2021-07-07

歴史上の人物は何をもって実在と見做すか

例えば織田信長なんかは、今生きている人は誰もその姿を自分の目で見たことがないはずであるが、実在していたことは疑いようのない事実である認識している。

これがスティーブ・ジョブスだったりすると、ウェブテレビ新聞など様々な媒体で目にしたことがあるので、実在していたことは疑いようがない。

しかしながら、だんだん過去に遡っていくと、文献など客観的傍証しか確認できなくなっていくはずである

wikipediaを見てみると、天皇についても「実在を認められないか強く疑われる名が多い」とあり、どこかの段階で実在非実在の線引きがなされている。

 

先程の織田信長の例だと、我々は例えば歴史教科書記載されていることを事実として受け止めているはずである

しかし、その教科書記載されている事実についても、何らかの客観的な文献等に基づいて事実認定されているはずである

 

その辺りの判断について確認できるような資料書籍はないだろうか(調べてない)

 

追記(2021-07-11

ここで問いたかったのは、哲学的認知論的な観点ではなく、学術的な観点である

歴史学の研究は「史料」に対して行われるということをコメントから読み取れたので、以下wikipediaの「史料から引用する。

一次史料[編集]

一次資料」も参照

一次史料とは、当事者がその時々に遺した手紙文書日記などを指す[2]。記述対象について「そのとき」「その場で」「その人が」の三要素を充たした文献を「一次史料」と呼び、そうでないものを「二次史料」と呼んでいる[1]。代表的な一次史料日記、書翰、公文書がある[1]。コイン新聞記事は通常、一次史料ではない。

二次史料[編集]

二次資料」も参照

二次史料とは、上記三要素を満たさない文献史料を指す。第三者が記した物や、後の記録が該当する[2]。二次史料は、一般に一次史料より重要性が劣るが、必ずしも信頼性に乏しいとは限らない。例えば、太田牛一の『信長公記』や小瀬甫庵の『信長記はいずれも織田信長に関する二次史料であるが、前者が高い信頼性を有していると考えられるのに対し、後者史料としての価値ほとんどないとされる[3]。

史料の中でも「そのとき」「その場で」「その人が」の三要素を充たした文献について「一時史料」と呼び、歴史的な情報重要価値を持つらしい。

ただし、一次史料自体が正しいかどうかの検証必要(「史料批判」と呼ぶ)とのことである

 

現在は、巷に溢れる情報いくらでも入手することができる世の中になってきているが、陰謀論似非科学など公衆衛生に対して有害になり得る情報が氾濫している。

どういった情報が信頼できるものであるかを判断するためには、史料批判のアプローチ活用できるのではないだろうか(調べてない)。

  • BC1300年くらい(今から3300年前)のツタンカーメン王のDNA鑑定や炭素年代測定ができるから 骨があったりDNA鑑定できたらそいつ居たとおもっていいんじゃないの 他に...

  • なんのために歴史学があると思ってんだ 一朝一夕で確認できるほど歴史の積み重ねは甘くねえんだ 文献学と考古学が歴史を明らかにしてるんだ

  • スティーブジョブズ実在説を信じてるやつがまだいたのか、まさかビル・ゲイツ様のワクチンを打ってないのか?

  • シュリーマン?って人の伝記では ギリシャ神話に出てくるトロイアの遺跡を発掘した人たよ。 文献だけではなくて、ピラミッド、万里の長城や五重の塔のような建造物だって歴史的資料...

  • 1.墓をあばく 2.複数視点の客観的実在証拠の収集

  • アクダマドライブじゃないが、東京は実在してるのか、実はあると聞かされてるだけでは? みたいな話に近い。

  • 複数の一次資料があるかどうかじゃないですかね。 天皇は古事記/日本書紀しかないから確認が取れないわけで。

  • 昭和初期の大金持ち、当時の孫さんクラスであろう人を調べたのだが、 大きい図書館で調べても数件しかヒットしなくて、その人に言及したような本が見つけられなかった。 死後100年た...

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん