はてなキーワード: ダサピンク現象とは
そう、つまりダサピンクの商品の企画者が男か女かなんて一般消費者にはわからなことなのに、それを「オッサン」と勝手な推測で決め付けて騒ぐやつはどんだけバカかってことなんだよね。
売れたらダサピンクじゃないし売れなかったらダサピンクです。
ないでしょ。
http://anond.hatelabo.jp/20150824083245
これがあんたの主張か。
なら教えてや。
<売れなくなった>商品のすべて、あるいは大部分でもいいが、それらがダサピンクオッサンが<独りよがりで考えた商品>であったという証拠を。
「ダサピンク現象」とは、決して「ピンク=ダサイ」という意味ではなくて、「女性ってピンクが好きなんでしょ?」「女性ってかわいいのが好きなんでしょ?」「女性って恋愛要素入ってるのが好きなんでしょ?」という認識で作られたものの出来が残念な結果になる現象のことを言います。
それらの商品を開発した場のオッサンに「女性って何々が好きなんでしょ?」という認識があったという証拠と、その認識でその商品が作られたという証拠を出してみて。
「解放されなよ!」もまたアウトソーシングであり「私はお前のママじゃない」と言ってることは同じなので - masudamasterの日記
id:masudamaster氏の言は正しい。彼が言っているのは、要求ばかりして何も返さないというのでは相手の賛同を得られなくて当然であり、この態度を続けるのであればフェミニズムが政治的イニシアチブを取ることは決してできないということだ。フェミニストは大雑把にいって半数いるかもしれないが、半数しかいない。過去の怨みつらみで論理づけしたところで、政治的な力を持つ今の人間には訴求しない。
じゃあどうすればいい。一つの解決策はid:masudamasterが言う通り、先に与えるから返してくれという政治の基本だ。順序が逆でもいいと思うかもしれないが、すでに与えてくれた実績がなければ恒常的な政治力を持てないのははてなーの皆さんが嫌う政党がのさばっている現状を見れば明らかだ。では「過去にいろいろ与えたでしょ?返せよ。」はどうか。賠償請求だな。しかし、これは天秤を持つ第三者を必要とする。残念ながら中性の裁定者は存在しない。
ただ、id:masudamasuterの言う手法は採用できない。逆に考えてみろ。これまで与えても何も返してくれなかった相手に、また何かを差し出して見返りをくれと契約する阿呆もまたいない。完璧にどん詰まっている。
たぶんどこかで間違ってしまった。女性をジェンダーロールから開放させるという理想に間違いはないはずなのに。
フェミニズムが政治的に勝利するには、得をしている半数を説得する理屈が必要だ。しかも、彼らに損をさせずにである。私には可能と思えない。政治的に戦うなど、能力差のない相手にハンデを与えて戦いを挑むようなものである。このままでは負けるに決まっている。だが、大雑把に言って半数もいるフェミニストが有利に戦える場所で戦えばどうだろうか?
残念な女性向け商品が作られてしまう「ダサピンク現象」について - yuhka-unoの日記
ダサピンク現象そのものに関しては、結局数の話としての回答が得られた記憶はないのだが、もし本当にこの現象の存在に賛同する人間が半数もいるのであれば、その資本主義における力は絶大である。支配者側から見た場合、政治は過半数で勝てるが、資本主義でロスが半分でることは許容できない。ダサピンク現象を主張するあなた方は、生産工程の上流にいるゲスパー上のおっさんを叩いてガールズトークに花を咲かせている場合ではない。そんな暇があったら、消費者として確実に存在するあなた達が行動するべきである。
ダサピンク現象が現れた(とあなた達が感じる)商品の非売というだけではない。女性の労働環境が悪い企業に対しても同様の行為を行う。他にも、既婚者であれば正しく再生産労働の値付けを行うなどでもいいだろう。セックスをさせるときは金を貰え。男性側から見て、めんどくさい女になるのである。そして、めんどくさい女達として突き抜けるのである。間違ってもエマ・ワトソンのように男性に縋ってはならない。男性は所詮ペニスの奴隷だと蔑むのである。男性に、あっこいつらを味方につけないとどうにもならないんだな、と縋らせるのである。
性を武器にしているように見えるかもしれない。だがそうではない。このジェンダーロールは男性が押し付けたものだ。望むものだ。あなたたちはジェンダーロールを放棄しただけである。
フェミニズムは政治的には敗北するだろう。だが、資本主義では勝利する。そして、現代の政治は資本主義とは無縁ではいられないのである。
ダサピンクな商品は実在する。けれども、ダサピンク現象という言葉は個人的に使いづらい。なぜだろうかと考えた。
「ダサピンク現象」とは、決して「ピンク=ダサイ」という意味ではなくて、「女性ってピンクが好きなんでしょ?」「女性ってかわいいのが好きなんでしょ?」「女性って恋愛要素入ってるのが好きなんでしょ?」という認識で作られたものの出来が残念な結果になる現象のことを言います。
他の人も言うように、「ダサピンク現象」がこう定義されている以上、ある商品が「ダサピンクな商品」かどうかを判定するためには当該企業のインサイダー情報が不可欠。開発現場に「女性って○○が好きなんでしょ?」という認識が実際にあったという確証があってはじめて「この商品はダサピンクな商品である」と断定できる。したがってインサイダー情報を知らない一般消費者は「ダサピンク(現象)」という言葉をあるあるネタとして使うことができない。「ダサピンク(現象)」は気軽に使いたくても使えない言葉。
これは【1】とも関連する。我々が企業の内部事情を知らないまま安易に「ダサピンクよばわり」すると誤爆になりうる。「ダサピンクよばわり」は「性差別主義者よばわり」へと容易に転化するため、企業への不当なレッテル張りになるかもしれない。
「ダサピンク現象」は、男女の問題ではなく文化的差異の問題である - ココロ社
http://kokorosha.hatenablog.com/entry/2015/01/13/214552
について書かれたid:Midas氏の一連のブコメが面白かったのでまとめておく。
- 20年くらい前のカルチュアルスタディズの1番ダメな部分を読まされてる様でとても正気とは思えない。まず文化と性別は分けれない。性別なしのニュートラルな文化などない。但し文化は性別を直接反映してはいない。
- 文化が生まれる(その派生条件)のは正に我々が性別に対して考察する(男はこう…女は…)行き詰まりから。男女の問題がなければ文化もない(動物や昆虫に文化が必要ないのは彼らが「男の役割」みたいな事で悩んでないから。
- この人がここで言ってるデタラメが面白いのは途中までの理屈が構築主義フェミニズムと一緒(この人なりに懸命に女性に寄り添おうとした結果墓穴を掘ってる)だから。例えばひと昔前までこういう論文は山ほどあった。
- やってる事はこれと同じ→問題提起「なぜ女性向け雑誌には占いのページが多いか」回答「それは男女の問題でなく文化的差異の問題。『女は占いを好み男はスポーツを好むから(統計もそう示してる』みたいな発想は誤り。
- 『男はこう女はこう』という考え方は偏見に繋がる本質主義。そうでなく『占い好きの女』を語る視点からのみ世界は『女は占い好き』に見えるのである。我々はここに男女の本質でなく権力関係を読み取らねばならない」
- 男と女の違いは犬と猫の違いではない。犬の本質(ワンとなく、嬉しいと尻尾を…)がどう変わろうと猫の本質に影響はない。男と女はそうはいかない。私が男らしく(女らしく)せねばならないのは女(男)が目の前にいるから。
- 逆にいうと私が真の男(女)らしさに到達できない、自分が本当に男(女)だと実感できないのは目の前の女(男)が謎の行動をとったり理解不能なツッコミ(それって違くない?)を入れてくるから。これを「敵対的関係」と呼ぶ。
- 確固たる本質がないにも関わらず正にそれ故にお互いを自らの規定の為永遠に必要とし続ける男女の袋小路(どうやればモテるか。どれがダサいか)が文化。男と女とはこの2つの世界を読解する失敗の方法に与えられた別名。
- 故に「どれがダサいか」も男女で違う。長くなるのでこの辺でやめとくが簡単に説明しとくとこの「ダサピンクが目につくのは人気だから」がダメなのは女には『多数派』という発想が通用しないから。女は一般化できない。
- 女は一人ひとりが『特殊』の集合体。女は「自分だけは特別」と思ってる。男は「矢沢永吉がスゴい(特別」みたいな発想しかできない。特例が必要なのは「我々男はどれも同じ(社会的存在」と思ってるから。
- 男のいう「あいつは酷い」は単なる裏返し。故に「それが素直に言えないのである(嫌よ嫌よは愛情表現」みたいな発想からも抜け出せない。対する女が抜け出せないのは内的な限界(空虚感、自己不信、気まぐれ、断捨離…
例えばMidas氏のコメントにはこれまで色んな人(学者とか暇な頭良さげな人とか)が
すでに議論したことに触れたことがあるのだなという「背景」を感じる。
それで、なるほどなあ、と思う(賛成の部分も首をかしげる部分もあります)。
男女問題、ジェンダー問題に限らず、みんなが疑問に思うことは、みんなこれまで結構考えているのだ。
自分のアタマで考えよーもいいけど、まずはそういうものに触れてみてはどうかな、ということだった。
ダサピンク問題に関しては、あまりにも「何周目だよこれ」という記事やコメントが多かったので。
http://b.hatena.ne.jp/entry/239048296/comment/Midas
http://b.hatena.ne.jp/entry/239140285/comment/Midas
http://b.hatena.ne.jp/entry/239219334/comment/Midas
http://b.hatena.ne.jp/entry/239222743/comment/Midas
http://b.hatena.ne.jp/entry/239223009/comment/Midas
http://b.hatena.ne.jp/entry/239223181/comment/Midas
http://b.hatena.ne.jp/entry/239223541/comment/Midas
http://b.hatena.ne.jp/entry/239223932/comment/Midas
http://b.hatena.ne.jp/entry/239226929/comment/Midas
http://b.hatena.ne.jp/entry/239227815/comment/Midas
見にくいという方はご意見下さい。
y0m0 男女はそもそも生物学的にも身体的にも同じであり、ただ個体差と文化的性差があるだけであると考えている人と、男女はそもそも生物学的にも身体的にもことなっていると考える人がいる。根本的な思考のズレはここかな
こんなブクマをみて「はははは前者みたいな事言うやつ本当にいるのかよ」というのが第一印象で。
「あまりジェンダー関係の記事は読まないしー、しかし男に穴は3つもないし女に棒はないだろ」なんてゲスなことも考えたり。
まぁそんな極論ぶつやつなんてそうはいねーだろと思ってたら
KoshianX いや女子も10km走らせるべきだと思うけど、ダサピンク現象は「マーケティングはデータだけで判断できない」という実例としておもしろいと思うなあ。
cleome088 いや、男子10k女子5kは男女共10kなり7kなり5kなりにすべしでしょ…。男の人って自分にかけられた「ダサピンク」に鈍感すぎると思う。
まじなの?これが「男女はそもそも生物学的にも身体的にも同じであり、ただ個体差と文化的性差があるだけであると考えている人」ってわけ?
他の要素なら文化的性差なんて胡散臭い言い訳のしようもあるけど、運動能力は文句のつけようがないほど明確に差がある所じゃない。優劣があるじゃない。陸上でいったら女子の世界記録は日本男子の高校生の記録にすら劣る。その現実を無視して同じ距離走らせろって?体力差を考えてよ。体力差もそうだけど全国的に女子の距離は男子の半分ってなってるのはゴールするタイミングが同じくらいになるようにって配慮もあってそうなってるわけでしょ、多分だけど。
いやもちろんわかるよ。陸上部の女子エースと文化部帰宅部の男子はてなーじゃ多分陸上部女子のほうが速いだろうけどね。なんで一番上と一番下を比べるんだよって。というか一番上と一番下を比べなきゃいけないほどに差があるんだよ。
正直現実修正主義者といってもいいレベルのトンデモで、正直ここはてなでなら水からの伝言だの江戸しぐさだのと同レベルに叩かれていい非科学的非論理的非現実的な論だと思うんだが、取り上げてる人があまりにいなくてつい書いてしまったよ。
実際どうなの?非科学的な話も男女の話となると見てみぬ振りをしてるのか現実が見えなくなるのか触っちゃいけなかったのかはてな全体の態度がいまいち掴めないんだけど。
ダサピンク現象って、女=ピンクという記号的判断が行われることが本質で、それは実在すると思う。
その判断を基に、デザインの色を全体的にピンクなものに変更させられただの、
女性向けに配られたアイテムがピンク一択だっただの、判断の押し付けが起こることは問題である。
意思決定を行うのは大概がおっさんなので、おっさんがそういう判断を下しがちというのも間違いではない。
しかし、そういう事例が存在することと、世にあるダサピンク製品が安易なマーケティングによるものかは別の話であり、
更にその判断を基にしたマーケティングが失敗するかどうかもまた別の話。
議論が発散したり噛み合わなくなったり逆差別的になったりする。
「ていうかさ~女=ピンクだと思ってる男の人って多くない~?」
「分かる分かる~ほんと困るよね~」
「これなんか正にダサピンクって感じ~」
「うわ~こんなの私絶対買わない~」
「どうせ○○部長みたいなおっさんの鶴の一声で決まったんじゃない?」
「笑」
その辺はコストなどの絡みもあるので制約があるよね。
コストを掛けられないなら三流読モ使う金でプロのデザイナーを雇うべきだろ。
「三流芸能人(ですらないけど)とのコラボ」って金無いのがバレバレで貧乏臭い事この上ない。
4種類のうち3種類がピンクって安易じゃなくてなんなんだよ・・・
普通は4種類の案を提示するならそれぞれ全く違うデザインにするがな。
一言で言えば「いかにも金を掛けてない」んだよ。
ちゃんとした有名人を使う気もなければ、ちゃんとしたデザイナーを雇う気もない、
それでも通用すると考えている辺りが「安易」であり、「客を馬鹿にしている」と感じられるわけだ。
これをいかにも金なさそうな田舎の零細企業がやってるってなら仕方ないが、セブン銀行と聞いてそこまで金が無い筈だと考える人はいないだろ。
そして「『女性向け』と言うとこの手の安易で客を馬鹿にしているとしか思えないデザインが多い」のを「ダサピンク現象」と揶揄しているんだよ。