はてなキーワード: バージンロードとは
ペンギンの城がクッパ軍団に襲われクッパの火炎でハテナブロックがむき出しになり中身のスターをクッパに奪われる
王を含めペンギンたちはカゴの牢屋に入れられ溶岩の上に吊るされる
ブルックリンの配管工マリオブラザーズがテレビCMを流し始めたら豪邸から水漏れ修理の依頼が来た
豪邸で飼われてる犬の骨を踏んで折ってしまい犬に嫌われ豪邸の洗面所で大喧嘩して洗面所の配管が壊れる
家族の夕食の会話で凹むマリオがテレビを見るとブルックリンの配管が壊れて大洪水
マリオが活躍しようとルイージを連れて下水道に入るが元栓のバルブが壊れてしまい衝撃で更に地下に落ちる
何年も使われていないような地下道の土管にルイージが吸い込まれマリオもそれを追うと異空間に飛ばされる
途中でルイージは赤黒い雲に飲み込まれマリオはキノコ王国に辿り着く
キノピオに出会い兄弟を探していると言うと姫に会うよう勧められる
愉快な町並みを通り城に行くと門番に止められるがキノピオが料理を振る舞いマリオがその隙に忍び込む
衛兵に見つかり大捕物になるも姫に会いやっときた人間であるマリオは一緒にクッパ軍団を迎え討つことになる
城にあるステージでキノコを食べ機械仕掛けのパックンフラワーなどを相手に特訓してマリオがやっと強くなり旅立つ
ピーチ姫は人間で2歳の時に土管から迷い込みキノコ王国で育ててもらい姫になった
クッパ軍団に演説するクッパの狙いがピーチ姫と結婚することだとわかる
ピーチ姫とマリオはクランキーコングに謁見して兵隊を借りようとするが一笑に付され息子のドンキーコングとマリオの対決になる
ドンキーコングの鉄骨ステージでマリオが青キノコで小さくなったりファイアフラワーを取りそこねたり苦戦する
上に殴り飛ばされたマリオが復帰しハテナブロックを叩きネコマリオになりドンキーコングに勝つ
ドンキーコングとクランキーコングのカート軍団を引き連れてレインボーロードに入るがクッパ軍団が襲いかかる
ピーチ姫が弾いたキラーが浮島を破壊してレインボーロードが壊れマリオとドンキーコングが海に落ちクジラに飲み込まれる
ドンキーコングたちはクッパ軍団に捕まりペンギンたちやルイージと同じ溶岩上の牢屋に吊るされ青チコが死は救いと言う
ピーチ姫はキノコ王国の民を避難させキノピオとクッパ軍団を迎え討とうとするがクッパにキノピオを拷問され結婚することにする
クジラの腹の中でドンキーコングのカートが見つかりタル大砲に乗ってマリオとドンキーコングはピーチ姫たちのところに向かう
なんか凄いな。一周回って江戸時代みたいになってきてんじゃねえか?
婚活もしないで童貞のまま死ぬやつも凄いけど、本当に童貞と処女で結婚まで行くやつがいるのも凄い。
自由恋愛という概念を捨て去りながらも自由結婚の文化だけを生きているってことか。
お試しのセックスや恋愛というのがなく、結婚を前提とした婚活という超ストレートな一発勝負だけで三大欲求に従うのか。
これが周囲からのお仕着せなら統一協会やイスラム教かよって話だが、むしろ周囲は自由恋愛を奨励している中で恋愛を飛び越えて結婚ひとっ飛びか。
本人たちからすればバイト経験なく大学卒業して人生初労働が正社員っていうのと同じぐらいの感覚なんだろうか。
まあ確かに現代にはAVもあるしジョークグッズもあるし漫画もあってゲームもあって動画なら無料で道具もぷっちょやこんにゃくを使えば良いわけだからわざわざ恋愛するのはコスパが悪いという感覚も根付くのだろうか。
逆に昭和や平成のフリーセックスごっこが異常だったという意見もあるわけだが、それが異常で今が正常だって言うなら、むしろあの時代はどれだけ異常だったんだとなるな。
まあ昔は二次性徴の真っ最中に結婚して初潮前の嫁を相手に精通するような感じだったのやも知れぬしなあ。このへんは気になるから後でGPTにでも聞くか
創作で見かける「お義父さんと呼ぶな!」「娘が欲しいなら俺を説得してみろ!」ってやつ。
あれ言ってる自称父親、父親として娘になにかしてやったりしたことあるんですかね?
いや私自身まだ昭和の価値観から抜け出せてなくて申し訳ないんだけど、今もまだ父親って(端金であっても)金さえ稼いでいれば家族を奴隷扱いできる、みたいなさ。そういう父親、まだマジョリティなイッメェジ。
何年か前からドラマとかでそういうの見てると「言えた義理なの?」って思ってすごく白けてしまうようになった。
多分バージンロードの意味が「父親から新郎に渡す」であると聞いた時に「父親育児してないのに?」って思ったのが原因だと思う。
母親が苦言を呈するのと違って、父親のそれは「これを言うことに父親としての価値がある」みたいな自己陶酔ポルノみを感じるんだよな。
一応昔は「娘を大事にしてる」っていう文脈だったと思うんだけど、今は娘をモノのように扱うのは「大事にしてる」と定義できない時代に変わってきてると思うんだ。
娘は一人の意思ある人間であって、父親の自己陶酔の道具ではないし、そんなことのために人の人生の決断を簡単に一刀両断するの脳死すぎない?と思う。
まー創作の世界はね、現実の被害者いないのでいいっちゃいいんですけどね。どうせ別の誰かとくっつくだろうし。創作と現実の区別ついてない父親がドラマとかの軽率な真似をね、した場合の被害って割と深刻だと思うし、いい加減父親は娘(に限らず他人)に嫌われるような行動を当たり前に選択するのやめた方がいいんじゃないかなぁ。
大炎上するだろ。
たとえば乃木坂の誰かが、手頃な男(たとえばジャニーズの誰か)と、実際には2人の間に愛なんかないのにホテルでラブラブHしてる最中っぽい写真を投稿したら、乃木坂ファンの怒りは想像に難くない。
2人の間に愛があろうが無かろうが、2人がラブラブHの見かけをした行為を実行した時点で、ラブラブHしたのと同義なのだ。
それはなぜか。女性アイドルの人気の根源たる「疑似恋愛」が、表層を内面と同視することを前提としているからだ。
ファンがメンバーと握手するのは、メンバーにとっては単なる仕事だが、ファンそこには通常の握手と同様の精神的な連絡があると見做すことで、握手に価値を見出している。
したがって、心を伴わない、仕事としての男性器の女性器への挿入も、ファンにとってはラブラブHと同義だ。
上記はラブラブHの例だが、キスに引き直せばこの例が現実の仕事選びにも影響していることが分かる。
女性アイドルは、芝居としてであっても、イケメン俳優とキスをしてはいけない。それは芝居であってもキスだからだ。
ならば結婚式はどうだろう。
エイプリルフールのネタとして、現実に結婚するわけではないが、ウェディングドレスを着たメンバーがタキシードを着たジャニーズにエスコートされてバージンロードを歩き、指輪を交換し、永遠の愛を誓い、花びらが舞うアーチを二人手を繋いで通り抜ける。
疑似行為を本番と同視するファンの心理からすれば、「嘘の結婚式」は現実の結婚式と同視される。ファンの怒りは想像に難くない。
それが疑似恋愛であろうとも、ファンが得られない疑似恋愛を誰かに特別に与えるなら、それはファンへの裏切りに他ならない。
したがってエイプリルフールのネタとして男性との恋愛を想起させる嘘をつくことは許されない。
レズなら推しの処女は守られる(とアイドルファンは考えている)。
レズはアイドルの純潔を汚さない。「恋愛禁止」の「恋愛」にレズは含まれない。
アイドルファンは同性愛を異性愛より低く見ているし、運営もそれを知っているからエイプリルフールのネタとして同性婚を出すことができる。
あーそうなんだと思った。
いや、ちゃんとしたんだよ何回か。
デートもしたし。
でも何故か2回目で振られるんだよなぁ。
ちゃんと上品に振る舞った自信はあるし、お話も盛り上げる努力はした。
でもなんか2回目。
本気で愛想良くニコニコ振る舞ってた初回の頃は、パーティーでも結構人気だったけど
徐々に徐々に疲れてきて、回数を重ねるごとに覇気がなくなったのが自分でもわかった。
最初の頃は選ばれて嬉しかったけど、だんだんここで選ばれてもなーって思うようになって。
矛盾してるのはよくわかってるんだけど、なんで相手もいないのに結婚したいと思えるの?
老後が不安とか言うけどさ、女の方が長生きするんだから、どっちにしたって1人だし。
子供が大嫌いで絶対に産みたくないから、切実さは無いかもしれないけど。
就活もそうじゃない?
ほんとにこの企業に入りたいのか分かんないけど、とりあえず受けまくったよね。
私の時、超氷河期で選ぶ余裕もなかったし、でも就職しないと奨学金払えないから
がむしゃらに頑張ったの覚えてる。
嫌々働いてきたけど、去年やっと奨学金完済できたのも当時のおかげ。
私もなんでやってんのかわかんないんだよ。
相手に悪いとか言われるけどさ、パーティー行く時はいつも本気だよ。
でも結婚式場のフォーマル指定パーティーなのに、Tシャツで来る男性の多いこと!
そういうの見るごとにどんどんすり減って行って、私何やってるんだろうって。
同時に、なんで2回目以降にうまくいかないんだろうって。
自分にすごく自信なくした。
外見はセーフ?だけど、話してみたらアウトだったってこと?
そっちの方が落ち込むんだけど。
私もできることならしなくて済むならしたくないよ。
好きだと思える人間と結婚できるなら幸せだし、それができないならできないで
自分1人で食べていくだけなら、何とかなると思ってる。
子供の頃から貧乏に慣れてるし、食いっぱぐれない程度のスキルを身に付けたと思う。
じゃあなんでしてんのかって、私もわかんないんだよ。
みんな言うじゃん。
それに関するコンプレックスも、この年なると逆にもうないよね。
本格的な診断を受けたわけじゃないけど、アセクシャル(無性愛者)の傾向があるって
冥土の土産に1回位と思ったんだけど、そもそも興味がないんだなーって。
10以上も年下のいとこが結婚して、ちゃんと子供を産んで家まで建てて
すげえ大変だなと思うし、親族が集まったときの母やいとこの微妙な気遣いされたり、
20年ぶりに会った同窓生が、私が結婚してないことを知って、あからさまにニヤあっとしたり、
お世話になった上司が、未だ独り身の私を心配してるのをわかってるから、挨拶に行きにくかったり
そういう諸々のことに対して、申し訳なさや苛立ちはあるけども、だからって結婚したいかとなると
違うかもしれない。
唯一、ウェディングドレスを着てバージンロードを歩くときの音楽までは、
中学生の頃から決めてて、坂本龍一の戦場のメリークリスマスなんだけど、これを
結婚式と葬式に流すと当時から決めてるんだけど、葬式だけでもいいかなと最近思ってる。
ただ40代の先輩方が言うには、後悔するかもよって。
後悔したくなくて、とりあえず今やってる感じ。
むしろ、ほんと、なんで、子供が欲しいと思ったり、結婚したいって思うの?
子供って犬や猫と違うんだよ?
彼氏すら欲しいってどうして思うの?
そりゃ、ミッチーとかもこみちみたいなイケメンの彼氏であれば、欲しいけどさ、
なんで婚活してるのかって、私もわかんないんだよ。
むしろ教えて欲しいわ。
でも絶対私みたいな人いっぱいいると思うの。
就職したくて就活してた人ばっかりじゃないんだから、それと同じなんだよ。
一通りやり切って納得して、最終的にどうするか決めないと止めれない気がする。
あと、2回目で振られた理由も知りたいです。
私そんなに性格に難があるんだろうか。
てかなんでしなきゃいけないの?
1人で生きていくの大変だよーってさ。
しないで済むならしたくないよ。
足の具合がどうもよろしくないらしい。来月末まで入院するらしいけど、そんなにかかるもんなのかね。
冗談半分で「お見舞い行ったらもう足なくなっているとかやめてね」って言ったら
「そうなる前に早く来てね」だって。
お父さん遺伝的な糖尿病なんだけど、透析をずっとしていてまあいつかは足を切断するんだろうなくらいに思ってたんだけど、
まさかこんなに早く来るとは思わなかった。
いつか切断になることは分かっていてだからそうなる前に一緒にバージンロード歩きたいと思っていて
でも付き合う前に結婚したいならほかの人と付き合ってねって言われてて
それは単純に彼が面倒くさがりだから、私も当時は結構願望とかなくてうんって言っちゃって。
でも急に今結婚したくて、結婚式上げたくて、お父さんとバージンロード歩きたくて、お父さんにもだけどみんなに感謝を伝えたくて
彼氏にとってはなんて都合のいい話だなんて思われないだろうかって考えたりして
自分が結婚式を挙げたいから結婚するみたいなそんな相手を無視したことしたくないし
わーーーーーーーーーん
当時のことはもうはっきりと覚えていないが、
契約書にサインして、鑑定書付きハートアンドキューピッドのダイヤモンドを買った。
70万円だった。
もちろん学生ローンだ。
しかもそれを買うと、全国のリゾート施設が格安で使える会員権、
家具、家電、食料品などが安く買えるSS〇Kの会員権がついてくるのだ。
田舎者で世間知らずの私は、ダイヤモンドの価値が十分にあるという説明に何ら疑いを持たず、
むしろこれから家具、家電、食料品が安く買える生活に心を踊らせていた。
さらに、リゾート施設を利用しようと思って、もらった契約書を読んでみると、オプション別料金となっており、使うことはできなかった。
アローズ?とかいう感じの社名だったと思うが今でも思い出すと胸がざわつく。
当時はネットも今ほど発達してなかったし、社名で検索をかけるようなこともなかった。
この経験があって以降は、様々なものを疑いの目で見るようになった。
次は結婚式での事だ。
ブライダルフェアで今日契約してくれればウン十万円安くなります、と説明を受けた。
素敵なバージンロードに心奪われた彼女を説き伏せることはできず契約した。
しかし、打ち合わせが進むにつれ、当初伝えた予算の倍くらいの値段になることがわかり、解約しようとした。
結局完全に騙される結果となり30万円を払い解約した。
これらの経験を通して思ったのは、こういう人達はどういう神経で騙してるのか?ということだ。
最高の笑顔で人を騙すなんて僕には到底できない。
父と姉が手を繋いでバージンロードを歩いてきた。無口で、泣いてるところも見たことのないとても寡黙な父親が涙を流しながら歩いていた。
その繋いだ手を新郎の手に渡す時、自分とその横にいた弟も泣いていた。嬉しいのが寂しいのかよくわからない気持ちだった。
自分は別に姉と特別仲が良いわけでもなかったから、結婚の報告を聞いた時も特に強く何かを感じたわけでもなかったし、式にもそんなに期待みたいなのはしてなかった。
でも当日は泣きっぱなしだった。
式中も披露宴の時も、3人兄弟で遊んだ昔の記憶が時々蘇ってきて、寂しくて仕方がなかった。
両親は自分以上に姉と長い時間を過ごしてきたのだから、余計にそれを感じていると思う。
そして目の前で幸せそうに立っている姉を見るだけで目に涙が溜まった。
姉の「ありがとう」という言葉がその日はやたら強く感じられたのを覚えている。
披露宴の最後の両親への手紙での「私は今幸せです」という一言と、それを聞いて泣く両親の姿を見れただけで、この日を迎えられて良かったと思う。そしてこの家に生まれて良かったと感じた。
「男勝りだったお前がバージンロードとはねー。
あ、お前まだバージンなの?」
なんて他愛のない話をしてたら、突然、幼稚園のころから好きだったって告白された。
きっかけは「やーい男女!男女!」なんてからかわれてた所に、俺が
「なにやってんだテメェら!ぶっ殺すぞ!くぁwせdrftgyふじこlp」
ってよだれぶっ垂らしながら半狂乱になって助けに入ったことらしい。
「ちんちんぐらいあるよな!」
って股間まさぐったら、大事な所に手が触れて、電撃的に気持ちよかったらしく恋に落ちたんだとか。
そんなことがあったなんて、すっかり忘れてた。
俺は女を助けたと思ってなかったから、なんでこの女、俺に懐いてんだ?ってずっと疑問だったんだけど。
「あっはっは!
じゃあ、お前がまた酔っぱらいにでもからまれてる時は、ぶちキレながら助けてやるよ!」
なんて言って帰ってきたけど、なんていうんだろうね、この感じ。
悪い気はしない。
先月13日に父親が死んだ。
酒の飲みすぎのせいで入退院を繰り返していたためか、仕事をする能力がなかったのか。
それからの生活は、昼間は居間でテレビをみたり、昼寝したり。ただそれだけ。
晩酌の時間に酒を飲むと「お医者さんに止められているのにまた飲むの?」と母親に嫌味を言われるので、家族が寝静まった夜中にコンビニに酒を買いにいく父。
そんな父が嫌いだった。
実家に帰えった時に、夜中まで起きている父が
「コンビニに酒買いに行くけど、何か飲むか?」と必ず聞いてくる。
私は肝臓が悪いのに、母親に嫌味を言われるのが嫌でコソコソ夜中にコンビニに行く父が嫌いだった。
だから「いらねーよ」と冷たくあしらっていた。
実家に帰ると必ず酒を飲みながら「お前の部屋、いらないものを片づけろ」と言う。
私は「うるさい。それは妹が勝手に置いた荷物だ。」と言う。
実家に帰って昼頃に起きると父は必ず「何か食べるか?チャーハン作るけど」といった。
私は「さっき朝食を食べたからいらない」と言う。
父が入院し、余命残り少ないと告げられた。
私は母に「意識がはっきりしているうちに、父さんに彼氏を紹介したい」と相談した。
母は「まだお父さんは大丈夫」と言っていた。その週に父は死んだ。
酒が好きだった父さん。
きっと私や私の下の妹弟や、私の結婚相手と酒を飲むのを楽しみにしていただろう。
父さんのチャーハンを食べておけばよかった
父さんとお酒を飲めばよかった
父さんともっと会話をすればよかった
じいちゃん悲しんでいたよ。
何度も何度も「どうして俺より先に・・・」ってつぶやいていた。
じいちゃんが「俺はもう先は長くないから」と言って、生きているうちに建てたお墓に、子供のあなたが先に入ってどうする。
何度も何度も線香あげていたよ。線香あげるたびに「なんで俺より先に・・・」って思っていたとおもう。
だから私は「ばかじゃないの」と、棺桶の中の父さんに言ってやった。
親不幸な私と父さんにかけた言葉だ。
肝硬変とか、アルコールに気を付ければ生けたんじゃね!?と思うから。
どうして自分の体のことを気にしなかったのかな。
もっと話をしたかったチャーハン食べたかった酒を一緒に飲みたかった。ごめんなさい。
ごめんなさい。
長くない生だと思ってけど、まさか今年だとは思っていたなかった。
ちゃんとみていなくてごめんなさい。
父さんの机の引き出しから、会社から贈られた盾やメダルがたくさん入っていててビックリした。
そんなこと一言も言っていなかったじゃん。
父さんが一流企業に勤めてくれたおかげで、母さんはこれからも生活ができます。
ここまで育ててくれて本当にありがとうございました。
死んでからじゃ遅いよね。
親不幸な娘でごめんなさい。
まだ父さんの死が悲しいです。ごめんなさい。
数週間で結婚することになる。
結婚相手に関しては私にとってもったいないぐらいの人間なので不満は何もない。
ただ、私の父親に関しては黒くドロドロした淀みが心中にある。
奴は建築関係の仕事の就いているからかもしれないが、とにかく怒鳴る人間だった。
幼少から怒鳴られ、そして夜は頻繁に飲みに行く。
母は奴が飲みに行くのに車で送らされていた。
それは20年前に引っ越してきた実家となる場所に来ても変わらなかった。
むしろ、母はその家に引っ越してきてから辛そうにしていることが多かった。
実家も奴曰く、
という到底理解できない理由で6LDKの家を福岡の田舎に建てた。
その周辺では私と兄はのびのび育ったが、母はその家を毎日掃除しなくてはならず、そして炊事や草取り等の雑務も来なさなければならなかった。
そして、母は、
「私はこの家の家政婦ではない」
と私にこぼすことが多かった。
そして、相変わらず奴は怒鳴りまくった。
とにかく自分が気に食わなければ、怒鳴りまくった。
怒鳴れば何とかなると思っているのだろう。
奴の中では奴以外の人間は獣かもしれない。
そして、やはり飲みに行くことは頻繁で、時折私や兄が小学生や中学生で必死に貯めた小遣いを借りて飲み代に当てていた。
だが、子供から金を借りて飲み代やパチンコ代に当てることに内心呆れていた。
また、休日も家族でどこかに行くということはほとんどなかった。
それも子供心ながら寂しくも恨んでいた。
深夜に酔っ払って帰ってきて、暴れまわったり大声を出してわけのわからないことを喚く。
挙句の果てには吐瀉物をまき散らす。
しかもその後奴は寝てしまい、その片付けは私達や母にやらせていた。
吐瀉物の件で最も許せなかったのはSFCにぶちまけたことだ。
奇しくも、SFCは綺麗に拭いてなんとか壊れずにすんだ。
不幸中の幸いである。
そして何より、幼少の私達に対して、
「家のローンは俺が死んだらお前たちが払わないとならないんだ」
「金が無い金が無い。あー、きつい」
といった金に関する発言をことあるごとにしていた。
そしてその言葉が重荷になったことを奴は気付いていなかった。
子からの借金や私達兄弟への理解がなく、己の妄執に基づいた「常識」を押し付けてきた。
母は私達をかばってくれ、そして理解しようとしてくれた。
そのため何度も離婚話が出ても、私は母に付いていくことを明言していた。
だが、その母も私が20歳の時に亡くなった。
絶望だった。
兄との仲は良くもなく悪くもなくだ。
だが奴との関係は最悪だ。
話しても理解しようとせず、己の中で凝り固まったものを押し付けることしかできない奴しか親がいなくなることが絶望的だった。
この時、どれだけ母ではなく奴が死ねば良かったと思っただろうか。
いや、この時だけではなく今でもあるが。
母は所謂新興宗教の信者ではあったが、お金を取られるわけではないので私自身は構わないと思っていた。
むしろ、そこは火の車っぽかった。
度が過ぎるのであれば、忌避するべきであるが母は私にそれを押し付けなかったのだ。
私自身としてはやはり信仰心は大切にするべきものとあるという考えがあるので、特に何も言わなかった。
だが、母は所謂仏教の葬式をあげてほしくなかったらしく、その宗教の葬式をあげて欲しい旨を私に伝え、それを私は奴に伝えた。
だが奴はそれを一蹴した。
世間体のためだった。
奴は特に信仰していない仏教の葬式をあげ、おまけ程度に母の宗教の葬式をあげた。
これで満足だろうと言わんばかりにだ。
私は憎んだ。
母の信仰心を汚した奴をとにかく憎んだ。
母が大切にしてきたものを奴は20年以上共に生きていても理解していなかったのだ。
私の大切な母を奴は殺したのだ。
だから、憎んだ。
念のため、学費を払ってもらって就職してからも盆と年末年始は実家に帰省した。
だが、2,3日もすると家の中の空気が息苦しくなる。
そして、帰省しても話す内容は一緒だ。
「住宅ローンや祖母の入院費、それにお前たちを進学させた教育ローンが苦しい」
「あー、金が無い。金が無い」
こればかりである。
また、兄は規制せず、私だけ帰省するので家のことを何でもかんでもさせられる。
この時に思ったのだ。
「私はこの家の、こいつの家政婦ではない」
と。
私は皮肉にも母と同じ心境に辿り着いていた。
そもそもこいつは己の見栄のために無駄に広い家を建てた。
祖母の件もそうだ。
それを子供に言ってどうなる?
苦しめるしか無いのに気付かないのか?
ああ、気付かないだろうね。
お前は己のことしか見えておらず、私たちのことを理解する気もないのだからな。
祖母が飲み屋で働いていたのと重なって哀れになったらしい。
愚かである。
もちろん、そのねーちゃんは雲隠れした。
この事件から数年後、奴は私に対してこう言った。
「母さんの治療費にばーちゃんの葬式代を使ったけど、その金も貯まった」
と。
奴と母親、どちらの話が信用できるかと云えば、どう考えても後者である。
私はこの話を聞いて奴と縁を切りたくなった。
こんなのが身内だと、いつトラブルに巻き込まれるのかがわからないからだ。
社会人になりIT社畜になったら、案の定精神的に追い詰められてしまい、退職した。
だが、それも徐々に良くなり、なんとか私は生きている。
結婚することになったので、色々な準備をしている。
式は近縁の親族のみで執り行うようにしている。
そもそも、私はドレスを着たいだけであって式などどうでも良かったのだ。
だが、奴だけは、
「ここで式を挙げないと、母さんに何言われるかわからん」
と言ってきた。
正直に、自分が式をやってやったということを周りにいいたいがためだと云えば良いのに、母親を引き合いに出す時点で侮蔑の感情が湧いた。
式までも、やはり奴関連でトラブルが多発している。
そもそも、メールをしても返信が来ない。
それで何度もトラブルになったので私は電話をスピーカー状態にし、録音するようにした。
そもそも、結納の件をやるかどうかを訊いても、「やらなくていい」といったと思えば、
「なんでやらないのか!?
と怒鳴り散らしてくる。
そして、いざ結納をやり、食事会を行っても一人だけひたすら飲み、挙句の果てには私の過去の嫌な思い出ばかり相手の両親に話している。
そして、奴の兄弟とは疎遠になる、縁も切ると言っていたのに突然、
「そんなことしなくていい!
それが良識だろうが!
そして、今度はいつ帰ってくるんだ?
俺の兄弟たちとお前の婚約者との顔合わせの食事会をやるからな!」
と言って、電話口で怒鳴り散らしてくる。
これがきっかけだった。
言っていることが論理的ではなく、ころころと内容が変わるので、それに振り回されていた。
振り回されることで、精神的に落ち込み、
と考えることも増えてしまった。
そもそも母方の方には何も連絡していないのに、何故父方のみ会わなければならないのかがわからない。
奴の見栄に付き合わなければいけないのか?
私は奴の所有物なのか?
そもそも、縁を切ると言っていた人間たちに会わなければならない意味がわからない。
そして、私から必ず電話をしなければならないわけでもないだろう。
もし、私の病気の理解があれば負担を減らそうとするだろうが、その素振りもない。
服装に関しても、相手はモーニングを着るというのに、
と言い始めた。
奴は155センチ100kg超なので特殊な体型ではあるが、何もやろうとしない時点で呆れてしまった。
結局は奴はモーニングを探す気も無く、ドレスを借りる衣装店に頭を下げて探してもらえた。
憎悪しかない相手に対して、至れり尽くせりをして疲れてしまった。
実家に帰省したら、家政婦になり、延々と金が無い話をされ、怒鳴られるのだろうか。
そんなに金が無いことを言って私を苦しめたいのなら、私を殺せば良いだろうに。
私を理解する気が毛頭もないのなら、父親面をしなければ良いだろうに。
そんな気持ちになってしまう。
こんな気持ちになるぐらいなら、もう疎遠になろう。
そうしないと、またあの地獄に逆戻りだ。
だから、私は父親と縁を切ろうと思う。
それは婚約者と歩くよ。