はてなキーワード: バイアグラとは
なんだか僕のことをパックマンしたブログがあるらしい。女子大生というキーワードが並んでいたが、本当に女子大生が書いたかは不明だ。でも僕の文体をパックマンするくらいなら、僕自身をパックマンしてほしかった。できれば女子大生とマンツーマンでパックマンの良さを朝まで語り合いたい。
だけど僕はクラウドソーシングから感じられる浅さが、どうしても好きになれない。僕のように(何かが)立たない日記を書いているほうが、人の役に立とうとしているブログよりもマシなのではないかと思うことさえある。立たないほうが(人の役に)立つこともあるのだと。
そうは言っても求職中の僕にとって、クラウドソーシングは決して無視できる選択肢というわけでもなかった。雑文系の個人ブログを続けていた経験によって、周囲から一目置かれる存在になれる可能性もゼロではない。クラウドソーシングを本業としてやってみるのはどうだろうか。妻に提案してみたところ「絶対にダメです」と即座に却下された。在宅ワークは妻に対する人権侵害なので、離婚やむなしとのお達し。きっつー。
それでも屋外でクラウドソーシングの仕事をできないこともない。もちろん公園のベンチなどでの作業は困難を極めることは容易に想像できる。夏は日焼けに苦しみ、冬はしもやけに悩む日々。それでも公園ノマド生活に成功したら、イケダハヤト氏のようなある種のカリスマになれるかもしれない。いつかは有料サロンで女子大生たちにブログの書き方を教えるというウハウハな仕事にありつけるだろう。そんな生活しているイケダハヤト氏がうらやましい。四国に移住すれば夢が叶うという噂もあるが、残念ながら僕は妻帯者なので移住は厳しい。
そんなとき、僕はクラウドソーシングよりもアフィリエイターのほうが向いていると知り合いから連絡が届いた。なんでもアフィリエイトの高額案件というのは、人生における困難に関するテーマが多いらしい。そういえば僕はそれなりに人生の場数を踏んできた自信がある。学歴コンプレックス、容姿コンプレックス、低身長、酒好き、女好き、キャバクラ好き、AV好き、非モテ、パワハラ、モラハラ、インポテンツ、バイアグラ、婚活、お見合い、不妊治療、そして40歳を過ぎてからの転職。僕ほど人生をサバイブしてきた男も珍しい。
そうだったのだ。僕の最大のコンテンツは僕自身(の何か)が立たないことにある。ブログの有料化が無理ならば、新しく僕自身(の何か)が立たないことをテーマにしたブログを作ろう。そうすればアフィリエイト御殿を立てることも夢ではない。こんどこそ上司や部下に振り回されず、自分の力だけで立ってみせる。クララだって自分の力で立ったんだ!
自慰だとできるんだけど、相手がいるとまともに勃たないの。
風俗でもダメ、彼女ができてもダメで、今日、前々からいいなと思っていた相手とたまたまワンチャンあったんだけど、やっぱりダメだった。
バイアグラは使ってる。コンディションがいいと、一応大きくはなる。でもガチガチにはならないので、挿入できないんだよね。
あと、勃起してからゴム着けると萎えちゃう。ゴム着けてからもう一度勃起させようとしても、どうもダメ。刺激が弱いみたい。
医者には「薬変えてみる?」といわれていて、試してみようとは思ってる。でも、それでダメだったら、どうしたもんかなあ。
デブだけど糖尿病ではないと診断されているし、ほかにも特に疾患はない。デスクワークなので、運動不足ではあるものの、血圧とか正常値。
内科での各検査では異常なしだが、ここのところどうにも調子が良くない。
主に胃腸の調子が悪く、食欲があまり出ない。食欲がないというよりはすぐに腹が一杯になってしまう。げっぷがたくさん出る。
一時期は回復していたので、おそらく精神的なものだと思われる。
現状、問題は大きく二つ。
まず一つは無職であること。無職になって半年経ってしまった。ちょこちょこと応募はしているものの、中々採用に至らない。
仕事をしながらの転職活動が常道だとは思うが、悔いても仕方がない。これに関しては頑張るしかない。
父親に不倫され、心身に不調をきたしてしまったため、俺と共に暮らして約2年。
二年前は「死ねば楽になる」とか「私が邪魔ならいつでも捨てていいから」というようなことを言ったり(時には夜の0時に俺の部屋のドアをいきなり開けて言うこともあった)していたのが、最近はなくなってきた。
しかし、父親のことは許せないらしく、本格的に離婚を考え始めているとのことだ。
一時期は探偵を雇ったり、車の中にあるバイアグラを探して俺にどんな薬かを調べさせたり、GPSを俺に仕掛けさせたりした。(断ることもあったが、渋々従ってしまった)
思えばそのころから俺も参ってきて、仕事上でのトラブルも続いて、一度リセットしたい気持ちから退職をしたのかもしれない。
「一人で暮らせない」そうだ。なんだそれ。
「地元限定で就職先を探してくれ」という言葉にはさすがに抵抗した。
元々全国転勤とまでは考えていなかった(それでもかまわないのだが)が、働く場所くらい自分で選ばせてほしい。俺はもう30歳を超えているのだ。
どう割り切ればいいのか。
転職活動に関しては長い目で考えていたし、生活費も貯めてあったが、この母親の問題をどうすればいいのかがわからない。離婚騒動には確実に俺も巻き込まれる気もするし、最近はそういう話題を母から聞くたびに吐き気を催すようになってしまった。
でもそれだけじゃないかもしれない。
私はセックスが好きな方じゃないし、経験も多くなくてテクニックも稚拙なんだと思う。
手や口でやってみても夫がフィニッシュに至ったことがない。
手や口じゃなくて実際の行為でも至ったことがないんだけど。
夫のPC履歴とかを見ると(本人があまり隠す気がなく丸分かり)縛ったりとか多少SMっ気があるのが好きなのかな、
と思うけど自分は興味がないので自分からやってみようとか言い出せない。縛ってどうすんの…
私も性行為に関して無関心な方かもしれない。別にムラッときたら自己処理でいいし、欲求不満や寂しさとかで他人に求めたりはしない。
年齢的に周りが懐妊出産ラッシュで色々と思う所がある。
自分に妊娠の可能性がないことを、「今年は仕事に注力したい」とか色々自他への言い訳を作ってるんだけど
本当は、普段普通にセックスして、できたらめでたいし、できなかったらそれはそれでいいやぐらいが望ましいんだけど
このままだと自然に過ごしてて妊娠可能性がゼロなんだよな。こうのとりに任せるのができないんだよな。
夫がその方向で動いてくれないかなと思ったけど(不妊治療の相談をしたり。バイアグラ買ったり?)
とりあえず自然妊娠できるか不妊治療の病院に行って検査しようと思う。
で?夫は?どうすんだろうね。
バイアグラは最速で認可されたというのに
バイアグラはED治療薬の代名詞的な存在だが、最初に発見されただけあって効果、持続時間などが後に出てきた類似薬品に比べると弱い。そもそもあれは狭心症の治療薬として開発されたが、治験の結果がはかばかしくなかったため。その目的に使われなかった薬なのだが、なぜか治験後被験者が残った薬を返却したがらない。どういうわけか調べたら「ナニがビンビンになる」という事実が判明したといういわくがあったりする。
そんな事情で「夢にまで見たインポの薬」になったわけだけどその後、バイアグラの改良品的な薬が幾つか開発される。
バイアグラは、性交一時間以上前に飲む必要があり、効果の持続は5~6時間である。ということは、夕食後服用し、就寝時間にパートナーとの行為に役立て、一晩寝て朝二人で目覚めた時に昨夜の余韻で愛を確かめようとした時に役に立たないという事が起こりうるのだ。
バイアグラのあとに発見された「レビトラ」は、服用は行為の30分前でOK。持続時間は5~10時間と、いろいろ改良されてる。さらにその後に発見された「シアリス」になると24時間~36時間効果が持続するのである。今の時代、効きが遅くて持続時間も短いバイアグラはすでにED治療薬の代表とはいえないのではないか。
ED治療薬は処方箋薬であり、医師に相談して処方してもらう必要があるのだが、なぜか個人輸入(代行業者含む)ではノーチェックで買える。さらにインドの製薬会社が作る「ジェネリック」品だとバイアグラの正規品などと比べるとびっくりするほど安い。これはインドの法制度の問題で、開発に巨大な費用がかかる元々の製薬会社の努力、コストを台無しにする悪しき抜け道でもあるのだが、安くて効果があるのは確かなのである。
というわけで、10時間以上効くレビトラのジェネリック「バリフ」、36時間効くシアリスのジェネリック「タダリス」などは20~30錠で3000円以下の値段で買えたりするのだった。
20代~30代程度の普通の男性は通常EDという問題をあまり意識しないだろうし想像しにくいと思うのだが、40台後半あたりになると結構セックス中の勃起持続力が落ち、「セックスしているにもかかわらず性器がみるみる力を失って継続不可能になったり、エロ本等のおかずで気持ちいいオナニーをしようと思ったのに、ネタ選択中に縮んでしまっていくら頑張っても復活しないなどの症状が出てくる人は案外多いと思う。そういうときに、飲むだけで実際出来る状況になる薬品って結構すげえと思ってしまう。
もちろんこの種の薬には各種副作用が報告されていて、中でももともと狭心症治療薬として開発されたことから、そっち方面に影響が出るので、ニトロなどの狭心症治療薬との併用は禁忌であり、ED治療薬服用中の心臓疾患で病院に運び込まれた際、それらを服用していることを告げずに治療されてしまうと重大な結果を生じることがありうる。なかなかにスリリングな一面を持つ薬なのである。
なお、僕自身はバリフとタダリスを個人輸入して試してみたのだが、心臓や血圧の違和感はなかったものの、これらの治療薬を服用したあと、効果持続時間の間食べ物を飲み込みにくくなり、飲み込んでも胸につかえた感じでたいそう苦しいという症状が発生した。特に36時間持続する「タダリス」を飲んだ際は、2日以上に渡って通常の食事のたびに飲み込むものがことごとく胸につかえて苦しいという状況に陥った事実を記録しておく。それ以後は10時間程度で効果が薄れるバリフを購入し、夕食後、10時間以内に食事しないで済みそうなタイミングで利用している。
十代、二十代前半ほどの性欲はない。
でもどのように振る舞えば相手をその気にさせることができて、セックスまで持ち込めるかはわかる。というかちょろい。
でもぶっちゃけ性欲がない。
さらに酒飲んでると勃つは勃つけどイけない。
相手が満足するかどうかは実は相手がイクかどうかよりも、「男をいかせたかどうか」の方が大きいので、射精できない恐怖は大きい。
自慰ならまあまあいけるのに、あんま気持よくない相手だとほんとにイキづらいこの年頃。
この今の自分のスキルや戦略性の半分でいいから14歳の頃の自分にあげたいよ。
そしてスキルもたくさんあって性欲もあって性機能も万全だった二十代なかばはほんとパラダイスだったんだなと思う。
これが老いか。
そしてこれを受け入れず過去の残渣に突き動かされると将来バイアグラ的な薬を使うことになるんだろうな。
あーせつない。
もう10年以上、男性器が女性器に挿入できるほど固く勃起していない。
高校、大学の頃は普通にAVとか見ていてそれなりに固くなっていた気がする。
大学卒業した頃、風俗に行き初めて女の人の裸見て触ったりしたのだけど、挿入できるほど固くならなかった。
その後風俗に何度も行くと、どんな綺麗な女の人の裸でも裸だけでは興奮できなくなってくる。
おかずのAVも普通の女優ものではフィクションなのが分かって来て、興奮できない。
でもそれも半勃ちになるだけど挿入できるほど固くなるわけではない。
もしかしてゲイなのかもと思ってゲイ向けの風俗に行ってみたけどハグとキスまではできたがその先は無理だった。
好きな人と恋愛して結婚すれば、ちゃんと勃って挿入して童貞捨てられるよ。って大半の人は言うと思う。
一応働いてるし、ギリギリ結婚できるような収入も得てる。そこそこの女性からアプローチを受けたりもする。
でも会社では上の年代の人たちが次々倒れ、他の業界でもまるでいい話を聞かない。
結婚したら子供は欲しいけど、その子供は幸せになれるのかと考えると積極的に結婚したいとも思えない。
話はそれたがどうすれば私の男性器は女性器に挿入できるほど硬直できるのか?
他の人たちは何の要素で勃起してるのか?33歳にしてバイアグラに頼るのか?
其の辺のアドバイスが欲しい。
ここ2、3年風俗通いを続けている。
本番できる確率は、デリヘルが80〜90%、デリエステでは30%くらいだ。基本追加料金は払わない。
デリエステではできないことのほうが多いが、オプションでオールヌードが可能なら、できる確率は若干上がる。要はパンツを脱がせることができるかがポイントだ。
毎回店のホームページを見て予約するが、詐欺写メやパネルマジックも多いし、タトゥーがあったり肌が汚かったりすると萎えるので、本当に自分好みの女とセックスできるのは10回に1回程度だ。
料金は1回の利用で平均20,000円。ということは、自分好みの女一人とセックスするのに200,000円も使っていることになる。まあ、セックスだけが目的ではないが。
結婚して、そろそろ子供を作ろうかなんて話もしているから、そろそろ風俗通いは止めたい。
毎回自分好みの女とセックスするたびに、これで終わりにしよう、終わりよければすべてよし!なんてつぶやきながら風俗サイトのブックマークを削除するのだが、1ヶ月もしないうちに我慢できなくなってしまう。
もう、これは中毒なのだろうか?タイガーウッズと同じ、セックス依存症かもしれない。
妻とのセックスでは到底満足できない。満足できないどころか、勃たせるのもひと苦労なのだ。
そして、昨日もデリヘル嬢とセックスをした。18歳の大学生で、普通のバイトもしているという新人の子。擦れておらず、初々しい。色白で細い割に胸が大きく、感度も良かった。声が出ないようにタオルを口にあてて我慢する姿が可愛らしく、興奮した。
だけど、今度こそ、本当に、本当に、これで終わりにしよう。
【追記】
>お気に入りの嬢を指名しないの?
するときもあるが、あまりしない。やっぱり初回と比べると興奮しないから。
>嫁を開発
いまさら嫁を開発する気にはならん。
嫁に対する愛情も感謝の気持ちも持ち合わせてはいるが、それとこれとは話が別。
欲しいな。子づくりのために必要だ
>本番できる方法
自分なりのコツみたいなのはあるが(ただしイケメンに限る)ってやつかもしれないからな
>なんでやめたいのか
一番は金の問題かな。今は共働きだから問題ないっちゃないが、嫁が子づくりで仕事を辞めたりしたら金銭的に風俗通いは難しくなる。
そうなれば必然的に止めざるを得ないのかもしれないが、やっぱり止めるなら自らの意志で止めたいよね。
>素人にすればいいじゃない
>性病
一回だけ淋病になった。ちんこの先から膿が出て、おしっこするたびに激痛が走るんだ。
泌尿器科で処方された抗生剤を飲んだらすぐに治ったが、数ヶ月は風俗から足が遠のいたな。また戻っちゃったが。
>なんで嫁で勃たないのか
そのとおり。嫁に飽きたんだ。
勃たないとまでは言わないが、みんなも嫁に飽きてるんだろう?
この記事は、id:netcraft主催のオフ会に向けて、良い出会いを期待しているが、実際オフパコするのは初めてで緊張している、何したらわからん…そういう人達に向けて書く。
ここではオフパコのハウツーを語るが、それは同時に狙われる者たちへの警句の意味も含まれている。
心して聞いていて欲しい。
まず、オフパコは獲物を皆の前でアイドルに仕立て上げるところから始める。
初めて顔を見る子も多いはずだ。ファーストコンタクトで大げさに驚いて褒め称えよう。誰よりも先に褒めることが大切だ。オフ会では最初はまだ参加者それぞれのキャラが決まっていない。そこで、自分が獲物のキャラを決めることが出来ると、その後周りに対しても獲物に対しても優位にコトを進めることができる。
また、例え獲物がブサイクでも、それを指摘して空気を壊そうとする人間はまずいない。誰かが誰かを褒めたら皆それに同調するはずだ。どんなブサイクでも褒め続ければアイドルキャラにゴリ押しすることが出来るのだ。そして、その後も獲物中心にオフ会が回るように仕向ける。それは自分も中心にいられるということだ。質問攻めにして話題の中心にしたり、ミニゲームなどで特別扱いしたりするのだ。ライバルがいても良い。ライバルの存在は、より獲物に女を自覚させることができる。また、周りから自分がウザがられても構わない。むしろウザがられている方が都合がいい。どうせ他のやつは一度きりの関係だし、自分がウザがられることは、自分が褒めている獲物も周りと気まずくなるということだ。他に女がいたらそいつらから嫌われ、他の女狙いの男もそれに同調するだろう。獲物を裸の王様に仕立て上げるのだ。
こうして、獲物をオフ会の中心にいると勘違いさせながら分断工作が可能になる。
そしてオフ会がお開きになったら、獲物をこういう風に誘えばいい。
「みんなノリ悪かったね。なんか物足りないし2人で飲み直さない?」
ここまで行けたらよほど失態を犯さない限りオフパコにいける。後は普通に酒を飲まして酔わせていい気分でホテル行きだ。
もし、それが無理で大勢で二次会に行くとかになったら、とりあえずその日は身を引いて、後日連絡してお誘いする方がいいだろう。
余談だが、メンヘラは性欲強くて変態性癖を持っていることが多く、やるだけの関係なら最高の相手になる。しかし、深入りするとリスクは大きいので注意が必要。
・ペペローション
・奥さんの同意
では、検討を祈る。
この手紙をどうはじめたらいいだろうと蝉の鳴き声もかまびすしい夏からずっと考えていましたが(伝えるって本当に難しいです)、結局気の利いたすばらしい挨拶が見つかりません。ですから、はじめまして、小鳥さん、とだけわたしはいいたいと思います。あなたに伝えたいことがあって今回このお手紙を書くことにしました。突然のことで申しわけありません。
*
あなたはまず思ったことでしょう。お気に入りの自転車のかごに放り投げられた、飲み口にまだ内容物のこびりついている中途半端につぶされた空き缶みたいな不躾で無礼なこの恋文を送りつけてくるわたしが誰なのか。
わたしは現在36歳、独身、職歴なし(アルバイト歴はあります)、童貞、アニオタ、精神のほうをわずらっており、精神障害2級、まったくありがたいことに障害基礎年金も受給させていただいており(2級。786,500円/年)、日々社会復帰に向けて努力している(作業所で時給200円で働いております。内職系の作業です)日本に確実に数%は存在するありがちな中年男性です。若いころのあだ名は塩昆布です。キモオタAAを想像していただければおわかりになると思いますが、この世の悪意を集中的に浴びてきたせいか皮膚が月面のクレーターのようになってしまっており、細身という点ではまだ社会的に許容されうる生物なのかと思ってはおりますが、実際かなりの醜男です。野良猫に般若の面をかぶせて火をつけてみれば、野良猫はおそらく面を残してなに食わぬ顔で逃げていきますが、ちりちり灼かれていくその面に残った放火魔の殺意と怨念と哄笑こそがわたしの顔からにじみ出ているといってもよく、わたしはそのような人間とは正反対の人見知りでおとなしい男であるにもかかわらず、買い物先のイトーヨーカドーで出会った幼児には顔を見るたびになにか恐ろしいものでも見たかのようにびくっと反応され、かならず泣かれてしまうのです。
小学生のころから容姿をからかわれいじめられてきたわたしは他人に自分の姿を見られるのが恐ろしく、友人も恋人も作らず、いや、作れずといったほうが正確でしょうか、人生に絶望し、引きこもり、勇気を出して面接に行っては人事担当にお祈りされ、ついに自殺未遂をしたあとでは、家族にもうなにもするなといわれ、こうやって小鳥さんのことを考えて毎日すごしています。小鳥さんの腋を見ると、わたしのあのひからびてしまった棒状の物体(その先は言う必要ないですよね)も突如として復活し、さらさらとしたそれでいて粘性のある透明な液体が山奥の新鮮なわき水のようにちょろちょろとあふれてきて止まりません。そんなしょうもない中年のわたしですが、小鳥さんは「わたしでしていいよ(・ω<)」といって顔をほんのり赤らめほほえんでくれます。ああ、なんて天使なんだ!
「小鳥のやつはさ」と鉄男さんは眠たげに足を組むと、たばこに火をつけていいます。「遊馬のことが好きなんだ。だけど遊馬のやつはED(勃起障害)でさ。超越論的跳躍(かっとビング)しすぎた副作用らしいけど。小鳥も酬われないよな」
「わたしは遊馬のことが許せませんよ。小鳥さんを情熱的に愛撫すべき立場にいながら、なめらかな肌といやらしい声と絶妙なチラリズムの天使を無視して、蜜蜂のように扱ってはしっしっと追い払ってしまう」
「そこなんだよ。たしかに処女膜から声は出ていないが、間違いなくあいつは処女だぜ。でも遊馬はEDなんだよ。詰みだよ、詰み。チェックメイト。E、N、D」
「EDになってから幽霊(アストラル)が見えるようになったとか」
「霊感商法ってやつだよ」
「まったくひどい!」
「その通り」鉄男さんはそういうと、たばこを排水溝にはじき飛ばして立ち上がり、ふうとため息をつきました。その背中がとても男らしかったです。
鉄男さんは遊馬と親友という噂でしたが、実はそれほどでもなく、微妙な距離感を保っているらしいですね。ちなみに鉄男さんには璃緒さんという統合失調症の未来の恋人がいるらしいので、小鳥さんには興味がないということでした。よかった!
*
わたしは小鳥さんの魅力を語りたいのです。
*
まずは腋です。小鳥さんはことあるごとに片手を突き上げてその美しい腋を全世界に全宇宙に見せつけています。小鳥さんの腋のくぼみ方はミケランジェロも参考にしたといわれるほどの芸術的な曲線美で、腋汗が溜まりやすく、舐めると南国の風の爽やかさとやや辛めの塩味が感じられてとても美味です。安い発泡酒を飲みながらちびちび舐めるのがとくに好きで(まずい酒のほうが腋汗のうまさが引き立つ)、まるで食べて応援することによって日本社会が皮肉っぽくも明るくなるように、わたしの鬱々とした気持ちも小鳥さんの腋汗によって応援されるようなのです。鬱病患者に「頑張って」は禁句だと世間はいいますが、それは世間のしょうもないオッサン、オバハンからの善意という名の嫌がらせについていうものであり、火星の砂粒やミトコンドリアすら愛するような天使からの励ましはわたしを勇気づけてくれます。「増田くん、頑張って!」「いいですとも(`・ω・´)」
鉄男さんは小鳥さんの腋について以前こうおっしゃっていました。
「小鳥の腋はすげえよ。おれが小鳥に決闘(デュエル)で勝てないのはあれのせいなんだ……」
「というと?」
「見たらわかるだろう? あの肉感的な陰翳、くぼみに渦巻く官能的な黒い風。あの腋が生み出す磁場はファルスを屹立させる特殊効果を持っているんだ。おれは決闘に集中できなくて、それでどこに意識を集中してるかっていったら……」鉄男さんはちっと舌打ちすると、それにつづくことばをためらっているようでした。
「なるほど。でも鉄男さんは璃緒さん押しなんですよね」
「もちろんそうさ。璃緒さまは小鳥とは違うよ。璃緒さまは性的なものを超越していらっしゃるからな。でも小鳥はやばい」
「ですね」
「小学生のころ、夢のなかに小鳥が出てきてさ、『鉄男くーん』とかいって頭の上で手を振ってるんだよ。まだ毛も生えてこない腋がちらちら見えてな。そしてあの磁場がおれのファルスにとりついて、シェイクスピアの生み出したあの世紀のアホ、リア王とでも比べればいいのか、情けないことにおれは下着を濡らしてしまった! とんだ娼婦だよ、あの女は!」
「でも、その……、よかったんでしょう?」
「まあな」鉄男さんはそういって照れくさそうにくすくす笑うと去っていきました。こちらを振り返らずにあばよと手を振ってよこしたのが夕陽の逆光のなかで見えました。
おそらく小鳥さんの腋からはなんらかのフィールド魔法が自己言及的に発動していると思われます。腋が下半身に絡み付いてくる、ちょうど異星人の触手が美少女戦士をしめあげて離さないように。そこでわたしは腋地獄という概念を提唱しました。小鳥さんの腋はバウムクーヘンのように七層構造になっていて、そのそれぞれが自律的に動いています。そして腋全体も螺旋状に回転していて、ちょうどウロボロスの蛇のように、リビドーが第七層の腋まで達すると今度は第一層の腋に連結され、循環され反復されることによって小鳥さんの腋地獄はさらに磁力を増すのです。もがけばもがくほど深みにはまる底なし沼、負ければ負けるほどやめられないギャンブル、呑めば呑むほど呑みこまれるアルコール。そうです、小鳥さんの腋とはあらゆる依存症のメタファーなのです。小鳥さんの腋はやめられない。前立腺の指圧師! 快楽の大銀河!
*
つぎに太ももについてです。これについても新概念を導入しましょう。それは不可視のパンティです。あるとき鉄男さんはつぶやくようにいいました。
「なあ、増田ちゃん」
「なんです、鉄男さん」
「お前、見えてるパンツをどう思う?」
「どうってどういうことです?」
「いやな、おれくらいになると見えてるパンチラに興奮しないんだよ。わかるかな。見えてるパンツはただの布だよ、増田ちゃん」
「メモっておきます」わたしはあわててオタク風の黒いリュックサックから黒い手帳と黒ボールペンを取り出しました。「でも、パンチラとは見えるからチラなのでは?」
「そこなんだよ、増田ちゃん」鉄男さんは少々呆れたように笑います。「パンチラとはいうが、チラってしまえばパンチラではないんだ。パンチラとは一種のパラドクスのことなんだよ。パンチラとは非パンチラのことだ。おれたちはその見える“かもしれない”という可能性に人生をかけているのであって、布に人生をかけているわけではないのだ。見えそうで見えない、でもよく見ると見えているかも、いや、見えていない。それがパンチラというものだ。わかるかい、増田ちゃん」
「うーむ。なるほど。あ、すみません、鉄男さん。このボールペン、インクが出ないのでメモれません」
「書けないボールペンとな!」そういって鉄男さんはぼくの手からボールペンを引ったくると大事そうにズボンのポケットにしまいました。「見えないパンティこそ美しい。書けないボールペンを使えば時空の果てでも恋文が書ける。そして璃緒さんはうるわしい!」
わたしは小鳥さんのパンティを見たことがありません。あ、どうか勘違いしないでください。わたしは見たいと言っているのではありません(それでは変態さんですね)。見えそうな状況でも見えないということが小鳥さんの魅力だといいたいのです(しかし絶対に見えていないともいいきれません)。小鳥さんはパンティを見せないことによって、自分の存在が布へと矮小化されてしまうことを一種のヒロイン的生存本能によって防いでいるのです。布ならば手に取りじっくり見て分析し解釈し考察することもできますが、小鳥さんはそのような研究対象から逸脱した、科学的な尺度によっては測ることのできない超越者だということなのです。小鳥さんの太ももには慈悲があり永遠の平和がある。そこにわたしは神を見たのです。
*
小鳥さんはとても明るく元気でまるで熱帯雨林のように表情豊かな方です。明るい陽射しのなか丘の上に立ってこっちに手を振って鈴蘭のように笑っている顔も、土砂降りのなか服をびしょびしょに濡らして蒼白になって泣いている顔も、誰かさんのテストの点数のように真っ赤になって恥ずかしがっている顔も、遊馬を心配している顔も、感じている顔もすべて素敵です。そしてその表情のすべてが一回きりのもので、ふたたび同じ表情が現れることはありません。小鳥さんの表情は数によって大小を示せるようなものではなく無限そのものなのです。これは誇張でもメタファーでもありません。小鳥さんの顔は見ていて飽きません。
「増田、おい増田」誰かと思って振り向くと雑居ビルの影から鉄男さんが呼んでいました。
「鉄男さん、どうしたんですか。てか、そんなところでなにやってるんですか」鉄男さんの首にはひもがかかり、その先端にカメラがぶらさがっています。
「いいからこっちこいって」あの穏やかで紳士な鉄男さんがいつになく興奮しています。
雑居ビルの影に隠れると、わたしは十数枚の写真を渡されました。そこには璃緒さんが写っていました。
「美しいだろう?」
「きれいなひとですね。で、なにやってるんですか」
「これから璃緒さまが病院に行くんだ。ここはその通り道になってるってことだ」渡された写真をよく見てみると、どの写真も雑居ビルの薄汚れた壁と特徴的なお掃除ロボットが写っていて、まさにこの場所だとわたしにもわかりました。璃緒さんは写真ごとに異なった服装です。
「璃緒さま、今日はどんなお洋服なんだろうな」
「鉄男さん、これってストーカーってやつでは?」
「おれには愛がある!」
璃緒さんの無尽蔵の洋服が鉄男さんのコレクター魂を刺激し惑わせ堕落させたように、わたしも小鳥さんの表情に吸い寄せられ離れられなくなってしまいました。でもこれは愛なのです。
*
小鳥さんの声はわたしの敏感な部分に海底トンネルのようによく響きます。よくあるきんきんした味気ないテンプレート的萌え声ではなく、ロリであるにもかかわらずエロいという特徴があって、少女として見ると大人っぽく、大人として見ると幼女っぽいという絶妙なバランスとなっております。尿検査では中間尿を採取しますが、それと同じようにわたしたちが最も注目すべきなのは、少女でもなく大人でもない、その境界線を肉付きのいい脚でまたぎ、ふくらみかけの乳房を突き出しながら居心地悪そうに立っている半熟の女の子なのです。小鳥さんの声はまさにその時期を繊細に表現しているいってもよく、この世でもっとも貴重な声のひとつであるとわたしは断言いたします。
*
最近の女子は料理が作れなくなってきたといわれています。そんな現代社会ですが、小鳥さんは決闘飯(デュエルめし)を作ることができるとても家庭的な素敵女子なのです。小鳥さんの体液、通称小鳥汁がしみ込んだ決闘飯とはいったいどんな味がするのでしょう。鉄男さんによれば、小鳥さんの決闘飯は「バイアグラの味」だそうです。
*
ああ、どうしましょう、くだらないことを書いてしまいました。申し訳ありません。わたしはどうしたらいいのでしょう。生きているとつらいことばかりです。すべてがむなしいです。幼女を見てもかわいそうだと思うようになってしまいました。こんな不完全な世界の重圧をその春風のような無垢なほほえみで受け止めなければならないなんて。世界はグロテスクで悪臭を放っていますが、迷信のごとき科学技術や洗練された(!)法治主義社会がたくみに見せかけの清潔さで覆い隠してしまいます。それは合成着色料のようで、すべてはフォトショップ的ともいえる一種の嘘で塗り固められていて、どこにも真実はなく、しかし虚偽すらなく、ただひたすら軽薄で浅薄で希薄で、原初の一点から湧き出たあの宇宙的エネルギーはどこにいってしまったんだと、この時代の無意味さ、無価値についてわたしは考えるわけですが、わたしのそんな行為ともいえない似非行為すらまったく意味のないことで、わたしが死ねばすべてはどうでもよくなるのだと思ったりもするのです。
しかし自殺しようかなと思ったときに毎日小鳥さんがわたしにほほえみかけてくれます。「増田くん、超越論的跳躍(かっとビング)よ!」なるほど、たしかにわたしの眠っていた愚息は雪融けのように感動的な反応を見せ、天上の世界(アストラル界)を目指してぐんぐん伸びていきます、蛇玉さながらに。そしてわたしは今日も生きようと思うのです。EDになるまでは。小鳥さん、あなたが存在していてくれてありがとうございます!