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はてなキーワード: レーベルとは

2023-10-15

anond:20231015151001

国会図書館サイトなんかでSFの有名本が日本でいつ出版されたかとか、出版社のSFレーベルがいつ作られたかとかも調べて表にしてみれば?

2023-10-13

漫画出版業界音楽と同じ轍を踏んでいるのか?

https://togetter.com/li/2240451

少し前はこんなの

https://togetter.com/li/2229705

こちらの話題。残念だが少なくともデータ上は一切そんな傾向はない。日本企業漫画ビジネス電子化真剣に取り組み、大成功している。

集英社、直近も増収

https://www.shinbunka.co.jp/archives/5822

漫画出版大手三社は近年増収傾向

https://gyokai-search.com/3-hon.htm

何故出版業界成功しているか

利益ではなく売上が単純に増えており、どこかで食いあっているというよりは、業界全体が好景気と言ってよい。

成功理由と考えられるのは以下3つか。

1.漫画村取り締まり成功

2019年運営逮捕の後、わかりやすく売上が増えている。違法アップロードコンテンツは相当な悪影響があったと言える。

2.スマホアプリによる雑誌Web

近年紙媒体特に月刊、週間雑誌が純減。

https://shuppankagaku.com/statistics/mook/

その穴をアプリウェブカバーできているのは大きい。自社内広告との相性がよいのも相乗効果を産んでそうだ。

3.アプリでのロングテール集客

売上が増えているということは、本がもっと売れていることを意味するだろう。これは普通に考えれば新規顧客を掴めている。紙から電子への単純置き換えだけではこの動きは考えにくい。そこで思い当たるのが、ジャンププラス等のチャレンジングな作品群が客の誘引に一役買っている可能性だ。紙媒体ではトップクラス作品しか掲載できないところをウェブでは比較的敷居を低く展開できていて、そこに今までは来なかった客層が集まっているのではないだろうか。

さて、それをふまえて。

音楽業界の轍とは?

音楽業界そもそもどんな失敗をしたのか?

1.不正対策

この件は悪名高いCCCDがまずは浮かぶだろう。ただ、不正対策を何らかしないといけないのは、寧ろ漫画村が良い例として示されており、この後メジャーとなる個人リッピング用途への阻害要因となったのでやり方自体あかんかったとしても、防ぐ行為自体を悪手とは言い切れないだろう。

あと、そもそも漫画出版コピーへの対策がほぼ取れないので、同じ轍も何も違うアプローチを取らざるを得ないという背景もあるね。

2.電子化電子提供

日本音楽業界CDという物販以外を検討した経緯はある。例えばレコチョクLismoといったサービスである音楽業界は元々が電子機器再生前提なので、寧ろ電子化への対応はかなり早いほうだ。音楽業界は寧ろよい轍(?)。

ただ、このサービスCDの売上を食ったというデータはない。そして、より一般的CDmp3アップルミュージック含めたダウンロードコンテンツに置き換わった事実は残念ながら存在しない。

https://www.economist.com/graphic-detail/2019/10/18/the-strange-revival-of-vinyl-records

なんと、CDから電子販売の置換え以上に、両方合わせて音楽コンテンツとして売れなくなってしまっている。そして、その理由電子への置換えと仮定しようとしても、CDの減少のタイミングがあってない。これは、音楽コンテンツのものシュリンクである。従来有名ミュージシャンが歌えばミリオン、みたいな世界だったが、そんな事例が急減したことからもわかるだろう。カラオケ隆盛を越えた、レンタルで十分になった、少子化、他の嗜好コンテンツに客を取られた等言われてるが明確に一元的理由は探しきれない。

その傾向は元々出てきていたが、止めとなったのはストリーミングサービスシンプル音楽を買うという文化が低下していったと言ってよい。

ここから言えるのは売り物がCDmp3かは関係ないし、日本業界がうまく電子化商売(notストリーミング)出来たとしても残念ながら太刀打ちは難しかった、時代の大きな流れだろう。

日本iPodに負けたという言論があったりするが、そういう意味ではオーディオメーカーともかく、音楽業界は特段問題なかった。当時はまだまだダウンロード購入志向には早く(結局はCD市場には程遠い結果でもある)、リッピング元は結局はほとんどCDだったはずだ。それよりは、やはりストリーミングの影響がえげつない

3.ウェブ対応

日本音楽業界は多分ここが一番マズッたところ。今のミュージシャン音楽コンテンツのものの売上は期待できないため、YouTube公開したり、spotify登録して利益を上げてたりする。ショバ代をみすみす支払って。ここが日本企業としてはレーベルの垣根を越えてでも、独自サービスを作ってでも入るべき領域だっただろう。

そして、コンテンツ売上が下がった時に音楽業界が取った手段は、ライブイベントによるマネタイズ。それはコロナ禍で大打撃を受け、逆に出版業界には追い風に。可哀想なところも無くはないが、音楽の売り方に向かい合わなかったツケが回ってきたとも言えそうだ。

まとめ

以上を考えると、出版業界は同じ轍は踏むまいとプラットフォームビジネスを展開し、成功しているとわたしは思うのである。いやよくやってるよ。

あと、出版業界は版元と卸(≒閲覧サイト)とでクロス売り出来てるのも強みかと。コンテンツホルダーがkindleに限らずコミックウォーカー、自社アプリ、その他諸々に併売しているのでPF同士の競争にもなり場代を吸い取られにくくなってるし、逆にお店、つまり販売する機会が多く作れている。これは音楽レーベルは多分できてないよね。

2023-09-25

こんだけ路上売春やってる女が多いんだから、むしろきちんと大手レーベルAV出演するの偉いまである

きちんと契約して、時間通りに現場に来て、他者と関わりながら仕事をする

これができるのがまず偉いですよね

2023-09-19

anond:20230919134235

書籍化したらレーベルごと消滅してエタるパターン

余程作者にやる気がないと再起不能だわ

anond:20230918232245

芸術性重視はともかく、「文章表現のものの持つ可能性を追求した」なんて前提はそもそも無いぞ もちろん文章表現芸術性も基準ではあるが

そもそも純文学日本文学独自概念なので海外作品は含まれない

近代文学が発展していく中で、わかりやす大衆化していくことを拒んだ作家たちの歴史、の先に位置する作品群を純文学と呼んでいる

ただ純文学の流れの中でSFみたいなジャンル小説手法を取り込んでいったこともあって、じゃあそれは純文学なの?違うの?ってのも論争を呼んできた

結局は批評家共通認識出版レーベルによってカテゴライズされてる現状

ライトノベル」も同じように分類されてるので、その反対側にある作品群だと思えばいいよ

私小説のことって言ってる人もいるけど、純文学歴史の中でやたら私小説がもてはやされてきたってだけでそれがすべてではない

2023-09-16

anond:20230915210557

グラビア→AV転向は「たまにいる」程度かな。なくはない。

その大半は、グラビア泣かず飛ばずだったモデルが(着エロ出演などを経て)AV入りするっていう、順当に重力に従う道筋

AV入りの段階で顔や肉体に大きなテコ入れを行うケースも多いので、前歴とは関係なくAV界で大人気になる人もいるよ。

 

高崎聖子高橋しょう子や二宮さくら三田サクラのように、グラドルとしての活動も長くしっかりファンがいる幕内クラスモデルがAV転向するのはごくごく稀。

かつて(おそらくすごい高額のギャラを積んで)芸能人グラドルキャスティングするAVレーベルがあったけど、作品内容がおとなしいので商売が立ち行かなくなったみたいだね。

かに、あらかじめイメージビデオを1、2本リリースして実績を作ってから「元グラドル!」と謳ってAVデビューする、いかにもインチキくさいAV転向もあるよ(古くから使われている手だけれど)。

 

逆に、別名でイメージビデオ着エロ)に出るAV女優さんもたくさんいるよ。かわいいのにエロい演技がうまく、脱ぎっぷりに躊躇がないのですぐにそれとわかるよ。

そういう明白な別名兼業とは別に、AV出演の過去がある人がまっとうなグラビア作品に紛れ込むことがたまにあって、油断できない。

あと、何か知らないけどAVを引退してグラビアに戻ってくる人がたまにいる。これは不思議

2023-09-15

anond:20230914182108

2010年代は天下のハヤカワでシリアス挿絵で発表した作者がゼロ年代コミカル萌えイラストラノベレーベルで発表してた話で蘭の栽培を別の蘭を養分として賄うのを下道と作中のキャラに言わせてたのを思い出した

anond:20230915114201

そもそもハルヒアニメ化以前のラノベ業界はクソ小さくて

その中でも死に体だったレーベルハルヒが売れて救われたってだけなので

おまえが思ってるよりぜんぜん規模の小さい話だよ

anond:20230915113244

その10年ぶりってのは、スニーカー文庫が他レーベルに負けてる原因を考えるなかで「ずっと大賞出てないの流石にまずいでしょ」って話になって、それで大賞を出したみたいな話だったと思うで。

2023-08-17

一発録りの話

あれには狭義と広義があると思うよ。

狭義の一発録りは、いわゆる同録ってやつだね。スタジオオケシンガーを集めてせーので録る。マルチトラックを使うにしてもパート毎に差し替えるためでなくマイキングミキシングのためで、何テイクも録るもんじゃない。美空ひばりとかの大御所時代だね。あるいはテレビの生オケ歌唱の歌放送もそれに近いですかね。

広義の一発録りというのがたぶん THE FIRST TAKE が主張しているところ。テイクとしては初回に近いものを使うがマルチトラックレコーディングした素材のエディットを許すというもの。このエディット作業がまるでないかのような番組演出を例のバンドマン問題視している。その一方で彼は「補正はお化粧」としてエディット自体否定していない。

このエディット、ボーカルトラックピッチ補正が一番派手だから問題にされやすいけれど普通にリズムタイミングブレス補正も入る。たとえば声が小さそうなアイドルはがっつりコンプで叩いてダイナミクスを均一にしてあるよね? ほどよくリバーブもかかっているでしょう。多少の素材の良し悪しがあってもレーベルとしては番組として質を均一に整えるのが大人仕事なわけで、ここにはちゃんと人手を掛けて聴きやすものを届けないといけない。むしろあれ観てると丁寧に仕事してるなと感心するよ。

余談だけど、テレビの収録モノの歌番組事務所に素材を送り返して修正してから放送というのもよく聞くよね? これは制作費が事務所側の持ち出しだったりするから当然なんだけど、なにもお茶の間視聴者審査員でもなんでもなくて、単に耳障りのいい音楽を求めてるお客さまなわけじゃん。だからこれでみんなハッピーだし現に補正の効かない生一発のライブでもみんながっかりせず違和感なく楽しめてるわけですよ。なんの問題もないよね?

THE FIRST TAKE映像の絵力の吸引力でワンテイク無編集だと騙されちゃうのも無理はないと思う。明らかに作ってる側もそれを狙ってるんだよね。ほんとに初回のテイクだけで作ってる? と言われるとそこも演者次第なんじゃと思うけど、絵と違和感がでない程度には切り貼り少なめですよ、バックトラックも専用に誂えてあってボーカルが映える薄めのオケで悪くないやん、くらいに捉えておくと楽しめるんじゃないですかね。ゆーてあのオケシーケンストラック敷いてありそうですけどね。ま人生短いし細かいこと気にしてたらなんも楽しめなくなりますよ。

2023-08-07

高校生ラブホ情事に耽るらしいラノベ

https://fantasiabunko.jp/special/202308hotel/

こんなのを見つけて目を疑った。高校生ラブホで肉交とか完全に不純異性交遊だし、しかもそれを美化って中高生向けの読み物として不適切しか思えん。

同じレーベルからはマチアプを肯定的に扱うラノベも出ているし、商倫理を完全に逸脱している感が否めない。

中高生が中心の読み物に対してはやっぱりある程度配慮必要。隠れて読むフランス書院みたいなエロ本とはわけが違うんだよ。

同様の理由で着せ恋も「青少年のふしだらな行為肯定するな!」って苛ついているよ。未成年者が18禁ゲームしたりラブホ行ったりとかいうことを肯定すんな。

2023-08-04

オシリス文庫に好きな絵師が表紙挿絵担当してるのがあって、絵だけを目当てに買おうかなと考えているんですがこのレーベルは一冊あたり何枚ぐらい挿絵が入っているものなのでしょうか?

2023-07-18

anond:20230717113649

出版社雑誌連載が標準だから

小説は「小説書いた!→持ち込み→これはいい出版決定!」

漫画は「漫画描いた!→持ち込み→これはいい!次は連載用ネーム作って持ってきて」

今の人は漫画雑誌存在を知らない人が多いから(単なるレーベルと思ってそう)こういう疑問持つ人増えてくだろうな

2023-07-16

anond:20230716161753

なるほどね。

この回答者は「書店員じゃなくてコンビニで働いているのでレーベルっていわれても何のことだかわからないです」と言ってるんだよ。

anond:20230716161513

ちなみに質問はこう。

000年から現在までに漫画雑誌レーベル)は何倍に増えたのでしょうか? 思うに携帯漫画が普及してから爆発的にマイナーレーベルが増加したような気がしますが具体的にどのぐらい増えたのか知りたいです。

複数漫画雑誌が同じレーベルに属している場合雑誌の数でカウントし、雑誌というのがなくてレーベル作品をまとめているタイプのものは1レーベル1つとしてカウントしていただけると助かります

これは怪文書か?

知恵袋投稿。何言ってるのか分からないのは俺の読解力の責任なのかそれとも投稿怪文書なだけなのか判断を仰ぐ

ある鷹は爪を隠すさん

2023/7/16 15:46

紙の雑誌目録3分の2になりました。

漫画雑誌月刊誌とかの種類と覚えきれない発売日、並べる場所を覚えるのが

雑誌に対する書店対応コンビニは儲からないので店長に聞いたら事務的の陳列だけですので総合的な数など覚える必然性がないので(レーベル)?です。

2023-07-15

処女を売った

何年も前の話なんだが、処女を売った。簡単に言うとAVに出た。出たのは1本だけで、今は普通に会社員として暮らしている。レーベルとか相手男優とか監督とかは全部書かないしギャラも書かない。


珍しくは無い、とは流石に言わないが、居なくは無いだろう、たぶん。セックスが好きなわけでは無い、むしろ嫌いだ。男性は怖かった。何をかんがえるのかわからないし、小中と散々いじられて過ごしたので危害を加えてくる生き物として認識してしまっていた。正直今もそんなに好きじゃないが、信頼できる人間はみつけられたので、全てが怖い人ではないんだなと思えるようにはなった。

話を戻して、出ようと思ったきっかけは、たぶん自己肯定感の低さからだったと思う。平均身長体重で顔も普通と言われるが彼氏ができなかったことにものすごく焦っていた。この歳で処女って恥ずかしいことだという認識があった。呪いみたいに頭に張り付いて離れなくて、けれど周りの人間には相談ができない。友達のの性事情を聞かされる(いわゆる女子会彼氏とのエッチがさ〜wみたいなノリのやつ)と、どんな顔をしていいのかわからなくなった。

みんなできていることなのに私にはその機会がこない、やばい。人としてやばいのかも。誰もが当たり前のようにできることなのに私はそれができてない。という焦りでちょっと頭がおかしくなったんだと思う。

「どうしたら彼氏ができるか」よりも「どうしたら処女を捨てられるか」が目的になった。そうなった私の行動は早かった。


当時に思考回路としては

処女を捨てるにはセックスをする→セックスをするには相手必要レイプはされたくないし、合意の上でも適当相手を見繕ってうっかり妊娠なんかするわけにはいかない→妊娠リスクが極めて低い安全セックスをする方法は何か→AVに出ることだ!検索


ばかか。ばかだった。

動力のあるばかってどうしようもないな。やばい事務所にあたったらもっとやばいことだって起きたかもしれないのに、映像作品を世に出してんだからそれなりに安全なはずだ!となぜか信頼してしまっていた。

思考バグっていたのですぐにネットで探して応募をして、細かくは覚えていないが書類選考が通って説明を受けに行き、処女を捨てたいと話して面接が通った。

ほどなくしてマネージャーが付き、話が進むのが早い業界なんだなぁとぼんやりと思った。

そこからいろんな事務所に連れて行かれ、面接を繰り返す。面接では「服を脱いでみて」と言われることが多く、何も考えず上裸になっていた。何か聞かれたらすらすらと喋れて自分じゃ無いみたいだった。


どれくらい繰り返したのか覚えていないが、なんとか企画だか事務所だかが決まって撮影日とギャラを聞かされた。こんなふうに決まるんだな、早く終わって欲しい、楽になりたい。恐怖感や危機感みたいなものは全く感じていなかった。そこらへんのヤリチンに捕まるよりよっぽど丁寧に扱ってもらえるだろうし、無理なことはやらされないだろうし、プロ相手なんだから良い思いもできるんじゃないだろうか。そんなお気楽思考撮影に挑んだ。


結果、もう二度とやりたくねえ。


痛い、苦しい、辛い。尊厳を踏みにじられている気がする。はあはあ言ってる男がのしかかってくるのキツい。入ってくる情報全部が無理だった。プロ相手でこんなにしんどいなら素人男性となんてもっと無理だ。セックスなんかもう一生しなくていい、こんなしんどいこと強要するやつは全員滅んで欲しいと思った。

プロのお店で童貞捨てて素人とはしたことない人を素人童貞というのなら、私は素人処女のままでいい。変な言葉だな、素人処女


あと、自分の穴がすごく狭いのを知った。とにかく痛い。ここから子供産むって正気絶対死ぬじゃん。女を妊娠させようとしてくる男って何?悪魔?って思った。(本当に狭くてタンポン入れる時さえ引き攣れるような痛みがある。どうにもならん)

映像にどんなふうに映ったのかは怖くて確認なんかできなかった。きっと酷い仕上がりだったと思う。きっと出演作は売れないだろうから身バレもしないだろうし、今後またAVに出ることもないなと思って帰った。翌月くらいにギャラはちゃんと振り込まれていた。

その後、事務所から何度か連絡が来ていたが全て無視をして、ようするに飛んだ。

10数年経って、特に何もなく暮らせているのでこの先も何もないはず。たぶん。

処女を捨てるという目的を達成し、変な呪いが解けて気が楽になったのは事実だ。何もあん方法とることは無かったな、と思い返して反省はするが、あの頃の私にはそれしかできなかった。若くてアホな私は必死だった。何か起きたら責任は歳食った私が取るしかない。

身バレしたくないのに誰かに聞いて欲しくて書いてしまった。こういうばかもいるんだな、ふーん。くらいで流し読みしてくれ……。

2023-07-12

この名前を見るたびに、某掲示板で同じレーベル作家中傷してたのってこいつとあいつどっちだっけと考えてしま

2023-07-09

より本音に近い漫画家コメントが読めるレーベル

少女漫画でも少年漫画でも書いているのはいい歳こいた大人である

彼らの単行本には表紙の折り返しや各話の最初のページの裏の余白にその作品や話を作ったことに関する雑感が書いてあったりする。

一体あれはどういう人物像を念頭に書かれているものなのかとふと疑問に思った。

花とゆめとかLALAでも所詮ターゲットの読者層は上の方でも高校生あたりを据えているので、ガキでもしっくり来ることを意識的に書いている、書かされてるのだろうかとか思う。

これを確定申告とか親の認知症介護が大変な時期だったとか書いても対象読者にはなんのこっちゃとなりそうなもんだろう。

誇張した例えをすれば「年長者が子供をあやすような、子供目線、なめた態度で」書いている。

しかしだとしたら漫画家は完全に読者層に向けてキャラを作ってるのを我々は読んでいるだけってことになる。これは虚しい。

だとすれば漫画家実年齢により近い読者を対象としてるレーベル単行本の方がよりそこに書かれてることが作家等身大気持ちになってるみたいなこととあるんだろうか?

しかしそうだとすると齢80歳とか漫画家がいたとしたらそういう後期高齢者意識的に読者に据えてるレーベルというのはさすがにないので、こういう作家本音に近い心境は聞けないってことになってしまう。

とはいえ今は特に子供向けの雑誌をよんでても変人扱いされない時代からコメントまでいちいち対象読者とか配慮してるってことはないのかもしれない。どっちなんだ。

なろう系に学ぶホワイト企業の条件。

どーも、増田です。

好きなセリフは「(俺たちは)今一流を除き 最も下層に近い パーティだぜ」です。

※『パーティから追放されたその治癒師、実は最強につき』より


今回は絶賛連載中である『転生領主の優良開拓前世記憶を生かしてホワイトに努めたら、有能な人材が集まりすぎました~』というコミカライズ作品があるため、これを例にホワイト企業の条件を考えてみようかと思います

本作の主人公求人票の張り紙を出すことになります

内容は以下の通りです。

領民募集

・アーレンツ領勤務

週休二日

労働時間 8時~17時(うち昼休み1時間

残業なし

・月給 銀貨30枚(別途収入がある場合は歩合として要相談

福利厚生完備 ボーナス年2回 昇給年1回 各種危険手当あり

・その他の細かい規約などは一切なし

異世界なのに現実社会のような書き方をしていたり、領民現実世界会社員と同列に考えて募集するの自体どうかと思うのですが、そこは置いておきましょう。

重要なのは、本作の主人公は「これこそがホワイト企業の条件」と考えていることです。


まず「週休二日」について(この項目だけ漢数字を使っているのも不思議ですが、まあいいでしょう)。

もしホワイト企業のつもりで書いており、安定した休みがあったほうがいいと思って書いているなら、ここは「完全週休二日」と書くべきです。

なぜなら「週休二日」は「月に1回以上、週二日の休みがあること」だからです。

まり「キミは先週は二日休んだから、今週は休み一日だけでいいよね」ということが罷り通ります

主人公前世は、ブラック企業務めによる過労で倒れたという設定です。

ならば「週休二日」と「完全週休二日」の違いについては気をつけるべきポイントでしょう。

とはいえ週休二日が必ずしも悪いってわけでもないので、まあいいでしょう。


次に「労働時間 8時~17時(うち昼休み1時間)」と「残業なし」について。

労働時間については、昼休みを除けば実質8時間働くことになり、まあいいでしょう。

しかし「残業なし」については些か疑問が残ります

残業=悪」と思われがちなのはブラック企業労働力搾取する目的で乱用するからです。

しか労働者にとって残業は「プラスアルファ収入を得るためのアディショナルタイム」にもなりえます

まり企業悪用しない限りにおいて、残業はあってもいいものなんです。

なので「残業なし」となると、「(通常なら)労働者にも旨味のある条件そのものを失くす」ことに繋がります

そもそも業務内容が判然としないので労働時間妥当性にも疑問が残ります

本作は「魔物に襲われて領地を荒らされて、領民も居なくなった。今後の対策のためにも募集をかけている」という経緯があります

いつ襲ってくるか分からない魔物に対抗するならば労働時間不安定になり、時には残業必要になるでしょう。

或いは魔物たちにも労働時間が決められていて、残業絶対にしない決まりがあったりするのでしょうか。

そうでなければ経営理念業務内容、実際問題齟齬が生じているため、この労働時間残業の皆無はウソになります

とはいえ働く時間が短いこと自体はよいことなので、まあいいでしょう。


次に「月給 銀貨30枚(別途収入がある場合は歩合として要相談)」の項目。

残業がない代わりに、固定給とは別の報酬制度バランスをとっているんだと思います

でも、「別途収入がある場合は歩合として~」は、ちょっと書き方が変ですね。

これだと、まるで「副業で得た収入を、関係ない企業成果物として扱う」みたいにも解釈できますが。

書き方が少し変なだけなので、まあいいでしょう。


次に「福利厚生完備」についてですが、かなり大雑把な書き方ですね。

どんな要求でも、福利厚生範疇なら企業側が応えるってことですから

「何に、どのような、どの程度の支援サービス提供するか」という課題は、各企業が苦慮している事柄でしょう。

そこにきて「完備」とは大きくでたな、と思います

あと福利厚生と同じ項目に「ボーナス年2回 昇給年1回 各種危険手当」を一括りにして書いていますが、これはまあいいでしょう。


こうなってくると、最後の「その他の細かい規約などは一切なし」という項目も香ばしくなってきます

本来規約を設けるのは、企業側が有利になるためだとか、労働者搾取しようという意図があるからではありません。

企業労働者の間に起きるトラブルを未然に防いだり、起きた場合は公平かつ迅速に対応するためです。

トラブルが少なく、起きてもすぐ対処できたほうが業務も再開しやすいですしね。

もし細かい規約必要でない場合があるとするなら、それは“主要な規約部分”だけで企業機能すること前提です。

あいいでしょう、ということです。


いかがでしたでしょうか。

散々言いましたが、総合評価として『優良領主』の内容は、なろう系コミックの中ではマシなほうです。

かに、なろう系コミック界隈は低品質が目立ち、打ち切り休載日常茶飯事ではあります

編集は何をしているのか疑問な内容も多いのは確かです(特にモンスターコミックスあたりのレーベルは有名ですね)。

しかしは本作は未だに連載が続き、コミックス第7巻の発売も控えている程度には勢いがあります

なお、今回とりあげた箇所は本作の1話にあたるので、各WEBコミックサイトで試し読み可能です。

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