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はてなキーワード: 半笑いとは

2017-08-27

10年前の「童貞ブーム」が心底不快だった

松江哲明の『童貞。をプロデュース』の舞台挨拶騒動を見ていて、当時の不快気持ちを思いだした。

みうらじゅん伊集院光童貞いじりをし始めて、それにサブカルクソ野郎どもが乗っかって童貞をいじりだしたり、社会学者童貞に関する本を出したりと、ちょっとした童貞ブームが本当に不快だった。

彼らは童貞に同情するふりをして、逆らえない弱者をいじって遊んでいるだけだった。典型的イジメの構図だ。

童貞。をプロデュース」の予告編を見てほしい。当時の空気がよく現れている。

https://www.youtube.com/watch?v=1e0kock8UQY

この上から目線童貞に接し、半笑いでいじる感じ。イジメっ子が非リアをからかって遊んでいるのと同じだ。

こんなものがよく制作され、しかも受け入れられたものだと思う。当時はポリコレなんて概念は浸透していなかったし、童貞はいくら笑ってもOKみたいな不可触賤民みたいな扱いだった。

伊集院みうらじゅんはまだ自分を落としたり、言葉表現が笑えたりと工夫があったが、それに影響されて童貞いじりを始めたやつは単なる不快で、自分らはセンスがあると勘違いしていて本当に醜悪だった。

よく覚えているのが映画40歳の童貞男』が公開されたときイベント童貞なら無料になるという上映会をやっていて、俺は町山智浩が推薦していたので映画が気になって見に行った。

上映前の列に並んだとき、ごく普通の見た目の人たちが並んでいるので安堵した。だが、なんだか嫌な感じもする。列の真後ろにカップルが並んでいるのだ。

ひょっとしたら男は(そんな確率数学的にあり得ないだろうが)童貞だったかもしれないが、女は童貞じゃないだろう。どうやら、童貞の付き添いなら女もOKだったようだ。

女は茶髪ロリっぽいフリフリの格好をしていた。コソコソと2人で何かを喋っている。真後ろだったので耳に入ってきた。女はこう言っていたのだ。

「この人たち、みんな童貞なの?w」血の気が引くのがわかった。サァ―っと体温が引いていった。童貞をいじっている奴らの心情なんて、結局はこんなものなのだ

映画を楽しもう。俺は自分にそう言い聞かせて、会場に入った。幸い、映画はとても楽しいものだった。笑って泣けるコメディだった。

いい気分で会場を出た。だが、外は相変わらず地獄だった。スタッフが何やら画用紙を配っていた。ホールには机が置かれていて、色鉛筆なども用意されている。スタッフが俺を捕まえて言った。

「今、童貞の人に想像女性器を描いてもらうっていう企画をやっているんですけど、どうですか?」

耳を疑った。半笑いで語りかけるスタッフ。俺は「いや」と言って会場を出るエレベーターボタンを押した。だが、スタッフはなおも「まだ時間ありますよね?」と童貞なんだから予定なんかないだろと言わんばかりに食いついてきた。女性器を描くなんてセクハラだし、それを強要するのもセクハラだ。そんなことをそこら辺の通行人に言おうものなら、当時でも問題になっていたと思う。だが、それが相手が「童貞」だったら許されていたのだ。

数日前、松江哲明ツイッターでこんなことを言っていた。

童貞。をプロデュースから10年経って、童貞をあることをアピールしても、恥ずかしいことではなくなったこと(むしろモテに繋がる)

どの口が言うのか。イジメっ子がかつてイジメていた相手に対して、「お前も立派になったよな」ってか。もう一度書くが、どの口が言うのか。

童貞。をプロデュース」の予告編をもう一度見てみよう。童貞役の男性23歳となっている。23歳で童貞だって? 別に珍しいことじゃない。今ならそう思えるし、表明もできる。だが、その状況に松江哲明を含む当時童貞をいじっていた奴らは1ミリも貢献していない。社会ゆっくり成熟に向かっただけだ。

鮮やかな地獄を生きていた。不快な季節だった。一人の人間として、ただただ不快だった。

2017-08-05

人を小馬鹿にして半笑いキツイ指示出すやつが上司だと最悪。他人扁桃体を刺激する天才

そういうやつはどこにでもいるんだが、あれが出来上がる環境はどうなってるのか気になる。

2017-07-01

しょーもねぇ奴ほど、既出言葉しかネット上で発言できない

これ、もう本当タイトルの通り。

中でもオタクに多いと思うんだけど、既出言葉しかネット上で発言できない奴はマジでしょーもない。

「5000兆円欲しい」

「このツイート面白スギィ!!」

「素直に射精です」

淫夢系」

「〇〇が無い、やりなおし」

「嘘松」

などなど、ネット上で発言する上で、よっぽど自分感性発言に自信が無いのか、他人が作った既出ネットスラングしか話すことができてない奴が腐るほどいる。

特にソシャゲスクショツイッターにアップしてる奴とか、格ゲー音ゲーにのめり込んでる奴とかに多い。本当にしょーもない。

すでにネット用語として確立されてる「w」とかを使うのはまだ良いとして、ユーモアとかそういう表現の面で、他人が作った言葉を頼らないと何も発言できないなら、それは宴会ピコ太郎コスプレをして半笑いしながら滑ってるオッサンと全く同じなんだから半年ROMってろ』。

うんこ漏らし奴

あれは、社会人になって2年目の6月、ちょうど今ぐらいの時期だったように思う。

私は営業マンとして、社会の一つの歯車を回している。そこそこの給料とそこそこの休日があるので、セレブではないがまぁまぁの生活が出来ているが、

当時は給料も低く、一日一日生きるのに必死だった。

その日も頑張って営業で外を回っていた。基本的に車で営業先に移動するのだが、人間頑張って生きていると、どうしても運転中に眠くなるタイミングがあるのだ。

そこで私は、昼ご飯を車の中で食べた後、必ずコーヒーを買って飲むようにしていた。すると結構眠くなる確率が低くなるのだ。もともとコーヒーは苦手だったから、コーヒー牛乳にして苦味を抑えていた。

しかし、災厄は思いもかけないときに襲ってくるものだ。

さぁあと一つ最後に行こうと思ってカーナビをセットする。次の到着地まで15分。今の営業先で話した内容を纏めて、頭を整理させるのには悪くない時間だ。

その日はコーヒーを買う時間普段より少しだけ遅く、手に取ったときはまだ冷えていた。喉も渇いていたので、ゴクゴクゴクと多めに飲んで出発。

……したのはいいのだが、もう少しで営業先というところでお腹ゴロゴロしてきた。マズい。これは一気に来るやつだ。

普段の腹痛が震度3ぐらいの微弱な揺れから徐々にパワーアップしていくとすると、こいつは前触れ震度2の直後に震度7という感じか。

焦っているとちょうど出先に着く。駐車場にかなり雑に車を停め、建物に入った。

だいたいどこでも中に入るときは来客名簿のようなもの所属時間を書くのだが、

今までにないくらいめちゃくちゃな字を書いてトイレへ。既にこのあたりで恐らく穴から顔ぐらい出ているのではないか

ズボンパンツを下ろそうとしてベルトに手間取る。ああっ!あっ!!!あああああっっっっっっっ!!!!!!!!!

っっっっっ!!!!!

パンツに手をかけた瞬間、私のお尻には生暖かい感触異臭が漂った。思考停止……する前になんとか肛門括約筋に力を入れ、これ以上悪くなりようのない悲劇をなんとか最小限に喰い止める。

しか人間、異常な状態になると、それは意外にも冷静になるものだった。半笑いしながら落ち着いて下半身衣服を全て脱ぎ、半裸状態で鞄の中を探す。

私は当時からモノの用意がイイので、鞄の中から何かに使えるだろうと思って入れておいたスーパーレジ袋を見つけたのだ。

色とナニかが付着しているパンツレジ袋にしまい、しっかり封をした。これで一安心

不幸中の幸いというべきか、ズボンには何もつかなかった。パンツしまうと意外と異臭もしなくなった。

いくら用意がいい私とはいえ、さすがに替えのパンツは持っていなかったので、そうなると結論は一つ。ノーパンズボンである

かくして私はノーパンで何事もなかったように、いやむしろ意気揚々トイレを退出し、そのまま商談相手と話をし、なんなら契約も勝ち取ってしまった。

異臭がないか最後まで心配だったが、相手の反応を窺うに、異臭もissueもなかったのだろう。

冒頭にも書いたが、ふとこの時期になって、忘れられない私の、人間意外と冷静に対処できるもんだね、という思い出が蘇えったので、記してみた。

暑い時期になるけど、お腹の弱いヒトは、冷たい飲み物を一気に飲むのは気をつけてね。

2017-06-17

これなんでこんなに星集めてんの

規制も反規制もどうでもいい純粋な茶化し横田なんだけど

一体誰の信頼を失ってしまったのだろうか

http://b.hatena.ne.jp/entry/340236379/comment/asterpleo

asterpleo ですからこうやって茶化してネタにして半笑いみたいな言動を取るから信頼を失っていくんだと思うんですけど。

申し訳ない申し訳ない

2017-06-01

夫の不妊

大学で知り合い、結婚して6年。夫と私は性格は違えど、食べ物旅行の楽しみ方がとても合う。この人と家族を作りたいと思って結婚した。

結婚してから子作りを頑張った。夫は子供が得意ではなかったが、私が望むなら、と協力してくれてた。お互いフルタイムで働いているので、次の日仕事でも頑張ってタイミングを合わせたりするのは大変だった。私は同時に婦人科に通って色々と検査した。ホルモン値を測る血液検査、卵管造影、排卵誘発剤など一通りやった。私は生理痛が酷かったので私のせいだ…と何度も何度も自分を責めた。

子作りを始めてから2年目くらいで、ある記事を読んだ。男性不妊記事記事には、旦那さんの性器サイズも平均的でEDなどもなく、普通に行為が行え、旦那さんも全く自覚が無かったという話だった。この記事を読んだとき、これかも!と思った。それから、意を決して夫に一度精液検査を受けてほしい、とお願いしたが、夫は「原因は僕じゃないと思うよw」と半笑いで返してきた。それから私は、私が悪いんだ…とずっと悩んでいた。

それからも3年子作りを頑張った。夫は直接は私を責めた事はなかったけど、なんとなくお前が悪いって言われてる気がしてた。

子供ができないことで夫の前で泣いたことは二回ある。でも、一人で泣いたことは数え切れない。この頃、不妊な私は人間として、生物として価値がない、死んだほうがましと、思ってた。でも、死んだら夫が悲しむだろうなぁと思うと死ねなかった。

子作りを始めてから5年、引っ越した事で、今まで通ってた婦人科をやめて新しい婦人科に移った。そこで前の病院から受け継いだカルテを新しい主治医に見せると、これは旦那さんにも検査してもらう必要がある、と強く言われた。どうしていいかからず、色々込み上げてしま主治医の前で号泣した。主治医困惑しながらも、「これ以上の検査旦那さんの精液検査の結果がないと出来ないと、旦那さんに言いなさい」と優しくアドバイスしてくれた。その夜、その通りに夫に伝えた。夫はいやいやながらも精液検査を受けることを了承してくれた。おそらく夫は、私の検査に付き合うのは面倒だなぁ思ってたんだろう。

検査から2日後、病院検査の結果を一人で聞きに行った。

主治医から、「夫さんの精液には、一匹も精子がいません。」と言われた。

主治医の顔は見れなかった。下を向いて私は「あー…なるほど。」と口にしてた。

長年不妊の原因が自分である自分自分を責めてきた。でも違った。私じゃなかった。3年前にそれを知ってたらこんなに自分を責めなくて済んだのに…。と色々頭を巡った。

その次に夫にこの事をどう伝えるか悩んだ。どう伝えれば傷つかないだろうか。ものすごく悩んだ。病院から家に帰る車の中でものすごく泣いた。そうして腫れぼったい目で夫に伝えた。「検査の結果が良くなかった。夫くん、無精子症みたい…」夫の顔は見れなかった。夫はしばらく固まって「そっか…」と呟いた。

そこからは私が男性不妊場合の子供を授かるための方法を調べて夫に提案した。夫は「そこまでしてやりたくない。二人で、楽しく暮らそうよ」と言う。

私は夫と子供がいる家族を作りたいか結婚した。今、その夢がぽろぽろと崩れてる。子供が居ない選択肢なんて今まで考えたことが無かった(考えようとしなかった)。

これから先、周りにずっと「子どもはまだ?」と言われ続けないといけないのか。

これから先、あの人子供いなくて可哀想、と指を指され続けられないといけないのか。

私はこれから先、どうやって私は生きればいいんだろう。どうやって生きたら死ぬ前に後悔しないんだろう。

2017-05-18

http://anond.hatelabo.jp/20170518082520

自分場合は、上京したての頃、道を聞いたら「何こいつなんで道なんか聞いてるの」という顔をされて無視されたのが数回

喘息発作を電車の中でやらかした時に、満員電車でこれ以上人が入らない状態だったかと思いきや、自分の周り半径一メートルに誰も人がいなくなった事も。伝染る病気やと思ったんやろな

なんや場所の譲り合い、やればできるやんけ!って今は半笑いで思う

その後も、駅構内とかで何回かやらかしたけど、本気で苦しがってのたうちまわってても声を掛けてくれる人はいなかったわ

というわけで、田舎者同士で憎悪を高め合う以前の段階でドン引きしたのでした

2017-05-09

子供を「反抗期扱い」するのやめませんか?

結婚して数年

もうすぐ子供が生まれ

からなのか子供の頃のことをよく思い返す

なかでも頻繁に思い出してしまうのが

周囲の大人から反抗期」という言葉を使ってからかわれ続けたこと

あれは本当に不愉快しょうがなかったので

自分大人になっても絶対に「反抗期」という言葉子供に使わないと誓った

反抗期って言われるのことの何が嫌だったかって言うと

なんでもかんでも「反抗期から」みたいな感じで片付けられたこと

例えば本気で怒っていても「はいはい反抗期ね」って言われるあの感じ

半笑いでまともに取り合われないあの空気

怒っていなくても大人意見するたびに反抗期と言われたし

反抗期という言葉を使わないでくれと言っても余計にからかわれた

こっちがムキになればなるほど「反抗期扱い」されてからかわれる毎日

見事な負の連鎖

今となってはドツボにはまる様子も冷静に振り返ることができるけど

当時は負の連鎖爆発でそれどころじゃなかった

でもあんなのはイジメと同じだよ

大人達は軽い気持ちで言ってたのかもしれないけど

「こっちは真剣なのに!なんで真面目に聞いてくれんのだ!」と思っていたし

人間扱いじゃなくて反抗期という名前の生き物扱いみたいなのも腹が立った

というか元々の怒りに「反抗期扱い」への怒りも上乗せされて

火に油を注ぐように余計に怒りが燃え上がってしまうことを分かってほしかった

という理屈の他にもうひとつ大事なことがあって

それは馬鹿にされてなんかムカついたという事実

この「なんかムカついた」という部分も大事な側面だと今は思う

理屈っぽい話だけだと何かとその理屈の部分に話が終止してしまうけど

もっと目の前の子供の感情面にも目を向けてほしい

大人になるに連れて理屈で考えることは多くなっていったけど

昔はもっとそうじゃないことのほうが多かった気がするから

あと反抗期を別の言葉に置き換えたらどうなるかも考えてみてほしい

例えば生理更年期障害といった言葉に置き換えたとしたら

「なに怒ってんだ?これだから生理のヤツは・・・

「そんなにイライラしてお前もついに更年期か!ハハハハハ!」

怒っている女性を見るたびにこんなこと言う人間がいたら

それはもうハラスメント以外の何物でもないし

余計に相手の怒りを買うことは間違いないだろう

それにもし公の場でこの類のことを言ったら吊るし上げられる時代だと思う

フランク・アンダーウッド死ね

別に生理更年期障害っていう言葉じゃなくてもいい

特定性別人種宗教出身地国籍等に置き換えても

似たような感じでからかうことは可能だろうし

そういう「からかい」はやっぱり問題視されると思う

でも反抗期思春期という言葉を使ったかかいは別物扱いというか

こと子供の扱いとなるとどうにも軽んじられてしまう気がするというか

そこら辺のことに無自覚な人はまだまだ多いんじゃないかっていうね

そこには子供の頃からすごく違和感を覚えていた

あとテレビとかラジオの子育て相談コーナーに寄せられる

「うちの子思春期反抗期なもんだから困ってて・・・

みたいな相談当事者不在感もすごかったというか

結局なんか大人だけの世界観で完結してるのも違和感があった

から大人になったらちゃんとそのことを周りに伝えようと思ってたんだけど

つい最近まですっかり忘れていたという体たらく

でもそれじゃいかんということで

かつての記憶を掘り返してちゃんと文章に残しておこうと思った次第

過去自分のためでもあるけど未来自分への戒めも込めている

それにしても子供気持ちを完全に忘れてしまう前でほんとに良かったと思う

とりあえず未来自分に言いたいのはこの三つ

子供反抗期という言葉を使うな!

子供からという理由子供意見を軽んじるな!

子供に過剰に干渉するな!

追記

dgen そういった「決め付け」は自分認識していないところでたくさんあると思うよ。

本当にそう思います最近、初めて日本に来たという某国の方と交流する機会があったんですけど、こちらの中にもあちらの中にもお互いの国に対する無意識の「決めつけ」というか、どエライ勘違いがたくさんあったことを知ってお互いにビックリしたんですね。最初はなんでこうも食い違うんだろうと思ったんですけど、結局のところお互いがお互いの国のことをよく知らず、今まで「決めつけ」を訂正してくれる人もいなかった事が大きいんだろうなと思ったんです。世の中にはハッキリ言われなきゃ認識すらできない事柄や間違いがたくさんあるぞと。そういうこともあって今回ハッキリ声を上げてみようと思った次第です。

watatane まだ反抗期が終わってない人、ついに親になる。

我ながらちょっと臭いことを書いているなという自覚はあったので、こういった指摘が来るかもしれないと思っていました。でも子供の時の心情を誤魔化して書くのは当時の自分に対して不誠実な気がしたのでストレートに書くことにしました。それと、同じような言葉でも子供自分大人になった自分が言った場合でどれだけ反応が違うんだろうか、あるいはほとんど同じだったりするのかなという興味もありました。

2017-05-01

あなたのこと好きだけど、以前と同じような好きではないの」

そう言われて僕は固まってしまった。

散々愛し合った仲だった。

抱きしめあって許しを乞えばまたよりを戻せるとおもっていた。

別れたいというのは彼女の気の迷いで、誤解が解ければ許してもらえる、いや、いっそ許してやろうとすら思う甘えがあった。

からまり感情の起伏を感じさせない彼女セリフを聞いて固まってしまった。

永遠にも思える沈黙が車内に流れた後

「そっか」

とやっと呟くように返事を返した。

感情では抱きついて泣きついて翻意を促したいのだけれど、理性では彼女が別れたいと思うのは仕方ないと思って、何もできないし感情もうまくあらわせない。

数分くらいどこともない一点を見つめている僕に、きっと彼女は恐怖を感じたと思う。

彼女勇気を出して本音を話してくれたけれど、そのせいで僕らは他人になり、一瞬にしてそれぞれのパーソナルスペースは広がり、閉鎖的な空間を共有するのが息苦しくなった。

僕を愛してくれた彼女はもういない。

情けなくだらしない僕でさえも愛してくれた彼女はいない。

優しさに付け込まれて、甘えられて、そんな僕に嫌気がさして、愛情が磨耗していったのだろう。

僕でさえも自分のことをクズだと思っていたので、もう愛していないと伝えられた時、そりゃそうだ、冷静な判断を下せてやっと彼女幸せになれる、おめでとうとすら思った。

「私刺されるんかな?」

彼女冗談交じりに言う。

長年付き合って一方的に別れを告げるのだから、恨まれる的な常識を元に言ったのだろうけれど、牽制意味が全くないとは思えず、彼女幸せ自分幸せと同一視するくらい大事に思っていた気持ちが伝わらないほどすれ違っていたのかなと無性に悲しくなった。

そして、一生この人を愛しながら幸せを願いたかったけれど、僕がそばにいては彼女幸せは訪れないことを知る。

「そっか、うん、仕方ない。君がそういう気持ちになったなら、どうしようもないね

半笑いのような顔で僕は言う。

冷たく思われただろうか。

あなた幸せを願って、あなた邪魔になりたくなくて身を引いたのだけれどわかってもらえただろうか。

彼女不安がらせたくないし、まとわりついて迷惑がられたくない。

最後から抱きしめて髪の匂いを嗅いで何分も何時間も愛と感謝気持ちを伝えたかったのだけれどそれは無理みたいだ。

あなた出会ってからずっと幸せでした。ありがとう」とだけ伝えて別れた。

そのまま二人の思い出の場所を車で巡ることにした。

もう彼女と会うことはない。

彼女と共にいろいろなことを共有して共に老いていく未来はもうない。

的なことを二日間くらい考え続けて、彼女と何度も来た展望台に辿り着く少し前にやっと涙がこみ上げ、それから栓が壊れたように涙と嗚咽が止まらなくなったので道端に車を止めて泣き叫んだ。

綺麗な景色の先には崖があって、アクセルを踏んで飛び込みたくなったけれど、もしかして彼女の気が変わって今にも電話が来るんじゃないかと思って飛び込めなかった。

それがご都合主義か小心者の言い訳かわからないけれど、自分が情けなくて笑った。

2017-04-22

まとめサイトセカンドレイプ

初めて居酒屋に行った報告者(女性)。酔い潰れて気が付いたら男の部屋に連れ込まれていて、顔を殴られて犯されかかり、報告者はカーテンが破れるほど必死で抵抗して何とか未遂で終わった。

男が寝ているうちに報告者は家を抜け出し、警察に連絡してパトカー警察所に。担当した警察は全員男性。あざがすぐには出ない体質の報告者を「本当に殴られたの?」と半笑いしながらカメラに収め、「家の人と話し合ってね」と言っただけで報告者を帰した。翌日あざと腫れが出たが、報告者は病院診断書を取ることを知らず、引いてしまった。

自分に落ち度があった」と何度も言いながら報告者は警察対応に傷ついた旨を2chに投稿。すると「お前が悪い癖に被害者ぶるな」「かわいそうな自分に酔ってる糞」「こんな奴を相手にするなんて。警察も気の毒に」という、見ごとに報告者叩きのレスコメントばかり。

もう一つの記事

社宅で外に出た報告者が男に襲われ、夫と一緒に警察に届ける。

警察は夫との性関係など関係ないようなことを根掘り葉掘り聞いた挙句「本当に襲われたんですね?」

「どうしてこんなことでウソをつかなければならない」とキレる報告者。

そしてコメントはまたも、報告者の落ち度を責めるコメント、「こんなキチガイ相手にするなんて警察も気の毒。お疲れ様」というコメント、果ては「浮気したんだろ!旦那がかわいそうだ!」という心無いコメントが大量だった。

2017-04-15

まとめサイトで見た記事

初めて居酒屋に行った報告者(女性)。酔い潰れて気が付いたら男の部屋に連れ込まれていて、顔を殴られて犯されかかり、報告者はカーテンが破れるほど必死で抵抗して何とか未遂で終わった。

男が寝ているうちに報告者は家を抜け出し、警察に連絡してパトカー警察所に。担当した警察は全員男性。あざがすぐには出ない体質の報告者を「本当に殴られたの?」と半笑いしながらカメラに収め、「家の人と話し合ってね」と言っただけで報告者を帰した。翌日あざと腫れが出たが、報告者は病院診断書を取ることを知らず、引いてしまった。

自分に落ち度があった」と何度も言いながら報告者は警察対応に傷ついた旨を2chに投稿。すると「お前が悪い癖に被害者ぶるな」「かわいそうな自分に酔ってる糞」「こんな奴を相手にするなんて。警察も気の毒に」という、見ごとに報告者叩きのレスコメントばかり。

もう一つの記事

社宅で外に出た報告者が男に襲われ、夫と一緒に警察に届ける。

警察は夫との性関係など関係ないようなことを根掘り葉掘り聞いた挙句「本当に襲われたんですね?」

「どうしてこんなことでウソをつかなければならない」とキレる報告者。

そしてコメントはまたも、報告者の落ち度を責めるコメント、「こんなキチガイ相手にするなんて警察も気の毒。お疲れ様」というコメント、果ては「浮気したんだろ!旦那がかわいそうだ!」という心無いコメントが大量だった。

2017-03-09

某国通信業者に勤めてるんだけどさ

何気ない会話の中で

「そこは2人のANDを取らないといけないですね」

って言ったらみんな「?」な顔してるんだよね

んで

情報理論的なANDですよ,ORとかXORとかの」

とか言ったらもはや

「い,い,い,いくし,なんだって?」

って感じで半笑いになったんだよ

んで説明しても

「あー研修でそんな話もあったね」

ぐらいの反応なわけ

別にたまたまその人が単に畑違いなだけではなくて,そこにいる人たちみんな「?」ってなってて

後で他のグループとかにも聞いたらやっぱり「?」ってなって

唯一反応したのがサーバ系の調達任されてるヲタクだけだったわけですよ

そん時気づいたんだけど,ネットワーク屋さんって情報処理屋さんではなくて

近い存在でもなくて全く無関係職業なんだな,と

ヤマトパソコン運んでてもパソコンに詳しいわけじゃないもんね

いや,ぶっちゃけ薄々勘付いてはいたんだけどまさかそこまでとは思わなかった

2017-02-01

オーディオコメンタリーを見て得したことがない

アニメ作品ブルーレイとかよくオーディオコメンタリーが特典で付いてるじゃん

でもオーディオコメンタリーを見て冷や水ぶっかけられた気分になったことしかないんだよね

作品だけで世界観とかに浸ってた時はすごい好きだったのに監督とかスタッフとか声優が裏話を半笑いで話してると途端に冷める

2017-01-13

おまえら普段貧乏自慢しながら、車の購入の話題になると「車くらい一括で買えよ」って半笑いで言うタイプなんだろ!?

俺にはわかるんだから

2016-12-17

ガッキー

新垣結衣ダンスをすると全てが「ガッキーのためのダンス」になってしまう。

振付け師もコンセプトも違うポッキーCMとこのたびの恋ダンス、いずれも

ガッキー半笑いダンスした瞬間に得も言われぬ中途半端な画面上の風景になる。

  

これはきっと画面に収まるためにちっちゃく手足を折りたたんで踊るためだ。

ガッキーは顔が小さいため、顔を撮るために寄ると全身が映らない。

全身を入れようとすると顔が豆粒になる。

仕方がないので画面からはみ出さないように小さく踊る。

ガッキーダンスの出来上がり。

2016-11-16

めっちゃ怒られているのがテレビ放送されてしまった

何ヶ月か前、ある人にめちゃくちゃ怒られたことがあって、その時の映像某国営放送で、この前の日曜日放送された。

まあ、炎上するだろうなと1ヶ月前から憂鬱だったのだが、ネットを見ると予想以上に燃えまくっていた。特にコメントをするつもりはなかったが、知り合いからも、「かわんごさん(仮名)が正しいと僕は思っているから」というような、よくわからない励ましのメッセージがたくさん来るので、一言、ここで書いておこうと思う。

まず、あのシーンにおいて、どちらが正しいといったことはないと、僕は思っている。それぞれ違う考え方、違う感じ方を持つ別々の人間であるというだけの話だ。

事実としてあるのは、僕が「ある人」を不快にさせることを、「ある人」のテリトリーでやってしまったということだ。それについては全面的に僕の失敗であり落ち度だ。

そもそもあの場はなんだったのかというと、CG世界でどういう技術が開発されようとしているかを知って欲しかたからだ。放送で使われたのは、自社で作った映像の一部が映っていたが、実際は他社も含めた事例紹介の中の一部が切り取られてテレビには放送されたわけだ。

おそらくは否定的な反応だろうというのは事前から予想はしていたが、まあ、なんらかのヒントや刺激になれば十分だぐらいに思っていたのだが、想定していたよりも、かなり、めちゃくちゃ怒られた。

さて、放送されると炎上するだろうというのも予想していたわけだが、こっちの方も想定以上にネット燃えた。事前から分かっていたのに、なぜ、あのシーンを放映することを許可したのか。事実をいうと一旦、断った。当たり前だ、なんの得もない。

でも、再度、どうしてもと頼まれた時、結局、いいよ、と言ってしまったのは、頼んできたAさんの気持ちになると、そりゃ、あのシーンは使いたいよな、と思ったからだ。自分でもドキュメンタリー映画制作に関わったから分かる。撮影してもどうしても使えない映像というのが存在する。本当はそれを使うともっといいものが作れるのに使えない。あんな美味しい映像をAさんが使いたいと思うのは当然だよなと思えた。

そして、もう一つは、別にAさんは何か映像捏造しようとしているわけではない。実際にあった映像撮影できたんだから使いたいと言っているだけである本当にあったことをそのまま放送したいと言っているだけだ。まあ、できるなら使って欲しくないけど、彼が本当に使いたいと思っているのであれば、それを断るのは卑怯であり、僕の我儘であると考えたからだ。

実際にどのように映像が使われたのかは、まだ見ていないので知らないが、ネットの画面キャプチャー感想を見る限り、そこにあったのは本物の僕自身であったと思う。

怒られて、本当に困ってしまって半笑いを浮かべている僕、なんとか言い逃れようとしている僕、そして、でっぷりと突き出しお腹も含めて、全て、本当の僕が映っていたのだろう。

放送を見て、僕を心配してくれている周りの人は多いようなのだが、本当のありのまま自分が映し出されたとして、それで情けないとか、醜いとか、嫌悪感を持つ人がいたとして、まあ、しょうがないよねとしか思わない。誤解されたわけでなく、本当の僕を見てそう思ったんだから、諦めるより他にない。

本当の僕を見て嫌う人間に、嘘の僕を見せて好感を持ってもらいたいとは思わない。

というわけで、僕を心配している人に、一言いっておきたいのだが、心配無用です。

ただ、今回、僕を攻撃している人たちをがっかりさせても悪いので、正直にいうと、今回の炎上で本当に傷ついたことがひとつあることを告白する。

月曜日から糖質制限を始めた。今回の炎上で改めて、人間は外見でそのひとの人間性を判断するということを確認した。どうやらデブは醜い心の現れであり、人間性を否定するに十分な根拠らしい。そう考えている人間が多いことは認めなければいけない事実だろう。

今回は本気で糖質制限をしようと思う。倒れても、また、立ち上がり、ぼくは前に進み続けるだろう。実際、月曜日の夜は、ついお菓子を食べてしまい、昨日の夜もシュークリームを半分だけ食べてしまった。その度に、僕は立ち上がり、再度、糖質制限を再開している。僕は今度は諦めるつもりはない。

そうだ。最後に書いておくと、放送ではめっちゃ怒られていたが、もちろん、僕は今でも毎週月曜日は、僕を怒ったひとの会社に出社している。まるでジブリのように素敵で暖かい職場だ。むしろジブリのものといってもいい。特に最近は怒られることもなく平和暮らしている。

2016-10-21

愛を感じられるセックスかいうののハードルが高い

発達障害と触覚過敏持ちでどうしても相手から触れられると笑って萎えしまう。

戦闘態勢のマイサンへの前戯を手でやってもらったら、くすぐったすぎて大笑いしちゃって即萎えかいう有様。ハグでも笑いを堪えるのに必死

どうも口か性器以外で性器以外の場所に触れられると、刺激が強すぎるのか笑ってしまう。

日常生活でも、握手とか脈取るとか散髪でも基本常に笑いを堪えて半笑いだしなあ……。

折角口でしてもらってる最中に、太ももに手おかれただけでゲラゲラしゅーん。

それどころかそのまま手を置き続けられるだけで呼吸困難になって息がヒューヒューいいだすまで笑い続けてしまう。

ローション使えば手で触れても短時間なら大丈夫だったけど、性器以外の内ももとかにローションがついたらその感触でまたエンドレスゲラってしまう。

逆に目隠ししてみたらどうかとか言われてやってみたりしたけど、近くで動いてる気配だけで触れる前からゲラゲラ笑いだして、

そのまま呼吸困難になって目隠し外されるまで治まらなくてビビられた。水を渡されながら「増田くん殺すの、すっごい簡単そうだね……」と呆れられて哀しい。

こっちから触れる分には割と平気なのでその分頑張って相手を触ったりするものの、やっぱり「私ももっと触れたい」と言われるけど、そんな有様なのでなかなか難しい。

本番中に手伸ばされたから繋いでみたらくすぐったくて笑っちゃって中折れとかもあったし。

思えば本番もバックか手首拘束以外だと笑っちゃって成功したことない気がする……。もうちょっとどうにかならんもんかな……。

2016-10-03

君の名は 見たんだけど

冒頭のあのすっげえ壮大で美麗な空の映像に「ラッセン…」と思ってしまい、その後2時間イルカがチラついてツボにはまって半笑いだった

2016-07-29

なんでインタビューに答える一般ピープルって半笑いなの?

どんな深刻な問いに対しても

半笑いじゃないと死ぬ呪いにでも掛かってるの?

2016-07-26

http://anond.hatelabo.jp/20160726072341

ここまで勘違いというか、

がんばって古いポケモン情報集めました~!って感じで批判されると

半笑いにもなれないw

あとAR全然最新技術じゃないからね

セカイカメラ2008年から

2016-07-07

誰ともセックスできなくて泣いた

http://anond.hatelabo.jp/20160707093536

 

まれからずっとだから、かれこれもう30余年していない。

何度も告白したりアプローチしたりはしたけれどごめんなさいの一言でいつも振られてしまう。

からといって風俗に行きたいだなんて思わない。僕は好きな人と愛あるセックスがしたいんだし、金で虚しい関係を築くのも嫌だ。

しかしたら告白の前にムードをつくってくれということなのだろうか。

確かに生まれからというもの女性デートらしいデートもしたことがないし、告白に適したムードにはなっていなかったかもしれない。

そう思って、少ない給料を頑張って溜めたお金で、思い切って職場片思い女性ディズニーに誘うことにした。

もちろん他の同僚も一緒だが、裏工作で途中から二人きりになれるように仕向けた。

計画通り同僚の夫婦フェードアウトして、そこから大人の語り合いだ。

奮発した園内レストランで改めて仕切りなおし、窓から見えるイルミネーションの灯るディズニーを前に、お互いの若い頃の話や趣味の話とかで盛り上がろうとした。

確かにそんなに気の利いたことは言えなかったかもしれないが、自分彼女に対してどれだけ真剣か、どれだけ魅力的に思っているか一生懸命に伝えたつもりだ。

さぁ。それでいざレストランを出てやや人気の少ない場所へと移り、照れを必死ごまかしながら彼女告白する。

酔い加減も周囲の雰囲気も条件も全て揃っているはずだ。

しかし、彼女から告げられたのは冷酷な「NO」だった。

彼女曰く、同僚として大事な人だけど端からそういう目では見れないということらしい。

ショックすぎて、半笑いになりながら「あぁそうかあ」とだけ言うのが精一杯だった。

さとられないように背中を向けたけど、目からは堪えきれず涙が落ちてしまった。

 

かいことを言うと、既婚者はもっと独身童貞の蓄積し続ける性欲に理解を示して欲しいと思うし、そちらばかりが上から目線で「妻が冷たい自慢」をし続けるのはフェアではないと思う。

アプローチの仕方が間違っていたかもしれないけど、自分の中ではこの上ないほどに精一杯頑張ったつもりだ。

それがダメだというなら、もう僕はどうやっても既婚者と同じステージに上ることはできないじゃないか

 

そんなことよりも何よりも、人類の中で僕の遺伝子抹殺されてしまたかのようでとにかく悲しかった。

当然立派な社会人になる努力もしているし振舞っているつもりだ。

でも、そんな「遺伝子の運び手」の部分も含めて僕なのだから、そこだけから都合よく目を背けないで欲しい。

なんだか、利己遺伝子によって自分以外の個体繁殖のために自らは性交を行わずに死んでいく働きアリの気持ちが少しだけ分かったような気がした。

人類が真っ当に繁栄できるように、僕の遺伝子は生まれた時点ですでに途絶えることが運命づけられていたのだから

 

なにより、生涯一度も女性を抱くことがないのかと思うとそれがすごく悲しい。

人間社会の中にいながらに一生童貞生活が続くのだ。

 

追記

ディズニーのくだりはフィクションだけど、あとは真実だし本心だよ。

嫁さんとセックスができなくて泣いた

の子が生まれからから、かれこれもう4年以上していない。

何度も誘ってはみるもそういう気分ではないの一言でいつもかわされてしまう。

からといって浮気をしたいだなんて思わない。僕はいまの嫁さんが一番好きだし、そんなことで家族に冷たくされるのは嫌だ。

しかしたらそういうムードをつくってくれということなのだろうか。

確かに子供が生まれからというもの洒落デートもできないしそういうムードにはなってないかもしれない。

そう思って、少ない小遣いを頑張って溜めたお金で、思い切って嫁さんの誕生日ディズニー宿泊ツアープレゼントすることにした。

もちろん子供も一緒だが、日中必死に遊ばせて夜には早く寝るように仕向けた。

計画通り子どもたちは力尽き、そこから大人の語り合いだ。

奮発した持ち込みワインで改て仕切りなおし、カップはプラスチックだけど窓から見える明かりの消えたディズニーを前に、出会った頃の話とかで盛り上がった。

確かにそんなに気の利いたことは言えなかったかもしれないが、嫁さんが自分にとってどれだけ大切か、どれだけ魅力的かは一生懸命に伝えたつもりだ。

さぁ。それでいざ明かりを消してベッドに入り、照れを必死ごまかしながら嫁さんに誘いをかける。

酔い加減も部屋の雰囲気も条件も全て揃っているはずだ。

しかし、嫁から告げられたのは冷酷な「NO」だった。

嫁曰く、家族として大事な人だけどもうそういう目では見れないということらしい。

ショックすぎて、半笑いになりながら「あぁそうかあ」とだけ言うのが精一杯だった。

さとられないように背中を向けたけど、目からは堪えきれず涙が落ちてしまった。

かいことを言うと、女性もっと男性の蓄積し続ける性欲に理解を示して欲しいと思うし、こちらばかりが誘ってそれを断りづつけるのはフェアではないと思う。

アプローチの仕方が間違っていたかもしれないけど、自分の中ではこの上ないほどに精一杯頑張ったつもりだ。

それがダメだというなら、もう相手を変えてもらうか、僕が相手を変えるしかないじゃないか

そんなことよりも何よりも、家族の中で僕の男性という部分だけが抹殺されてしまたかのようでとにかく悲しかった。

当然立派な父親になる努力もしているし振舞っているつもりだ。

でも、そんな性別男性の部分も含めて僕なのだから、そこだけから都合よく目を背けないで欲しい。

なんだか、性交の直後に喰い殺されるかまきりの気持ちが少しだけ分かったような気がした。

家族が真っ当に生活できるように、僕の男性部分はあの時すでに家族の中で息絶えていたのだから

なにより、もう二度と嫁さんを抱くことがないのかと思うとそれがすごく悲しい。

一緒にいながらに一生片思い生活が続くのだ。

2016-06-30

話するときに話の終わりらへんで半笑いで喋るやつおるけど、ああいうやつに半笑いが非常にむかつくって伝えるのはどうしたらええんや

あいつら自覚がないからつたわらへん。

2016-06-22

ゆとりどくとるマンボウ

オフィスの近所に古い洋館がある。

なんでも3代続いているお医者さんとかで、

今でも高齢医師開業医をやっている。

門柱にかなり古そうな看板がかかっている。

大理石を彫ったもので「ドクトル」と書かれている。

いつもその前を通っているのに、今日ゆとり看板に反応していた。

『ルトクドってなんですかね?(半笑い)』

例の看板はかなり年季がはいっており、右から左に掘られているため、

ぱっと見には「ルトクド」と読んでしまうのだった。

「あぁ、これは右から書かれていて"ドクトル"って書いてあるんだね」

と教えてあげた。

『あああああ!!!そうなんですね!!!!で、ドクトルってなんですか?』

「をい!」壮大にズッコけた私を見てゆとり

『お医者に診てもらいます?』と優しく声をかけてくれた。

ありがとう

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