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2013-07-06

http://anond.hatelabo.jp/20130706124232

作り方によってはそうでないんですよ

もしも

選択肢1「飛行機

選択肢2「船」

選択肢3「陸伝い」

製作者が選択肢を一つ一つ作って

そのどれかを選択しなさい

という作り方をした場合

朝鮮半島までフェリーで行って、大陸に上がってから北上してロシアまで。」

と言う選択肢は無い

作者が作ってないのだから出来るはずが無い・・・・・・



では、世界と言う空間を作って

そこに「飛行機」、「船」、「陸路」と言うものを作っただけの場合だったらどうか

そこにあるものは、世界と言う「空間」と、空間の中で使う事ができる「手段」だけ

から、その「手段」で可能な事だったら何だって出来る訳です

そこでのプレイヤーの行動は自分で下した選択であって選択肢を選んだ訳ではない

プレイヤーの選んだ選択によってどう分岐するかが決まったのであって、あらかじめ作られた選択肢の中から選んだ事で分岐した訳じゃない

そこで選択肢≠分岐

もしも究極的に考えればプレイヤー日本からアメリカにいきたい時

日本場所アメリカ場所があって

そこに移動する事の出来る飛行機と言う物と船と言うものがあります

最初はただそれだけ

飛行機でも船でも

歩いてでも、泳いででもいける

この例で、作者が作ったのは、「日本場所」と「アメリカ場所」と「飛行機」と「船」だけ

後はどう行動するかプレイヤーの判断

選択肢としてシナリオを作るとプレイヤー選択肢1「飛行機」だったら「飛行機を使ってアメリカまで到着する」までのシナリオを作らなきゃいけない

選択肢が複数あるのならその選択分全部を作らなきゃいけない

分岐とは、プレイヤーの行動したフラグによって変化するものです

日本場所」と「アメリカ場所」と「飛行機」と「船」だけが作られた世界プレイヤー飛行機チケットを買ったか、船のチケットを買ったか

それらに対して、プレイヤーから見えない部分で何かが変化しま

それが分岐

選択肢としてシナリオの分岐を作った場合プレイヤーの行動をどこで何をするのか全て完璧監視して管理する必要があります

シナリオから外れたら困るからシナリオどおりにプレイヤーを動かすためです

でも分岐するかどうかだけ、だったら、「どの行動をとたっか」「何をしたか」「何をしなかったかしか監視する必要は無いので

労力もかからない

そしてプレイヤーも束縛されていないので自分の判断こそが意味のあるものになります


作ってる人が監視するのは、プレイヤーの見えない「何々をやったか(やってなかったか)」「何々を通ったか(通らなかったか)」「何々をもっていたか(持っていないか)」

プレイヤーの通ってきた結果だけ

プレイヤーのこれからする事なす事全てを制御しようとするから作業が膨大になるうえ、限られた選択肢しか出来なかったりする

から監視してない部分に関しては完全にスルーしま

なのでルール上で許される監視されてる条件さえ整えれば想定外の行動だって許されるのです






















ゲームが分岐で表現されるのは、分岐する事そのもの面白みがあるからです

そもそもゲームと言うものが分岐で出てきている

例えばポーカー

どのカードを残してどのカードを捨てるか

プレイヤーは自由に出来る

ゲームディーラーが見るのは最終的に残ったカードだけ

作る側は場所ルールを与えるだけでプレイヤーは何をするのも自由

それを選択肢には限りがあると考えてる人は、こう考える

スリカードで勝つか、フラッシュで勝つか

スリカードを作る為のカードの残し方と、フラッシュを作る為のカードの残し方以外に選択肢が無い

からもともと、その二つを強制的に選ばされる

そのプレイヤーによってはもしかしたら全てのカードを取り替えたいかもしれないし

思いもよらない手を考えるかもしれない

それなのに、スリカードで勝つか、フラッシュで勝つか

しか頭に思い浮かんでいない作者は、スリカードで勝つか、フラッシュで勝つかしか選択肢を与えない

選ぶ行動が決まっているゲーム果たして面白いのか

もともと何を残し何を捨てるのかはプレイヤーの自由だったはずです

ルールによってのみプレイヤーは束縛を受け、ルール上ならどんな行動も許される

但し、それらには全て結果が伴う

最後にそろえたカードのみで判定が下される

最後に残った役でのみ「分岐」する

同じ数字カードが3枚あったか、同じ絵柄のカードが5枚あったか

そこで結果が出て

そしてその選択と結果を繰り返す事で最終的にどうなったか

それがゲームの基本構造

将棋でもいごでも同じだし鬼ごっこでも同じ





製作者は意志を持つ事が出来ない

製作者が意志をもってプレイヤーの結末を決めていてプレイヤーがそのレールに乗るだけだったらつまらない

製作者がするのは判定だけ

または裁定

プレイヤーのやった事に対して

あなたは条件を満たしたのでこうだ

あなたは条件を満たさなかったのでこうだ

その結果、分岐が発生する

からプレイヤー自分にとって都合のいい結果または分岐に進む為に試行錯誤を繰り返す

それがゲーム

火事で火が迫って来る

兎に角、出口を目指すか

鍵を先に探して来るか

自由

但し出口に付いた時、鍵がかかっていれば出られない

火が広がっているなら戻れない

ゲームは結果でしか判定されない

もしも出口に来た時、鍵を持っていればそのまま出られる

もしも鍵を持っていなければ出られない、その時はもう火の手が迫って戻れない

それが自分の選択によって生じた結末の分岐

もしも必ず鍵を探してから出口を出る

鍵を取るまで出口に向かう事が出来ない

と言うシナリオが固定されていればプレイヤーは何の判断もする必要が無いのだからプレイヤーとしている必要性がそもそも無い




自由な場所ルールが与えられていても、裁定を下す存在(人=作者)がなければつまらない

人は自分がした事が正しいのか、間違ってるのか、その答えを求めたがる

その答えを与える存在がなければ何をやっても暖簾に腕押しでやってる人は意味を感じない

自己満足がいいところ

良い、悪い

の判定があるからこそ意味を感じる

良いの後にはどうなるのか、悪いの後にはどうなるのかそれが分岐

良いいの後ももう一度、良い選択が出来るかもしれないし、そうはならないかもしれない

悪いの後まだ続きがあるかもしれないしそのまま終了する事だってある

そういうツリーをたどって一番の良い結末を目指すのがゲーム本質

または、悪い結末はどうなるのかを怖いもの見たさで見るのも楽しみの一つ

逆に何をしても変化が無いのならゲームゲームとしての意味が消えてしま

2012-12-17

http://anond.hatelabo.jp/20121217143009

比例区の得票数と投票率鑑みるに、改憲国民投票が通る可能性は無いとはいえないけど高くもないだろ。

今回の自民の(経済的な)舵取りに、賛成はできないけれども、執行にたいして仕方がないと思っている層が多数って事だろ。

 

ただ、比例区小選挙区の結果があまりにも差がつきすぎているし、前回の狂乱の民主勝利の後の 狂乱の自民勝利(言葉遣い失礼)をみると

現在小選挙区制は、さすがに9万票で当選できない4万票で当選できるなど、1票の格差問題も含め 問題がある。と認識するのはやむをえないだろ。

当然ながら、もっと厳しい裁定を下さない最高裁も問題あるんじゃないか?というのも含め。

 

大きな問題であるという程でもないけど、問題がないという程でもないでしょ。いくらなんでも、振れ幅大きすぎるだろと。

2012-11-04

http://anond.hatelabo.jp/20121104002011

そもそも当日の日比谷公園は毎年恒例の別のイベントやってるし、申し込みもそっちの方がはるかに早かったはず。

農林水産祭とか、東京都観光菊花大会とか。そんなイベントやってるところに政治集会のためにさらに1000人だか1万人だか入れさせろってのが無茶な話。

そこを隠して不当裁定だの憲法違反だの圧力だの吼えてるあたりが、主催者連中の素性をを如実に語ってる。それだけの話でしょ。

2012-07-12

オスプレイの件でオブイェクトJSF氏に反論したらコメント削除&アク禁

・・・を食らった件について(姑息NGワード設定も判明)

かなりの長文になってしまった。まず1.から3.でとりあえずの経緯。4がちょっと長すぎる注釈というか補足資料。

1.@obiekt_jp=オブイェクトJSF氏ってどんな人?

かつてはたしかアルファブロガー死語)」にも選ばれたはず。現在Twitterが主戦場フォロワーは1万人を超える。俗に言う「軍事クラスタ」の一般人の中では、その知名度と攻撃性、「面倒くささ」においてトップクラス2ちゃんねる国防板には、彼について語る専用スレオブイェクトスレ」まである大立者だ。

ツイッターブログmixiで彼に突然説教され、一字一句をあげつらわれ、訂正を強要され・・・不愉快な思いをした人は数知れず。往時に比べ数は減ったものの、未だ熱狂的なシンパ存在する。彼らはJSFのことを本気で「魔王」だと思っている。

しかし、彼の知識は一見豊富に見えるが、実は付け焼刃だ、との声は昔から多かった。しかし、彼に反論しても、多数の「信者」の反発・突撃がその声をかき消した。また「軍事クラスタ」の有識者は、そういう面倒を恐れて沈黙を守り、結果としてJSFらの増長に手を貸した。

そして、決定的に彼が馬脚を現したのが、3.11原発事故だ。彼は核兵器原子炉にも造詣が深いと自称していたのだが・・・知る人ぞ知るJSFの致命的失言メルトダウンとかおきるわけないでしょう」については後ほど。※■1

2.で、今回何があったの?

JSFは以前からTwitter上でオスプレイを徹底的に擁護していた。「欠陥機呼ばわりは許さない」のが基本。※■2 軍事知識が乏しそうな一般人相手に「教育的指導」するのが彼の日課というか生き甲斐と化していた。

今年4月モロッコオスプレイ墜落2人死亡。Twitter上でもオスプレイ批判が増える。それでも必死に擁護し続けるJSF。あまり必死すぎて、次第に論理構成が粗雑になっていく。これは彼の昔からの癖だ。

そして先月、彼はこう高らかに宣言した。

JSF (ω・っ \з @obiekt_JP

@twinseagull あ、ブログも今度の週末には書くからTogetterはその前の簡易纒めね。オスプレイマンハッタン上空を飛んでる動画中国リャン国防相が搭乗した事と事故率の計算環境影響評価書と、特集コーナーも付ける。最近流れてるデマにも全部ツッコミ入れるよ。 #普天間 2012年6月12日 https://twitter.com/obiekt_JP/status/212550559088132096

ところがその2日後、フロリダでまた墜落。ついに一般メディアにまで延焼。ヘタすると日米関係に影響しかねない雲行きに。

今や完全なアンチスレとなったオブイェクトスレなど一部では「『魔王』様、週末すぎたけど約束の記事は?w」と揶揄する声。私は「JSFの手口からしてブログの内容は想像がつく。恐らくこう書くだろう」と、あらかじめスレにいくつか書き込んでおいた。アンチスレなので、JSFは当然それを読んではいない。

そして7/11未明JSFが満を持して?ほぼ1カ月遅れブログ連続UP。だが、内容はやはりTwitter発言の繰り返し。新味ゼロ。内容スカスカ。それに、私が「多分彼は(論拠になってないが)論拠として貼るだろう」と予想した動画をそのまんま貼ってるのだから笑える。

で、スレの該当URLを付けてブログコメントしようとしたが、何度やっても弾かれる。httpttpにしてもダメ。分量を減らしてもダメ。そこで、リンク先などのURLをかなり削除したらすんなり投稿できた。http://obiekt.seesaa.net/article/280176542.htmlコメント2.~4.がその私の投稿

  なんと、オブイェクトスレURL自体がNGワードになっていたのだ。

この件を明確にするため、さらコメント5-7を投稿。なお、スレの元URLhttp://engawa.2ch.net/test/read.cgi/war/1337359150/880-883 (あと数日で落ちるはず)これを細工して、やっと投稿できた。

ちょうどこのころ、JSF本人が私の投稿に気付いたようだ。私のコメント2-7のうち5-7を削除。間一髪の差で魚拓は取れなかったが、スクリーンショットは撮った。現在コメント欄比較してほしい。http://www1.axfc.net/uploader/Img/so/145757.jpg http://www1.axfc.net/uploader/Img/so/145759.jpg

いちおう、削除されたコメント5.~7.を以下に示す(一部改行を詰めた)。

(5.)

 >>4.の続きというか・・・

ブログ主は、おそらく、「某スレ」のURL関係でNGワードを設定しているらしい。

何度やっても、分量を削ってもダメだった。

こういう姑息なことはやめようよ。

ちなみにもう一度言っておくが、上記の書き込みは7/1のもの。「その17」の880-883。

で、ブログ主はその予想通りのエントリを仕立ててしまったということだ。

Posted by 名無Объект at 2012年07月11日 01:29:32

(6.)

 >>5.の続き。

やはり、URLだけを貼ってみてもダメだった。

この状態なら貼れるかな?

http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/wa●r/1337●359150/880-883

なお、このスレはもう950を超えているので、あと数日で落ちると思われる。

Posted by 名無Объект at 2012年07月11日 01:37:26

(7.)

 >>6.の続き。

やっぱり。自分にとって都合の悪いスレは、URLごとNGワードに登録ですか。

これはちょっとどうなの?

まあ、私のIPはもうNG登録されるだろうが、ブログ主は、もっと謙虚に批判に向き合ったら?

Posted by 名無Объект at 2012年07月11日 01:40:27

そしてAM2時ごろ、再度書き込みを試みたが、すでに私はアク禁にされていた。同時にUPされた他のエントリ※■3 にも書き込みたかったが、もうそれも不可能になった。

3.で、それのどこが問題?

一般論として、ブログ管理者がコメント欄検閲するのは自由だ。

その意味では、私のコメント7は消されるだろう、とは思っていた。「どうせ削除されるだろうが、他人の目に触れずとも、本人が一度目にし、少しでも反省してくれれば」との思いで書いた。

②だが、コメント5-6の削除は、彼自身が定めたコメント欄管理ポリシーに反する。

http://obiekt.seesaa.net/article/120144841.html http://obiekt.seesaa.net/article/133736708.html http://obiekt.seesaa.net/article/167737856.html 「基本ルールは一つだけ。記事題材と無関係な話をしない事」「記事違い投稿でなければ異論反論であろうと削除はありません」

私のコメント5-6は、2-4と一体で、出所及び作成日を明らかにするため不可欠だ。よって彼の管理ポリシーには抵触しない。余計な文も混じってはいるが、そもそも、まさかスレURLがNG対象とは思っていなかった。URLが弾かれてしまう以上、やむなくURLを分断して投稿した。それすら消してしまうのは明白な隠蔽行為だ。

  それと、JSFは「原発」をブログNGワードにしていた前歴もある。

http://obiekt.seesaa.net/article/136573066.htmlコメントNo.216以降を参照。今はどうなのか、私には確かめる術がない)

③また、彼は、他人に厳しく自分には甘い。赤の他人の書き込みをあげつらう。「貴方は完全に間違ってます」「関係者迷惑します。直ちに訂正して下さい」などと執拗に要求してきた歴史がある。

ならば、「風圧の問題はどの機種のヘリコプターでも起こりえます」の表現は明らかにおかしい。直ちに訂正すべきだ。例えば、ライト級ロビンソンR22が、オスプレイのように太い樹木の幹をヘシ折るとでも言いたいのか?

「風圧の問題はどの機種でも起こり得るが、その危険性・影響は機種によって大きく違う。円板荷重の大きい大型機ほど危険」が正しい。で、オスプレイのダウンウォッシュは、物理法則・実測値のいずれも、明らかに現用ヘリの中で最大級だ。

さらに、CH-47のスマトラでの事案を引き合いに出しているが、これとて、オスプレイならもっと酷いことになるだけの話だ。

あ、もし訂正するなら、訂正履歴が分かるようにね。以前、私が、彼のブログエントリで明らかにおかしい点を指摘したら、

  JSFはこっそり該当部分を書き換え・消去したことがある。※■4

4.補足資料

※■1「メルトダウンとかおきるわけないでしょう」

http://togetter.com/li/118754

>丸一日くらいは放置しても放射性物質漏れたりはしない

メルトダウンなど十日以上放置しない限り心配は要らない

メルトダウンとかおきるわけないでしょう

>起きたというデマを流す馬鹿は消えて下さい

馬鹿は黙ってろ

>核物理学を知らずに騒いでる人の頭の方がお天気です

こういう修羅場でこそ、その人物の本当の人間性が見えてくるものだ。改めて見直しても、その粗忽さ、無知無駄な攻撃性・・・酷すぎる。正常性バイアスチェリーピッキングの塊だ。

そもそも、「十日以上放置しない限り心配は要らない」の30分後に「メルトダウンとかおきるわけないでしょう」とは何なんだ。他にもツッコミ所満載だが、長くなるのでもう止めておく。

※■2 「教育的指導」の一例

こういう活動を彼は日々たゆまず行っている。この情熱はいったいどこから来るのか。特徴は、ほとんどの人が日頃互いにフォローしているとは思えない人ばかりなこと。恐らく「オスプレイ」でエゴサーチし、獲物を探しているのだろう。そして「また論破した!」という快感に酔っているのだろう。

https://twitter.com/obiekt_jp/status/166908488235237376

https://twitter.com/obiekt_jp/status/177219528068050946

https://twitter.com/obiekt_jp/status/177212460149907456

https://twitter.com/obiekt_jp/status/177240511546011649

https://twitter.com/obiekt_jp/status/177372378593099777

https://twitter.com/obiekt_jp/status/177362314981416960

https://twitter.com/obiekt_JP/status/205656428755693568

https://twitter.com/obiekt_JP/status/210503539691241472

※■3 内容に乏しい他のブログエントリ4つ

もうアク禁で書き込めないので、ついでに寸評しておく。

①『オスプレイモロッコフロリダ事故http://obiekt.seesaa.net/article/280173146.html

事故率は…若干悪い程度」と認めたのは一応評価しよう。まだオスプレイは累積飛行時間が少ないので、事故が起こる度に数値が大きく跳ね上がる。

そんなことすら考慮せず、上記にもあるように「ここ10年の海兵隊機で最も安全!」などと浮かれていたわけだ。

フロリダでの事故の直後、お仲間のdragoner_jp氏が珍しく苦言を呈した。名指しこそしていないが、JSFに遠慮して何も言わないのが通例の軍事クラスタでは異例のことだった。

前々から言っているけどさ、オスプレイ事故率云々で安全、と言う事にはあまり意味がないんだよ。バートルより安全だとしても、落ちる時は落ちるんだから事故率ばかり言っていると、事故多発した時に言い逃れできなくなるんよhttps://twitter.com/dragoner_JP/status/213153265238540289

参考値を絶対の指標として用いると、後で痛い目見るよhttps://twitter.com/dragoner_JP/status/213154138761084928

それと、ブログリンク先の英文にあるが、「ヘリモードでは、後続機は先行機の250ft以内及び後方5時~7時方向に入ってはならない」と書いてある。つまり、75m以上離れなければならない。ろくに編隊飛行すらできないということだ。それほどオスプレイのダウンウォッシュが強烈だ、ということの一つの証明でもある。

また、これは、操縦士に厳密に守らせるのは非常に難しそうだ。先行機が急に速度を落とすなど、いくらでもありそうなシチュエーションだ。「操縦士に改めて教育しました」だけでは、また似たような事故が起きるだろう。


②『FAAとオートローテーション』http://obiekt.seesaa.net/article/280181863.html

これもJSFが日頃さんざん言っていることだが、理屈として成立してない。オブイェクトスレでは5月時点で終わってる話。

http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/war/1337359150/222

222 名前名無しさんお腹いっぱい。[sage] 投稿日:2012/05/29(火) 00:39:27.62 ID:co9DeStc

@sawada0515 @KarinDog そもそもパワードリフト機(ティルトローター機)にオートローテーション機能必要無いとFAAが裁定を下すんじゃないかな。これからアグスタウェストランドAW609(民間型ティルトローター)が形式証明を取るから、それで分かる。 #普天間https://twitter.com/obiekt_JP/status/207022478852235264

オスプレイがFAAを取得してないのは民間市場にはオスプレイ技術から派生したAW609を投入する予定だったから。AW609はパワードリフト機(ティルトローター機)としてもうすぐFAAを取得する予定なので、FAA取得云々という難癖付けはもう出来ませんよ。#普天間 #futenma https://twitter.com/obiekt_JP/status/207073470469775361

FAAはそもそもパワードリフト機にオートローテーション機能を要求してないんじゃないかな? オートローテーションの有無をFAAに絡めてオスプレイを批判する行為は、オスプレイ兄弟機AW609のFAA取得で否定されると思う。 #普天間 #futenma https://twitter.com/obiekt_JP/status/207074400359559169

近い将来、アグスタウェストランドAW609が民間用パワードリフト機としてFAAを取得する。→AW609の飛行特性はオートローテーション機能を含めV-22オスプレイと同一である。→FAAはパワードリフト機を市街地で使って良いとお墨付きを与える事になる。#普天間 #futenma https://twitter.com/obiekt_JP/status/207093339948982272

・・・普天間タグまでつけて、何度も何度も同じことを言ってるけど・・・

そのAW609って、開発開始の1996年からもう16年。初飛行2003年からでももう9年経ってるが、未だ実用化できず。

しかも、そのFAA取得「目標」は2015年から2016年w まだまるまる3年先の話だし、さらに遅れる可能性もある。

普通商業航空機なら、初飛行から1年でFAAを取得するのも珍しくないのに。

それだけティルトローターは色々とややこしいということだ。

それに、JSFは「AW609がFAAを取得すれば、イコールV-22安全性の証明になる」的なことを平気で言ってるが、

これまたアホとしか言いようがない。

だいたい、AW609の最大離陸重量は8t弱。オスプレイは3倍以上の27t級VTOL時は22t)。

エンジンも機体規模も全く違う。共通点は「ティルトローターである」ということだけ。

言うまでもないが、FAAライセンスは、各機種それぞれの安全性を総合的に審査して与えるもの

JSF脳内世界では「1機種が取得したら他のティルトローターも全部安全!」そんな理屈が通るらしいw

この程度のことは、軍事クラスタの連中なら知ってるやつも何人かいるはずだが、もはや誰も彼に忠告しようとしない。

>>220でJSFに指摘した人も一見さんのようだし。

とにかく、このところのJSFの失態の数々は、もはや軍事クラスタ全体の信頼性にかかわるレベルだと思うのだが。

  繰り返すが、型式証明は「各機種それぞれの安全性を総合的に審査して与えるもの」この一言に尽きる。

たとえAW609が取得しても、まったく機体規模・空力特性・重量・エンジンの違うオスプレイまで証明されるわけではない。こんな単純な話を、なぜ「軍事クラスタ」の連中が放置しているのか不思議でならない。

それに、例の円板荷重で言えば、AW609も依然高いが、オスプレイよりは低く、CH-53並みの77kg/m2程度で納まっている。オスプレイではできないとされるオートローテーションが、AW609ではできる可能性もある。


③『未亡人製造機と呼ばれていないオスプレイhttp://obiekt.seesaa.net/article/280184121.html

まあ、「Osprey widowmaker」で検索し、1年以内を指定すると確かに数は少ない。そういうファクトをつければ、多少は説得力が増すと思うよ。また、それ以前に、どう呼ばれようが、本当に安全性に自信があるなら泰然自若と構えていればいい。

あと、NY上空を数回飛んだぐらいで自慢・満足してもらっては困る(追記:イベントで飛ぶのは年に数回。一方、24機が配備され、全てが平日に1回づつ飛ぶとすると年におよそ6000回飛ぶことになる。全く次元の違う話)。

  NYやファーンボロの人々にとって、オスプレイ祭り見世物アイテムの一つにすぎない。今後数十年、毎日付き合っていく沖縄の人にどう受け入れてもらうか。

NYのように、沖縄の人に笑顔で試乗してもらう日が来ればいいのだが。そのための日米当局の努力は明らかに足りていないし、JSF努力は、向いている方向が逆。



④『オスプレイ事故映像真相http://obiekt.seesaa.net/article/280226111.html

この映像を使うのは卑怯だ!と言いたい気持ちは分かる。が、問題は、そのジャイロ配線の誤接続を防ぐ具体的な再発防止措置が取られたかどうか。ただ「教育しました」だけではヒューマンエラーは根絶できない。コネクタ形状の工夫で物理的に誤接続を防ぐ、など。それに触れないようでは片手落ち。整備ミスだろうが操縦ミスだろうが構造的欠陥だろうが、事故事故。(追記:このジャイロ配線については、たしか対策が取られたように記憶する。しかし、繰り返すが、それに触れないようでは記事として意味がない)

  これらの記事は、全て、事故心配する沖縄の人にとって、何の説得材料にもなってない。

むしろ沖縄の人たちの神経を逆なでし、事態を複雑にしている点で米軍にとっては「有害」とすら言える。

※■4こっそり該当部分を書き換え・消去

http://obiekt.seesaa.net/article/150581500.html のコメントNo.96とNo.144。内容を詳しく説明すると長くなるのでぶっちゃけて言えば、JSFは、他人に『お前はこんな有名な史実も知らないのか?w』といつものようにケンカを売っていた。で、私は『君こそWW1とWW2の潜水艦戦史もろくに知らないじゃないか。それに、撃沈うんぬんの事実関係もおかしい』と書いた。で、JSFはこそこそと該当部分を書き換え・消去した、と。

あと、コメント96以降の、信者たちの「俺も知りませんでしたが何か?」と開き直る様もぜひご覧あれ。

(7/12夜:数カ所補足・追記した。また、引用記法や強調表示などを見直した)

(7/14夜追記:続編?を書いた「【アク禁オブイェクトJSF氏の言い訳大津市教育委員会並みに酷い件」http://anond.hatelabo.jp/20120715020655 )

2012-05-22

はてぶタイトル変更問題

(追記:裁定が出たのでガイドライン解釈はこうなりますhttp://anond.hatelabo.jp/20120523161622

    このエントリ裁定前の解釈なので参考になりません)

http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/gonzales66/20120520/1337523087

の塔が長くなったのでこっちに。

はてぶタイトル編集の現状

記事名・サイト名がタイトルにないサイトブクマする場合に、現状のはてブユーザーでそれを補完して登録・タイトル編集しなおすことをある程度日常的にやっている人がいます

kanoseさんも「アニメアニメ!とかで記事タイトル追加とかよくしてるんだけど、あれで文句言われない訳で、これは思想合戦なっちゃうね…」と書いてますし、自分もいくつかのサイトでのブクマ時に入れてます特に編集だと日付だけになってしまうような場合は、ほぼ入れてます

実際のところニコニコタグ編集と同じく性善説にて利便性を中心に書き換えられてるのが現状です。

また、こういうタイトル編集されているサイトが、記事名・サイト名を入れないことを「表現」としてやっている例ばかりでもありません。

先ほどの例の「アニメアニメ!」の場合はこんな応答もありました。

http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/mame-tanuki/20091227/animeanime

はまちちゃんの主張する基本方針

ガイドライン解釈

http://b.hatena.ne.jp/help/guideline_title

このガイドラインから読み取る限り、記事名の追加は推奨されています

サイト名ですが、記事名と一緒に付加すること、削除されたのを復旧することに関しては「良い例」とされています

問題は記事名だけの際にサイト名を付加することがどうかですが、これは解釈が分かれますのではてな運営に書き直してもらわないと結論は出ないでしょう。

はてブの原問題

本題とは若干ずれますが、「知らないどこかの第三者」「公の場」と言うのはかなり微妙に思います

タイトル編集ができるのは、はてなアカウントを持ってブクマした人間に限られ、かつ変更履歴も残ります

「知らないどこかの第三者」という書き方は、「運営者(以下はてな運営と混乱を招きやすいので以下「被ブクマページ管理者」と表記)」への悪意を含んだミスリードっぽくも思えます

「公の場」についても、個人的には「はてブユーザー全員の場であって、いわゆるパブリックではない、被ブクマページ管理者のためのものではない」というスタンスです。

はいえ「はてなブックマークは誰のものか」「パブリックの範囲は」という話は何度も語られてループ気味ですし、はてな運営が回答しない限りは結論が出なさそうなのでこれ以上の言及は避けます

はまちちゃん主張に対する考察・反論

はまちちゃんの主張する「被ブクマページ管理者の意図」は、はてな運営としては重要度はさほど高くないように思えます

では重要視しているのは誰かというと「(はてブユーザー」です。

これは「被ブクマページ管理者」が記事タイトルを付加しないことを「表現」としていても、ブクマにおいては記事タイトルを付加する方を推奨していることからもそう思えます

はいえ、ブクマページの非表示化などの対応を見ると被ブクマページ管理者への配慮はするという感じでしょうか。

今回の虚構新聞場合は、以前から若干の編集合戦がありつつも付加しない状態で落ち着いていたのと同様に付加されていない状態です。

しかしこれは「被ブクマページ管理者がタイトルサイト名を入れないと表明してる(=多分ブクマでも入れられたくない)」という被ブクマページ管理者の意見を尊重したというよりは、ユーザーにとって意見が分かれた結果「希望通り付加しない方がよさそう」という判断が多かったと解釈すべきように思えます

これは「タイトルサイト名を入れろ」という要求が虚構新聞宛てに出ていた理由の一つでもあるでしょう。

ではそうでない表明されてないページの場合はどうすべきか。

これに関して言えば自分としては各ユーザーの自由にすべきではないかと思います

通常のサイト構築においては記事名とサイト名を両方記載する方が一般的です。

個人的な想像で言うと、最大派閥のどちらでもいい派を抜けば、付けられたくないと表明済みの場合は4:6もしくは3:7で付けない派有利、無表明の場合はその逆になるんではないかと思います

結論

以上から自分の主張としては

  • 「記事名付加は推奨」
  • 「記事名・サイト名の両方の付加も推奨」
  • サイト名付加は、被ブクマページ管理者の要望があればしない方が無難
  • 要望がない場合は自由。手間がかかるので多分誰もあまりやらないだろうし、やっても気付かれにくいだろうけど」

という感じになります

はまちちゃんが例に出したような悪意を持った変更には今まで通り他のユーザーによる再編集にて対応。そもそもシステム的にそれ以外対応不能でしょう。

主張が違う二人が延々と編集合戦をする可能性はありますが、それははてな運営が「該当アカウントに対する変更権限の停止やはてなブックマークの利用一時停止などの措置」を実施することで終わりになる気がします。

2011-11-01

絞首刑合憲判決について

絞首刑は合憲という判決が出た。これは当たり前であろう。死刑違憲などという判断が出るはずがない。この国が反逆者を「殺す」という選択肢を形の上でも放棄するはずがないかである。高見素直が放火殺人をした気持ちは分かる。こんな国に住んでいて、犯罪をしたくならない方がおかしい。しかし、体制は何枚も上手である人民犯罪を起こしたくなることなどはあらかじめ分かっていて、しかもめったなことではそれを許さないのが日本政府というものである。法は嘘なので、絞首刑は合憲、高見被告死刑、こんなのは最初から分かっていた話である。わざわざ判決など見る必要もない。主文や結論は分かりきったことで、判決理由は、今時何が面白いのか、裁判官自己満足であるニュースでは、死刑の合憲判決のところを強調していたが、本当はこんなものは強調するものではない。よほどの事情もなかったので、当然のごとく死刑判決という体制の判断が出た、というだけであろう。本来ならどうでもよい死刑合憲判決に注意を向けさせる辺り、いかに体制への人民の敵意をそらそうとしているかが分かる。実態は体制を怒らせた犯罪者を殺すという裁定が出ただけのことである

2011-10-30

http://anond.hatelabo.jp/20111030000741

まじで?そういえばそうかもしれないけどなんかソース的なものあったらくれ。

「最終」だったら高体連には覆せないけど、さっきいったようにルール違反した主審の決定もそれに含まれるかどうかは解釈だろ?つまり「常に覆すことは出来ない」みたいな裁定があったらくれってことだけど。


それはそれとして主審ルール違反してもその主審の判断が有効ってことには変わらないじゃん


ていうかなんか俺の言説の補強してね?何に反論してんのか分からん。俺が高体連を批判してると思ってる?

2011-10-28

まったく合法な自炊サービスを考える。 への反応の反応

http://anond.hatelabo.jp/20110907193725

を書いた増田だけど久しぶりに増田ログインしたらトラバがついてたんでお返事。

http://anond.hatelabo.jp/20111005112736

見てるかわかんないけど。

オプトイン・オプトアウトについて

許諾に関してだけど、業者はまずホワイトリスト制にすべきだよね。ブラックリスト制じゃなく。

これはそのつもりで書いてますブラックリストホワイトリストという言い方ではなくて、オプトイン、オプトアウトという考え方で。元記事にも書いてあるんだけど、日本法律ではオプトアウト方式は認められていないので、合法にやるにはオプトイン方式でないと無理だと思っています

オプトアウト方式が認められていないのに、著作権違反はいくら大規模にやろうと親告罪であると言うゆがみがあると思っているんで、個人的にはそこは改善されるべきだと思っているけど。フェアユース導入なり、大規模著作権違反の事案は摘発が可能なようにするとかバランスを取るべきだと思う。

自炊されたデータ違法流通した場合自炊業者の責任について

例えば自炊依頼のために許諾を求める業者は、その結果に責任取れるんだろうか?

例えば、何らかの事情データ漏れて実害が出たとき

その責任の所在を、自炊業者に求めるなら、法的リスク収益で割が合わないだろうし、事故として上限免責されてしまうなら、許諾するのが馬鹿らしい。

これはそもそも自炊業者には責任は発生しないと考えます。許諾を得ていればもちろんのこと、許諾を得ていない真っ黒な現状でも。

電子書籍でもDRMフリーで販売されているものがありますが、そのDRMフリー電子書籍違法流通して実害が出たとしても、DRMフリー電子書籍を正規に許諾を受けて販売した業者は責任を問われないのと同じです。違う言い方をすればコピー機を有料で貸し出しているコンビニや、ドキュメントスキャナコピー機を製造している業者が違法性を問われないのと一緒です。もちろん違法流通のために特別な何かをしている場合は別だし、幇助レベルではない別の違法行為があれば違います

実際に裁判で訴えられるとしても訴える側が自炊業者側に違法性を予見して未必の故意があった等と言う事を証明しなきゃならない事になるわけだけれど、そんなことはまず無理だと思う。

自炊業者と権利者との信頼関係について

証拠(因果関係)が希薄から自炊業者無罪なら、余計悪い方向だ。

実際、市場では自炊業者は縮小傾向。

ちなみに。

電子透かしを求めようが、何をしようが、業者が故意に行うデータ流出は防げないし、アフィリ等で流出の方が儲かる事情があれば簡単に崩壊する。

これは信頼関係を築いていくしかないと思います。と言うのはこれ電子書籍に必ずついて回る問題だし、昔は書籍についても同じ問題がついて回っていたから。と言うのは、販売量は業者しかからないと言う事だからです

最近の本でも伝統がある出版社の本なら奥付に「検印廃止」って書かれているのを見る事ができると思いますが、これは何かと言えば昔は出版社が作者に内緒でたくさんすって売っているのではないか(いわゆる偽版)を防ぐために、著者が検印を押した紙で確認するという事が行われていた名残です。同じ版をつかって作者に内緒で刷って裏流通させているんじゃないかと言う疑惑があったんですね。また電子書籍でもDRMがあろうがなかろうが、電子書籍販売業者が横流ししていると言う疑惑は当然ついて回ります

もちろん、「状況が同じだからって自炊業者が問題無いわけじゃないだろ」って話は当然あって、だからベンチャーなんかがぽっと出でやるのは難しくて、信頼のある印刷業者やら取次やらが既存自炊業者をノウハウごと買収してやるのがいいんじゃないかと言う〆にしてあるわけです

最後に。需要市場規模

自炊の可否が圧力になるくらいなら、そもそも電子書籍市場が先にできる。

電子書籍市場が必要ない位のニッチなら、そもそも圧力になんかならない。

実は元記事では触れてなかったけど、ここにある需要があって商売になるかってのが最大の問題としてある。でこれについてはなかなか難しい。

けど、逆にニッチからこそやれるのではないかと思っている。

今後電子書籍黎明期を脱してくるだろう思う。Amazonが来るぞとか言う印象論ではなく、

などが主な理由で、つまりは大手出版社が本気になりつつあるからと言う事なのだけれど、だけどこれは新刊や比較近年に発行されたものに限ると思うんだよ。

一方今自炊したいという人の話を聞くと、だいたい2種類需要があって

  • 新刊をタブレット端末で読みたい
  • すでにある本を電子化して圧縮してスペースを空けたい

と言う所なんだけど、電子書籍が普及してくると前者の需要は尻すぼみになると思う。と言うかむしろ成りつつある。わざわざ同価で販売されている電子書籍DRMがあるからといってわざわざ自炊する人間がどれだけいるのかというとそんなにいるとは思えない。

一方後者需要なんだが、こちらはむしろ電子書籍が普及すれば普及するほど増加してくるんじゃないか。今でも切実にスペースが足りない人は多い。たとえば私もそう。で、電子書籍環境だんだん使い物になるようになってくると、その欲求はどんどん膨らんでいくと思う。

また電子書籍で本を読むことが当たり前になってくると、古い蔵書を読みたいという時、紙じゃなくて電子化して読みたいという需要もどんどん増えてくると思っています

しかし、新刊書籍については需要もあるし、DTPデータも丸ごと保存された状態から発刊と同時に業務フローの一環で電子データを作る事ができるからコストは安くすむし、どんどん電子書籍が出るだろう。

一方、古い書籍はどうだろう?DTPデータが消えてしまっている、あるいはそもそもDTPで作られていないとかで電子書籍を作るコストも新刊書籍より高い。しか需要ニッチから作成コストがとれない。だから全ての書籍カバーすることなんてとうてい無理だ。ただこう言った事情から電子書籍が出ないのであって、権利問題がある訳ではなかったりするのも多いでしょう。電子化するコストは多くの人が言うほど安くはありませんし。

そこに、自炊業者と言うのは存在していけるのではないかと思うのだけれどどうだろう。確かに今の違法でありつづけることで必要なコストを払わない対価ではとても無理だが、たとえば引っ越し業者などと提携して、貴方の蔵書丸ごと電子書籍しますといったサービスとしてはありえるのではないか、許諾があるもの自炊し、許諾がないもの既存電子書籍がある場合はそれを案内しつつ、どうしても許諾がなく電子書籍化もできないものは返却する。(希望に応じて裁断だけ手がける)電子書籍化の要望が強いが権利者不明などの理由によってできないもの裁定制度を利用するといった電子ライブラリ構築エージェント的になれないかと思うわけです

こう言う希望があるからこそ、自炊業者はきちんと合法でやって欲しいと思うのですがね…。

2011-09-07

まったく合法な自炊書籍電子書籍化)サービスを考える。

http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1109/06/news064.html
 出版社からスキャン代行業者への質問状を全文公開、潮目は変わるか

こんなニュースが流れて、各方面ではテンプレート的な

  • ユーザーの方を向いてない
  • CDと同じ衰退する道を歩むのか
  • このRow_Gayが…

等々の反応が見られるわけだが、ここで合法的な自炊業者を作るにはどうしたらいいかと言う事を考えてみる。

なお

すでに自炊業者は「著作権者に許諾を取っているものしか扱っていない」という建前になっているので合法である

と言う意見は、権利者が「そんなもん許諾した覚えはねえ」と言えば終わりなのでその説はとらない。
 というか件の質問状「依頼者に私的使用目的であると申告させています。」と言う言質を取って非許諾リストを送りつける前段であろうから近々破綻するだろう。また日本著作権法オプトアウトは不可である事も考慮が必要である

合法的な自炊業者の条件

自炊業者が合法的になるには

  1. 著作権の私製複製を本人に限る条項を何とかしてクリアする
  2. 著作権者に許諾を取る

しか方法がない。とりあえず順番に考えて見る。

著作権の私製複製を本人に限る条項を何とかしてクリアする

これは、とりあえずいろいろな法律家が頭を悩ませたがどうやら判例から言っても揺るぎそうにない。なので、私製複製の範囲をなんとかして広げてやることを考える。唯一何とかなりそうなのが

五条の二

著作権法第三十条第一項第一号及び第百十九条第二項第二号の規定の適用については、当分の間、これらの規定に規定する自動複製機器には、専ら文書又は図画の複製に供するものを含まないものとする。

で、この著作権法第三十条第一項第一号及び第百十九条第二項第二号の規定と言うのは

第三十条 著作権目的となつている著作物(以下この款において単に「著作物」という。)は、個人的に又は家庭内その他これに準ずる限られた範囲内において使用すること(以下「私的使用」という。)を目的とするときは、次に掲げる場合を除き、その使用する者が複製することができる。
 1.公衆の使用に供することを目的として設置されている自動複製機器(複製の機能を有し、これに関する装置の全部又は主要な部分が自動化されている機器をいう。)を用いて複製する場合

で、第百十九条第二項第二号はこの三十条の罰則規定になる。つまり、今のところ、図書については「公衆の使用に供することを目的として設置されている自動複製機器」でコピーする行為も私的複製の範囲に含まれるのである

ただこの条項、文化庁のページにこんなもんが乗ってるPDF注意)ように、書籍出版協会、雑誌協会は廃止したいみたいでロビー活動実施中なんで下手するとどっかのどさくさに紛れて廃止されてしまう可能性もあったりするがそれはとりあえず置いておく。

するとどういう方法論が考えられるか、だが…素直に考えると、たとえば書店新古書店店頭裁断機スキャナパソコンが用意してあって自分で読み込んで持って帰るのは合法だし、裁断済みを固定してレンタルしてるレンタルショップがあって、その店頭スキャン装置を置くと言うのも、まま合法であると言う考え方になる。内容は全然違うが、書店店頭コピー機があるのと一緒だからだ。

実際には、裁断済みの書籍を、装置にセットしないと外れないクリップで束ねて貸すような業態が考えられる。
 貸した書籍をばらばらにされると商売あがったりなので、クリップは特殊な構造にしておき、店頭に設置してあるスキャン装置に入れ、USBメモリなんぞを差し込んで書籍を挿入すると、後は装置自動的にクリップを外して読み込んでデータUSBメモリに書き込むと言う一連を商売にする。書籍は一冊数十円でレンタル装置使用料は一回100円のような形にすればいいのではないかコミックなんかは一冊数百円なので10回ほど回転すればいいとか考えれば全く楽な商売であるが、正直極悪、流行したら出版業界を根絶やしにするに近い事になり、出版社も対抗して儲けにならないぐらいまで価格を下げ、焦土作戦のような事を決行して日本出版業オワタ、結局最後焼け野原が広がり誰も幸せになりませんでしたと言う事は目に見えているので可能性としてはありだが実際にやる会社はなかなか出ないだろう。また始めた直後に訴訟を起こされて大変なのは目に見えているし、専用の装置の開発などある程度の初期投資が必要になるので、先駆になる企業はなかなか現れないだろうと思う。ただ一度合法になれば爆発的に増えるだろうが。


またこの形だと店頭に足を運ぶ必要がある。ではどうするか。

完全にオートメーションにしてしまって、自分自動複製装置操作して複製した、と言う建前にするのである

自分で専用の箱に組み込んで送ると、現地ではそれがラインに投入される。ラインの中では人の手を介さずに自動的に全てが処理され、データレシピ通りに本人の所に届く。トラブルがあった時は多少人間が関わってもいいだろう(装置メンテナンスをしていると見なせないか?)

ただこれも一つ無理があって、宅配業者がどうしても間に入ると言う事だ。たとえ宅配業者が投入した後ラインが自動的に処理するように作られていたとしても、宅配業者が自動複製装置への投入を代行したことになってしまうのではないかという事である。なかなか厳しい。

また多種多様な本、完全なんて無理にしても、多くを自動処理なんてできるのかといえば相当金をかけても難しいと思う。

と言うわけで、この抜け道だと宅配型のサービスは不可能である
また店頭型もやり方を誤るととんでもないしっぺ返しを食って大変なことになるだろう。

著作権者に許諾を取る

次に著作権者に許諾を取る方向を考えてみる。許諾さえとれればいくらやっても問題は無い。
まずは「そんなことが可能なのか」という話から入る。

今回の記事

http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1109/06/news064.html

にもう一度注目して欲しい。賛同しているひとがずらずらと並んでいる。しかし。これは出版社出版点数に対して、決して多くはないのではないかという印象を抱かないだろうか?

私は自炊という行為についても、きちんと紙の本を購入している限りであれば、賛同する出版社や者は多いのではないかと見ている。

そういった事を期待して、

許諾の形式を柔軟に

と言うのと

と言った形で段階を選べるようにしたり、多少たりとも権利者にバックがあるようにして、権利者は一度売った権利でまた金が得られるようにしておけば、かなり許諾はとれるのではないだろうか。

これは大変地味な作業だ。特に当初は大変である。ただ許諾を得たなら、それだけで大変な武器になるのは間違いない。まただんだん一般的になって行き「あの作家の本は自炊サービスを利用出来ない」と言った話が広まれば圧力になりらだんだん楽にはなるだろう。

また、必要であれば

http://www.bunka.go.jp/1tyosaku/c-l/index.html
著作権者不明等の場合裁定制度

もできる限り利用していく。はじめは行政の壁があってなかなか大変だろうが、大量に出していけば行政対応せざるを得ないだろう。少なくとも著作権法を改正させるよりはよほど現実的な対応だ。

従来は書籍名で管理すると、完全に真っ黒の商売なので変に突っ込まれることからそういった管理は限定的だったが、このようにデータベースにすれば、書籍ごとに(著作権者への権利支払い料金も含め)価格を設定することもできるかもしれない。

そしてデータベースWeb検索できるようにしておくほか、依頼があった物は一つずつ検査をして許諾有り無しを仕分ける。
 あるいはお客が領できる許諾判別サービスなどを利用して、そこでチェックしてリストを添付させるなどとすればいい。誰の家でもある日常の道具、バーコードリーダーがつながるようにしておけば照合作業も楽に出来るはずである。チェック漏れや許諾がない書籍については実費で返却と言う事にする。

価格は従来の非合法サービスよりも高くなるのは間違いない。しかし、許諾を受けて合法であると言う錦の御旗を掲げれば、利用者もなんのひきめを感じることなく堂々と利用出来るし、また、その効力でそれ以外は非合法と言い切る事ができる様になる訳である

なので商用ベースには十分乗ってくるのではないか

ユーザとしては、すべて丸投げすることはできなくても、これで多くの書籍が一度に片付けばかなり便利なのではないか。抜けた奴は自前でスキャンするか、スキャナレンタルサービス自炊スペースなどを利用する方法である程度カバーできる。

やはりサービスで一番難しいのはなんと言っても著作権者の許諾である。なので結局ぽっと出のベンチャーがやるのはよほどの後ろ盾がない限り難しいだろうなと思う。

またこのサービスをやると電子書籍ビジネスにもある程度競合してしまう事になる。だから問題は誰がやるか、と言う事だろう。

一番いいのは、大手印刷会社が取次と組んで、既存スキャン会社提携するなり買収するなりして始めるのがいいのだが…。

2011-04-08

http://anond.hatelabo.jp/20110407222016

もう裁判にしちゃえばいいじゃん。

彼女の要求が本当に妥当なのかどうなのか、

彼女の巧みなソーシャルメディアの活用に関係なく

第三者が客観的に法に則って裁定するのが一番でしょ。

まあ、司法もおかしな空気を読んでおかしな事を言う事があるのが心配だけど。

しいメディアには失敗を糧にして成長して欲しい訳で、

常識を外れたクレーマーのためにそれが萎縮して芽を潰されて欲しくない。

2011-02-10

http://anond.hatelabo.jp/20110210164606

他人をバカにするのは簡単だが・・・

ならば、竹槍以外の何があったというのさ 当時の日本に。それを答えて欲しい

 

そもそも、今のデフレ日本国内の問題『だけ』じゃないんだから

経済グローバル化によって、世界中通貨と金利とが裁定されてしまう時代に 

日本国内だけが国内だけで所得税率あげようが、下げようが 根源的には焼け石に水だろと。(*1)

 

で、(*1)と仮定した場合に税率の増減の話題そのものが竹槍って事なんじゃないの?

2010-09-24

PS.

初めは一目惚れだった。

周りが見えない俺はいつものごとく暴走してて、やっぱり相手に引かれてた。

あーあ、またやっちゃったなーとか反省する暇もなく過ぎていく毎日。

きっと『過去にあんなことあったよねー」とか笑い合える日が来るんだろうけど、その人の傍には俺はいないんだと思った。

でも俺は諦めなかった。

顔を合わせる日には必ず下らない事で笑わせられるようにして、でもそれ以上近づこうとはしなかった。

その時はこの人には彼氏がいる事は知っていて、その相手もなんとなくわかっていた。

だからこそ、それ以上近づきたくなかったし、相手もそれを望んでいると思っていた。

みんなでカラオケに行った。

頭ごなしに否定から入る頭の悪い上司と、キレ者だけどあんまり信用できない先輩と、俺と、貴方と。

他の女の子の話をしてくる先輩にすごく焦ったり、自分の持ち得る中で最高の18番を歌いきり、そしてそれとなく、貴方が俺を見ている事を意識しつつ。

うその頃には貴方を好きになっていたんだと思う。

ふざけていたけども、だけども本気だったあの言葉

貴方に惹かれている俺はふざけていたけども、本気だった。

今までは言わないような言葉を言い、今までなかったメールを沢山した。

弱い俺は電話で、会って話したかったけど、それでもメールだけでも嬉しかった。

何気なく俺がリクエストした髪型にしてくれた貴方。

貴方はよく俺がリクエストした髪型にしてくれていた。

少し馬鹿な俺は背の低い人は髪を少し明るい栗色にして、ゆるくパーマをかけ、上の方でツインテールにしてくれる人が予々現れてくれないかと思っていた。

貴方が美容室に行くというので、ならば背の低い貴方はまさに俺の理想だと本気で信じていた俺は、熱くその思いを語った。馬鹿だと思ってくれて良かった。

そして貴方は俺の理想になった。

正直びっくりした。ショートにもしたいと言っていたし、髪が明るいのは嫌だとも言った。あまり期待していなかった。

けれども次に会った貴方は俺の理想で、しかもそれが似合っていて、貴方は少し恥ずかしそうにしていた。

その時、今まで隠していた気持ちが顔を出した瞬間だった。

頬を赤らめた俺のメールと貴方に恋をしている事に気がついた事務所。

まったくもって、貴女の髪型けしからんくらい俺の理想でどストライクだったので、ついそれをメールで言ってしまった。

外にタバコを吸いに出ていた俺は、まぁいつもの軽口だと思ってくれる、そう信じて事務所に戻った。

けれども事務所に戻ったら貴女しかいなくて、ドアを開けて目が合った瞬間、貴女は顔を赤らめて目を逸らした。もうやられていた。

自分の気持ちをごまかしながら話した日々。

MessengerのIDを手に入れた俺はさながらきびだんごを与えられた桃太郎のごとく、無敵の気分だった。

ほぼ毎日仕事が終わってから1時、2時くらいまで話した。もう何を話したか全部覚えていられないくらい話した。

根がネガティブで、弱くてくそったれな俺は貴女によく励まされた。

彼氏彼女と友達と。

3人で秋葉原に行く事になった。傍から見たらとても変な3人組だったと思う。

メイドカフェに初めて行って、萌え燃えキュンキュンとか言った。少し恥ずかしかった。

貴女は少し無防備な所があって、車が来ている時に思わず手を引いて歩いた。ドキドキした。

二人でご飯を食べに行った。

元々出不精だけど、幸いデートできる所は知っていたので、近場だからとか言っておきながら考えうる限りで最高の所に連れて行った。

貴女は彼氏がこういう所には連れてきてくれないと言っていたので、むかついたけど、どこか優越感があった。

滝が流れてるお店なんて初めてとか言ってはしゃいだ貴女の笑顔とその横顔はとても可愛かった。

貴女に思いを伝える決心をした。

正直辛かった。彼氏は直属の上司だけど、年は一つしか離れていなくて、家に泊まりに行ったりする仲だった。

ただの上司という訳ではなく、俺の中ではもはや仲の良い友達で、仕事が出来る上司はとても好きだった。男友達として。勘違いするなよ。

すごく悩んだ。あまり考えないようにしていたのに、眠れない日々が続いて精神的にも、体力的にも参っていた。

貴女に会いたいと言ってしまったあの日。

もうどこかおかしくなっていた俺は今まで愚痴る事は合ってもそれを貴女の負担とならないように笑い話にする努力をしていたのに、その日、ただ「会いたい」とだけメールしてしまった。

どうかしてる、こんな事を言ったら心配するし、何より感づかれてしまう。それだけはないように好きな人はいる事は言ってもそれを気づかせないようにしてきた努力が水の泡になってしまう。

次の日、貴女はとても俺の事を気遣ってくれていた。

そして想いを告げた。

もう無理だった。何もかもが辛かった。貴女の笑顔は俺を無敵のヒーローにするし、彼氏と飯を食っている時はさながら閻魔大王裁定を待つ極悪人のような気分だった。

仕事はもはや忙しさを口実にした逃げでしかなく、それ以上に俺を頼りに来てくれる客は甘いお菓子のようだった。

全てが壊れる前に貴女に想いを告げた。

俺を好きだと、そう最後に言った貴女。

夜中に呼び出した貴女は部屋着でチャーミングで、色っぽかった。多分一生ないであろう、釈迦のごとく俺は平静を保った。下半身は無情にも反応していたが。くそったれめ。

100%伝えきるには朝まで短すぎるし、けれどもこの想いを伝えたい俺は言葉を選んで告白した。

ふられると分かっていた。そしてそうなった。けれども最後に貴女は俺の事を好きだと言った。

怒濤言葉攻め

ふられて、もう終わったんだと。そう心に言い聞かせて、少し時間はかかるけども、また友達に戻ろうと。そう思った。

でもそんな事を聞いたらもう俺は引き下がれなかった。年齢の事もある。彼氏の事もある。まわりの人達、親、友達、俺。

その時の俺はもうそ彼氏と縁を切り、仕事を止め、夢が遠ざかるとしても、貴女とこれからの人生を歩もうと思い、貴女に俺の熱い想いを聞かせた。

けれども弱い俺は先輩を切れなかった。

お人好しではないけれども、仲の良い友達を切れる程、俺は大人じゃなかった。強い人間でもなかった。

時間が欲しいと言った貴女は眠い目とあくびを携えて帰り、俺は貴女と先輩の間で揺れていた。覚悟を決めたつもりだったのに、どうしてか。

もう仕事を辞めたけども、仲の良い先輩と会って、意味もない虚栄心を張った。馬鹿みたいだと思った。結局切る事ができなかった。

そして呼び出されたついこの前。

いつも通りを意識していた俺はとても上手く演じられていたと思う。ピエロとしての俺を。

中々本題に入らない貴女のその心の弱さが逆に俺の慰めとなった。吐き気がするくらい楽しかった。

そして、貴女は俺とは居られない、けれども傍に居てほしいといった。まったくもって、くそったれで、残酷で、甘くて、奇麗な世界なんだろうと思った。

全てに疲れた俺は貴女と彼氏仕事から逃げる事に決めた。

ふられたとしても、もうここまで近づいてしまったら貴女と彼氏の関係にしこりを残してしまった。貴女とは居てはいけないと思った。

そうして小雨の中、歩いて帰ろうとしたら貴女は俺の腕を掴んで送っていくと言った。辛くて、嬉しくて、キスをしたいと思った。

でも、それは叶わなくて、強引に貴女を連れ去ると、その唇を奪って全てを台無しにすると、そう言っても貴女は俺の腕を離さなかった。

もう貴女を突き放すしかないと思った。

まったくもって、俺は子供だった。それ以外の手段が思いつかなかった。今となっては対応方法なんていくらでもあったとそう思えるが、しかしそれしかなかった。

そしてもう嫌だと言って貴女の手を振り払った俺は貴女のその悲しそうな目と顔がこれから一生夢に出てくるんだと思った。

貴女は俺との関係を0にしたくない、友達でいようと言った。その優しさと残酷さが俺を追いつめた。

そして、全てが終わった。

この内容より短いし、ちょっと違う事や、書いてない事もあるけれど、夜中の2時から書いて、3時半に送ったメールは、人生で一番良い時間だった。

周りの人に迷惑をかける事はわかっていた。仕事から、彼氏から、貴女から逃げると決めていたけども、その時だけはとても穏やかな気持ちになれた。

けれども貴女に伝えきれてない事がある。逃げ出した俺はもう貴女に言う資格がないから、ここに書き留めます。俺の気持ちに嘘は無かった。それだけを信じて。

貴女がこれから歩む人は愚直で、不器用で、ちょっと不義理な所があるけれど、きっと貴女を不幸にはしません。

これからまた寂しい想いをする事もあると思います。また俺みたいなやつと友達になるかもしれません。

けれども貴女はもっと強くなりなさい。貴女のその寂しさを貴女の伴侶に託しなさい。

貴女が持つ寂しさは誰しもが持っています。そしてそれをぶつける方法は誰しもが悩んでいます。

しかし、それを恐れてはいけません。きっと貴女の事を愛している伴侶はそれを不器用なりに受け止めてくれます。

貴女を泣かせた俺はもう傍にいる資格はないけれど、それでも。それでも。

それでも貴女の事が好きでした。

どうか、幸せに。

PS.

諦められずに強引に連れて行ってくれたら、なんて最後に言うのはずるいと思うんだ。

逃げ出した俺はその資格はないけど、それでも貴女の所に行きたくなるじゃない。

まったくもって、貴女は小悪魔そのものだ。

2010-06-10

http://anond.hatelabo.jp/20100610175410

なるほどねえ…。

途上国がもうちょっと発展して裁定が働かなくなったときが本当の意味メリケン絶望する日になるのかな…。

2010-04-11

http://anond.hatelabo.jp/20100411105750

よくわからないけど、社会理不尽なものだから、それに耐えるために、子供の頃から耐えた方がいい。

ってのが、もう、なんつーか、間違ってるだろと。

理不尽は変えていけ、すこしづつでも変えていけ。他人に理不尽に耐えることを強要するなって話だと思うんだが。

 

いや、本当に多いんだよ。私も理不尽に耐えているんだから、あなたも理不尽に耐えて下さい。って人。バカじゃないの?って思う。

すこしづつでも、社会を良くしようとしている人たちに、悪いと思わないんだろうか?

 

ちなみに、サービス残業給料にというなら、素直に年俸制にすればよろしい。そしたら、別な法律が適用されて、すくなくとも、サービス残業という名目ではなくなるから。

そのかわり、契約以上の結果を出したら、ボーナス支払う義務(裁定する)が生じるけどね。

2010-04-01

asahi.com朝日新聞社):社説

郵政決着―擦り切れる「首相資質

ttp://www.asahi.com/paper/editorial.html

亀井静香郵政改革相らの案に沿って進めることを決めた。ゆうちょ銀行への預け入れ限度額を2千万円に倍増、

かんぽ生命保険の保障限度額を2500万円にほぼ倍増するという内容だ。手っ取り早く規模を拡大して収益

増やそうという安直な路線である。

弊害ははっきりしている。郵貯は資金の大半を国債運用している。資金が民間金融機関から郵貯に移れば、

企業設備投資などに回る資金が減り、経済の活力がそがれる。「中小企業いじめるような法案」(山口那津

公明党代表)と言われても仕方がない。

特定郵便局労組などの郵政ファミリーを引きつければ参院選には有利だ。そんな事情があったのだろう。政策

判断より政局判断を優先した、後ろ向きの「裁定」というほかない。鳩山氏のリーダーシップの迷走は、谷垣禎一

自民党総裁が言う通り、もはや「首相としての資質」が疑われるところまで来ているのではないか。

2010-02-28

任那日本クロニクル(3) 特亜騒乱と谷垣政権崩壊

任那日本クロニクル(2) 小泉総督朝鮮神宮

http://anond.hatelabo.jp/20100226014729

 

竹島問題を解決するために締結された「竹島任那交換条約」により、

日本任那慶尚南道)と済州島を手に入れた。

 

日本任那財団法人任那日本府」を設立し、任那経営の任に当たらせた。

任那日本府は、実質的経団連が運営主体であったが、

これは財政支出を抑え民間に積極的に事業運営を委託していくという、

谷垣総理(鳩山総理辞任後に就任)の意向に沿ったものである。

 

しかし、任那日本府の初代総督となった奥田碩(元トヨタ自動車社長)は、

任那移民を受け入れる意向を示すなどして、国内からさまざまな反発を受けた。

そのため奥田総督は、一期で辞任した。

 

後任は谷垣総理の裁定により、小泉純一郎が就任した。

 

小泉総督は、特に日本国内の保守派の支持を得るべく、任那に「朝鮮神宮」を建立した。

神宮皇后豊臣秀吉伊藤博文を祭神とする朝鮮神宮は、

官幣大社並の社格とされ、祭主黒田清子今上天皇長女)が就任した。

 

小泉総督は、この朝鮮神宮に颯爽と参拝する姿をメディアを通して日本国民に伝えることで、

世論の支持を得ることに成功した。

 

しかし、それは奥田時代に生じた問題を解決することには何ら関係なく、

むしろ小泉総督は、奥田前総督が計画した産業政策を、より強く推し進める政策をとっていった。

 

一方、韓国では、竹島の主権を日本から奪い取ったことに、韓国民は日夜、酔いしれていた。

竹島を得ることで支払った対価の大きさまでは、関心が向かなかった。

それほど竹島の存在は、韓国民族主義の象徴と化していたのである。

 

しかし、小泉総督朝鮮神宮に参拝する姿をみて、心情は一変した。

 

かつて10年ほど前の、韓国民にとっては忌まわしき、

小泉総理による靖国参拝のシーンを思い出したのである。

 

それはまた、韓国民に任那へ関心を向けさせる契機となった。

そしてようやく、国土の一部が日本領となっていたことに、韓国民は気付かされたのである。

 

ここにおいて韓国民族主義の象徴の地は、竹島から任那および済州島へと移動した。

 

韓国では若者たちが「日帝排斥」を叫んで、デモを起こした。

デモ隊は国境を越え、任那にもなだれ込んだ。

任那日本府や朝鮮神宮の前に、韓国若者たちが陣取って、盛んにシュプレヒコールをあげた。

 

この動きはさらに、中国にも伝播した。

中国若者たちも韓国での動向に呼応して、北京日本大使館を取り囲んだ。

そして「愛国無罪」を叫びながら、大使館に投石した。

国際法上問題のある行為だが、中国政府は見て見ぬふりをした。

 

日本国内でも、動揺が広がった。

民団日本デモを行ない、総連もこれに賛同した。

民主党鳩山由紀夫オーナー)は民団同調して、政府批判を強めた。

 

もともと、枠組みの弱い連立の上に成り立っていた谷垣政権は、

こうした国内外からの批判に対し、為すすべを知らなかった。

また、谷垣総理は小泉総督実質的な任命者であったため、連立与党内からも批判の声があがった。

 

このままでは連立が崩壊しかねないとの危機感をもった自民党内の中堅・若手グループは、

河野太郎衆議院議員を中心に結集し、谷垣総理に公然と辞任を迫った。

当初、自民党石破茂幹事長は、こうした動きを黙殺した。

 

しかし、連立を組む新民主党岡田克也代表)が、反谷垣派への支持を鮮明にしたことで、

谷垣総理の運命は定まった。

谷垣総理は、与党内混乱の責任を取り辞任した。

 

この渦中で、加藤紘一谷垣総理に、

「あんたが大将なんだから」と涙を見せて辞任の意を翻すよう、説得したとされる。(つづく)

 

2010-02-03

http://anond.hatelabo.jp/20100203191920

じゃあ、あなた、議論になりようのない議論をたちあげてしまった、ということは認めた方がいいと思うよ。

あと、あなたの言っている話は反論ヒエラルキーの話なのか、とちょっと思った。

http://mojix.org/2008/04/13/disagreement_hierarchy

DH0. 罵倒Name-calling): 「この低能が!!!」といったもの。発言者に対する罵倒

DH1. 人身攻撃(Ad Hominem): 論旨でなく、発言者属性に対する攻撃。

DH2. 論調批判(Responding to Tone): 発言のトーン(調子)に対する攻撃。

DH3. 単純否定(Contradiction): 論拠なしに、ただ否定。

DH4. 抗論(Counterargument): 論拠はあるが、もとの発言に対して論点がズレている。

DH5. 論破(Refutation): 論破できているが、もとの発言の主眼点は論破できていない。

DH6. 主眼論破(Refuting the Central Point): もとの発言の主眼点を論破できている。

 ちなみに蛇足ながらコメントしておくと、

 この反論ヒエラルキーって考え方は、、議論を立ち上げた人間クリアーな議論を立ち上げられている場合はまあ、10歩譲って、基準としては使えなくもない。

 しかし、誰がどういう文脈で何を議論しようとするか、っていうのは、極めてランダムで多様な振る舞いの中にあるからね。議論のアジェンダ・セッティングをした人間だけが、「議論」の場のコントロール権/議論の良し悪しの裁定権をもちうる、ということを一度、仮構しなくちゃいけない。

 ディベートみたいなゲームとしての討論の場合は、こういう反論ヒエラルキー的な発想はきわめて強力に機能するだろうけれど、実際の人間の話し合いは、ディベートのような空間ではなくて、もっと多様な意志のすれ違いだからね。ある一つの状況に多様な観察が生まれうる、という問題をぜんぶ無視して議論の良し悪しを判定できる、というのはけっこう難しいはなしだよね。

2010-01-24

http://anond.hatelabo.jp/20100123214510

プレイヤーが最初からwin-winを求めるのは筋違い。あくまで自分winを求めた結果、win-winの状況が最もプレイヤー利益にかなうというのならそうすればいい。

それは無理だな。

相手と自分win同調させようとしないものに、win-winの関係は構築できない。

仮にできたとしても、偶然の産物でしかなく持続可能なものではない。

あくまでたとえなので細かい違いを言い出したらきりがないのだが、裁判における弁護士検事のようなものだと思ってくれればいい。

それぞれがお互いの立場で争い、裁判官裁定する。このとき弁護士検事が、お互いの足場も忘れて裁判官のつもりで裁定するべきではない。それは己の仕事に対して不誠実であるということでもある。

裁判官がどのように判断するかを想定せずして、有効な主張や立証ができるものなのかね。

いかに自分に有利な法律構成であっても、裁判官が認めなければ何の役にも立たない。

民事訴訟にしても、大半が和解での決着だよ。互いに譲り合って解決する。

そこでエゴを丸出しにしたら、和解での決着よりも得るものが少なくなったり、かえって失うこともある。

ほどほどのところで相手を立てることが、結局は互いにとって良い結果となるもの。

したがって、必ずしも個のみの最大化を目指すことがいいってことはない。

むしろ、調和を目指す方が、かえって結果的には最大化になる。

つまり、君が共栄を考えるのは結構だが、それをプレイヤーである国家に求めるのは間違っている、ということだ。それを求めたければ、国ではなくもっと別のところにやってもらったほうがいい。

身近なところからでも啓蒙はしてるけどな。

国家といっても、結局は一人一人の国民から成り立っている。

国民意識を変えさえすればいいんだし。

EUAUの例だってあるし、アメリカも極端な一国中心主義から国際協調路線に変わったし。

2009-10-25

http://anond.hatelabo.jp/20091025101147

あっそうですか、俺の言葉の使い方はあなたの「普通」ではありませんでした。以上。おしまい

東洋って大きな括りで出しておいて、現代日本固有って意味で使う人間とまともに会話を成り立たせる自信がない。

意味わからん。誰も日本では「動物に配慮する発想自体がない」なんて言ってないぞ。

そうだね。君の主張は現代日本にはない、だったね。それも事実ではないけど。

むしろそういうものはあるが、生類憐れみの令に見られるようにそういうものは弊害の大きさ故に「定着しなかった」という歴史事実が何度も繰り返されてあるわけだよ。そしてそれに対する代替の思想がむしろ支配的に定着してきたわけであってだな。

定着してない?たとえば「生類憐みの令」が完全にそのまま続いたかどうか、というなら否だろう。ただ肉食の低減等は現実に起きたし、牛馬への配慮も一応は行われていたよ。

西洋的発想に対抗する形で提示された東洋的発想というからには、ヨーロッパに比べて動物福祉の実践が小さかったことを示さないといけないので、「生類憐みの令などがパーフェクトに定着したわけではない」というのは反証として不十分。

もっとも、東洋で君が行ったように、君が西洋という言葉を極めて操作的に定義しているなら、比較対象は歴史ヨーロッパ一般ではなくなるけど、そこまで察してくれと言われても、困る。

俺は最初から「横だけど」と言って入ってきているわけであって、あんたが最初にレスした元の人間と同じ発想だと最初から決めつけられても困るわけでね。

横から入ってきたって、それ以前からの議論の文脈を無視されると困る。

というか「人道的な屠殺の方がおぞましい」ってのが君の感じ方(西洋人wを説得できるとは考えてないにせよ)だったはずなのに同意しないんだ。

あのな。「人道的な屠殺の方がおぞましい」っていうのは俺の主観なんだよ。「犬や猫を食うのはおぞましい」というのと同レベルのな。俺は独善菜食主義者じゃないからそういう考えを普段は口に出さないし、まして人に押しつけようとはしない。しかしあんたは最初からその考え方を

牛や豚相手には単なる自己満足にしか思えない。

ましてそれを大事なこととかいって偉そうにするのはやめて欲しい。

と切り捨てて、一方で独善菜食主義者の意見は「自己満足でない」かのように「まだ納得できる」と言ったじゃないか。そのダブスタが気にくわない、というより単なるブーメランだと言ってるんだよ。

何がブーメランなのかわからない。

とりあえず、あなたは、その双方の主張が等価だということを示す必要がある。

どっちも等価であるっていうメタな視点を取れば上位に立てるっていう考え方こそ独善でしょ。

「どっちも等価」という”あなた”の主張を擁護しなければならない。

上位から裁定できる超越的な神の座から語ってるつもりだった?

それこそブーメランだよ。

ついでにいうと、実践的には自分も「食べることに感謝してる」人にいちいち文句つけて回らないよ。

自慢げに「業」を振りかざして周りを見下し、「馬鹿どもを論破できる!」って高言してる人には、たまに文句をつけることもあるが。

ちなみに「どっちも主観」なんていう卑怯な高みに立った物言いはできるだけ使わないようにしている、つもり。

2009-09-11

http://anond.hatelabo.jp/20090911163957

厳格すぎてネタ成分がないのはまずいというのは分かる。

しかしだな、あれは単なる宣伝に近いものじゃないか。

キーワードアクセス稼ぎの自己アピールの場になるというのも、ろくでもない選択肢だと思うぞ。

一人称的な文章で自己紹介的なことを書くのは、べつにはてなじゃなくても、アンサイクロペディアでもニコニコ大百科でもアウトじゃねえの。

あれはもともと、そんな個人サイトキーワードとして登録するのってどーよ、ということで議論になった。

で、それについては、はてな裁定でありになった。だから、キーワードになってるのは、別にいい。

しかし、だからって、ああいう説明文はどーよ、という話だよ。

2009-09-09

遠山の金さん」と裁判員制度

民智が偏向裁判サヨク判決を覆していくのか

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遠山の金さんといえば庶民感覚犯罪者を裁いた”名裁判官”として歴史に残る。通俗大衆小説モデルにもなり、何回かテレビドラマにもなった。

お白砂には花吹雪舞う刺青松方弘樹扮する金さんが颯爽と登場して悪を懲らしめ、弱き庶民から拍手喝采あびる

裁判官ヒーローがいたのだ。

江戸時代までは検非違使伝統が息づいていた所為か警察検察司法が同じ行政機関で行われた。警察逮捕し、検察起訴し、裁判所が法に従って結審するという近代概念はなかった。火つけ強盗改めの長谷川平蔵も然り。

大岡越前守も温情主義裁判で庶民に人気がある。考えてみれば南町北町奉行所の同心だけであらゆる民事裁判をまかなっていたのである。

江戸時代世界同時代的に俯瞰すると日本はたいそう治安が良かった。日本人裁判沙汰を好まなかった証左にもなる。

水戸黄門様は印籠をかざして即席裁判。これは超法規行為であり、そもそも黄門様は司法独立って概念を知っていたのかな。

そういうわけだから日本人は争い事が嫌い、裁判は避ける。なにごとも裁判で決着をつけ、交通事故でも弁護士をよぶ米国とは法律風土が違う。

だが世の中が変わり「国際化」というアメリカ化が進んだ。外国人犯罪ばかりか、外国企業との軋轢、特許係争が頻発し、あげくは米国からの強い要求が突きつけられる。日本弁護士が少ない、と。

この結果、二つの政策が実現した。まずは大学に雨後の竹の子のごとく誕生した法科大学院

米国陪審員制度に酷似

そして日本に馴染むかどうか不明な新制度、すなわち裁判員である。しかもこの裁判員が臨む裁判と言えば殺人傷害致死放火身代金誘拐などの重大犯罪であり、死刑量刑無罪かを決める「大岡越前」の小型ヴァージョンとなる。実際に最初の判決が八月初旬に実現し「業界予想よりすこし思い」量刑が下った。世間の常識裁判官常識を変えた例になった。

ともかく裁判員制度の発足は米国からの圧力が遠因、これに財界の要求が一致し、日弁連が便乗した。奇妙な、面妖な裁判員制度日本にうまれた。

左右の境界線がないまま賛否両論が渦巻き、「ともかく始めてみなければ分からない」ということになったわけだ。

さて裁判員制度本質的問題点とは何か?

議論は曖昧なまま、米国へのジェスチャーのごとくに審議が進み、国民が誰も知らないうちに米国流の「陪審員制度誕生となったことは述べたが、米国には黒人奴隷制やリンチによる縛り首があった。日本とは異なり犯罪者も多く、弁護士は百万人以上、なかには悪徳弁護士、アンビュランスチェイサー救急車を追いかけて患者から事故弁護士成功報酬でいかがかと注文をとる)もいれば、マッチ・ポンプもいる。セクハラでっち上げ日本企業から大枚をせしめた手合いもいる。

だから伝統重視の保守派がいきり立って反対の論陣を張る。教養の低い、裁判官に比べると法律知識のない素人にそんな重大犯罪を判定させて良いのか、それこそ左翼の思う壺ではないのか、と。

第一に無知蒙昧なる庶民が重大犯罪を裁けるのか。冷徹な判断が出来ず情実に走り、死刑を避ける傾向が顕著になるのではないのか。

第二に陪審員は買収されやすく誤審冤罪が多く死刑執行後に真犯人がでるケースが米国では頻発している。だから「逃亡者」というテレビは大ヒットした。反面で、陪審員黒人ばかりにして、妻殺しの「無罪」を勝ち取ったO・J・シンプソン事件のような法廷テクニックの悪用がおこる。

第三にこれは基本的に人民裁判であり、ソクラテスの「法は法なり」と言って毒杯をあおいで死ぬようなケース、あるいはマリー・アントアネットのように左翼お得意の人民裁判が復活する恐れはないのか。

上告審には適用されず、なんのために必要なのかは不明

細かな問題点はほかにも多々ある。

一、選挙管理委員会リストを元に無作為に選ばれる「裁判員候補者」は面接で拒否されることもあるシステムとはいえ、拒めば罰金とか、法廷密室での協議内容は一切喋ってはいけないが、違反した場合、数十万円の罰金とか馴染めない特徴あり。

二、籤による選任が「健全市井の人常識」を反映するのか

三、強制するのは憲法違反ではないのか?

四、多数決裁定することが本当に妥当なのか等々、問題点が沸騰する。

ところが新制度では凶悪犯罪の一審でしか適用にならず、高裁から最高裁へと上告するに従い、裁判員はおかれない。どのみち現在裁判で一審で終わる裁判は稀だから、それならいったい何のためにこういう「改革」が必要かも論議された。

裁判員制度導入に賛成する保守論客も意外に目立つ。代表選手コラムニスト高山正之氏だ。

高山氏は産経新聞ロスアンジェルス特派員時代に多くの裁判を傍聴し、陪審員制度精通し日米の裁判に関連する著作も多い。

法律解釈しか知らない裁判官、世間知らずの無知裁判官より大衆の叡智、つまり民度が裁いたほうが適正な判決が出やすく、主知主義、インテリの暴走、左翼優勢といういまの偏向状況を覆せる嚆矢になるかも知れないという。世間智の欠如甚だしきインテリの裁きより大衆のほうが賢いという日本人への信頼がそう言わせるのだろう。これぞまさしく遠山の金さんの時代への回帰ではないか。

ただし米国陪審員制度といい、今度の日本裁判員制度といい、これらは民主主義の発展とは相関関係にはない。司法民主化などというお題目寝言の部類であり、推進側だったはずの日弁連ですら一部は反対に回っているそうな。

 「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 

     平成21年(2009年)9月9日水曜日

        通巻第2702号 

2009-08-14

High Frequency Trading Systemでおかしな解説が出ているという話

高頻度取り引きシステムと訳すべきを、高周波取り引きシステム翻訳して、あさっての方向に説明が行っているのが、活字媒体に出ているらしい。

そもそも、高頻度取り引きが可能な状況というのは、高速で注文が執行されるという状況である。これは、arbitrage(アーブ、裁定取引)をやる時に、絶対に必要な条件となる。アーブは、同一の銘柄が複数の市場上場している時に、価格にズレが発生した瞬間を捉えて売買を行い、利益を上げる。ここに、HFTが必要な理由がある。ほんのわずかでも乖離した瞬間に、乖離したことに気がつかない間抜けの注文を、他の誰よりも早く売買を成立させて取り込み、ノンリスク利益を捻り出すには、HFTが実現可能な程の取り引き環境物理的に準備するというリスクが必要となる。そして、HFTを実現させる為のリスクを背負ってしまったら、アーブをやり、利益を上げなければならない。

同一銘柄という定義には、ETFやダウのような合成銘柄と、その構成銘柄のセットでの売買という手も存在する。こういった機械的アーブが通用するのはHFTが実現可能なマーケット上場しているモノに限られる為に、あまり適用範囲は広くないが、それでも、回転売買で量を増やせるので、ある意味では、ドル箱に出来るとも言える。そして、注文成立の優位が維持できる限り、アーブの利益を独占し、ぼろ儲けを続けられる。

こういった手法は株屋の裏稼業であり、投資銀行がやる事ではないという建前があったのだが、一度投資を始めてしまったら、そして、それで利益を上げてしまったら、投資を回収するまで止められないし、利益を確保できる以上、続けざるを得ないとなる。

目立たないようにやっているうちは問題にならなかったのであろうが、世界中大不況決算が赤字になっているときに、のうのうとアーブで黒字にしましたとやったら、それは、目立ちすぎるとなる。

さらに、注文成立の優位を確保・維持する為に、取引所に対してアンフェアな工作をしていたという話も出ているとなれば、"ちょっと頭を冷やそうか?"という話になるのも当然となる。

複数の市場において別々に、同一銘柄が取り引きされているのであれば、値段にズレが発生するのは当然で、そのズレをアーブを行う者が均してくれているとも言えるのだが、本来の出来高とは言い難い点に問題がある。アーブを行った場合、買った物、売った物は、かならず反対売買される事になり、その時の受け手が必要になる。出し手と受け手の間にアーブを行う者が入る事で、結果的に、本来払う必要の無いお金を取られてしまう事になる。

流動性の確保というのであれば、恒常的にHFTを続ける必要は無いわけで、欲張りが過ぎると叩かれるという結果にするしか無いのだが、本当に叩いてしまうと、出来高デコレーションしていたシステム売買が急速にしぼみ、株価も低迷する事になるので、それを避けたいという意思が働く可能性は否定できない。

落し所としては、取引所毎に注文成立の優位を設定する相手を別の資本系列にする事という内規をつけてごまかすか、あるいは、ダウ30種のように、アーブで食い散らかしても良い銘柄だけを集めたゴミ溜めを作って隔離するといった手法も、ありえる。

ダウ30種は、株屋がアーブをやっていた為に、株屋資本力では動かせない程の大企業の株を集めてやれるものならやってみろと作ったゴミ溜めであったのだが、今の投資銀行資本力では、ダウ30種ですら動かせてしまう事から、もっと大きなゴミ溜めを作るか、資本力を分割して小規模な存在に切り分けるかといった事が必要になる。

アメリカは、金融に力を入れすぎて、金融実業が振り回されるようになってしまっている。金融そのものでは人を幸せに出来ないのだが、金融社会の主軸であるかのように振舞っている為に、発生している問題とも言える。

2009-07-15

先物主導っていうじゃない

日経平均に関しては先物主導って良く聞くんだけど、TOPIXに関してはあまり聞かない。

これはやっぱりそもそもTOPIX先物の取引量が少ないからなのかな?

対象銘柄が多すぎて現物との裁定がやりにくいから先物主導になりにくい…とかあるんだろうか。わからん。

あと、日本語情報源ではダウやS&P500なんかに関してもあまり先物主導の上げ下げって聞かない気がする。

現物市場規模がでかすぎて先物の影響力が日経平均に比べて小さいとかそういうことだろうか。

現物市場での個人投資家の存在感の違いとかも関係ありそうな気がするけど、どうなんだろう。

誰か詳しい人教えてください。

2009-05-06

詐欺だって需要が無ければどうしようもない

http://anond.hatelabo.jp/20090504163059

こういう素朴な人たちのおかげで、

バカバカしい裁定仕事として成り立つ。

情報の非対称性以前のバカが多すぎて、

お互い納得した上での取引よりも、バカ相手に数をこなすほうが

儲かる場合も多い。

そうなれば、バカがいなくなるまではまともな取引は相対的に効率が悪くて

やりたくてもできないんだよ。

こんな商売ははっきりいって面白くない。できればやりたくない。

だから、もっと疑ってくれ、そんな簡単に信じないでくれ、

と常々思っている。

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