はてなキーワード: 最後の手段とは
これが凋落の全て。昔はモスバーガー=贅沢だったんだよ。マクドナルドやロッテリア、果てはドムドムバーガーなんて足元にも及ばないレベル
でもクアアイナやシェイクシャック等の高級バーガーチェーンの登場で贅沢したい客はそっちに行った。こだわりの個人経営のハンバーガー屋にも取られた
もちろん対策はしたけど、ヘルシー全振りのレタスバーガーとか原材料を理由にした値上げ&サイズ縮小とサイドメニューの少量化は何を狙っての対策だったのかは未だに分からない
もしかするとモスバーガーの敵はバーガーキングとファーストキッチンくらいしか見て無くて、マクドナルドとロッテリアとは棲み分けが出来ていると勘違いしていたのかもしれない
彼らはコチラの価格帯には来ないだろう、バーガーキングとファーストキッチン相手ならヘルシーと安心安全を売りにすれば女性中心に囲い込めるだろうと思ったのかもしれない
実際はマクドナルドやロッテリアも高価格帯に手を出し、モスが売りにしようとした部分は誰にも刺さらなかった。女性は美味しいコーヒーやコスパを重視したし、安心安全を気にする客はハナからハンバーガー屋に行かなかった
飲食業界では有名だけど、生産地や国産を売りにするのは他社と比較して良い部分が無かった時の最後の手段だよ。味が普通で高くても許してもらえる魔法の言葉だしね
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東京の段階的な緩和の目的は新型コロナウイルスの「実効再生産数が1を下回る」経済活動の範囲を探ること。
ステージ3がNGでステージ2がOKとなった時に、じゃあワクチンができるまでステージ2にしておくことができるかと言ったら土台無理な話で、ではステージ分けにどんな意味があるのかというと、少しずつ緩和することによる人々の行動変容とそれによる実効再生産数の変化から次のアクションを決めることだろう。
「ハンマー&ダンス」でいう「ダンス」の仕方を探るための社会実験中とも言える。
まだ結論は出ていないものの、おおよそ現時点での緩和状況では実効再生産数は1を上回ることは確認できたのではないだろうか。
つまり想定していた理想的な経済活動の開始を行うことはできない、とわかったということになる。
こうなると、「ダンス」の状況で経済活動と再生産数のバランスをどうとるのか、あるいは別の方法で再生産数を下げられないか、という議論になる。
経済活動を抑えるのは市民感情的にもう厳しいだろう。予算にも限界があるから継続的な給付金のバラマキはもう他の手段がなくなった時の最後の手段だ。
では再生産数の増加を放置しておいて良いのかというと、このままではあまりに「ダンス」の期間が短すぎる。
他の手段で再生産数を下げる方法を探すしかないが、個人の感情に訴える作戦は十分に効果を発揮してきたものの、これ以上の効果は見込めないだろう。
ではどうすれば良いか。
結論としては「再生産数が高い業種の無症状患者を積極的に捕捉する」しかないだろう。
いろいろ考えたが人権を守りつつ行える施策がこれ以外に思いつかなかった。
PCR検査の感度を考えると意味がないという人がいるだろうが、あくまで「実効再生産数の低減を狙い、全体としての再生産数が1を下回ることを期待する」という作戦だ。
飲食店従事者は定期的な検便が義務付けられているが、それと同じように業種を指定してPCR検査による検査を必須とする。
新規感染者数が0に近づいているタイミングではそれによる医療崩壊は起こらないはずだし、感染が広がっていない状況ではコンタミの可能性も低くPCR検査の特異度は十分に高いとみて良いだろう。
「PCR検査は限られたリソースであるので効果的に行うべきだ」というのは過去の議論で、第1波を都民全体の協力で乗り越えた今、持続的な社会活動を行うために必要なのは「1日10万〜100万単位のPCR検査能力」だ。
陽性者が当たり前のように出てくれば、それを前提とした社会となり、不必要な差別も減るだろう。
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ちなみにこの話は「新規感染者が十分に0に近く、無症状者の受け入れ先や医療リソースに余裕が出ている状況」での話で、市中感染が広がってきた現時点では医療リソースが足りなくなる方が怖いので今やるのは少し怖い。
まずは次の持続的な社会を共有した上で、1ヶ月程度の自粛を要請したい。これには給付金も必要だろう。
それが終わったら、もう一度全員で「実行再生産数が1を下回る」社会を作っていくのだ。
今回の東京の緩和は失敗した(かもしれない。本当にわかるのはあと2週間程度だろうか)。
それは悪いことではないし、緩和したことで初めてわかったことも多いだろう。
次にやることは、今回の反省を踏まえて「withコロナ下での持続的な社会」をもう一度描き直し、それを実現していくことである。
個人的に激安だからって買ってみたWindows10のeMMC32GBのノートパソコンなんですけど、普通に使える?ラッキーって思ってたらだんだん厳しくなってきました。
要はバージョンが1803でサポートが切れてるものの叩き売りだったみたいですね。なるほどーこれが安さの理由なんでしょうか?とても初心者に胸を張ってオススメできるしろものではなさそう。
で、Windows10アップデートがサポートの1803まででいいんですが、延々と1903や1909にバージョンアップしようとし続けて失敗して、またインストールしようとして、それの繰り返しで止まりませんし、いつも何もしてないのにCPU使用率が常に100%ちかいとか、なんなんですかこれ。
最後の手段で1909が手動でダウンロードして更新できるのか、できなかったらWindowsUpdateのサービス自体止めてしまおうかと思います。最悪の場合。
激安Windows10は要注意かもしれません。
今日の夜食のお供は苺とホイップクリームのどら焼き的なコンビニスイーツです。
これと牛乳飲んでもうちょっと頑張ります21時までには帰れるでしょう。
両親は最終学歴中卒・高校中退で現トラック運転手・水商売の絵にかいたような元ヤン。
下に一回り離れた妹、弟がいる。
子どものころは男なのに母のお古を着せられたり、体操服やランドセル、日用品の諸々は親戚のお古が当たり前なレベルの貧乏だった。
正月にもらったお年玉はすぐさま回収されて子供たちの学費か生活費に充てられていたので、お年玉でほしいものを買うとかいう経験をしたことがない。
お年玉で買ったゲームソフトを見せ合う同級生たちがいつも羨ましかったけど家が貧乏なのはわかっていたので、新聞チラシの裏に俺が考えた最強のゲーム主人公を描いたり伝説の剣を作ったりして過ごした少年時代だった。
そうやって成長していったから貧乏の辛さはわかっていたし、将来はちゃんとした企業に入ってふつうの生活ができる大人になろうと思ってたけど、貧乏な家に生まれた時点で将来もほぼ決まっている。
高校生で進路を決める時もちろん大学進学を希望したが、貧乏な我が家では大学進学費用を捻出することは不可能だ。
反対する親に「頑張ってバイトして学費を貯める、入学後の生活費も自分で稼ぐ、金のことで迷惑はかけない」と訴えたけど、「そんな金があるなら実家に入れろ、家の状況をわかっているのか、妹と弟のためにも高卒で働け」と押し切られ、俺の大学進学の夢は散ってしまった。
元ヤンの親父はめちゃめちゃ怖くて、口答えすると鼻血が出るまでボコボコにされるからチキンな俺は怖くてそれ以上言えなかった。
同級生たちは将来の夢も決まってないけどとりあえず大学にいく、という奴が大半でそれがひどく妬ましかった。
みんな大学に進学できるという事のありがたさを何一つ分からず、ぬくぬくと親に守られ真っ当な人生を歩んでいく。
今思い返すと笑えるが、当時の俺は世界で誰よりも自分が不幸だと思っていた。
そうやって高校を卒業した後は、地元の携帯ショップや工場、呉服屋などを転々としながら死んだ目で働き続けた。
田舎の資格不要高卒可の仕事なので、月給は手取りで10~13万ってとこかな。
そこから家へ6万、残りで自動車学校のローン返済や日々の車維持費、食費、日用品費などを捻出すると貯金もなかなか出来ない。
それでも3年ほど掛けて引っ越し代と当面の生活費を貯めて実家から逃げてきた。
色々あったので簡単に言うと安月給過労で体と心を壊し、先月退職してめでたく無職になったという感じか。
26年間生きてきて、いいことがあったかと言われると何も思い出せない。
親への感謝なんて毛ほども感じないし、大事なものも何一つ作れない人生だった。
唯一の救いは現在の実家は若干だが裕福になったようで、妹弟は希望の進路に進み特に不自由なく暮らせていそうなところか。
とにかくもう疲れ果ててしまった。
真っ当に育ってきた人と話すと「貧乏でも努力すれば幸せになれるよ」「死ぬくらいなら頑張れば何でもできる」と言われるが、大体そういう人は家族に恵まれ自分の知らないところで色々な人に助けられて生きてきた人たちだ。
生まれてきた環境ですべてが決められてしまうやるせなさや頑張っても頑張っても次々と困難にぶち当たる辛さを知らない。
死ぬ人間は本当に死にたかったわけじゃなくて、すべての事から逃げ出したくて最終的に死という手段しか残されていなかっただけだ。
お久しぶりです。以前ここで実家にいた引きこもりでモラハラの弟の問題について書き込みしてた者です。
https://anond.hatelabo.jp/20161019074216
https://anond.hatelabo.jp/20170201173533
心を折られた人間はどう立ち直ればいいのか
https://anond.hatelabo.jp/20181023041902
その後、弟はしばらく車上生活をしてましたが、秋を過ぎたあたりに車のバッテリーもあがって使い物にならなくなったらしく、にっちもさっちもいかなくなったあたりに俺がソーシャルワーカーと一緒に話し合いさせて生活保護コースで無事フィニッシュできました。
正直弟や実家のごたごたでは散々地獄みてきたつもりですが、最近のニュースみてるとウチはまだマシだったんじゃないか?と思えるような酷い事件ばかり。もしかしたら熊澤一家予備軍はほかにもいるかもしれないので、俺が弟のケースで経験したこと、後々考えてすべきだったこと、すべきでなかったことなどをまとめてみます。
まず最初に断っておきますが、熊澤英一郎さんのケースを安易にほかの引きこもりに結びつけるのはやめましょう。ある程度家族内でも同意がとれて、将来の心配はあるものの平和に引きこもりしている人たちについては第3者が無理に介入する必要はありません。問題はうちの弟や熊澤一家のように明らかに親や他の親族に対して精神的・肉体的・経済的DVを継続に続けて、親族が関係改善のために強く第3者の介入を望むケースです。
その上でまずすべきことは、やはり公的サービスに支援を求めることです。近年は地元の役所でも引きこもり対策の部署とか、ほかの家族間トラブルに対応できるソーシャルワーカーや、引きこもり専門のNPOなども探せば見つかります。とりあえずそういったところに片っ端から連絡して助言を求めましょう。ただ念頭に置いてほしいのは、これらの団体に連絡しても引きこもり問題が早急に解決することはほぼありえないという事実です。親や親族でも相談にはのってくれますが、肝心の支援については引きこもりに悩む当人が自発的にこういった団体に連絡して助けを求めないと何もできません。なぜなら日本には基本的人権の尊重があり、成人した人間の意志に反して何かのサービスや治療を強制させることはできないからです。そして想像にたやすいでしょうが、うちの弟や熊澤英一郎さんのような方々がそういった団体に自発的に連絡することはまずないです。親が頼み込んでも逆ギレして終わりです。
警察への通報はかなりハードルが高いです。まず警察は家庭内の問題には介入したがりません。警察は現行犯事案なら動けますが、家庭内で起こった事案はどうやっても事後報告になってしまうので、暴れている最中に動画撮影や音声録画しておくのを推奨しますが、そんなこと暴れている本人の目の前でするなんて相手を刺激しそうで怖いですよね。うちは母親の携帯電話を床にたたきつけてぶっ壊すシーンを隠し撮りして数日後に警察に見せましたが、「こういうのは壊されてすぐ通報してくれないと難しい」と言われました。
警察や行政が強制介入できる事案は自殺や他殺などの危険がある緊急性のある事案だけです。言い換えると、よほど運とタイミングがそろわないと、警察や行政は「何もかもが手遅れ」にならないと強制介入できないのです。
それでも僕が勧めるのは、まず継続的に第3者に介入してもらって、自分たちの家族内で起こっている問題がどれだけ異常なのかを再確認してもらうため。これをあきらめて家族内だけでとどめてしまうと、どれだけ事態が狂っていっても、その狂った日常になれて何も行動できなくなります。あと引きこもり事案だけでなく実親へのモラハラ事案や経済的DVなのも細かく記録してソーシャルワーカーに報告しましょう。まぁ大抵は「そんなに嫌なら親御さんたちがよそに引っ越すしかない」と言われるのがオチでしょうが、めげずに続けてください。なぜならソーシャルワーカーや役所の担当者は人によってかなり対応が違うので、担当者が変わったら嘘のように積極的に介入してくる場合も珍しくありません。なので対応に不満があったら違うソーシャルワーカーに変えてもらうのもお勧めします。うちのケースだと弟の連れ子だった甥っ子へのネグレクト・育児放棄という事案でやっと積極的に介入してくれました。なので事態が深刻化したら実親や親族へのDV事案で進めてもらうほうがいいと思います。
こまめに役所やソーシャルワーカーに連絡し続けると、最後にどんな結末を迎えても「やるだけのことはやった」と自分たちへの免罪符にもなります。実際にうちも後々いろんな方に少しずつ実家のケースを話しましたが、「そこまでご家族が努力しても弟さんがそうなったのなら、しょうがないですね」と言ってもらえます。
あとこれらの行政への連絡は、できれば同居している家族ではなくすでに実家から自立した兄弟や、ほかの親族が代行してあげたほうがいいです。日常的にDVの恐怖にさらされている家族にとって、行政に連絡するだけでも精一杯の行動ですし、その結果大した対応もしれくれず、逆に引きこもり本人に逆ギレされてDVがひどくなると「通報しても無駄」と早々にあきらめてしまいます。だから問題が起こっている実家から物理的に距離が離れている親族が介入してあげるほうが継続的なサポートにつなげやすいです。(俺がこの担当でしたが、平日に仕事休んでソーシャルワーカーや役所などに連絡したりするので、これはこれですごい負担なんですけどね>経験談)とにかく行政に介入してほしいなら、あきらめずに定期的にいろんなソーシャルワーカーや役所、警察に想像を続けるしかないです。何十回も続けると、何かのタイミングで動いてくれます。ま、それでも即解決というわけではなく、ようやくスタート地点にたったぐらいなんですけど。
熊澤英一郎さんはどういった方だったのかは断片的な報道からしかわかりませんが、よくこういった引きこもり問題が深刻化する事案では発達障害とかアスペとかの単語が並びます。あくまで弟のケースを見てきた経験から言うと、発達障害とかアスペなどは多少は関連性はあるでしょうが直接的な原因ではありません。だって発達障害とかアスペ抱えても頑張って生きてる人が大半ですから。そもそもうちの弟のように経済的にもキャリア的にも詰んでずっと家に引きこもっていたらまともな人間でも大半は鬱病などで心が病んでいきます。結局は当人たちが無理なく生きていける居場所があったかどうかじゃないかと思います。
これが当人がまだ20代で、実親も40代で体力的にも経済的にも余裕があってどっしり構えることができる状態なら、数年引きこもってもなんとか立ち直るケースもあると思うんですよね。でもこれが当人40代で実親も70代近くて体力も経済も限界だと、そんな悠長に対応できないんですよね。
最近世間を騒がしてる引きこもり自立支援サービス、俺としては強くはお勧めできないけど最終手段の一つとしてはありかなと思います。ただ引きこもり当事者への治療を望んでいるならやめた方がいい。あれは完全に現代の姥捨て山です。治療をあきらめた悪質な引きこもりと絶縁するための最後の手段です。うちが実弟の件でこれを使わなかったのはモラルの問題ではなく、ただ単に依頼する金がなかったからです。あのような引きこもり自立支援サービスを取り上げたテレビ番組を何度か見ましたが、何度か映像内に疲れ切った無気力な実親の顔がでてきますよね。youtubeのコメントでは「あんな子供に無関心な無責任な親だから子供がああなったんだ」と罵倒されてましたが、あれこそ俺の親と同じ顔です。あれは何をしてもうまくいかずに人生すべてを諦めきった顔です。
引きこもり自立支援サービスは僕からみても人権侵害だし、法律スレスレまあはアウトな業者もあるんでしょう。ただ現状では「暴力的な引きこもりの人権守るために回りの家族を生贄になるのを放置せざるを得ない」のが実情でして、そんな地獄から逃げたいと思う方がああいったサービスしか頼れずにいる現状を俺は同じ当事者だった者として非難できません。
最後に、これは当時の弟に伝えたかったのですが、どうしてもっと素直に助けを求めてくれなかったのか?ということです。彼が経済的にもキャリア的に積んで精神的に病んでいたのは誰が見ても明らかでした。もし4,5年前の時点で彼が素直に「どうしていいのかわからない。助けてほしい。やり直したい」と僕や親に話してくれたら、もっとましな選択肢はいくらでもあった。実子と離れ離れになる人生を送ることもなかった。話したところで何も解決しないと思っていたかもしれない。でもそんなことはない、悩みを言葉にして回りに伝えるだけでも解決につながるんです。そら君が望んだ人生とは程遠いかもしれないが、その現実を受け入れることさえできたら、ここまでひどくはならなかったのに。
もしこれを読んでいる方で当時の弟のような人がいたら、どうか勇気を出して自分から助けを求めてください。あきらめると被害妄想だけが増大して、周りの大事の家族を傷つけて、本来ならあなたを助けてくれるであろう人達が逆にどんどんあなたから逃げていきます。一度信用を失うと、同じ家族でも話し合いすらできなくなります。そしてご家族の方も、もし当人が助けを求めてきたら過去のわだかまりをいったん忘れて話だけでも聞いてあげてください。
ミュージカルに興味を持ったが、いきなり自分がやるとなると気が重いので、とりあえずボイトレに何ヶ月か前から通っている。
そして、そもそもミュージカルを観たことがない以上はよくわからないので、観に行くことにした。
チケットはとりあえず2枚取ったが、相手がおらず、おらずなまま当日を迎え。
身内と行こうと思ったら、体調不良で寝込んでいて、1人有楽町に立ち尽くしていた。
一応女の子にLINEで声をかけるも、やはり予定があるとのこと。
ナンパの法則として、こういう時のナンパは一発でうまくいきやすい、というものがある。
今回は正にそれで、一声掛け目でオープンし、連れ出せた。
友人と会うは嘘だという前提で進めるも、どうやら本当に会うようで、途方に暮れる。
しかし手応えが良いので、ミュージカルは諦めて、ナンパに徹することにした。
友達と会うまでの時間、ベストは尽くすも、なにせ1時間と少ししかなく、決め切ることはできなかった。
多分ブロックされている。今までもそうだったし、まあ、そういうものである。
これっきりかもしれないが、しかし可愛かった。旅先補正があるにせよ、このレベルの女の子と遊べたのは、大いに自信になる。
チケット代の諭吉をドブに捨ててしまったことで、また女の子が捕まらないことで、少し参っていたが、あのレベルの女の子と遊べる容姿を自分がしていると思えるのは、明日から生きていく希望になる。
がんばっていこう。
その舞台となった大陸横断鉄道は、今まさにホワイト国から翔んで埼玉へ差し掛かろうとしていた。
「美少女探偵スマイリングシンデレラ」は、食堂車に集められた乗客たちに対して高々とポエムった。
その解決にあって鮮やかな推理を披露し、世間からMGC(マジでゴキゲン超サイコー)と称賛されたこともある美少女探偵スマイリングシンデレラの手に掛かれば、この程度の事件は免許返納だ。
食堂車に流れるBGMの有線放送――れいわ新選組の新譜――に乗せて、美少女探偵スマイリングシンデレラのセクシー発言が軽やかに語られ始めた。
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「……つまり、犯人はおむすびころりんクレーターに毒物を混入させ殺害した上で、競泳選手だった被害者にサブスクを着せてアリバイ工作を行った。このような計画運休が実行可能なのは一人しかいません」
いよいよ、美少女探偵スマイリングシンデレラのMGC(マジでゴキゲン超サイコー)な推理は佳境に差し掛かる。
いまだかつてないほどに冴え渡る美少女探偵スマデレラの名推理。
乗客たちは思う。「これほどまでに切れ味のよい推理を目の当たりにするのは4年に一度じゃない。一生に一度だ。」
……誰もが息を飲んでスマデレを見守った。
「謎はすべて解けました。犯人はあなたです!」(バシーン)※机
スマデレは乗客の中の一人、ハンディファン・◯◯ペイ(プライバシー保護のため一部伏せ字)を指差すと、後悔などあろうはずがありませんというドヤ顔で胸を張った。
「く、くそぅ……。肉肉しい小娘め……」
「こうなれば、最後の手段だっ!」
魅了されている乗客たちの隙をついて、ハンディファンは食堂車の入り口から飛び出した。
「あっ、待て!」
やっとのことで追いついた乗客たちは、ドラクエウォークから身を乗り出して、今にも飛び降りそうなハンディファンと対面する。
「ははは。残念だったな諸君。この列車の進路はすでに建設中の鉄橋に向かうルートへと切り替えてある。揃ってしぶこの藻屑と消えるがいい!」
あっさりと手のひらを返し「どうしてくれるんだ!」とスマデレを罵倒してくるにわかファン。
だが美少女探偵スマイリングシンデレラは、どこ吹くれいわ旋風といった様子で高らかに魔法の呪文を令和する。
実はタピる星から来た魔法少女だったスマイリングシンデレラは、普段は闇営業している美少女探偵スマイリングシンデレラの仮面を取り捨てて、真の姿である魔法少女スマイリングシンデレラへと華麗に変身した!
「とうっ!」
ジャッカルにつままれたような表情を浮かべる乗客たちの眼前で、魔法少女スマイレラの必殺技「ガラスの#KuTooブーメラン」が飛んでいく。
――パプリカッ!
後頭部にガラスの#KuTooを受けたハンディファンが、その場に崩れ落ちる。
「よし。これで逃走は阻止したわ。次は列車を救うあな番ね!」
魔法少女スマデラはどこからともなく最新鋭のタピる星製ラップトップマシンを取り出した。
「制御システムにハッキングを仕掛けて、線路のポイント還元をしようというのか!?」
小さく頷いてみせたスマデラは、素早くONE TEAMを起動するとtelnetでハッキングを開始した。
タピる星最新鋭ラップトップのCPUがキャッシュレス処理によって超高速で回転する。
「ごめ~ん。間に合わなかったわ~」
おちゃめにおどける魔法少女スマイリングシンデレラの声とともに、列車はしぶこの真ん中へと落下していったのだった。
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幸いにして、列車は魔法少女スマイリングシンデレラの凄い魔法により衝撃を軽減税率され、乗客たちに怪我はなかった。
タピる星女王よりタヌキックマスターの称号を授かるその日まで。
「命を守る行動を」
「よし!」
「ご安全に」
2019-1
https://anond.hatelabo.jp/20191107002918
2018
https://anond.hatelabo.jp/20181109213637
2017
https://anond.hatelabo.jp/20171109235515
2016