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2017-09-09

タバコが好きだ

元カレと付き合ってた時に始めたタバコ

元カレに合わせて女だてらにマルボロなんて吸ってた。

別れて最初にはじめたのは銘柄を変えることだった。

色々試して結局ラークに落ち着いた。ピアニッシモとかじゃ軽かったし、銘柄決めるのに男受けまで考えたくなかったし。

ある日の朝。郵便受けを除くと見慣れない小包が。中を開くと元カレの吸ってたタバコだった。そういえば、元カレの名義でうちの住所をJT登録してたんだった(たまーにサンプルが届くからそれでタバコ代浮かしてた)

吸ってもいいけど、彼のことを思い出したくなかった。人の記憶って匂いと鮮明に結びついてるっていうし。

考えた結果駅前喫煙所にこっそり置いていくことにした。

駅前喫煙所電車が来る15分前についてタバコを吸うのが習慣になってた。

そこで、いつも見かけるサラリーマンを見かけた。

決められた時間に決められた人間だけで集まると、顔なんて覚えてしまもので。

普段は落ち着いた雰囲気タバコをふかす彼が、その日はやけに慌てていた。

どうやら、タバコを忘れたらしかった。

外見は私より年上っぽかったけど、喫煙所の脇にタバコ自販機があることにも気づかずに慌ててるのを見て少し可愛いなって思ってしまった。

ただ置いてくよりはいいかと思って私は彼に持っていたマルボロ差し出した。

「これよかったらどうぞ。間違って買ってしまって処分に困ってたので」

「え! あ、すいません……ありがとうございます

こんな感じで彼はいきなりの施しに戸惑っていたようだった。

翌日、彼にラークの新品を渡された。

私の吸ってる銘柄と同じだった。

少し焦ったし驚いたけどそれ以上に嬉しかった。

当時の私は未だに彼のことを引きずっていた。

誰も、会社も友人も、家族でさえも。

私に価値見出してないんじゃないか。私を必要としていないんじゃないか

そんな被害妄想に陥っていた。

そんな中で、彼は私を見ていてくれていた。

我ながら単純だと思うけど、性分だから仕方ない。

私はそこで恋に落ちたのだ。

そこから、朝に短い会話を交わすようになった。

彼の方が早く来ていることを知り、私も早く来るようになった。

共通趣味映画なことを知って、月末に封切りされる話題作を見に行く約束を決めた。

スーツを着ていなかった彼はやっぱり年相応だったけど、それでも格好よく見えて。

スーツじゃなくてもかっこいいな」なんてことを思ったその時に、私は恋を自覚した。

そこから3度目のデート告白されて、私達は付き合うことになった。

彼の家のベランダで並んでタバコを吸ってる時の告白で、私達らしいねなんて言って笑いあった。

今日、日付が変わったから昨日か。

帰り道(付き合い出してからは帰る時間を合わせるようにした。最寄り駅同じだし。会う時間作りたかったし)に喫煙所に寄った時に、彼から新品のマルボロ(彼と付き合い出してから戻した)を渡された。

やけに軽いと思ってビニールを開けたら中に指輪が入ってた。

「なにこれ。どうしたの」

「そこくり抜いてタバコ抜いてまたセロテープで貼り直した」

「そうじゃなくて」

「……俺と、結婚してください」

びっくりした。けど嬉しかった。

この人となら幸せになれると思った。

でも、プロポーズ場所は選んで欲しかったな。そう言うと彼は「初めて会った場所だったから」って。

変なとこでロマンチックだけどちょっとズレてて。そんな彼が大好きだ。

流れでわかると思うけどこのプロボーズは受けました。

今度2人で籍を入れに行きます

タバコが好きだ。

マルボロよ。ラークよ。その他今まで吸ってきた色んな銘柄達よ。

私と彼を引き合わせてくれてありがとう

タバコきっかけで始まった縁が色々とひと段落ついたので後で読み返してニヤニヤするために残しておくことにします。

2017-05-07

夜勤明けのコンビニ店員だ。

昨日夜勤の休憩中に書いた「ベリートロ」が、そこそこブクマを貰えたので調子にのって今日も書く。

http://anond.hatelabo.jp/20170506032936

普段はヒマでしょうがない深夜から早朝のコンビニも、ゴールデンウィークはおかげさまで忙しく過ごせた。

早朝はこれから車で旅行に出掛けるであろう家族連れがおにぎり弁当を買いに多数ご来店いただけるのだが、

個人的にほのぼのとしたのは

おばあちゃんと5歳くらいの孫のお客さん。

おばあちゃんは、さっさとおにぎりを買って店を出たい様子なのだ

孫はお菓子を見るのに夢中で、いっこうにおにぎりを選びに来る気配はない。

すると、おばあちゃんが「おにぎり何にするの!カカオあんカカオ好きだったよね!?カカオでいいの!?」と叫びだした。

ずっとカカオと言っているので

いや、おかかでしょと内心思っていたが何も言えなかった。

チョコ味のおにぎりなんて売ったら、もしかしたら大ヒットするかもしれない。最近は「ご飯にかけるチョコ」なんて商品もあるくらいだし。

あと、これは何週間も前の話だが

700円お買い上げごとに一回くじをひける時、

早朝にお母さんと小学校低学年くらいの息子が俺のレジにきた。

「700円お買い上げいただきましたのでくじを一枚お引きください」とくじの箱を差し出すと、

小学校低学年くらいの息子が「くじ!?やったー!」と、ハイテンションで一枚引いた。

俺がくじの結果を確認すると、当たりだったので「当たりの賞品をお持ちしますので少々お待ちください」と伝えると、

息子が「当たりだって!やったー!」と、さらテンションが高まった。

少年お菓子ジュースが当たったと思ったのだろう。

しかし、当たりの賞品は「メンズビオレ洗顔シート」だったのだ。

クワクしながら待つ彼にメンズビオレ洗顔シートを差し出した瞬間、

それまで大騒ぎしていた少年が一瞬にして死んだ魚のような目になった。

そのまま少年は無言のまま店を出ていった。

少年よ、すまん。でもこれは仕方がないことなんだ。

子供は洗顔シートなんか使わないもんな。

ゴールデンウィーク中の夜勤で怖かったことといえば、

江川達也が若返ったような見た目の、髭モジャでおそらく30代くらいの男性が深夜1時過ぎに来店した。

彼はそのまま雑誌漫画立ち読みしだした。

そのまま動く気配がないし、事務所バックヤードでの仕事があるし、休憩も取らなければならないのでレジから出て裏で作業することにした。(裏にいてもレジにお客さんが来たことはわかるので、すぐに対応できるようになっている。)

レジにお客さんが来た様子は全くないまま、裏でなんだかんだ仕事して二時間が経過しただろうか。

そろそろ弁当入荷の時間なのでその準備をしようと店に出ると、彼はまだ立ち読みをしていた。

すげえ長時間立ち読みしてるなー、とも思いつつ気にせず入荷した弁当を片付けると、もう一人いる夜勤バトンタッチして俺は休憩に入った。

休憩時間中にコーヒーでも買おうかと店に出ると、あの立ち読み客がいない。

もう一人の夜勤に「立ち読みしてた人帰った?」と聞くと「もう30分トイレから出てこないよ」と。

その一時間半後、彼はトイレから出てきた。二時間トイレに籠っていた。

トイレから出てきた彼は、もう興味ある本を読み尽くしたのか

立ち読みすらせず、そのまま雑誌コーナーに立ち尽くして外を眺めている。

スマホを見る様子もなく、ただただ立っている。

さすがに何時間も何も買う様子がなく、ただただ立っているので気味が悪くなってきたが、本当に何もする様子がない。

朝5時半くらいからは通勤客がひっきりなしに来店してレジから離れられなくなるのだが、忘れもしない7時14分。

それまで何もせずただボーッと外を眺めて立ち尽くしていた彼は、とうとう何も買わずに出ていった。

計6時間、何するわけでもなくただただ立っていたわけだ。

俺にそんな時間の潰し方はできない。

終電を逃して始発待ちだったのでは?」とお考えの方もいるだろうが、

こちらは田舎の閑静な住宅街にポツンと佇むコンビニだ。

完全な車社会である田舎住宅街なので、線路なんか一本もなければ駅も無い場所なのだ

彼は自転車でも車でもなく、徒歩で帰っていった。

近所に一件だけネットカフェがあるので、何時間時間を潰すならそちらに行ったほうがいいと思うのだが、コンビニでも何も買わなかった様子からしてお金も持ってなさそうだ。

ホームレスだろうか…

しかし、深夜に何もせずただ立っているだけの男が何時間もいるなんて恐怖でしかない。

さて、前回の増田ブックマークしてくれた方の数人が「長時間トイレに籠る客はドラッグでも使用しているのでは」とコメントしていただいたが、

こちらは田舎住宅街なのでその心配はないだろう。ただただトイレに何時間も籠っているのだと思う。

ただ、さきほど書いたように何もせず立ち尽くす人なんて滅多にいないが…。

あと、たばこの件について「ちゃんとフレーバー商品名に書いたほうが良い」とのコメントもいただいたが、

2009年頃に禁煙団体(主に「風立ちぬ」に喫煙シーンがあるので上映中止しろと騒いだ団体)が「バニラだとかフルーツだとかの味がついたたばこ販売をやめろ、なんならメンソールという名のミント味のたばこ販売もやめろ、たばこに味をつけるな」と訴え、そういう機運が高まったので

JT日本たばこ)は、それまでたばこ商品説明使用していた「ラム酒フレーバー」とか「マダガスカル産バニラビーンズ使用」などの売り文句廃止、また「ピアニッシモ・ペシェ・メンソール」などの食品名が商品名なかにまれている商品(ペシェはフランス語で桃の意)については

「ペシェ」から「ペティル」といった語感が似た架空言葉差し替えるなど、「商品名商品説明食品名を含まない」という自主規制をしたので、現在食品名の表記ができないのが実情だ。

ただ、これはJT自主規制なだけであって、JT製ではない海外メーカーの輸入たばこについては「ブラックデビルチョコレート」や「アークロイヤルアップルミント」など、商品明に食品名が入ったたばこはたくさんある。

それまでネットニュースで頻繁に「フレーバーたばこ販売中止か」と取り上げられ、ヤフートップにも躍り出ていたほど注目されていたが

JT自主規制たからか、そういった反フレーバーたばこの動きは急激に下火になった。

ただ商品名自主規制をしただけで、今も味つきたばこ事態販売されているのだが…

また、JTは後々「たばこに味はつけてませんよ」と言い訳するためか、近年新発売になるフレーバーたばこについてはたばこ葉に直接味付けするわけではなく、フィルター内にフレーバーが閉じ込められたカプセルを入れ、そのカプセルをつぶすことで始めてフレーバーを味わえるという形をとっている。

あ、コンビニ関係なくなったな。

ビールでも飲みながら昨日録画したENGEIグランドスラムでも見て寝る。おやすみ

2013-12-20

ツィメルマンへ愛をこめて

先日、クリスチャンツィメルマンを聴きに行った。

ベートーヴェンの後期三大ソナタ

ツィメルマンは、現役ピアニストの中では一番うまい、と私は思っている。彼の音が一番好きだ。

から毎年彼のコンサートだけはなけなしの金をはたいてS席で聴くことにしている。

今回も、非常によかった。

彼は、フォルテは単に力で弾くものではない、単にデカイ音を出せばよいというものではない、というのを体現していて、

相変わらず全然大袈裟ではない自然な動きで物凄く深く豊かなフォルテを出していた。

ピアニッシモ珠玉うつくしさだった。透明できらきらした全く濁りのない音だった。

はいつもそうだけれど、ただ漫然と弾かれる音などただの一音もなく、かつ重過ぎない。

うまくいえないのだけれど、ツィメルマンは抜群のリズム感というか拍子感というか、

クラシックに似つかわしくない言葉でいうのならグルーヴ感のようなものを持っていると思う。

ショパンのバラ3、4とか、とても心地よく体を揺すってしまうような。

私は曲に入り込みすぎてあまりにアゴーギグをきかせたルバート演奏は苦手で、

そういうもの聴くちょっとひいてしまうのだけれど、

彼はそのへんの匙加減がちょうどよくて、流すでもなく入り込むでもなく、

その曲にうまくのっていけるような拍子感を出してくれる。

主題を繰り返す解釈は初めてだったのでちょっとそこだけ戸惑ったけれど、

その意味で31番がとてもよかった。第一楽章もよかったし、フーガもとても気持ちよかった。

32番の第一楽章冒頭、少し違和感があった。

ちょっと急ぎ過ぎている気がしたし、珍しいことに濁っていた音があった。

この解釈はもう一度聴いて考えたいと思った。が、実際は貧乏なので一回きりしかいけない。

一番感動したのは32番第二楽章だった。

これは、相変わらず抜群にいいテンポと音で、うつしかった。

トリルからラストまでは天にも昇る心地だった。

それにしても、このまま時が止まってほしいと思う瞬間が何度もあった。

32番のトリルとか、あまりにもうつくしくて、ぞくぞくして、しあわせで、

このままこの空間にいたい、元の日常に帰りたくない、と思った。

この音をずっと心にとっておきたい、そう思うのに、

演奏会が終わって、荷物をとって、会場を出て、駅へ向かって、電車に乗って。

そのうちにどんどん消えていってしまう。

家に着くころには、大切に包むように心に刻みつけてきたはずなのに、

様々な雑多なものに紛れてすっかり日常に戻ってしまう。

テクノロジーが発達してたいていのものは再現できる時代になったけれど、

あの音は一回きりでもう戻ってはこない。

時を止めておきたいなんて思うことはそうそうないのだけれど、

そう思わせてくれるのだから

ツィメルマンと同じ時代に生きていてよかったと心から思う。

しかし、少しかなしくなったことがある。

ツィメルマン腰痛のため今回のコンサートスケジュールを大幅に変更した。

譜面台には楽譜おいてあった。

ミスタッチもあった。

どの程度のミスタッチ演奏のもの価値を損ねるかは人によって許容量が違うだろうけど、

今回ぐらいのミスタッチだったら私は気にならなかった。

ただ、昔よりは確実に増えていた。

当たり前なのだけれど、これほどの人でも加齢には勝てない。

ポリーニを見てよくそう思っていたのだけれど、ツィメルマンだって例外ではないと今回思った。

時間残酷だ。

来年も、再来年もこの人の演奏を聴きにいくだろう。

その先も、聴きにいけるだけ、聴きにいくだろう。

だけれど、それはいつまで珠玉であるか。

時間を、止めたい。

ていうか。

から、こんなに好きなんだから、頼むから音出してくれ。

あなた完璧主義なのは知っている。要求レベルが高いのはわかっている。

だけどもう完璧じゃなくてもいいから、少なくともこの感動を思い出すよすがとしたいから、

CD出してくれ。

金があれば全会場聴きに行くさ。でもないんだもの

から家で少しでも思い出してうっとりしたいから、

ショパンソナタと今回のベートーヴェン出して下さい。お願い。

今は仕方がないかショパンバラード集とドビュッシー前奏曲集を聴いて心を慰めている。

去年のアンコール西風の見たもの」最高だったなぁ。

 
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