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2017-10-27

anond:20171027083615

プロポーズ花束渡して、後日一緒に買いに行ったな~

婚約指輪って一口に言ってもデザイン全然うからね!

anond:20171027083615

いままでに指輪をあげたことないの?

俺の場合プロポーズ用には安い指輪プレゼントして後日一緒に買いに行ったよ。


で、本物を受け取ったときにもう一度プロポーズさせられた。

anond:20171027083615

人生ながいんだから

サプライズとか期待するとロクなことないぞ

普通にプロポーズして一緒に買いに行けばいいと思うな

anond:20171027083615

プロポーズした後に一緒に買いに行った方がいいよ。

一生物から彼女の好きなデザイン買ってあげて。

彼女プロポーズしたいんだけど指輪サイズ知らない

指輪サイズいくつって聞くのはバレバレでしょ?

からそれとなく指輪サイズを知りたいんだけどどうしたらいい?

2017-10-24

告白プロポーズは女からするものだと思っている

何で男からしなくちゃいけないの? 男からするべきだというルールでもあるの?

俺が女に求める条件は、男に専業主夫をさせることができるだけの年収甲斐性があること。

正直言って、それに満たない女なんて目障りだし、見ているだけでイライラする。

2017-10-16

anond:20171016104547

告白プロポーズは男がするもの→「自ら能動的に動いてでも異性を確保したい」と言う要求が女より男の方が圧倒的に強い、ってだけじゃね?

そういうことだろ。

そもそも女にとってごく一部のイケメン以外の男には自ら動くほどの魅力がなく、

金銭面でのメリットでもないことには交際結婚も嫌だというのが原因。

から女が悪いとか責任があるとか言ってるわけではない。あくま感性問題から

でも、それを社会制度のせいにするのは間違ってる上に我田引水牽強付会ということ。

anond:20171016103445

過労死→女は過労死してもそう公に認められないだけ

過労死ってのは労災用語であり、労災として認められたものしか統計には出ないが

女に多い「正社員になれないかバイト掛け持ちで過労で死んだ」とか「寝る暇もなく仕事以外に家事介護に追われて過労で死んだ」は労災ではない為「過労死」ではない)

男だけの徴兵そもそも日本徴兵制はない

告白プロポーズは男がするもの→「自ら能動的に動いてでも異性を確保したい」と言う要求が女より男の方が圧倒的に強い、ってだけじゃね?

anond:20171016101214

いや、男社会の中では、男には「男らしさ」が求められる。

この男らしさというのが「呪い」みたいなもので、男を追い詰めてしまっている。

過労死や男だけの徴兵告白プロポーズは男がするもの、といった文化など。

2017-10-15

anond:20171015154026

弱者男性」が救われたと言える状況を考えてみた。

1.男らしさを求められない社会になること。

男女平等原理原則のはずなのに、いまだに女たちは男に経済力甲斐性を求めている矛盾。この壮大な矛盾が解消されない限り、弱者男性への不当な差別は続くし、その反発としての女叩きも止まらない。

2.女も経済力甲斐性が求められる社会になること

今の若い男の人たちは、結婚したい相手にどれくらいの収入を求めるのだろうか。女も総合職が当たり前、女から男に告白プロポーズをすることも当たり前の社会。少なくとも、女たちが「総合職一般職、どちらにしようかな」だなんて言っている時点で、あと10年かかるかな。

2017-10-06

長いモテ期

久しぶりの友人と会って、飲みながら昔話に花を咲かせていたら、

自分では絡まれて困っていたという記憶が、どうやら長いモテ期だったようだ、

ということに改めて気づいたので自慢する。


小学生時代

10バレンタインデーに同じクラス女の子にこっそりチョコレートを貰う(1人)

11バレンタインデーチョコレートをたくさんもらっていたユージ君にチョコをお裾分けしてもらう


小学生時代

12学校の帰りに知らない大人が食べものを買ってくれる(5人程度)


中学生時代

13歳 教室の席の両隣の女から告白される(2人)

14歳 友人の告白代理を頼まれる(手紙を渡す、伝言を伝える)ようになり、結果、相手告白されてしまう(3人程度)

14歳 学校廊下を歩いていると女子生徒が名前叫びながら抱きついてくる(3人程度)

14歳 1つ下の後輩と同級生女子生徒がクリスマスに家に泊まるイベント計画し、勝手に組み込まれ参加(2人)

14歳 知らない他校の女子生徒から好かれ、結果その彼氏ヤンキー)に駐車場に呼び出され絡まれるも会うと皆やさしい(3人)

14歳 部活サッカー)で他校に練習試合遠征ディフェンダーで何ら目立つ活躍もしていないのにMVPのような扱いを受け女子生徒に囲まれる(約10人)

14歳 部活の先輩が彼女といるところを見かけただけで、その彼女がずっと見ていた、という理由により後日殴られた(1人)

14歳 英語先生が話を聞かない、という理由だけで号泣する(1名)

14歳 音楽先生が話を聞かない、という理由だけで授業を中断し、授業終わりまでしつこく絡んでくる(1名)

15歳 中学1年生の後輩から告白され、身に着けている物を何か渡す事で我慢してもらうが足りなくなって整理券のようなものを配る(約20名)


高校生時代

15歳 バレンタインデーヤンキー女子生徒が、自分チョコレートを渡したいために万引きしてしまう(1人)

16歳 クラスの席で後ろの席の女子生徒にプリントを配った事で、その女子生徒が女子から嫌われてしまう(1人)

16歳 女子生徒から告白きっかけとして仕組まれた、下駄箱等へのいたずらが多く発生する(6人程度)

17歳 週に2回は、他校の女子生徒または男子生徒が駅で待ち伏せている(不特定多数

17彼女の弟に好かれてしまい、彼女を分かれた後にも彼女の家に遊びにいくことになってしまった(1人)

18歳 家の前に食べ物が置かれている恐怖を感じる(3人)


大学生時代

18歳 彼氏持ちの女子生徒からの(肉体的な)アプローチを受ける(2人)

19歳 男友達から告白(2人)

19歳 1週間、毎日違う女が家に泊まりにきていたのを友人に見つかり、面識の無い大学4年の先輩等から女性を紹介してほしいと頼まれるようになる(不特定多数

19歳 バイト先の女子高生女子大生とその弟から告白される(4人)

19歳 学食のおばちゃんに気に入られ、おばちゃんの自宅で夕飯をごちそうになる(1名)

19歳 友人の実家に遊びにいくと、その妹が彼氏と別れ、母親父親喧嘩になった(2人)

19歳 ブラジル人に好かれ、いろいろな所に連れて行かれ、いろいろな人に紹介される(4人程度)

19歳 バイト先の社員女性または男性が皆で交替で夕飯をご馳走してくれる(3人)

19歳 バイト先の同僚である姉妹の両方から告白される(2人)

19歳 宗教の勧誘に来た女性勧誘しないのに定期的に家に来るようになる(5人)

19歳 教授の家に何かを取りにいかなければならない、という状況が多くなった(1人)

・・・棚卸しが面倒になったので、そこそこのエピソードに絞る

20代 池袋東急ハンズからの買い物帰り、なぜか女子高生に追いかけられる(15人程度)

20代 プロポーズをされる(3人)

30代 友人の結婚式新郎申請のおばちゃん達に囲まれ身体を触られる(5人程度)

40代 イタリア初老男性若者20代)にナンパされる(1人)←今ココ

2017-09-27

最高の死

https://anond.hatelabo.jp/20170926223546

例えばプロポーズしてOKをもらった瞬間、一番幸せ絶頂に橋から飛び降り死ぬとか、最高だと思う。本人は。

どうせいつか死ぬのなら、最高に幸せな瞬間に死にたい

遺された方は知らない。

2017-09-21

婚約指輪を渡したら良い顔されなかった

プロポーズ自体OKだったけれど、勝手指輪を買ったのがいけなかったらしい。

エンゲージメントリングは二人で買いに行って選ぶのが当たり前だそうな。

知らんがな。

anond:20170921154647

2017年7月 北朝鮮米国戦争を開始し、不幸にも日本がその主戦場となってしまったのだった。

日本国内の主要都市がいくつも陥落し、自衛官には決死覚悟での戦闘が求められているさなかに、

女にプロポーズ

家族なんか作ったら、死ぬ気で戦えないじゃないか?!

そう思ったA子は、

「こんな日本大事な時に受け入れるとか頭沸いてんじゃねーの」

普通は断るだろ」

「おめでとうって言ってるお前らも全然キチ〇イ」

と叫んだ。

A子の生きる世界線と、我々の暮らす世界線は少々異なっていたのだ。

なんだかモヤモヤしてる愚痴ですが...

8月の後半に自衛官彼氏からプロポーズされた

お互い小学校からの知り合いで中学から付き合って12年近く付き合ってからプロポーズ

当然、共通の友人も多くてプロポーズの時も彼の誕生日のお祝いをお店を貸切→彼からサプライズプロポーズって流れだった。

全員で50人近くいたと思う。

その中の一人A子が、私がプロポーズを受けた時に発狂し出した。

「こんな日本大事な時に受け入れるとか頭沸いてんじゃねーの」

普通は断るだろ」

「おめでとうって言ってるお前らも全然キチ〇イ」

とかなんとか。

全然そんな事言う子じゃなかったから余計に驚いた。

自衛官結婚するなら当然心無い事も言われるだろうし、言われる覚悟もそれなりにはあった。

でもまさかこの場で、ずっと仲良くしてたA子に言われるなんて...

からと言って、彼が「こんな大変な時だからこそ君を奥さんとして守りたい」って言ってくれたのを断るなんてないに決まってる

彼は私だけじゃなくて日本を守る為に普段頑張ってる。どんな気持ちで訓練を耐えてるとかも分かってるのに驚きとか悲しみで何も言い返せなかった自分にも腹が立つ

A子は皆から避難されて追い出されて、グループからも退会させられたりと今後関わることもないレベルで遠ざけられてるけど

彼が後から言ってくれた「俺は慣れてるから心配しないでね」って言葉に更に悲しくなった。

口下手な彼が一生懸命私を心配してくれるんだ。

落ち込んでばかりいられないけど、帰ってった彼の後ろ姿が悲しんでる気がしてA子に滅茶苦茶腹が立ってる。

もう関わらないのが一番だとは分かってるけど、このままなのもモヤモヤ

何も考えずに指輪デザイン考えたいよ~

2017-09-19

プロポーズされたら、母になるのは二年後である

どうでしょう

まぁ、これは、未婚の20代半ばのまだまだ若い女のひとつの考えです。


色々な人生、色々な形、それを否定するわけではなく

20代のあるひとりの独身女としての考えです。


夢物語かもしれません。

もっと現実は違うのかもしれません。

でも、もしも、もしも今、プロポーズされたとしましょう。

まずはきっと親に挨拶します。

お互いの両親と都合をつけて、挨拶をするでしょう。

そのあとは、両家の両親とわたしたち揃っての顔合わせがありますよね??

そして入籍となる、とします。

具体例は知りませんが、わたしはここに半年くらいかかるのでは??

とおもうのです。

まりまず、プロポーズから入籍までには半年かるということです。

同時進行で、といっても、せめてお互いの親への挨拶だけでも済んでから結婚式について考えていきたいところです。

これはきっと考え始めてから1年後くらいが式の日になるとおもうのです。

計算してみてください。

プロポーズからもう既に1年と少し経過しているのです。

仮にここでは、プロポーズから1年2ヶ月後に結婚式を挙げたとしましょう。


そして子供です。


妊娠するなら結婚式の後がいいです。

だいたいの女性はそう思っているのではないだろうか、とおもいます

(でも子連れ結婚式も楽しそうだし自分の子供のドレス姿はきっと死ぬほどかわいい)

可愛いドレスが着たいし、悪阻と重なるのも嫌です。

なんなら、新婚旅行が終わったタイミング妊娠できるのがベストなのでは、と思うのです。


子供は授かり物と言います


でもここはあくまでも想像

順当に授かるとしましょう。

最短の期間を算出したいので、今回の設定では結婚式後そのままハネムーンにも行ってしまいましょう。

結婚式ハネムーンが済んだ次の月、思惑通り妊娠したとしましょう。

ここでプロポーズから1年3ヶ月が経過しています

あとは子供が生まれるまでと十月十日といいますから

子供が生まれるのはプロポーズの2年1ヶ月後となるわけです。

プロポーズから2年後、やっと母になれるわけです。

「30までに子供を産みたい」

逆算しましょう。


これが初産の希望だとすると、30歳の誕生日の二年1ヶ月前

まり、27歳の最後の月にはプロポーズされなくてはならないのです。


「30までに末子まで産みきりたい」

どうなるでしょう。

あとの計算はお任せします。

もちろんデキ婚や、結婚式なんてしない、ハネムーン別にいいのでは?入籍したら子供はいつでもいい!とかとか

色々なパターンがあるとおもいます

これは、あるひとつシュミレーションとして提起させていただいたまでの話です。

どうでしょう

世代の20代半ばの男性はどのようにお考えなのでしょう。

2017-09-13

雲龍丸のプロポーズって

なぜか「誰も知らない」のあの役柄を重ね合わせて、ちょっとじわった。

の子どもが大きくなって、生き延びて幸せをつかむ、みたいな。

(いつだったかのミラのCMは「幸せ普通の親子だったら」みたいな辛さがあった)

でも武田蹂躙でやっぱ死んじゃうんかな……

2017-09-11

「直虎」の一考察~男女のバディ関係恋愛関係描写について

昨日酔っぱらった勢いで書いた事に意外とブクマがついていたので、

http://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20170910230205

調子に乗って今日寝不足な頭で直虎考察を書いてみる。

あくま個人の感想です

ドラマを見てない人にも分かるように書いたつもりだけどやっぱり分からんかも。勿論ネタバレ

「おんな城主直虎」の8/20放映分の33話は、「主人公の井伊家の女城主・直虎が、

幼馴染&家老であり、敵の罠にかかって反逆者として処刑される事になった小野但馬守政次を自ら刺し殺す」という

大河歴史に残る衝撃展開、神回と言われ、多くの(女性視聴者に「政次ロス」を引き起こし

大河では至上初の特定登場人物スポットを当てたサントラまで発売されて

売り切れ続出&オリコン一位を叩き出す、という社会現象引き起こした。

これは沢山の記事になったため(ネットだけではなく文春等でも取り上げられていた)

ドラマを見ていなくても知っている人も多いと思う。

でも記事だけではいまいち構図が分かりにくいので、その後のストーリーも交えて「直虎」の、主に男女関係描写考察してみる。

まず大前提として、実は「直虎は政次に対して恋愛感情は持っていない」んだよね。

直虎の恋の相手は、死んだ許婚である直親や、ふとした事で出会って協力関係になる盗賊団の頭・龍雲丸であって、政次ではない。

このドラマはやたら「バッグハグ」というシチュを使いたがるんだけど、

直親や龍雲丸にバッグハグされた直虎がドキド乙女モード全開になるのに対し、

政次の場合は何とも反応しない辺りが物語っている。

その辺を理解せず、「直虎と政次は恋愛関係」という前提で捉えていると、

昨日の36話の「直虎が井伊家再興を諦めて色々後始末をした後に龍雲丸と結婚する」という展開は

「お前恋人殺しておいて速攻で他の男に乗り換えるのかよ!」となる。

でもそうじゃない。直虎が恋愛相手として、男として好きなのは最初から龍雲丸の方であって、政次じゃない。

あくまであれは「何もかも失った女がこれから人生どうしようという所で、ずっと好きだった男に求婚されてそれを受けた」

「それまでずっと他人の為に生きていた女が、初めて自分幸せの為に生きようとした」、って話。

じゃあ直虎の政次に対する感情は何なんだよ、というと、

最初は幼馴染としての絆だったが、最終的には同士愛というべきものになっていたと思う。

井伊を守るという目的の元に一緒に戦う相棒、お互い尊敬し合い何もかも分かり合える相手安心して背中を預けられる相手、というか。

所謂バディとかブロマンスと言われるような関係(の男女版)。

そしてその相手たる政次が、恋愛相手である龍雲丸よりも、直虎の中で上位の存在として描かれている。

龍雲丸を家臣として召し抱えるかどうか、という話(23話)の時に、直虎は「政次の言う事に従う」という。

自分がやりたい事は強引に押し通す傾向にある直虎にしては珍しい行動だ。

直虎にとっては、超絶人手不足故に多少素性が怪しかろうが使える奴は家臣に加えたいモードな井伊にとって

龍雲丸は貴重な役立つ存在であり、勿論好きな男だから傍に置いておきたい本音もあるけれど、

隣国木材泥棒をした盗賊である龍雲丸を井伊の家臣にするという事は、井伊にとっては隣国にバレたら不和をもたらすリスクがある

(実際にバレそうになり、隣国領主近藤を騙して誤魔化している)ため、ここは政次の判断に任せる、という事だ。

まり「好きな男を傍に置きたい個人的欲望」より「政次による政治的現実的判断」を優先している。

(因みに政次は、リスクもあるし本音としては直虎の恋の相手である為気に食わない&直虎が恋愛脳で暴走しかねない不安もあるが

龍雲丸が役に立つ存在であるのは事実なため、家臣にする事を認める。んで龍雲丸の方から断られる)

ついでに、この「龍雲丸を庇う為に近藤を騙した」因縁が、近藤の恨みを招き、

後の近藤の罠によって政次が処刑される、という展開に繋がっている。

33話だけ見ると分かりにくい「何でこのモミアゲ(近藤)は政次をこんなに恨んでんの?」の答えがこれ。

この構図が分かりにくいなら、直虎と龍雲丸の性別をひっくり返せばいい。

片思い相手(女)がいるけど、それより大切な相棒(男)がいる男」という構図の物語は珍しくもない。それと同じこと。

「おんな城主直虎」は、普通は男同士で描かれる事が多いバディ的な関係を敢えて「女主人公で」「相手役は男で」描くと同時に

それとは別に主人公と他の男との恋愛も描くという、それが珍しくも面白いドラマだけども、

やはり「男女の強い結びつき」というと多くの人が「恋愛」としか考えないようで、色々誤解されている所が多いと思う。

因みに政次の方にも、直虎とは別に大切な女がいる。弟の妻であるなつがそうだ。

政次処刑前夜の32話、夫が戦死した後も「実家の奥山家と夫&政次の小野家の架け橋となるため」小野家に留まっていたなつは、

いつしか政次に惹かれるようになっていたが、その気持ちを押し殺したまま

その架け橋としての役割必要となくなったために小野家を出ていくと言い出す。

それに対し、その気持ちに気付いていた政次は「この戦が終わったら一緒にならぬか」という死亡フラグど真ん中台詞をなつに言い、

直後に近藤の罠にかかって処刑されることとなる。

現代価値観で考えれば「死んだ弟の妻と結婚」はドン引きだが、戦国時代別に珍しくない)

これも一部の視聴者からは「直虎を好きなはずだったのに別の女に乗り換えるのかよ!」と叩かれていたけれど、

あれも乗り換えとかそういうんじゃない、と思う。

もっとも政次の場合最初から一貫して政次を「男として」「恋愛相手として」は見ない直虎とは違って

直虎の事を「女として」「恋愛相手として」も好きだったのが伺えるし、

幼馴染の頃はそういう気持ちの方が強かったように思える。

でもいつしかその気持ちより、上記の同士愛的な愛の方が強まっていった。

直虎が城主になりたての頃は、「愛する女を危険晒したくない(何せ先代城主である直親が今川に殺されているわけで、城主の座は危険まりない)」一心

直虎に対して「城主を降りろ」と散々脅したり城主の座を奪い取ろうとしていた政次が、

最後に、直虎が「城主の座を降りて政次に譲ってもいい」と言い出した時には

直虎の城主としての実力を認め、とても自分がそれに成り代われるものではない、もう降りる事など許されないぞ、と言う。

そしてその直後に、政次はなつに上記の死亡フラグ立てプロポーズをする。

なつはそれに対し、「もうすぐ直虎の還俗が出来るようになる(=直虎が結婚出来るようになる)、

ずっと直虎と結婚たかったんだろうに、私でいいのか」と言う。当然の疑問だ。

それに対して政次はこう言う。

「殿をしている殿(直虎)が好きだ。幼い頃より、自由にのびのび振る舞うおとわ様(直虎の幼名)に憧れていた。

その気持ちは恐らく生涯変わる事はない。

でもそれとは全く違う気持ちとして、そなたには傍にいて欲しいと思う」と。

何だか分らんかもしれないが、つまりこういう事だ。

直虎は例え還俗しても、殿=城主を降りない限り結婚はできない。

城主となった直虎は幼い頃と変わらず色々と破天荒な事をして政次をやきもきさせるが、結果的に色々成功させている。

自分結婚する為に城主を辞めさせ、自分の妻として過ごさせるよりも、このまま城主である直虎を一生支えていきたい。

でもそれとは別の話として、なつと結婚して一緒に人生を歩んでいきたい、と。

仕事上の相棒の女と、夫婦として一緒に生きていきたい女は違う、という事だ。

馬鹿正直すぎて、なつにとっては酷な台詞でもある。

しかしなつは、そういう時は直虎の事はもう何とも思ってないと言うべき、と言いつつも

そういう、直虎の事が好きな政次が好きだから仕方ない、と言ってそれを受け入れる。(受け入れた途端に政次は死ぬんだけど)

そして直虎は、「自ら処刑場で槍を奪って政次を刺す」というまたもや破天荒な事をする。

これが結果的に「自分を騙した家老をそれほどまでに憎んでいる元城主」という構図を作り出し、

「政次=裏切り者家老、直虎=騙された被害者であると印象付ける。

政次は「これでこそ自分が好きなおとわ」と思った事だろう。

そんな直虎も、政次の死と共に城主としての輝きを失い、

結局何の策も取れるままに井伊家再興を諦める事となる。

直虎の師である南渓和尚が「政次が死んでしまえば、あれ(直虎)は死んでしまうからな。片翼では鳥は飛べぬ」と言った通り、

政次の死と共に、城主としての「直虎」は死んでしまった。

そして残った「平凡な女・おとわ」は、一農婦となって愛する男との平穏生活を選ぶ。

おんな城主直虎・完…となりそうな展開だが、まだ9月で残り14話あるんだからそうは行かない。

早速武田がやってきて井伊谷戦場になり、おとわと龍雲丸の平穏生活も壊される予定だ。

そしておとわはまた直虎として戦う事を選ぶんだろう。

それがどういう展開で行われるのか、そこに政次(の思い出)は絡むのか、それとも自力で復活するのか。

龍雲丸はどうするのか、いかにも死にそうな展開だが。

かつて直親や政次、それ以外とも沢山死に別れている故に、「自分と関わった者はろくな事にならない、自分は不吉な女子だ」という直虎に対して

同じように身近な人と何度も死に別れて自分だけ生き残る経験をしている龍雲丸は

「死に損なう事は得意だから自分あんたより先には死なない」と言った。

主人公とか絶対死なないであろうキャラが言うならいいが、大河オリキャラが言ったら死亡フラグです正直。

ここで

悲報】直虎さん、また大切な人を失くす(3年ぶり3度目)(というか父とか大祖父様とかも色々含めたら何度目だ)

という展開になったら流石に立ち直るのは厳しい気もするんだが。

この後に瀬名姫(家康正室の。このドラマでは直虎の唯一の女友達という設定)の処刑という史実もあるんだし。

2017-09-09

タバコが好きだ

元カレと付き合ってた時に始めたタバコ

元カレに合わせて女だてらにマルボロなんて吸ってた。

別れて最初にはじめたのは銘柄を変えることだった。

色々試して結局ラークに落ち着いた。ピアニッシモとかじゃ軽かったし、銘柄決めるのに男受けまで考えたくなかったし。

ある日の朝。郵便受けを除くと見慣れない小包が。中を開くと元カレの吸ってたタバコだった。そういえば、元カレの名義でうちの住所をJT登録してたんだった(たまーにサンプルが届くからそれでタバコ代浮かしてた)

吸ってもいいけど、彼のことを思い出したくなかった。人の記憶って匂いと鮮明に結びついてるっていうし。

考えた結果駅前喫煙所にこっそり置いていくことにした。

駅前喫煙所電車が来る15分前についてタバコを吸うのが習慣になってた。

そこで、いつも見かけるサラリーマンを見かけた。

決められた時間に決められた人間だけで集まると、顔なんて覚えてしまもので。

普段は落ち着いた雰囲気タバコをふかす彼が、その日はやけに慌てていた。

どうやら、タバコを忘れたらしかった。

外見は私より年上っぽかったけど、喫煙所の脇にタバコ自販機があることにも気づかずに慌ててるのを見て少し可愛いなって思ってしまった。

ただ置いてくよりはいいかと思って私は彼に持っていたマルボロ差し出した。

「これよかったらどうぞ。間違って買ってしまって処分に困ってたので」

「え! あ、すいません……ありがとうございます

こんな感じで彼はいきなりの施しに戸惑っていたようだった。

翌日、彼にラークの新品を渡された。

私の吸ってる銘柄と同じだった。

少し焦ったし驚いたけどそれ以上に嬉しかった。

当時の私は未だに彼のことを引きずっていた。

誰も、会社も友人も、家族でさえも。

私に価値見出してないんじゃないか。私を必要としていないんじゃないか

そんな被害妄想に陥っていた。

そんな中で、彼は私を見ていてくれていた。

我ながら単純だと思うけど、性分だから仕方ない。

私はそこで恋に落ちたのだ。

そこから、朝に短い会話を交わすようになった。

彼の方が早く来ていることを知り、私も早く来るようになった。

共通趣味映画なことを知って、月末に封切りされる話題作を見に行く約束を決めた。

スーツを着ていなかった彼はやっぱり年相応だったけど、それでも格好よく見えて。

スーツじゃなくてもかっこいいな」なんてことを思ったその時に、私は恋を自覚した。

そこから3度目のデート告白されて、私達は付き合うことになった。

彼の家のベランダで並んでタバコを吸ってる時の告白で、私達らしいねなんて言って笑いあった。

今日、日付が変わったから昨日か。

帰り道(付き合い出してからは帰る時間を合わせるようにした。最寄り駅同じだし。会う時間作りたかったし)に喫煙所に寄った時に、彼から新品のマルボロ(彼と付き合い出してから戻した)を渡された。

やけに軽いと思ってビニールを開けたら中に指輪が入ってた。

「なにこれ。どうしたの」

「そこくり抜いてタバコ抜いてまたセロテープで貼り直した」

「そうじゃなくて」

「……俺と、結婚してください」

びっくりした。けど嬉しかった。

この人となら幸せになれると思った。

でも、プロポーズ場所は選んで欲しかったな。そう言うと彼は「初めて会った場所だったから」って。

変なとこでロマンチックだけどちょっとズレてて。そんな彼が大好きだ。

流れでわかると思うけどこのプロボーズは受けました。

今度2人で籍を入れに行きます

タバコが好きだ。

マルボロよ。ラークよ。その他今まで吸ってきた色んな銘柄達よ。

私と彼を引き合わせてくれてありがとう

タバコきっかけで始まった縁が色々とひと段落ついたので後で読み返してニヤニヤするために残しておくことにします。

2017-09-08

滑稽な男

数か月前、とある場所出会った男性と何回かデートした。その時はたまたま彼氏がいなかったんだけど、今はいる。

その男性は、私と「付き合ってもいいよ」感を凄く出してくる。

からデートに誘ったことはないのだが、暇だったからなんとなくご飯を食べに行くと、何故か私がうきうきで来たかのようなふるまいをされる。「今日デートのこと、女友達相談したりしたでしょ?」などと聞かれる。相談など全くしてなくてウケたが、面白いので「うん、しちゃった(笑)」などと返している。

また、「君ってこういうところあるよね」とか「君ってこういうところがかわいいけどほかの男は気づいてないだろうね」など上から目線批評してくる。「今はまだ彼氏じゃないけど、彼氏になったら云々」などと、私といつかは付き合ってもいいよ的な目線で語ってきたりする。

無害だし上記のような言動面白いし奢ってくれるので誘われたら暇なときは会っても良いけど、忙しい時と彼氏がいる今はちょっとウザいと思っちゃうときすらある。

でも彼は私のこともてあそんでるつもりなんだと思う。本気で付き合いたかったらとっくに交際を申し込まれているはずなのでそういうんじゃないってことは分かる。

単純に自分に惚れてるっぽい女とご飯食べたり、やれそう?!みたいな雰囲気の中で会話するのが楽しいんだろうな。

「地味でうぶな女をもてあそんで楽しんでるハイスペック俺氏」ってツラが滑稽すぎて面白い。私は地味系に見せかけてるだけであって付き合った人数も寝たことがある人数も並みの男性より多いよ。私のこと誘ってくる男はこの人だけじゃないのに、なぜか私がこの人しかいなくて、必死彼女になろうとしてる、っていう構図を会話の中に打ち立てるのがムカつくと同時にウケる

今の彼氏からプロポーズされた日の夜、この人からまた「ご飯食べに行こ~。」ってLINEが来た。

2017-09-07

自走式彼女

俺の嫁さんは自分で走る。特にプログラムされずとも、自分で考えて走る。

出会いは俺が二十八の時。働いている会社新卒採用が全くなく、若いのが入らないので代謝が悪かった。その会社にしては珍しく新卒入社だった俺は、六年経てど部下はおろか後輩すらできず、ずっと続く「若手扱い」に辟易してた。そんなある日、自主退職者の補填として彼女が来た。当時二十七歳。見た目も少し近いが、雰囲気シン・ゴジラに出てきた市川実日子まんま。会社外資系だったこともあり、人事も面白みがないよりは風変わりな人材を好む傾向があったため、第一印象は「まためんどくさそうなのが…」という感じだった。


彼女必要以上に人と馴れ合わないけれど、飲み会は割と顔を出す(ただし質問されない限り会話はせず、淡々と飲んでる)し、仕事完璧なもんだから一年たつ頃には「ちょっと変わったミステリアスな人」みたいなキャラで定着し、重宝される人になっていた。ある日、業務で少し関わることがあり、彼女ブースを訪れた。「○○さん、これなんだけどさ」と話かけると、机上の写真立てに淑女(欧米人)の白黒写真が入っているのが目に留まった。

俺「ん?誰これ」

嫁「祖母です」

俺「え?ウソ?○○さんクオーターなの?」

嫁「ウソです」

俺「???じゃあこれ誰??」

嫁「知らないです。ネットで見つけて印刷しただけなんで」

俺「????」

それを全て一切こちらの顔を見ずに(PC見たまま)真顔で言うもんだから、何がホントで何がウソかもわからないし、それ以上に(コイツ…予想外に面白いヤツだ!)と急激に魅かれてしまった。


後日、またブースを尋ねると、写真はなぜか白黒のキャプテンアメリカに変わっていた。

俺「○○さんアメコミ好きなの?」

嫁「アメコミっていうか映画が好きです。しょっちゅう見てます

俺「で?なんでキャプテンアメリカなの?」

嫁「なんとなくです」

(おそらく当時新作が公開されていたので、その影響)


それ以降、コーヒーを入れるついでに彼女ブースに顔を出すようになった。フワフワして掴みどころのないところや、微妙に噛み合わない会話が癖になっていた。暫くした頃、彼女に「俺さんが私の席で会話してること、あまり周囲の心証がよくないかも知れません」と突然言われた。確かにアットホーム自由風土会社とは言え、ほぼ毎日男が女の席で雑談しているのはあまりよろしくないかもしれん。いや、それ以前に多分彼女は、遠回しに俺に「迷惑です」と伝えているのだろう。ショックだが、もうちょっかい出すのはやめよう。そんなことを考えていると彼女が突然、「私、今日外食するんです。会社で話し足りなら、来ますか。外でならいくらでも話せますよ」と言った。意外過ぎる誘いに、反射的に二つ返事で答えた。あとになって(あれに返事したってことは『あなたもっと話したいです』と認めているようなもんじゃいか)と気が付いて一人悶絶した。


それからプライベートで頻繁に会うようになった。流れはいつも同じ。俺が聞かない限り彼女は何も言わず、俺が「週末なにすんの?」と聞くと、「XX行ってXXしてXX食べて帰ります。来ますか。」と返される。それに俺が乗る。この流れ。それでも彼女といると居心地が本当に良くて、いい加減告白しようと決心した夜、突然彼女が「私、今まで異性と付き合ったことないんですけど、俺さんならお付き合いしたいって思うんですよね。付き合いますか。」と真顔で先制攻撃され、正式彼氏彼女になった。同僚はそれを聞いて「いいなぁ。俺の彼女なんてXXしたい、XXしてーばっかりなのに、お前の彼女勝手に走るのな。自走式彼女だな」と表現し、まさにその通りだなと思った。

ちなみに詳細は割愛するが、彼女はかなり複雑な家庭環境で育っており、それがゆえに風変わりな性格になっているようだった。仲良くなってから聞いた話、写真立てについても「家族写真を机に飾るってどんな気持ちかと思って」とのことだった(うちの会社外人をはじめ、結構家族写真を机周りに置いている人が多い)。そんな一見すると強いけど、実は脆いところもあるというか、繊細なところも彼女に魅かれた理由だった。


同棲しても付き合いのスタイルは変わらず。大抵の休日は起床後、俺の「今日何すんの?」に始まり彼女はそれに「XXしてXXする。一緒に行きますか。」と返す。基本的彼女自分のしたいこと、することがハッキリ決まっており、こちらが誘いをかけない限りは、一人で勝手に動いている。大体そんな感じで一年一緒に暮らし、「よし、結婚しよう!」と決意し、柄にもなく良いレストランを予約し、指輪を買って、明日プロポーズという金曜日の夜。ベランダタバコを吸っていると、彼女が戸を開け、何の前置きもなく突然、「俺さん、私、結婚なんてしなくていいと思ってたんですけど、俺さんと出会って、この人となら結婚したいって思ったんですよね。一年一緒に住んで、その気持ちがより強まったので、私は結婚したいと思うんですけど、どうでしょう結婚しますか。」とまたしても突然真顔で先制攻撃をされ、結婚することになった。(さすがにその時は「ちょっと待ってくれ」と言って、翌日俺からプロポーズし直したが)。


そんなこんなで結婚して一年ちょっとになるが、ずっと変わらないと思っていたスタイルが今週月曜夜に少し崩れた。

俺「週末なにするの?」

嫁「土曜の朝一で大阪行って、一泊して日曜夜に帰ってくる」

俺「は!?(女友達いないのに外泊!?まさか堂々の浮気宣言!?)」

嫁「エキスポティダンケルク見に行く。土曜昼に見て、夜うまい飯と酒で〆て、日曜朝もう1回見て、たこやき食べて箕面ビール飲んで帰る」

俺「……」

嫁「……」

俺「……へぇー」

嫁「……行こうよ」

俺(…行こうよ!?

嫁「先週聞いたとき予定ないって言ってたから…。ごめん。映画チケットホテル勝手に2人分とっちゃった…」


変わったらイヤだなと思っていた彼女が少し変わってしまって、正直驚きを隠せないが、それがまた可愛くて可愛くて、今週は一日一日が過ぎるのが待ち遠しくて、どうしてもちょっと自慢したくなっちゃって、結果ニヤニヤしながら増田に書いちゃった。早く週末にならないかなー!

2017-09-04

伊良部大橋から落ちて死んだやつ

飲酒運転で駐停車禁止場所に車を停めてプロポーズするような馬鹿遺伝子が残らなくて安心したのは俺だけじゃないと思う

2017-08-30

なんか結婚できた

今年の2月に結婚したのだが、そこに至るまでの経緯がかなり変わっているので、ちょっと文章に残しておこうと思う。

彼女最初に会ったのは13年前なのだが、最近までほとんどまともに会話したことがなかった。

最初に会ったのは留学先のトロントだった。バイトしていた和食レストランで、数回だけ彼女シフトが重なった。その店は日本人留学生積極的に雇っていた。

彼女は僕より先に帰国した。連絡先を交換することもなく、軽く挨拶だけして別れた。特に仲良くなったわけでもなかった。

数年後、彼女マッサージ嬢になっていた。いわゆるグレーな店ってやつだ。僕はサラリーマンになっていた。会社帰りに先輩と酒を飲んで、酔った勢いで入った店に彼女がいたのだ。体のラインがくっきり見える白いワンピースを着ていた。スカートパンツが見えるぐらい短くて、とんでもなくエロかった。お互いに顔を見合わせて、アッという顔をしたが、それ以上は話さなかった。僕は普通にサービスを受けて店を出た。とても不思議な気分だった。

それから数年後、僕はわけあって会社を辞めて、埠頭倉庫日雇いバイトで食い繋いでいた。バイト先には雑多な人々がいた。中国人フィリピン人孤独な中高年、ヤクザを抜けて堅気になった人。

僕にとってこの職場はすごく快適だった。前職で人間関係のゴタゴタとか、派閥争いとか、そういう面倒なことをたくさん経験して、心底うんざりしていたので、それらがほとんど無い倉庫環境は、とても心地よかったのだ。

ある日、その倉庫彼女派遣されてきた。彼女元請け会社事務員という立場だった。彼女は僕の顔を見て、アッという顔をした。それから互いにニヤッと笑った。マッサージからどういう経緯で事務員になったのか、ちょっと興味が湧いたが、尋ねる機会は無かった。彼女とは昼に食堂ですれ違うだけだった。目が合うと、お互いにニヤッと笑った。

それから僕は転職が決まり倉庫をやめた。再び会社員になり、あっというまに数年が経った。僕は33才になっていた。恥ずかしい話、何年もまともな恋人ができずにいた。いつのまにか独りに慣れていた。僕はどこにでも独りで遊びに行く「ぼっちおじさん」になっていた。映画、芝居、フェス登山、何でも独りで出かけた。特に淋しいとも思わなかった。でも、親や友人にはずいぶん心配されるようになっていた。

ある日、割と好きだったアーティスト来日中だと知った。しかも翌日にライブがあった。休日だったので、行ってみようと思ったが、当然のようにチケット完売していた。当日券の販売もなかった。そこでいちどはあきらめたが、なんとなくチケキャンを調べてみたら、ちょうど一枚余って売りに出している人がいた。申し込んだら、あっさり取引が成立した。時間がないのでチケットは当日に現地で手渡しということになった。

そこに現れたのが彼女だった。待ち合わせ場所彼女が現れた時、僕はアッという顔をした。彼女もアッという顔をした。僕らは互いに声を出して笑った。

二人で並んでライブを見て、大いに盛り上がって、そのまま酒を飲みに行った。こんなに何度も会うのはきっと運命から、もう結婚しちゃいませんかと僕は彼女に言った。

そうしましょう、と彼女は言った。そして、その日の夜に二人でラブホテルに泊まった。婚姻届を出したのは、それからわずか6日後である

彼女宝石の鑑定士になっていた。留学生マッサージ嬢、事務員、会うたびにころころ変わっていて面白い。13年というのは、そういう年月なのだろう。

彼女もずっと未婚で、数年前から焦って婚活などもしていたが、なかなかうまくゆかずにいたらしい。そんなときに僕が現れて、いきなりプロポーズしてきたので、乗ってみたという。決め手は「いつみても顔色が良いから」だそうだ。年収とか、素性とか、そういうことはもうどうでもよかったらしい。長年の婚活で、そこにこだわりすぎて疲れたのだとか。13年間、いつみても顔色が良い男はなかなかレアだと思ったのだそうだ。顔色を褒められたのは生まれて初めてだった。

僕らはお互いに日雇いフリーターだったり、怪しいマッサージ嬢だったり、色々な時期を経ながらもしぶとく生きてきた。今後もどうなるかわからない。でも、何があってもきっとしぶとく生きていくだろう。今のところ結婚生活は順調である

2017-08-29

昔、遠足お菓子をくれた女の子

なぜ今俺と結婚していないのか?

遠足お菓子をくれるとかもうそれ逆プロポーズだろ

これが結婚詐欺ってやつか?

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