はてなキーワード: ラストとは
スーパーとかドラストで199円とかで安売りされてる芳香剤あるやん
あれ系めっちゃ香るんだけど、わざと嫌いなタイプのにおいのやつ買ってきて作業机の上に置くと凄いわ
まあお熱いですな。アメリカはあなたにとって縁もゆかりも住んだことも選挙権もないよく知らない国なのです。アメリカ通気取りであーだこーだとアメリカ国民を悪意と偏見を持って見るのではなく、もっと謙虚に彼らの選択に敬意を払いましょう。
確実なのは前回は赤色だったラストベルトも今回は青色に染まったとのこと。工業分野の米中貿易に障壁を設けられて、グローバル経済こそが自分たちの利益だったと彼らは痛感したんでしょう。保護貿易が自分のためになると信じてブレグジットに賛成したイギリス人労働者が、ブレグジットを理由とした工場のイギリス撤退で失業したなんて話もありました。間違いを正そうとするアメリカ国民は素晴らしいですね。
まあ私は日本人として、田舎在住の高卒自動車部品工場労働者として、彼らの選択はふつうに嬉しいですよ。自分と家族の生活に直結する深刻な事態ですからね。バイデン大統領になったところで日米貿易協定が今更反故にされることはないでしょう。しかしバイデン氏はトランプ氏のように「日本はアメリカからの自動車輸入に高い関税をかけている」なんてデマを流すようなことはしないでしょう。(実際の関税は米→日は無、日→米は2.5%)。
きっとあなたがお捨てになった田舎に住む農家のおじさん達もほっとしているでしょう。遺伝子組み換え表示も拒否するアメリカ産の安い農産物がどっと入ってくる懸念は後退したのですから。
バイデンはグローバリズムではなく、トランプみたいな保護主義打ち出したんだけどな
両候補がラストベルトを意識して訴える政策はいずれも保護主義的な色彩をまとう。バイデン氏は国外生産品の米国内での収益に課税する「懲罰税」を掲げ、企業の米国生産への税控除を打ち出す。連邦政府が米国製品を大量購入する「バイ・アメリカン」では、政府が4年で4000億ドル(約41.8兆円)の調達費用を出す。
トランプ氏も中国から雇用や生産拠点を米国に戻した企業に税優遇を与える「脱中国」の税制を唱える。労働者の保護をめざす異色の税制で足並みをそろえることが、ラストベルトの重要性を象徴する。
・おもしろい
のはもちろんのこと、
・ラストの段階で大きな疑問が残っていない、あるいは頭には浮かんでいない
・悲しい系の衝撃から立ち直れている
・ストーリーが把握できている
・ラストシーンが綺麗
あたりも満たさないといけない。
となると
問題をすべてキレイに解決した上で最後の数分間に大量の新展開をぶち込み、爽やかに終わる
くらいしか思いつかん。
もっといい映画は他にもあるんだけど、ラストの良さがスタンディングオベーション感にはかなり効いてくる感じがあり、純粋に良いだけの終わり方じゃあなかなかその粋には達せない。
スタンディングオベーションしたいんですよね。
バックトゥザフューチャー1が終わった瞬間のあの笑い泣きしそうになる感じをまた味わいてえよ。
ふーん、きめつブームなんすね
内容はさて置き、前提知識が成り立つくらいの、にわか にはなった。
〇〇の呼吸とか、市松模様とか竹筒咥えるとかそんなミームの背景は知ることができた。
ただし、今時点で最終巻が発刊されてないので、結末を知らない。ジャンプのアーカイブとかを浚うほどの熱量はないので、
「そのうち、最終巻でたら読んでおくかな」
と、詰む読リストに入れた。これはこれで楽しいToDoリストなので良い。
sns界隈に跋扈する(ブクマもそう)完結した作品のオチを会話の下地にする人たちがいる。
このコメにも、多数のネタバレ(と思われる記述)が含まれており、私は攻撃を受けた。
私が間違えたことは、過熱されているブームの最中に安易に飛びついてしまったこと。これを悔いている。
にわか程度の知識で済ますのであれば、最終巻が出たあとで手に取る程度でよかった。
ミームも含めて楽しむのであれば、もっと前に注力すべきだった。
先日ついに塩漬けしていた「いちご100%(I's、ToLOVEる)」と「戦場のピアニスト(帰ってきたヒットラー、シンドラーのリスト)」「ひぐらしのなく頃に」を消化した。
テレワークの昼休憩でリビングに来たところ、父がサーターアンダギー4人前を作ろうとしていた。
ドアを開けた私の目に飛び込んできた光景
・溢れそうなほど粉が入ったボウル
・そこからちまちま卵の入ったボウルに粉を混ぜ入れる父
・エプロンつけてない父
地獄絵図というのを人生初めて見た気がする。胸のざわつきがすごい。
初めてのお菓子作りがサーターアンダギー…ハードル高すぎないか?
父はレシピをちゃんと見ないことで有名で、ナポリタン作りでソースやらチョコやらを入れた物を錬成した経歴がある。
サーターアンダギー…。うーん、どうだろう…。
昼ごはんを用意する傍ら、「エプロンつけて」「レシピは半量にしなかったの?(※卵は5個使っている)」「泡立て器に入り込んだのはボウルの下の方に叩きつけると出るよ」など、世話を焼いてしまった。焼かずにいられようか。いや、無理だ。(反語)
沖縄旅行で食べたサーターアンダギーにいたく感銘を受けたそうで、ケンミンショーのレシピをメモって、今回実施に至ったそうな。
本当に悪いんだけども、ケンミンショー、そのレシピだけは放送しないでほしかった。ケンミンショーに罪はないのはわかってるんだけど。
揚げの段階に入ったようで、油を小鍋にダバダバ入れたところでリビングを離れた。
怖い。怖すぎる。だれか助けてほしい。
【追記】サーターアンダギー、無事に作れました。爆発もせず本当によかった…。
増田家では揚げ物は数年行われておらず私も未経験のため、過剰に心配してしまったところもあります。
お騒がせしました。炎上しそうならすみませんが消させていただきます。
【追記その2】ホッテントリ入り!?まさかそんなことが。ありがとうございます。
炎上(ネット)ではなく炎上(物理)でしたか…ご心配ありがとうございます。家は無事です。
父は作り慣れた料理(チャーハン、スクランブルエッグ等)は上手で、後片付けも手慣れたものでした。今はキッチンぴかぴかです。
わかります。火加減等のテク不要、油も出ないので安心ですよね。
>ドーナツは下手すると爆発(誇張でなく爆発)する〜
これです。これが不安でした。小型爆弾作ってるぐらいの気持ちでした。
>4人前というとことろが泣ける。“お父さんは家族全員を喜ばせちゃうぞー“〜
単純にうっかりのようでした。増田家、父・母(小食)・増田(小食)の3名なので食べ切れるかな…。
>サーターアンダギーにも罪はない
ごもっとも。
【追記その3・ラスト】サーターアンダギーは母にも好評でした。
父がブコメで人気(かわいい、和む)らしい、と母に伝えると、ニヤニヤしながら父の元に向かい背中をわしゃわしゃなでてました。平和です。
理路を求めて長文をしたためる人の文章に理路がない、というのは置いておいて。
今回のアツギの件に怒っている(主に)女性は、理路以前の、日々の生活における不便を助長する(痴漢に怯えたり、あからさまな視線を向けられたり)、現実の可能性に怒っているんだろうと思う。
エロイラストの表現の自由を守りたい反フェミ?勢や、理路がない…と首をかしげる人たちは、表現の自由という「理念(風の我儘)」を胸に発言をしているので、女どもには理路がない…と思うのかもしれないが、こちらは理路だけでなく、もっと切実な「現実」というイシューを思い批判の目を向けている。現実と理念(風の我儘)とのぶつかり合い。
「理路がない」と思う人にとってはタイツは非日常(オレサマのエロの自由!という理念)であり、少なくない女にとってはタイツは日常であり、日々エロ視線にうんざりさせられ、自衛や撃退などをさせられている現実がある。
今回、アツギは割と広く燃え広がり、まだ燃えていて、いわゆる普通の女一般が色んな理由でNoを言っている。だから理路がないように見えるのだろうが、それは理路がないのではなく、女が毎日直面させられている「現実の色んな迷惑」がある裏返しである。なので、当然、批判の方向性もバラバラでその「理路」に統一感がないように見える人には見え、マンスプレイニングよろしく「理路がない女の話なんか聞く必要はない!」と炎上に薪をくべている。
「女の立場」における理路は、これらのうんざりする性差別の現実のあとに構えている。
「何を今更、ずっと視姦し続けてきたのに」と、「女が現実に直面させられ続けている迷惑」の矮小化やセカンドレイプめいた女性性の軽視が見られたり、表現狂戦士が「女には理路がない」と差別を公言したり、そういう点が、ジェンダー的な、構造的な「理路の問題点」だと言える。
今回は現実の迷惑が火種になってるので火の広がりが広く、それに薪をくべる男性からの性差別という理路的(というか形而上的な)な言動への批判が構築されている。無能な味方が、山火事の真っ最中に、キャンプファイヤーのように性差別構造を良く燃える薪でくみ上げていっている、二段構えの炎上だろう。
はは、呑気だねー。
https://anond.hatelabo.jp/20201105120324
ちなみに救いようのないゴミと思ってるから、あれを好きな人はスルーで。
そうかー。完全に個人的なキャラ観なんだけど、果林がそこまで『スクールアイドルという競技自体』に思い入れがあるとは思わなかったな。
せつ菜とか絵里とか、『人』に対してライバル心を燃やすだけで、スクールアイドルはその手段かなって。
少なくともライバルが練習もできないのに、一人で己を高めるような人物とは見えなかった。
まあキズナエピの記憶も曖昧なので、そうでない描写があったのかもしれん。
ランジュがムカつくから、今は臥薪嘗胆でも絶対倒したるわ!って理由で行ったならまだ納得できたんだけど。
口ではいつか倒すみたいなことも言ってたけど、全く熱さを感じられなかったし、言い訳にしか聞こえなかったからね。お前はるろうに剣心の宇水か。
元増田は触れてないからどう思ってるのか分からんけど、私はあんな人情の欠片もない奴を愛さんとは認めないわ。あれは受さんだよ。
仲間が困ってるときに見捨てて! 監視委員で弾圧してくる糞野郎のところへ行き!
別に諫めるわけでも友達になるわけでもなく、間抜け面でバックダンサー!
なんかもう語るのさえ嫌だな…。アニメを見返そう。
虹ヶ咲学園がクズ理事長のもと縁故主義と人権侵害が平気で行われるゴミ学校となってしまったのも酷い。もう廃校になっていいよ。
でも仕方ないんだ。
オタクを続けていれば糞シナリオの一つや二つはどうしても遭遇するものだ。
自分の場合は十年以上付き合ってきた遊戯王がアークファイブで大炎上した記憶がやはり大きいし、艦これ3話とか、古いけどアニメCanvas2の最終回とか、つくづく酷かった。
(けもフレ2は1話切りしたので何も言えんが)
「仮にもプロが書いてるのに、素人でも明らかに駄目と分かるものが何で出てくるの?」と毎回思うんだが、とにかく出てくるんだ。理由は知らん。
そもそも当のラブライブが、無印1期のラスト2話でとんでもない糞展開を見せた。
当時はマジで体調崩したし、あの話のブルーレイだけ未だに買ってない。
今思い返しても、構ってちゃんのことりと無責任野郎の穂乃果の行動はカスだと思う。
でも今はことりも穂乃果も好きだよ。
それはやはり、あの後に大量の供給があって、糞シナリオの印象が薄れていったからだろう。
虹ヶ咲もアニメで2期や映画と続いて、スクスタなんて忘れさせてくれればと思う。
多少駄目な程度なら――例えば『本人に相談もなく独善で鞠莉を留学に追いやった果南』くらいなら、何とか擁護したり二次創作でフォローしたりって気にもなるんだけどな。
今回レベルで駄目だと、もう自分の中でなかったことにするしかない。
元増田ほど全体を見極めようって気にはならないし、21章はよっぽど世間の評判が良ければ見る、くらいかなあ。
20章が公開される少し前に、彼方ちゃんのメルヘンスター衣装のために1万5千円も課金してしまったんだよ!
数日後には起動すらしなくなるアプリのために1万5千円…。
あああ…アホなことした…。
20章にも不安はあったけど、1周年で反省文出してたから油断してたんだよなあ。糞運営は何があろうと糞運営だって気付くべきだった。
まあ、アニメ連動ストーリーは良いから日曜には起動するし、そのための金とでも思うしかないな。
スクフェスはUI改悪でとっくに引退してるし、自由な時間ができた。
来週の璃奈誕に向けて創作に励もう…。
・はじめに
スクスタ20章をクリアしました。実をいうとストーリー攻略をサボってて、17章で止まっていたのですが、20章をプレイした人たちの阿鼻叫喚を聞いて、気になって急いで進めました。
クリアした感想としては、確かにこれは賛否が別れそうなストーリーだな、と感じました。基本的に私は物語を客観的に見るようにしているのですが、やはり見てて辛い部分もありました。
自分の想いをまとめるために、拙いですが文章を書かせてもらいます。題名の通り、単なる私のお気持ち表明ですので、賛否あると思いますが、他の誰かの感想を否定する気は毛頭ありません。
あと、ネタバレがありますので未クリアの人は気をつけてください。
後、誤字脱字も多いと思いますが許して。
・ 鍾嵐珠(ランジュ)について
19章のラストで登場して、20章でニジガクを引っ掻き回すことになったランジュ。強烈なキャラクター性と理事長の娘という立場もある同好会を徹底的に追い詰める役目だ。
最初に言っておくと、彼女が嫌いだという人がいるが、その意見は正しい。20章における彼女の役割はまさに敵役とも言っても過言ではない。強権を使って(しかもそれは彼女自身の力ではなく理事長の娘、生徒会長の幼馴染という立場を利用して、だ)同好会の自由を奪い、主人公を蔑ろにする。普通にプレイすれば彼女に良い感情をもてというのが無理だ。
しかし、その一方でメタ的な視線を持てば、1話全編でいきなりMVが入ってきてることからすでにモデリングがなされており、曲データも存在することから何らかの形でプレイアブル(と表現するべきかはわからないが)になるのもわかる。
現在、彼女に対する嫌悪感を感じる人が多いのはそれが合わさっているからじゃないだろうか。強権を使って同好会に対してだけ圧政を布き、分断させ、プレイヤーの分身たる”あなた”を蔑ろにする。そんな憎いやつなのに仲間になる可能性が高い。とてもじゃないが受け入れられない、という気持ちが強いのは当然だ。正直、私もその気持ち悪さをどうするべきか悩んでいる。
同じようなことは彼女の幼馴染でもある栞子にも言えるはずである。彼女も個人的な感情で同窓会に対して強く当たっていたが、現在は(正しくは19章まで、だが)同窓会のメンバーとして馴染んでいるし、受け入れている人の方が多いだろう。これは、栞子がシナリオを進めていく上であなたや同窓会のメンバーと交流し、理解して言った上で仲間になることが分かったからだ。心情的にも受け入れやすい。
対するランジュは正直言ってプレイヤーから良い印象はない。幼馴染の栞子が「彼女も悪い人間ではない」とフォローを入れてくれているので、本当は良い部分もあるんだろうが、現状ではプレイヤーはそれを理解できるシーンがない。そんな状態で仲間になる可能性があるのは、受け入れがたいものだと感じる。
一方、彼女の言ってることはある種の正当性もある。スクールアイドルは良くも悪くも見世物だ。表現する側はともかくとして見る側からすれば完成度が高いに越したことはない。それを彼女はプロの力を借りて高度な物へと持っていっている。手段はともかくとして表現する側として完成度が高いものを追い求める姿勢は間違ってはいない。
だが、スクールアイドルとしてどうなのか、なのだかこれは後で纏める。
・果林の選択について
20章で最も批判が集まったように感じているニジガクメンバーの分断。果林と愛はランジュの言葉に一定の理を感じて同好会を離れて部へと向かっていった。正直、果林と愛を推している人には辛すぎる展開だ。私は箱推しなので辛うじて堪え切れたが、自分の推しがシナリオの展開とはいえ敵対する展開は見たくないと思うのは当然だ。しかもそれが、同好会のメンバーを苦しめる役目なのだ。受け入れがたいのは当然だ。
特に果林は同好会ノメンバーにたいして「馴れ合いで入ったわけではない」と言い放ち、ランジュの持っているプロの技術を使ったスキルアップに対して理解を示している。これに私も最初は戸惑ったが、納得はしている。納得できても辛いのは辛いんだけどね。
元々、彼女は読者モデルをやっている。モデル業界には詳しくないものの、アイドルと同じように競争は激しい業界のはずだ。彼女はそこで人気を保つためにあらゆる努力をしていた人間だ。体形に気を使い、いろんな研究もして人気の読者モデルとしての地位を確立した。だから学校でも有名人で、食堂にいれば名前も知らない下級生から話しかけられて、黄色い声を上げさせる、元々はそういう人物である。
そんな彼女がランジュの言葉に理を感じるのは当然だ。少なくともランジュの用意した環境は下手なスクールアイドルでは実現できないレベルのものだ。そこにいることでスキルアップが望めるのならば向上心の高い彼女がそちらを選択を不自然なことではない。これは彼女が薄情というわけではなく、彼女自身がそこまで”スクールアイドル”という存在に本気になっているからだ。だからこそ、貪欲にスキルアップできる場所があるならそちらに向かう。それが例え同好会のメンバーを裏切るような形になっても、だ。理解はできる。だが、やっぱ見てて辛い。
彼女はとにもかくにもギャップが印象的なキャラクターだった。クールビュティーではあるが、子供っぽいところやウブなところ、抜けているところがとにかく描写され、親しみやすい人物として描かれてきたし、プレイヤーもそう思ってきた。だが、20章ではそういう部分は鳴りを潜め、大人としての視点を持ち、ある種残酷な選択が出来る部分も描かれた。19章までの親しみやすい彼女に慣れしたんだプレイヤーが困惑するのも当然ではある。
・エマの怒りについて
果林がある種、大人の選択をしたこと、そしてランジュに対して彼女が最も過敏に反応している。普段のおっとりさからは想像できない、怒気を孕んだ言葉で対応しているシーンが多い。特に果林と対峙した際の会話が顕著。最も、皆を幸せにしたいと願いスクールアイドルをしている彼女とランジュの姿勢は真っ向から対立するものだし、彼女がはっきりとは言わないものの、彼女を拒絶しているのもちょっと新鮮だ。……新鮮なだけで見てるこっちのこころはボロボロなわけだが。アニメニジガクの5話見た後にこんなの見せられるの拷問以外のなにものでもない。
だが、エマは果林に対して怒っているというわけではなく、ランジュのバックダンサーにされている果林の境遇に対して怒っているように感じる。果林のスキルアップに最適な環境であるという言葉に対して、エマは果林自身のステージが見られず、ランジュのバックダンサーの扱いにされていることに怒っている。これは悲しい平行線なのであるが、同好会が元々「個人のキャラクター性を尊重する、そのためにあえて一つのグループにならずにソロ活動をする」という選択をしたからだ。ランジュの活動はそれを否定する形になっており、自分よりも実力があればセンターを譲ると言ってはいるものの、それは実力がなければ果林・愛(そして栞子)の個性を否定するということである。自身の大切な仲間を蔑ろにされている状況、それをエマは許せないのだろう。
20章はとにかく重たい話だった。残った同好会のメンバーは現状を何とかしようとするが、ランジュの強権で身動きが取れず、μ'sの力を借りてなんとか同好会としての体裁は取り戻すものの、状況はあまり好転していない現状だ。
反撃ののろしとして計画されたゲリラライブ、何となく話の展開から上手くは行かないんだろうと覚悟はしていたが、想像以上に辛い展開だった。それは、トップバッターがかすみであったことが大きい。
かすみというキャラは自身を全肯定している。それは「自分はかわいい」という絶対の信頼を持ち、それが自信となって溢れているキャラである。だが、それと同時に彼女はその全肯定の自信の上にあぐらをかくことなく、かわいいを追求し、誰よりも自分がかわいくあれるように努力し、その努力を誇らない人間でもある。彼女がアピールするのはあくまで自身の「かわいい」であり、そのかわいいを生み出すまでの努力は決して見せない。なぜならそれはかわいくないからだ。そのプロフェッショナルさは日常生活ではギャグのオチのように扱われているものの、果林やせつ菜等、仲間たちもいろんな媒体で認めている。
だが、彼女のその全肯定から来る自信は、ゲリラライブを潰すために行われた部のライブで徹底的に打ちのめされる。新進気鋭で演出の完成度も高い部のライブに観客はあっさりと奪い取られ、残されたのは数少ない観客。彼女の積み上げた努力も、ライブにかけた想いも、冷たい現実の前に踏みにじられてしまう。正直、シナリオを読む手が止まってしまった。それぐらいいショッキングな展開だった。
だけど、”中須かすみ”という人物は折れなかった。牙は折られて、満身創痍に打ちのめされても、冷たい現実に声は震えて涙声になっても。だってそれは”可愛くないから”。目の前にいる残ってくれたファンのために、彼女はライブをやり遂げる。
そのかすみの姿に、しずくは可能性を見出す。演出も技術もなにもかもが上のはずのランジュ率いるスクールアイドル部のライブ。だけど、それに勝る何かがかすみのライブにはあった。それはランジュが取りこぼしていて、もしかしたら果林と愛が見失っている何かだ。
その”何か”を確かめるために、しずくはあえて同好会を離れる選択をする。その決意は残念ながら同好会のメンバーには理解できず、可能性を見せたかすみからは拒絶すらされてしまう。だけど、あえて彼女はその道を進む。親友が見せた、おそらくスクールアイドルの輝きを確かめるために。
果林・愛の分断は悲しみや戸惑いという感情が多かったが、しずくのこの決意はむしろ希望に思えた。スクールアイドル部に向かった彼女がどうランジュ、そして果林・愛の2人と向き合うのか、それがどういう結果を貰たらすのか、非常に重要なポジションだと思う。
ランジュの所でも書いたが、彼女の言ってることは全部が全部間違っているわけではない。アイドルとしてファンにライブを見せるにあたって、完成度の高いものを追い求める姿勢は間違ってないし、完成度が高いライブを見せた方が勝つのも当然なのだ。実際、μ'sやAqoursが戦ってきたラブライブという大会はそういう場所だった。
だが、彼女がやっているのは”アイドル”ではなく”スクールアイドル”なのだ。
残った同好会ノメンバーやプレイヤーたる我々が感じているランジュに対する違和感とは、まさにスクールアイドルへの姿勢なのだと思う。そして同時に、セカンドシーズンにおいてニジガクが最初に問われるのは「スクールアイドルとは何か?」なのではないだろうか。
μ'sとAqoursもこの命題に向き合ってきた。μ'sは自身たちの永遠を望む声を聞きながらもそれを「限りある時間の中で輝くもの」とした。Aqoursは時間とともに移り変わりいくことに戸惑いながらも「輝きを受け継ぎ、次代に託していくもの」とした。
ならばニジガクは?
ランジュはスクールアイドルフェスティバルを見てスクールアイドルに憧れて日本へと来た。だが、彼女の姿勢はスクールアイドルとしてはあまりにも歪で、大切なものを見誤っているように感じる。同窓会や”あなた”が感じているそれは、永遠を望まれたμ'sや、3年生が居なくなったAqoursと同じ戸惑いなのだと感じる。
20章は非常に重くて辛い展開だった。だが、希望は確実にあって、私はそれをかすみのライブシーンに強く感じた。そしてしずくの決意の中に感じた。
正直、辛い気持ちが強いのも事実だが、セカンドシーズンはまだ始まったばかりで起承転結の起の部分でしかなく、物語はどう転んでいくのかわからない。賛否が起こる理由もわかる、正直、ここまで拗らせる必要はあったのかと思う。でも、ここだけで判断しては全体が見えない、という気持ちもある。複雑な心境である。
何とも複雑な気持ちなのだが、しばらくはイベントストーリーのほんわかした雰囲気で心を癒しつつ、21章を待つしかないかな……。
ある増田いわく、
『まあ順逆を駆使して相手を出し抜こうとする話の展開を楽しむスパイアクション映画なので細かけえことはいいんだよ!』とのこと