はてなキーワード: 大義名分とは
んないことが多いよね。
原作者は当然自分が書いたから全部わかってるって視点で作品を見てるけど読者はそうじゃない。
なので、基本的には原作者と読者は全く違う視点で作品を見てるから
原作者が正しいと思うことはわりと読者にとってはそうじゃないことが多いと思うんだよね。
かなり定期的に原作が解釈違いってことは起きているわけだしさ。
読者からするとなんか違うんだよなーみたいなのが通ってることが多い。
一番致命的なのは原作者なりのこだわり部分とかが多すぎて大体作品がもっちゃりして冗長になるイメージがある。
男友達3~4人で活動し、「あるテーマについての、バカな男子とその悪友たちのダベりとゲラ笑い」みたいなことを収録、編集でテンポをよくする。
余裕が出来たらちょっとした企画とかをやってもいい。深夜番組だった90年代の鉄腕DASHの短時間企画みたいな事が出来れば最高である。
インテリたちがホモソーシャルだのボーイズクラブだのを叩きまくる昨今だが、一般視聴者は男女ともに、そういうホモソ関係の若い男グループが大好きである。
というかホモソを批判している人が楽しんでるものが、端から見ればしっかりホモソ的コンテンツであることも多いわけで、それくらい娯楽として強い魅力がある。
うまく人気が出ればBL二次創作のネタにされだすので、それは覚悟しておくこと。
追記)ブクマカ達が「オモコロは若くないから違うし」って、「Fateはエロゲじゃなくて文学であり拙者はエロゲーマーではありませんぞ~!」みたいなことを言ってて笑ってしまったが、まあ「若い」は不要であった。俺氏(30代後半男性・職歴収入なし引きこもり・月ノ美兎のファン)からすればオモコロは若い範疇だが、たとえばハンチョウみたいな40代ボーイズクラブだってウケるだろう。マフィア梶田は35歳で杉田智和は42歳だし。
追記2)『水曜どうでしょう』はなぜホモソーシャルに陥らないのか 栗田隆子×西森路代なんて記事があるのを知った。既にブクマなどで言われているように、水どうは、ホモソーシャルの魅力たっぷりのコンテンツである。だが、フェミニズムが男性ホモソーシャルを悪としてきたせいで、フェミニストは「好みに合わないホモソもあるが、好みのホモソもある。ホモソーシャルは基本的に面白い」というシンプルな話に納得できない。そこでこの記事は自分達が楽しめないホモソコンテンツと水どうの違いを列挙することで、水どうはホモソっぽさはあるけど違うんだと言おうとしているのだが、だいぶ苦しい。フェミニストだって女性版ホモソは堂々と好んでる人多いし、ホモソはおもろいって認めていいと思う。記事後半でも下ネタトークはカットしていることに触れているし、女性をほぼ出さないことで男から女への視線を隠している、つまり水どうはペニスをカットして見せているホモソだ。
胸の谷間をこれでもかと見せる。太腿も時々見せるとなおよし。それをサムネでどんとアピールする。
また、たとえスタッフでも男の声や姿は決して出さないこと。男のチャンネルに女が出るのはそこまで問題でないが、女のチャンネルに男が出るのは嫌がられやすい。
サムネでおっぱいさえ見せてれば動画内容は何でもいいが、敢えて言うならば、プラモ作りとか、キャンプとか、釣りとか、いわゆる「オッサンのやる遊び」みたいなものがよい。
数年前に、「萌えキャラが男っぽい趣味をやる漫画、流行りすぎ」みたいなことがよく言われたが、Youtubeでは今でも、女がおっぱいをアピールしつつ男趣味をやるチャンネルが安定して人気である。
胸ではなく尻を武器にする手もあるが、アングルがやや難しい。筋トレや釣りなどしゃがむ姿勢が多い活動に縛られがちで大変だし、だったらTwitterでプレデターラットを着た自撮りをアップしてFantiaに誘導する方が手軽ではあろう。
A:巨乳の方が視聴者の目を引くので、多少の不利を背負うことは確かです。とはいえ致命的ではなく、(BANされない範囲で)露出する覚悟さえあれば十分戦えるでしょう。
付け加えるなら、サムネを工夫してどこか背徳的な美しさとエロスを醸し出すようにすると強いと思います。巨乳もそうですが、見た人をドキッとさせることが、エロに限らずサムネで釣るポイントです。
あなたのサムネを見た人がいけないものを見ちゃったみたいでドキッとして慌てて周囲を見回し他の人に画面をのぞかれてないか確認した後、あらためて画面に目をもどしてニマァッと笑ってしまうような、そういうのが理想です。
Q:女性ですが、顔に自信がありません。できれば顔出ししたくないです。
A:必ずしも顔を出さなくてもよいでしょう。撮影の際に、毎回顔が映らないアングルにするのが面倒ではありますが。
逆に、顔を出さないためという大義名分で、胸にクローズアップした画作りが自然になるメリットも発生します。
A:厳しいです。「人類は基本的に、うっすら女が好きで、うっすら男が嫌い」というように、男というだけで大衆への魅力に欠けます。
面白いことができる自信があるならば、YoutuberよりはオモシロTwitterアカウントとして活動し、万バズRTが起こせるようになったらYoutubeチャンネルを作るとよいでしょう。
Q:○○や××みたいな有名どころはそんなことしてない
A:100万登録オーバーみたいな奴らは運や才能が特殊過ぎて参考になりません。
5000人登録で結構すごい、1万登録で成功、10万登録が遠い目標、という規模感での話です。(男は成功した場合もう少し上を狙えそうですが、鳴かず飛ばず率が女より高いです)
Q:男が不利そうに書いてるけど、配信者のトップ層はほとんど男じゃん。しかも一人だったりするし。
A:ほとんどの男は世界中から嫌われているからこそ、たまにいる魅力的な男に人気が集中する、という勝者総取り構図です。
勝手に一夫多妻制のようになってしまうのが、面白くも切ないですね。
もうちょい詳しく説明すると、女性配信者同士の競争は、魅力度が2点、5点、7点、4点の人たちが競う環境みたいな感じで、7点の人が一番人気にはなるものの、2点の人にも理解ある彼氏面くんや熱心な囲いが現れやすくて、ファンが分散します。
一方、男性配信者同士の競争は、-4点、-1点、1点、0点が競う環境です。0点の人だって男性内ではまあまあの魅力がある方ですが、残念ながらほ見向きもされず、1点のアルファオスに視聴者が一点集中します。
よって人気ランキングの最上位は需要を総取りした男性YouTuberやタレントが多くなり、スーパートップではないがまあまあ見てもらえる辺りは女性が多く、誰にも見てもらえない最底辺には膨大な男性が死屍累々、ということになります。
「感動を与えてやるからお前らの税金じゃぶじゃぶ使うけどいいよね(ポッケ入れ入れ)」してる連中に対して言うべき言葉だろ。
それをアスリートに対して言ってる姿を発信するってのが露骨にパフォーマンスに過ぎるわ。
たとえば鉄道オタクが鉄道オタク同士で「鉄道オタクは鉄道の歴史を残すために撮影をしているんじゃない!自分の感動を残すためにやってるんだ!」と言ってそれを「感動した」「気付かされる」「うーむ」「学びがある」と共有してアクセス数集めてても滑稽なだけだろ。
お前ら鉄道の歴史を残すためにやっているという大義名分さえ無くしてるならいよいよ迷惑行為を繰り返す言い訳がゼロになるけど、それはどうするつもりなんだよっていう。
これが感動なら、それこそ盗撮者が「俺たちはインターネットにばら撒くために盗撮してるんじゃない!まず自分のオナニーのためだろ!」とか言ってたとしても「わかる」「正しい」「コイツは信用できる」ってなるでしょ。
たとえそれで金稼ぎや自己顕示欲満たしをする気がなくても盗撮してる時点でもう完全にアウトなんだから、どの面下げて正義を語っているんだと。
あのさ、オリンピックってのは既に多くの被害を起こしてるんだよ。
突貫工事のせいで世界中で問題が起きてるし、コロナ蔓延のリスクを開催地に背負わせてる。
税金は大量に投入されるけど、それによって齎される経済効果で国民のもとに生まれるリターンは払った分に全然足りてない。
一部の富裕層だけが更に私腹を肥やすために「感動」という言葉を利用して、利己的なアスリート達が我が身可愛さのために彼らの手伝いを躊躇せずに実行してることが問題なわけ。
そこで今になって「別に感動させるためにやってないけど?」ってのはどうなん?
でも結局またオリンピック開こうとして、それで税金使いまくって開催されたのに乗っかった時に「え?勝手にやってくれたから出るだけだけど?感動?は?自分のためだよ?」って態度をまた取るのか?
ほんまいい加減にせえよ。
「感動」の旗印で興味ない人間の財布にまで間接的に手を突っ込む行為に加担することを選んでおいて、いざとなったらトンズラとか2chみたいな事平気でやりやがるね本当。
ひろゆきを崇拝してそう。
誤魔化しという体にした大嘘だ。
「連続して休みを取ってる人も居ますよ!(普段休めないので仕事に空白ができたタイミングでまとめて取るしかないですよ。でも有給使い切れている人はメンヘラになって病休な人ぐらいです)」
「上司と気軽にふざけあったりしてますよ!(上司の悪ノリに愛想笑いで付き合わないといけない職場です。楽しいのは権力があって空気が読めない人ぐらいです。空気が読めると権力があってもそういう人達に傷つけられた人のフォローで胃を痛めることになります)」
「入ってすぐに研修がありますよ!(合宿上で根性論を詰め込むだけです。OJTという大義名分のもとに投げ出され、合宿で学んだ根性論で解決しろと丸投げですよ)」
こんな感じで、質問には言葉の上では嘘にならない範囲で答えているが、その裏にあるものを考えると嘘しか言ってないも同然だ。
一人で書類整理をしているときにはこういった誤魔化しの連鎖と風通しの悪さに苛ついていつか告発してやろうと燃えているのだが、いざ人前に出るとヘラヘラと嘘を繰り返すクズ野郎になってしまう。
自分でほとほと嫌になるが、こうでもしないとノルマを達成できないので仕方がない。
仕方がない。
最近ポリコレによってさまざまな創作物が強制的に現代の価値観に無理やり置き換えられ反感を買うことが増えている。
特に映画や映像作品で特に顕著で、原作にあった背景までも無視する改変ぶりに辟易している人は数多くいるわけだ。
商売から見てもバイオハザードのシリーズがシーズン1で終了するなど明らかに悪影響が発生しているのにそれをやめようとしない。
そもそも言えばポリコレに配慮していようが、その作品の出来が良ければ「それはそれであり」になるはずだ。それが出来ていないのだからポリコレが害悪になるのだ。
市民団体など圧力団体のせいってことも言えそうだけど、もうちょっとこの話は根深いし業が深い。
この話をするには近年のコンテンツ産業におけるとあるジレンマが関係している。それはアーカイブ化だ。
たとえばテレビアニメの場合、昔なら放送したらそれでおしまいだったから再放送がしばしばあった。機動戦士ガンダムなんかは再放送で人気が出た。
それがVTRになってVHSビデオを経て、DVDになって、そして現在それは配信に姿を変えた。
配信になったことで今じゃアマゾンプライムに加入すれば機動戦士ガンダムがある程度画質強化の上で、全話見ることが出来るわけだ。
レンタルで借りる手間もなく、カタログから選べば即視聴できる。
これだけなら実はそこまで問題ではない。厄介のはこの先の話。
既存のコンテンツはあくまで当時の技術で作られたものだから画質や品質が残念になりがちだ。
ところがここにデジタル技術とAIが入り込んできて事態は急変した。古い映画作品でも4K画質に耐えられる画質にされてしまった。
新作映画だと思ったら、ものすごく古い映画だったなんてこともしばしばだ。
そりゃそうだ。映像表現能力は2000年代中盤以降素人目にはほとんど分からない状態になってしまったところに高画質化技術が入って解像度が上がったのだから。
ゲームですらこの傾向が生まれている。かつてはリマスターで売りなおせばよかったのに、マイクロソフトは自動4K HDR フレームレート上昇を半自動で行う。
毎秒30コマで動かす前提でゲームを設計しているものが自動で60コマにされてしまう。ソニックのゲームが旧作なのに新作のような動きで動いてしまう。
つまり、過去作と新作はもはや垣根が存在しない。出来がいいものは延々と売れ続ける。任天堂スイッチのゼルダやマリオカートが延々と売れ続けるように。
こうなると新作を作っているところはたまったもんじゃない。新作だけを競合にしていたのに、過去作までもが競争相手になったらそりゃ無理ゲーだ。
だけど任天堂のように膨大なキャッシュフローを背景に品質上昇のためなら完成したゲームを塩漬けにしてもいいと言えるお化け企業にはなれないのだ。
ゆえに、どうするか、過去の作品を潰すしかないのだ。すなわち焚書である。
だが焚書には大義名分が必要だ。特定の権力者の命令ってことにすれば焚書も可能だが、現代においてそれは難しい。
だからこそゆがんだ正義感を利用する。過去作品は現代の価値観にそぐわないから排斥し、現代の価値観(ということにしたもの)に合わせた作品だけ
利用すればよいのだ。つまるところポリコレというのはあくまで商売のために行う焚書を行う上での大義名分に過ぎないのである。
で、結果と言えば普遍的なコンテンツを作っているところは延々と作品をアーカイブし続け、収益を得るかディズニーのようにアーカイブのために企業を買収するとかが横行しているわけだ。
そんなポリコレを適用したがるのは概ね、アーカイブが十分にできなかった負け組であり、そこが中途半端な予算とポリシーで過去作を墓から掘り起こしていれば失敗するのが道理なのである。
https://anond.hatelabo.jp/20220927205318
に関連して、
ヨッピーの「赤ちゃんは何を基準に親を判別してるか」の記事を見て思ったこと
https://magazine.cainz.com/article/97602
赤ちゃん」という生き物はたいへん面白く、とにかく成長が早いので日々驚かされる。
寝がえりを覚えてハイハイをはじめたかなーと思ったら、すぐにつかまり立ち、つたい歩きまでするようになった。出来ることがどんどん増えてゆくのだ。
これ今5歳児を育ててる身としてはまったく同感で、
特に誕生直後~3歳くらいまでは、できる事がどんどん(それこそ一日ペースで)増えて、「もうこんな事ができるようになったのか!」と驚かされる毎日なのだ。
自分で食事できるようになったり、着替えられるようになったり、歯磨きできるようになったりと、どんどん親の手がかからなくなっていく。
(これが4歳を過ぎると、ウソつくようになったり、言う通りに動かなかったり(あえて逆らって親の反応みて楽しむ)、少し思い通りにならないと癇癪起こしふて腐れたりたりと、自我が発達するにつれ手がかかる部分も出てくるが、全体的には手がかからず楽になっていく)
育児しながらフルタイムで働いてて、保育園は6時までに迎え行かんといけんので残業できないし、(最近はなくなったが)頻繁に発熱して自宅で看ないといけず休みとったりで、子の誕生以来は周りの子無し職員よりもだいぶパフォーマンスが落ちて(なにより仕事より育児のほうが楽しくやりがいがあるので、仕事に対するモチベーションが落ちてる)周りに負担かけてる部分もあるが、
組織のトップが育児支援・少子化対策を唄ってることもあり、「子を育ててるから」という大義名分がたち配置や仕事量で考慮してもらいなんとかなっている。
同僚に年老いた親を自宅で介護してる職員がいて、彼女はとても大変そうだ。
うちの職場には有給休暇と別に「子の看護休暇(上限年間5日)」があるが介護休暇は無く、育児に比べて上司や組織からの配慮も少ないように見える。
自分の両親は健康で、たまに子(孫)の世話を見てもらってるくらいなので、老親の介護がどのくらい大変なのかはわからないが、とにかくいつも疲れてるように見えるので、大変なのだろう。(体だけ悪かったり、体と認知とも悪かったりで、人によるんだろう)
育児は子の笑顔や生命力に触れてかわいさに癒され楽しいこともあるが、介護は・・・どうなんだろう?楽しいこともあるんだろうか?わからない。
プロの介護士が90歳の老婆から「そんなこともできないのか、バカ」と憎まれ口を叩かれカッときて暴行殺害して捕まったというニュースがつい先日あり、子の憎まれ口など幼稚で笑って受け流せるが、高齢者の憎まれ口はそれなりに刺さるところがありダメージが大きいのだろうなと想像する。
大きな違いと思うのが、育児は毎日子が成長して手がかからなくなり楽になっていくが、介護はどんどん親の健康状態が悪化してやらなければならない事が増えていくので先が暗いんだろうなということ。
先に楽になっていくのは希望になるが、先に大変になっていくのは絶望になるのではないだろうか。
子が成長したタイミングで、親がポックリいかなければ介護が必要になってもおかしくない年齢で、自分は耐えられるのだろうかと不安になってしまう。
愚痴を3mほど通り越して悪態の領域に両足が着地したが、こうでも言わねばやってられん。
弊社は自社サービスを提供したりシステムを開発したりしなかったりして生きている小さい会社だが、
仕事に支障さえ出なければどのタイミングでどれぐらい作業をしても構わない極めて自由な働き方ができる。
昨今は例のコの字の煽りを受けて(サービスの提供先がモロに煽りを受けていてその飛び火と言った方が正しい)、
賞与が消し飛んだりしているがそれでも労働環境としてはかなり良いと思っている。
肩書だけな達者なトーシローばかりよく揃えた物ですなと言いたくなるレベルで、
自分が入社してから最初に来た役員は、何をしてんだか全く分からない人だった。
話を聞く限り、一応そこそこの経歴を持ってはいるようだったが、弊社で何をしてるんだかがさっぱり分からない。
それでいてこっちが「そのツッコミ入れた場所が気になる理由って何なんです?」と牽制してみると、
「いや、自分はあんまりよくわかんないんですけど」などと意味不明な事を言い出す始末であった。
社内向けの通知も退社の挨拶もなく、本当にいつの間にかいなくなっていた。
結局、彼が弊社で何の仕事をしていたのかはついぞ分からず終いになってしまったが、
それでも何もしでかさなかっただけ彼は優秀だった。
次に来た役員は、技術力と営業力はコモンで、人間としてはカスレアみたいな輩であった。
こいつのヤバさは最初にオンラインで面談を行った時に一撃で分かった。
その案件・会社でしか通じないタイプの用語を、さも一般常識であるかのように吹聴する人間だった。
もはや、ルー大柴さんの真似をしようとして盛大にスベるただのおっさんでしかなかった。
無論、彼にも良い所はあった。
弊社は社長が割とノリと勢いでどうにかしてしまうところがあるので、
その後始末をしないまま放置されていた種々の問題がいくつかあったが、
彼はその問題点を正しく指摘し、改善の方策をいくつか打ち立ててくれた。
「なんだ、癖は強いけど良い物持ってるじゃん」と思ったのも束の間、
こいつはとんでもないやらかしをして社内を大混乱に陥れた。
構想のレベルであって製品はおろか正式な企画としてさえ通っていないサービスを、
あたかも正式サービスしているかのように営業してしまい、最悪な事にそれで契約を取ってきてしまったのである。
当然開発部が黙っていない。その呪われた案件が社内に飛び込んできた瞬間にゴングは鳴った。
そしてその役員が「企画段階で製品を放置してる開発側がどうかしてる(意訳)」と言い出したらしく、
開発部は激昂したらしい。シラクスの市にやってきたメロスもかくやという激怒っぷりである。無理もない。
この孤独な王の邪智暴虐っぷりは開発部だけに留まらず、運用部にまで及んだ。
まず手始めに、性格的な問題で仕事を抱えがちだった人を会議漬けにし、
医師からぶっ叩かれて勤務日数を強制的に減らされる事態にまで追い込んだ。
更に最初から不仲だった人に対し、その人が参加者として名前が載っていない会議に来なかった事を理由に評価を下げると言い出した。
最終的にこいつは弊社の利害関係的に一番重要な取引先の重役に喧嘩を売って騒ぎを起こし、解任された。
外部的には一身上の都合による退任という事になっているらしいが、実際の所は懲戒免職に近い。
彼が残していったのは、ありもしない製品を提供しなければならないという無茶な契約と、業務改善の大義名分の元に生み出された多額の赤字だけであった。
そんなこんなで散々な目に遭った我々社員だったが、
社長が懲りずに拾ってきた今の役員がどうも前2人の融合体みたいな感じである疑惑が浮上していて大変に辛い。
誰が現実世界でモンスターを融合召喚しろと言ったのか。電網の落とし穴に落としてしまいたい。
この役員、普段何の仕事してんだかさっぱり分からない上に開発部と運用部の財務状況にはやたら口を出してくる。
その上、気に要らない奴に対して「自分のチャットに即レスをしなかった」という理由だけで解雇を仄めかしたりと前の役員以上の横暴を働こうとしている感があって大変に困る。
マジで社長はどっからこんな深淵の担い手を見つけてくるのか、まだダゴンを雇った方がよっぽど仕事をしてくれるだろう。
会社自体に不満はないので本当にこの辺どうにかしてもらいたいし、困るのが社長自体は別に悪い人間ではないという点だ(仕事面で有能かというのはまた別にして)。
何より「社長の人を見る目が無さ過ぎたので」という理由で転職するのもあまりに馬鹿馬鹿しい。どうにも頭が痛いところだ。
今の役員は来てからそんなに年数経っていないので様子を見たい所だが、その時間がもったいないような気がするのも事実だ。
こんな悪態を最後まで見て頂いて本当にありがとうございます。
もし、「本人は良い人だけどその人の周りがロクでもない」みたいな人との付き合い方みたいなのがあれば、こっそり教えてくださると幸いです。