はてなキーワード: アラサーとは
丸の内勤務、アフターファイブは丸の内周辺で遊んでいるので、俗にいうハイスペック男性に声をかけられることがとても多い。
彼らはパリッとしたスーツとつやつやの革靴を身に着けて、ギラギラした目で声をかけてくる。
「めちゃくちゃかわいいね」
「俺あの会社務勤めてるんだ。」
「手、きれいだね、握ってもいい?」
今晩だけやれればいい、そんな魂胆を隠して(こちらからすれば丸わかりだが)
まるで本気で惚れたかのように演技をしてくる。
そのたびに私は笑ってしまいたくなる。
彼らは「女はわかりやすいスペックに群がるもの」「俺のスペックなら女など掃いて捨てるほどよってくる」、そう無邪気に信じ込んでいて、なんだか可愛げさえ感じる。
私が自信をもって言ってあげたい。
そのスペックにかまけ、女をひたすらやり捨てる20代~30代前半を過ごしてしまった男性の末路は本当に悲惨でみじめだと。
ちなみに文体が気持ち悪いのは自覚がある。でもこういう文体じゃないと筆が進まない。ごめん。
週5・6日、夜の9:00から朝の5:00というフルタイム勤務だった。
キャバ嬢、ホスト、出張客、外国人、ちょっとカタギじゃなさそうな人、そして普通のOLさん、サラリーマン、大学生、不倫カップル、マッチングアプリの初対面カップル…
大学の単位と引き換えに、大量の人と会話をし、空気を読み、まあいろいろなことを勉強した。
大量の人間と接していると、ある程度の人間はカテゴライズ・サンプル化できてくる。
どのような会話や距離感を好むのか、見極めることを何度も繰り返しているからだ。
それを踏まえて聞いてほしい。
彼らは就職し、自分たちが「ハイスペック男性」であることを自覚する。
「年収1000万を望むアラサー女wwwww」というネットの女叩き記事や、
東京カレンダーとかいう一部の層の心をたまらなくくすぐるであろうメディア、
台頭してきた港区女子…などなど、彼らが自分たちの価値を自覚する機会はここ最近急激に増えたように思う。
そして仕事に慣れて学生臭さが抜け、他の企業との収入にも差ができ始め、女が結婚を本気で視野に入れるようになってきた25歳あたりから彼らは本格的に遊び始める。
彼らのもとには大量に女が群がる。
女が群がれば群がるほど、彼らはさらに自分に自信をつけ堂々とふるまうようになり、女に慣れていき、その所作になおさら女が夢中になる…という雪だるま方式だ。
本気になってもらえるかもしれない。振り向いてほしい。
そう決死の思いで体を許した女を容赦なく切り捨て、俺はもっといい女と付き合うべきだ、もっといい女がいるに違いないと上を求め、そして引っかかってきた女はつまみ食いしていく。
それを繰り返していくうちに、彼らは思う。
「俺はいい男だ」
時として誰かと付き合い、そして何人かセフレを持ち、女は俺の思い通りになる、俺はモテる、と思いながら彼らは数年を過ごしていく。
ここで彼らは2種類に分かれる。
そして「俺はまだまだ遊びつくす。まだ一人の女に絞れるわけがない。むしろ結婚なんてしなくても。」と思うタイプ。
当然、悲惨な末路をたどるのは後者の思考回路を持ってしまったタイプ。
彼らは変わらず女を食っては捨て、食っては捨てを続ける。
めんどくさい、と思えば気軽にラインをブロックし、未読無視し、やりたくなったら自分に本気になっている女を呼び出して欲望のはけ口にする。
状況が変わってくるのは30歳になった頃だ。
30歳に差し掛かってきて、徐々に彼らの手持ちのカード、つまり遊べる女が減ってくる。
彼女たちも彼らを見切り、別の誠実な男と結ばれていくのだ。
でも彼らはまだ遊び足りないし、手元のカードは完全には空にならない。
残った女をまた蔑ろに食い散らかしていく。
落ち着き始めた同僚、増えてきた結婚ラッシュ、そんなものを横目に。
だいたい33歳、34歳あたりだ。
ターゲットにされるのは、まだ社会経験のない大学生というパターンが多い。
女性のエスコートがうまいこと、そんなことでコロリと引っかかってしまう。
彼らからしたら、最高のことだろう。
無邪気に自分のスペックを称賛してくれる若い体をもてあそべるのだから。
ここで彼らは「俺はこの年で若い女と付き合える、やれる」と新たな自信をつける。
もう20代後半以降の女なんかあり得ない、と若さに執着するようになる。
しかしそれは長くは続かない。
20代前半女性は、34歳、35歳までは魅力的な大人の人、と慕ってくれるが、36歳になった途端に突然「おっさん」というラインを引くのだ。
そうして晴れて出来上がるのは、
「女はバカだ」と見下し
体力も衰え、見た目も衰え、
そして手には形ある守るものがない
女をひたすらに傷つけることしかしてこなかった30代後半のこじらせ独身男性だ。
こういうタイプが、当時女子大生だった私を熱心に口説いてきた。
「こいつらはバカなのか?」といつも思っていた。
やんわりと断れば逆上し、暴言を吐き連ねたり酒のせいにしてごまかす。
本当にみっともない、ダサい奴らだと思った。
卑屈で「別に結婚なんて」と強がってる背中のなんてみじめなことか。
20歳そこそこの女がそう思うのだ。
彼らは独身だった。
そして口をそろえて言っていた。
「結婚すればよかった。」
「金はある。でも、それ以外何もない。」
4年間で私はこんな末路をたくさん、もう1日に5人は見た。
だから、結婚なんて、女なんて馬鹿だ、と言いたげにギラギラしている29歳前後の男を見るたびに思う。
もう、それ終わるよ。
あなた、惨めな末路に片足突っ込んでるよ、と。
東京カレンダーが運営しているマッチングアプリで女を食い散らかしている、と豪語する29歳の弁護士に出会ったので。
彼の将来に、幸あれ。合掌。
時間 | 記事数 | 文字数 | 文字数平均 | 文字数中央値 |
---|---|---|---|---|
00 | 79 | 9569 | 121.1 | 32 |
01 | 78 | 7305 | 93.7 | 47.5 |
02 | 6 | 331 | 55.2 | 51.5 |
03 | 10 | 3232 | 323.2 | 90.5 |
04 | 9 | 510 | 56.7 | 28 |
05 | 18 | 2646 | 147.0 | 49 |
06 | 18 | 2474 | 137.4 | 47 |
07 | 43 | 5200 | 120.9 | 40 |
08 | 71 | 6293 | 88.6 | 53 |
09 | 125 | 12480 | 99.8 | 51 |
10 | 128 | 11269 | 88.0 | 45 |
11 | 118 | 18991 | 160.9 | 51 |
12 | 210 | 14607 | 69.6 | 26.5 |
13 | 192 | 14742 | 76.8 | 30.5 |
14 | 134 | 9781 | 73.0 | 40 |
15 | 153 | 13235 | 86.5 | 36 |
16 | 157 | 7792 | 49.6 | 28 |
17 | 237 | 17628 | 74.4 | 43 |
18 | 119 | 5994 | 50.4 | 27 |
19 | 105 | 15882 | 151.3 | 30 |
20 | 128 | 12242 | 95.6 | 36.5 |
21 | 123 | 11813 | 96.0 | 33 |
22 | 144 | 11210 | 77.8 | 34.5 |
23 | 176 | 20235 | 115.0 | 44 |
1日 | 2581 | 235461 | 91.2 | 37 |
ゆっさゆっさ(8), ボディスーツ(4), 大澤昇平(4), 煽情(9), ファッションブランド(3), ロボット三原則(4), 扇情的(7), アンミラ(4), 救国(3), ジョイコン(3), 毀誉褒貶(3), 特任准教授(3), 乳袋(45), コンセプト(9), 解禁(9), 寂しく(9), 乳(23), レンズ(7), 雪(6), 強調(20), 負け犬(6), クソリプ(6), 宇崎(26), レイプ(31), ブランド(14), 巨乳(25), 行使(6), 反映(8), 流行る(6), 実質(14), 実在(11), 献血(14), 原作(14), ブロック(11), 上級国民(11), 寿司(12)
■友達いないと寂しい理由が分からない /20191111235058(20), ■正直男性を根絶しても問題ないのでは? /20191110185048(20), ■アラサーなのに年収450万未満で正社員やってる奴の気が知れない /20191111210608(18), ■野菜食いたい時どうしてる? /20191111121616(16), ■北海道出張気をつけることって何? /20191112105350(15), ■口頭で名前を説明されるのが好き /20191112142532(12), ■ロボット三原則みたいなのあるじゃん? /20191111185545(10), ■レイプの解禁は女性の人権を守ることに逆に繋がる /20191112092721(10), ■男「女は感情的」←だったらなんで犯罪者は男だらけなの? /20191112223126(9), ■さえぼう氏の「自発性尊重」論は妥当か /20191112112951(9), ■ふぁっきゅー、男友達 /20191112133414(9), ■表現規制から距離を取ります。 /20191112124410(7), ■「イケメン以外は排除ですね、わかります」みたいなやつ腹立つ /20191112183835(7), ■まともに反論している人はブロックされてるからリプライできないだけだぞ /20191112124758(7), ■特定商取引法に基づく表記について教えてほしいんだけどさ /20191111233952(7), ■ごく一部の女性にめっちゃ睨まれる /20191112115752(7), ■シチュエーション別、どのカメラを買うべきか?のまとめ /20191112221506(6), ■特に好きでもない人と結婚して10年 /20191111162034(6), ■寿司なんて馬鹿でもチョンでもできる簡単料理なのに神格化しすぎてる /20191112134606(6), ■ /20191111174245(6), ■友達がいない /20191112185549(6)
6776544(3563)
アラサーなのに年収450以下云々という記事を読んだので一筆。
その記事の筆者は男性のようだけど、私は女だからまた少しいろいろと環境は違うのかもしれない。
だけど35歳を迎えた現在、年収250万、月の手取りで17万円代という収入。これで一人暮らし。
辞めたい、もっと稼ぎたいと思った時期は多々あるけれど、特にスキルも求められない腰かけの事務職。
ランチもそれぞれ自由に食べるし、アフター5も余計な付き合いなし。ホワイトと言えばホワイトか。
まぁ実家暮らしか親が金持ち、もしくは既婚共働き奥様ならこれでもいいのかもだが、
今後一人で生きていくことも覚悟しているアラフォーの独身女が安心して生きていける額じゃない。
ということを「35歳」になって急に現実的に感じている。
今まではなんとなく、これでいいや、って思っていた。
親も健在だし、自分も健康で、細々と好きな事をして今まで通り生きていければいい、多くは望まないし~と。
でも、それで良かったのは若かったから。
今も多くは望まない。だけど医療費が増えてきたり40歳からは介護保険料の支払いも始まる。給与が上がらないのに、払う額は増える。不安にならないわけがない。
健全な大人であれば歳を重ねるにつれて生活レベルが少しずつ上がっていくものだと思う。自然に、普通の大人になれると思っていた。
だけど私は不用品をフリマアプリで売り、スマホをキャリアから格安に変え、来年は今より安いアパートへ引っ越す。
出来る事をやるしかない。
わたしアラフォー寄りアラサーで年収350万くらいの正社員だけど
残業代とか要らないし投薬の関係で酒飲めないのでとにかくサッサと家帰らせてほしい
転職したら定時で帰れない日は月に1日あるかないか(というか無い、マジで毎日定時帰り)で
おまけに仕事内容が自分に向いてて楽しくて楽しくて仕方がないという天国ですわ
難点はあともうちょい近場に住める給料出ればなーってところ
あと欲を言えばコアタイムフレックス入れてほしいなってくらいか
現状サビ残経営者を刑事告訴できない以上、奴隷の身としてはとにかくスキル付けて「ゼニよこさんなら出てくやで」ってやるか(やった)、逆に「ゼニよこさんのやし働かんやで」ってやるしかない
前者は軽い人間不信がずるずる続いてたましいが腐っていく音がするようになるし
後者は自己肯定感が非業の死を遂げてしまいたましいが腐っていく音がするようになるので
何せただ判断を先延ばしにして何もしない状態を保ってるだけでも実質的に後者の戦略を取り続けてることにはなってしまうんだから
【追記】
こんなに反響があるとは思わなかった。
気に障った人がいるようで申し訳ない。貶す気やマウンティングなんて微塵も考えてないよ。
好きな仕事だから稼ぎは関係ないと思う人や,俺より稼いでる人は素直に羨ましいと思う。
あと激務って書いたけど,残業は月20~30時間くらいです。家に帰れない生活って訳じゃないよ。定時内が忙しいだけです。
転職前の自分が安い給料でコキ使われてたので,転職して給料上がって良かったな~って気持ちで書いただけなんだけど,悪意のあるコメントやお門違いなコメントが多くて辟易した。
稼ぎが少ないと心の余裕も無くなるのかね。
俺は26歳だけど転職してから手取り月50万もらってる。もちろん正社員。
平日は激務だけど定時で帰れる日が月に5回はあるし,土日祝はしっかり休みなので辞める気は無い。
転職前は年収350万でサビ残ばっかだった。もっと早く辞めてりゃ良かったと思う。
オタ婚活は3〜5回くらい参加。
ぜんぶとら婚主催のやつ。オタ婚活パーティーは最近評判悪いの多いけどとら婚はハズレと思ったことはない。
池袋か秋葉原か、ならできれば秋葉原主催の方がいい。秋葉原は企画だけでなく運営までやるから。
この趣味は捨てたくなかった。捨てないためには結婚相手に継続を許してもらう必要がある。
オタ婚活なら相手の趣味も許すから、俺の趣味を許してほしいというギブアンドテイクが成り立ちやすいと考えたから。
あとギブアンドテイクの条件満たすために自分の稼いだ金の一部を自分の趣味に使う共働きを希望している。
男女6〜8人ずつ参加する。
こんなやつね。 https://www.partyparty.jp/party-detail/pid558642
何分か話した後、参加者はマッチングを希望する相手を3人くらい書き出す。
マッチングが成功すると、婚活パーティーの後で二人でどこかでお茶や食事でも、と言われて送り出される。
(片思い状態だと相手に連絡先だけ教える、教えられた相手が反応するかは相手次第、となる)
正社員で一人暮らしで年齢まだアラサーで年収それなりだから行けるんだと思う。
この条件が一つでも外れると辛くなる気がしている。
あと成功率を上げるために参加前に髪切って服は気をつけて肌ケアもしてる。
たとえば女の側が8人いると、同人活動にネガティブな反応返さない人間だけで半分に絞り込まれる。
オタクでも全員同人好きで、メイトやとらやメロンで同人誌買ってるわけじゃない。
だから上の条件を満たす1〜3人にターゲットを絞ってアピールする形になる。
付き合ってからお互いの短所が見えるので途中で破局する可能性がある。
つまりマッチングしても何回か「振り出しに戻る」を覚悟する必要がある。
また振り出しに戻ると婚活で一番重要なステータスの「若さ」が劣化する。
この若さを失うのは結構きつい。毎回弱くてニューゲームになる。
特に俺の場合、同人作家の修羅場というマイナス要因があるので結構振り出しに戻る。
自分が本命だと思った相手が、自分を今回の参加者の男の中だと2〜3番手だと考えるとマッチングできない。
男の指名は集中する傾向にあるからそうなる。女の指名がどうなのかは知らない。
あとどうしても自分がその場で焦ったりがっついたりテンパると相手に悪印象持たれる。こうなるとマッチングは無理。
マッチングしなくても一応相手に連絡先は渡るパーティーもある。
ただマッチングしないケースで連絡先渡して連絡あったことある?俺はない。
そうなるとお互い最初にこの条件を強く意識してしまう。条件を満たさないとそこで足切りされる。
俺は足切りされないからこの戦術にこだわってるだけで、満たさない場合は「面接型のパーティー形式じゃない婚活」の方がいいと思う。
何度か増田で書いたけど(anond:20191018235243、anond:20191102145214)、一部フェミニストの「萌え絵」の定義がどこかおかしい。
躍起になって萌え絵を叩く言説を読んでいて「……ん?」という気分になることがある。違和感。
上の増田で書いたことの繰り返しになるけれど、「性的に強調した表現がある・エロティックなアニメ・マンガ絵」を「萌え絵」と定義しているように見える。
でも、性的に強調したエロティックさのない表現がなくても萌え絵ではありうるし、エロいアニメ絵でも「いやこれは萌え絵じゃないです」ってなる場合もあるよね。
だから萌え系と絵柄の似た少女漫画とかを「これも萌え絵じゃん」って出されると「はぁ??? エロスの要素がないでしょ??? オタクのくせに表象の区別もつかないの???」などと謎ギレをおっ始める。
逆に萌え系の絵柄とは似ても似つかないエロいアニメ絵を出してきて「萌え絵っていうのはこういうやつ!」などと言い張る。
いや、そもそもそれはお前らの「萌え絵」定義がおかしすぎるだけなのでは……? フェミニストの人の「萌え絵」に関する議論が意味不明なのは、そもそも連中の「萌え絵」定義がおかしいからだという気がしてきた。
上でいくつか例を挙げたけど、『らき☆すた』の泉こなたや柊かがみ、英語教科書のエレン先生、この辺り典型的な萌え絵でしょって思うんだけど、別にセクシャルな要素は強調されてない。
もっと言うと、仮にエロゲのキャラであっても、エロシーンでなければ特に性的な強調がなされていない場合もある。『月姫』での遠野秋葉の立ち絵を赤十字が使ってもたぶん燃えなかっただろう。単に普通の女の子の絵にしか見えないもん。宇崎花の爆乳イラストで炎上した『宇崎ちゃんは遊びたい!』の中身がくっそ健全なラブコメなのとある意味正反対。
萌え絵の源流(のひとつ)にエロゲがあるというのはまあそれはそうなのだろうけれど、それはあくまで様式としての源流であって、実際にその絵がエロティックかどうか、あるいは絵師がエロゲーマーだったかどうか、というのは話が別だよね。
ではなぜフェミニストの人らは「萌え絵」に関する狂った定義を支持するようになっていったのか。
これは憶測でしかないんだけど、碧志摩メグ、のうりん、駅乃みちかや境界線上のホライゾンといった萌え絵が「エロすぎる」として燃えた結果、「萌え絵=性的な強調表現があるもの、エロティックなもの」という認識が育まれてしまったのでは。
単に性的な強調表現に乏しい無難な萌え絵は燃えなかったというだけで、萌え絵が全てエロということには当然ながらならないんだけど、どうもそこで妙な混同が起きてるんじゃないか……?
というか、子供向けの絵本とかの表紙が「萌え絵」って言われたときになんか変な空気になってたのもそれか!? 俺らオタクは「なんということだ絵本にも萌え絵が使われるようになったのかいい時代になったもんだ」って騒いでたのに出版社の人が「これ萌え絵のつもりじゃないんで……」ってすごい言い訳してたけど、まさか「これはエロくない」って意味だったのか!? そりゃ話通じないわけだ! 萌え絵は「カワイイ」と「エロい」の両端の間に広がっているんだよ! 可愛いに寄せてあってもエロに寄せてあっても萌え絵は萌え絵だよ!
まあ言葉の意味というのは時代とともに移り変わっていくものではあるのだけれど、流石にこのコミュニケーション不全の責任は「萌え絵」に妙ちきりんなニュアンスを付加して騒いでる一部フェミニストの皆さんが取ってくださいとしか言えない。俺たちアラサーオタクは原義通りの「萌え絵」を使い続けるだけなんで。それは萌え絵じゃないとか言われても困ります。いやそれは萌え絵です。あんたらの定義がおかしすぎるだけです。
あれは正直微妙なラインで、カラー絵を見ると「萌え絵やんけ」って思いそうになるけど、中身を見ると「うーん、これは少女漫画系統のタッチだろうな」と思うから、俺は萌え絵とは呼ばない。
でも、あれを萌え絵と呼んであそこまで強烈にdisられるのはマジで意味がわからない。
萌え絵呼ばわりに対する反論が、これはどう見ても少女漫画のタッチです、画風が違います、なら理解できるのよ。でも実際は、これはエロくないから萌え絵じゃない! エロの記号がない! とかの意味不明な反論だらけなわけ。これおかしいでしょ。エロは萌え絵に不可欠の要素ではないのにまるで不可欠であるかのように論じられている。
ファーwwwwwwwwwwwwwwwwwww
あんな萌え萌えド直球の絵柄ですら萌え絵じゃない判定する人がいるのか。そりゃ話が通じないわけだ。
「これ萌え絵だよね」って、オタク側としては単に「これ泉こなたとか伊原摩耶花とかエレン先生と同じカテゴリの絵だよね」って意味なんだけど、それを「これエロコンテンツだよね」と言われたように受け取ってる人がいるのか。
ひょっとして「萌え絵は公共空間に出すな」とか無茶苦茶なイチャモンつけてくるのもそういうことか!? オタク側としては「それって『Fate/Zero』のセイバーの絵を出すのもダメってこと? 『氷菓』のポスターもアウトってこと? 艦これの三越コラボとかもNGになっちゃうよね。なんて不当な要求なんだ!」って思っちゃうんだけど、向こうとしては単に「エロい絵を公共空間に出すな」って意味だったの???
なんかもう、理解が及ばないってレベルじゃないな。共通言語を探求してくれ~~~~~~。
いやおかしいかもしれんけどだから何?って話でしかなくない? 別に「オタクの土俵」に乗って「オタク世界の現象」について議論してる訳ではないので。こういうの考えるの別にいいけど論じるのは時間の無駄。
おかしな定義が原因でコミュニケーション不全が生じてるよねって話してるんですが理解できないんですかね……
いや別に一部のフェミニストが萌え絵に関するおかしな定義を信奉してるのはいいですよ。でもそのおかしな定義を元に「これは萌え絵じゃない! 萌え絵呼ばわりするなんて失礼!」とか「萌え絵を公共の場に出すな!」とかの主張しはじめたら「お前らの定義おかしいよ」って言うほかなくない???
オタクの土俵に乗る必要はないってのも、表現の自由とか女性の権利とかの普遍的な問題系についてならそうかもしれないけど、萌え絵なんてオタク発祥の語彙使って論を立てる以上はオタク側の語義を尊重してもらわんと。もともとは別の意味なのを一部のフェミニストが捻じ曲げて使っているという話なので……
50代の私の母は、ドラマを見ることだけが趣味の、専業主婦だ。
取り立てて悪いところもなく、派手でもなく地味でもなく、子供には少しお節介な、ごく一般的なおばさんだ。
母娘関係は、決して悪くはない。
むしろ良好だとさえ言える。
だが、母に対して、澱のように溜まっていく思いがひとつだけある。
だが、それを母にうちあけることは生涯ないだろう。
母は、心優しい人間だと思う。
ドキュメンタリーに涙し、ニュースに憤り、親戚や友人だけでなく、隣人や知り合いにも親切だ。
だが、そんな母が顔を歪めることもある。
「生きていて、恥ずかしくないのかしら」
「言ったら悪いけれど、化け物よね、この人たち」
そのたびに私は曖昧に笑う。
いま貴女の横に化け物がいるのよと言えないまま、何かが自分の中に積もっていくのを感じている。
母は優しい人なのだろう。
でも、その優しさは、彼女の狭い常識の埒外にある「化け物」には向けてもらえないのだ。
今日たまたま実家に帰ることになり、久しぶりに母と夕食を共にした。
母が何気なく言った、「今日の夜見たいドラマがあるのよね、おっさんずラブ?とかいうやつ」という言葉に私は凍りついた。
「それって、貴女の嫌いなやつよ」と咄嗟に言いそうになって、私はそれを飲み込んだ。
勿論、前回あれだけの反響を残したドラマだ。私は見てはいないが、友人にもファンは多く、内容はなんとなく知っている。
ショックを受けたまま相槌を打っていると、どうやら母は前作の内容を全く知らないで見始めようとしているらしかった。
私は最後まで何も言えず、帰り支度を始めた。
今、電車の中で、胃の腑で煮えそうな何かを反芻しながらこの文章を打っている。
多分母は明日、「見たら同性愛の話だったわ。騙された。気持ち悪いドラマをやるのね、今時は」と、連絡してくるのだろうと思った。
そして私は「そうなんだ。それは残念だったね」と返すのだろう。
そしてきっと、殺意に似た何かを、静かに噛み締めることになるのだろう。