はてなキーワード: 非処女とは
フェミニズムという言葉が注目され始めた時、私はフェミニズムにすごく共感した。
その頃はネットのアングラな要素がそのままSNSに来たせいか、女叩きは当たり前、気に入らない女は女性器呼ばわり、綺麗な女はやらせてくれとリプ、非処女は中古、育児も家事も母親がやって当たり前、イクメンて言葉がやっと出来たくらい。
それが当たり前だった、それに疑問を持たない人も多く、いわゆる名誉男性というのもかなり多かった。私は聞き分けのいい女ですよ、女叩きもしますよ、レイプされるような危機感のない女が悪いなんて言ってる女もいた。
私はそれまで、名誉男性寄りだったと思う。
女は家事をするものだし、男を立ててなんぼだし、痴漢されたことを話す女をモテる自慢くらいに思うほど、女性差別をしていた。
でも、それらを見て、私の考えが間違っていたことや、私の生き方はもっと自由でいいことを知り始めた。
当時は、今なら真っ当な主張も「男だって云々」「自意識過剰」「女様」なんてリプがついて、炎上していた。
それにくらべると、今は男性もフェミニズムに理解を示してくれてる人が増えてると感じる。真っ当な意見にトンチンカンなリプをしてる人を、諌めてくれる男性も多いからだ。
ここで私が辛かったのは、私にフェミニズムに目覚めさせてくれた人が、そういった発言をし始めたことだ。男は去勢、性犯罪者予備軍、女が辛いのは全て男のせい。
少なくとも私は、私が過去に女性差別をしていたことを、男性のせいと思ったことは無い。社会の男尊女卑による刷り込みといわれても、それに疑問を持たず内心バカにしてたのは私の意思だからだ。
でも、彼女は過去にした自分の過失を、全て男性、男性社会のせいにしていた。
女性差別をしていたことも、実際に人に嫌味を言っていたことも、自分の言葉遣いや仕事、勉強、上手くいかないことはすべて、それらを社会に刷り込んだ男性のせいで、女性は何も悪くないと。
でもその人は性被害にもあったことがあったし、少し考えが歪むのも多少理解出来た。
男性への差別はフェミニストとしてしてはならない。それはミサンドリスト、私たちが憎んでる差別を男性にしてることになると話し合あった。でも、無駄だった。
次第にそう言う人がどんどん増えていったから、彼女が多数派になるともう私の言葉は響かない。
ポリコレも大事、フェミニズムも大事、でもジョークや創作物、その人の価値観を全て否定することは違うと思う。
場所をわきまえ、人や関係性を選び、創作物と現実の区別をつけ、マナーを守ることが出来れば、いいんじゃないだろうか?
自分が男性に傷つけられたからと言って、それを免罪符のようにして男性を攻撃するのはいいんだろうか?
女が所謂「女らしさ」を求めるのを悪とし、男性に洗脳されているというのは正しいのだろうか?
自分の価値観を信じて疑わず、正義で人を追い詰めていいんだろうか?
女性差別を無くすためのフェミニストが、男性を差別していいんだろうか?
それならミサンドリストだとはっきり言ってしまった方がよっぽどマシだ。
でも、私は少数派になってしまった。ここで私なりのフェミニズムを唱えても、「ちんよし」「名誉男性」なんて言われるのが目に見えてる。
でも、私はフェミニストだ。
今でも男尊女卑は根付いてるし、女性の自由や地位はまだまだ問題があると思う。
男性社会は男性にとって有利なこともあるが、不利なこと、勝手に期待されたり求められることが多数ある。
男女、いや、それ以外の性別の人全てが生きやすくなるように思うことは、間違っているのか?
私は、間違ってないと思いたい。
食うにきまってるだろ 死ね!
中央の法学部でて司法書士って失敗コースじゃねえか うるせえ死ね!
よしくんと付き合いがあったのは小学校までなのでそういう情報いらない 死ね!
6位 お見合いの話が来たんだけど会うだけあってみない?バツイチだけど気立てはよい子らしいよ
5位 よしくんところの子供にあんたからってことでお年玉渡しておいたよ
頼むから余計なことするな お年玉やるくらいなら俺に金を寄越せ 死ね!
4位 あんたの同級生を名乗る人から同窓会の連絡したいからって電話があったんで断っておいたよ
たまには好判断するじゃねえか それどうせ詐欺だからな でも死ね!
女性が男に高い年収や容姿やを要求してくる事と同様に、自分は処女(貞操観念が高い事)を要求する。非処女を、クラス全員に回してボロボロになった1枚のクッキーに例えた漫画があったが、あれに近い。
昭和的な価値観とか、女性をモノ扱いするなとか、差別だとか言われるかもしれないけど。「そんな事思ってるから、いつまで経っても童貞なんだよ気持ち悪い(笑)」と思われるかもしれないが、自分としては乱暴された等の特殊な事例を除いて、平気で他の男の身体や性器を受け入れて、婚前に性交渉する方が気持ち悪いと思ってしまう。
というか、試しに非童貞って嘘ついてみた時も、「自分がセックスした事あるのに、相手に処女を求めるのおかしいだろ」って返されたから、どっちみち他人から受け入れられない・傷つけてしまう考え方なんだと思う。絶対にリアルでは言わない。
高校時代の思い出。公立の底辺工業高校で好き勝手やっていたら職員会議にかけられたらしく、担任に精神科を勧められた。教育現場で精神疾患の疑惑をかけられる経験など早々ないことに違いない。
面白そう! と思い親同伴で出発。長い待ち時間の末、そう長くない問診時間で「統合失調症」の破瓜型と結論された。まさか童貞も卒業しない内に非処女認定されるとは、やはり精神医学界とは面白い世界である。おそらく一連は精神攻撃の一種なのだろう。
結局続く第二診で異常ナシと判断されたものの、それで私の生活態度が改善するというわけもなく、やがて卒業するまで職員たちの監視の目が緩むことはなかった。別に悪いことをしていたわけでもなく、成績も決して低くはなかったというのに、なんとも労力の使い方が下手な組織である。私の青春は疑惑を抱かせる私と様子見しかできない大人たちの一進一退の攻防でしかなかった。
少し逸脱した個性を精神病という型に押し込めて無理くり理解しようとする、その臆病な姿勢は敵ながら私も見習うべきだろう。高校時代の収穫と言えばその気構えくらいで、勉強の内容など既に記憶にもない。高校なんて大体そんなものである。
じゃあ、非処女が本当にどうしてもダメな人が非処女と付き合っているとして、その人のことを心の底から愛しているのに、その人が他の人を愛していたということを考えると嫌悪感がどうしても止まらなくて、毎晩そのことだけを考えて枕を濡らしていたとしても、「処女でない」ということ以外は問題がないのだからそのまま付き合わないといけないのだとあなたは本気で思うの?
あるいは、性指向が同性の人がある異性と仲が良いとして、その二人は友人として本当に深く通じ合っていて、端から見ればまるで恋人のようであり、またその異性はその人のことを深く愛していた場合に、「性指向が同性である」こと以外は問題がないのだからその二人は付き合うべきであって付き合っていない状態がおかしいのだとあなたは本気で思うの?
この人たちに選択権はないの?そしてそれはどうして?
ネットスラングにおいて「地雷」とは、かつてはエロゲー用語のことだった。私の知る限りでは二十年ほど前から使用されていた。
ttps://anond.hatelabo.jp/20201209101046
当時のエロゲーは一本8,800円が基本で、タイトル名とパケ絵とエロゲ雑誌のわずかな情報だけで購入を判断していた。購入前情報と作品のクオリティに乖離が大きいこともしばしばで(端的に言ってクソゲーであること)、そうしたゲームを買ってしまうことを地雷を踏むと表現していた。次第にそうしたゲームのことを地雷ゲーム・地雷ゲー、あるいは単に地雷と呼ぶようになった。アニメは地上波放送なら無料で漫画やラノベは高くても1,000円なのに対して、エロゲーの価格が8,800円と高額であり、しかも購入しなければ内容がわからないことから、金銭的な損失のショックを地雷を踏むことに例えたのだろう。
地雷ゲームを防ぐにはメーカー名(ブランド名)や製作スタッフ(シナリオやCGのクレジット名)で判断をすればよい。しかし、新興ブランドの新作に対してはそうした戦略をとれないので、2ちゃんねる等の掲示板で感想を見てから購入を決めることが賢い判断だった。だからこそ、地雷の可能性があるエロゲーを予約するだの発売初日で購入するだのと宣言することは勇者として崇められたことだったし、感想が「〇〇は地雷だった」でもその情報は重宝されたのだ。
二十年ほど前のエロゲー業界では「はじめてのおるすばん」[2001年](以下はじるすと略す)が話題だった。発売元はビジュアルアーツ傘下のZEROというブランドであるが、ZEROは製作スタッフ名を伏せて実験的なゲームを発売することが多く、内容がクソゲーであることもしばしばだったので地雷メーカーとも呼ばれていた。当時、国際NGOが紛争地帯での地雷ゼロキャンペーンを推進していたので、それになぞらえて地雷ZEROなどと揶揄されていた。当然「はじるす」も発売前は目に見える地雷と評されていた。しかし、児童ポルノ法制定[1999年]から続く規制強化の論調に反発するかの如くに幼く見える女の子が18歳以上と言い張る公式ホームページによる紹介ページが大好評になり、エロゲー業界を超えた大きなムーブメントとなった。当時ネットサーフィン(死語)をしていた人は、「はじるす」紹介ページのパロディを見たことがあるはずだ。この「はじるす」、想定を超えたブームによる品切れが続き、なおかつゲーム内容がおおむね前評判通りでもあったので(メインヒロインがゲーム開始時に非処女であることに物議を醸したが)、地雷ゲームの汚名を返上するほどの人気作となった。発売後2~3か月ほどは、「はじるす」を求めて各地のエロゲーショップを巡回する「はじるす難民」が続出したという。今日でのネットスラングとしての「難民」の意味は、きらら系の癒しアニメが最終回を迎えることによって、アニメによる癒しに強く依存したファンが新たな癒しを求めて彷徨うことである。「ゆゆ式」や「きんいろモザイク(1期)」が放映されていたころに「難民」の用語が流行り始めたが、その元祖は「はじるす」だと思っている。
地雷の意味が変化したきっかけは、同じビジュアルアーツ傘下のイージーオーから発売された「うちの妹のばあい」[2003年](以下、うちいもと略す)であろう。当時のイージーオーは知名度は低く大きなヒット作を出していなかったものの、シナリオ・CG・システムともに一定以上の品質を保持していたので、知る人にはある程度の評価をされていた。「うちいも」は発売前の公式ホームページによる宣伝に力を入れており、なおかつ当時は妹ものブームだったこともあって大きな評判となった。しかし、イージーオーは「寝取られ」のジャンルで知られるブランドでもあったので、古参のファンと何も知らない新参者との間で大きな議論を呼んだ。「イージーオーのことだから、また寝取られ描写があるのだろう」、「いや、公式情報によると妹との純愛にしか見えないので、寝取られはありえない」という具合であった。結論を言うとバッドエンドルートでヒロインの寝取られがある。それも、ご丁寧に攻略ヒロイン全員分にだ。今でこそある程度の市民権を得た「寝取られ」だが、当時はまだ理解できる人が少なかった。純愛を望んだ多くのユーザーにとっては意図せずに「寝取られ」を見せつけられる結果になったので、作品としては不評や反感の意見が飛び交うこととなった。しかし、「うちいも」が「地雷」と呼ばれることはあまりなかった。と言うのも、「うちいも」は前作の「雨やどり」を超えるボリュームのシナリオ・CG量があり、バグや不具合もなかったので「クソゲー」ではなかったからだ。シナリオの内容についても、分岐によってはハッピーエンドもあり、そちらでは「寝取られ」も無く概ね好評を得ていたので、作品全体は「地雷」ではないもののバッドエンドが「地雷」と評されたり、「鬱ゲー」と呼ばれるジャンルを好むユーザーからはむしろ高い評価を得たりもした。これが「地雷」の用語がクソゲーを踏むことから変化して、ジャンルやシチュエーションがユーザーの嗜好と不一致することに対して用いられてきた最初の例だと思われる。ちなみに、イージーオーは「うちいも」の賛否両論の騒動を受けて、公式ホームページで「純愛宣言」をすることとなった。内容としては、今後リリースするすべてのゲームで「寝取られ」描写をしないというユーザーに向けての宣言である。しかし、イージーオーは失った評判を取り戻すことができず、ブランドは解散することとなる。
次に「地雷」がキャラクターに対して用いられた例も述べる。エルフの「下級生2」[2004年]である。エルフは今でこそ解散してしまったものの、かつては老舗の有名ブランドであった。「東のエルフ、西のアリス」と呼ばれ、業界大手のアリスソフトに匹敵するほどの人気があった。エルフは「ドラゴンナイト」シリーズや「同級生」シリーズで知られるブランドで、エロゲーをやったことのない人でもタイトル名だけは知っていることだろう。昨年アニメ放送された「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」も原作はエルフにより発売されたエロゲーである。「下級生2」の発売当初はエルフの人気シリーズ続編ということもあって当然多くの期待と注目を浴びることになった。しかしながら、「下級生2」も「寝取られ」(正確には寝取り?)が原因で不評を買う結果になってしまった。メインヒロインの「柴門たまき」は主人公の幼馴染だがゲーム開始時点で医大生の彼氏持ちという、学園ものの恋愛アドベンチャーとしては斬新な設定であった。「たまき」を攻略することは、彼氏持ちの女が幼馴染の男(主人公)と二股デートをすることと同義でもある。そして攻略を進めると「たまき」は二股がバレて彼氏に捨てられることになる。その後もシナリオを進めると、主人公との情事を重ねる際に「たまき」は医大生と肉体関係を持っていたので非処女であると告白するのだ。そのうえ、「たまき」は情事の内容をいちいち元彼氏と比較をするのだ。ゲーム序盤では、「たまき」は主人公の幼馴染でクラスのマドンナ的な存在として描かれていたにもかかわらず、その本性は性悪ビッチ女だったという展開にピュアな童貞エロゲーマーの精神が耐えられるはずもなかった。激怒したエロゲーマーは、エルフのファンクラブを退会しゲームディスクを真っ二つに割った画像をアップした。これが「たまきん事件」の顛末である。「下級生2」が「地雷」と呼ばれたことはもちろんだが、それと同じくらいに「たまき」も「地雷」と評された。これがゲームではなくキャラクターに対して「地雷」が用いられた最初の事例かと思われる。
ちなみに、00年代中頃になると地雷ゲームの呼称はあまり使われなくなってゆく。その理由としては、体験版や公式ホームページによる情報公開が進み、発売前からある程度内容を推測できるようになってきたからだ。さらに、アリスソフトの「妻みぐい」[2002年](定価2,800円)を契機に廉価ゲームが流行って、エロゲーは一本8,800円という常識が崩れたこともある。それにより、新興ブランドがクオリティの不明なエロゲーを8,800円で発売することもなくなったので、エロゲーマーが地雷を踏むことも無くなった。次第に地雷ゲームの言葉は廃れていった。さりとて、クソゲーが消えたわけではない。クソゲー愛好家の間ではHYPERSPACE(通称:超空間)というブランドのエロゲーは有名だが、「地雷」ではなく明らかな「クソ」なので地雷ゲームと呼ばれることはなかった。
なぜ「地雷」の歴史を長々と述べたのかというと、冒頭に述べた増田にて、同人界隈で腐女子が地雷という言葉を用いることを知ったからだ。今でこそ「地雷」は「下級生2」の例で述べたように、キャラクターや人物に対して用いられるのが常である。実在人物においては、合コンの相手・交際相手・風俗嬢などに対して使うことが多いだろう。しかし、腐女子は同人作品の受け入れられないジャンルやカップリングなど嗜好の不一致という意味で用いているのだ。これは「うちいも」における地雷の用法と同じである。そうした観点からみると腐女子が用いる「地雷」はむしろ原点回帰と言えなくもない。そうした意見を述べてみようかと思った。しかしながら、エロゲーとは関係ない文脈で「地雷」を用いている場で長々とエロゲーの歴史を語っても尋常者は嫌悪するだけとなるので、ツリーに表示されないようにh抜きでURLを張ってこのように長々とした文章を描いた次第である。
私は「地雷」用法は本来の意味に立ち返るべきだと言及するつもりなど毛頭ない。ただ単に、インターネット黎明期の頃から続くネットスラングが用いられた当初の時代の雰囲気を主張したくなっただけである。かつてネットスラングはエロゲーマーをはじめとしたヘビーなインドア男が生み出すのが常だった。インターネットは、現在のようにWi-Fiで楽チン接続するのとは訳が違った。高額で場所の取るデスクトップPCを用意し、プロバイダー契約にも金を払い、様々な配線を床や壁に絡ませて、頻繁にフリーズするWindowsで面倒なインターネット接続設定をする。このような芸当は、注ぎ込める時間と金の全てを家の中で消費するヘビーなエロゲーマーにしかできないことだ。手間暇をかけて接続したインターネットの利用方法はもちろんエロゲー情報の収集である。だから、当時生まれたネットスラングが現実では全く使い道の無い言葉となるのも当然のことだった。逆に、現実の言葉がエロゲーマーにとっては違う意味を持つこともある。2007年に月探査衛星の「かぐや」が世間ではニュースになったが、当時Googleで「かぐや」と検索するとエロゲーブランドの「アトリエかぐや」が最上段に表示されるというありさまだった。今では到底信じられないことかもしれないが、もしも日本のインターネット文化を構成したのが引きこもりエロゲーマーばかりだったらというおぞましい現実が、インターネット黎明期に実存していたのだ。
もちろん私もヘビーなインドアエロゲーマーだ。しかし、エロゲーから離れてもう十年以上も経つ。エロゲーとはもはや無関係の私が、「地雷とは元々エロゲー業界で用いられてきた言葉で…」などと述べたところで、誰の代弁にもならない無意味な話にしかならない。GHQ最高司令官のダグラス・マッカーサーは「老兵は死なず、ただ消え去るのみ」と演説したが、その言葉を借りれば「エロゲーマーは死なず、ただ消え去るのみ」と言ったところであろうか。しかし、職業軍人とは違い私はただの一消費者に過ぎず、しかもその趣味を現実世界では誰にも公言できないので、演説どころかこのような匿名ブログでしか述べることができない次第だ。それに、こうして長文を書くこと以外に自身がエロゲーマーであったことの証明ができないので、もはや消えていたも同然だ。
エロゲーマーは死なず、とうの昔に消え去っていたのだ。
モテを相談してきた3人の男性たちにアドバイスをしてみたところ、相次いで彼女をつくり、今のところ前組3ヶ月ほど続いているということだ。
当人たちが努力したから、他に環境要因があったからなど、他に原因も考えられるかもしれないが、もしかしたら覚え書きが誰かの役に立つかもしれないので(まぁほとんど承認欲求だが)、それぞれの男性の属性とアドバイスの内容を残しておこうと思う。
身バレが怖いので、それぞれぼかしたり、内容に影響がない範囲でフェイクは加えておく。(取り敢えず1人分、書き加えていく)
年齢:アラサー
顔:中の下くらい
身長:172くらい、平均的
性格はとにかく大人しく、自分から会話を振るのは苦手なタイプ。筋金入りの男子校育ちで、今まで彼女がいたことはない。フィギュア棚はあるが抱き枕はない程度のオタク。デブやハゲでは無いものの、身も蓋もない言い方をするならチー牛で、自分の容姿に頓着しない。マッチングで恋活をしているが、年収や年齢、学歴の割にマッチング数が低く(一月に0〜3程度)、デートも2回目がない。
マッチングアプリには、会話のとっかかりや出会いのきっかけをつくるための「コミュニティ」というものが存在している。「アウトドア好き」「中高一貫出身」などだ。
彼のプロフィールを見てみると、よりにもよって「色白黒髪/色白黒髪好き」コミュニティに入っていた。4000人中3000人が男性、何のためにあるんだこのコミュニティ。
本人に、この色白黒髪はマストなのか尋ねてみると、清楚な人が好きなのは確かだが、多少チャラい元気系でも可愛ければ…と口ごもった。つまりあると嬉しいが絶対必要な条件ではないということだ。
このコミュニティに入るのは彼のモチベーション的にもマッチング的にもめちゃくちゃリスキーだ。理由は2つある。
色白黒髪でお前が可愛いと思う女が性的に清楚なわけないだろ。というかこのご時世色白黒髪清楚系ファッションの女は隠れビッチってこれ一番言われてるから。
「黒髪色白=手が加えられてない」と思うやつも多いが、これもやはり間違い。そのストレートロングの黒髪を保つのにどれだけのヘアオイルが、その色白を保つのにどだけの日焼け止めや化粧水が投資されているのか。「自然な感じの方がこっちも気負いしなくて済むし💦」じゃないんだよ、そんなんだから外見に気を使ってる黒髪色白好きが圧勝なんだよ。
②女は処女厨嫌い
女は処女厨が嫌いな奴が多い。処女、非処女は不可逆の関係にあるとともに、女に従順性を求めていると判断されるからだ。そしてマッチングアプリを使う女は、通常と比較してもある程度恋愛に積極的な層が多い。何が言いたいかと言うと、「処女がいい」と言う層に厳しい女が圧倒的に多い世界だということだ。(ちなみに不可逆である以上、処女も処女厨を避けがちである。)
それがどうだ、「色白黒髪の女性が好きです」。処女厨丸出し。本人的にはそういうつもりはなくても、そう解釈されても文句は言えない。
しかも彼はオタクコミュニティにも入っている。世知辛いことに、世間からはオタクは処女厨の多い集団だと見なされている。オタクコミュニティと色白黒髪好きコミュニティのコンボは、まぁ厄介認定を受けること必至と言っても過言ではない。
そもそも相手が色白黒髪かどうかはプロフィール写真でわかる。こんなコミュニティ百害あって一利なしと説明して退出してもらった。
・相手の条件の緩和
これが一番肝かもしれない。
彼の希望は、
だった。
……いやもうミスマッチがすごい!というかそもそもそういう女はもう市場にいねえ!
そもそも京大や東大レベルの女子は著しく少なく、女の高学歴は忌避されるという傾向はあるものの、彼のように学齢同類婚を望む層からは熱烈な支持を得ている。少なくとも在学中はそれなりにモテること必至だ。
しかもそこに「オシャレで可愛い」がつく。確実に彼氏がいるし、いなくてもめちゃくちゃ口説かれ慣れてるから余程の物好きでもない限りオタクくんには振り向いてくれんのや!目を覚ませ!
話を聞いていくうちに、男子校を極めすぎて彼が「可愛くない女子」を知らないのだとわかってきた。そりゃアニメの女とコスプレイヤーとアイドルしか知らんかったらな……理想も上がるわな……。
正直、③の条件だけならなんとかなるのだ。
彼の年収は京大/東大卒の中ではそこまで珍しくはないとはいえ、世間的に言ったら立派な高収入の部類だ。職種としても手堅い。「人畜無害」を絵に描いたような彼は、婚活に行ったら専業主婦志望の可愛い子にだってモテるだろう。
彼にそのことを相談したら、それでも他の条件も外せないらしい。他の階層の人間と恋愛するのが怖いそうだ。
・外見の改善
彼にしてもらったのは、
①骨格診断
②服の刷新
③顔の印象改善
の4つだ。
①骨格診断
骨格のタイプによって似合う服の形が違うという話。かなり精度が高いし、肌の色などと違って自己診断が比較的楽だ。(詳しくは「骨格診断 男性」でググれ)
これで流行りではなく、「自分がオシャレに見える服」を把握してもらう。
ちなみにAさんはロジカルな仕組みが気に入ったらしく、自主的に調べてきたパーソナルカラーなどと組み合わてコーディネートを考えるようになった。
②服の刷新
①の法則に従って、とにかく服を新しく買い換えさせた。ブランド物を買う必要はないが、着古した服は、センスのいい古着でもない限り悪印象だ。
少し乱暴だが、高校から着ている(!?)という服は全て捨ててもらい、ルミネに入っているブランドを決め手(ジャケットなど)にして、あとはGUで揃えてもらった。ルールは一つ、暗い色だけで完結させないことだ
③顔の印象改善
男ができる最短・最高の整形、それは眉毛だ。
Aさんは伸びっぱなしボーボー、しかも八の字系の眉毛だったが、眉サロンで整えることで理想的な形にすることが出来た。
その他にも、コンシーラー(ニキビ跡を隠したりする化粧品)などの軽いメイクを指南。
骨格に合わせたカットに定評がある美容院(床屋に行くな)に行ってもらい、髪型も変えた。
彼の体型(普通身長痩せ型)で姿勢が悪いと、とにかくだらしなく見える。オタク(趣味)はタイプによってはウケるが、オタク(容姿)は等しくモテない。
ピラティスの一日体験で指南してもらってきて、デート中の姿勢の改善をしてもらった。
これらのアドバイスを1ヶ月で実践してもらったうえでマッチングアプリで3人ほど会ってもらい、コミュニケーションにもその都度アドバイスを入れた。
その結果か偶然かわからないが、かれは3人目(会い始めて2週目)でぽっと彼女を作ることに成功した。
相手は東大卒外資コンサルのバリキャリ。コンサルの同期に比べ業務時間にに融通がきき、余裕がある彼が気に入ったそうだ。彼より年収は高い。