はてなキーワード: 手作りとは
今日の夕飯はメンチカツがいいってリクエストすると「えっ?嫌」。
風呂入るから着るもの用意しといてってお願いしたら「えっ?嫌」。
会社でむしゃくしゃすることがあって、愚痴を聞いて欲しくて話を振っても、イヤイヤ言いながら両耳を押さえて離れていく。
手作りの弁当は却下されなかったが、作り置きのオカズを詰めただけ。
弁当って当日の朝に作るものじゃないのか?ちなみにこの要望は「えっ?嫌」が発動して駄目だった。
弁当に限らず普段の料理もレンチンが多いし、出来立ての飯が食えるのは嫁が休みの日だけ。しかも起きてくるのが遅いから、休みが被らない限り夜しか食べられない。
今日なんか朝飯も用意せずに家を出て行ったみたいだ。
なんか思い描いた結婚生活と違う…。
猫を探してるんだけど、挫折して三度目くらいかな、嫌な思いばかりするのでいいたい。
めちゃくちゃ里親応募者の人格やプライバシー、個人情報をうるさく聞いて人をジャッジする癖に、
自分たちは宗教活動、政治活動しててその教義の押し付けをしてきたり
猫の飼育状況に関しては応募者たちよりよっぽどやばい環境で雑に猫管理してたり、まず最初から応募者を「詐欺師か動物虐待人間か?」という疑いの目で見るところから始めて当たりがきつかったり、
こっちはたくさんの猫の世話で忙しいのよとばかりに雑で失礼な態度とられたり(管理しきれてないなら囲うなよ。虐待してるのはそっちだろ)、ひたすらどうでもいい雑談の相手に拘束したり、……かいてて思い出しゲンナリするが、そんなんばっかりで本当にひどい。
そうじゃない団体もいるだって?いるなら教えてほしいよ。どこにいるのそんな「優良」慈善団体。
たいてい関わると体力ゲージガリガリに削ってついでにSAN値も削ってくる。
「すでに一匹いて、マンションの規約で二匹までしか飼えないから、もうあと一匹しか引き取れません」つって話が進んでたのに
唐突にトップのおばはんが二匹いらないかといってきて、断ると「子猫の社会性が育たない!」とかキレたおして譲れませんの一点張りになるとか、なんかそういうわけのわからない団体めちゃくちゃ多い。げんなりする。
大抵、窓口になってるおばさんは条件がゆるくて、トップにいるおばはんがめちゃくちゃガチガチのマイルールもってて仕切っている。
芸能人が名前出して宣伝してた、メディアに露出の多い東京の某団体もそう。
動物を助けてるんだから善人の看板持ってるつもりで選民意識と義憤で活動してるおばさん多くて
「自分は正義の人!だから自分の考えは正しい!やってることは百パー正しい!」ってもうそこの認知が揺るがないから、そういう自己の在り方に疑問のない人達って本当にひたすらめんどうで、
もうめんどくさいからペットショップでネコ買いたくなってきた。
かわいそうな猫を一匹でも減らしたいって思いもあるのに。
生体販売でビジネスやってるペットショップは、この世からなくなればいいと思ってるけど、
ネコの譲渡に関わってくる「慈善活動家(社会からの認証に飢えてる専業主婦のおばさん、おばあさん)」がやばすぎて、いままた何度目かの挫折中。
今飼ってる愛猫の伴侶が欲しくて探してるんだけど、この子を見つけるまでも本当に苦労したし、伴侶をみつけるのにまたこのやばい連中と知り合わなきゃいけないってだけで鳥肌立ってしまって挫折してしまう。
うちの子を譲ってくれたおばはんのことも、我が家では「キ〇ガイババア」と陰で呼んでいる。
エサは市販のものは駄目、手作りもしくはオーガニック食品を!とか、どこそこの政治家はこんな動物虐待に加担している!とか、
私はこんなに身銭を切って猫ちゃんたちを助けてるのよ話を延々2時間人んちに来て話して、出したお菓子に全部手を付けて帰った。
そもそも、こちらはわざわざ野良猫の里親募集に応募して長い取り調べを受け、それでも不幸な猫を幸せにしてやりたいと思ってる側なのに、
あいつらこっちはしりたくもない「心無い人間による犬猫の虐待情報」めちゃくちゃおしえてきて嫌な気持ちにさせるし、
応募してきた人間を自分の好みで判断して譲渡してて、猫の為じゃなくて自分の承認欲求を満たす手段としてやってるおばさんが多すぎていやになる。
猫の世話で忙しくて髪の毛ばさばさ、服も汚くてよろよろ、体臭なんかもう獣のにおい移っちゃってて臭うし(無自覚)、薄汚くて怪しげなおばさんを家に上げなきゃいけない嫌な思いまでしてるってのに、
猫たちはなんにも罪はないが、おばさんの肯定まではしてない。
どうにかしないと私ほど忍耐力のない人たちはペットショップで買って、そんで捨てたり多頭崩壊させてるよ。
条件あわないことも多いけど、保健所への直登録で、希望の子が出てくるのを待つしかないのか。
いたとしても毎日はりついてるおばはんたちがいち早くかっさらっていくんだけどな。
やりきれない。
なんかふと思い出したんだけどわざわざ友達に言う内容でもないし、でもちょっと聞いてほしかったのでかきます。長文書くのなんて読書感想文以来だから支離滅裂だけど良かったら読んでください。
中学三年生の修学旅行でこっぴどく怒られた。理由はヘアアイロンの持ち込み。同室の子に見られてちくられた。
私は酷い天パで、小学生のときそれはそれはいじられた。子どもならではの無邪気な言葉でも深く傷付いたし、耐えられなくて不登校になったことも、自分で髪の毛をうなじくらいまで切ったこともある。みんなは忘れていても、その瞬間の相手の顔も言葉も、私だけは鮮明に覚えている。ある時どうしても欲しいとねだって、誕生日、クリスマス、お正月分のプレゼントとしてちょっと高いヘアアイロンを買ってもらった。これは私にとっていわば革命で、思い通りにまっすぐになる感動で泣いてしまった。余談だけど天パのままの自分が写った卒アルや写真を見るのが耐えられなくて、まとめて箱に入れて神社で燃やしてもらった。
修学旅行を迎える頃には既に縮毛矯正を2回、ストパーを6回していた。風呂のときはまっすぐになる(と聞いた)シャンプー、コンディショナー、トリートメントをし、温風と冷風を交互にしながら乾かし、髪が枕に擦れないよう座ったまま就寝。毎朝5時に起きて1時間かけて丁寧にブロー、その後も軽く1時間はヘアアイロンを使ってうねった髪を伸ばし、急いで支度して7時20分には家を出る生活をしていた。
修学旅行まであと1ヶ月くらいになってから配られた修学旅行のしおりを見ると「ヘアアイロンの持込、使用は禁止」の文字があり絶望した。どうしようどうしようどうしよう。夜どれだけ気を使っても朝起きると大惨事、ヘアアイロンで伸ばさないと天パが目立ってしまう。私にとってそれは苦痛以外の何物でもなく、死んだほうがマシなのではと思うくらいだった。たった一文で修学旅行に行くのを本気で躊躇った。
ちなみにキャンプのときはお風呂に入らなかったため、ケープでガチガチに固めたら3日間そのまま保つことができたので事なきを得た。ケープすごい。
担任の説得、そして修学旅行の代金の積立を支払っていたのもあり、修学旅行には参加することになった。けれど頭にあったのは天パがバレてしまった時の屈辱だけだった。
そして修学旅行1週間前、偶然クラスメイトの会話が聞こえてきた。内容は携帯を持っていくか否かだった。しばらく盗み聞き(?)していたが、満場一致で持っていくことになったらしい。携帯ももちろん禁止だったが、クラスメイトが当たり前のように持っていくと聞いた瞬間、私の中で何かが弾け、同級生がルールを破って携帯を持っていくのなら私もヘアアイロンを持っていこうと決意した。
荷物検査はあったが生理用品や歯ブラシ、ハンドタオルなどを詰めたポーチに隠して入れた。生理用品が入っていたら遠慮して奥まで見られないだろうと考えたからだった。
1日目の夜は民宿だった。体内時計を駆使していつも通り5時に起床。私はすぐに寝落ちてしまったが他のみんなは夜遅くまで起きていたらしく、5時の時点では全員爆睡していた。何故か布団をしまう押入れの中にコンセントがあったため、押入れの戸を閉め、埃っぽくむせそうになるなか必死に髪を伸ばし続けた。本当はブローもしたかったが音で周りを起こしてしまいそうだったのでやめた。実はドライヤーも禁止だったが、濡れたまま寝ては風邪をひいてしまうと民宿の方がこっそり貸してくれていた。
一通り終えて腕時計を見ると7時前だった。9時にはホールのようなところに集合していないといけないので7時ぴったりにみんなを起こし、民宿の方の手作りの朝食(すごくおいしい)を食べてから各自準備をしてホールに向かった。
2日目の夜はホテルだった。民宿とは班が違い、もっと少人数になる。疲れがあったこと、そして先生の独断で決まった班だったから仲良い子がいなかったことなどが重なりあまり会話もせずに就寝。
朝起きたら5時半だった。ベッドの上のコンセントを使い、班の子達に見られないよう床に座り込み必死に伸ばし続けた。だが6時半になるかならないかのとき、ひとりが目覚めてしまった。何か(電源がついていることを示すライト)が光っていたのが不思議だったのかゆっくり近づいてきて、突然の事だったので隠すこともできず見られてしまった。終わったと思った。でもその子は何も言わず準備を始めたので心の底からほっとした。ヘアアイロンは元のポーチにしまった。だんだん他の子も起きはじめ、おはようと挨拶を交わして顔を洗いに行く。しばらくして生徒が起きているか見回っていた先生がドアを開けて入ってきた。するとヘアアイロンを見た子がよく通った声で「この子ヘアアイロン持ってるんですけど」と言った。頭が真っ白になった。奇しくもそれは携帯を持ち込んでいた子だった。
朝食はホテルの大きなホールで学年全員でとった。だが見せしめのように入口に置かれた私のヘアアイロンが気になって気になって何も喉を通らなかった。
それからは何も覚えていない。いつのまにか駅に着いていた。どうしたらいいか分からなくて立ちすくんでいると担任に呼ばれた。当たり前だが怒られた。声が大きい先生なので生徒に限らず通行人にも全部聞こえていたと思う。とてつもなく恥ずかしかった。正直持込みがバレたことより、ヘアアイロンを使わないといけない髪だということが知られてしまったことのほうが恥ずかしくてたまらなかった。親が迎えに来るまで20分くらい説教されたあと、ヘアアイロンは返された。帰りの車の中で泣いた。母親は私がどれだけ髪に執着しているか知っていたからか、乗った瞬間のおかえり以外は何も言わなかった。
ルールを破った私が全面的に悪いって分かってたけど本当に本当にしんどかった。
私はその後父に頼み込み、卒業してからするつもりだった引越しを夏休み中になるよう早めてもらった。卒アルを受け取らないようにするためだった。転校前の学校にも転校先の学校にもお願いをし、卒アルの個人写真には私が写らないようにしてもらった。(かなり経ってから友達が持っていた卒アルを見せてもらうと集合写真には多少入っていた。)すると業者さんが気を使ってくれたのか私専用の写真集を作ってくれた。私も写っていてがどれも小さく、どちらかというと友達の写真がメインだった。思い出の写真は1枚も残らないものだと思っていたので本当にありがたかった。
転校先で友達はできなかったけど、高校はちゃんと通えてるし、卒アルを受け取らなかったのは正解だと思っている。
また、中途半端なタイミングでの転校だったから内心ズタボロでいい高校には入れなかった。
悪いことをしたので自分に返ってきたのかなと思っています。自業自得です。
それと努力の甲斐あってか今はかなりまっすぐになっていますが、それでも気を抜くとすぐうねります。笑
天パに限らずコンプレックスを持っている子、たくさんたくさんいると思います。コンプレックスは簡単には直せないし、本人の気持ち次第で短所になったり長所になったりするものだと思います。気にしないようにって言われても余計気にしちゃうとか、そういうのも痛いほど分かります。だけどこれは逃げなんかじゃないので、自分の納得のいくまで整形でも何でもして気持ちを和らげて、強く生きてくれると嬉しいです。いい話風に終わりたかったけど私のルール違反がいい話になるわけないのでここで終わります。脱字修正しました。長々と読んでくれた方ありがとうございました!
1番(右) 五反田のデリヘル嬢に本番強要した挙句不倫関係に突入する。
3番(一) 年収2500万円、はてなの株で少なくとも1億円以上の資産があるにも関わらず、ブラックリスト入りしている嫁が浪費家のせいで金がない。そのせいで慰謝料が払えず離婚ができない。
4番(指) 不倫相手に無修正ハメ撮り動画をネットに公開される。
5番(左) あんなブログを公開されたにも関わらず、その5日後には不倫相手に会ってセックスする。
6番(中) 不倫相手のLINEだけ通知オフ(仲がこじれる前)。
7番(三) 手作りチョコをもらっておきながら「既製品の方が美味しい」。
8番(捕) 不倫相手を雨の中40分間も放置した挙句に逆ギレ。メニューを放り投げて「腹減ってんだろ、好きに頼めよ。俺は食欲ない」。
9番(遊) エレベーターでキスしたり不倫相手のパンツに手を入れたりする。雑居ビルの階段の途中で手マンする。ビルの階段の陰になったところでフェラさせる。
投手2 不倫相手に「妊娠したら責任取る」と言って中出しておきながら妊娠したら中絶させる。しかも中絶費用を払わないどころか謝罪もしない。さらに「4月になったらもう一度子供を作ろう」と言って、後に反故にする。
中継ぎ 秒速アウトプット(早漏)過ぎて外出しできてない。不倫相手曰く「みこすり半という表現がまさに正しい」。それを棚に上げて「俺外に出したと思う」と無茶な言い逃れをする。
抑え 助けを求めて叫ぶ不倫相手をアスファルトの上を引きずって交番に放り込む。
代打 不倫相手を雨の中40分間も放置した挙句に逆ギレ。メニューを放り投げて「腹減ってんだろ、好きに頼めよ。俺は食欲ない」。
代走 「別れる時は1,000万払う」と言っておきながら当然のごとく反故にする。
一人暮らしももう4年目で、自炊もある程度手慣れたものになりました。
最近は、節約とダイエットのためにバイト先や学校へ手作りのお弁当を持っていきます。
それを見た周りからは「えらいね」とか「女子力高い」とか言って褒められます。
でも自分のお弁当作ることくらい、褒められるようなものじゃないと思うのです。
私の周りには大学生になってもなお、お母さんが作るお弁当を持ってきている人が結構います。
そういったお母さんたちが、バイト代もある大学生にもなって子供のために毎日お弁当を作ることに比べたら、私は自分のことを自分でしているだけで何も偉くありません。
そういった他の周りの大学生に比べてということであれば納得なのですが…
でもそうしたら、子供のためにお弁当を作るお母さん方はどれほど偉いのでしょうか?
小さい子ならともかく、大学生なんてもうお酒も飲めるしバイトで稼ぐこともできる立派な大人です。
専業主婦のお母さんなら家族のケアが仕事のため、毎日お弁当を作ることもある種仕事と考えられるかもしれません。
けれど、働くお母さんもたくさんいますよね。大学に通うよりも忙しいはずです。なのにそんな子どものために毎日お弁当を作るお母さんは本当に神のような存在だなと思ってしまいます。
うちの母親も教師として残業も多い中働きながら、高校時代は毎日お弁当を作ってくれました。今の私の状況と比べても本当に偉いなと思います。
まとまりがなくなってしまいましたが、お弁当を作る私全然偉くない!
以上
ネットで本屋のトラブルに関する記事を読んで、ふと先月閉店してしまった本屋の事を思い出したので、その事を書いてみる。
先月の20日、私の大好きだった近所の本屋が閉店した。閉店したので名前だしてもいいかな。本のがんこ堂唐崎店という本屋なんだけれど。
そんなに大きなお店じゃ無かったし、近くにはそのお店の数倍大きい書店もあったんだけど、
私はがんこ堂さんの方が好きでその近所の大きな書店ではなくて、がんこ堂さんの方に通っていた。
何が好きだったかというと、店内がこれでもかと言う位、そのお店のスタッフの方が作ったPOPや展示物で溢れていて、
見ているだけで楽しめる本屋だったのです。過去のツイッターに大型展示の写真が何点かアップされてたので紹介すると、こんな感じ(↓)
ツイッターで紹介されている大型展示以外でも、棚一列に一段ずつは作品紹介コーナーがあったりして、本当に各コーナーを見るだけで楽しく、
本当に、今までありがとう。私の本好きは間違いなく貴店のおかげでした。
今の世の中、ネット通販で何でも買えるし、本なんかそれこそ電子書籍でデータだけ買うことすらできる。
そんな時代にリアル店舗で頑張るには、客を店舗に引き寄せるその店舗ならではの何かが必要なわけで、
そういうのって、本部の人間にはどうにも出来なくて、現場で頑張っている人間が日々努力している結果なんだよな~と思う。
大好きな本屋は無くなってしまったけれど、あともう一店舗、おもちゃ屋さん(というか、家電量販の中に入っている玩具コーナー)で
昔サンデーモーニングで、女子アナが手作り工作でニュースを伝えるコーナーがあったんだけど(今もあるの?)どうも苦手だった
失礼だけど作りはめちゃくちゃちゃっちくて(当時)、途中ボロボロになったり壊れたりするのを、周囲のおじさんたちがニッコニコして見てるのが少し気持ち悪かった
好評なのか毎週あって、わかりやすいのも中にはあったけど"これ工作する意味ある?"みたいなのも多かった印象。
最近激レアさんを連れてきたって番組たまたま見たら、弘中アナが大量の手書き文字フリップを貼ってて、調べたらやっぱり彼女が書いているみたい。彼女に何にも罪はないんだけどやっぱりさぶいぼが立ってしまった。だってあんな大量フリップ印刷でいいじゃん…これ男性アナだったらやらせてる?
大人の女性に無駄な労力かけさせて"よくできたね〜"っておじさんが褒めてるのがマジで気持ち悪い。(激レアさんはそういうおじさんはいなさそうだけど)そういうのの金字塔ことやってTRYはネタっぽいからもういいけどさ、、、
物静かで滅多に笑わないし、あまり感情の起伏が見られないので最初はとっつきにくかった。
まあ研究職だし、典型的な理系男子だわ、と思って特に何の感情も抱かなかったんだけど、ある日彼が手作り弁当を持ってきた。尋ねてみると自分で作ったらしい。
正直彩りがいまいちで茶色が多めの弁当だったが、「男性で弁当作ってくるなんて偉いなあ」と思った。
毎日昼が一緒になるわけではないんだけど、気づいたときに彼の弁当を見て見ると、日に日にレベルが高まってきていることに気づいた。
最初はほぼ茶色だったのが、今やハンバーグやらプチトマトやらが登場し、彩りが明らかにグレードアップしている。
尋ねてみると、最初は節約のために作ってたが、だんだん楽しくなり短時間でいかにおいしく美しく作れるかを試しているそう。ハンバーグもタネから手作りしたらしい。
私があまりに美味しそう、と連呼していたら「ひとくち食べますか」と言っておかずの入った弁当箱をグイっと寄こしてきた。もらっただし巻き卵はめちゃめちゃ美味かった。
完全に胃袋を掴まれた私は気づくと彼の姿を目で追うようになっていた。
仕事に対する姿勢や、人への接し方、見れば見るほど彼のことが好きになっていった。よく見ると顔もカッコよかった。
先日、彼を交えて少人数で飲む機会があった。
内心ガッツポーズして、あわよくば連絡先を交換したい…と考えていた。
周りは結構な勢いで飲んでるにも関わらず自分のペースを崩さない彼のことを、「ぶれないなー」と酔った頭でぼんやり見ていた。
どんな話の流れだったかは覚えてないけど、誰かが「●●さん、彼女とかいないのー?」と聞いた。
「いますよ」
とのことだった。
遠距離だそうだが、今度のGW会えるのをすごく楽しみにしていることや、毎日の弁当も、結婚資金を貯めるために始めたなどという話をしてくれた。
誰が聞いても彼女のことめちゃくちゃ大好きで愛してることが伝わってくるような口ぶりだった。私の入る隙などなかった。
しばらく結婚しないだろうと思っていた中学時代からの親友の結婚式に出席したことを機に、結婚に向けてのそりと重い腰をあげた。
何から始めていいか困っていたときに、同じく地方に配属された友人が出会い系で出会った女性と結婚したという話を聞いた。
はじめは出会い系なんて半信半疑だったが、出会い系(今はマッチングアプリと呼ばれているらしい)のよさを熱く語る友人の熱に圧されて登録してみた。
なるほど、これは確かにいいかもしれない。僕が登録したのは月額固定料金のものだったのでサクラのメリットがないし、マルチっぽい人はちらほらいるがこれは不思議と写真で見分けがつく。
それに趣味のコミュニティもたくさんあり、映画やら音楽やらの話をとっかかりにして話題を広げやすい。
マッチングアプリを通じて実際に何人かの女性に会ったが、驚いたのは2回目にデートをするときにちょっとしたお菓子をくれる人が多いということだ。
この前ちょっと旅行行ったのでお土産です、なんて言われて500円ぐらいのお菓子をもらったが、これは2回目のデートで渡すお菓子としてこれ以上ない正解だと思った。
まず、旅行先で買ったお土産というのが非常にいい。これはつまり、旅行先でお土産買うときの5分ぐらいはあなたのことを考えてました、と暗に言っているようなものだ。2回目に会う人間にもたれる好意としてはこれぐらいがちょうどいい。
それに500円ぐらいという値段もいいではないか。もらってもそこまで気を遣わずに済む。デート中にランチかスイーツでも奢ればなんとなく気持ちがチャラになるような金額ではないだろうか。
僕はお菓子を作ったことがないから分からないが、材料買ったりから始めるとするとおそらく1日がかりだろう。会って2回目の人間にもたれる好意としてはこれはあまりにも重すぎる。自分のためにそんなことをしてくれる時間があるんだったら、募金活動とかゴミ拾いとかもっと世の中の役に立つことに使ってくれという気分になる。
近場で買った美味しいお菓子なんてのも結構微妙だ。旅行先で買ったお菓子には「お土産」という大義名分があるが、それ以外のお菓子は「プレゼント」になってしまう。
社会人だから会って間もない人間にお土産をもらうのは慣れているが、意味もなくプレゼントをもらうのには慣れていない。会って2回目の人間に意味もなくプレゼントをもらうのはなかなか心理的負担になる。
結局のところ、2回目のデートでは、もし直近旅行に行ってれば500円ぐらいのお菓子をお土産として渡すのがベストで、そうでなければ何も渡さない方がマシなのである。