すべてにおいて完璧な人間はいるだろうか?という問いに対し、多くの人が否と答えるだろう。
では、否定不可能な意見表明はあるだろうか?これも存在しない。
どんな正論であっても、否定する方法はあるのだ。綺羅星のごとく。
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昔観たテレビ番組。あれは確か芸能人の座を奪い合う番組だったか。
その座を競う若い男女に対し老練な芸能人が発した問いが印象的だった。
男女は思い思いに熱弁をふるう。しかし、その全てに首を振る芸能人。
今なら少しわかる気がする。そして、その適用範囲はネットの拡大と拡がったと感じている。
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それでも人は主張をネットにアップする。なぜ?
思うにそれは人を動かす事に中毒になっているからだ。誰かに何かしらの影響を与える事は甘美だろう。
人は主張を読む。なぜ?
思うにそれは納得したいからだ。もやもやした自分の心を整理し、落とし前をつけるためにそういった主張を読むのだろう。
人は否定する。なぜ?
分からない。自分と対立する意見に感化すまいとするアレルギー的な反応なのかもしれない。
最近はこちらをターゲットにしてしまったブログが多いような気がする。
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とまあ長々と書いてきたが、上記のような事をぼんやりと考えた俺は一つの結論を出し、数年続けてきたブコメを閉じる事になる。
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故にネット上で正しい振る舞いがあるとすれば、それは沈黙である。
そして、沈黙はなかなか難しい。