はてなキーワード: 植物工場とは
今にして思えばSTAP細胞事件が典型的だったと思う。妄想(ゆめ)を語る研究者に対する人々の期待がバブルのように膨らみ、マスコミや業界紙はそれをさらに煽るべくショーアップする。結果として、彼らの下には多額のカネが集まってくる。
結局、そのバブルは弾けて水泡に帰した。しかし、本来、科学的研究などというのは失敗してナンボのものであり、提案された成果の追試が成功せずに認められないことは珍しくない。STAP細胞も、そのような失敗した研究の一つとして粛々と科学史の闇の中へと消えていく程度の話であったはずだ。
しかし、現実には有名研究者であった副センター長の自殺という衝撃的な結末を迎えた。何が、彼をそこまで追い込んだのか?
翻って今回の場合、齊藤氏とその技術者チームが開発したスパコンはGreen500で四位という立派な成果を出したのであり、その技術力は虚像ではない。だが、その発言が非常に危ういものであったことはすでに指摘されている。
(中略)
次世代のスーパーコンピュータの必要性は、もう釈迦に説法であるかもしれないが、さまざまな手法による省エネルギー、そして新エネルギーであり、最終的にはエネルギーフリーに持っていく。小型熱核融合といったところには核変換の機能が付与されるため、資源問題が大きく改善、解決されていく可能性がある。
食糧問題というものも、植物工場のあり方次第で大きく変わってくるということや、衣食住がその次のフリーになるというようなところも議論としてあり、続いては安全保障、軍事の議論もここに含まれてくる。やがて保有するスーパーコンピュータの能力が国力という時代が非常に近づいてきているのではないかと思う。
http://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/special/2030tf/summary_281003.pdf
夢を語るのは良い。だが現実には何が起きたか。おそらくは、彼の描く楽観的なビジョンに対して次々と舞い込んだ多額の助成金が、後ろ暗い勢力を引き寄せる結果となり、最後は食い物にされた。それが、今回の件の実態なのではないか。
(追記:四億円だけの話をしているわけではないよ。)
同じく委員会に参加していた「東ロボくん」などのプロジェクトで知られる新井紀子氏は、今回の件についてこうコメントしている。
マクロのパラメータが痛んでるときに、最後のブラックボックスであるイノベーションにかけて一発大逆転を狙うと必ず無理がたたってインパール作戦になるので、現実を直視し、エビデンスに基づいてコツコツ修正するように、と言ったのに…。 経産省にも責任があると私は思う。
この指摘は非常に正鵠を射ていると思う。今や、この国のあらゆる人々が一発逆転を期してユメを語る人間にカネを託すようになった。言い換えれば、経済が停滞を続ける状況下において、ブラックボックスは最もカネになる存在となったのだ。
このことは、昨今の政治スキャンダルの様相が変わったことと大きく関係していると思う。前世紀と比べて、我が国ではハコモノ利権は相当に厳しくなった。これは、有権者の目が嚴しくなったこともあるが、マクロの経済環境が停滞した結果、そもそもバラ撒くためのカネがないということもあるだろう。
一方で、昨今に取り沙汰されている政治スキャンダルを振り返ってみると、全て「教育」「構造改革」「イノベーション」に関するものだ。繰り返そう、ブラックボックスはカネになる。子供の中にも先端技術の中にも無限の可能性があり、そこに対する投資は無条件に正当化される。
既存の利権の伸びしろが無くなった今、ブラックボックスに対する期待をカネに変えて配る、すなわち「イノベーション利権」の構造こそが、この国の政治の最先端の姿なのではないか。
1.軍艦島とか八幡製鉄所とともに、三池炭鉱も『世界遺産』に登録されるらしい。
韓国政府はこの世界遺産登録に反対のようだが、自分は別の理由で、特に『三池炭鉱』の登録には猛反対である
その深度とか、掘削延長距離は、相当なモノ。地質データ、炭質データ、炭鉱坑道データなどは、貴重なデータ。
仮に、三池炭鉱と同じだけの坑道を『今から』掘るとすれば、それに要する時間と手間は、莫大なモノになってしまう。
何が言いたいのか?と言えば、
『三池炭鉱は、その地下にある坑道ネットワークそのものに、莫大な経済的価値がある、ということ』。
『カミオカンデ的実験』とか、『遺伝子組み換え実験』とか、その他多種多様な実験が可能なんですよ。
あれだけの地下を、今から掘ろうと思ったら数千億円はかかる。
そのような『貴重な地下空間』を、ユネスコ世界遺産云々かんぬんで、『お蔵入り』させていいのか?
4.自分が好きな真保裕一の小説に『ローカル線で行こう!』がある。
ネタバレ話をすれば、あの小説は『廃鉱を、そのまま放射能廃棄物処理場として転用する』という計画を巡る騒動。
『放射能廃棄物処理転用廃鉱』ということだと、間違いなく三池はその筆頭候補ですよ。
(因みに夕張炭鉱は、本当に核廃棄物受け入れを検討したらしい)
三池を世界遺産に登録なんかしてしまったら、『三池の放射能廃棄物処理場転用』は間違いなく不可能になる。
日本は、放射能廃棄物処理場の有力候補地を、世界遺産云々で消し去っていいのか?
5.詳しくない人の為に言っておくが、坑道の径長は相当広いから。坑道列車が行き交うことが出来る位だから。
各坑道を最先端企業に『分譲』し、企業が坑道列車を活用して各種研究や生産を行う、という未来図が、
6.あと、「三池は石炭を掘りつくしたから閉山した」と誤解している人もいそうなので、訂正伝票。
これは北海道の炭田にも言える話だが、三池閉山は「海外炭より、掘削コストが嵩んだから閉山した」だけだから。
ルンバに代表されるようなロボット技術を掘削に応用すれば、三池炭鉱が海外炭並みの競争力を回復する可能性だって残されている。
世界遺産などというカビ臭い博物館入りさせることで、『三池の現役復帰』は絶望的になる。
同時に取れる高温水を使った熱利用(例:植物工場利用)とか、地下へのCO2貯留とか、そういう複合利用を行えば、
トータルで三池炭鉱が経済競争力で海外炭と対抗できる余地はある。
http://anond.hatelabo.jp/20141115105603
で「由井寅子のおかげで、トンデモ疑惑な技術を掴まなくて済んだ」
を書いた増田だが。
このアグリフェア、東京ビッグサイトで開催されていて、
植物工場とか、ITによる農業制御ソリューションとか展示していたのだが。
ここの某セミナー会場で、
「この会場で、農家の人は手を上げてください」と参加者に問いかけていた。
で、挙手したのは、せいぜい2割程度。
満員で盛況だったセミナー会場なんだが、その8割は「農業の自由化で、何か新規ビジネスできないか?」と
(と書いている自分自身が、その一員なんだが)
フェアの会場が東京だった、ということもあるとは思うが、
肝心の現役農家自身が、こういう「農業IT技術」「最新の農業情報」を摂取しようとしていない、ということ自体が、
今の農業の先行きを暗示している気がする。
折角コメの収穫期を過ぎてからの、農閑期の11月開催のイベントなんだから、
もっと「現役農家」が、貪欲に最新農業技術を摂取しよう、と能動的に動くようじゃなきゃダメじゃないか?
恐らく、現役農家の大半は、ITによる農業カイゼンの技術などの話を「対岸の火事」「どうせ自分には関係ない」ということで、
冷凍時に磁力を加えるか何かで、食品の鮮度保持が飛躍的に高まる、のキャッチフレーズで、
自分は「このCAS技術を使えば、何かできるんじゃないか?」と前から考えていた。
で、今週の水曜~金曜に、東京ビッグサイトで「アグリカルチャーフェア」が開催されていて、
最新の農業ITとか植物工場とか展示されていたんだが、その中でCASも展示されていた。
「どれどれ・・・」と見に行ったが、
そこに「CASを批判する冷凍学会はオカシイ!!」という記事を掲載した新聞が山積みされていた。
「?」と思ってみると、「環境農業新聞」という見慣れないタブロイド新聞が置いてあった。
1面、2面と、冷凍学会を批判する記事が続いていて、「・・・」と思いながら読み進むと、
最終面で「由井寅子が推奨する自然農法、ホメオパシー云々」というトンデモ記事が載っていた。
何のことはない、由井寅子のフロント新聞社が環境農業新聞だったわけだ。
この瞬間、「ウチの会社もCASを導入して・・・」という自分の構想は、瞬時に消え去った。
自分は文系なので、CAS技術が妥当な技術なのかどうか、判断する能力がない。
だから、「CASって、面白いかも」と興味を持っていたのだが、
「由井寅子の新聞でプロパガンダしている技術」「由井寅子と心中せざるを得ない技術」ということで、
自分の中の「エセ科学アラート」が作動して、一気に疑念の念に変わった。
もしCASが環境農業新聞なんかに記事掲載していなければ、自分は「CASは夢の技術だ」と思い込んで、
ウチの会社に導入して、大恥をかくところだったのかもしれない。
★某塾のテストで、
「スーパーマーケットの店舗レイアウトで、肉や魚は店のどこに陳列されているでしょう?」
「そして、それは何故でしょう?」という問題がでたらしい。
(正解は、「店の一番奥まった部分」。顧客の回遊動線を考えると、結局共通の店舗レイアウトに収れんしていく)
★でも「ドンキホーテ」って、塾や社会科教科書に反した店舗レイアウトだな
その問題解いた小学生で、「ウチの近くのドンキは、こんな教科書通りのレイアウトしてません」と反論したら、どうなんだろう?
成城石井や紀伊國屋スーパーのような、真っ当なスーパーを使わなきゃ、受験で落ちろぞ」と教師に叱られる?
★なぜ成城石井や紀伊國屋が「中学受験に効く」のか、わかるかな?
これらスーパーでは、ちゃんと「旬のモノ」を正しく売ってるからだね。
中学受験では、理科や社会の問題で食品や動植物の旬を出題するから、旬を守ってるスーパーで買い物するように、お母さんにお願いしようね。
★でも、植物工場が急速に普及して、野菜の旬が無意味になった将来の、中学受験の内容が気になる。
子供が「ウチは植物工場の野菜食べてますから、年中●●が食べれます」となったら、教師はどう反論する?
ちょっと前の教科書なら、「レタスは主に長野県とか群馬県の高原地帯で採れます」と書いていたが、
あと5年もしたら、この記載は無効になるだろうな。
「工場の遊休スペースで、全国で広く栽培されてます」と記載が変わるのか?
★そもそもレタスという野菜自体が日本に定着したのが最近(70年代以降)だからな。
生サラダの食習慣とか、サンドイッチに挟む、という食習慣、つまりパン食の普及とセット。
ちなみにすかいらーくの元役員が著書で「レタスを日本に定着させたのはすかいらーく」と豪語してた。
生サラダの食習慣が定着した、というのは、裏を返せば「堆肥農業から化学肥料農業に転換し、寄生虫の心配がなくなったから」なんだよな。
ぜひ、中学受験では「なぜレタスが日本に定着したのか?」というテーマで、寄生虫の問題とか化学肥料の発明とかまで「発展学習」して欲しい。
★冗談抜きで、そろそろ「植物工場」は、小学4年の社会科教科書なんかで掲載を開始してもいいレベルだと思う。
あと、「どの農作物が、どの地方で、どの季節で採れますか?」を教育するより、
「どの農作物は、気温何度で生育しますか?水量はいくらいりますか?背丈は?生育期間は?投入エネルギー量は?」を教育した方が、植物工場時代には有用。
なぜなら、将来は植物工場時代で、産地の知識より生育条件知識のほうが、はるかに役立つ
でも、「農水省さん、植物工場を社会科教科書に載せましょう」という文部科学省の提案は、
「あれは邪道な農業。相談するなら経産省にしてよ」という農水省のツレナイ反応で、ボツになったのだった(※想像)
★自分が子供の頃(70年代)の社会科教科書では、「デパート」「商店街」は登場しても、スーパーマーケットは登場してなかった記憶がある。
既にダイエーが三越を抜いて、日本一の小売事業者になった時点(70年代)の社会科教科書でも、そんなもの。
では70年代の時点で、社会科の教科書は「スーパーマーケット」を大々的に取り上げるべきだったか?
たぶんそのころだと、このように教科書に書かれただろう。
「スーパーマーケットは、駅前の立地で、広い売り場スペースを確保して、何でも買えるようにしています。」
で、「70年代的スーパーマーケット」を多数抱えていたダイエーは潰れたのは周知のとおり。
生き残ったのは、郊外に巨大駐車場を用意し、専門店も誘致したモール型のイオン
★30年前、カイワレダイコンの工場生産がブームになり、各社一斉に生産を拡大して、カイワレダイコンが大暴落して、多くの業者が倒産した。
現代の「植物工場レタスブーム」、カイワレダイコンの二の舞にならないか?少し心配。
★カイワレダイコンが工場生産で価格下落し、植物工場レタスも後を追う展開。
工場生産による価格破壊の「元祖」が鶏卵であることは、意外と知られていない。
戦前は鶏卵は貴重品だったんだよな。1960年代に鶏卵の「生産革命(=工場生産)が起き、価格破壊が起き、食文化が変わった
★食材価格ランキングって、生産体制や物流で全然変わるからなあ。
その背景には「エネルギー革命で木炭がダブつき、木炭原料を使った椎茸が価格破壊された」一方で「森林管理がなされなくなり松茸高騰」という実態がある。
★おそらく、植物工場革命で、食材価格ランキングがガラッと入れ替わる。
植物工場で生産最適化される食材価格は暴落し、植物工場じゃ生産できない食材は高騰する
逆にいえば、従来型農業しかできない農家、植物工場を作る資本力がない農家は、
「絶対に植物工場化されない食材」に特化するのが勝利の方程式。
生産に時間が掛かるミカンとか柿とかが、植物工場化される心配もなくて安全じゃないかな?
まずは関係ない話から。12月22日にTVAのKingstonの火力発電所のcoal combustion(石炭燃焼とでも訳すか)が大気中に放出されたそうな。そこで約84m^2 of natural uraniumが放出されたそうな。約800kg/m^2, 0.336curies (Ci)/kgが275エイカーの土地に放出されたそうな。約20000 curiesが漏れたわけだね。そのまま引用すると
the most massive uncontrolled release of radioactie material in history may have jsut taken place - at a coal -fired power plant.
さて閑話休題。
食の危機を産業技術で救えるか?「植物工場」に集まる期待度(ダイヤモンド・オンライン) - Yahoo!ニュース
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20090217-00000001-diamond-bus_all
発電所は排水(二次および三次冷却水)の温水を海に放出しているわけだがそれを再利用しようということ。排水は発電するには温度が低いが植物工場の温度を保つのには十分な温度を保てるはず。かつ温水そのものを水として与えることもできる。夏場はそとから汲んできた水を与えればよいだけのことなので問題なし。冬場の暖房や水を温めるコストなどが削減できる。電力会社がこの植物工場に乗り出せば電力代のコストをさらに下げることができるだろう。そうすればより安価に生産できるのではないだろうか。風評の問題もあるがそれは原材料として出荷すればいい話である。