帽子マスク?そんな注意書きはなかったはずだが、

かに並んでいる人に帽子マスクの人はいなかった。

私は慌てて帽子マスクを外すと、

「あー年確するんで免許書お願いできますかー?」

と言われた。私は免許を持ってないし、44歳がバレたら困るので

今日は持ってきてないんです」

ごまかした。すると

「えーと今入場制限するほど混んでてですね、なので年確厳しくしてるんですよ。

時間後にフリータイムになるけどいまは年確必要ですね」と

言われてしまった。

「あ…じゃあ数時間後にまた来ます

と言って私は退散した。


たぶん…受付の人は、私が年齢を誤魔化して入ろうとしたのを気付いたのだろう。

というか34歳までに見えなかったのだろう。

他の男女には年確をしていなかったから。

そして私が帽子マスクを使って見た目をごまかして入場すると思ったのだろう。

ショックだった。

帽子は単なるオシャレだし、マスク感染症予防なのに。


帰り道、駅までの道をとぼとぼと歩く。

凄い。入場すらできなかったなんて。

そして自分が34歳までに見えない、という事実をようやく理解した。


若者が多い街なので、すれ違う人を見るとやっぱりみんな若い

私は整形やアンチエイジングを頑張っているけど、おそらくそういうことじゃないのだ。

若い人は無条件に若い絶対に毛量が多いし、シミも出てこないし、顔もたるまない。

美容整形で高額のお金必要なことを当然のようにクリアしているのだ。

もちろん若い子なりのルッキズムはあるだろう。

でも私はその中にすら入れない。

私は今日、オバサンになったんだな…と自覚した。


しか人生って残酷だな。あと半分残ってるのに

半分すべてを若くない姿で生きなきゃいけないなんて。

辛い辛い。

客観的にオバサンを自覚できるようになっただけマシなんだろうか。

からない。とにかく辛い。

2023-10-29

とんがり帽子アトリエが意外にいい

フリーレンよりよっぽどHigh

フリーレンは大好きだよ

クリエイターたち「ラブコメ新たに作ったよ〜」

Aさん「ひょろひょろしてる主人公とかダメだ、男らしくあれ!」

Bさん「冴えない主人公とか駄目、叩き上げプロフェッショナルしろ。」

Cさん「ギャルとかメスガキとかもういい、綾波属性かカータレット(ゆるふわ)属性メインヒロインしろよ」


Dさん「固定カップルとか甘すぎる。正妻戦争という厳しき愛を視聴者に超教しろ。」

Eさん「ヒロインレースとか胸糞悪い。マルチエンディングオムニバスしろや」

Fさん「青虐や奈央いじめなんだろ?どうせ」

Gさん「いじめっことか非合法団体とか嫌だ。萎える」

Hさん「暗い過去回想やギスギスシーンはやめて」

Iさん「ほのぼのしたのがいい」

Jさん「作画崩壊とかやめてね、もっと気合いの入った...」

Kさん映画的にCGバリバリやられてもちょっと...」

Lさん「何事も程々に」

Mさん陰キャ主人公飽きた、熱血や楽天家のを出せよ」

Nさん「野郎野郎然したのやモブ顔とか大概にして、男の娘みたいなの出せ」

Oさん「等身大主人公って難しい問題だよね...」

Pさん「ラブコメどころかファンタジーラノベですら過去回想中学校学生服が男女共にありきたりすぎる、もう少しパターン考えられないのか」

Qさん平成終盤以降に出たのに制服がなんか古めかしい。」

Rさん「服装がどうだろうと面白さとかと直結する訳ないでしょ?君ら」

Sさん「なんか帽子かぶったキャラがサブキャラ扱いされるのとか何故?」

Tさん「腕まくりとかのキャラもなんか少なく感じるような...」

Uさん「次のV・Wさんの言うことが怖い...」

Xさん「おいやめろ、おまえのその2つはフェミポリコレならぬマスキュリズムポリコレを生み出すことになるぞ!」

(Xさんが止めに入る前にあった発言)

Vさん「はっきりいって男性ブルカだよ。 学ランのボタン閉めてる設定だとか」

Wさん「女子カラフル制服とかカーディガン着崩しとかあんのに。」

Yさん「もう収集がつかなくなる、ならお前らがそれぞれ作れよ」

Zさん「不適切表現言動が見受けられたことをここにお詫びいたします」

2023-10-28

[]紀伊国狐憑漆掻語

谷崎潤一郎

漆掻きと云ったって都会の人は御存知ないかも知れませんが、山の中へ這入って行って漆の樹からうるしの汁をしぼるんです。いいえ、なかなか、百姓の片手間ではありません。ちゃんとそれを専門にする者があったんで、近頃はめったに見かけませんけれども、外国の安い漆が輸入されるようになったそうですから、いまどきあんなことをしても手間ばかりかかって引き合わないんでしょうな。兎に角以前には私わたしの村なんかへもよく漆かきが奈良あたりからやって来たもんです。漆鉋うるしかんなと云って、鎌のようなもので先の曲った奴を持って、腰に三四合ぐらい這入る竹の筒を提げて、漆を見つけると、その鉋で皮へ傷をつける。それがあんまり深く傷をつけ過ぎてもいけないし、浅過ぎてもいけないし、呼吸物なんで、その傷口から松脂まつやにのようにどろりと滲しみ出て来る汁を箆へらですくって竹の筒へ入れる。そんな時にうっかり下手なことをやって汁が顔へはねかかったりすると、それこそ赤く脹れ上りますから、馴れた者でないと出来ない仕事なんでして、漆にカブレないように紺の手甲を着けて、すっかり紺装束で出掛ける。まあそんなことをする人間なんで、私の村にもその商売の者が一人住んでいましてね。此の男は遠くへ出稼ぎをするのでなく、村の近所の山へ這入ってはうるしを採ってくらしていましたが、或る夏の日に、その漆かきが一と仕事してから山の中でひるねをしていますと、夕立ちが来たもんですからふっと眼をさましました。そしてそのときに、ハテな、己はひょっとすると寝ていた間に狐に憑つかれやしなかったかなと、そう思ったと云うんです。それが別にどうと云う理由があるんではないんですけれど、淋しい所をひとりで歩いているときなんぞに憑かれることがよくあるんで、ただ何んとなくそういう感じがしたんでしょうな。で、まあ、家へ帰ってもそれが気になって仕方がない、どうも狐がついたようだから明神さまへお参りをして来てくれろとお袋ふくろに頼んだりして、友だちなんかにもそんなことを云っていましたが、そのうちにとうとう床について、飯も食わないようになったんです。それで先生布団をかぶって半病人のようにうつらうつらしながら、日が暮れると云うと、ああ、今夜あたりは狐が迎いに来やしないかな、今にきっと来やしないかなと、心待ちに待たれるような、妙にそれが楽しみのような気持ちでいると、案の定夜になってから友達のような男が三人ばかり表へやって来て、「さあ、行いこら」「さあ、行こら」と誘うんだそうです。尤も友達と云ったって見おぼえのある男ではないんで、みんなせいが三尺か四尺ぐらいの小男で、法被はっぴを着て、木や竹の杖をついていて、何か非常に面白そうに「行いこら行こら」と云うんですが、それを聞くと行きたくって行きたくってたまらなくなるんだそうです。けれどもアレは狐だから行くんではないぞ、あんな者に誘われてはならないぞと思ってじっと我慢していると、友だち共は仕方がなしに帰ってしまう。するとその後ろ姿に尻尾しっぽのようなものがチラチラ見えるようなんで、ああやっぱり行かないでいい事をしたと、そのときはそう思いながら、又あくる日のゆうがたになると、今夜も誘いに来やしないかなと心待ちに待つようになる。そうするうちに果たしてやって来て「行こら行こら」と誘うんですが、それがもう、さも面白そうなんで、ついうかうかと行きたくなるんだそうですな。しかしその晩も一生懸命我慢してしまったところが、三日目の晩の九時頃に、家の前に庭があって、庭の下が六尺ばかりの崖がけになっていて、崖から向うは一面に麻の畑でした。それが夏のことですから麻が高く伸びていて、ちょうどその庭と畑とが同じ平面に見える。で、その畑の方へ例の小男が三人連れ立ってやって来て、「さあ行こら」「さあ行こら」と云うんだそうです。よくよく見るとその男たちの着ている法被に何か圓い紋がついていたそうですけれども、どんな紋だったか、そこんところはハッキリ覚えていないんだそうで、いつもの通りめいめいが杖をついていて、しきりにそう云って誘うもんですから、とうとうその晩は我慢しきれなくなってしまった。それでそうっと家を抜け出ようとしたとき生憎親父が小便に起きたんで、こいつはいけないと思って、「行きたいんだけれど、親父に見付かると面倒だから己は止すよ」と云うと、「なあに己たちが一緒なら大丈夫だ、こうすれば親父に見つかりはしないから、まあ附いて来い」と云って、その三人の友達が手をつなぎ合って、輪をこしらえて、その輪の中へ丑次郎―――という名だったんですが、その漆掻きの男を入れた。そして、「さあこうすれば親父が見ても見えやしないか心配するな、附いて来い/\」と云って連れて行くんで、ちょうど便所から出て来た親父とすれちがいになったそうですけれども、成る程親父には此方の姿が見えないようなあんばいだった。それからその晩は麻の畑の中で遊んで、いろいろ御馳走をしてくれたりしただけで、明け方には無事に家へ帰してくれたそうですが、四日目の夕方は日が暮れないうちから楽しみで楽しみで、早く誘いに来てくれないかなと思っていると、やはり昨夜ゆうべと同じ刻限にやって来て「行こら、行こら」と云うんです。で、又附いて行きますと、今夜はいい所へ行こうと云って、家のじき近所にガータロのいる淵があるんですが、その淵の方へ出かけたと云います。え、ガータロですか。ガータロと云うのはあれは河童かっぱのことなんです。ぜんたい私共の村は高野山の南三里ばかりの山奥にあって、私の字あざは一方が山で一方が谷になったゆるやかな傾斜面のところどころに家がチラホラ建っている。丑次郎の家というのも山と山の間にある淋しい一軒家なんでして、前に三四枚の段々畑があって、その先が今云ったガータロのいる淵なんです。別に名前のあるような淵ではないんで、村の者はトチ淵ぶちトチ淵と云っていましたが、さあ、どう云う字を書きますかな。何しろ大滝だとか赤滝だとか云って、非常に滝の多いところでしてね、その滝壺の下流が今云った谷の底を流れていて、淵になっているのはほんのわずかなところなんですが、そこにはいつも水が真っ青に澱よどんでいて、まん中に平べったい一枚岩が出ていました。ガータロはその一枚岩の上にときどき姿を現わすことがありましたから、たしかにその淵に棲んでいたには違いないんで、見た人は大勢あるんです。ええ、ええ、私も一遍たことがありますよ。なんでも夏の日ざかりに山の上を通っていると、下の方にその淵が見えて、岩の上に変な奴がすわっているんで、「ああ、ガータロが出ているな」と思ったことがありました。さあ、そうですな、遠くから見たんだからよくは分りませんでしたけれど、人間よりは小さかったようで、まあ猿ぐらいでしょうかな。姿も猿に似かよっていて、ただ斯う、頭の上に妙な白いものが喰っ着いているんで、鳥打帽子を被っているように見えましたよ。ええ、ええ、よく人間に害をする奴なんで、私の知っている人でも、ガータロに見込まれて水の中へ引きずり込まれそうになったり、ほんとうに引きずり込まれて死んでしまったのもあるんです。これは餘談になりますが、その谷川の別なところに丸木橋がかかっていましてね。或る私の友人が夕方その橋をわたろうとすると、うっかり足を蹈み外して、水の中へ片足をついたのが、岸の方の浅瀬だったんですけれど、その片足を抜こうとしても水が粘ねばり着くようになって、どうしても抜けない。しきりに抜こうともがいているうちに、次第にずるずると深みへ引っ張られそうになるんで、ハテな、ガータロに見込まれると水が粘ると云う話だが、こりゃあガータロの仕業しわざだなと気が付いたんです。ところでガータロと云う奴は鉄気かなけを嫌うもんですから、そう云う時には、何んでも構わない、鉄気のものを水の中へ投げさえすれば助かるんで、ふっとそのことを思い出して、幸い腰にさしていた鎌を川の中へ投げた。そうしたら難なくすっと足が抜けたんで、真っ青になって帰って来て、実はたった今此れ此れだったと私共に話したことがありました。もうよっぽどの歳ですけれども、未だに達者な人でして、至って正直な、うそを云うような人間ではありませんから事実そんな目に遇ったに違いないんですな。しかし此の男はそう云う訳で命を取りとめましたけれども、もう一人今のトチ淵へ篏はまって死んだ者がありました。十四五になる可愛いい女の児でしたがね。なんでも同じ村の餘所よその家へ子守りに雇われていて、めったとひとりで遊びに出るようなことはなかったのに、その日に限って、赤ん坊の寝ている間に出て行って、二三人の友達と一緒にその淵の所で鮎を釣っていたと云うんです。それが、おかしいのは、淵によどんでいる水が、ほんの一間ばかりの間岩の下をくぐって、すぐその先の方へ行くと滝のようになって流れ落ちているんですが、その女の児は淵と早瀬との境目にある岩の上にしゃがんで、瀬の方で釣ればいいものを、淵の方を向いて釣っていた。すると、友達の女の児もみんな同じ所で釣っていたのに、どう云うものか外の者には一向釣れないで、その女の児の鈎はりにばかり魚がかかる。外の女の児たちは詰まらないもんですから、此処は止そうよ、何処か別の所へ行こうよと云うんですけれども、その女の児だけは面白いように釣れるんで、夢中になっていつ迄も釣っている。そのうちにだんだん日が暮れて来ましたが、もうおそいから帰ろうと云っても聴き入れないんで、外の者はその児を置き去りにして帰ってしまった。さあそうすると、晩になっても姿が見えないもんですから、主人の家では心配をして、親元の方を尋ねさせると、其方そっちへも来ていないと云うんで、大騒ぎになって、いろいろ心あたりを調べると、実は晝間これこれだったと云う。外の児たちは云えば叱られると思ったんで、聞かれる迄黙っていたんですな。で、早速みんながその淵のところへ行って見ると、ちゃん下駄が脱いであるんで、いよいよガータロに見込まれたんだと云うことになって、それから泳ぎの達者な者が体へ綱をつけましてね、ガータロが出たら合図をするから、そうしたら綱を引っ張って貰うように頼んで置いて、淵の底へもぐって行って、屍骸を引き上げたことがありましたよ。兎に角その女の児が鈎を垂れると、ほら釣れた、ほら釣れたと云うようにいくらでも釣れるんで、外の鈎にはちっとも寄って来なかったと云うんですから、そこが不思議なんですよ。あ、そう、そう、そう云えば、その前の日に、その女の児の親たちの家の屋根の上からその淵の方へ虹がかかっているのを、たしかに見た者があると云います。虹がそんなに近いところにある筈のものではないのに、ちょうどその家の上から出ているんで、何かあの家に変ったことでもあるんではないかと思っていたら、その明くる日にそう云うことがあったんだそうです。でまあ、そのガータロのいる淵の方へその漆かきは連れて行かれた訳なんですが、なぜだか知れないが死のうと云うことを考えて、今夜は一つあの淵へ身を投げてやろうと思いながら附いて行くと、大勢の人が提灯をつけて淵の方へぞろぞろやって来るんだそうです。それで暫く物蔭に隠れて窺がっていると、村長さんだの、伯父さんだの、伯母さんだの、親類の誰彼なんぞの顔が見えるんで、中にはもう死んでしまった人なんぞが交っているもんですからおかしいなあ、あの伯父さんは死んだ筈なのにまだ生きていたのかなあと、そんなことを考えながら待っていましたけれど、提灯の数が追い追いたくさんになって来て淵のまわりをウロウロしている。この様子じゃあとても駄目だと思ったんで、「どうも死ぬのに都合が悪いから、今夜はもう帰る」というと、「そんならもっと面白い所へ連れて行ってやるから、まあ一緒に来い」と云って、棕櫚山の方へ引っ張って行った。その辺はいったいに棕櫚が多いんでして、大概の山には、高いのになると三間ぐらい、普通二間ぐらいの棕櫚と、一丈ぐらいの薄のような草が生い茂っているんですが、その茂みの中を分けて行ったら、山の中途に大きな岩が突き出ていて、友達の連中はその岩の上へするすると身軽に登った。だが見たところ丑次郎には登れそうもないので、「己はそんな高い所へ上あがれないから止める」というと、「なあに己たちが手伝ってやるから大丈夫だよ、上って見ろ/\」と云って、三人の小男が上から引っ張ったり下から腰を押し上げたりした。お蔭でどうやら上れることは上れたけれども、上る拍子に脛を擦り剥いたんで、今度はそれが痛くってたまらない。「痛い痛い」と云うと、「よし、よし、つばきを附ければすぐに直る」と云って、つばきを附けてくれたらじきに痛みが止まった。すると又咽喉が渇かわいて来たんで、「水が飲みたい」と云うと、「じゃ、まあ、ここで休もう」と云って、道ばたに休んで、何処から持って来たのだか直ぐに水を飲ましてくれたが、なんだかその水が小便臭かったそうです。で、その山を越えると、私の家の方へ下りて来ることになるんで、ああ、そうだったな、此処はもう鈴木さんの家の近所だなと、はっとそのときに気が付いたらしくって、「もう己は帰る」と云い出したところが、「まあいいからもう少し遊ぼう」と云って、しきりに引っ張って行くんだそうです。それでも無理に帰ると云って、とうとう振り切って来たそうですが、その晩も、その前の晩も、家に戻ったのは夜中の三時ごろだったそうで、いつも夜の明ける迄には必ず帰してくれたと云います。さて五日目の晩に待っていると、又「行こら行こら」と云いながらやって来て、今夜は伊勢へ連れて行ってやると云う話で、伊勢松坂へ出かけて、何んとか云う料理屋の二階へ上ると、たいそう結構な朱塗りの高脚たかあしのお膳が出て、立派なお座敷で御馳走をたべた。それから街道を歩いて行ったら、此処はカノマツバラだと云うんで、見ると成る松原がある。けれども、その時に斯う、ぼんやりと分ったのは、私の村から有田郡ありたぐんの方へ抜ける山路にヤカンダニと云う谷があって、めったに人の通らない淋しい所なんですが、そこをその漆掻きは前に一遍あるいたことがある。で、そう云う時にもいくらかその記憶が残っていたものと見えて、カノマツバラだと云うけれども、どうも此処はヤカンダニのようだから、「ヤカンダニじゃあないか」と云うと、「なんだ、お前はヤカンダニを知っていたのか。ではもっと外の所へ行こう」と云って、又方々を歩き廻って、「さあ、どうだ、此処がカノマツバラだ」と云われて見ると、今度は覚えのない土地で、松がずうっと生えていて、たしか松原景色になっている。しかしそう云う間にもときどき正気に復かえるらしく、己は狐に欺されているんだと云う考えがふいと起ることがあって、三人の小男の様子なども、人間の姿をしているように思えながら、どうかした拍子に尻尾が見える。はっきり見えるんではなしに、チラチラと斯う、見えたり見えなかったりするような工合なんですな。要するにまあその時分からそろそろ意識回復して来たんで、ヤカンダニを通ってからも暫く何処か無茶苦茶に引っ張り廻されていたようですが、そのうちに、村にイカキ山と云って、笊いかきのような恰好をした山があるんで、そこを通った時は、此処はイカキ山だなと云うことが分ったと云いますしかしその山は松だの欅けやきだのいろいろな雑木ぞうきが生えている密林なんでして、その林のなかをぐる/\歩いているうちに、木に引っかかって、フンドシが解けた。で、「まあ、待ってくれ、フンドシが解けたから」と云うと、「そんなものは構わないから放って置け、ぐずぐずしていると夜が明けるから急がなくっちゃいけない」と云って引っ張って行くんで、「もう己は帰る」と云うと、「帰らないでもいいよ。それより何所か寝る所があったら、みんなで一緒に寝ようじゃないか」と云うんだそうです。するともう夜がしらみかかって来たもんですから、その漆かきも今更家うちへ帰りにくくなってしまって、私の家いえの近所にある阿弥陀堂の方へ行った。と云うのは、その阿弥陀堂なら四人で寝るのにちょうど都合がいい場所なので、そこへみんなを連れて行って寝ようという考えが、ちゃんとそのときに頭にあったらしいんですな。それで阿弥陀堂へ行くのには、私の家と隣りの家との間を通らなければならないんですが、隣りの家の庭に古い大きな柿の木があって、それが往来の方へ枝を出していた、その木の下を通った時分に、「ああ、此処は鈴木の家の側だから、もうすぐ其処が阿弥陀堂だ」と思ったそうです。その阿弥陀堂は草葺きのお堂なんでして、うしろの方に四尺に一間ぐらいな裏堂が附いていて、その中に村のお祭り盆踊りなんぞに使う提灯だの行燈だの莚だのが置いてあったんですが、その莚のことを覚えていて、あの裏堂で寝ようというつもりだった。ところがそこへ這入るのには屋根からでないと這入れない。今も云う通りいろいろな物が入れてあったもんですから子供なんぞがいたずらをしないように、扉を中から締めてしまって、屋根から出入りするようにしてあったんで、そのこともちゃんと覚えていて、屋根裏へ上った。尤もその時に矢張り小男の連中が上から引っ張ったり下から押し上げたりしてくれたそうで、上って見ると、そこに二尺ぐらいの幅の厚い欅の板が渡してある。これはお堂の中の品物を出し入れする時の足場に作ってあったんで、その板に腰かけて莚の上へ飛び降り料簡だったんですが、小男共は、「此処がいい、/\」と云って、草葺きですから、庇ひさしの裏の方から上ると、竹を編んだ屋根の土台が見える、その竹の棒に掴まって屋根の草の中へ体を突っ込んで、「此方へ来い、/\」と云うんだそうです。成る程その連中はみんなせいが低いんだから巧く草の中へもぐり込めますけれども、丑次郎には這入れる訳がないんで、「己は体が大きいから駄目だ、そんな所へ這入ったら足が出てしまう」と云うと、「まあ試しに這入って見ろ」と云うんで、這入って寝てみたら案の定足が出てしまった。「ほれ御覧、こんなに足が出たじゃないか」と云ったら、「では仕方がないから中へ這入ろう」と云うことになって、さっきの屋根からでなく、別な所へ穴をあけて、その穴から、一人ずつ莚の上へ飛び降りて、裏堂の中の狭い場所へ四人が並んで寝た。それから少しとろとろとしたと思うと、お堂のうしろの板が三寸四方ぐらい切り取ってある、それは以前に、泥坊が内部にしまってあるものを覗のぞこうとしてそんな穴を拵えたことがあるんで、もうすっかり夜が明けたらしく、そこから朝日がさし込んでいる。と、やがて表が騒々しくなったんで、その穴へ眼をつけて見ると、村の子供たちがお堂の前で遊んでいるので、ガヤガヤ/\云っていてとても眠れない。「どうもあの子供たちがうるさいな」と云うと、「よし、よし、己が彼奴等あいつらを追っ拂って来てやる」と云って、一人の小男が外へ出て行った様子でしたが、どんなことをしたのか知れませんけれども、兎に角その男が行ったら子供たちはいなくなってしまった。それでようよう落着いて寝ようとすると、生憎とまた小便が出たくなったんで、「一寸小便をして来る」と云ったら、「いや、出てはいけない、出てはいけない」と云って、一生懸命に止める。「出ると掴つかまるから出てはいけない。小便がしたければ此の中でしろ。さあ、己達も此処でするぞ」と云って、三人とも寝ながら小便をしてみせるんですが、丑次郎にはどうしてもそこでする気になれない。もう出たくってたまらなくなって来たんで、とうとう又その屋根の穴からお堂の外へ降りたところが、遠くに私が立っていて自分の方を見ているので、「あ、鈴木さんに見られたな」と、その時はっきりとそう感じた。そして私が近寄って行く間に、三人の小男どもは慌あわてて逃げ出してしまったのだそうです。

さあ、そうでしたね、掴まえたのは朝の九時頃でしたかね。何しろ丑次郎がいないと云うので、村では捜索隊を作って山狩りを始めていたんです。それが明神様のお告げでは丑寅うしとらの方の山手にいると云う訳なので、一間置きぐらいに人が立って、八方から山を囲んで登って行こうとしていました。私もその捜索隊に加わっていたのですが、みんな鎌だの鉈なただのを持っているのに、私は素手すでだったもんですからすこし気味が悪くなって、もう山へ登りかかっていたんですけれども、ちょっと家へ行って来ると云って、それを取りに戻って来た時に丑次郎がお堂の縁に立っているのを見たんです。なんでも斯う、縄の帯をしめて、両手をうしろへ廻して、前の晩に雨が降ったんで裾の方がびっしょり濡れた着物を着て立っていましたがね。「丑じゃないか」と云って、此方こっちも恐恐こわごわ声をかけながら近寄って行くと、急いでお堂の中へ逃げ込もうとするので、掴まえようとしたところが、えらい力で抵抗してなかなか云うことを聴きませんでしたよ。そのうちに大勢駈け付けて来て、やっとのことで押さえつけて家へ引っ張って行ったんですが、家の閾しきいを跨ぐまでは可なり元気に歩きましたね。それからそっと寝かしつけておいて、行者を呼んで御祈祷して貰ったら、一週間ぐらいですっかり正気に復かえりました。尤もっともその前から少しずつ意識が戻って来て、己はこんな目に遇ったとか、何処そこへ連れて行かれたとか、欺されていた間のことをぽつぽつしゃべり出しましたがね。ええ、そうなんです、今申し上げた話と云うのは、その時私がその本人から聞いたんですよ。後で念のためにお堂のところへ行ってみましたが、成る屋根大穴が開いているし、中には小便が垂れ流してあって、臭いと云ったらありませんでした。当人も、「そうそう、己はあの棕櫚山を上る時に怪我をした筈だが」と云って、脚を出して見ると、たしかに皮が擦り剥けている。フンドシの解けたのなんぞも、よっぽどたってからイカキ山へ芝刈りに行った女が、木の枝に引っかかっているのを見つけて、ひどく恐がって逃げて来たことがありました。その外何処でこういうことがあったと云う所を調べてみると、大体その地点に證拠が残っていたんですから、それを考えても出鱈目じゃあないんですな。縄の帯をしていたのも、歩いているうちに帯が解けたんで、無意識ながら縄を拾って締めたんでしょうな。そののちその男一年ぐらい多少ぼんやりしていましたが、今でも酔っ拂った時なんかに、「狐つきの話をしろ」と云うと、笑いながら話し出すんです。

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