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はてなキーワード: 似非科学とは

2021-08-30

ひろゆき似非科学に片足突っ込んでる件

ひろゆき専門家の対談動画をいくつか見ていたが、ひろゆきの態度が明らかに疑似科学的だったので驚いた

対談では終始自分のほうが正しく専門家が嘘を言っているという態度で議論に望み、実現不可能仮定を持ち出しその仮定の上では正しいといった主張を繰り返している

自身の主張が誤りである可能性を全く考えず常に正しいという態度はまさに疑似科学のものなので、この人が科学の分野について発信し多くの人がその動画を見ている現状はとても危険だと思った

2021-08-15

anond:20210815084330

イソジン維新ですら忽那、立憲の終わってる度がよく分かる

まぁ自民にもさつきちゃんという似非科学誘因装置が居るのだが

2021-08-10

anond:20210810124214

とりあえず似非科学クラスタと手切って欲しい。

ワクチン界隈は勢力としても微細だしイメージも悪い。

感染対策が今喫緊課題なんだから変な奴と組んで足引っ張らないで欲しい。

2021-08-09

anond:20210807142832

まあ治療効果として再現性がない以上は、占い師相談するのと何も変わらんのよね

犯罪者対象として再犯率下げたみたいな実証研究があるなら別だけど、そんなの見たことないし

似非科学バカにするブクマカたちがこぞってカウンセリングを薦めるのは滑稽

2021-07-12

anond:20210712141221

再生数のために迷惑行為をするYouTuberがいる」

報道番組ワイドショーがまさにこれ

新聞迷惑行為正当化する

SNSインフルエンサー商売のためならデマステマ似非科学、なんでもござれ

見られるため売れるために色んな業界モラルハザードを起こしてる

2021-07-07

歴史上の人物は何をもって実在と見做すか

例えば織田信長なんかは、今生きている人は誰もその姿を自分の目で見たことがないはずであるが、実在していたことは疑いようのない事実である認識している。

これがスティーブ・ジョブスだったりすると、ウェブテレビ新聞など様々な媒体で目にしたことがあるので、実在していたことは疑いようがない。

しかしながら、だんだん過去に遡っていくと、文献など客観的傍証しか確認できなくなっていくはずである

wikipediaを見てみると、天皇についても「実在を認められないか強く疑われる名が多い」とあり、どこかの段階で実在非実在の線引きがなされている。

 

先程の織田信長の例だと、我々は例えば歴史教科書記載されていることを事実として受け止めているはずである

しかし、その教科書記載されている事実についても、何らかの客観的な文献等に基づいて事実認定されているはずである

 

その辺りの判断について確認できるような資料書籍はないだろうか(調べてない)

 

追記(2021-07-11

ここで問いたかったのは、哲学的認知論的な観点ではなく、学術的な観点である

歴史学の研究は「史料」に対して行われるということをコメントから読み取れたので、以下wikipediaの「史料から引用する。

一次史料[編集]

一次資料」も参照

一次史料とは、当事者がその時々に遺した手紙文書日記などを指す[2]。記述対象について「そのとき」「その場で」「その人が」の三要素を充たした文献を「一次史料」と呼び、そうでないものを「二次史料」と呼んでいる[1]。代表的な一次史料日記、書翰、公文書がある[1]。コイン新聞記事は通常、一次史料ではない。

二次史料[編集]

二次資料」も参照

二次史料とは、上記三要素を満たさない文献史料を指す。第三者が記した物や、後の記録が該当する[2]。二次史料は、一般に一次史料より重要性が劣るが、必ずしも信頼性に乏しいとは限らない。例えば、太田牛一の『信長公記』や小瀬甫庵の『信長記はいずれも織田信長に関する二次史料であるが、前者が高い信頼性を有していると考えられるのに対し、後者史料としての価値ほとんどないとされる[3]。

史料の中でも「そのとき」「その場で」「その人が」の三要素を充たした文献について「一時史料」と呼び、歴史的な情報重要価値を持つらしい。

ただし、一次史料自体が正しいかどうかの検証必要(「史料批判」と呼ぶ)とのことである

 

現在は、巷に溢れる情報いくらでも入手することができる世の中になってきているが、陰謀論似非科学など公衆衛生に対して有害になり得る情報が氾濫している。

どういった情報が信頼できるものであるかを判断するためには、史料批判のアプローチ活用できるのではないだろうか(調べてない)。

2021-06-06

旅行記

数ヶ月アジアを旅したことがあり、旅の前後に何冊も読んだ。その中から

深夜特急/沢木耕太郎ベタだがそれでも外せない。文庫でいうと3巻くらいまでが面白い

漂蕩の自由/檀一雄:たしか上記の本経由で知った。この人、どうやら人格はかなりアレ。しかし話は味わい深い。メシの描写も良い。

チベット旅行記/河口慧海読みかけ。坊さん大冒険RPGかと思うレベル体験連続

いつも旅のなか/角田光代:色んな国での話を少しずつ。次は何が出てくるのかな?とサクマ式ドロップスでも舐めるように気軽に読める。

行かずに死ねるか!/石田ゆうすけチャリで何年もかけて世界一周した人の。段々たくましくなっていく。

人生の100のリスト/ロバート・ハリス好き嫌いが分かれそう。ヒッピー?旅とドラッグセックス本が好きオッサン旅行記というか半生記というか。

自己啓発/似非科学/特定政党の考えを強く押したもの、これら以外】

新書のくくり無し。ここ数年で読んだ比較的カッチリした本の中からおすすめの著者を挙げる。

歴史宮崎市定、井波律子高島俊男川北

国際政治高坂正堯

仏教:魚川祐司

投資ウィリアムオニールマーク・ミネルヴィニ、ジムロジャーズ

エッセイ

まり読まないのでパス徒然草とか好きだが、鎌倉時代だし。

anond:20210605222034

2021-06-05

anond:20210605213828

エッセイとか旅行記が読みたいです

新書系は自己啓発とか似非科学特定政党の考えを強く押したものでなければなんでも

2021-05-21

ワクチンパスポートに賛成

GOTO可能などの特典を付けることにも賛成。

だが特典は必ず接種希望者がワクチンをすぐ打てる状況になってからにして欲しい。

子宮頸がんワクチンのような似非科学陰謀論に巻き込まれことな日本にもしっかりとワクチン文化根付いて欲しい。

2021-05-10

陰謀論は神が死んだ現代の宗教なのではないだろうか。

地球平面説者たちを宇宙に送って、彼らに地球の形を見せることはできないのですか? - Quora

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/jp.quora.com/%E5%9C%B0%E7%90%83%E5%B9%B3%E9%9D%A2%E8%AA%AC%E8%80%85%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%82%92%E5%AE%87%E5%AE%99%E3%81%AB%E9%80%81%E3%81%A3%E3%81%A6-%E5%BD%BC%E3%82%89%E3%81%AB%E5%9C%B0%E7%90%83%E3%81%AE%E5%BD%A2%E3%82%92

ここの記事ブクマ見てて思ったんだけどさあ。

やっぱ近代以降のインテリが神を殺しちゃったのが良くないと思うんだよね。

科学は正しいし多くの恩恵をもたらしているのはそうなんだけど、救われてない人にとっては科学は救いを与えてくれていた神を殺した論理しかないわけで、

俺もたまに思うもん、学者は神を殺す前にちゃん代替物つくっといてくれよって。科学恩恵が神仏の恩寵を上回るまでは庶民には科学科学として見せずに神秘だと胡麻化しといてほしかったって。

自身の死を前にして南無阿弥陀仏で救われる時代か救われる必要なんてないほど飽きるまで生きれる時代に生まれたかったのに、前者は過去歴史になってしまい、後者はまだSF妄想っていう損な時代だよ。

この世に神秘が無いように見えるのならば、それはインテリが隠してるに違いないって思ってしまいたい人もいるんじゃねえのかなあ。

でも科学を捨てきれないか似非科学っぽくなっちゃうあたりが限界なんだろうけど。

俺が現世に神世のファンタジーが帰ってくる系のローファンタジー好きなのと陰謀論者の根っこって同じな気がするんだよなあ。

追記

すげー伸びててビビった。

ご指摘の通り確かに陰謀論って宗教時代からありましたよね。

そうなると俺の上記の論はいろいろ間違ってる気がするし冷静に考えると自分が満たされてないだけで科学の発展に尽力してきた人達宗教の両方に失礼な物言いになってしまってる気がするのでお詫びします。

そのうち消しておきます

2021-04-10

水素吸引

最近流行りの水素吸引ってどうなの?

やっぱり似非科学

検索すると慶應大学病院とかも出てくるんだけど…

2021-03-19

anond:20210319221852

・いわゆるコロナ非実在説やディープステートなどの陰謀論には冷静であり批判である

似非科学に対しても批判である

増田2020年スキップして2021年にやってきたんですか🤔

はてブ集落

はてな村の中でも盛り上がりを見せているはてブ住人の特性を解析してみる。

エンジニアプログラマーが多い

弱者男性には寛容、女性にも寛容。寛容度で言えば女性弱者男性

自民維新が大嫌いであり、人格攻撃罵倒も厭わない。関係のない案件こじつけ批判をするいわゆる大喜利状態となっている(特に面白くはない)。

・いわゆるコロナ非実在説やディープステートなどの陰謀論には冷静であり批判である

似非科学に対しても批判である

日本の将来については悲観的な傾向がある。特に一部の人皮肉文脈バンザイとか言っている(特に面白くはない)。

互助会という新しくできた集団を徹底的に忌避している。

運動瞑想野菜はもはや土着信仰レベルになっている。最近はemojiになっており350gは省略されている。

ダジャレ

  

2021-03-06

シグロ氏の発言について、ある左翼かつリベラルから見た感想

この記事が注目を浴び、多くのブコメが集まっている。

"カズオ・イシグロ語る「感情優先社会」の危うさ"

https://toyokeizai.net/articles/-/414929?display=b

まず、私は自分が大別すれば「左翼」かつ「リベラル」の立場にあることを自覚している。左翼定義リベラル定義の困難さ、特に現在日本で「リベラル」が「左翼」の言い換えのように使われて混乱が生じていることは十分承知しているが、そのあたりに触れるといくら前置きをしても足りなくなるので、要するにここを見るような人間たちがイメージする「左翼」であり「リベラルであると考えてもらえばいい。ただし、左翼かつリベラル、というように私はこの両者は区別している。区別した上でどちらでもあるということだ。参考までに、最近やってみた下記サイトポリティカルコンパスでは、

https://www.idrlabs.com/jp/political-coordinates/test.php

61.1% 左派, 72.2% 自由主義者

という結果だった。これを見てもわかるように「左派」と「自由主義」(リベラル)は別軸である混同している人は気をつけてほしい。

そういう一人の人間として、件のイシグロ氏の発言への感想や疑問を書いてみる。

まず、社会制度の大枠を議論したり決定したりする際に、感情より科学的なデータエビデンスが重視されるべきだというイシグロ氏の意見には私も異論がない。陰謀論フェイクニュース似非科学歴史改竄代表されるような事実軽視は、それが誰によるものであれ批判したいと思う。私は左派だが、左派の中にこの種の問題がないとも言わない。

たとえば近年では、日本共産党などがHPVワクチン副反応被害者立場に寄り添うあまり、反ワクチン的な言説を許してしまっている(自分で言わないとしても、運動内部のそういう言説をはっきり否定しない)ことを歯がゆく思っている。誤解している人もいるようだが、日本共産党本来ワクチン否定的ではない。HPVワクチンについても、むしろ導入を行政要求したりしてきた。しか副反応被害を訴える声が上がり、裁判になってその原告支援する立場となると、原告側の科学的根拠が弱い言説に対しても必要以上に寛容になっているように見える。それが被害を訴える原告の「感情」を優先したためなのか、あるいは裁判運動を進める上での利害を計算したためなのかはわからない。そのあたりは人によっても違うだろう。しか現在出ている科学検証の結果が原告側に有利ではない以上、主張はデータを軽視しつつ苦痛の強調など感情に訴えるものになりやすい。イシグロ氏が言う「科学エビデンスより感情が優先される」問題として私が連想したのはこのような例だ。

この件で一応私の意見を言っておくと、副反応を訴える人にはなるべく広く補償適用しつつ、HPVワクチン自体は普及を進めるべきだと思っている。副反応裁判原告団体については、補償範囲を広げる運動としては支持するが、同時にHPVワクチンの勧奨再開に反対したり、さらには反ワクチン的な主張をする人物が混じっているのが支持できない。また便宜的に日本共産党名前を出したが、私は共産党員ではなく関係も薄い。共産党に限らずHPVワクチン訴訟原告支援する左派政党や団体に共通する問題として挙げた。

しかし多くの部分で、私はイシグロ氏の発言同意できず疑問を感じる。そもそも現状認識が私とは大きく違うように思うからだ。たとえば次のような部分だ。

"小説であれ、大衆向けのエンタメであれ、もっとオープンになってリベラル進歩的な考えを持つ人たち以外の声も取り上げていかなければいけないと思いますリベラル側の人たちはこれまでも本や芸術などを通じて主張を行ってきましたが、そうでない人たちが同じようにすることは、多くの人にとって不快ものかもしれません。

しかし、私たちにはリベラル以外の人たちがどんな感情や考え、世界観を持っているのかを反映する芸術必要です。つまり多様性ということです。これは、さまざまな民族的バックグラウンドを持つ人がそれぞれの経験を語るという意味多様性ではなく、例えばトランプ支持者やブレグジットを選んだ人の世界を誠実に、そして正確に語るといった多様性です。

リベラル側の人が理解しないといけないのは、ストーリーを語ることはリベラル側の専売特許ではなく、誰もが語る権利があり、私たちはお互いに耳を傾けなければいけないということです。"

ここは私には非常に疑問が湧くところだ。何よりわからないのは、いったいいつどこの世界で「ストーリーを語ることはリベラル側の専売特許」になったのかということだ。

シグロ氏が住むイギリスのどこかにはそういう特殊場所もあるのだろうか。まあおそらく、イシグロ氏が属するコミュニティの大半が教養ある「リベラル」で、そこでは「トランプ支持者やブレグジットを選んだ人」はほとんど目につかず、その声が抑圧され死に瀕しているかのように錯覚してしまったのだろう。しかしイシグロ氏自身が言っているように、アメリカでは半数近くの人が一時的にであれトランプを支持し、イギリスではブレグジット派が不正ではない投票で多数を占めてしまったのだ。「リベラル進歩的な考えを持つ人たち以外の声」は十分に力を持ち、各国の舵取りに影響を与えている。

語ることがリベラル専売特許に見える世界とは、イシグロ氏を取り巻く知的文学芸術を愛する少数のインテリ世界のことでしかないだろう。イシグロ氏もそれを自覚はしているようで、だからこそ「縦の旅行」というようなことを言う。しかしその狭いインテリ業界での経験一般化し、世界全体がそうなっているかのように語ることこそがまさにインテリ傲慢であり、相変わらずその狭さに無自覚発言だとは気づいているのだろうか。

シグロ氏と違い、私は左翼でありリベラルである自分のような立場日本社会で主流になり、語る権利を独占しているなどと錯覚できたことは一瞬たりともない。たしかに近い考えを持つ人の集まる場所というものはある。しかしそういう場に足を運びながら、その場を一歩踏み出せば「世間」は全く違うのだと常に意識している。「縦の旅行」などするまでもなく、日本社会で「普通に」暮らせば、全くリベラルでない人、左翼蛇蝎の如く嫌っている人、そもそもそういう言葉も、そういう違いがあることも知らない人などに電柱並みの頻度で出会うのである

たとえば私は天皇制廃止すべきだと考えているが、世論調査では天皇制に反対する人はずっと一割を切っている。周囲の人間ランダムに選べば十人中九人以上はこの点で私と考えが違うわけである。まあ日常生活でいきなり天皇制の話をする機会は少ないが、先日の代替わりだの改元だのの騒ぎの時には、自分が少数派であることをあらためて意識させられた。特に天皇問題については、過去右翼の襲撃のような直接的暴力による脅迫があり、言論の自由が大きく損なわれたことを知っておくべきだろう。「じゃあこっちはどうなんだ」をあまり振り回したくはないが、ポリティカルコレクトネスなどによる言論不自由懸念するのであれば、日本社会にはびこる天皇をめぐる言論不自由にも一通りの知識と関心は持ってほしいと思う。

自由民主主義」の社会享受してきたと語るイシグロ氏は、部屋で文章を書くだけでなく、デモに参加し、街頭で語ったりビラを撒いたりしたことがあるのだろうか。それは自由民主主義を維持するための不可欠な活動の一つなのだが。やってみるとわかるが、街頭では温かく応援してくれる人だけでなく、口汚く罵ってくる人にも出会う。私の知人の中には、突然殴りかかられてけがをした人さえいた。手渡したビラを一目見るなり舌打ちして破り捨てる人もいる。私たちはその断片を拾う。それでも受け取ってくれるだけましとも言え、多くの人は避けるように通り過ぎていく。「自分とは違う世界がある」どころか、周囲の人の大半は自分とは違う考えだが、それでも少数者として声を上げていくことは無意味ではないはずだ、と私は自由民主主義社会で日々自分に言い聞かせている。

日本左翼をやっていると、自分投票した候補者当選することも少ない。民族的性的、その他さまざまなマイノリティ権利擁護運動に関わっていると、そもそも多数決に任せれば無視されるのが当然、そういう世界いか存在認識させ、主張を届けるかというのがあらゆる活動第一歩になる。言うまでもない前提だ。

上記のイシグロ氏の発言で何度読んでもわからないのは、「多様性」についてわざわざ「さまざまな民族的バックグラウンドを持つ人がそれぞれの経験を語るという意味多様性ではなく」と言っていることだ。これは何なのだろう。イシグロ氏はここで、「さまざまな民族的バックグラウンドを持つ人」と「トランプ支持者やブレグジットを選んだ人」をあえて対立させ、前者より後者多様性重要であるように言う。前者の多様性と同時に、それに加えて後者多様性も、というならまだわかる。しかし、少なくとも多数決投票勝利したことのあるような「トランプ支持者やブレグジットを選んだ人」の声を「さまざまな民族的バックグラウンドを持つ人」の声より優先して聞こうというような提案が現状の「多様性」をどれだけ高めるというのだろうか。

また、「トランプ支持者やブレグジットを選んだ人の世界を誠実に、そして正確に語る」という記述を読んで私が疑問に感じるのは、これはいったい誰が、どの立場から語るのだろうか、ということだ。翻訳問題などもあるのかもしれないが、これを読むと、その人々の世界を外の人間が「誠実に」語ることのように読める。たとえばイシグロ氏のような作家ブレグジット支持者の内面世界を誠実に想像して描くというようなことなのだろうか。

しかしそれは、その傍で言われている「誰もが語る権利」と矛盾する。「語る権利」と言う時、マイノリティ運動の中などでは特に当事者が自ら語ることを重視する。当事者心中を非当事者想像して代弁することは推奨されず、場合によっては本人の言葉を奪う行為として非難される。トランプ支持者やブレグジット支持者にしても、たとえばイシグロ氏のようにもともと思想立場の違う作家いかにも理解ありげに、「あなたはこんなふうに思っているのでしょう」とばかりにその思いを代弁したら多くは反発するのではないか。だから原則としては、その声に耳を傾けたいなら、非リベラルと言われる人々に語る場を保障し、自ら直接語ってもらうのが正しい。

その上でイシグロ氏は、そうして語る場を提供して耳を傾けた時に飛び出してくる言葉が、「○○○人はゴキブリ、この国から出ていけ」や「同性愛者は天罰を受けて死ね」だったり、静かな口調で確信に満ちて語られる「あなたがたは皆ディープステート洗脳されているのです、ぜひこの資料を見てください」だったりした時にどういう反応をすべきか、どこまで現実感をもって考えているのだろう。この発言が単なる綺麗事に見え、それゆえ面白くないのはこのあたりの現実に何も触れていないからだ。

シグロ氏は「誰もが語る権利があり、私たちはお互いに耳を傾けなければいけない」と言うが、これは理想論原則としては全くその通りであるしか現在問題になっているのは、その「誰もが語る権利」を尊重した結果次々と湧き出してくる陰謀論ヘイトスピーチへの対処現実的にどうするかということなのではないか。先日話題になったツイッター社のトランプアカウント凍結なども、この原則現実の間で行われた苦渋の選択だった。こういうリベラル原則現実とのジレンマは、「寛容は不寛容に対して寛容になるべきか」といった形で長く議論されてきたテーマでもある。それで言えば、トランプ陰謀論支持者に向き合いつつ、あえて寛容の原則に立とうと語る下の記事の方に私は感銘を受けた。

"「トランプ陰謀論」が今なお5000万人を魅了するワケ。『白人ナショナリズム』著者、渡辺靖に訊く"

https://finders.me/articles.php?id=2529

私はリベラルだが、この問題についてはここまではっきりと「寛容」に立つとは言い切れない。ヘイトスピーチ規制にも慎重派でありつつ、現実的にやむを得ないとも思っている。各国の法規制方針を見ても、それぞれの背景に基づく大きな違いがある。現時点で何が妥当判断しにくい難しい問題なのだ。「私たちはお互いに耳を傾けなければいけない」と書斎で言い放つだけでいいならそんなに楽なことはない。

また、いくつかのブコメが触れていたが、たとえばトランプ支持者が陰謀論を信じるのはそもそもシグロ氏が言うような「感情優先」のせいなのかというのも疑わしい。選挙の敗北を認めたくないという感情陰謀論を信じさせているのだ、というのはあくまでも外から解釈で、本当に信じている人にとっては陰謀論は「事実」そのものだ。実際、陰謀論を広めている人はしばしば「まずは事実を知ってください」と言う。誤情報さらされ、修正機会がないまま信じ込んでしまうという現象特に感情からまなくも起きる。平凡な思想感情的に主張する人もいれば、陰謀論を冷静に信じる人もいるのだ。トランプ支持のような現象を「感情優先」として批判するのは、陰謀論フェイクニュースのような誤情報の浸透をどう制御していくかという問題に対してあまり有効でないように思う。

ちなみに、トランプ支持者やブレグジット支持者に向き合ってその声を聞こうとした研究取材はすでに数多く行われていて、下の記事のように日本記者によるものさえある。

"トランプ支持者はなぜ熱狂的に支持しているの? とにかく彼らに会い続けた記者が、これからも語り合う理由"

https://www.nhk.or.jp/d-navi/note/article/20210208.html

シグロ氏が自宅でなぜリベラルは非リベラルの声を聞かないのかとぼんやり嘆いている間にも、実際にトランプ支持者の家を訪ねて話を聞こうとしているリベラル寄りの人間は山ほどいるのだ。イシグロ氏は「リベラルが」ではなく「自分が」ご近所の非リベラルの声さえ聞いてこなかった、と言うべきだろう。主語を大きくしすぎてはいけない。

続きはこちら↓

https://anond.hatelabo.jp/20210306213813

2021-01-27

anond:20210127001624

性同一性障害の原因がホルモンシャワーってのがずっと言われてたが2、3年前に否定されなかったか?これはガチで聞き齧りだからすまんが。脳の性分化存在自体否定しようもないと思うよ。

男性脳女性脳は一人歩きしすぎて(今現在出版されてる一般向けの本なんかは)オカルトと言われても仕方ないと思うよ。昔の脳科学適当すぎたというが、現在だって「かもしれませんね」レベルことを専門家名乗って適当言って金稼ぐ奴が多すぎてオカルトと言われてもしゃあないと思う。

医学分野じゃ動物実験レベルの話を人間適応して誇大するのなんか似非科学とまで言われたりするのに、一般に向けて喋る脳科学者は何でも飛躍させすぎだと思うわ。

2021-01-24

ワクチンの台頭

1970年代精神外科の断絶と同じ流れじゃないだろうか?

似非科学が入り混じりよく分かってない一般人が騒ぎ立てて医学の発展を止める。

メディアネット上に多数ある自分が信じたいノベルを探しては信じ込み、同様に多数ある自分が信じたくない情報は決して見ない。

一次ソースや両方の立場から信頼度の高い情報確認して精査するなんて疲れることはしないしできないからより刺激的な流れにのってみる。

承認欲求ママ自分真実を知っていると騒ぎ立てて害悪を撒き散らす。

HPVワクチンの失敗が続き、ワクチンといった重要医学が断絶されないことを望む。

2021-01-22

anond:20210122073736

半分以上、思い込みで書いてるみたいだから読んでないが、

 

繰り返し『脈拍を整えるのは無意味ではない(意味がある)』と書いてるのは

呼吸は自律神経の中で唯一コントロール出来るから呼吸と心拍数は連動しているからだぞ

肺呼吸をする動物はすべて呼吸に合わせて心拍が揺らぐから

 

増田が書いてるのは新興宗教科学教の言うところの似非科学なりスピだぞ

2021-01-14

anond:20210113192637

似非科学批判らしきものをやたら行うのもネトウヨの特徴ってイメージだし

似非側にまわってるのはよくわからないな

水素水かめっちゃバカにしてたじゃん

2020-11-16

anond:20201116104300

過程吹っ飛ばしすぎちゃう

なんか世間からまれ状態で手に入れたスマホなら、売るなら恨まれるの承知で売るよね

全員に理解しろと求めんのは図々しいと思うよ

営利目的新興宗教とか似非科学健康食品とかマルチまがい商法とか、合法だけど嫌がられるでしょ

PS5とか大量に売ってる商品転売ヤーって大体そういう目で見られるよ

2020-10-09

anond:20201009112639

放射能はーリベラルとか右翼とかじゃなくて似非科学信者低脳っていうどうしようもない枠に入れた方がいいね

2020-08-31

承認欲求に飢えた高齢者をどうすればいいのか

anond:20200830094713

これ見て死ぬほど頷いてしまった。うちの母親と近い。

うちの母親もまた承認欲求に飢えた高齢者だ。

誰かから凄い人だと思われたいのだろう。でも母親には得意なことが何もない。

掃除料理は父の方が得意だし、電子機器技術的な事は上の子(増田)の方が得意で、学問・勉学はエリートな下の子が得意。

そのくせ私SUGEEEムーブをやるので痛い目に遭う。例えば似非科学本の知識ドヤ顔披露して論破されるとか。

元増田の母君の凄いと思う所はアメーバピグ交流できていたこと、人に評価を付けられるブログが書けているという所だ。

うちの母親にはそれすらできない。(まあ丸コピ記事なのはよくないのだが……)

母親承認を得たいが、人に何かを与えることは極端に嫌がる。giveはしたくないけどtakeだけ欲しがる。そら無理やろ。

それから人に与えられても怖くなってしまう。例えばいいねなんてされた日には「怖い!」になってしまう。でも無いと拗ねる。矛盾しとるやろがい。

多分自己肯定感死ぬほど低いんだろうなって思う。

思うに、母のような世代は「結婚して寿退社専業主婦になる」というのが当たり前で、個人的アイデンティティを全く形成しないままここまで来てしまったのだろうと思う。

今でも母は、高校時代テストでいい点を取ったことを、武勇伝のように語る。

でも家族の中で特に褒められることはない。増田兄弟高校偏差値がいずれも70手前である一方、母の出身校など40あるかないかだからだ。

でもそれがあの人の最新の自慢。

恐らく、要領のよくない母親がここから何か劇的に凄い特技を身に着ける可能性もそんなに高くないのだろう。このまま老いて死んでしまうのだろう。

それはなかなかあんまりなことだ。

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