はてなキーワード: 事象とは
増田の「人間性チェッカ」に躓いていた。やっと、追記が書ける。
ついでに、水俣病の多い鹿児島県の出水市民からみても、水俣病の『社会問題化』は熊本県の気質というものを感じるね。たとえば、九州北部豪雨で『球磨川のダム』問題なんかも、鹿児島の川内川という似たような河川で起きなかったのは納得できる。まぁ、熊本人の批判なんてしても仕方ないから、これ以上は書かないけどね。
たしかにチッソは水俣病の原因企業だけど、いまから思えば事業分離して補償会社と運営会社に分離して、製品開発は競争力を保持するべきだったと思う。犠牲者は納得しないだろうけど、水俣にチッソがなければあんなに平地のない土地に産業なんて来るわけないわけで。俺も出水をでなくてもよかったかもしれないしな。チッソがあったから水俣病は起きただろうが、チッソがなければ水俣という街もできなかったわけで、どうしても旭化成や信越化学工業といった日窒コンツェルンの末裔と同業の企業城下町と比較してしまうのよな、水俣の街を通過するときに。水俣が延岡、倉敷とかになれた未来もあったのかと思うと、残念だ。
増「できてないです。すみません💦 」
A「なんでできてないんだ」
増「Bさんから大至急急ぎの案件の依頼がありまして…。Aさんにその旨伝達済みとBさんから聞いているのですが、お話いってないですか?」
伝えておくから〜とBが言った翌営業日にはBよりAに伝達済みとする。
報告連絡相談に時間がかかる&複数案件を抱える部下のタスク管理がでかないBの無能さを浮き彫りにするためだ。自分はあくまで部下として、目の前の業務を遂行しているだけだ。
実際に伝達していなかろうと、事象が発生して翌営業日まで報告連絡相談を持ち越すやつに配慮する必要はない。
そもそも、依頼が来た時に「いつまでにすべきなのか」の締め切りを確認する。
締め切りに間に合いそうにない 緊急性が高くて長引きそうなタスクが降ってきたらその時点で
「Bさんから大至急ということで○○の案件が回ってきたので、その案件完了後Aさんタスクを行おうと思いますが、大丈夫ですか?いちおう締切ギリギリには間に合うと思いますが…。」
と確認を入れる。
間に合うけどギリギリと表現することで、【間に合わせられない無能】というレッテル貼りを避けることと、【間に合わなかった時の保険】を同時にかける。
序列や実際の重要度としてAの方が優位な場合、AからBに「その案件は他のやつにやらせろ」と話がいく。
Bの方が優位な場合、Aから「じゃあこっちで吸い上げるわ」とか「期日伸ばせるか聞くわ」とか対応が入る。
これが肝要です。
「親ガチャ」という言葉が"最近流行ってる"というが、正確には"最近になって可視化された"のであってこういった言葉は何年も前から一部の人々の間で使われていたんじゃないかと思ってる
自分が学生をやってたのは今から7年ほど前になるが、当時からサークル内やバイト先にちょっと人格的におかしい人がいると「環境ガチャでハズレ引いたわ」などと愚痴ってる友人がいてそれが仲間うちで軽く流行ってランダム性が強い事象に対して「○○ガチャ」という表現をよく使った
2020年11月3日、秩父鉄道の「ちちてつ秋まつり~SL転車台公園オープン記念イベント~」が開催された。
鉄道ファンの山添拓参議院議員(日本共産党、東京選挙区選出)は趣味の鉄道写真撮影のため、埼玉県長瀞町を休暇を利用して訪れた。
前後関係や時刻は不明だが、他の鉄道ファンと一緒にいわゆる勝手踏切を1秒間で横断したところを埼玉県警に発見され、捜査を受けた。
2021年9月18日、山添議員は自身のツイッターで本件が書類送検されたことを報告した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c2209ae8d6fb1456e1666abef529571a11e576e0
秩父警察が長瀞町の踏切で点数稼ぎをしていたという情報あり。山添議員に限らず撮り鉄を検挙していたとのこと。秩父警察の警察官が山添議員の顔を知っていた可能性は低く、いち撮り鉄として扱われた可能性は高い。公安が共産党議員を見張っていた、というのはまずあり得ないだろう。
https://twitter.com/asawapanhadayo/status/1439213663231963140?s=21
点数稼ぎの検挙であれば罪の重さは関係ないだろう。右折禁止の交差点を知らずに右折した瞬間、目の前にパトカーが止まっていることがあるのと同じ。捕まった側は悔しい気持ちになるし同情するが、違反は違反。
刑事訴訟法246条で「司法警察員は、犯罪の捜査をしたときは、この法律に特別の定のある場合を除いては、速やかに書類及び証拠物とともに事件を検察官に送致しなければならない」と定めているので、書類送検(送致)は必ずされる。
重大事件ならともかく、このような軽犯罪がなかなか送検されないのはよくあること。半年から1年かかってもおかしくない。時間がかかることの是非は議論があるが、本件だけわざと遅らせたのでは?という批判は弱い。
https://legal.coconala.com/bbses/3597
もしかしたらあるかもしれないが…政権が共産党の勢力を削ぐために埼玉県警に指示したかというとどうだろう。そもそも山添議員は参議院議員で次の改選が来年なので、来年6月に送検した方がダメージは大きい。
県警が読売にリークした可能性はある。現職の書類送検はそこそこニュースバリューあるし。なんでこの人だけ実名報道されるのかというと、国会議員だからだよね。
そもそも、多数の撮り鉄の中で山添議員だけが検挙されているなら本人から不当だと異議申し立てがあるはず。鼠取り的捜査手法に文句はあると思うが、外形的には犯罪を犯したことは明らかなので、大人しく書類送検を待っていたのではないか。送検の連絡が来たとき、マスコミにすっぱ抜かれる前に発表したという判断はあっただろう。本来は昨年警察に捕まったときに報告しておいた方がクリーンなイメージは作れた気もする。
国語力増田やそれに準じる御仁ならば、ブクマ以外の本体も読んだ上でこのブクマを判断するべきなのだが。
本体はどこなのかね。
貧しいものはそのハンデを覆すことが出来ない。
固定階級となり流動性がなくなる社会へと変化しつつあるのではないかという観測だ。
確かにそのような傾向はあるのだと思う。
とくに大きな戦争であるとか極端に社会が不安定になって革命的な出来事が起こらない
しかし、かつての階級社会のような完全な固定化には進むことはないと考えられる。
これは歴史的事象として古代ローマ帝国の継承者となったフランク王国が比較的に短期のうちに
その巨大な権力は分割されて強権を維持することが出来ずに
現在の欧州の国家の原型へと解体されたいったことでも理解できる。
が維持されている場合には階級社会への移行は難しいのではないかと思う。
と、いってそのような社会が絶対的に続くのかと問われればその保証はない。
そのことに気づいた国家が制度を大きく変えて長子相続制などを取れば
その国家の経済は非常に強力となりそのことでその国家が強力になり
まあ取次システムは悪弊だとしても、歴史的にそういう経緯があったわけでそれ自体はニュートラルな事象である
それよりも先日オリンピックの写真集を衝動買いしてしまったがさっそく場所を取ってうざいのでPDFにしたいところだが、こういう人間が増えてるから本は売れなくなるのだろうな
これは良い文章だなあ。
こういうごくフツーの社会事象を分析するエントリがものすごく好きで、知性を感じられるエントリがたまに出るのがここの良いところ。
内容についていえば、
「小学校で神童、中高で秀才、大学以降で平凡」みたいなものに通ずるものがあると思う。
小学校で優秀だったやつがグレて本格的な悪に行くこともあるし、その逆もある。
まあ情操の発達がティーンのころでは未完成なこととからんでるだろうな。
20歳くらいの情操が確定しつつあるときの行動で一生が決まるのだろう。
最初の議題を忘れている。
君は日常では会話の方が多いから会話による伝達が重要視されるのでは、と主張した。
今君は「音声入力によるチャット」にだけ的を絞って自分の意見の正しさを訴えている。一般常識とか自明とか言ってたのが嘘みたいに縮小して。そしてその限られたジャンルの話ですら曖昧でいい加減。
君は結局の所「音声出力は会話なんだよ」と言ってる。仮にそれが正しいとして、それ以外はどう説明する気なの?基本的なタイピングによる文章や手書きは音声を介さないが、これも会話力が重要視されるわけ?
そもそも音声で出たものはせいぜいチャットなどの短い文章にしかならない。ある程度の長文ならば編集作業等が入り、結局は文章力が左右することになる。
いるよね。とりあえず根拠出せって言えば知性主義的な賢い振る舞いをしたことになるとでも思ってるんだろう。いきすぎは単なる逆効果なのに。
一時期は「処女でもいいよ~」なんて言っていたけれど
現に女性と関わって遊ぶようになって、遊ぶなら非処女でもいいけど結婚するなら処女だなぁ~とうっすら思うようになってしまった
言うなれば「昔の男の名前のタトゥーが彫られてる」のに近しいものであって
それも「昔の男のチンポでつけられたもの」だと思うとちょっと引いてしまうと思う
気持ち悪い話ではあるが、ちょっとした明かりで女性の広がった膜を視認して
でもそこで何も思わない、傷つかないのは相手が遊び相手で、結婚する相手では無いという考えがあるからで
やはり根底には「男は女を養うものだ」というジェンダー規範があるのだと思う。
「自分の人生と命を捧げるのだから、相手は純潔であってほしい」という願いだろうか。
確かに結婚する人がバリキャリで自分を養ってくれて、普段はデートでもリードしてくれて、性についてもリードしてくれて、死にそうなときは身体を呈して守ってくれるなら別に非処女でもいいし
「彼氏が非童貞だった」という女性の悩みを聞く事もあるし、ジェンダー規範が薄くなる現代、逆の事象が増えているとも感じるが
ともあれ自分は基本的にはリードする側で、リードする側にとって「リードする対象」自体の能力(つまり見た目や性格)はそこまで重要視していない。基本的に自分が頑張ればなんとかなるからだ。
そう考えると対象の一番の違いは「純潔さが残っているか」になるのよね。
「じゃぁ処女と結婚すればええやん」って意見はあると思うけど、非処女にも素晴らしい人が居るのは事実で、
ひょっとすると処女厨ではなく、「今まで処女にチンポタトゥーを入れたことが無い=男として能力がない」みたいな思い込みがあるのかも。
だからどうにかこの「処女厨」であることを無くしたいと思ったけど、これはどうも「リードする側」「される側」に深く刻まれた本能的なものなようで
例えば「子供が欲しい」と言う不妊の女性に「養子でええやん」って言うようなものだと思う。
年収3000万と結婚したい30代の女性に「若い男を養え」というようなものだと思う。
ジェンダー規範って簡単に捨てればいいもんじゃないし、捨てればそれまでの悩みがすべてなくなるわけでは無いのよね。
「リードする側」を諦めたからと言って、「リードされる側」になれるわけでは無いし、「リードされる側」を諦めても「リードする側」になれるわけじゃない。
そういう規範って、「リードするモチベーション」「リードされるモチベーション」に深く関わると思うんだよね。
多分非処女と結婚したわだかまりは、「浮気」とか「離婚」という形で表れてしまうと思う。
ジェンダー規範を捨てた先に待っているのは、自分がジェンダーとしての価値が無くなった世界で、ジェンダーを捨てた一個の人間として評価されるってのは一般人には非常に難しいわけですよ。
俺があれやりたい、目指してみたいというと「やれば?」だもん
これ別に特殊な事柄だけじゃなく受験だとかそういう親の義務的になってるような事象でもこれ
そして俺がなにかあったら「お前がやりたい云うたんやろが!お前がここ行きたい云うたんやろが!」って
お前は他人か!
読む気がないのはわかるが読まないのなら書かない方がいいかもだぞ
反ワクチンはこまったなあという話を書いていて
そういうどこでも探せばでてくるどうでもいい話をするまでもないなって話して
じゃあ何を書いてるんだというと
反ワクチン派が
勉強熱心なら
そういうどこでも調べたらわかるデータと同じくらい
反ワクチン派にもデータあるんじゃね?(ないことは前提で皮肉で言ってる)
反ワクチン派「確証があるというものが絶対的に物理で存在しないと1%でもないことがあれば”ないとも言えるよね”」
と言い出すを「現代科学もその”ない”をできるだけ小さく追い込もうとデータで示してる」
っつー話よ
大丈夫か?
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うーん大丈夫か?
大丈夫というならばそれで良いのだけれども
まず根本的にどうして
書いたかというと
はずでしょ
その上でもし君が正しいというのなら
って言っていいの?
いいわけないよね?
(この部分は”君の正しさが認められていない結果”と君を分断して君の安全を確保しようとしているところだよ)
この文字校正が「煽り」に見えてこの文章に反論しなきゃって沸騰したならちょっとまってね
そういうことではないのだから
それをさらに理由としてもってきて「じゃあ反ワクチンが正しい証明になるよね」とか言い出すわけ
だから、君のそのプロセスではなく、違うアプローチで話してみたんだよ
先に書いたのは「反ワクチン派ってなんで日本語通じないんだろうね」ってことについて
「こういう形に日本語にしたら通じるんじゃね?」的1案をだしてみたわけ
繰り返しになるけど
「絶対正義の科学様の前には何事も否定しがたいだろwww」って言われても
を踏まえてって話
ワクチンあってたすかるねって現実をみても「騙されるな!」って言ってる人が現にいるってこと
整理すると
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ワクチン派
反ワクチン派
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がある
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ワクチン派
・打つと予防できる
・打つと症状を軽減できる
反ワクチン派
・打っても予防できない
・打っても症状を軽減できない
・というかむしろ害がでる
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そういう主張がある
まあ個人がする分にはかまわんと思う
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ワクチン派
・科学的(多重に可逆性のある前提条件を踏まえている)に根拠がある
反ワクチン派
・実際に(多重に可逆性のある(実はない)前提条件となる実例がある)に根拠がある
(”っていう人が実際にいたんだよ実際に”という話の実在の人がいなかったりする)
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まずここで確率が 例=100% かどうかが違ってくる
それを主体に反ワクチンは攻めてくるが科学的根拠の強みは「可逆性」
どうしてそうなったかを追跡してその次に活かす
この数字が大きければとりあえず安心というような層にそのダイレクトに数字で安心と説得してくる
「そんなの実際よく見て理解すればすぐわかる」とか放置するから
新聞広告で絶賛されてる詐欺まがいの不良品を通販で買う人が絶えない
後述にも書くけど「そういう単純なやつらはほっときゃいい」としていたら
集まって実際に金と人を集めて行動をし始めるから面倒なことになる
そしていま実際にそうなってる奴らが面倒を起こしているのは
その前の文書に戻るが「そんな奴らはほっときゃいい」で放置していた結果がそれ
非科学的は「成功例に沿う・失敗はない」という確率の数値が難解なところに付け込む
結局どっちみち最終的には「選択した二択」という個の事情に落とし込む
科学でいう総数重視で少数派は軽視されあなたも犠牲になるから助かる手段を選んでと言われる
群れから引きはがして孤立させて引き込む これはもう今更言うまでもなく洗脳のそれ
科学的というアプローチにおいてはその「失敗・不適合」もできるかぎり追跡して発見につとめてる
いまだに不明な結果はでるがでる度に追跡してる
それが個としての情報まで落とし込まれて配布されてたらみんな不安にならない
そのベールに包まれるというのは陰謀とすぐ反ワクチン派などに利用されるが
「それはあなたの個の情報を秘匿しているのと同じで守られている事だ」
というのを理解してもらわないと話がすすまない
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ワクチン派
・失敗例も母数に含む
反ワクチン派
・成功した話を聞いた(実在してない可能性も大きいがそれは置いておいて)
・その反対なんてすこし考えたらわかるはず
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非科学的なアプローチは「なんかしらんが直接的でない要因でそうなったかもしれない」という
個で対処を反転させ「個別の事象でなんかやばい」とし因果関係を切り離すことで主張を保護してる
「あの人は成功したのにね」「あの人とはちがうからしょうがない」という意味不明なケアがくる
その因果関係の分断から「因果に関係ないのならその因果を結びつける手段が別にある」と神様やら儀式やら奇跡の話になる可能性もある
「なんでそんな情報しってるの」というベールに包まれていない事や個人の情報が詳らかにされていることに疑問が起きない
M資金のときからかわらんのかもしれん それくらいに「そういう人がいたらしい」の言葉の破壊力は強いのかもしれん
なにが問題かというと
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ワクチン派
・実際に行動して結果を求めてる
・実際の行動には金と人が必要
・国などがそれを支えてる
反ワクチン派
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問題の起因となる擦過はこの「資金が必要」と「必要でない」の落差から発生させることなわけで
なんでしなきゃいいだけなのに広めて募ってくるのかっていうと
しなきゃいい人集団とかSNSかなにかで集まっておけばいいものだけど
そうではなく金をかけてまで参加して動員されなければと思わせる動機が必要で
そのために
といった情報を練りこんでくるところ
反ワクチン派に反論できないワクチン派ってそんな簡単に「勉強熱心だから論破されちゃうよね」って
その生真面目にデータをいっぱい出してきてほら正論っていうもののほかにアプローチの仕方があるんじゃね
という話よ
なぜフェミニストは、いわゆる「表現の自由」に関する問題において「重箱の隅をつつく」のか?
自分はこう考える。
つつくべき問題はむしろ、数多の表現が詰まった「重箱全体が偏っている」ことなのだが、
重箱の中身のひとつひとつには特に大きな問題がないため、非難しずらい。
そのため、自他に分かりやすい、少しでも具体的な問題点が疑われる部分(しかし全体から見れば隅に過ぎない)を、
集中的に叩いてしまうのではないだろうか。
自分が「重箱全体の偏り」として捉えている例が、「家庭描写が多く長寿な4大アニメ」、
サザエさん・ドラえもん・ちびまる子ちゃん・クレヨンしんちゃんである。
これらの名作は、昭和~平成初期までのスタンダードとされた家庭を元に描写されているため、
長らく人気コンテンツであり、子どもが(そして大人になっても)目にする機会も多いこれらの作品が、
家庭をとらえる意識に及ぼす影響は、計り知れない。
日本のアニメーションは原作者への属人性が高く、いずれも作者が鬼籍に入っていることから、
また日本の家庭における格差が広がったこともあり、各アニメの描写が共通して知られる「古き良き時代」として支持される一方、
現代における家庭描写が多い長寿アニメが生まれにくくなっている点がある。
そしてフェミニストたちは、こういった「広く偏っている事象」を指摘するよりは、
(あるいはそういった偏りをうまく言語化できず)
分かりやすい「絵面に問題が疑われるもの」を叩くという結果になっているのではないだろうか。
それではフェミニストは、半端に重箱の隅をつつくより、上記のような例を問題提起するべきなのだろうか?
制作当時のよくある家庭描写であるに過ぎず、これを指摘しようものなら、
炎上するだけで何も解決しないこと必至。とてもそうすべきではない。
繰り返すが、長寿アニメもその描写も属人性も、個々では全く何の問題もない。
「それが子どもの見る「アニメ内の家庭」で一定割合を占めている」ことが問題であり、
そのことを個々の作品に問うたり、即座の解決策を打ち出すことは、非常に困難である。
重箱の他の偏り例として考えられる、女性キャラの胸の大きさや露出についても同じで、
個々を指摘しても「見せていけない部分が見えている訳ではない」「他と同じくらいだ」となる。
それなら、どうすればいいのか?
正直なところ、漫画アニメなど表現の自由界隈ではなく、現実社会で動きが起こることで、世の中の風潮が変わるのを待つしかない。
前述の家庭描写についても、家事負担の面は改善されていないが、母親が専業主婦ばかりである点の影響については、
(夫の実質収入減という良いとは言えない要因で迫られたケースも多いものの、)現実では改善しつつある。
若い人を見ていても思うことだが、現実社会での人々の意識も変われば、
広範にまたがる偏った表現もまた、違う方向へと遷移していくものだ。
非常に個人的な見解になるが、日本は現状維持という名の価値観アップデートの欠如により、
しかしだからこそ、それが限界まで来たとき、何らかの面で痛みを伴うかもしれないものの、
現行の価値観からの急激な大転換が起こる。いや、望むと望まざると不可避であると思っている。
それを口実にミソジニーが現実の問題を矮小化するのも止められないだろう。