はてなキーワード: テレビ番組とは
それで折角のビジネスチャンスがオッサンに潰される、と言う話、
大元のhttp://d.hatena.ne.jp/yuhka-uno/20141123/1416735993にも
以前、NHKのテレビ番組「週刊ニュース深読み」で、昨今の消費しないと言われる若者の消費を促すにはどうしたら良いのかというテーマで話し合っていた時に、最後の最後で、ある女性出演者が「せっかく若者向けに良い提案をしても、上のおじさんに潰されてしまうんですよ!」と言っていたが、これはまさしくダサピンク現象と同じ構造だと思った。結局、日本の企業の上層部がおじさん社会で、女性向けにしろ若者向けにしろ、おじさんに受け入れられる企画しか通らないことが問題なのかもしれない。
ここでは『「女性」出演者』だそうだけど、男性の若者が「自分たちの提案した若者向け商品案がオッサンに潰されてオッサン臭いものに」ってのもよくある。
末端です。
というところは結構ある。
残念ながらそういう下請けに仕事が回っていくのは業界がジリ貧になってきているからだ。
製作会社もタレントも、テレビ番組を制作している、テレビに出る、ということに価値を見出す会社も多いのだ。
大阪の会社はそういうのがすごく上手い、のはネット民ならご存知だろう。
安いギャラでテレビに出してもらい、高いギャラで営業で稼ぐ。
たとえば旅番組を例に上げると、
金のある製作会社は好きな、お気に入りの地域や旅館などを紹介できる。
一方金のない製作会社は、地域や旅館にテレビで紹介するから費用は負担してくれ、という契約をするため、
実はこの業界、実力次第で上を目指せるので、安い制作費でも気にしない製作会社は多い。
追記しますよ。
24時間会社にいたり現場にいたり編集してたりしても死んでないんですよ?
どうしてか知ってます?
居酒屋やプログラマーと違って寝たい時にどこでも寝られるからです。
居酒屋やプログラマーって極限まで頑張っても休めないから過労死しちゃうんじゃない?
sekiryo 社長が忙しいのは当たり前だし宣伝として無償でやるのはどの業界でもいるけど、その多忙無償のしわ寄せをモロに末端の労働者が受ける事が殆どだしそれでテレビ業界回ってるなら業界自体ブラックと言われるのでは。
しかも俺も含め、製作会社に入ってくるのは、労働者、とは思ってないよ?
みんなクリエイターになりたくて、技術を取得したいと頑張ってるんだけど?
だからさ、居酒屋とかプログラマーとかとごっちゃにしないでくれる?
すくなくとも衣食住は面倒みてるので、無償で働きたい若者は後を立たない。
どうしてか知ってる?
募集しなくてもツテでどんどん入ってくるのよ。
うちみたいな弱小でも、入りたい、勉強させてほしい、と言って待ってる子おるくらいだし。
金なんていらない、って子の方が多いよ?
働いたらその分金よこせ、みたいな人は入ってこないから、ほんと会社の居心地はいい。
機材も自由に使えるし、それを利用してちょっとした小銭稼ぎもできる。
そんなこと誰も言ってませんけど?
あんたみたいに物事を金だけで図らない人もいる現実を直視しなよ、
働いたこと無いんだろ?
あ、うちの会社来る?
春までは空きがないけど。
takanq そうなった結果が、通販番組とマーケティングみたいな飲食店紹介番組の乱立だろ。増田が言ってるチャレンジングな番組がどんどん駆逐されてる現実どうするの?
おまえ、テレビ見てないだろ?
少なくなってるかもしれんけど、駆逐されてないよ?
やられたわー、とか思うような番組、いまでもどんどん出てるよ?
ほんとにさ、そうやって印象だけで物事語るのやめてくれないかな?
そりゃゴールデンタイムはクソばっかりかもしれんけど、
深夜、BS、CS、ケーブルではまだ企画だけで勝負するおもろい番組生み出されてるよ。
IkaMaru やりがい搾取なんて言葉も知らなさそう。それとも社員を洗脳せず本当にやりがいがあればセーフ、程度に考えているのか
やりがい搾取言いたいだけやんけ。
そりゃ、使うだけ使って使いすてたらやりがい搾取やろうけど、
政府が財政再建と景気回復を同時に何とかしようと無茶なことばかりやってるけど一番大切なことが抜けています。
一番大切なのは最低賃金を20年くらいかけて段階的に2000円くらいまで上げることです。
最低時給が2000円くらいになると最低賃金で働いている人から所得税と社会保障費を取ることができます。現状では最低賃金の人たちはほとんど扶養で社会保障費負担していませんし、確定申告したら所得税の還付を受けられるのです。最低賃金では生活できずに生活保護受けてる人もいますし、最低賃金で働くことをそもそも諦めて生活保護という人もいます。住民税は均等割しか払っていないし、公営住宅に最低料金で住んでいて、保育料も最低額、こどもの医療費の扶助も受けています。最低賃金で働いても生きていけるのは貧しい世帯に対する社会保障が充実しているからです。最低賃金で働いている人の生活は国と地方自治体が税金で支えているのです。最低賃金を上げれば国は税収を増やすと同時にこれらの社会保障費用を負担しなくて良くなるのです。
最低賃金が2000円くらいになったら最低賃金の人たちでもローンが組みやすくなるので車が売れるようになります。公営住宅の料金が上がるので民間のアパートに引っ越す人が増えますし、家を買う人も増えます。スーパーの売れ筋も一番安いものではなくて少しいいものが売れるようになりますし、若い人の流行りの服が売れるようになります。最新の家電製品を買う余裕も生まれるでしょう。最低賃金で働く人はテレビに影響を受けやすいからTVCMも増えます。生活に余裕も生まれるから新聞や雑誌を買うようになるし、観光産業や外食産業もうるおいます。消費が増えるから設備投資も増えます。企業の業績は全体として確実に上がるのです。
頑張って働けばその分生活に余裕が生まれるという社会は働く人のモチベーションを上げます。経済的に自立した人が増えると、その人の心も自立しますので政治的に安定した社会を作ることができます。恵まれた環境に生まれた人でなくても若くして家庭を持つことが出来るようになればこどもを産み育てる人が増えるでしょう。
この国では高齢化が極度に進み高齢者向けの社会保障費は増大の一途をたどります。すでに政府の財布は空っぽで借金だらけ、もはや景気対策や少子化対策にまわす余裕はありません。政府のお金を使わずに経済規模を拡大するしかありません。しかし日銀の魔法の杖はすでに限界です。いくら振っても効果が出なくなりました。
もはや最低賃金をゆるやかに上昇させることで消費を増やし税収を増やし財政再建しつつ貧困層を経済的に自立させて社会保障費を削減する以外にこの国の将来はないのです。そして、これは政治の力だけでできることです。国会議員の皆さん、よろしくお願いします。最低賃金を上げてこの国を救ってください。
以下追記。
中小企業がバタバタ潰れるという指摘があったのですが、そんなことは起こりません。
製造業で潰れるところはほぼ潰れ、海外にシフトしました。残る企業は現状で生き残っているのですから価格優位性ではなく技術優位性で生き残っているのです。賃金上昇を製品に転嫁していけばいいだけです。サービス業は末端消費者が購入するので価格転嫁が容易ですから潰れません。
実際に賃金上昇が原因で倒産した企業はありません。経営者はふたことめには潰れる潰れるというけれど、同時に売上も上昇するので潰れません。
失業者が増えるという指摘もありますが増えることはないでしょう。
現時点で日本の就業人口の7割超がサービス業従事者です。サービス業は製造業と異なり海外移転できません。サービス業は労働集約型の産業なので人を減らせばその分売上が減少します。株式会社は増収増益が義務ですので人を減らすという選択肢を取ることはありえません。
そのため、失業者が大幅に増加することはありえません。
はてブにジンバブエと書いている人が数人いますが、ありえません。
ジンバブエと言う前にジンバブエをよく調べてください。見に行けなくてもジンバブエが映っているテレビ番組でいいから見てください。日本が絶対にジンバブエにならないこと、ジンバブエがなぜジンバブエなのかが理解できると思います。
はてブコメント読んでいて日本には最低賃金法という法律があることを知らない人が多い事に気が付きました。最低賃金は法律に基づいて決められていますので国会で変えることができます。そして最低賃金法の良さはその要件が簡易なことと運用が厳格なことにあります。サービス残業にみられる言い訳は一切通用しません。興味のある方は最低賃金法、書類送検でググってください。
その日もわたしは新聞の死亡者リストを長めながら、なぜこの中に私がいないのだろうと不思議がっていた。世の中の人々は今日もいっぱいしんでいる。なぜ私は選ばれなかったのだろう。コーヒーに砂糖をいれながら、私は暗澹たる気分であった。世界は損をしている。他の人よりも何よりも、私は死ぬべきである。自意識過剰であるということは私も分かっていた。
テレビのニュースが流れている。テレビ番組というものは得てして流れているものである。一時停止ボタンで止める気にもなれず、私はじりじりとテレビを流しながら生きる。死ぬことは果てしなく難しい。痛いし怖いのは嫌なのだ。痛いし怖いであろう未来に怯えたとしても、逃げ道は必ず痛く怖いのだ。私は快楽主義者である。一瞬の快楽が持続すればいいと願い、その他は恐ろしいだけだ。
私は神がいるのなら、それが目の前に姿を表したのなら、土下座をしたい。仏でもいい。額を地面にこすりつけ、生まれてきてすいませんと喚きたい。
難しいものである。なぜ私は生まれてきたのか。前回の神経衰弱の際には縋るように考えたそれは、今回はなぜこんな愚物を生み出したのかと見下すような思いに変わっていた。
空から隕石が落ちてくるのなら、どうか私が家にいる時に私の部屋に落としてくれないものか。
それでも飯を食わねばヘロヘロになって無様に生きるため、洗いきれない食器を置いて外へと出かけるわけである。
醜く生きている。彗星のように死にたいものである。まだまだこれからだったのにと失われた未来を過大評価してもらいたいものである。死ぬならまだおおごとになっていない今のうちだ、今なら格好がつく。
とはいえ、本当のことを言うとすべて言い訳に過ぎないのだ。私はあなたが考えている通りの愚痴の多いゴミに過ぎないし、努力の足りない愚か者だ。
言い訳をしながら生きている。惨めに無様に生きている。どうかここいらで誰かが殺してくれないものか。そこまで人任せでいい加減なのである。
そんなことを思ったり思わなかったりしながら飯を食う。自分の作った食事のまずさにドン引きしながら食う。卵をわざわざ別の器に入れて溶くのがめんどくさいという人間が、ろくな飯を作れるはずが無いのだ。そのくせ、コンビニ弁当がまずいと思うことがある。食材も使いきれない。それで腐らせることの言い訳なのか、体感なのかは知らないが、食材を買う気にもなれない。冷蔵庫の中身が自分の内蔵であるような気がしてくる。カビらせるよりかは、空っぽの方が幾分かマシであろう。
まるで落ち込んでいないような顔をして、凹んでばかりいるから私はダメなのだ。ちぐはぐに私は生きている。ああ神様、私を楽に殺してください。
どういう内容かと言うと、彼はFXで金を儲けた現役T大生という触れ込み。
ここでFX業界で儲けている人を大きく分けて3つに分類しておくよ。
最後はグルと呼ばれる人。このグルってのは簡単に言うと情報を売る人。セミナー屋とも言われる。
ここまで書くともうお分かりかと思うんだけど、T君はこの3番めに当たる。
恐らく過去にT君は1番目の勝ち組にいたかもしれないんだけど、今の彼を見ていると確実にグル。
投資(投機でもいいけど)業界にはこの手のジョブチェンジは良くある。
投資で勝ち続けるのは非常に難しい。勝てなくなった勝ち組はグルにジョブチェンジする。
勝ち組偽装なんてのもやろうと思えば難しい話じゃない。短期間であれば。
分かる人が見れば彼がグルで、今は大して稼いでいないことは一目瞭然。
でも、彼のセミナーを受講する人はそんなこと分かる訳がない。
T大生の肩書に、よく作りこまれたキャラクター、その話術と地上波のお墨付き。
恐らく彼は数百万くらいは稼ぐだろうか。そのうち出版なんかもするかもしれない。
だけど、虚像を保ち続けるのは決して容易なことじゃない。
嘘をつき続ければ必ずボロが出る。
さて、彼はいつまで、そしてどこまで歩み続けることが出来るんだろうか。
金を持ってる奴と、金を生み出せる奴が偉い。
それ以外はゴミも同然。某N村証券では資産数千万未満の客はクズやゴミと言うそうだよ。
そんな世界で虚像を作り、偽物の栄光を武器に歩くその先が桃源郷でないことは想像に難くない。
がんばれT君。
すべてにおいて完璧な人間はいるだろうか?という問いに対し、多くの人が否と答えるだろう。
では、否定不可能な意見表明はあるだろうか?これも存在しない。
どんな正論であっても、否定する方法はあるのだ。綺羅星のごとく。
◆
昔観たテレビ番組。あれは確か芸能人の座を奪い合う番組だったか。
その座を競う若い男女に対し老練な芸能人が発した問いが印象的だった。
男女は思い思いに熱弁をふるう。しかし、その全てに首を振る芸能人。
今なら少しわかる気がする。そして、その適用範囲はネットの拡大と拡がったと感じている。
◆
それでも人は主張をネットにアップする。なぜ?
思うにそれは人を動かす事に中毒になっているからだ。誰かに何かしらの影響を与える事は甘美だろう。
人は主張を読む。なぜ?
思うにそれは納得したいからだ。もやもやした自分の心を整理し、落とし前をつけるためにそういった主張を読むのだろう。
人は否定する。なぜ?
分からない。自分と対立する意見に感化すまいとするアレルギー的な反応なのかもしれない。
最近はこちらをターゲットにしてしまったブログが多いような気がする。
◆
とまあ長々と書いてきたが、上記のような事をぼんやりと考えた俺は一つの結論を出し、数年続けてきたブコメを閉じる事になる。
◆
故にネット上で正しい振る舞いがあるとすれば、それは沈黙である。
そして、沈黙はなかなか難しい。
テレビ番組で、アイスバケツを最初に始めたのは誰?って調べていったら、
ちゃんと聞いていなくて俺の見た印象になっちゃうけど、
きっかけは「お遊び」だったらしい。
今は野良犬も少なくなり、ブランド志向もあって、雑種というのは減ってきた。
流行りの犬種なので、もともと飼われている数が多いということもあるけど、よく吠えるのが嫌われるようだ、とのこと。
もともとは猟犬として長い尻尾は邪魔だからという理由からだったが、今は短い尻尾がカワイイかららしい。
切られて出血死、ショック死することも多いという噂を聞いたこともある。
近所の奥さんがコーギーを飼い始めたが、無駄吠えが酷い。朝からずうっと狂ったように吠えている。
旦那さんの出張中だったそうで、帰ってきたご主人は、突然家に吠え続ける犬がいてびっくり。
そういえば昔はよくなく犬の代表が日本スピッツだった。今は改良して無駄吠えしなくなっているらしい。
違うんだよなー。
なぜ違うか。
子供を作る「メリット」とかなぜ言ってしまうのかというと、子供を作るという行為が「意識的に行なわれるもの」と思い込んでいるからだ。
人間が意識的にする行為に関しては「メリット」のある行為をすることが多いのだから当然だろう。
しかし、子供を作るという行為が意識的なものになったのは実は非常にここ最近のことなのだ。
避妊具の誕生以前、子供は意図的に作るものではなく、「できてしまう」ものだった。そしてそのことが人の集団を存続させてきたのだ。
つまり人類は子供を「意識的に作る」=「作る作らないをコントロールできる」世界になった結果がどういう末路をたどるかを1度も体験していない。
人間の意志に頼ることで、多くの(ほとんど全ての)人間に何かの活動をさせることはほとんど不可能と行っていい。
どんなに多くの視聴率を獲得しようとしてテレビ番組を制作しても20%がせいぜい。視聴率98%の番組を何十年も持続的に作り続けることは不可能だ(突発的にそういう番組が短期間生まれる可能性は否定できないが)。
人の自由意志に作用して、かつ多く人間に同じことをさせるための方策というものはない。
逆に、ほとんどの人間は何らかの食事をする。これは、一見自由意志で食事を取ってるように見えて、実は空腹感というものに突き動かされてるからに過ぎない。だから人が食事を取る可能性はかなり高い。100%ではないだろうが、
かなり100%に近くなる。
http://anond.hatelabo.jp/20140701122439
読んで思った。
めちゃイケ世代だってこともありたまに極楽山本のことを話すこともある。
未だにあいつはダメって話をしている人はもうほとんどいないだろうよ。
肉巻きおにぎりもサーフィンのインストラクターもそれなりに話題になった。
寺にこもっていることもそれなりに前向きに捉えている人も多い。
かわいそうだしそろそろチャンスを上げてもいいんじゃないかという人も世間には多い。
テレビにとって決定的なのはスポンサーのコンプライアンスとイメージ。
テレビタレントってのは企業の広告塔だから顧客に子供がいる企業は極楽山本を使いたくない。
テレビのスポンサーは犯罪スレスレの行為で謹慎した、しかも未成年に対する破廉恥な行為をした人間の復帰なんていう博打は普通は打たないよ。
だから自社が提供する番組に積極的に出したくないし、出ていたら広告を下げざるを得なくなる。
テレビがスポンサーのお金で出来ているという仕組みが変わらない限りテレビでの復帰は限りなく難しいと思う。
パチンコや消費者金融や美容整形なんかが提供する深夜番組なら可能性はないとは言わないけど、スポンサーの強い意向でもない限り普通は別の人を使うだろう。
ただ、芸能人として復帰できないわけではない。
芸人にはライブという舞台があるし、それをDVDにして売ることもできる。
実際にライブチケットやDVDが売れて客が入るなら芸人として生活できる。
それで極楽山本に人気が出て余人に代えがたい視聴率がついたらテレビ復帰の目もあるだろうよ。
山ごもりしている場合じゃないと思うのよ。
まずはキャバレーでもストリップでもいいから客の前に出て笑わせてみればいい。
業界人なら絶対に見に行く。
極楽山本は今でも人を笑わせられるんだという実力を業界人に見せつけろ。
それができないなら復帰したいとか言うな。
日本代表戦、私はこう見た 4氏に聞く サッカーW杯(朝日新聞 2014年6月26日付39面)
http://www.asahi.com/articles/DA3S11209795.html
サッカーファンで知られるコラムニスト・小田嶋隆さん(57)は「サッカーは進歩しているが、メディアが成長していない」と指摘。「テレビ番組は、サッカーと縁の薄いアイドルや芸人を呼んで応援報道を繰り返し、期待感だけをあおるものが多かった。日本サッカーの将来につながる番組づくりを」と求めた。4年間の強化の方向性は間違っていなかったとみる。「短期決戦に運・不運は付きもの。一喜一憂せずに『たかがサッカー』ぐらいに受け止め、粛々と強化を進めることも、サッカー強国への道だ」
小田嶋隆が発する床屋政談・テレビ批評・サッカー論議については低レベルなものが多いが、このコメントも輪にかけて酷い。だいたい、このオッサンが本当にサッカーのことをわかっているのかどうか甚だ疑問だし、そんな小田嶋にW杯の識者コメントを求める朝日新聞もどうかしている。
まず「メディアが成長していない」と書く。まるで『サッカーに無知なマスコミどもはサッカー通の俺様に跪け』と言わんばかりの上から目線である。そもそも、日本サッカー不毛の時代であった1960年代で世間の話題になったのはメキシコ五輪での銅メダルくらいで、海外サッカーの試合もテレビ東京が細々と中継録画で放送してたのだから、そういう時代と比べると新聞やテレビはもちろん、インターネットとかエル・ゴラッソみたいなサッカー専門紙まで創刊したのだから、メディアは少なからず成長しているのがわかる。
だからと言って、サッカーが日本の国民的スポーツになったかといえば、答えはNoだ。プロ野球人気が陰りを見せ始めた1990年代にJリーグが発足しサッカー人気が高まるかと思いきや、テニス、バレーボール、水泳、ラグビーなどそれまでプロ野球の陰に隠れがちだった競技もスター選手の登場で人気に花が咲いた。こうして起こったのが『趣味の細分化』である。もちろん競技人口においてはサッカーのほうに分があるが、これほど趣味が細分化した現在においてサッカーを国民的スポーツと決めつけるのは無理があり過ぎる。ましてや欧州や南米みたいに“文化”としてのサッカーが日本には根付いていないから尚更だ。
ひとつ、例え話をしよう。企業が新商品を世に送り出すとき、如何にして巧妙な宣伝をおこない自分たちの商品を世間に浸透させるのか。最も手っ取り早いのが「有名人の起用」だ。宣伝効果は絶大だし、有名人側も名前は売れてイメージ向上にもつながるから一石二鳥だ。しかもライバル企業も違う有名人を起用して対抗してくるから、宣伝・広告費は各企業において重要な支出のひとつになってくる。これと全く同じことをやっているのが、日本のスポーツ界である。日本のスポーツ中継やスポーツ番組には必ずと言っていいほど有名人やその競技の元スター選手などが解説者として登場して、世間の注目を集めようと努めている。サッカーも例外ではない。世間的に“広く浅い”層にいる人たちは、有名人の出ないスポーツ中継には関心を持たないし見向きもしない。コアなファンたちはとっくの昔にBSやCSの“専門的な”番組に見入っている。答えは明白なのだ。