はてなキーワード: 不手際とは
自分の舌禍によってオンラインゲームの固定が爆発したので。まあ失言が引き起こしたいざこざは素直に申し訳ないなとは思ったが、それはそれとして思い出を振り返って供養とする。
そもそも、コンテンツ中の自分の個人レベルでの不手際が全くなかったわけではないが、相方の安定しないムーブが引き起こした問題について一々責められるのだりーみたいな蓄積はあった(アクションゲーみたいなランダム要素のない、そもそもムーブが固定化できるコンテンツを攻略しながら固定化しないという概念が自分の中になくて、相方も自分のペースで固定化するんだろうみたいな雑の思い込みによるコミュニケーション不足の末路)。蓄積というか9.5割くらいそれが原因だったと思う。
言われてないことについて、「前も言ったと思うけど」という前置きと共にガーッと喋られた時は、完全にダルい時のオカンみたいな詰め方になって、ちょっとおもしろかった。(その後も1回言われたので2回目は偽りのない前置きに進化した, 2回目は相方が一連の詰問に対する返答をしたのでしれっと黙っていたら「あんたもや」みたいな感じで追撃が入ってやっぱりオカンやんとなった)
普段の相方のムーブ的に対処は任せて良いと思って速効性の対策を振らなかったらパーティが崩壊して、「画面見てる?」って別のメンバーに言われた時は完全にPvPゲーで外国人に炊かれている時のテンションになった。いきなり喧嘩腰で来るからまあそういうゴツいノリOKみたいな感じなんかなと、笑い話としてSNSで揶揄したら崩壊の引き金となった。
相方ではないが、細かい動きについてこちらの要望に従いますみたいなこと言っておいて、自分が気持ちよくやれなさそうな指示についてはここはこれじゃないとダメなのか?と聞いてくるの結構犬野郎だなと思った。(その割に、その職の強さが出る地味な動きについて、ここはこうしたら良いのでは?みたいな提案とかもなくてその職やる意味なくね?雑に強い職やった方が良さそうみたいな気持ちになった)
自分の歩み寄る姿勢の足りなさみたいなのにだいぶしばかれた気がするので精進したいと思う。必要なコミュニケーションを惜しむと1+1は2どころか0以下になるみたいな体験をした。
「吐き出せる場所も必要」なんてお題目は意味が無い。Vに限らずネガい事書かせてコミュニティが得することなんてほぼ無い。
Twitterなどで一人で言ってそこで終わりの愚痴も仲間がいるとどんどん盛り上がって過激化する。所謂エコーチェンバー効果。
最初はちょっとした配信の不手際への愚痴だったかもしれないが、ファンディスコで応援しているはずのVへの人格否定、誹謗中傷が本人にまで届いてしまったケースも実際あった。
この手の輩はファンディスコを囲いと身内ネタで覆い尽くして普通に応援したいファンの足を遠のかせた後に、自分用の身内鯖に移住してファンディスコを廃墟にさせる災害だ。姫と書いたが男性の場合もある。
2ケース見かけたことがあるが、どちらもその後ファンディスコ管理も降りているんだから結局自分の囲い探しの踏み台だったわけだ。
なんで声も人となりも知らない内にファンになれるんだ。
ガワに惹かれた?初投稿・配信後にイメージと違ったのか建てた人が顔を出さなくなったケースは少なくない。
要は伸びそうなVに唾つけて後で古参面したいだけ。
若者が打たないんじゃなくて、打ちたい人たちの需要に供給が追い付いていない。供給が追い付いていないこと(つまり、在庫が足りないとか、予約がすぐ埋まってしまって取れないとか)は若者のせいではない。菅政権の不手際。国民の過半数が延期か中止を望んでいたのに、その世論を無視して五輪を強行したのも菅政権。
【大阪・大規模接種センター 1万5000人分の予約が6分で定員に/7/29(木)/TBSNEWS 】
自衛隊が運用する大阪市の新型コロナワクチン・大規模接種センターで、新規予約1万5000人分が募集開始から6分で定員に達しました。
自衛隊の大規模接種センターで、来月2日から4日までの新規予約を29日午後6時から受けつけたところ、大阪会場では1万5000人分が開始6分で受付終了となりました。東京会場は3万人分が1時間2分で定員に達しています。
大規模接種センターは18歳以上で接種券を持っていれば誰でも1回目の接種予約を申し込むことができ、次回は東京・大阪両会場の5日から8日までの分の新規予約を来月2日の午後6時からホームページやLINE、電話で受け付ける予定です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/41d020cdf333e7ba645b2b5cc008f43990c1f0fd
【小池都知事 若者にワクチン接種要請も「そもそも予約できない」と批判噴出/女性自身7/30】
若年層へのワクチン接種を要請した小池都知事だが、東京都ではワクチンを打ちたくても打てない現状がある。
例えば優先接種者ではない16歳から39歳の対象者、想定9万5千人が住んでいる豊島区のホームページには、
《8月1日(日曜)に新規予約を再開します。現在、国から全国の自治体に供給されるワクチンの供給が大幅に減少し、本区への配分量も想定以上に削減されたことから、7月9日(金)から7月末までの間、ワクチン接種(個別接種、集団接種、巡回接種)の新規予約を一時的に停止いたします》
と記されおり、国からの供給が減ったことにより、まだ予約が始まってすらいない。
さらに「TBS NEWS」によると、自衛隊が運営する東京都の大規模接種センターも29日に募集された3万人分の新規予約枠が1時間2分で定員に達しており、容易に予約できる状況ではない。
https://news.yahoo.co.jp/articles/09d022838c7107ef0d7f910e86a0800586c59f05
【7月29日(木曜日)に追加した予約枠は、ほぼなくなっています(7月30日午前11時現在)/足立区】
昨日から新型コロナウイルスワクチン予約システムが非常に混みあい、大変つながりにくくなっておりましたが、現在、混雑は解消し、通常どおりご利用いただくことができます。しかし、7月29日に追加した予約可能な枠はほぼなくなっており、予約システムにつながった場合でもご予約をお取りできない可能性があります。大変申し訳ございません。
なお、9月中旬から下旬の予約枠に一部空きがありますが、1回目と2回目の両方をお取りいただかなければ予約は完了しません(1回目のご予約を9月中旬から下旬でお取りいただいても、10月以降に2回目のご予約が取れない場合、予約は完了しません)。
現在、10月以降の予約枠は非常に少なくなっておりますので、ご注意いただきますようお願いします。
https://www.city.adachi.tokyo.jp/juyo/20210719_vaccine_resersys.html
【さっぽろ新型コロナウイルス・ワクチンNAVI/更新日:2021年8月2日】
7月28日現在、基礎疾患をお持ちでない64歳以下の方は、接種券がお手元に届いても、すぐに予約することができません。
優先接種対象者の方は、接種券がお手元に届いてからでなければ、予約することができません。
65歳以上の高齢者/18~64歳で基礎疾患を有する方/優先接種対象者:実施中
上記に該当しない方:未定
https://www.city.sapporo.jp/2019n-cov/vaccine/index.html#ippan
コロナ対策に関しては、まずアベ政権もスガ政権も、何をするにも泥縄で戦略性や計画性が無い。
具体的には、法律で強制しなくてもお願いベースでロックダウンに近いレベルの自粛をしてくれる稀有な国民性を活かせず、中途半端な水際対策と中途半端な緊急事態宣言の繰り返し、およびワクチン調達/流通の不手際続きで感染拡大を繰り返した。どさくさにまぎれてオトモダチには利益誘導し、民主制をないがしろにして独裁化を推し進めようとするおまけつきだ。
政府のお願いである緊急事態宣言も三回目くらいまでは国民が聞いてくれたかもしれないが、優柔不断と責任転嫁と嘘と恫喝にまみれた政府への国民の信頼はゼロに近付きつつあり、五回目ともなればその効果が薄れるのは必然だ。スガ政権への不支持率は50%前後、支持率は30%前後と危険水域に達している。
こういうやつ。
具体例を挙げた方がわかりやすいからリンクを貼るけど、この人たちを狙って攻撃したい意図はない。
ちょくちょく不手際はみえるものの、 自治体のワクチン接種や自衛隊大規模接種会場がうまく進んでるということの裏返しだと思うけど。
https://b.hatena.ne.jp/entry/4704807476245811298/comment/makoto725
批判する意味がわからんな。予想を上回るペースでワクチン打ててるけど、多すぎたので一旦ブレーキをかけるだけの話よ。
https://b.hatena.ne.jp/entry/4704807476245811298/comment/yasuhiro1212
こういうのは予想を立てたりデータを持ってる側が説明することで、なんの関係ない人が言うべきことじゃない。
存在するかどうかわからない善意を読み取るのは、存在するかどうかわからない悪意を読み取るのと一緒でしょ。信じてるものが違うだけで陰謀論とかと一緒でしょ。
「人を信じるのが怖い」
って、言うと周りの人は「その程度で」って言うのだけど、実際に裏切られ続けてみてほしいんだよね。
ただ単に他愛もない冗談で『嘘をつかれる』ってんじゃないんだよ。
例えば、肉親が自分を騙して借金まみれにしたり、実は不倫してましたとか、そういうのを肉親がしていたと発覚したりね、
恋人が結婚間近にして子供が欲しいからって、やることをやって妊娠したと思ったら他に相手を作って黙って堕胎していたりとかね。
友人がどうしても困ってるというんで仕事の手伝いに行ったら『宗教の集会』に連れて行かれ執拗な勧誘を迫られたりね。
会社の上司が自分の不手際で起こした大きなミスを部下に押し付けたりね。
そういう事が続くと人を信じるのって怖くなるんだよ。
親しくなったりするのは嫌で上辺だけで付き合うようになって、周りの人に愛想笑いしかできなくなる。
他人から好きって告白されても『嬉しいです。ありがとう』で終わらせて進展しなくなったりね。
信じたくとも信じられなくなるんだよね。
『どうせこの人も嘘を付く、裏切る』ってね。
裏切られ続けなきゃ、絶対に分からないことなんだよ、これって。
一人で居ることの方が楽で、仕事もプライベートも適当な仮面付けて演じてるだけになる。
人を信じるのが怖いっていうのをバカにする人は、
自分たちの周りに居る人が、裏でコソコソとやってる事なんか考えたこともない人ばかりなのかなって。
それ本当に信用に値する人たちなの?って疑問に感じるんだよ。
本当に大丈夫?君の隣の人、信じていいの?
仕事がつらい。
何がつらいのか。
でももう疲れてつらくて仕事する気になれないから定時の18時でいつも帰ってるんだよね。
それで仕事回ってるかというと、ほんとは先延ばしにしてはいけない仕事を先延ばしにしてるだけなんだよな。つまり回ってない。
じゃあやっぱり仕事の量が多いことが辛いのかもしれない。
でも単純な仕事量というか不平等感とか、気疲れって面もあるかな。
職場で人が入ったり辞めたりしてるうちに、全体の人数が減って、それで溢れた仕事の大部分が俺のところに流れてくるんだよな。
あとは上司が65歳過ぎて、「もうすぐ引退だから、仕事引き継ぐね」とか勝手に言い出して引き継ぎという名の丸投げくらってるし、
しかもいつ引退するのかよく聞いたら「3年後ぐらいかなぁ」って、
ぐらいかなぁってなんだよ。
しかも3年後って…、半年後にはお前の仕事全部なくなるペースで仕事丸投げしてくるじゃん。
しかも仕事ぶん投げて暇になった時間は職場のど真ん中でグダグダサボり出すし。
お前見てると何もしてないのに疲れるんだよ。
まぁ現場人員が募集しても集まらないから少ない人数で頑張ってるってところは高く評価してるんだけど、
現場管理してるはずの人間が部下に「その仕事終わったら暇になる??」とか聞いてんじゃねーよ。
しかも部下から正論で自分の不手際指摘されたら、「あいつ(部下)は俺の言うこと聞かないんで、もう話したくないです」とか言い出すし、
「言うこと聞かないってどういうこと?どんな指示を出したの?」って聞いたら、「いや、特に指示は出してないですけど」って
伊是名夏子氏のブログ・Twitterから話題になったJR東日本の車椅子乗車拒否問題。結局なんだかんだ言って有耶無耶になって終わった感があるので今更ながら考えたことを投稿。
事の顛末は以下の通り
改正バリアフリー法が施行された2021年4月1日。伊是名は来宮神社観光のため、宿泊施設や飲食店は予約した上で、友人・介助者・子供ら5名で電動車椅子で出発。JRは事前連絡せずに小田原駅で来宮駅下車をJRの係員に伝えた。しかし来宮駅は無人駅で階段しかないため、係員はバリアフリー化されている熱海駅下車を推奨した。伊是名は車椅子で乗車可能なタクシーは1ヶ月前からの予約が必須と主張し、バリアフリー法にのっとり対応するよう求めたが、利用者数3000人以下の来宮駅は同法対象ではないと説明を受ける。伊是名は次に障害者差別解消法を根拠に合理的配慮を求め、駅員3・4名を集めて電動車椅子を運ぶよう要求。急に人員を確保できないとするJR側と交渉中に、伊是名は新聞社数社に取材を要請。駅係員と1時間ほど交渉の末、熱海駅に向かった。小田原駅から連絡を受けていた熱海駅では特別の計らいで、駅長を含む係員4名が一行を急遽出迎え、来宮駅まで同行。階段降下時には、100キログラム超の電動車椅子を4名で手持ち運搬した。熱海駅長の教示で、復路は伊是名が事前連絡をおこない同様の措置がとられた。
〜引用ここまで〜
伊是名氏は宿泊施設・飲食店を予約している。なのになぜ移動手段についての事前連絡ができなかったのか。
伊是名氏の主張するとおり障害者にも自由に移動する権利は認められるべきである。ただ、バリアフリー対応のタクシーという代替の手段もあるわけで、伊是名氏は利用の1ヶ月以上前から予約が必要であるためこれを利用できないと自身から主張している。結局のところ、自身の不手際からくる旅行の行程の綻びをJR側に押し付けているだけにすぎない。問題提起のためにあえて準備をせずJRを利用しようとしたのであれば尚更たちが悪い。
交通事業者に駅バリアフリー化を求めるという気持ちもわかるがJR側が説明したように来宮駅はバリアフリー法の対象外である。JRは法に従って業務を行っているため責任の所在はここにはない。バリアフリーについて訴えかけるなら立法機関に対して行うべきだろう。
伊是名氏が主張した合理的配慮について。そもそも合理的配慮とは何か、内閣府作成のガイドブックより引用する。
〜以下引用〜
合理的配慮は、障害のある人から、社会の中にあるバリアを取り除くために何らかの対応を必要としているとの意志が伝えられたときに、負担が重すぎない範囲で対応すること(事業者においては、対応に努めること)が求められるものです。重すぎる負担があるときでも、障害のある人に、なぜ負担が重すぎるのか理由を説明し、別のやり方を提案することも含め、話し合い、理解を得るように努めることが大切です。
〜引用ここまで〜
合理的配慮というものは、義務ではないが、可能な限り対応しようという努力目標ということである。
今回の対応について、社民党が出した声明文に対しJ-CASTニュースの取材でJR東日本横浜支社は次のようにコメントしている
〜以下引用〜
当社では、お客さまのご要望を承りつつ、代替手段であるタクシーの手配や、可能な範囲での駅係員の手配による来宮駅での介助対応を行っており、『合理的配慮の提供』を行ったものと考えております。
〜引用ここまで〜
事業者側がどれだけ合理的配慮を行ったと主張しても、受け取る側が合理的配慮と感じていなければそれは合理的配慮ではないという考え方もできる。
この点は両者の言い分が理解できることであり今回の問題で一番難しいポイントだと思う。
今回熱海駅から係員4人が駆けつけて、100kgを超える電動車いすを運んだことは、合理的配慮の枠を超えた特別な計らいであったとされる。合理的配慮の枠を超えるということは、つまり負担がかなり重かったということである。
このような特別な計らいを目撃した身体障害者が同じ対応を主張し、これを認められなかった際に「伊是名氏は対応してもらえるのに私は対応してもらえないのは差別ではないか」という考えを持つことは容易に想像できる。かなり重い負担をかけて対応した上に、一度対応した手前これが当たり前になってしまうというのは事業者にとってはかなりしんどい。特別な計らいを当たり前にしようとする運動は、かえって他の身体障害者に対する合理的配慮の幅を狭めてしまう可能性がある。
そもそも、バリアフリー化を求めるのは良いが財源はどこにあるのか。国からの補助もあるだろうが、交通事業者の出費も馬鹿にならない。
交通事業者の出費は主に運賃収入によって賄われる。バリアフリー設備は健常者(高齢者等を除く)にとっては必要のない設備である。必要のない設備を設置するために、運賃が上がるというのは健常者差別ではないだろうか。
基本的に身体障害者は、介助者1人を含めて運賃が半額となるケースが多い。受益者負担の原則に則るならば、ある程度運賃を上げてこれをバリアフリー化の財源とすればよいのではないかと考える。
○主張ばかりでは賛同は得られない
他の障害者から伊是名氏に対して否定的な意見が多く寄せられたという記事を見たが、主張ばかりする存在、丁重に扱わないと何を言われるかわからない存在になってしまうと受けられる合理的配慮の幅も更に狭まってしまう。
伊是名氏の言動には一方的な主張と問題提起を混同している節が見られ、この考えを改めない限りは社会から総スカンを喰らい続けることになるだろう。
前に書き殴ったやつを思い出し、当たってほしくない予想がだいたい予想通りになったなと
https://anond.hatelabo.jp/20210128122910
そうなると思ってたから書いたんだけど
外れたのは「モデルナの国内ライセンス生産で製造ミスあるだろう」と(まだ作ってない)
「はてブはどうせ<反ワクチン>叩き一色で行政批判なんかしないだろう」か
注射ミス事故多発、常温で放置、注射器の使いまわし、第三国への横流し、etc...
「ワクチン接種で殺されたらたまらん」と言って接種忌避したらまだまだ反ワクチン活動家扱いだろうけど
どのあたりまで現場事故が積みあがったら「逃げてもオッケー」になりますかね
正直あまり明確には覚えてない。
いまあれこれ言っても後知恵になってしまうだろうから、政府などの擁護できる部分はなるべくそうすることでバランスを取りたいと思う。
クルーズ船であるダイヤモンド・プリンセス号で感染の蔓延が確認された。政府は隔離措置を取り、乗員を下船させないまま医療関係者や専門家を送り込んで防疫や治療などに当たることになった。
この1ヶ月ほど前に中国で新種の病気が広がっているという話はあったものの、やはり日本としては急に降ってきた事案だろう。対応がおぼつかないのは仕方ないと思う。
それでも専門家から見れば不手際は目立つし、実際に万全だったとは言い難いだろう。船内隔離にしても「入口が違うだけ」などのお粗末さはあった。
感染症のリスク評価も甘いまま乗客をおろし、客はその足で公共交通機関を使って寿司屋に行ったことが報道されるとブーイングが起きたりもした。当時はまだそこまで危機感がなく、下手に私権を制限するよりはそうするのが無難だったという判断もわからなくはない。
あれよあれよと感染が広がって緊急事態宣言を出す出さないで少し揉めたあと、初めて宣言が出された。
宣言自体に法的な強制力はなく都庁やレインボーブリッジが光るだけなどと言われたが、国民の意識は少し変わったと思う。マスクの着用率は急増してほぼ100%に近くなり、出入り口に消毒液を設置する店舗も増えた。官民問わず手探りで事態を模索していたように思える。
マスクや消毒用アルコールの在庫が払底して気軽に買えなくなってしまった。そこで政府が配った布マスクはアベノマスクなどと揶揄されていたが、政府が一括で購入して国民に配布するというアイデア自体は悪くなかったと思う。実行する能力にやや欠けていたのは政府というより官僚の問題だと言えるかもしれないし、それを見切れずに強行した政府の責任とも言えるかもしれない。
このとき配られたアベノマスクを安倍首相は退任までずっと着用していた。ただのパフォーマンスだというのは簡単だが、それでもやるべきことはきちんとやっているわけで、俺はこの点をけっこう評価している。会食禁止と言いつつ会食してる人々に比べれば圧倒的に真摯な態度だろう。
医療用マスクなども手に入りづらい状況が続いていたが、こちらはどのような措置が行われたのか知らない。ツイッターで見るかぎり何もしてなかったわけではなさそうだし、ブルーインパルスを飛ばす以外にもなんらかの支援はあったようだ。
また給付金として10万円が支給されることが決まり、バタバタはしたものの比較的早く国民の手に届いたのではないかと思う。事業主などへの特別給付金がどうだったかはあまり詳しくないが、大学生が軽い気持ちで詐取できる程度には審査などがゆるく、こちらもスピードやハードルの低さを重視していたと思う。
小学校を急に閉鎖したりなど、とにかくいろんなことを慌ただしく実施していた印象があり、それらへの批判も出ていたが、なんだかんだで国民の側も混乱があったためお互い様だったと思う。
第一次緊急事態宣言が解除されたあとは、なんというか、漠然としていた気がする。感染者数は低い水準に留まり続けていた。
街を歩く人のほとんどはマスクをつけていたし(高リスク群の高齢者に限ってはなぜか着用率が低い印象があるが)、消毒液の設置率や利用率も高かったと思う。
飲食店でも対応が進み、換気装置を入れたり衝立を置いたりし始めていた。
3密やソーシャルディスタンスなどのキーワードも意識されていたと思うが、東京以外でもそうだったのかは知らない。
この機会にテレワークを導入する企業も散見されたと思う。ハンコ大臣が辞めたのもこの時期だったか。
なんとなく、少しずつ、感染予防の意識が高まり、対応も進み、敢えて反発するような人も少なく、小康状態が続いていた、というのが一市民としての感想だ。
政府がどういう動きをしていたかいまいち思い出せない。首相が交代したのは2020年8月ごろだった。
新首相の息子と官僚が利益供与を疑われるような状況下で会食をするなどがあったが、首相自身はもっぱら携帯電話料金の引き下げに意欲を示していた。
上記のようななんとなくの生活が続いていたが、感染者数が増えてきたということで、第二次緊急事態宣言が発出される。
今回は給付金もなく、マスク枯渇などの危機もなく、第一次に比べると日常の延長線上にあるかのようなものだったと思う。
第二次緊急事態宣言はいまいち影が薄いが、制限は強くなっている。象徴的なのは20時以降の飲食店の営業自粛要請だ。ここで夕食難民が発生することになった。
以前から、深夜営業しているレストランやコンビニは利用者こそ少ないものの需要はあると言われてきた。20時というのは少し残業すれば到達してしまう宵の口でもあるため、夕食を食べられないサラリーマンなどが急増した。
帰宅に片道1時間かかるような人なら、空腹のまま帰宅してから何か食べるより、コンビニで何かを買って駅や公園などで食べることを選んでもおかしくないだろう。あるいは営業している貴重な飲食店に集まることになる。
20時以降の営業自粛要請で防ぎたかったのはいわゆる飲み会なんだろうが、あまりにも副作用が大きかったと思う。そういう苦労に巻き込まれた人が、もっとも防ぎたかったであろう深夜の飲み会での感染発生を、よりによって厚労省の役人が起こしたというニュースをどのように見たか、政府は想像できるのだろうか。
「気の緩み」というのであれば、まさしく厚労省こそが真っ先に非難されるべきだろう。そこをうやむやにしたまま国民に高圧的に指図するような態度もまた反感を買うものでしかない。
国政はもっぱらオリンピックでごたごたしていたような気がする。地方自治体は都庁に引きこもって沈黙するかテレビで毎日しゃべるなどの激務をこなしていたようだが、対策をきちんと進めていた自治体もあった。つまり、これといって統一的な基準や目標などは共有されておらず、各自がバラバラに動いていた。
第三次緊急事態宣言が直前に予告され、いま現在はその状況下にある。
制限はさらに強くなり、東京都では酒類の提供禁止や夜間のネオン消灯など、強制力こそないものの制限事項は確実に増えている。
一方で国民の側も路上や公園などで酒盛りを始める人が出てきた。大阪府では病床がパンクした。
IOCの会長かなにかが来日するのに合わせて緊急事態宣言は解除される。
新首相になってから途端にしょぼくなったように見えるんだけど、新任による不慣れから来るものでもなさそうで、なんなんでしょうねこれ。