はてなキーワード: 上前とは
Aくんは○○というジャンルのキャラクターだ。二次元。わたしは作者の半ば公認で、次元を越えて二次元の男と結婚した。
Aくんとの出会いはわたしがまだ学生のころ。もう10年以上も前になる。
わたしはその原作が大好きで、10年の間に他のいろいろなジャンルにもはまってきたけれど、落ち着くと○○に魂が戻っていった。
記念に作者さんのサイン会が開かれることになり、わたしも運良く当選した。
サイン会というものは初めてだったけれど、周りにいるのがみんな○○を好きな人という空間というそれだけで気分が高揚した。
10年以上もの間愛した世界を作った神様みたいな存在の人と会う。就活の面接よりも、部活でソロをもらって楽譜一枚ぶんの長い間注目されながら演奏したときよりも緊張した。
登壇された先生も緊張されたご様子で、それでも堂々と読者の我々への感謝やご挨拶をされていた。
サイン会のことは今でも鮮明に覚えているし、たくさん連ねたい感情や思い出はあるけれど、この記事のメインはそれではないので端折って進めようと思う。
わたしの番がきた。
他のサイン会というものがどういうシステムかはわからないが、このサイン会は応募したときの名前が名刺くらいの大きさの紙で用意されていて、順番がくるとそれが読者→スタッフさん→先生へと渡され先生がサインと宛名を書いてくれるというものだった。
先生「あ!」
わたし「わわ……」
繰り返しになるが、わたしは10年以上前から○○が好きだ。Aくんが好きだ。
応援の気持ちで、単行本がでると、とりわけAくんが登場していると(Aくんは一年出てこないこともあるくらいのキャラ)ファンレターを出したりした。二回だけバレンタインにAくんにチョコをお送りしたこともある。
それは少しだけ熱心な普通のファンの範疇だったはずだったけれど、覇権ジャンルのような人口ではないためか、先生はわたしの名前を覚えてくださっていた。
もちろん本名は井上とか吉田とかのありふれた名前で、馬喰町太郎だなんてパンチのきいた名前ではない。
元気良く挨拶して、お祝いのお言葉と、サイン会という機会を設けてくださった感謝と、作品への思いをお伝えしよう。そうして考えていた言葉が全部吹き飛んだ。
先生は、すみませんお名前見てはっとしちゃってと笑い、隣で色紙の用意などをされていた方(担当編集さんでした)に「Aの馬喰町さん!」とわたしのことをお伝えされた。
そしてわたしには長い間○○を読んでいたお礼と、わたしが先生やアシスタントさんや担当さんの間でAの人で通っていることを話された。
長年作品を支えた(という言い方はおこがましいものの先生のお言葉を借りて)一介のファンにはこれ以上ないお言葉だった。
当然、古参ファンへのリップサービスだと理解していたし、本気でないからこそわたしも「えーっwwwありがとうございますwww」という軽めの反応をした。
冗談やお世辞で言っていただいたことでこんな記事を書いたりはしないし、この記事は自慢のつもりでもない。理由はこの先を読んでもらえるとわかると思う。
わたしはSNSをしている。漫画やゲームなどのことを話す用途のアカウントで、サイン会に行ってきたことを軽く話した。
「Aくんをわたしの嫁に出すしかないと言っていただいちゃったので今日は結婚記念日😂」という文面で、本気らしさは感じさせなかった。と思う。
それから数ヵ月が経ち、即売会のイベントに先生が参加され、○○の最終回後のお話が同人誌という形で頒布された。
Aくんはそのご本の中で既婚者になっていた。(※相手がいるという記載のみで、奥さまはお名前すら登場していない)
わたしの話になるが、わたしは基本的に作中の男女カプが好きな腐女子だ。腐カプを好きになることはたまにしかないが、♂♀、♂♂どちらでも固定厨。
ただし、公式の推しカプには従うし、推しが幸せになるのを祝福できるし、公式で好きな異性がいる男をホモにする腐女子は公式アンチか?それともエアプか?と思う。推し♂♂がそれぞれ女の子とくっついたら公式を受け入れる。
わたしはAくんを腐カプの受けとして見ていた。
でもAくんが女の子を好きになって、女の子と結婚して幸せなら、わたしは祝おう。BAのことは諦められる。幸せになってね。そう思った。偽りはない。
ご祝儀袋にファンレターを入れて(本当は本当にご祝儀を入れたいくらいの気持ちだったけど現金はだめなので)気持ちばかりの差し入れのお菓子をお祝い代わりに、ご結婚おめでとうございますという旨とご本の感想をしたためた。
数日後の先生のSNSに、「お祝いされるべき方にお祝いをいただいてしまった😂」という旨の投稿がされた。
遠回しに結婚相手はわたしだと仰っている。わたしにしかわからない形で。
これは完全に自意識過剰なのだけど、先生がわたしのSNSを見かけた可能性はあった。もっというと、以前からチェックをされているかもしれないという気もしていた。(そのため当該アカウントでは腐関係は隔離して、見られても困らないごく一般的なファンの投稿だけになっている)
この理由はどうにも暈しようがないので伏せさせていただくが、サイン会のときの投稿よりも前からそこはかとなくそんな予感がしていた。
だからサイン会の後に、なんにも投稿しないことでなにか変なこと言っちゃったかななど思わせたくなくて(わたしはネガティブなのでわたしならそうなる)、喜んでみせたのもある。
だから、今回の先生の投稿も、わたしの反応待ちなのではという感覚があった。当然自意識過剰だ。
自意識過剰だけど、ともかくわたしもSNSを投稿した。先生が遠回しに伝えてくださるのはわたしと他のファンの方双方へのお気遣いだし、わたしも大層喜んだ様子で詳細は書かず感謝を綴るのみにとどめた。
ところが先生のご本を読み、かつ先生とわたしのSNSのどちらも見ていた方には察せられるもので、配慮が足りない、常識がないと言い出す人がいた。
(正直、ご自身の立場だったらおまえはもっとなんにも伏せずに狂喜乱舞で全部ツイートするだろうと思うそういう性格の人だ。)
わたしは腐女子でBAが好きだった。Aくんが結婚したからそれを受け入れた。
しかし相手がわたしとなると話は変わる。わたしじゃAくんを幸せにできない。でも、自費出版とはいえ公式でAくんは結婚した。
公式を受け入れないのは公式アンチという信条と、10年の推しカプを自分自身のせいで諦める苦しさで板挟みになった。
チョコを送ったのがよくなかったのか。それくらいみんなやってる。
ファンレターだって、腐要素こそ滲まないよう努めたが、夢感情は元々なかったのでAくんと結婚したいなどということはもちろん書いたことがない。表情や言動を事細かに好きだと綴っただけだ。
サイン会で喜んだのも長いファンを喜ばせようというお心遣いが本当に嬉しかったからだ。
誤解のないように言うが、わたしが喜ぶかなと結婚までさせていただいたご厚意自体は本当に嬉しいし、この上なくありがたい。
ファンとの距離感が近すぎるとは思うけど、お気持ちは本当に本当に嬉しいし、それほど大事なファンだと思っていただけてることは誇りです。○○を好きでいて本当によかった。
でも推しカプの片方が結婚してましてその相手が自分という事態はどれほど複雑(オブラート)な気持ちか、固定厨の方なら多少はご想像いただけるだろうか。
ご厚意に厚意と感謝を示したくて喜んでみせたら上っ面だけを見た界隈の一部の人間に常識がないと思われること、それにこういった反論をできないこと、本当に頭にきてます。
言い方を選ぶのをやめさせていただくと、お前らただの嫉妬だろ?
怒ってた一部は夢女子で、夢女子の全員がそうだとは思わないけど、ああいう場で喜ばないほうがよっぽど世渡りの常識ないのに夢界隈のローカルルールにあわなかったんだかしらないがよく自分こそが常識みたいな面ができるな。何様だよ。
○○のことは今でも大好きだし、Aくんのことも一生の推しだと思っているけど、今は創作するのもしんどくてそれ以降別ジャンルばかり描いている。
再度になるが、わたしは固定厨腐女子なのでこの記事は自慢でもなんでもない。
わたしが表立ってこんなことを言えないから連中だけ好きに愚痴を言えるのがムカつく一心で書きました。
作者に見られてるかもと自意識過剰にでも思った時点で鍵かけろとかオタクは原作者の目に触れるなとか、わたしにももちろん落ち度はある。(その点を反論させていただくなら、わたしに怒っていた夢女のほうが先生に直リプをバンバンしているはばからないオタクです)
これを読んでくださった方にもわたしのほうがよくないと感じる人もたくさんいると思う。わたしかわいそうでしょう同情して!というつもりならもっと自分に都合の悪いところは伏せて印象操作して書いている。
彼が遊びにきた。年下のすごく可愛い、賢い子。
一緒にiPadを見ながら次にデートに行く場所について話していると、「キスしていい?」と彼が顔を寄せてきた。
その日は久々に会えたから、お互いの唇にすごく夢中になった。
ふと見つめ合った時、蝉しぐれが響いていた。
この前ふいに、「あなたが一番愛した人は誰ですか?」と聞かれた。
元彼は、見栄っ張りで不器用で斜に構えてて、そのくせ効率悪くて生活能力が著しく低い、言ってしまえば「カッコ悪い」ヤツだった。
最初は私に対しても斜に構えていたけれど、意地悪なあだ名や不器用なりに私に尽くそうとしてくれるような態度でなんとなく愛を見せてくれるようになった。
すごくピュアで人のことが大好きなんだけど、自分に自信がなくて見栄を張ってしまう彼がどこか放っておけなかった。
でも私が世話を焼くと彼のためにならないし、生活能力の低い彼と長く一緒にいるビジョンが湧かなくてお別れした。
彼は「別れた女とは連絡を取らないって決めてる」と言った。私もそれは守ろうと思って、彼とは一切連絡を取っていない。
もう引っ越したと思うけど、彼が住んでいた築40年のアパートはお墓の近くにあって、夏はものすごい蝉しぐれだった。
だらしなく昼頃に起きて、枕元でパンをかじりながらワイドショーを見て、飽きたなと思った瞬間に見つめあってキスをする、そんな週末をいつも過ごしていた。
そんなだらしなくてダメな私を、目の前の彼は元彼のように許容してくれるだろうか?
目の前の彼は、私にカッコ悪いところやダメなところまで見せてくれるだろうか?
目の前に彼がいて、蝉しぐれがうるさくて、私の心は少しざわめいた。
慌ただしい日常の中で数年後、なぜこのとき転職を決意したのか理由を忘れそうな気がしたのでここに書いておく。
きっかけは信頼していた先輩社員の転職だった。有能だが人のいい先輩だったので僕より先にやめることはないだろうと思っていたら5月にあっさりやめてしまった。
以前からやめたいと思っていたのだが、その理由はいくつかある。
別に子会社でもないのにうちの部署だけ謎に隔離されており、働くフロアやslackワークスペースが隔離されていること、
横断的技術推進部署があるにも関わらずうちの部署だけはそこから覗かれていること、
esa.ioなどドキュメンテーションベースがこれまたうちだけ隔離されていること、など。
おまけに部署の売上は10年以上前のガラケー時代のサイトの会員がそのまま移行して毎月ほとんど気づかず払っている会費に依存していた。いわゆる幽霊会員だ。
入ってから5年、それなりに頑張って働いてきたがそれが成果に紐付いている実感がないこと、成果とのヒモ付で議論されない理由が入社後ずっと立ってからわかった。
つまりこの部のエンジニアの努力はここ数年なんの成果も生んでいない。
この問題の主要因は何を作るべきかを決める人間、つまり部長にあるのだがこいつが何も成果を出さない、出せていないにもかかわらず7年以上に渡ってその地位に居続けているクソ野郎で僕ら平ではどうしようもないという無力感がはびこっていた。
まあ、つまりそういった環境というより部長に絶望したっていうのが主な理由になる。
同僚の中にはいい人間もいたし、世話になった上司もいたがここにいてはこの無力感に体を侵食されて何もできなくなる未来が見えていた。
最後の奉公とばかりに内部監査や外部弁護士にパワハラの証拠を送ったり、会長へメールで改善要求を直訴したがどうにもならなかった。
新卒で入社した会社で愛着もあった。これから何十年でも働いてもいいと思える上司・同僚だったが、現実的な話この会社が10年後も健全に独立経営していられるかも怪しい気がしてきた。
当時住んでいた町はお世辞にも治安が良いということはなく、
昼間でもしょっちゅう黒バイにとめられて車体番号の検査とかやられるようなところだった。
俺も在学中に2台くらい盗まれたし、友人には盗んでるやつも盗まれているやつもいた。
(朝に駅から徒歩できて、門の近くの駐輪場で自転車に乗って、帰る時また門に停めて徒歩で駅に向かう)
俺は当時コー○ンで買った8000円くらいの自転車に乗ってたんだけど、
しかもその中には鍵まで同じで他人の自転車なのに解錠できて乗れたりするわけ。
で、いつからとかはわかんないんだけど、ある日黒バイに停められて調べたら俺の自転車じゃないのよ。
俺は持ってる自分の鍵で解錠できたし、これは自分の買った自転車と同じものだと言ったけど、
当然車体番号に登録されている名前とは違うわけで一旦交番に行こうね、となった。
まぁその言い分を信じろって言われても無理があるなとは思うけど、
乗ってた自転車の本当の持ち主に電話したら「その自転車は鍵をつけっぱなしにしていた盗られた」と言った(らしい)せいで、
「自分の持っている鍵であいた」という俺の証言も嘘ということになった。
(こいつが何でそんな嘘ついたのかもわかんないし、本当に言ったのかも誘導尋問だったのかもわからない)
罰金だけ払えば前科はつかないよ?早く認めちゃえよ、みたいな。
警官A:おじいちゃん。優しく話しかけて泣き落としかけてくる。
あと、同じ自転車だって言うなら購入したときの保証書とか説明書あるだろってパトカーで家に行ったのね。
頑張って探して見つけたのよ。でも何か「商品名が違う」とか警官Bはもう俺のこと犯人だと思ってるから調べてもくれないわけ。
本当にその時の自転車と一緒のものだったんだけどね。合鍵あればよかったけど1本なくして使ってたやつしかなくて、
「鍵にキーホルダーもつけずに裸のまま使うやつなんていない」とか、もう理論がめちゃくちゃなわけよ。
俺としては入れ違いが起きたんだとしたら大学しかありえなくて、
普通に同じ自転車が同じ鍵で開いたら自分のだと思うだろって話をずっとしてて
押し問答が続いて「取り違えたっていうならお前の自転車は大学にあるんだろ」ってなって、
深夜の大学まで全員で出向いてよく行く校舎の周りとか探したんだけど
いつから取り違えが起きているのかもわかんないから見つからなかった。
(というか、嘘だと思われてるから5分くらいしか時間くれずに「あるわけねぇだろ」って言われた)
Aは「信じてあげたいけど、君の言っていることが証明できないと盗まれた方に説明がつかない」
Cは「言ってることはわかるけど、状況的には君が盗ったようにしか見えない」
みたいな感じでまだ俺の言ってることにある程度は理解を示してくれたけど、
Bは「この2人はこんなこと言ってるけど俺は1つも信じないし100%お前がやったと思ってる」って終始睨んでたけど
結局7-8時間かかっても俺は認めなかったのね。
したら業を煮やしたBが
「じゃあお前の証言が正しいって証明しろ。3日やるからその同じ鍵で解錠できるお前の自転車をもってこい。
できなかったらお前は犯罪者で前科者だ。逃げられると思うなよ。3日後絶対ここに来い。俺は絶対に待ってる」
ってなって、夜中に開放してくれた。(ついでにマンションまでパトカーで送られて恥ずかしかった)
そっから2日間、学校中の駐輪場とか付近のマンション、路上から撤去された自転車の集積場を
駆けずり回って探した。マジで3000台とか見た気がする。
確か捕まったのが金曜日で土日は休みのシフトだから月曜日に来いみたいな話で、
日曜日の夕方に溝に捨てられている本当の俺の自転車を見つけた。
後々考えるとこれは悪手だったんだけど、当時の俺は1秒でも自分の疑いを晴らしたくて
その足で交番に自転車持ってったんだけど、その話は聞いてないからわからんと。
月曜日もう1回来てくれって言われて交番に自転車だけ置いて帰った。
AとCだけがいて、言っていることは正しかった、すまなかったと謝ってくれた。
おいおい絶対待ってるって恫喝したBはどこに行ったのかな、って思ったけど
「いやいやこいつがやったに決まってるじゃん」って思う状況ではあるけど、
増田さんがおたずねになりたいことは、
>でもなんで声優なの…?
でしょうか。それとも、
ので、どういう進路を勧めたらいいのかということでしょうか。
文章を読んだだけでは判断出来なかったので、とりあえず後者に重きがあると考えて回答させていただきます。
結論から言えば、頭ごなしに声優を目指すのを辞めろという必要は無いでしょう。
増田さんが考えられたように、養成所を勧めるのが無難ではないでしょうか。以下、詳説していきます。
まず、増田さんの片割れさんが声優に向いてないのは間違いありません。
>正直片割れの声に魅力があるとは思えないんだよね。容姿も私と同じく見れたもんじゃない。
これはプラス要素ではありませんが、そこまで致命的なマイナス要素とも言えません。
声はトレーニングしたあとでどうなっているかがすべてであり、現時点の声質は例えば「ヘリウム吸っても声が変わらない」金田朋子さんとかそのレベルの特異な立ち位置を取れるぐらいでない限り、さほどの決定的な要素にはなりません。
容姿も増田さんの主観以外に情報がありませんし、メイク技術を磨いたり、コーディネイトを学ぶ等で自ずと変わる物です。
>ましてや学習障害で漢字もスラスラ読めないしさ。何に使ってるのかわからないけど金遣いも荒くて、心配した父親に100万もらってるし。
これはどちらも大きなマイナスです。声優は基本的には台本に沿って演技する仕事であり、これをスムーズに読めないというのは大きなハンデとなります。確かに世の中には漢字が苦手なのが知られている声優さんもいますが、それは例えば「子役出身でキャリアをみっちり積んできて『漢字が苦手でも使ってやろう』と考える人がいる」浪川大輔さんみたいな人だから許される話であって、今から勉強する新人にとっては、かなりの不利となります。
金銭感覚の粗さもマイナスです。近年のアプリ・配信市場の活況に伴って若手声優の収入事情は大幅に改善されましたが、それでも、余程の幸運に恵まれない限り、新人声優の生活が苦しいのは変わりません。今も昔も新人声優の引退理由の大半は「役がないので収入が苦しく将来の展望が持てない」ですので、なる前から引退の可能性を上げているようなものです。
>話し合ってるうちに、譲歩して養成所を勧めたらそもそも養成所の存在を知らなかった。いや調べろよ。知っとけよ。悲しいよ。
これも極めて大きなマイナスです。声優というのは自営業であり、個人事業主であって、事務所の社員ではありません。ですので、必要な情報は自分で調べて自分で解決できるのが基本です。片割れさんのような情報感度の低い方が目指すのは、相当に厳しいと言わざるを得ません。
そして、それらすべてをひっくるめたよりも大きいマイナスが、
>昨日22歳の
です。
身も蓋もない話で恐縮ですが、声優を目指す上で一番重要なのは年齢です。私が業界研究を始めた20年以上前の時点でも年齢の重要性は指摘されていましたが、現今の情勢では間違いなく最重要としか言えません。
分かりにくい形容かも知れませんが、高校在学中、もしくは高校卒業後直ちに声優を目指す場合、RかSR程度の才能でも十分ですが、22歳から目指すとなると最低でもSSR、できればそれ以上の才能が必要です。
これは、声優の訓練の難しさと、声優になるための競争という二つの面で年齢が大きなハンデになるためです。順に説明します。
まず、声優というのは役者の一種であり、役者とは技術職であると同時に肉体労働でもあります。従って修行というのは体力勝負の面もあり、どうしても若くて回復力のある人間の方が有利です。
また、プロの見解を総合すると、一応の才能の持ち主であっても、声優に必要な技術を身につけるには、3年から5年の訓練が必要というのが相場です。
実際には専門学校は2年制ですし、養成所も1年から2年のカリキュラムを主力としているところがほとんどで、年数が足りません。
現在の情勢で新人声優になる、つまり養成所を卒業して声優事務所とジュニア契約を結ぶというのは、
「現時点での技術はまだ心許ないが、今までの本人の態度と成長速度を考えれば、今後とも研鑽を怠らなければ、将来的にはプロの声優として独り立ちできる。かもしれない。」
ここで問題になるのが「競争」です。どの事務所も、同程度の才能・能力であれば、若い方を優先して契約します。
当然ですね。仮にブレイクした場合、若い方がより長い期間活躍できますし、そうなるまでに技術を身につけるために勉強する時間的余裕も持てます。
事務所側にしても、「あまり年齢のいった人とお情けで契約するよりはすっぱりと諦めて貰う方が本人の今後の人生のためになる」というようなことを言っていたりもします。
さて、普通の声優志望者が高校卒業後に専門学校に行き、卒業後にさらに養成所に入って2年間勉強すると、なんと22歳になっています。
片割れさんが声優を目指すというのはつまり、4歳、無為に歳を取った状態から、今まで4年間みっちり勉強した人たちを押しのけるだけのパフォーマンスを出さなくてはならない、ということになります。普通に考えれば無理でしょう。
「だから声優なんか目指さない方がいい」というのが普通の結論になります。
ですが、現在の情勢で、声優を目指す人だけが養成所や専門学校に在籍しているわけではありません。
声優系専門学校の中退率はだいたいどこでも5割を超えるというのが定説です。
また、少し調べれば分かるとおり、声優系専門学校というのは、2年という時間と数百万円の学費と生活費をドブに捨てるのと大差ありません。違いは、ドブに捨てたお金はドブさらいをすれば多少は回収できる可能性があるのに対して専門学校に投じたお金は絶対に帰ってこないことぐらいです。
現状、専門学校を卒業して事務所といきなり契約できる人は率で言えば1%未満の極めて才能に恵まれた人だけであり、それ以外のほとんどの人は養成所に行って勉強し直して、初めて声優になれています。
そしてそれらの人が(母校に気兼ねしなくていい場面で)言うことは、
「養成所に入って分かったが専門学校とはぬるま湯につかってるみたいなもので本気の修行なんて行われていない」だけだと言ってよいほどです。
さて、代アニのような駄目な学校が運営する週1コースでは、詳細な説明を見ると、学内オーディションすらなく、単なる趣味の延長線上であることがそれとなく(あるいは、大っぴらに)書かれていたりします。
そういう目で見ると、例えば業界最大手である日ナレの場合でも、主力である週1コースの学費は入学金10万円年間受講料20万円で、まあ「安い」と手放しで言えるほどの額ではありませんが、大人の趣味として考えると、そこまで高い物でもありません。
増田さんが片割れさんの要望を頭ごなしに否定しないというのは相手を気遣われてのことだと思いますし、それはとても大事な事だと思います。
それでも、専門学校に行くことで生じる金銭的・時間的ロスは極めて大きな物ですから、最低限、それだけでも止めるべきでしょう。仕事に行きながら、でも通えるどこかの週1コースに行き、本人が納得したら辞める、というので十分ではないでしょうか。
なお、何かの間違いで、片割れさんが本気で声優を目指していて、僅かな可能性でも本気で挑戦したい、そして増田さんがそれを応援したい場合についても書いておきます。
この場合の選択肢は養成所、それも東京青二塾もしくはプロ・フィット声優養成所(本科)のような難関養成所しかありません。
これらはいずれも実績のある養成所で、現在の日本で声優を目指すなら一番分のいい場所と言えます。また、1年制であり、良くも悪くも1年で結果が出ます。
もっと言うと、入学倍率が厳しく、0年で結果が出る方が多いですが。
厳しい、と言っても青二塾が7から15倍程度、プロフィット本科が15から20倍程度とされるので、まあ、簡単ではないですが、大規模公募型オーディションとかと比べれば一桁少ない数字です。これを通れないようであれば、そもそも声優を目指すなど無理ということであり、すっぱり諦める方が後人生のためになるでしょう。
ある動画のイラストを担当した絵師が、前世垢と相互フォローだったのに気づいたファンがいたのだ。
(実際には、2ヶ月以上前に某所でリークがあったのだが、俺は最近まで知らなかった)
緑仙が好きだ。
歌が上手くて顔と声がいい緑仙も好きだし、
でも一番好きなのは、その二つのキャラクターをプロデュースする魂の才能だ。
つい最近、24時間歌配信をやったが、ああいう自分に過剰な負荷をかける無茶な企画も大好きだ。
どういう人間がこれを作っているのか知りたい。
そういうわけで、緑仙の前世バレを俺は待っていたのだ。
そしてその中身は、期待を裏切らないものだった。
まずは顔が良い。
緑仙は以前、ベーシストの顔と言われる、という意味の発言をしていた。
ベースの面構えといえば、一重で切れ長の目、少し頬骨が出てて、手足が長いと相場が決まっている。
まさにその通りの美形で震えた。
そして歌。
あの膨大なレパートリーの謎が少し解けた。
歌い手出身では無かろう、と予想していたのだが、普通にニコニコ動画に投稿していた。
今までよく誰も気づかなかったものだ。
絵。
やはりというかなんというか、本業はイラストレーターのようだ。
かわいらしい絵柄のイラストで彩られていた。
地方出身者同士の煽り合いの空気感だよなと思っていたのだが案の定東北出身だった。
そう思って見るとこないだの秋田ロケがいっそう面白くなるだろう。
過去の色々な発言が答え合わせのように伏線回収されるのは劇的な体験だった。
ますます緑仙が好きになったし、新たに中の人のファンにもなった。
vtuberの声優は公開しないという無意味な慣習はやめてしまえばいいと思う。
ミッキーマウスのファスナーが見えているようで嫌う人がいるのもわかるのだが。