創作で見かける「お義父さんと呼ぶな!」「娘が欲しいなら俺を説得してみろ!」ってやつ。
あれ言ってる自称父親、父親として娘になにかしてやったりしたことあるんですかね?
いや私自身まだ昭和の価値観から抜け出せてなくて申し訳ないんだけど、今もまだ父親って(端金であっても)金さえ稼いでいれば家族を奴隷扱いできる、みたいなさ。そういう父親、まだマジョリティなイッメェジ。
何年か前からドラマとかでそういうの見てると「言えた義理なの?」って思ってすごく白けてしまうようになった。
多分バージンロードの意味が「父親から新郎に渡す」であると聞いた時に「父親育児してないのに?」って思ったのが原因だと思う。
母親が苦言を呈するのと違って、父親のそれは「これを言うことに父親としての価値がある」みたいな自己陶酔ポルノみを感じるんだよな。
一応昔は「娘を大事にしてる」っていう文脈だったと思うんだけど、今は娘をモノのように扱うのは「大事にしてる」と定義できない時代に変わってきてると思うんだ。
娘は一人の意思ある人間であって、父親の自己陶酔の道具ではないし、そんなことのために人の人生の決断を簡単に一刀両断するの脳死すぎない?と思う。
まー創作の世界はね、現実の被害者いないのでいいっちゃいいんですけどね。どうせ別の誰かとくっつくだろうし。創作と現実の区別ついてない父親がドラマとかの軽率な真似をね、した場合の被害って割と深刻だと思うし、いい加減父親は娘(に限らず他人)に嫌われるような行動を当たり前に選択するのやめた方がいいんじゃないかなぁ。