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はてなキーワード: スプツニ子とは

2023-12-28

分割統治

マッチョ男性社会的強者

↓↑          ↓↑

使用依存   優越搾取承認欲求

↓↑          ↓↑

女性 ←対立→  弱者男性

こんな感じ?スプツニ子さんは外コン社長結婚しつつオタク叩いてるし。

2022-07-31

スプツニ子!?

スプツニ子!は大層な経歴を持ちながら現代世界で一番のカルトと名高いフェミニズムに傾倒してしま現在フェミニストコンサルとして生計を立てている。キャリアのために代理母出産を推奨する女史の今後に期待である

2022-06-10

バリキャリウーマンとかスプツニ子たきつけて代理母合法化させようよー

女性に選んでもらえないけど子供が欲しいよー

2022-03-04

ときどき見かけるけどスプツニ子って何をした人なの?

2021-12-17

ウイグル人女性代理出産ならなんと50万出できますよ〜ってなったら

フェミニストも手のひらクルーして代理母出産しそう

スプツニ子とかフェミニストなのに代理母肯定的だったしな

2021-12-16

スプツニ子!の代理出産 - Togetter についてるブコメが酷すぎる

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/togetter.com/li/1625314

b:id:houyhnhm 代理出産の最も厄介な所は、男女の問題からエスタブリッシュメント層と貧困層対立になる所で。

ぜんっぜん ちっっっっっっっっげーーー馬鹿か一番厄介な点はそんな簡単なとこにねえよ!

b:id:lacucaracha ここまで徹底して、産まれてくる子供立場にたった話が出てこないのは中々すごい(まとめから外されてるだけかもしれんが)

最も厄介な点はこのコメントの通りで子供を引き取らねーゴミクズが出る事だよ

曰く障害児だった、曰く精子提供者のような金髪碧眼ではなかった、曰く男児/女児は育てたくないから引き取り拒否

曰く10ヶ月の間に離婚した、曰く育ててみたら発達障害だったので返品する、曰く、曰く

いくらでも理由をつけて拒否するバカが出るだろうが。

あ?法律?国を跨いだ代理母ビジネスにどうやって法の網と執行機関が手を出せると?

法律をつくってどこの誰がそこに強制力をもたせられるんだよ

b:id:kerokimu 代理出産じゃなくて人工子宮出産できるまでテクノロジーが進んでほしい。

このスター集めてるコメもひどい

人口子宮なんてなんの解決にもならねーーーよ!!初めに思いつくコメントがこれかよ!

それにスター集めてるお前らも同罪だ、まじではてな村のやつらはクソバカ揃いか

こうやってスター集めてるコメント見てるだけでよくわかる、女性無謬でもなきゃ無辜でもねえよ原罪抱えすぎだお前ら

赤ん坊だけはどうやったって無謬無辜だがな、その事に言及しているコメントの少なさを見ると

本当ブクマカ自分本位でクソしかいねえ、おいそこで聳え立つ一本グソども、地球のために今から10分間地球空気吸うのやめてくれまじで

b:id:Hate6752na774 当事者間できちんと了解が取れてるんなら良いのでは。他人がオキモチであーだこーだ言うことでもないと思う。

ブクマカってこういう、子供の事を何も考えれないくせに「ぼくちゃん中立立場とれてすごいでちゅぅぅぅぅぅぅ」って自己評価してるウンコ野郎夫婦別姓の時にもたくさんいるね

お前らは聳え立つこともできないヘタレグソだな

2021-12-10

anond:20211210142136

アイデンティポリティクスって基本的に「金を貧乏人にやりたくない」って意識根底にあるのだと思う。「弱者に金を回す」ではなく「可哀相な弱者だけに金を回す」ということ。その過程スプツニ子!みたいなエプスタイン上級国民が「女性から」と美味しい思いをしたりもする

2021-09-26

anond:20210926144250

これがスプツニ子みたいな見た目、経歴の女性(ただしエプスタイン絡みは除く)だったら違った結果になったと思うよ

2021-01-17

anond:20210117125811

出産するか、自分で決められる事こそがフェミニズム

これスプツニ子かなあ。あの人卵子バンク作ってそれでビジネス始めようとしているから、その商売のためのセールス文句だよね。

あの人フェミニストキャラを売りにして他の今までの活動家喧嘩売るような事していてブルトーザーみたい。あれをフェミニストだと思ったらちょっと違う。

2020-12-09

第2子妊娠中の申 真衣さん、スプツニ子!さんと「30代の卵子凍結」を

2020年における先進的な女性卵子凍結・代理母に対する率直な考えが現れている非常に重要な対談だと思うので記録のため引用する。

VERY2020年4月号「卵子凍結事業も始めるスプツニ子!さんに訊きました シンマイさんと学ぶVERY世代卵子凍結」

https://veryweb.jp/life/106461/

https://web.archive.org/web/20200817141554/https://veryweb.jp/life/106461/

以下引用

海外欧米)ではもはやメジャーカジュアルな「卵子凍結」。自然分娩や母乳育児が尊ばれる日本ではまだまだSF感の漂うマイナーな分野。でも、女性だけにタイムリミットがあり、仕事もノッてる時期に、伴侶を探し、結婚妊娠しろ、ってどうよ。と立ち上がったのが、自ら26個の卵子採取したアーティストスプツニ子!さん。結婚前に凍結を検討していたシンマイこと申 真衣さんと意気投合

※この対談はVERY2020年4月掲載時(取材2月のものです。申 真衣さんは、同年7月に第2子妊娠公表しました。

――シンマイさんももともと卵子凍結に興味があったとか……。

申 実際にカウンセリングに行ったこともあるんです。もうすぐ30歳だな、と思っていた頃にちょうど未受精卵子の凍結が日本でもできるようになって(*注1)興味が湧いて。結婚願望はなかったのですが子どもは欲しいと思っていたので選択肢ひとつとして話を聞いてみようと思ったんです。でも、当時はまだアングラ雰囲気で……。躊躇しているうちに結婚したので凍結までは至りませんでしたが。

スプツニ子!(以下ス) 私は33歳の時に初めて卵子凍結のカウンセリングを受けました。結婚もしていないしパートナーもいない。仕事もめちゃくちゃ楽しい、でも子どもが欲しかったらそろそろ考えないといけないのかな。じゃあどうする? と思った時に、日本価値観では出産の前に結婚しないといけないらしいし、結婚するには恋愛しないといけない。やらなくちゃいけないこと多すぎない?と思って、じゃあまず卵子を凍結しようと。昨年2回採卵して26個凍結しました。

卵子凍結を体験したスプツニ子!が準備中の新プロジェクトとは

ス 自分でやってみたら気持ちが変わったのを実感して。凍結卵子による妊娠100%ではないか保険みたいなものではあるけど、すごく解放された感じがあった。あぁ、これで私はもっと自由に生きられるんだって。女の人は意識していなくてもbiological clock(出産可能年齢)という枷がある。子どもを産みたかったら何歳までに○○しなくちゃ、と。日本では凍結した卵子を使えるのが45歳未満までだから、あと10年くらいの猶予がある。それだけでもこれだけ明るい気持ち仕事に取り組めるんだ、と思い、この経験もっと多くの女性シェアしたいと思いました。

申 米国だと福利厚生として導入している会社(*注2)もありますね。

ス 2018年には米国大企業17%が導入しています過去3年で3倍になっているから、今年は30%くらいに増えているかも。米国で有名な卵子凍結クリニックはNYの5番街にあって内装もオシャレ、女性自分人生選択肢を広げるために訪れるポジティブ空間英国では、採卵した卵子の半数を提供するならほぼ無料卵子凍結ができます。でも、日本ではまだ広まっていないし、中国シンガポールでは社会的適応による卵子凍結がまだ認められていない。それってもったいない

申 私も自分が興味を持った時にリサーチしたことがあって。日本でも潜在的需要は高いはず。それなのに供給はなされてない。これって事業になるんじゃないのかな?と思ったんです。

ス 実は今年、卵子凍結バンクCradle」をオープンします。興味はあるけれどよく分からいから手が出せない、そんな空気を変えたかったので情報クリアにしてもっとハードルを低くしていく予定。いくつか報告はあるのですが、35歳以下の卵子を凍結しておけば子どもができる確率10個でおよそ50~70パーセント、15個採ると70~80%。この数字を高いと見るか低いと見るかは人それぞれですが、ブランドバッグや海外旅行とそう変わらない金額人生選択肢を増やせることを知ってもらいたい。

――卵子凍結事業を始めるきっかけは?

ス もともと私は女性テクノロジーに関連するアート作品を作ってきました。テクノロジーって人類にとって平等進化しているように思われるけど、実は男性中心に動いてきてしまった歴史がある。例えば避妊ピル日本では承認ものすごい時間がかかっていて米国から30年以上遅れていて、国連加盟国の中で最後まで承認されなかったのは日本北朝鮮だけ。承認前も「女性の性生活乱れる」みたいな論争が起きて。でもバイアグラが出てきたら、多数の死亡例もあったのに、たったの半年日本議会承認したんですね。

申 ピルには30年、バイアグラ半年

ス It’s a Men’s world なんですよ。残念ですがこれまで男性目線で科学進歩してしまった。ハタチの時にそれに気づいてしまって、人類は月に行ったのに私はまだ毎月生理になっているし、妊娠出産原始時代から変わらない。周りは「女だから・そういうものから仕方ないよ」って受け入れているけど、私は『なんでだろう、おかしいな』と思っていた。だから卵子凍結という選択肢が出てきた時に、これは人類にとってすごく大事第一歩だと思ったんです。

VERY世代生殖タイムリミットにつねに急かされている

ス 社会活躍する女性が増えているのに、仕事いちばん楽しい時期と子どもを産まなくちゃいけないとされている時期がドンピシャっておかしい。どれだけ女の人の活躍が進んでも、最後ガラス天井が肉体のタイムリミット妊娠出産卵子凍結はまだ新しい技術だけど、怖がったりタブーにしておくのはもったいないと思います

申 私は入籍から1年、31歳で妊娠。このタイミングタイムリミットから逆算してそれしかないという感じでした。子どもは欲しいと思っていたし、娘のことはかわいくてたまらないので後悔はもちろんないのですが、妊娠タイミングキャリア的に最適だったかというと難しい……。昇進の時期を控えての産休だったので、復職後に頑張りすぎてバーンアウトしかけたり、と余裕のない状況にはなってしまいました。少子化問題意識を持つ男性と話すと、早く結婚しろ・早く子どもを産め、という話になりがちですが「相手もいないのにどうやって」と思います。そして、結婚すると今度は生殖可能年齢のタイムリミットが迫っているのでせっせと妊活に励まなければ、となる……。

――2人目・3人目を望むのであれば猶予がない状況も。

申 晩婚・晩産化で初産が遅れていて(*注3)、1人目が1歳になった瞬間から、『2人目は!?』というプレッシャー自分自身にかけなければいけないし、仕事もある。忙しすぎです……。子どもの年齢はできるだけ離した方が子育て的にはずっと楽だと思うのですが、生殖可能年齢のタイムリミットがそれを許さない。

ス 30代の間にAMH(*注4)は大きく変化するから、針の穴に糸を通すような感覚ですよね。今の生き方生殖バイオジーが嚙み合っていない。だからこそ、卵子受精卵の凍結はもっと知られるべきだと思います。すでにパートナーがいるVERY世代であれば受精卵の凍結もアリ。個人的には多様な可能性を残すために未受精卵も凍結することをオススメしますが!

申 日本不妊大国体外受精で生まれ子どもは16人に1人の割合でいるはずなのにオープンにしている人は少ないですね。自然に授かることを良しとして生殖医療話題は触れにくい風潮も。

ス でも、『#MeToo運動もあって女性の性や生理に対する意識もやっと変わってきてる。その流れで、生殖医療に対する意識も変わってほしいと思う。もっと自由に産む時期を決める権利があることに気づいてもらいたいです。

申 卵子凍結の次に来るのは代理母だと思うんです。

ス 卵子凍結をしても自分で産むにはリミットがあるから、その流れは必ず来ますね。

申 日本だと向井亜紀さんが代理母出産(*注5)して話題になっていたけれど、米国ではサラ・ジェシカ・パーカーキム・カーダシアンのように代理母出産するセレブがいますね。費用的にはなかなか手軽にはならないのだと思いますが、選択肢が増えることは良いことだと思います

ス そもそも男性って女性パートナー代理で産んでもらって、親として認められているのに、女性けが自分で産まないと認められない、なんておかしいですよね。大事なのは子どもに愛を注ぐことではないでしょうか。

申 憧れの女性の先輩が精子提供を受けてシングル子どもを産んだんです。もちろんシングルマザーにはそれなりの大変さもあるかもしれませんが、仕事でも成功を収めていて人間的にも素晴らしい人なのでその決断にはかっこいいという言葉しか見つからなくて。きっとお子さんはたくさんの愛を受けて幸せに育つだろうと思います

ス 女の人だって仕事があって自立していれば、子どもを産むために結婚する必要はない。恋愛結婚関係なく、望んだタイミング子どもを産める自由がある。夫というパートナーがいなくても、現にアメリカヨーロッパでは充実した社会的支援のもと精子提供を受けて生まれ子どもがすくすく育っているから、家族という形式にこだわりすぎなくていいと思います

申 国や社会家族の在り方や女性生き方を枠にはめようとしますが、子どもを持つというのは本来すごく個人的選択。その人らしい選択をできるようになればいいと思います。そのためにはまず選択肢が増えていかないと。卵子冷凍されていて子宮も借りられるとなると、何歳になっても子どもが持てる。子育てに要する体力的な問題はあります人生100年時代のこの先、50代、60 代になってから育児をするなんて選択肢があってもいいのでは、と思います

ス 私たちが当たり前に思っている家族の在り方――何歳くらいでママになって子育ては何歳くらいまで――というのがこれからどんどん変わっていくはず。好きに生きて、好きなだけ仕事して、好きな人出会えたらラッキーだし、そうじゃなくても「精子バンク子ども産むもん!」って思えたら楽しいと思う。私はそっち派です (笑)

申 私はもっと早く知っていれば20代のうちに卵子を凍結していただろうなと思います。娘には本人はその時は必要性を感じていなかったとしても卵子凍結を勧めたいと思っています免許取得を大学入学祝いプレゼントするのと同じ感覚ですね。大学生の時間に余裕があるうちなら採卵もしやすい。それに結婚を考えるパートナーがいないうちなら意思をすり合わせる必要もなく、誰かの合意必要いから。スプツニ子!さんみたいに爽やかな方が卵子凍結を勧めれば、ポジティブものだと広まりそう。

ス 私もそうしたいと思っています20代なら数も採れるし質もいいから、成人式の振り袖より卵子凍結をプレゼントする方がずっといい(笑)。申さんには卵子凍結のアンバサダーになってほしいです!

申 ぜひやりたいです(笑)


スプツニ子!/アーティスト

1985年まれ東京藝術大学デザイン准教授ロンドン大学インペリアルカレッジ数学部を卒業後、英国ロイヤル・カレッジ・オブ・アートRCA)で修士課程を修了。マサチューセッツ工科大学MITメディアラボ助教2017年東京大学特任准教授を経て現職。「東京減点女子医大」(2019年)などジェンダーに関する作品も多数。今年、病院提携する凍結卵子保管バンクCradle」(https://www.cradle.care)をオープンする予定。※サイト5月ローンチ

◉申 真衣/VERY専属モデル

1984年まれ東京大学卒業後、外資証券会社に約10年勤務したのち、現在ベンチャー企業取締役を務める。2019年6月号でVERY初登場、効率を重視するワーママらしいロジカルファッションライフスタイルが注目を集めVERY世代オピニオンリーダーに。2020年3月からVERYモデル。30歳で結婚31歳で長女を出産。(2020年7月現在、第2子妊娠中)

2020-09-12

代理母何が悪い

スプツニ子には言い切って欲しかったなあ

奥さん働かせて妊娠しなくて良い男がいくらでもいる!どうして女側だけ妊娠の苦しみを味わなければいけないんだ!妊娠女性差別

くらい言い切れば良かったのに

手のひらくるーはクソださい

なんで女にも高度な知性が備わってしまったのか……

女性の体について知るほど、女性の体というのは生むための機械なんだと思えてくる

女性の体は、言ってみれば妊娠し続けることで生理をなくすことで、健康を保てるようにできている。生理にはPMSという体調不良がしばしば伴い、1ヶ月のうちだいたい3週くらいは、生理が原因で体調不良状態になるし、妊娠しない状態が長く続くと=子宮内膜が厚くなったり剥がれたりを繰り返すと、病気になりやすい。

残酷事実よ。

女性の体の設計をこのようにいておいて、高度な知性を載っける残酷さよ。知性は良い相手を選ぶために必要というが、多産前提なら多様性によって勝ち抜く戦略、つまり知性がないまま、いろんな男に妊まされて生み続けるほうがあっている気がする

女性は高度な知性のせいで苦しめられていると思う。スプツニ子の言ってた理想はまさにこのしがらみから開放する女性と、逆に知性を奪われ妊娠し続ける女との二分を夢見るものだったと思う

2020-09-06

anond:20200906153957

結局、IT世界を変えるという言説は、普通の人の人生を何も良くはしなかった

IT幻想落合堀江スプツニ子のような詐欺師の銭稼ぎに利用されただけだったのが現実

今だに気がついてない奴はバカだろ

[]2020年9月5日土曜日増田

時間記事文字数文字数平均文字数中央値
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2020-09-05

anond:20200905184400

こういう時、正義フェミニストならキャンセルカルチャー発動して、

差別主義スプツニ子!氏の〇〇美術館での作品展示に反対します」つって署名活動とかやるんでしょ?

なんで

フェミ様連中は黙んまり決め込んでいる??

申真衣×スプツニ子!対談、「代理母」はタブーか?

 2020年4月号の「VERY月刊女性ファッション誌)」上で行われた対談記事が物議を醸し、Twitterなどでひととおり話題になった。生命倫理格差社会フェミニズムという三本の矢が同時に折れた全方位型の炎上だったのだが、当該記事は既に削除済み。魚拓は以下から

https://matomedane.jp/page/58758

 この対談においては、卵子凍結と代理出産というセンシティブトピックが扱われた。当該記事の中で、スプツニ子!氏は自身卵子凍結をしたことを明かしたうえで、モデル・申真衣とともに「ブランドバッグや海外旅行とそう変わらない金額」、「成人式の振り袖より卵子凍結をプレゼントする方がずっといい」という文言を引っ提げて卵子凍結を読者に強く勧める。ふたり話題代理母へと移り、「卵子凍結の次に来るのは代理母だと思うんです」という申のビジネスライク発言に、スプツニ子!氏は「その流れは必ず来ますね」「そもそも男性って女性パートナー代理で産んでもらって、親として認められているのに、女性けが自分で産まないと認められない、なんておかしい」と同意を示していた。卵子凍結や代理出産といった選択肢を気軽に選べる「特権女性ふたりによる対談には、代理母になるのはどこの誰なのか?という重要トピックが欠落しており、Twitterには批判的なコメントがあふれた。

この炎上を受け、対談に登場したスプツニ子!氏は、9月5日10:07に自身Twitterアカウントで以下のようなコメントを発表している。

そもそもですが、私はキャリアのための代理出産に反対です。(中略)結果として、まるで私が代理出産積極的に推奨しているかのような受け取られ方がされてしまいました。(中略)誤解なく様々な視点を伝えるために、私自身も勉強する必要があると痛感しました。皆様の大切なご意見を有難うございました。

 この文章を端的に翻訳すれば、「私は代理出産を非推奨ですが、皆さんは誤解してしまいましたね」であるVERYの元記事からは、氏が「代理出産を非推奨である」という主張を読み取ることは困難だったが、この記事第三者であるライターエディターによって編集されたものであることを考慮すれば、確かに事実が歪曲され、誤解されやす文脈提示されていた可能性はある。なにより、本人がこのようなコメント署名入りで発表している以上、我々はこれを信じるよりほかない。氏は当該ツイートの添付画像の中で「代理出産の諸問題についてはVERY以前にインタビューを受けた記事でも触れている」とも記述している。そこで、いくつかの記事を実際に読んでみた。

30代前半から後半という、いちばん仕事楽しい時期と、女性妊娠出産タイミングは丸被りなんです。人類テクノロジーサイエンスでいろんな課題解決してきたのに、妊娠出産だけは野放し。卵子凍結も本当はもっと早くからみんなやっていいのに。私はアーティストとしても妊娠出産概念とかタイムリミットを変えたくて。 (中略) 代理出産って倫理的によくないともいわれるけど、男の人って古来から女の人に代理で産んでもらっているじゃないですか。「僕の子どもを産んでください」って。どうして私も代理で産んでもらえないのかと思ってしまうけど(笑)

出典: https://madamefigaro.jp/culture/news/191105-tiff-women-in-motion.html

もしテクノロジーでそれ(※代理出産)が可能になったら(実際、既に可能だけど)女性男性と同じように自分の子を誰かに代理で産んでもらっちゃダメなのかな? と最近考えるようになりました。代理出産というのは今も賛否両論あるトピックで、国によって合法非合法と状況も違いますが、これからもっと様々な角度から議論されても良いのではないかと思います

出典: https://doors.nikkei.com/atcl/column/19/111100138/112100004/

「一番仕事楽しい時期である30代って、女性妊娠出産タイム丸かぶりなんですよね。仕事クリエイションが大好き、という女性たちには(キャリア上の不安で)怖くて踏み切れないという同世代が多い。(中略)男性は古来からずっと女性に“代理”で産んでもらっていますよね。だから私もなんで産んでもらえないの?と思います」と、最近卵子を凍結したことも交えながら語った。

出典: https://www.harpersbazaar.com/jp/lifestyle/womens-life/a29706988/kering-women-in-motion-191107-hb/

 …もう充分だろう。スプツニ子!氏の主張は首尾一貫している。「こっちは男の代理で産んできたんだから、私も代理で産んでほしい」ということだ。代理出産に対する彼女アーギュメントは、常に「男性vs女性」という構図への強烈な反発にのみ基づいている。「女性」どうしの間に生じる格差については一度も言及されていない。少なくとも、「代理出産の背景にある社会構造格差問題」について触れたうえでその有用性を提案する、という展開は見受けられない。そして、その主張は頻繁に「(30代以降の)女性キャリア」と結びつけられている。引用した3本の記事はすべて別の媒体・別のライターによって執筆されたものである。また、有名人実名を出したイベントレポートなどを事務所チェックなしに公開することは出版倫理上考えにくいので、これらの記事はおそらくすべて彼女自身の(あるいは彼女マネージャーなど本人に非常に近い人物の)チェックを経ていると考えることが自然だろう。これらの過去記事からも、彼女コメントにある「私はキャリアのための代理出産に反対です」を読み取ることは相当に難しい。

 代理出産に賛成なら、賛成でいいのだ。実際に、代理出産技術は、一部の人々にとっては最後の砦である同性愛カップル不妊症に悩む女性だけではない。たとえば、病気やケガなどにより、生殖能力はあるが出産という行為母体にとって非常にハイリスクになってしま場合など、ぱっと思いつくだけでも色々なケースが想定されるだろう。卵子凍結にしろ代理出産しろ、その技術必要としている人は必ずいる。「キャリアを維持するための代理出産」を支持しているとしても、自分がそう思っているのなら、そしてその技術で救われる人がいると信じているのなら、そう主張すればいいのだ。嘘をつくこと、それは最も不誠実な選択肢ではないのか。

 VERYの対談は、こういった技術について、女性どうしがオープン議論することができる貴重な場所だった。しかし、ふたりの会話はあくまで「特権階級のおしゃべり」に終始しているように見える。スプツニ子!氏は、格差構造的な暴力についても事前に承知していた、とTwitterではっきり述べている。問題承知のうえで対談に臨み、そのトピックについてきちんと触れるタイミングがあったのにそれを怠ったとしたら ― それは、フェミニズムに携わる者、そして教育者としてメディアに出る者が絶対に取ってはいけない態度だと言わざるを得ない。議論が促進されるきっかけ、多くの人に深い思考を促す契機を自ら潰しているのだからスプツニ子!氏の弁明コメントは、自身過去に主張してきた内容と矛盾するものであり、議論の場としての対談企画の信用度を貶めるものだ。彼女彼女自身に嘘をつき、この国における女性権利についての議論きっかけはまた一つ失われた。こんな炎上、そして「悪いのは私ではなく誤解したライターと読者だ」と言わんばかりのコメントの後で、積極的に同じような企画を立ち上げるメディアなどあるわけがない。本来であればその長所短所含めて公に検討されるべきだった「代理母」の問題は、こうして「タブー」になっていく。

スプツニ子!氏のTwitterでの発言に対して、筆者は強い憤りを感じている(これは余談だが、検索エンジンに引っかからないようにするためか、文書ではなく画像コメント投稿した用意周到さにも半ば呆れた)。しかし、これを原因に彼女のこれまでの研究作品、および彼女所属機関否定することはしない。彼女知識アイデアは誰かを助けることができる可能性に満ちている。過去自分に嘘をつかず、責任他者押し付けず、持論や現在社会が抱える問題点を正しく把握したうえで議論を新たなフェイズへと押し上げることが、ひとりの教育者としての正しい態度だと信じる。

 誰に何を言われようが、あなた身体も心もあなただけのものだ。卵子凍結のための採卵は、無痛ではない。「海外行くより安いよ」「今どき、凍結してないなんて古いよ」と他人に言われたからといって、高額な手術を受ける必要はない。パートナー性別自分自身の体調の問題で、自然妊娠や分娩が困難である人にも、子どもを持つ権利平等にある。「代理母なんて愛がない」「倫理違反だ」と他人に言われたからといって、心から愛する人の子どもを持つ最後の手段あきらめる必要はない。たとえ女性が30代で出産経験したとしても、彼女たちのキャリア子どもたちの安全を守る社会を作るための方法は必ずある。すべての人が色々な選択肢を柔軟に選べる社会のために必要なのはアカデミアの皮をかぶった詭弁ではない。次の世代社会を少しでもマシにするために、我々はここで議論を止めてはならないのだ。

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