はてなキーワード: 不妊とは
このへんに触発されたので、簡単にまとめてみる。意外とよく知らない人が多いみたいだし。
http://anond.hatelabo.jp/20130505120241
http://anond.hatelabo.jp/20130504200740
不妊治療と言うと、試験管ベビーみたいな印象が強いかもしれないけど、ピンからキリまでいろいろある。
以下、分かりやすさを重視して書くので、正確な表現になってない部分があるのは容赦してくれ。
いちばん「キリ」なのがこれ。
卵子は排卵してから24時間しか生きていないので、排卵して24時間以上経ってから何回セックスしても、その月に妊娠するのは不可能。
一方精子のほうは3~4日くらい生きてるので、排卵日の前日とか前々日くらいにセックスするのが理想だ。
排卵日は、「生理開始日から2週間後くらい」とか「毎朝体温を測って、低温期から高温期に移り変わるあたり」とかで一応素人でも予測可能だけど、人によっては生理不純だったり、体温がバラバラだったりして分かりにくいことがある。
そこで、超音波とか尿検査とかで正しい排卵日を予想してもらい、いつセックスすればいいのか教えてもらうのがタイミング療法。
費用は月5000円くらい。
これは、膣に出された精子が、子宮の中に入って行けないときに使う。
原因は、精子の数がやや少ないとか元気がないとかでなることもある。
また、健康な子宮は、精子が中に入って来るのを助けるための粘液を出しているんだが、その粘液の量が少なかったり、精子と相性が悪かったりする場合もある。
名前は大仰だが、やってることは大したことない。オナニーで出した精子を、ゴミとか不純物を取り除いたあと、スポイトみたいな道具で子宮の中にピュッと入れるだけ。
費用は1回2万円程度。
これは、主に卵子のほうが子宮に入れない場合の治療だ。(精子の数が極端に少ない場合も使う)
卵子は卵巣で育って、その後卵管を通って子宮に来るわけだが、その卵管が詰まってるとか、卵管と卵巣の接続がうまくいってないとかで、卵子が子宮に入れなければ、いくら精子が頑張って子宮までたどり着いても受精不可能になる。
そこで、注射器みたいなのを卵巣に刺して卵子を吸い出して、シャーレで精子と受精させてから子宮に戻すことになる。
費用は1回30~40万円くらい。
ただし、一度に複数(多い人なら10個以上)の卵子を取り出し、受精させて冷凍保存しておくことが出来る。
その場合、2回目以降は、保存してある受精卵を解凍して子宮に入れるだけなので10万円程度で済む。
普通は卵子に精子をふりかければ自然に受精するんだが、精子に問題があって、それが出来ない場合がある。
そういう時、卵子にミクロな注射器を刺して、精子を注入することで授精させることが出来る。
費用は1回40~50万くらい。
複数の受精卵を一度に作って保存すれば、2回目からは10万円程度で済むのは体外受精と同じ。
ホルモンバランスが悪いと、卵子がうまく育たなかったり、せっかく受精してもその後すぐ流産してしまったり、ってことがある。
こうしたホルモンの治療は、上のどれかの治療を併用して行うのが普通だ。
卵子の老化はほぼ年齢と比例するが、全ての卵子が一様に老化していくわけではない。
老化が進んで駄目になってしまった卵子と、まだそこまで老化してなくて受精可能な卵子がある。
20歳だったら10個中9個が使える卵子だが、40歳になると10個中1個しか使える卵子がなかったりするわけだ。
10個中1個でも使える卵子があるのだから、数打てば当たる作戦を使えば妊娠は不可能ではない。
要するに10か月連続で、いいタイミングでセックスすれば、1回は妊娠できる……計算になるのだが、問題は、その10か月という時間である。
もともと「ギリギリ受精可能」くらいだった卵子が、その10か月の間に更に老化が進んで、受精不可能になってしまうことがある。
高齢の場合は、とにかく治療に時間をかけている余裕がないのだ。タイミング療法や人工授精をしていたら、あっという間に時間が過ぎ、使える卵子がなくなってしまう。
1度に10個の卵子を取り出してしまう。そして、そのうちうまく受精できた1個を子宮に戻せば、うまくいけばそのまま育って妊娠できる(もちろん、ダウン症などの確率は若い妊婦よりも高くなるが)。
もしあなたが若ければ、気軽に不妊クリニックを受診してみよう。
数千円の治療を2、3か月受けただけで妊娠できる可能性が高い。
もしあなたが高齢であるなら、1分1秒でも早く体外受精しよう。
その場合、うまく妊娠出来てもダウン症などの確率が普通より高いので、出生前検査をおすすめする。
高齢かつ、体外受精や出生前検査のお金がない場合、また、超高齢(42~44歳ぐらいで、使える卵子はほぼ枯渇する。どんなに数を打ってもゼロはゼロである)の場合は、潔く諦めて、夫婦2人で過ごす老後の在り方を考えよう。
http://www.amazon.co.jp/dp/4166609068/?tag=aajg-235-22&linkCode=as1&creative=6339
http://allabout.co.jp/gm/gc/413624/
こちらはその著者が書いた記事。
で、どうなのかなあと思う部分も別途に調べて、まあだいたいこんなところかというまとめ。
・閉経年齢は平均50歳前後だが、かなり個人差があって、40代に入ってすぐ閉経する人もけっこういれば、60歳近くまで閉経しない人もいる。
・おおざっぱに言って、閉経年齢が高い人は妊娠力が高く、早く閉経する人は妊娠力が低い。
・閉経年齢が平均50歳というのは単純平均であって中央値ではなく、中央値と言えるほどの山もなく、かなりばらついている。閉経年齢が早い人が淘汰されていないのは高齢出産が全体比では稀だったから。
・初産かそうでないかでは全然違う。仮に自然妊娠限界年齢が35歳だとすると初産の場合はおおむね2年前倒しになる。
・閉経年齢の10年前がだいたい不妊治療を行っても、妊娠が難しくなる年齢的な限界。
・だから45歳で閉経する人の場合、35歳以降は自然妊娠はまず難しいし、不妊治療の効果も小さい。
・45歳あたりで閉経する人はけっこういるので、初産の場合は、30歳から33歳くらいまでが不妊治療をしてもラストチャンス。この人の場合、自然妊娠で初産をするなら20代のうちまで。
・ただ平均的な50歳で閉経する人の場合は45歳で閉経する人と比べれば5年、猶予がある。この5年の差は大きい。ただし、47歳を過ぎると妊娠力の問題ではなく卵子の老化の問題で妊娠が困難になる。
・40歳過ぎて、場合によっては40代半ばで自然妊娠しましたなんていうレアケースは極端に閉経が遅い人の場合(たいていは初産ではない)。
・妊娠力が低い人と高い人のポテンシャルでは年数では約10年の差があるので、周りを見ていて、37歳で楽々、妊娠出産したわなんていう人を見て安心していると、閉経が早い人の場合は取り返しがつかなくなる。
・何歳で妊娠は難しい、とか一般化して考えるのではなく、10年の差の個人差があるんだと踏まえるべき。近親者(母親、父母の祖父母、叔母など)の閉経年齢を聞いておき、だいたいのあたりをつけておくべき。
http://anond.hatelabo.jp/20130408232517
>増田における女を選ぶ基準は若いカラダが最優先であることが、よ~く分かった。
また、オバサンが卑怯な工作を
「増田における」じゃないよ
子供産めるか怪しいオバサンに欲情したら
人類滅亡するだろw
生きるために大事な本能よりも、自分に都合のいいマスゴミの嘘を信じてきたオバサンたちの
自業自得だよ
生物としての女性の魅力は19~20歳がピーク。女性誌の「30代後半がモテ期」はウソ…早大教授
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1671962.html
>いまどきの運動習慣がある35歳前後は若いし元気なのが多いぞ。
そもそも運動習慣のある女が少ないのにw
腕立て10回できる女は20人ぐらいだったはず
なでしこの結果を日本女性は強い!とマスゴミに勘違いさせられてたけど
それにさ、30過ぎと結婚したら
すぐに劣化するんだぞwww
http://rabitsokuhou.2chblog.jp/archives/67738087.html
女は28歳から色気が高まり、32歳にイイ女が出来上がるらしいの
http://sakusakumirai.blog.fc2.com/blog-entry-1011.html
マスゴミだけじゃなくて2chでさえやってるだろw
「女を選ぶのは男」なのにwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
みんな、これを守れよ!
>首都圏(京浜地区あたり)で生まれ育っていると、30超えて独身の同級生女子とかフツーみたいだし。30過ぎでの出産も多いみたいだぞ。
その「フツー」で生きてきたバカが大量にいるから
東尾理子「若い女性へ…『いつまでも産める』は誤解。30歳、35歳、40歳とリスクが上がること知って」
http://blog.livedoor.jp/kekkongo/archives/1664100.html
女性芸能人、35歳超での出産続々→マスコミは賛美報道→婚活女性「私もアラフォーだけど出産大丈夫!」→中絶激増
http://www.news30over.com/archives/6335793.html
女「えっ!35歳って結婚相手にならないの?」
http://blog.livedoor.jp/kekkongo/archives/1642967.html
10年前に賞味期限切れです
ありがとうございました
女は25までだ
この治療が半端なく金がかかる上に女は痛くてつらいらしいぞ
婆さんもらって大金とられてヒステリックに八つ当たりされるなんてどんな罰ゲームだよ
36歳女SE独身 もう死にたいです・・・ 3年付き合っていた彼氏を5歳年下の女に取られ入籍されました
http://www.news30over.com/archives/6710388.html
>「大きな喧嘩もなく、性格も趣味も合うし一緒に居て楽しい、だから結婚したい人と出会うまでこの人と一緒にいよう」そう思っていた
これは実際にはかなり多いだろw
声優の後藤邑子さん「婚適齢期は35歳くらいと踏んでた・・・絶望した!世間との約10年ものズレに絶望した!」
http://yaraon.blog109.fc2.com/blog-entry-12120.html
そう言えば病棟の看護師さんたちはみんな若いのに既婚率が高いです。
私もそんな業界常識に毒され、長いこと結婚適齢期は35歳くらいかな。と踏んでおりました。
そしてその35歳を越qうぇrちゅいおphjkくぅqQ!!
おっと危ない。あやうく取り乱すところだったわ。ε-(´∀`*)タイムマシンがあるのなら真の適齢期の自分に会いに行き目を醒ませと平手打ちしてしんぜよう。
看護婦さんは医療に従事してるだけに晩婚がどれだけ危険なことかわかってるんだよね・・・
社会は女性に自由を与えたつもりだけど、生物的に女性には期限があることを計算に入れてなかったようだね。
肌がボロボロで気持ち悪いだけ
鏡を見てみればわかるだろ
http://blog.livedoor.jp/love120331/archives/22612621.html
赤ちゃんがわたしのお腹にいるとわかったとき、パパは涙ぐんでいた。
「おーそうか」
って冷静なふりをしてたけれど泣いていた。
口には出さなかったけれど、やっぱりパパは子供が欲しかったんだ。
なかなか子供ができずに、ひとりで悩んでいた。
パパも私が悩んでいたのは知っていたそうだ。
でも、不妊は女の責任だから、気がつかないふりをしていたんだって。
パパは、早くから乳児の服を買ってきたり、家を清潔にすると言って大掃除をしだした。
新しい家具を買ってきて家具を移動させたり、無理して車まで買い替えた。
すべて、生まれてくる赤ちゃんのためだって。わたしのことも気遣って欲しかった。
でも、わたしのためにしてくれこともあった。
トイレの後で手洗いをするようにしたのは、ママのためなんだそうだ。
それを聞いてもうれしくはなかった。
パパはとても不安になって検診の結果もメールで報告させられた。
パパのビクビクする様子に、私も不安になってきた。
ストレスで体中に湿疹ができたこともあった。
そんな辛いこともあったけど、辛いのは私だけ。
パパはもちろん、パパの両親はとても幸せそうだった。
パパの両親も家に良く来るようになって、顔を合わせるたびに赤ちゃんの話ばかり。
そんな私のストレスに、パパは気づいているはずなのに、また知らないふり。
パパは母子手帳まで、自分の親に見せながら、胎児の推定体重まで話題にして喜んでいる。
1g増えるだけで幸せなんだそうだ。無神経な発言が信じられない。
発育が悪いときは私が叱られそうだ。
私は胎児の成長や出産、子育ての不安で一杯なのに、無理に笑顔を作って話を合わせている。
そして舅、姑はもちろん、ひいおばあちゃんまで出産の時に来たいと言っている。
今から気が重い。
私は、時間もかかるだろうし、高齢のひいおばあちゃんには遠慮していただいたら言ったのだが、
ひいおばあちゃん曰く
という理由でどうしても来たいそうだ。
そう話をしながら、パパ、おじいちゃん、おばあちゃんは感動で泣きそうになっていた。
そういえば、パパの家族は泣ける話が大好きだった。
でも、その涙はこの家族には理解されないだろう。
18で結婚適性のない女はいくつになろうが結局適性が身に付かない可能性が高い(生来のドブス、人格/発達障害による家庭維持能力の欠如、不妊等は努力でどうにかなる問題ではない)。
女の中にも一定数のビッチはいるわけで、男→30歳/女→18歳が平均結婚年齢とするなら、当然一回り離れたオッサンの子を大人しく孕むのではなく、同年代のイケメンと浮気して、それの子を托卵する輩も出てきますわな。DNA鑑定義務化等でいくら縛ろうとしたところで、そもそものカップリング年代の差異に原因があるのだからこれはどうしようもない。
この制度下で結婚する男は、常に妻が若い男の子を孕んで托卵する不安やリスクと隣り合わせの結婚になる。まして血縁よりも戸籍上の親子関係が優先される現行法下でこれをやるとしたら、ドイツみたいに生まれて来る子のウン分の一が他人の子、なんて事態も充分に予想されるだろう。
自分がまともな若い女と番えると思っているおめでたさに笑いしか出ないけど、もし上記のような「こんな女と結婚するなら一生独身でいた方がマシだ」というひっでえ不良債権を掴まされ、それとそれの孕んだ血が繋がってないかもしれないクソガキをお国のために養わなきゃならないことになってもあなたはおとなしく従うんですね? 随分愛国的でいらっしゃるんですね。
女の人権を元増田みたいに制限して、男の人権の方は脅かされず一切無事で済むなんてことはあり得ない。必ず上記のように男の人権をも脅かすひずみが出る。
バカだの無能だの散々言われちゃいるが、政治家も役人もそのへんの事情くらいはわかっているから、老若男女の人権を制限するような少子化解消案が実行に移されることはあり得ないというのに。
第一に「顔がまずい、性格に難がある、家庭環境がよろしくない、ズボラである、体質的に子供が作れない」等さまざまな理由から結婚に適性のない女性の人生が詰んでしまいますので、こうした「結婚に適性のない女性」の存在をどうするかを考慮に入れなければ論ずるに値しない案です。
そうした女を無理矢理余り物の男と番わせるのは双方が可哀想ですし、産まれた子供の不幸も言うに及びません。不妊にいたっては番わせる必要性もない。
第二にこの案は若年女性と番わせた男性(夫)の良識に依存し過ぎています。この夫がいくら若くてかわいい妻だろうが寄生虫を養うのはお断り、子供を設けるのもお断り、働きたくないでござるという不労気質であったり、暴力や浮気によって妻子を苦しめるゴミクズであった場合、同様に第2〜第3段階の女性は詰んでしまいます。このような女性の救済策も考慮に入れなければ論ずるに値しない案です。
こうした面を考慮に入れていないのか、わかっていて無視しているのかは存じませんが、総合的に見てあまりに「30過ぎのオッサンの俺様に18~25歳の若い産む機械を政府が進んで供給しろ」というご自身の主観に寄り過ぎのご意見のように思います。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/yamamotoichiro/20130330-00024161/
以前、産婦人科系の学会で 妊娠/出産は20代が一番良いという話を聞いた。
10代までや30代以降では、妊娠率が悪いらしい。児の先天性疾患の頻度が上がり、母体の合併症も増えてしまうと。
このような話は非常にsensitiveなので、報道できないのだろう。
現代は高学歴社会、女性の社会進出が進んでおり、30歳以上での出産が半数以上を占める。
第1子出生時の母の平均年齢は30.1歳(平成23年):厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai11/kekka02.html
「今は不妊治療が進んでいるから、年をとっても妊娠・出産できる」と考えるかもしれない。けれども、不妊治療の成功率は高くはない。
http://www.ffeeff.com/funin03.html
このデータで、不妊治療1年目の妊娠率30%、2年以内に40%以上と書いてある。2年で45%と見積もると、2年目の妊娠率は約20%に過ぎない(15%÷70%)。
3年目以降は更に下がるだろう。
とてもsensitiveな問題だが、出生率の話をするとき、母体の年齢の話は避けられない。
(子供が欲しい女性は)20代の内に妊娠・出産できればよいのだろうが、昨今の不況もあり、若年者が子供を持つのは経済的に難しい。
困ったものだ。
高校生くらいになったら恋愛して、学校でたら就職して、結婚して、子供が出来て、バタバタと忙しく、楽しく年を取っていく。そう思っていた。
対して現実は、高校生の時に彼女が出来て、学校でたら就職して、結婚して、子供が出来て、バタバタと忙しくも楽しく日々が過ぎていく。
死にたいほど惨めな思いもしたし、逃げ出したいほど苦しかった事もある。
後ろめたい事もいくらかあった。今でも悩みはつきない。でも、とりあえず道は間違えていないのかも知れない。
つまり、平均的。
童貞を拗らせなかった。就職出来なかった分けでもない。婚期を逃したりもしなかったし、子供が出来なくて悩んだりもしなかった。
すべて、些細なきっかけで結果が違ったのかも知れないけど、ともかくどうにかやっている。
そこで思う。
僕はきっと、童貞を拗らせたり、引きこもったり、結婚に踏み切れなかったり、不妊で悲しい思いをしたり、そう言う人の気持ちが、本質的には理解できない。
例えば
「自治体が婚活支援活動、官製お見合い」なんてニュースが流れた際に、
はてなブックマークで「官がやっても効果ないからヤメレ」なんてブクマが付く。
あるいは、「婚姻率上昇のために、正社員雇用を増やそう」なんてエントリに
それぞれ、間違ってもいないのだが、100%合っているわけじゃない。
少子化の原因要素を「1つ」に限定して議論しようとするスタンスが、
少子化の解決を一層遠のかせている気がする。
恐らく、少子化の原因要素は1つどころか、5つも10個もあって、
それらを解きほぐしていく地道な作業が必要になるのであり、
「保育所も、正社員化も、教育費補助も、妊婦検診無償化も、不妊治療補助も、
官製お見合いセンターも、東京の住宅事情の改善も、地方の雇用の場創出も、
できれば、この辺の要素を数値化して、
http://anond.hatelabo.jp/20130122131752
出産を経験すると変わる、という女性は結構いる。私の嫁も変わった。
赤ちゃんの授乳間隔(新生児だとランダム、六カ月児でも2〜3時間おきに起きる)
ホルモンバランスも変わって浅い睡眠で対応できるように変化したりする。 http://il-mano.jugem.jp/?eid=571
あとこれは私の嫁さんの話なんだが、出産翌日、
嫁「ウチの子だけじゃなく他の子供の泣き声がしても気になる。かわいく見えてしかたがない」「なんか赤ちゃん周辺だけ違うように見える」
私「寝不足なのでは?」
嫁「それもあるけど、徹夜明けの感じとは違うね」
私「それって出産前はそういう気分になったことってあった?」
嫁「ない。」
というやりとりがあって、いやはや出産って(予備知識としては持ってたんだけど)パラダイムシフトな体験なんだな、と思った。
(もちろん、様々な理由からこういった「母親になった」という感覚を『得られなかった女性』というのもいて、
母親になった自覚がもてないみたいな人は育児に苦労したりする)
「母親の眠りを浅くした方が赤ちゃんが死ににくい」「産後、母親は赤ちゃんに対して強い感情をいだく」みたいな機能を獲得したんじゃないかね。
そういう個体の方が死ににくかった。 それって母子ともに悲しみが減る素敵な進化だと思う。
大抵の女性は妊娠の間、9ヶ月くらいは徐々に母親になる自覚を醸成していくし、
産前休暇も強制であるので自分の生活に変化が訪れることを認識しやすいのに対して、男性にはそういったフェーズがない。
イクメンって言葉をはやらせる一方でそういった面へのフォローはないので、
最近の若い女性の旦那への期待値、イメージだけが高まる傾向にあると思う。
こういう事って社会的にはアナウンスされてないんで、構図に気づかない人は参っちゃうんだろうな、と思う。
私自身は離婚はしたくなかったし、嫁とは産後もハッピーでいたかったので、
出産前に
「ホルモンバランスが変わって睡眠が浅くなるんだって、進化って凄いね」「一方、旦那は赤ちゃんが泣いても目が覚めなくなるらしい。友達がいってた。慣れてしまうんだそうな。まぁ会社もあるしな」
「産後うつって大変らしいよ」「産褥期はしっかり休んだ方がいい」みたいな書籍なりで得た知識を
『出産前に』話しておいた。
出産前なら笑って話せるからね。 本当に結婚ってテクニカルな問題だと思う。出産を控えた増田がいたら気をつけてほしい。
『産後の不便さ』→『旦那への不満』→『便利グッツの通販ページ』という構成なので、
割とBefa!はおもしろかった。 ベネッセ観点だと養殖事業みたいなもんだろか。子供を増やそうとしてるようだ。未来が暗そうな会社ではあるが頑張ってる。
でさ、嫁さんは限りなく要求してくる訳で、嫁さんに合わせてたら休む暇が作られないだろ。
とりあえず、1〜2日くらいどっか漫画喫茶でも一人になった方がいいと思うよ。 なんか嫁のいいなりになってないか?
嫁さん側の家族の支援があるなら1〜2日くらい失踪しても良いような気もするんだが、どうかね。
これは男女逆パターンもあって、旦那が厳しすぎる嫁さんを想像してみてくださいよ。 嫁さん休んだ方が良さそうに見えるでしょ?
https://twitter.com/han_org/status/90374472095371265
でも、夫婦の接触時間は夫婦関係満足度にほとんどなんの影響も与えない。
ベータ係数をみると、夫の情緒的サポートだけが他を圧倒する影響を示している。
https://twitter.com/han_org/status/90367934932856833
稲葉さんのディストレスの調査にせよ、婚姻関係の安定性に関する調査にせよ、やる調査やる調査、ことごとく、夫の情緒的サポートが圧倒的に強い影響を示しますね。夫がきちんと愚痴を聞く夫婦ほどストレスなく安定する。夫の家事参加や上司のサポートなんてほとんど影響を及ぼさないのに。
勘違いした努力をしないようにね(既知だったらごめんなさいね)
あとさ、落ち着いた後で思い出してほしいんだけど、エンジニアって一人の時間が必要だと思う。 成長のために。
この辺も産前に(というよりはラブラブ期のウチに)話ができるとよかったのだが。
悲しいけどそういう「自己投資が必要」みたいなのが理解できる女性は少ないのよね。
それと組み込み系ってそんなダメかな? 私はWeb系SEなんだけど、Web系からすると組み込み系は
最近のMakerムーブメントもあって、これから熱くなる分野なんじゃないの? って気もするんだが。
(もっともMakerムーブメントが金になるか、というとビミョーな感じもするが)
追記
元増田は何日か休んで欲しい。 私は転職するとき無職期間というか、2週間くらい休みを取ったんだけど、天気が良い時、嫁と河原を散歩したんだよね。
「こんなゆっくりしてていいのかな?」とか「今すぐRSSフィードを消化すべきではないか?」とか「なにかもっと有意義な事を探した方が」みたいな事も頭をよぎるんだけど、「まぁいいじゃん。2週間あるし」で、のんびりした。
ゆっくり歩く。 時間をゆっくり使う。 なんかそれまでサービス拡張で死にそうになってて、むしろ来世に賭けたい感じだったんだけど、なんか凄く幸せで泣きそうになった。今は死のうとは思わない。
一緒に歩いてくれた嫁には今でも感謝してる。 ただ嫁観点ではあまり良く分かっていないようではあるが。
(まぁ散歩したのは一度きりで、残りの時間は自宅で技術的な検証ばっかしていた。でも散歩も良い思い出ですよ)
それからでいいんだけど、まぁ組み込み系も悪くないようにみえるよ。というかトラ技をわくわくしながら買ってみるんだけど今のところ私には作れる気がしません。積んでますがいつかやってみたいと思います。
追記
少し元気になられたようでなにより。 たぶん私よりずっと難しい状況なんだろうな、って思って気になってたのです。
それとブコメどうもです。
id:iroha2_hohe 女性がそうなら、男性は養う機械?それなら今じゃポンコツだね
うん、そうですね。 この辺は女性の社会進出とトレードオフの関係になる。
女性の高学歴化は結婚年齢の上昇に、キャリア指向は出産年齢の高齢化につながった。
また女性の賃金の上昇は「男性へ期待する年収」を上げてしまった(ハイパーガミー、上昇婚)。
結果として女性観点では「男性はポンコツだね」と見えることになった。
もちろん、女性の経済的自立には良い面もある。が、生殖の機会(and 結婚の機会)を失った女性も多かろうね。
この辺はトレードオフ。
id:multiplex00 子供を生む準備に入ると、精神構造から全部切り替わって出産・育児特化していく様が機械的と思ったんじゃね
フォローありがとうございます。そのとおりでございます。
そういう事なのです。文面を修正しました。
id:yukitanuki そらまあ妊娠出産を経験してないから自覚を持ちにくいのはもっともだけど言い訳にはならんでしょ。そんな「生物学的に男は浮気をするものだ」みたいな
これは弱っている女性にもフォローは必要、という事でもあります。
今回は男性へのジェンダーバイアスって結構強いものがあるんだなー、と思いました。 言い訳は良くないですね。すみません。
id:kananaka 『書籍なりで得た知識を『出産前に』話しておいた。出産前なら笑って話せるからね』産前だろうと、その程度の知識披露されても全然笑えないのは私だけ?あとそんなホルモンの化け物扱いしないで^^;
あー、カップルのどちらが詳しいか、というのはケースバイケースですね。 多分、私があなたの旦那だったら、私は何も言わないでしょう。
ありがとうございます。 習得までに時間がかかること、アウトプットまでのもやもやを自分の中で組み立てる時間くらいはどうしても必要になると思っています。
私も学生の時、Linux 1.8くらいの時、カーネルのリビルドって結構時間がかかるもので、でも彼女は「ずっと甘えたい、全力で一緒にいたいと思います」と求められて分かれた、という事がありました。
「この技術を習得するのは、多分、二人にとって良いことだと思う」と説明をしたんですが、なかなか理解が得にくい。
結果として別の女性と今は幸せなんですけどね。 技術の習得って結構時間がかかる。 あの時、技術の習得に時間を割けたのは本当に無駄ではなかったと思ってます。
見ていたら、早めに「技術の習得には時間がかかる」ってパートナーに小出しで言っておいてほしいです。
今だとIT革命以後なんで、もう少し話が通りやすいんじゃないかな。
ただそれでも「それを受け入れてくれるか?」は人による。元増田の嫁さんは難易度が高いパターンだと思う。
id:masa_rst 知り合いのとんでもないエリート女性も子供産んで完全に家庭に入った(本人の意思で)。産む機械が差別的にしか受け取られないこと自体おかしいんじゃ。誇りをもって産む機械になればいいじゃない
そうなんですよね。 「産み育てる」って、もう少し(女性自身の中で)評価されて良いと思うんだけど。
id:apricotbarley 機械ってのはひどいね。人間だから産後うつにもなるんでしょうに。夫婦どちらにも休養は必要。
妊娠、出産には人間性とは別に「機械的な面がある」(「妊娠適齢期」といった機能的な面、産後、育児に最適化していく側面。もちろん男性も変化しますが、女性にのみ現れる変化がある)という事を、
社会は女性に対して、ここ二十年くらい隠蔽してきたような気が私はします。
その事が原因で 産みたくても産めない、不妊治療に悩む女性が大量にできつつある、と思っています。
「高齢出産時はリスクが高くなる」みたいな話は10年くらい前、団塊Jr女性が30歳くらいの時にはちょっと出てました。
(医療の現場ではもっと早い段階で認識はあったでしょう。丸高って概念はあった訳だし)
産婦人科対象に訴訟が連発して産婦人科医を目指す人が激減しましたよね?
( 産婦人科医が足りない!産科医療崩壊の足音 http://research.goo.ne.jp/database/data/000680/ )
あの辺でもう少し女子高齢化に伴う出産リスク、不妊化は話題になって良かった。でもそうはならなかった。
表に出せなかった、というのが実状ですかね。 女子高齢化と不妊に関してタブーが解かれたのはここ1〜2年、NHK報道以後です。
「形あるものはいつか壊れる」ってフレーズだと受け入れらるのに、生殖の話題になるとタブーにしてしまったのは、うーん、女性団体の失敗だったと思っています。
産後うつにケアが必要なのはもちろん同意ですよ。 私も産後、3週間ほど有休を取りました。
嫁曰く「よく分からないんだけど不安になる、涙がでる」「あなたの事がきらいな訳じゃない」「映画みたい」。私はTUTAYAに走りました。
ベネッセの動きは面白いと思います。たぶん少子化のインパクトを認識して全力で最善をつくしてる。 でも未来は無いな、とも思いますが。 この部分はまた明日(ひょっとすると明後日)追記します。
もしよろしければ見ていただければ。私も面白いと思うんですけどね。。。なかなか着目する人は少ないような気が。
追記
経済のことは詳しくないのでまぁ話半分で。
少子化のインパクトを受けそうな産業って結構あると思うんですよね。 例えばバンダイだったり、ゲーム産業だったり、教育産業だったり。バンダイやゲーム産業は元のターゲットとしていた層はだいぶ減ってしまったんだけど、別の層を取り込んで規模を維持してる。
で、教育産業でそれが可能かな?って考えると難しいかな、と私は思ってる。
大人向けの教育(英語教材だったり自己啓発本)って細分化してるし、既に小さな企業がレッドオーシャンのように見える。
子供用教材のノウハウが適用しにくい市場な感じがするんですよね。
市場規模も確実に減ってる。
統計局ホームページ/人口推計(平成21年10月1日現在)http://www.stat.go.jp/data/jinsui/2009np/index.htm
少子化は割と決定事項ではある。 この辺は調べればすぐ分かるし、ベネッセも認識してると思う。
少子化の要因はいくつかあって
1,団塊Jrが結婚できなかった http://www.geocities.jp/yamamrhr/ProIKE0911-66.html
2,女性が高学歴化( それに伴う上昇婚、ハイパーガミーの激化 )
3,育児が大変過ぎて第一子だけで第二子をもうけない。完結出生児数( not 合計特殊出生率 )
ベネッセが着目してるのは「3」かな、と思ってる
( 「1」はもう無理、「2」は教育産業として女性の高学歴化は否定できない )
「3」の「育児が大変過ぎる」ってのにもいろいろ理由があって、
・そもそも赤ちゃんを見たことがない。育児がイメージできない。理想と不安だけがある。
・核家族
・一人っ子だったケース
・里帰り出産ができない
・おばあちゃんも働いてる( 昔は専業主婦率が高く、里帰り出産というのが可能だった )
・それぞれ言ってることが違う。 正しさを「自分で決定しないといけない」
とかいろいろあると思うんだけど、
Befa!が面白いな、と思ったのは
( 結構、異端だと思う。 男性向けと思われるプレジデント ファミリーですら男性を責める記述はある )
・男性向け冊子がある( なんかR25をパクってきたようなレイアウトだった )
・なんか育児本ってデカいのばっかなんすよ。 忙しいのに読めませんて。
・女性の体に現れる変化を( 妊娠何ヶ月とかに合わせて )読めるようになってる。
・女性自身が「いま体の中で起きてること」をイメージしやすくなってる。
・出産に対してポジティブなイメージを植え付けようとしている。
・これ重要。 初産って基本不安なものだと思う( まぁ私は痛くないのだが )
一方でプレママ向け通販雑誌って「女性の不安を煽る」->「不安を解消するにはこの商品」みたいな感じで、不安を煽って買わせる構図。
これは女性誌にも見られる構図で、女性誌の多くは整形外科とアパレル業界の広告出稿がある。
・この辺が広告収入や通販で利益を上げるビジネスモデルの育児雑誌と違うところだと思う。
最近の若い女性の悩みとしては、育児の現場を見たことがないにも関わらず、
里帰り出産もできず( 専業主婦率低下 )、経産婦も身近にいない( 非婚化 )、
そんな中でいきなりOJTで、ごにゃごにゃと赤子をいじらなければならない。
これはママが悪いわけでは全くない( このような社会にした存在に目を向けるべきだろう )
でも、そういった暗黒時代を過ごした女性は第二子を産みたがらない。
祖母の社会進出を否定できない立場なら、男性の育児参加をうながし、育児ノウハウと自己肯定感を増やして
なんとか第二子を増やすような構図に持っていきたいところ、
と考えているんじゃないかな、と読んでて思ったんですよねー。
「ピアノ作る」→「ピアノ弾けるように音楽教室つくる」→「ピアノ欲しがる人間ふえる」→「教室の中から教師になる人間もでる」→「教室ふやす」
みたいな感じでベネッセも考えてるんじゃないかな、と。 そんな感じで私はウォッチしてる。
養殖って話で未来の夫婦の形態に関しても考察しようとしてる、ようでもある。
変わる性別役割意識 ― 子どもにどのような力を育てるか http://benesse.jp/berd/berd2010/center_report/data37.html
まぁぶっちゃけ「結婚のマッチングうまくいくのかな?」って事でもあると思う。
アメリカナイズされて帰国するドアホウが心底嫌いな俺だが、1つだけとアメリカに学ぶべきことがあるとすれば、それはクレイジーさだと常々おもっているんだ。
どういうことかというと、日本はなんでも規範的に考えすぎるんだな。その規範にしたがって「一貫性」ある行動がもとめられる。
だからさ、日本人は「違反」とか「矛盾」が大嫌いなわけ。世界各国からルールを守る美しい国と評される日本だが、評価の高さ自体はそれはそれで良いとしても、
やっぱりこれって日本にとってプラスばかりじゃなくてマイナスもデカいんじゃないの、どうなのそこんとこーとツッコミたくもなるわさ。
我々はてな市民の多くは科学者や科学的に啓蒙された人間であるからして、懐疑主義者なのだよね。だから日本の常識にも遠慮なくメスを入れていく、それがはてなスタイル。
横着さって大事じゃない?分かる?でも日本人は「クレイジー」の思想がないから厳密さと横着さが相容れないとおもってる。そこに現代日本教育が社会にもたらした大きなひずみ
が見て取れるのだよね。以前整体師が不妊治療と称して性欲の出るつぼを押した猥褻珍事件があったが、アメリカは民族のるつぼなんだよな。他民族国家。
だからいろんな価値観が同じ壺にぎょうさんひしめていると考えたらよろしい。そんな中にいる人間が全員日本人だったらどうなる?たちまち大げんかになりますわ。
東京もあちこちの地方の人がひしめいてる点では類似するがいうて彼らほぼ同じ価値観だから。一色なの。
政治でも共産党が確かな野党を自称してるが、勢力としてはちと弱い。日本じゃ政治も何もかも全てが大多数VS諸少数派という構図になっちゃうわけよ。そこが気まずい。
右へならえ式の同調志向は確かに日本が誇る美徳ではあるがちと国際競争に太刀打ちしようとなると柔軟性がなさ過ぎるのではないだろか?どうだろか?
そこでまずセックスよりも何よりも優先すべきはこれ、横着さ、これ。ノリと理屈は何にでもくっつくって言葉は、理屈こねたら何でも言えてしまうことを言ってるんだが、
理屈でもくっつかないものがあるのはご存じか?それは異なる価値観だよ。異なる価値観をくっつけようとすると理屈じゃない。論理に凝り固まったら夫婦げんかになるぞ、気をつけろよって
野矢刺激の「論理トレーニング」にも書いてあったろ?彼は論理をかたくなに信奉する石頭なんかではなく哲学者だから。論理に固まってちゃ結婚生活ばかりか哲学すらできない。
お前は結婚も哲学もできない人生を選ぶのか、それって意味あんのか?ということだ。つまり、横着さというノリが必要なんだよ、セックスで性器をくっつけても駄目。無駄なの。
そんなスケベなノリで人生うまくいくほど甘くはないってこと。