貧しいものはそのハンデを覆すことが出来ない。
固定階級となり流動性がなくなる社会へと変化しつつあるのではないかという観測だ。
確かにそのような傾向はあるのだと思う。
とくに大きな戦争であるとか極端に社会が不安定になって革命的な出来事が起こらない
しかし、かつての階級社会のような完全な固定化には進むことはないと考えられる。
これは歴史的事象として古代ローマ帝国の継承者となったフランク王国が比較的に短期のうちに
その巨大な権力は分割されて強権を維持することが出来ずに
現在の欧州の国家の原型へと解体されたいったことでも理解できる。
が維持されている場合には階級社会への移行は難しいのではないかと思う。
と、いってそのような社会が絶対的に続くのかと問われればその保証はない。
そのことに気づいた国家が制度を大きく変えて長子相続制などを取れば
その国家の経済は非常に強力となりそのことでその国家が強力になり
長子相続制で強くなるのはイエの資本であって国家の資本ではない むしろ国家が収奪する開発独裁型のほうが覇権を握る