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はてなキーワード: 男女平等とは

2023-10-02

結婚は女が男に集ってるだけの乞食行為

男叩きすれば簡単にバズれる性別イージーモードだよね


会社の同期同士の親睦会だの合コンの人数が足りないなどの理由で集まりに呼びつけては

自分の飯代すら払う気ないなら最初から呼んでんじゃねーよ。

呼んだ友達は悪くない!悪いのはその女だけだ!ってホモソも凄い。女性場合レズソーシャルでも言うの?知らんけど。


女性ってすぐ自分達の非を棚上げして女性差別だーって被害者面するよね。

ミソ男やキモオタに絡まれてある事無い事叩かれたとか言ってるけどそいつの言うことも案外当たってたんじゃね?

なんて嫌味の一つでも吐きたくなる。

普段は警戒心全開で塩対応どころか攻撃的な態度まで取るのもいる癖に

こっちが相応の態度でちょっとでも接した途端すぐに騒いで被害者面してこちらが悪い加害者にしようとするクソみたいな女多すぎ…

まあ男が酒の席で酒苦手だからって烏龍茶飲んでるだけで馬鹿にしてくる様な昭和セクハラ脳の女が未だに多い時点でお察し。

それでちょっとでも不快な顔したら後でヒソヒソ悪口して評判下げようとしてくる始末。

酒飲めないとか強くないとか、男だから女だからとか関係ないだろ。男ならアルコール中毒になって死んでも飲めとでも言うのかよ。


アファーマティブ・アクション男女共同参画社会とか言いつつ実際は女性優遇社会政策や女性支援法みたいな

女に都合いい男女平等だけどんどん進んで、家計負担家事育児みたいな男の負担はそのままなクソみたいな女尊男卑大国

そりゃ結婚願望持たない男増えるよね。


男だけ家庭と仕事の両立しろ!出来ない奴は女性差別ミソジニー!とか言われるけどな

何で男ってだけで家庭の家計支えて家事育児も女並にやらないといけないんだってキレる有名人はいないのね。

キレたら叩かれてキャンセルカルチャーされちゃうからね。

家を支える気も無い癖に共働きとか言って低収入労働に甘んじたりパート育児要件をしっかり握って

いざという時は連れ去り離婚親権と婚費を奪い取っていく生殺与奪権を握り続けて家庭を支配しているのだから

最早結婚なんてのは女が男に集ってるだけの乞食行為でしょ。

2023-10-01

全ての道はミソジニーに通ず

女に性欲を感じる→女をあてがえ!やらせろ!性犯罪もしちゃう

女に性欲を感じない→ブヨブヨしてキンキンうるさいキモいチビ


母親虐待された→母親は女!女が憎い!

母親に甘やかされた→女は俺に尽くして然るべき!


モテる強者男性→女ってちょろいけど面倒。殴っても下に見ても許されるw

モテない弱者男性→女はクソ!女はイージー!女をあてがえやらせろ!


ネトウヨフェミ左翼はクソ!女は女らしく男に尽くせ!

リベサヨ自称女性移民不安を感じる女は差別者性犯罪起きてる?知るか!


保守→女は家庭に入れ!社会に出すな!

保守専業主婦は怠け者の寄生虫!男並みに働かないのは女が甘えてるから


男女平等反対→男尊女卑万歳!女から人権奪え!

男女平等賛成→女性専用車両なくせ!女は甘えるな!女はクソ!


セックスワーク差別する→夜職女はクソ便器www

セックスワーク差別しない→フェミAV女優嫉妬してるんだろww生活保護?体売って稼げよ!他の仕事と変わりないだろ

2023-09-30

貞操逆転世界が無理になってしまった

男=エロい

女=ムッツリ

みたいな要素しかなくて

男女平等論をインストールした私にはなんか薄っぺらく思えてしまう。

 

インフラ管理等の社会的責任積極的に背負っていくのはどちらの性なのだろうか、

政治的リーダーシップをとって批判を受けながらも身を粉にして国のために頑張る性はどちらなのだろうか、

などと考えてしまう。

???「弱男はバリューが無いか女性に養われない」

https://twitter.com/Cryptobanker_Z/status/1707656239164031486

 

まあこの人の男女平等論はそこまで嫌いじゃないし、令和の時代ポスト内容の主張はまあその通りかもねと思うんだけど、

じゃあ平成時代にいた専業主婦にはどんなバリューがあったの??という疑問に突き当たり、

それってつまり性的権力(妊娠出産を含む)なんだろうなと思い、

じゃあやっぱり生まれときから性的権力というバリューを持っている女性って人生イージーモードだよね、

という結論に至ってしまう。

男女平等

男は暴力欲望を叶えることができ、女は被害でっち上げ冤罪で男を牢屋にブチ込める。

男はリベンジポルノで女は不同意性交等罪。

男女ともに敵に対抗する手段がある。己の特性を活かして殺られる前に殺れ。

2023-09-29

ジャニーズ性加害問題フェミニズム進歩する

なぜなら、フェミニズム男女平等を是とすべき考えであるはずだからである

男性に対する性加害の社会への理解が今回の件でかなり進むのではないかと思われる。

anond:20230929114217

別に男女不平等で怒ってなんていないでしょ。

そもそも男女平等を真に望んでる男の方が少ないだろうし。

怒ってるというか、一部の女の物言いがあまりにも自分勝手から苦言を呈してるんでしょ。そこからレスバになってぶちぎれてる人もいるだろうが。

anond:20230928203319

ブコメでは男女平等、女も主体的に動け勢が強いけど、現実問題やっぱり男がリードする方がモテるんよね。

奢り問題でもそうじゃん。男女平等論で言えば女も奢るべきなんだけど、実際には男が奢ってリードしてやるほうがモテる

女の建前をそのまま受け入れていてもモテないよ。

正直自分から積極的告白してくるような女って自己主張強すぎのフェミとかワガママ女が多いから、それだけで避ける理由になる。

オレは男に意思決定を委ねてくれる女の方が好きだからオレがリードするようにしてる。

anond:20230929032838

こっちにも返しておこう

安全性男女平等観点から同条件となるためミラーリング検討に入れる意味はない

安全性における具体例をあげようか。

店舗の男女別トイレを見てみよう。イオンなどをイメージすると分かりやすい。

男女のトイレ便器など性差による構造差異を除き、鍵の質、ドアの耐久性などは男女間で差はない。

唯一差が、あるのは配置の問題で、男子トイレ入口女子トイレの前に置くことがほとんどです。

これは、男が誤って女子トイレに入りこまないようにするほか、男が女子トイレに通りがかりで侵入することを防いでいるわけです。

画角などの関係から男子トイレ入口奥のみに防犯カメラが設置されることが多いですよ。

かに性犯罪男性が多いか一定配慮はされていますね。しかし逆を返せば配置という殆どコストがかからない方法しか配慮されていないのが実態です。

増田安全性について議論しろというならトイレについても議論すべきですね。なんなら使用頻度が高いトイレを優先すべきです。

また、安全性議論は2つあり増田がどっちいってるかわからないけど、1つ目の男女性差で安全性を変えなくていいかについてはトイレの例が答えとなります

2つ目のそもそも安全性はどうかとの議論についてはミラーリングで同条件が前提となるため、今回の議論とは無関係となります

anond:20230929033121

嫁に逆の立場なら平気なの?って聞かれて平気って答えたのが議論じゃなかったらなんなの???

てめえのお気持ちの表明だろ

あと増田の文読めば分かると思うけど、一般化する気はないってかいてあるよねえ?文盲

お気持ち表明してるヒステリー夫婦の分際で自分感情論自覚しろカス

男女平等観点から安全性ミラーリングする意味はないってのに反証できてないけどだいじょうぶそ?

俺と議論してどうすんの?嫁としろ無自覚ゴミ

anond:20230929032544

嫁に逆の立場なら平気なの?って聞かれて平気って答えたのが議論じゃなかったらなんなの???

あと増田の文読めば分かると思うけど、一般化する気はないってかいてあるよねえ?文盲

その後の一般化しそうになったってくだりはお気持ちでまちがいないでーーす

トラバでまともに反証できてないとか煽ってるやつと同一っぽいけど、男女平等観点から安全性ミラーリングする意味はないってのに反証できてないけどだいじょうぶそ?

もう一個、議論って冷静な立場でやるものから怒らせたほうが駄目なんじゃなくて怒った方が議論放棄してるんだよ。わかりゅ?

ああ、極端に煽ったとかは例外だけど今回はサラッと平気だけどっていっただけでーーす

anond:20230929021103

条件を素直に反転して男性側が許容できるのなら、

女性も多少の嫌悪感を許容したり、男性が晒されているストレス認識したりしてくれてもいいはずなのに、

男性にはより厳しい条件を課さないと対等な比較にならないに違いない」という発想になるの、マジで認知が歪んでるんだよな

これを直さない限り、女にミラーリングは無理だろ

女性は弱いか男性に守られないと生きていけないんです」って言うならそれでもいいけど、男女平等とか一生言わないでほしい

2023-09-28

anond:20230927112031

フェミニスト男性女性差別についてどう考えているか、その本心あぶりだす方法が一つある。

それは「女性徴兵制」についての見解を聞いてみることだよ。

男性フェミニストも大きく二つに分かれている。

それは「男女平等の実現のために女性差別を解消することを願っている」人間と、「女性は可愛そうな弱者なので男性が守ってあげるべき」と考えている男性の二つ。

後者は、家父長制や男性優位主義思想に基づいているので女性無意識弱者と見なす傾向が強い。

女性戦場に送るなんて可愛そうだ」と言ってきたら、後者だと見なしていいと思う。

北欧オランダフランスと同じように、男女平等女性戦場に送ろう」と言う男性は本物の男性フェミニスト

女の汚さ

フェミの行き過ぎた男女平等(女性優遇)に対して何も言わずに一緒に利益を啜ってたくせに

あとからフェミニストの旗色が悪くなると

💁‍♀️「私もフェミニストが言ってる男女平等政策っておかしいなと思ってたんですよね。でも声を上げると叩かれるので黙ってました。」

と、しれっと私はフェミニストじゃありません宣言する。 

まれながらのコウモリ野郎だよなぁ

2023-09-27

anond:20230926134242

野ション野グソよりマシ

おまエラジャップメスもそういう世界で生きていけ

男女平等なんだろ?

2023-09-26

anond:20230926134242

男女平等観点からは、男性尊厳が奪われるならば、女性尊厳も同様に奪われた状態であるべきということになるんだが。

それを否定するのであれば、そもそも「男女は平等であるべき」という理念自体放棄することになる。

anond:20230926145955

昔は誤った男女差別をしていたが

それを是正しようとして誤った男女平等をもたらしてしまったのが平成なので

これからは正しい男女差別をしていこうってのが今の流れ

万物黎明』は人類歴史を誤解している・続きの続きの続き

農業の到来

平等から階層へ、男女平等から著しい男女不平等への転換は、一般農業と関連しており、このことはグレーバーとウェングローにかなりの問題を突きつけている。彼らは選択に関心があるため、唯物論的な議論を避けたり、環境が人々の選択を条件づけ、制限する方法について考察したりすることに固執しているようだ。

農業は、約1万2千年前から世界の多くの場所独自発明された。狩猟採集民は食料を共有し、持てる以上のものを所有することはできなかった。しか農民たちは定住し、畑や作物に投資するようになった。そのため、一部の人々が自分の取り分以上の食料を手にする可能性が生まれた。

やがて、凶悪犯やいじめっ子集団が集まって領主になることもあった。窃盗や略奪、家賃小作料、労働力雇用税金、貢納、什分の一など、さまざまな方法でこれを行った。どのような形であれ、このような階級的不平等は常に組織的暴力依存していた。そしてこれこそが、ごく最近まで階級闘争が対象としてきたものなのだ

農民狩猟民族にはない弱者だった。彼らは自分土地、畑を開墾し灌漑するために費やした労働、そして作物の貯蔵に縛られていた。狩猟採集民は離れることができた。農民はそうではなかった。

しかし、グレイバーとウェングローは、農民が余剰を生産し、蓄えることができたからこそ、階級社会搾取国家、そして偶然にもジェンダーによる不平等可能になったのだという、この物語に立ち向かった。

フラナリーとマーカス

2012年考古学者のケント・フラナリージョイス・マーカスは『不平等創造』という素晴らしい本を出版した。彼らは、世界のさまざまな地域農業がどのように不平等をもたらしたかをたどっている。

しかし彼らは、その関連性は自動的に生じたものではないと主張する。農業階級可能にしたが、多くの農民平等主義の社会暮らしていた。農業発明階級発明の間のギャップは、数世紀単位で測られる場所もあれば、数千年単位で測られる場所もある。

フラナリーとマーカスはまた、地元凶悪犯や領主権力を掌握しても、後に打倒されることが多いことを、注意深い実例を通して示している。多くの町や都市では、エリート考古学的記録に現れ、その後何十年も姿を消し、また現れる。事実上階級闘争は決して止まらないのである[5]。

ジェームズ・C・スコットフラナリーとマーカスの壮大な比較研究は、人類学根本的に変えた1954年エドモンド・リーチの著書『ビルマ高地政治制度』や、アナーキスト政治学者であり人類学者でもあるジェームズ・C・スコットの研究において先取りされていた。[2009年、スコットは『統治されない技術』(An Anarchist History of Upland Southeast Asia)を出版した。同書は数世紀にわたる東南アジア全域を対象としている。

スコットは、平原王国の稲作農民の多くが丘陵地帯に逃亡したことに関心を寄せている。彼らはそこで、「焼畑」移動耕作者の新たな民族集団として再出発した。彼らの中には、より小さな階級社会を作り上げた者もいれば、階級を持たずに生活した者もいた。そのすべてが、下の王国国家からの絶え間ない奴隷化軍事的襲撃に抵抗しなければならなかった。

技術

ある意味では、グレイバーとウェングローはリーチ、スコット、フラナリー、マーカス仕事を土台にしている。ウェングローは結局のところ、フラナリーとマーカスが要約している考古学の変化の一端を担っている。そして『万物黎明』には、スコットの影響が随所に見られる。

しかし、グレイバーとウェングローは、一方では技術環境と、他方では経済的政治的変化との間にある、他の著者たちの結びつきを好まない。

フラナリー、マーカス、スコットの3人は、テクノロジー環境が変化を決定するのではない、と注意深く述べている。それらは変化を可能にする。同様に、穀物農業発明自動的階級格差国家をもたらしたわけではない。しかし、それがそうした変化を可能にしたのである

階級関係階級闘争技術環境の変化は、階級闘争の舞台を設定した。そして、その階級闘争の結果が、平等と不平等のどちらが勝利するかを決定した。グレーバーとウェングローはこの重要な点を無視している。その代わりに、彼らは常に、そのような変化を即座に必然的ものとする段階論の粗雑な形式問題にしている。

この生態学思考に対するアレルギーが、彼らが人類進化に関する新しい文献を扱おうとしない背景の一つであろう。

これらの文献はすべて、人類となった動物たちが、自分たちの住む環境自分たちの身体、競合する捕食者、自分たちが発明できる技術生計を立てる方法に対して、どのように社会適応を築いたか理解しようとするものである。偶然にも、彼らはその生態系と状況に対処するために平等主義的な社会を築いた。それは必然的な結果ではなかった。しかし、それは適応だったのだ。

一方、グレーバーとウェングローは唯物論者ではない。彼らにとって、生態系技術について考えることは、彼らが望む選択革命不可能にする恐れがある。例えば、古代メソポタミアに関するスコットの本が、特に穀物農業が不平等をもたらした物質的な理由を強調しているため、彼らが満足していないのはこのためである

これは些細な問題ではない。私たちが今直面している気候危機は、人類が新しい技術と新しい環境適応するために、社会をどのように変えていくかという問題を浮き彫りにしている。平等人類存続のための政治は、今や深遠なまでに唯物論的でなければならない。

ジェンダーの不在

グレーバーとウェングローが環境人間存在物質的基盤にほとんど関心がないことは、これまで見てきたとおりである

同じように、彼らは階級という概念や、階級関係階級闘争についての議論ほとんど宗教的に避けている。グレーバーは確かに、そしておそらくウェングローも、階級関係階級闘争について理解している。彼らは、階級が何をするのか、そして実際、自分がどの階級人間なのかを知っているが、階級関係社会変革の原動力として扱うことはできないし、また扱おうともしない。

これと同様に目を引くのは、グレーバーとウェングローがジェンダー社会的構築に対して関心を示さないことである。彼らはミノア・クレタ島における母系制のほぼバコフェンを再現する一方で、女性は養育者であり、男性はいじめっ子であるという家父長制的なステレオタイプ散見する。

平等は常に私たちとともにあったというのが彼らの主張であるため、グレーバーとウェングローは、人類性別による不平等起源についてほとんど何も語っていない。

男女関係進化については、基本的に3つの学派がある。まず、進化心理学者たちであるが、彼らの主張は非常に保守的であるジャレド・ダイアモンドナポレオン・シャグノン、スティーブン・ピンカーは、不平等暴力競争人間の本性の基本であると主張する。彼らは、男性進化によって他の男性競争するようにプログラムされているため、強い者が女性支配し、より多くの子どもをもうけることができるからだと言う。これは残念なことであり、幸いにも西洋文明はそのような原始的感情部分的に手なずけてきたとピンカーは言う。

偉大な生物学者であり、トランス活動家であるジョーン・ラフガーデンは、こうした考えを『薄く偽装されたレイプ物語』と正しく表現している。このような議論は実に忌まわしいものであり、そのためだけにグレーバーやウェングローが否定したのは間違いない。

非常に長い間、フェミニスト人類学者の間では、第二の学派の考え方が支配的であった。この学派もまた、女性男性の間の差異本質化し、女性男性の間に何らかの不平等があることをあらゆる社会で当然のこととして受け入れていた。

私たちが支持するのは第3の選択である歴史学人類学考古学の記録に顕著な特徴がある。人々が経済的政治的に平等社会暮らしていたほとんどの場合女性男性平等であった。また、経済的に不平等階級社会存在したところでは、そこでも男性女性支配していた。

私たちにつきまとう疑問はこうだ:なぜなのか?

グレーバーとウェングローはこの問いに取り組んでいない。彼らは性差別について何の説明もしないし、男女関係がどのように、あるいはなぜ変化するのかにも関心がない。しかし、彼らは性差別主義者ではない。彼らは何度も女性抑圧の事例に触れているが、それは一過性のものである。彼らの関心事の中心にはないのだ。だから私たちには印象的な一致に見えるが、彼らにとっては蜃気楼なのだ

複雑な採集

グレイバーとウェングローの説明重要な部分は、農耕と階級的不平等、そして国家の出現との関連を軽視しようとする決意のもと、階級的不平等戦争さらには奴隷制さえも存在した狩猟採集民のグループに焦点を当てている。考古学者は彼らを「複合狩猟採集民」あるいは「複合採集民」と呼んでいる。

レバーとウェングローは、先史時代の人々が無国籍平等主義的であったか暴力的で不平等であったかのどちらかであったという証拠として、これらの人々を取り上げている。それは証拠が示すところとは違う。[7]

典型的な例は、フランツボースによって研究されたクワキウトル族と、カナダ西海岸コロンビア川フレイザー川の近隣の人々である。この川と海岸では、莫大な数のサケ遡上していた。限られた数の隘路や漁場を支配する者は、莫大な余剰を蓄えることができた。コロンビア川のギャレスがその一例だ。少人数で10ポンドサケを獲ることができた日もあった。

それは例外的なことだった。場所によって差はあった。しかし、沿岸部河川全域にわたって、サケ資源豊富であればあるほど、考古学や文献記録には階級間の不平等が表れている。富の不平等はしばしば極端であった。また、これらの人々は複雑な軍事技術を持っており、大勢戦士を乗せ、数人で何カ月もかけて作るような大きなカヌーを使っていた。

事実上農民田畑に囚われていたように、これらの人々は漁場に囚われていた。そして農民と同じように、サケ漁師たちにとって貯蔵は不可欠だった。考古学上の記録を遥かに遡ると、彼らの骨や歯を調べると、年間の食生活の40%から60%がサケからもたらされていたことがわかる。サケは数週間しか獲れないので、その食生活の大半は乾燥サケによるものだったに違いない。

農民と同じように、環境的制約と新技術階級社会可能性を開いていたのだ。こうした過程は、『万物黎明』にはまったく見られない。そのかわりに、50年前の学部生がクワキウトル族について語った、浪費的で貪欲ポトラッチ饗宴の民という、お決まり説明がなされている。この説明は、その後の膨大な研究成果を無視している。

天然痘梅毒人口の6分の5を失い、金鉱探鉱者によって征服され、そして蹂躙され、最終的にはカナダ政府によってポトラッチの宴が禁止された人々の中で、あの無秩序な宴は、権力にしがみつこうと必死だった支配階級によって管理された伝統的な生活の祭典であったことが、今ではわかっている。深い物質的な悲劇が、非合理的茶番劇として語られている[8]。

西海岸漁民けが「複雑な採集者」だったわけではない。世界中には他にも例がある。しかし、それがいかに少ないかは注目に値する。さら考古学者たちは、現在より7,000年前より古いものひとつも見つかっておらず、14,000年前より前に戦争があった証拠もない。

複雑な採集民の数が少なく、その起源が新しいのは、技術問題かもしれない。確かにカリフォルニア沿岸のチュマシュ族が不平等戦争を発展させたのは、紀元600年以前に大型の外洋用板カヌーの建造を習得してからである

彼らは「複合型採集民」の第三の例として、フロリダ南部カルーサ族を選んでいる。ある意味では、これらもまた、支配的な首長戦士階級格差奴隷制度、高価な戦争カヌー、海の哺乳類、ワニ、大型魚の漁業依存する漁民であった。

グレーバーとウェングローは、カルサ人を「非農耕民族」と表現している。しかし、彼らが認めているように、カルサの漁民もっと大きな政治の中で支配的なグループであった。他のすべての集団は農耕民であり、カルサ人の支配者に大量の食料、金、奴隷にされたヨーロッパ人アフリカ人捕虜を貢納していた。その食料によって、カルサ族のエリートたち、そして300人のフルタイム戦士たちは働かずに生活することができた[10]。

続き→https://anond.hatelabo.jp/20230926143955

万物黎明』は人類歴史を誤解している・続きの続き

いくつかの詳細

もう少し詳しく説明すると、このような図式になる。地下に埋まった塊茎を手に入れるために、人類となるべき一族は掘削棒を発明した。大型動物待ち伏せして狩るようになり、スピード、持久力、武器が殺しのカギを握るようになった。このことは、歯、腕、脚の変化だけでなく、化石の傷のパターン洞窟発見された食事や骨、そして生き残った現代ハンターがどのように大型動物を狩っていたかからもわかる。

競合する肉食動物すべてからヒトの系統を分けた画期的な点は、複合食と火を使って調理する食べ物だった。つまり、消化に使うカロリーはるかに少なくて済んだのだ。リチャード・ランガムが論じているように、余分なカロリーは成長期の脳のために使われたのである

待ち伏せ狩りは当てにならず、ハンターは1ヶ月に1度しか大きな獲物を仕留めないかもしれない。人類はそれに対処するために社会組織を変えた。食料は本拠地グループ全体で共有するようになった。この変化は、全員が通常の肉を食べることを意味するが、肉のない日には、ハンターは塊茎や他の果物野菜に頼ることができる。

霊長類祖先や初期の人類は、この変化に2つの方法対処していたようだ。第一に、おいしい食料をみんなで分け合うために、ハンター同士の競争制限し、いじめっ子を懲らしめる方法を見つけた。

第二に、新しい育児スタイルを考案した。フェミニスト霊長類学者サラ・ハーディは、霊長類幼児殺しのパターンについて、また男女関係における重要な変化として、母親が幼い子どもの世話を他の女性男性に任せるようになった経緯について、幅広く書いている。もうひとつの変化は、霊長類の中で唯一、ヒトが男女ともに女性の閉経年齢を過ぎても生きるようになったこである進化的な利点は、年寄りの専門知識が貴重であるということもあるが、年寄り育児をするということもあるようだ。

これらの違いやその他のさまざまな違いによって、人類は他の類人猿よりも早く増殖することができた。そしてある時期には、世界中に急速に広まることができた。

この初期の歴史は、人類学者世界中のほぼ同時代狩猟採集民のグループから報告された社会の種類と一致している。その鍵は、富や余剰がないことである

人々は定期的に移動する。もう片方の腰に子供を抱えたまま、持てる以上のものを所有する者はいない。バンドには縛りがない。人々は常にグループを変え、誰もが他のいくつかのバンド現実または架空親族を持っている。食べ物セックス、その他何かをめぐって緊張が高まると、誰かが移動する。つまり女性男性も囚われることはなく、こうした社会では、性別による不平等規則的なパターン存在しない。そして、いじめっ子抑制する能力は、最近狩猟採集民のもうひとつ重要パターンである

これは人類学者証言からもわかる。しかし、類人猿祖先から解剖学的変化から証拠もある。他のオスと戦うために使われていたオスの大きな犬歯は姿を消し、体格差も大きくなくなった。ヒトのオスはメスより約15%大きい。他の霊長類との比較によれば、これはオスの支配意味するが、それほど大きなものではない。

男性性器は多くの点で変化した。霊長類や他の多くの種では、睾丸の大きさは性的パートナーシップの独占度を示している。ヒトの睾丸の大きさはその中間位置し、一夫一婦制の慣習が浮気によって変化したこと示唆している。

ヒトのペニスの変化は多岐にわたる。コーミエとジョーンズは、『家畜化されたペニス』という適切なタイトルの本の中で、これらの変化はすべて女性選択による交尾相手選択の結果であると主張している。

女性の性欲の変化はさらに著しい。他の霊長類では、メスは排卵ときだけセックスをする。ヒトのメスは一年セックスをする。これは、より多くのセックス可能であることを意味するが、性的に活発なオスとメスの比率が1対1であることを意味する。他の類人猿霊長類では、2対1から40対1まで様々である。このことは、ペアの絆や男女平等が生まれやすかったことを示唆している。

霊長類学者人類学者クリストファーボームは、重要論文と影響力のある2冊の本の中で、パズル最後ピース提示した。ボームは、狩猟採集集団平等と共有は、文化的かつ意識的に達成されたものだと主張している。

彼によれば、私たちは、服従し、競争し、支配することを奨励する類人猿遺産を保持している。しかし、人間が生き残るためには、自分の中に湧き上がる嫉妬攻撃性、利己主義を抑え、他人利己主義を抑えるために、意識的に協力し合わなければならなかった。

ボームの考えは、今では広く受け入れられている。これらはすべて、人が生まれつき平等主義的であったり、非暴力的であったりするからではない。私たちの中にその可能性があるからであり、その反対でもある。しか私たちは、生き残るためには分かち合い、平等主義でなければならないことを理解していた。

ボーム理論は、私たちの大きな脳にも合致する。科学者たちは長い間、大きな脳は手や狩猟武器や道具に関係していると考えていた。しかし、他の霊長類では、脳の大きさを最もよく予測できるのは集団の大きさである

ほとんどの霊長類では、支配階層に立つかどうかは、複雑で絶えず移り変わる政治的世界同盟を築く能力にかかっている。そしてオスが繁殖するチャンスは、そのヒエラルキーにおける地位によって決まる。社会的知性は非常に重要である10人のグループでは、45の異なる人間関係を把握しなければならない。20人の集団では190通りの人間関係がある。200人の村では......計算してみてほしい。

そしておそらく、人間においては、いじめ抑制し、平等に生き、分かち合う能力が、社会的知性の決定的な成果だったのだろう。競争に使える頭脳は、協力にも使えるのだ。

要約すると

まとめると、多くの分野の学者たちの研究によって、200万年かけて進化した特定生態学ニッチへの人間適応が、約20万年前の人類の出現につながったという首尾一貫した図式を提示することが可能になったのであるしかし、サラ・ハーディクリストファーボームとの簡単意見の相違を除けば、グレイバーとウェングローは、この印象的な新材料の数々を無視することによって対処している。

実際、もしそれを受け入れていたら、彼らはこの適応平等主義的性格と、それが特定環境物質的条件と密接に結びついている度合いの両方を受け入れなければならなくなるだろう。

自由選択へのコミットメントにしがみつき自分たちの政治的プロジェクトを無傷で維持するために、彼らの議論はひるんだり潜ったりする。

文章は緻密でありながら、華やかさと権威に満ちている。この本はすごいスピードで唸りを上げる。適当な図解は疲れるし、非連続的な言い回しや心のゆらぎを解きほぐすのは難しい。読者は、彼らの証拠使用はしばしば信頼できないことを警告されるべきである。ハザ族、モンタナイス・ナスカピ族、シルック族、ヌエル族に会ったことのない無知な人は、細部に狂気を感じるだろう。

続き→https://anond.hatelabo.jp/20230926143807

anond:20230926001005

でも、女が男と同じだけ下方婚しなければ男女平等になりませんよね。

2023-09-25

anond:20230925201124

でも、女が男と同じだけ下方婚しないと男女平等にならないし、男と同じだけ労災自殺を肩代わりしないと男女平等にならないよね。

2023-09-24

精子バンクを認めるなら卵子バンク代理出産を認めないと男女平等にならない

男女平等などどうでもいいと思ってる女に言っても無駄なんだろうけど。

ポリコレ的に正しい男女平等パンチ的な漫画アニメが増えたらいいのに

子供に納得できない形で理由なく女キャラの悪行のへの罰が緩いのは

歪んだ男女観が刷り込まれるだろ

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