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はてなキーワード: Blu-rayとは

2021-09-03

anond:20210902135525

中野ブロードウェイ内にたくさんのテナントを持っていて融通の効くまんだらけ側になんとか配慮してもらえないか

>非常に合理的に感じるし

 

Spank!の都合しか考えていない。

その『配慮』を受け容れた場合禁書房は別の店舗の隣に引っ越す訳だが、Spank!の抗議のせいで禁書房に隣に来られたその別の店舗の都合はどうなる。

「うちの店の隣は成人向け店舗はふさわしくない」なんて事をどこかの店が言い出したら、当然他の店だって同じ事を言い出して、爪弾きにされ続ける成人向け店舗はこの世に存在できなく成ってしまう。

 

 

ファッションという表現は守らなくていいのか。

>なぜ共存を促さないのか。

 

偏屈にも共存を拒んでいるのはSpank!側。

あなたはまるで隣に成人向け店舗が在るとファンシーショップ存在できないかの様に考えているがそんな訳は無い。禁書房は全然ファッションという表現を排撃していない。

隣に何の店が建とうと通常通り営業を続けられる所、Spank!側が自分勝手に閉店だなんだと言っているだけ。

 

 

禁書房をゾーニングしたってエロはこの世にありつづけるけど、 Spank!がなくなったら一つのファッションジャンルが消えてもおかしくない。

 

禁書房をエロと雑にカテゴリ分けしてしまう嘘っぱち精神

禁書房は単なるアダルトビデオ店ではなく、Blu-rayではなくVHSDVDが主流だった20~30年前の、現代からするとややマニアックな品を中心に揃えている。

Spank!が一つのファッションジャンルだと言うのなら、禁書房もあの時代しか無かったアダルトビデオの一つのジャンルに特化している。

禁書房とSpank!のどちらに価値が有るか』という話に持ち込んでいるが、禁書だってそれなりに貴重だ。

短絡的というか、視野が狭すぎる。自分が知らないだけで貴重なものなんてたくさんあるんだよ。

2021-08-27

鬼滅はエヴァに勝ったのか

興行や売上ではなく、人に与えた影響として。

 

十年後にBSで流れたとき、つい録画したくなる存在になったのか。

 

十五年後に漫画Blu-rayといった媒体を捨てていないか

 

2021-08-24

anond:20210824003850

詳細レポさんくす&増田が行ったことの是非については言及しないけど(コロナ感染していないことを祈る)

配信がペイしないと思う理由は、現地は個人単位お金を落とすのに対し、配信は同じ画面を見るグループ単位しかお金を落とさないから。スパチャは個人善意で成り立つから安定収入は見込めないし、会場で必要な経費を差し引いても有料配信の値段をとんでもない価格にしないとペイしないと思う。

リアルイベントやると、物販スタッフ誘導スタッフ警備員誘導の資材(カラーコーン掲示物とか)、今回準備したような衛生用品とかトイレとか、人件費レンタル費・消耗品費、また人入れる計画・調整する事前の人件費が掛かってるだろうから配信がペイしない話とは少し違うかと。放送音楽映像業界ファッション業界などがスポンサーから開催原資はあるんだよね。

今回映像サブスクサービスライブ配信してたから、プラットフォームからのまとまった入金もあるでしょう。

あとは、映像化作品(DVDBlu-ray(やや斜陽だが))で採算立てればよいでしょう。

なので、主催者側が、(スポンサーなどの影響も含めて)有観客で少ないながらも収益を確保しようとしたのが愚策だったのかと思う。

同じ強欲なら、スパチャ読み上げみたいなyoutuber下品さをアーティスト押し付けるなど、やり方はいくらでもありそうだし、それをやるのが主催な気がする。

無観客&配信だけなら、主催者アーティスト感染云々で批判されることも少なかったと思う。

(もともと、フェスとかだと、個別アーティストにはそんなに入ってこない、やっぱ自前のツアー&物販が一番儲かる、とは言っても数百マン→一桁億台の商売だけど。。。)

増田は言ってないけど、フジロック有観客開催擁護派は、

フェスの一体感がーとか、音楽文化がーとか、毎年行ってるから行かないという選択肢がない!(お盆か!)とか、言ってるけど、自分本位で旧来の価値観だと思う。

2021-08-17

声優スキャンダル

声優オタク一口に声豚、キモオタだと言ってもその中にはいろいろな人がいる。

恋愛を許せない人だっているし、どうでもいいと言う人もいる。ここが分かり合うのは不可能に近い。これはライト層とガチ勢区別という訳でもないのだろう。単なる精神性の問題だと思う。

からこそ分かり合わなくても声優結婚を喜べるような人は喜べないような人のことも尊重するべきだ。一部のすぐネタツイに走る攻撃的なオタクは除き、外野が悲しもうが発狂しようが本人には関係ないはずなのだから

昨今、「喜ぶのが普通であり、喜べないのは異常者である」というような圧力が強すぎる。オタクが異常者であるというのは間違いないが異常者に異常者扱いされるのは気持ちのいいものでは無い。



ここまで書いたが私自身は声優結婚を許せないタイプ人間だ。

以前2ちゃんねるだったか女性声優彼氏発覚を定食屋ゴキブリが出た状況に例えた人がいてうまいなと思った記憶がある。

結局そういうことで、何となく足が遠のくのは避けられないのではないか別に衛生環境を求めていた訳ではなくて飯を食いに行っていただけのはずである声優別に第一純潔を求めていたわけではないがやはり少し離れるのはしょうがないように思う。

そもそもこの声戦国時代いくらでも推す候補はいるわけで少しの汚点もファンが離れる原因になるのはしょうがない事だし、ドル売りとは関係なくガチ恋ファン一定数つくはずなのだ

それは時代の変化としかいいようがないしそういうオタクがいることも尊重されるべきだ。それこそ時代の変化に合わせて多様性尊重されるべきなのと同じである



私自身は竹達彩奈さんのファンでも何でもなかったが、彼女声優を務める「けいおん!」の中野梓のことが特に好きだった。竹達彩奈さんが結婚した時ファンでもないのに辛くて涙が出てきた。世の中にはそういう人間もいるのだ。可哀想では無いか精神に傷を負ったオタクを更に「祝え」という圧力で傷つけるのはさながらイジメの構図だ。



許せない理由は様々だ。自分の状況と対比してしまう。ガチ恋してたのに結婚して裏切られた気持ちになる。キャラと重ねて見てしまう。

そういったことをする人間キモいということは認めよう。私自身もキモいとは思う。でもキモいことと攻撃されることは違う。許せない人間を許せない人間は同じ穴の狢でしょう?

から普通なら祝うでしょ」「祝ってあげればいいのに」と簡単に言うがそういう問題では無いのだ。傷ついているオタクを見たら慰めるか放っておいて欲しい。その圧力オタクに対する攻撃しかないしその発言をする明確な意図がないならやめて欲しいと思う。

我々は声優を推す対象と見て、イベントに足繁く通い、CDBlu-rayを積み、接近イベントに行く。そういった状況の中で突然その対象結婚して今まで通りいられる方がおかしいとも思う。別にワンチャン狙っていた訳でもない。ただ推しは皆の推しであって欲しいし、どこかの男と結婚した時点で皆のものではない。少なくとも私は辛い世の中で推しを逃げ場、縋る対象として見ているし、そこで急にハシゴを外されたら辛いに決まっている。




オタク結婚出来るわけないだろ」という批判は最も正解から外れている。二度と発言するな。これは地雷だ。自殺願望がないなら発言するな。




とにかくいろいろな考え方があるんだから本人に実害が出ないなら批判擁護干渉するべきではない。少なくとも批判派と擁護派が口論するような現状は何も生まない。お互いに放っておいて平和世界を作りましょう。

最後に私は麻倉ももさんが結婚したら寝込みます




追記

私は別に結婚したり彼氏がいることを悪いと思っている訳ではなく、結婚という状況をファンに知られる状況がまずいと思っています。だから人知れず結婚するなら子どもがいても別にいいです。知らなきゃノーダメージなので。結局イメージ商売の1つだし、そういった所を突いて飯を食ってる週刊誌という存在が私は一番嫌いです。平穏に生きたい。

2021-08-14

アニメ円盤高えなやっぱり

dアニメストア他諸々の有料会員で無制限配信してないアニメがあるから、しゃーないんでレンタルで見てる

レンタルなら安いんだけど画質があんまりよくない(アマプラ)し、後で見返すとかはできないんだよね

大概のアニメが月額で見放題だから、画質は多少悪くても許せてたんだけど レンタル一話約200円でってなると画質が気になるお年頃

画質・期限の両方を解消するにはBlu-rayを買うしかない

なんつーかぶっちゃけ今のBlu-rayの値段って完全特典目当てのファン向けの価格だよなぁ しかも家に物が増えるし

やっぱり手が出しにくい 仕方ないので見返したくなったら逐一200円払うことにする

うん、アニメBlu-rayって高いよな…アニメ好きだからなるべく買いたいけど一般貧乏人にはつらいわ

2021-08-04

日記を書くまでに一苦労したよ。ところで戦メリが好きなんだが

戦メリ(戦場のメリークリスマス)がとても好きでBlu-rayで見るぐらいなんだが、当時の「やおい」の皆さんはヨノセリやったんやろか、セリヨノやったんやろか。

私が映画を見た限りでは前者だ。キョージュ総受け

2021-07-26

尊敬していたヲタク低学歴オッサン趣味になっていて辛かったって話

俺は学生時代からキョロ充だったし、今もそうだ。

1人で飯が食えないタイプだ。誰かと同じことをしていないと不安になってしま人間だ。

当時、全く面白くもない『ダウンタウン』のお笑い番組だとか『エンタの神様』だとか、興味もない『ミュージックステーション』を見て、クラスメイトと話を合わせていた世代だ。

トレンドで言うなら、何が楽しいのかわからないけどオリンピック金メダルすごいね!と語るタイプのつまらない人間が俺だ。

現代風に言うと、陰キャ。でも、人と話を合わせることで、なんとか立ち位置を獲得していた。

そんな俺も、アニメゲームは根元から、少し好きだった。

当時はハルヒコードギアス流行っていた。あとはスクールデイズだとか、ひぐらしだとか。とにかくそういうものが好きだった。今より少し、深夜アニメを見ていると公言するには恥ずかしかった時代だ。

そんな俺には、学生時代憧れていたヲタクがいた。

名前を仮にNとしよう。

Nは学活というものを極端に嫌うやつだった。合唱祭の練習だとか、文化祭の手伝いだとか。

「みんな積極的に出ようね」という空気はとにかく読まず、自由参加と銘打たれた活動に一切姿を現したことがなかった。

でも、頭はよかった。5教科の総合成績で、いつも1番か2番になっていた。特定を避けるために詳細は書かないが、とある学問分野で全国的表彰されたりもしていた。

からものすごく嫌われていたと思う。そして、多分Nも俺達のことが嫌いだった。給食時間だとかに、Nが口を開いているのを見たことがなかった。

Nはバラエティ番組の話を一切しなかった。オリンピックの話を一切しなかった。

大衆娯楽というやつを、Nはとにかく見下していたのだと思う。やつは二次元狂いだった。昼休みは常に図書室に籠って漫画ラノベを読んでいた。

なんでそんなことを知っているのかというと、一時期、俺も昼休み中二病にかかって、図書室でラノベを読みに通っていた時期があるからだ。

その行きと帰りの道で、必然一緒になって、Nと話す機会が何度かあった。教室に戻ると、Nはとにかくこちからしかけてもほとんど空返事しかしない男だったので、その道中で話すしかなかった。

Nは話してみると面白人間で、オールラウンダーなヲタクだった。

少しハルヒの話を振ると、Nは「ハルヒは嫌いだ」と前置きをした上で、元ネタSF小説の話を初心者にもわかりやすく、ジョークを交えて教えてくれたし、歴史系の話をすれば、聞いたこともない武将や各時代エピソードを色々と語ってくれた。

アニメ特撮についても勿論詳しくて、押井守批判だとか出﨑統のすばらしさを語って(今思うと彼も中二病だったのかも)、まんだらけに行って原画資料を眺めるのが楽しいと嬉しそうに話していた。

映画も大量にTSUTAYAで借りて見て、聞いたこともないような芸術雑誌文芸雑誌科学雑誌を何冊も買っているようなやつだった。(Nは俺がそれらのジャンルを知らないとわかると、一切その話をしなくなった)

ただ、Nにバラエティオリンピックの話をすると、途端にやつは不機嫌になった。俺は慌てて話題を変えたものだ。

その時に、Nは言っていた。「パチンコだとか競馬だとAKBだとか、ああい趣味にハマっている大人ダメだ。嫌いだ」と。

理由は「他人と同じでつまらいから」だと語っていた。

俺はなんとなく、鼻が高くなったのを覚えている。多分、俺はNの存在に救われていたのだと思う。

きっと、キョロ充である俺が到達するのは、そのような「つまらない大人」に違いないと諦めていたからだ。そして多分、俺もまた人とのコミュニケーションうんざりしていたからだ。

人と同調して中身のない会話をして、なにやら冗談を言って笑わせて。自分のためではなく他人のためのコミュニケーションが、俺は嫌いだった。

俺は無能だったし、人から孤立するのが怖かったから、キョロ充をしていた。でも嫌だった。N以外のクラス人間と話したり遊んだりするのが苦痛しかなかった。

でも、Nは違った。自分能力他人を黙らせて、好きな物だけ摂取して、自由に、生きたいように生きているように見えた。

他人に流されない、気高い孤高の男で、俺はいつかNみたいになりたいと思った。

ヲタクとして、Nはきっとクリエイター評論家になって、多くの人を唸らせるような、美しいもの表現するに違いないとすら当時の俺は確信していた。学生時代コイツ時間を共有したことをいつか誇ろうと算段していたのを覚えている。

前置きが長くなった。

卒業と同時に離れ離れになったNと、先日、俺達は東京で再会したのだ。偶然のことで、たまたま映画館で『閃光のハサウェイ』を観た時、横で限定版のBlu-rayと『夏への扉』のパンフレットを買っていたのが、Nだった。

Nに話しかけ、俺のことを覚えていると知った時、嬉しくなって、うっかり「飯でも食わないか?」と誘った。

しまった」と思った。

Nは、これからハサウェイのBlu-rayパンフレットを自宅に帰って観るのを何より大切にするような人物だと覚えていたからだ。

だが、Nは、「いいよ」とアッサリ快諾してくれた。

それから、近くの店で話して。俺は泣きたい気持ちになった。

Nが、ウマ娘の話を楽しそうにし始めたからだ。

俺もまた、ウマ娘をやっていたので、「推しタキオンなんだよ~」とか、中身のない会話を続けた。

Nは、俺とアイドルライブの話をした。BTSの話をした。オリンピックの話もした。

俺は勝手失望していた。Nは、きっとあの幼き日に、彼が嫌っていた大人のものになっているように見えた。

酒の話、サウナの話、競馬野球の話をする。全てNは自分体験談も交えて応じてくれた。

試しにパチンコの話をすると、ミリオンゴッドとかいうよくわからない機体の話をペラペラと話していた。

Nは、大衆に呑まれていた。低学歴オッサンが好むような、侮蔑するべき酒だのサウナだのパチンコだのアイドルだのの話をしていた。

一番やつが嫌いそうな、バラエティ番組にも、随分と詳しくなっているようだった。

どうしたのだと聞きたくなった。

お前は、俺とは違うんじゃなかったのか。

他人なんて気にせずに、自分の道に邁進して、人の顔色を伺うようなつまらないコミュニケーションは決してしない、そういう男ではなかったのか。

学生時代にお前が探求していたに違いない、美しいものは何処に行ってしまったんだ。キョロ充の俺とは違うんじゃなかったのかと。

孤高のヲタクは、どこにいってしまったのだ。俺は辛かった。そして、その辛ささえもあまり感じなくなっていた俺自身が、何よりも辛かった。

若い日の憧れも、時間社会経験によって、すっかりと洗い流されてしまっていたのだ。だから、きっとNもそうに違いないと思った。

社会は独りで生きていけるようにはできていない。今は特にそうだ。

1億総オタク社会だとか、1億総陰キャ時代だとか揶揄するやつがいるが、それは違う。

今は、『1億総キョロ充時代なのだSNSは、下らないキョロ充を量産するための装置に違いなかった。常にみんなが、人の顔色を伺ってコミュニケーションを取っている。

キョロ充だけれど、きっと充実しているのだろう。だからいいじゃないか、としたり顔大人達の声が聞こえてくるような時代だ。

から仕方のないことだと思った。Nも、「上手く他人と生きる」つまらない人間、否、正しい人間進化したのだと、自分を納得させた。

他人が見たい仮面必死に作るのが、正しい生き方でありコミュニケーション本質である。そして低学歴趣味とは、その本質にとって最高に都合のいい道具なのだから

でも、それでも俺はNに、お前、どうしたんだよと聞きたくなった。

聞きたくなったので、聞いた。正直に、「パチンコとか競馬とかバラエティとか、あと流行りのウマ娘とか、そういうの嫌いだと思ってた」と。

Nは、俺の顔を見て、笑って言った。

「当たり前じゃん。今言ったやつ、全部大嫌いだよ!」

Nの目はドス黒くて、世の中全てを見下していて、それでいて、とても楽しそうだった。

それは、あの日俺が憧れた、孤高の少年の姿そのままだった。

俺は、最高に嬉しかった。その後のことは、あまり覚えていない。とにかく、Nの職業が何なのかは、あえて聞かないで別れた。

何故なら、確信たからだ。やつはきっと、多くの人を唸らせるような、何かを創り上げているに違いないと。

勿論その日、NとLINEの交換はしなかった。

2021-07-08

anond:20210708160106

膜が参加するから見られなくなるからな♪

って売り終わったあとに言い出したのはぶっ飛ばしてやりたい。

Blu-rayなんかもいずれ劣化するんだろうに、高品質と嘯いてる。

ならその高品質を維持するための殻なり保護膜なり、もっときちんとすればいいんじゃねえの?

磁気テープがカビて使い物にならなくなるとかも辛かったけど、ちゃんとケースに入れて保管してても参加するから見れないし保証もしないぜ、とかはえげつない。

騙されたこっちが悪いんだろうけども。

2021-06-26

ジブリ映画

ジブリ映画ってHuluとかU-NEXTとか配信サイト配信されてないか

レンタルビデオ屋でDVDBlu-rayを借りて見るんだけども

借りられ過ぎて経年劣化ボロボロになってるから途中で映像が止まったりする

結局、綺麗な映像ジブリを見ようと思ったら金曜ロードショー自分円盤を買うことになる

2021-06-10

倍速視聴とSCREENカセットテープ

 映像コンテンツの倍速視聴に関する話題を目にして、ふと思い出したことがある。以下に記すのは、個人的昭和の思い出話である

 歳の離れた兄が買っていた『SCREEN』と云う映画雑誌が、実家本棚に何冊も置かれていることに気づいたのは、私が小学校の高学年になった頃だった。裕福な家庭ではなかったので、我々兄弟は一つの部屋を共有して過ごしていた。だから実際には、もっと以前から、その雑誌本棚に置かれていたことを私も知っていた。したがって、正確に言えば気づいたではなく、興味を持つようになったと言うべきであろう。

 それらは70年代に発売されたもので、ちょうどSF映画オカルト映画パニック映画流行した時期に該当する。だから、これらのジャンル作品のスチール写真を載せたページを眺めるだけでも、子供には十分に楽しめたものだった。

 やがて、そう云うビジュアル記事を眺めるだけでは飽き足らず、活字の部分にも目を通すようになった。最初は、やはりSFオカルトパニック作品関係するところから読み始めたが、それらにも限りが有る。こうして、あまり子供向けではない記事にも、当時の私は目を通すようになっていった。現代とは異なり、地方の非富裕層の家に生まれ子供には、娯楽の選択肢が極めて少なかった。従って、ほとんど已むを得ずと云う形で、元々は興味対象外だったものにも手を出すことになったと云う次第である。私と似た境遇に在った地方の名も無き小中学生も、私と大同小異経験をしたのではなかろうか。例えば、家に置きっぱなしにされた古いジャンプ/マガジン/サンデー/チャンピオンを、何度も何度も読み返し、その結果として、元々は興味が無かった作品の魅力に気付かされたといった、そう云う経験のことである

 話を戻すと、こうして結果的活字記事も読むようになった私は、雑誌SCREEN』に淀川長治連載記事掲載されていることに気づいた。当時の子供でも、淀川長治の顔と名前は知っていた。テレビに出て「サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ」のセリフを言うことでお馴染みの、有名なオジサンであった。その連載記事は、読者から質問相談淀川長治が答えるコーナーであった。

 読者から寄せられた「僕は映画監督になりたいのですが、どうすれば映画監督になれますか?」と云う質問に、淀川長治は次のような回答をしていたと私は記憶している。

 「こうすれば映画監督になれると云うような、確実な方法手段は無い。それは無いが、強いて言うならば、同じ映画を十回は観なさい」と。

 馬鹿小学生だった私は、これを読んでも何のこっちゃとしか思わなかったが、世の中には淀川長治が言わんとするところを正しく理解して、きちんと実行した人も存在したのだった。それを後に私が知ったのは、中学生になった頃、GAINAXが初の作品オネアミスの翼』を製作劇場公開した時のことである

 中学生になった私は「何だか凄いアニメ映画が、若手クリエイターたちによって作られて、劇場で公開されるらしい」との情報を知った。知ったは良いが、そこはド田舎に暮らす非富裕層の哀しさである。公開する映画館は近隣に無かったし、そんな映画館が有る都市部まで行く手段も無かった。当時の私に出来ることといえば、劇場公開に合わせて発売されたムック本を、少ない小遣いで買って、それに掲載された場面の絵を見て、実際のスクリーンで動いているところを想像することぐらいであった。これもまた、同じような経験を持つ人がいることだろう。なお、そのムック本には物語最後の場面までしっかり掲載されていたので、話そのものに関しては、当時の私も知ることができた。

 さて、映画の場面を載せたビジュアル記事を読み終えた私は、もちろん活字記事の部分にも目を通した。そこには、本作品監督を務めた山賀博之氏のインタビュー掲載されており、映画監督を目指そうとした山賀氏の若き日の思い出も語られていた。その思い出話こそが、淀川長治の「同じ映画を十回は観なさい」に関する話なのである

 雑誌SCREEN』の淀川長治の当該記事を読んだ当時の山賀博之氏は、その教えどおり、同じ映画を十回観たと語っていた。ちなみに、実際に山賀氏が十回観た作品の例として挙げていたのは、少年野球チームの少年少女コーチ奮戦を描いた、アメリカ映画『がんばれベアーズ!』であるテイタム・オニールかわいい山賀博之氏が語ったことは、概ね以下のようなことであった。

 「最初の2〜3回目は、普通に観客として楽しんで観ているだけ。4〜6回目辺りは、もう観たところばかりだと思って、飽きて退屈する。それが7回目頃を過ぎると今度は、場面場面で作り手が何をしようとしているのか、ココで溜めてココで盛り上げようとしているんだなとか、画の見せ方とか、そう云う作り手の意図気づき始める。同じ映画を十回観ると云うのは、こういうことかと理解した」やはり、何かを成し遂げる人は同じ文を読んでも、凡人とは違い有益な学びを得る能力が高いということなのだろう。

 ここで紹介した淀川長治氏の教えと山賀博之氏の実践エピソードは、あくまでもプロを目指す人たちに向けた話なので、我々一般人とは関わりの無い話に思えるかもしれない。また、現代コンテンツの数量が昔よりも多い時代なので、一つの作品を繰り返し読む/観るという時間的な余裕が無い現代人が大半だろう。しかしそれでも、一つの作品を繰り返し味わうこと、そして運が良ければ、そのリピート鑑賞を通じて何かを気付く/発見することは、貴重で豊かな経験であると私は思う。倍速視聴をしてまで観る作品の数を増やすことにも、一定理由合理性は有るのだろうとは思うが、何かしら自分レーダーに引っ掛かるモノを持つ作品出会った時には、少しだけ立ち止まって、それを繰り返し味わうことも試してみるのも一興ではないだろうか。

 ここまで書いた上に蛇足だが、もう少し思い出を書き残す。昔、Blu-rayDVDレーザーディスクはおろか、家庭用ビデオすら普及していなかった時代の思い出話である。その頃は、アニメ映画作品の音声を収録した、LPレコードカセットテープ販売されていた。(一部では家庭用映写機で上映出来るアニメ映画作品フィルムテープリール販売していたが、これを買って楽しむことが出来るのは、本当の金持ちだけだった。)私は子供の頃、この手の音声収録レコード商品の一つ『ルパン三世/カリオストロの城』を所有する人物から兄弟のツテでカセットテープダビングしてもらい、それを何度も何度も繰り返し聞いて、頭の中では『水曜ロードショー』で観た『カリ城』の映像を想い起こして楽しんでいた。この体験のおかげで、私は今でも『カリ城』の全セリフ暗誦できる。何の自慢にもならないが。

 そして、歳月が流れた。

 後に社会人となって働き始めた兄が、VHSビデオデッキを買ってくれたので、我が家ビデオを利用できるようになった。金曜ロードショーで放映された『カリ城』を録画すると、当然それも繰り返し何度も視聴した。カーチェイス場面などはコマ送り再生作画をチェックしていたので、倍速視聴とは正反対行為である

 ほどなく小さなレンタルビデオ屋が我が町にも出来て、兄がスプラッター映画とかゾンビ映画とか借りてきてくれて、一緒に楽しんだりもできるようになった。古い『SCREEN』の記事を読んで、勝手に凄い作品だと思い込んでいた『巨大蟻の帝国』や『スクワーム』が、実際の映像を観るとショボい作品であることも思い知った。

 大人になって、現在宮崎駿のことは反吐が出るくらい大嫌いになり、ルパン三世作品としての個人的評価も、軍配は『vs.複製人間』の方に上げるようになった。

 子供の頃には観ることはおろか、存在を知ることも叶わなかった様々な作品の数々を、今では視聴して楽しむことが出来るのだから、明らかに子供の頃よりも、現在の私は恵まれている。

 それでも、熱に浮かされたように古い映画雑誌を何度も読み耽って、観たことも無い映画の内容を勝手想像したり、何度も何度も『カリ城』のカセットテープに耳を傾けて台詞暗誦していた子供自体の思い出は、それらが経済的な制約から生じた行為だったにも関わらず、何だか私には宝物のように思えるのである。ただのガラス玉が宝石より愛しく思えるように。

2021-06-07

anond:20210606235627

ベータ vs VHS

HDDVD vs Blu-ray

と同じ

どっちが便利とかじゃない

負けたほうが全滅して買った方が席巻する

欧州中国ピュアEV

日本燃料電池車本命

CO2削減率で言えばどっちも同じ程度

あとは政府のやる気次第

2021-06-03

anond:20210603031138

1期のBlu-ray1巻7000くらいで売れたしそんなこともないと思うけどな

2021-06-02

Blu-rayブルーって

BlueじゃなくてBluなんだ!

今気付いた!

2021-05-16

もし彼女ができて家デートする機会があったら、世界ふれあい街歩きみたいな旅番組Blu-rayを一日中のんびり鑑賞したいんだ

2021-04-04

ブス消えろ

自分ブサメンだけど好きなアイドルグループの中にブスが混じってると「ブス消えろ」って思うんだよね

アイドルグループライブBlu-rayとか見てると、美人とブスの間には圧倒的な壁があるなって思うよ

結局男も女も同じでブサ、ブスには興味ないんだよな

まり俺も消えろと言われる側の人間ってことなんだよな

しかし、この話題とは関係ないけど、なんでアイドルグループって1人か2人ブスが混じってるんだろうな

2021-03-23

二次創作は儲けてはいけないとかいう奴

当然だろすぎる

なに人のキャラ勝手に使って捏造して労力の正当な対価としてお金を得ようとしてんだよ!!!!!

そのお金原作に注ぎ込めよ!!!

作者様様キャラ様様のところをやれ解釈違いだのオタク同士で醜く争って我儘言うな!!!

漫画買うなりフィギュアなりBlu-rayなりガチャ回すなりよっぽど有益だろ!

anond:20210322231023

別に無かったことにはなってないと思うぞ

2014年東京国際映画祭庵野秀明世界やったときに上映してたし、2019年Blu-rayBOX発売のとき庵野編集ムービーもつくられてる

プロフェッショナルでは尺のせいか明言してタイトルが挙げられてはいなかったけど、エヴァを終えたあと「アニメを作るとどうしてもエヴァなっちゃう」って庵野発言してたやつがカレカノことなんじゃないか

2021-03-22

サザエさんというキラーコンテンツがあるのにHD-DVDはなぜBlu-rayに勝てなかったのかと言うが、そもそも権利管理している長谷川町子美術館意向サザエさんDVDどころかVHSにすらなってない。一度もなっていない。だから次世代DVD戦争サザエさんは一切関係してなかった。

今後もしサザエさんテレビ放送が終わったら、ある世代を境にサザエさん絶対知ってる世代と知らない世代に分かれる。今の10代が島田紳助を知らないように。

2021-02-24

ジオOver Quartzerって作品としてズルくね?

先にスタンス書いておくと、俺はあのクソバカ展開でゲラゲラ笑えたし好きだよ。

珍しくBlu-rayまで買った。

あの映画何がズルいって、批判を「そうかもしれないけど、瞬間瞬間を必死に生きてきた結果だからな」って包括してしまえるとこ。

そもそもあの映画メタ的に平成ライダーシリーズの悪いところを肯定してるから、どんな批判も瞬瞬必生で無効化されてしまう。

まあ、だからと言って開き直ってなんでもしていい訳じゃないのは確かだけど。

この4つが欠けてたらボロクソ言って終わりだった気がする。

全部あったから「醜いけどそれでもいいか」って思えてしまった。

そんな肥えた感性は持ってないけど、良くも悪くも唯一無二の映画として自分の中に刻まれてる。

2021-02-04

anond:20210204125722

プロフェッショナルのやつは、もうファンの中で録画のBlu-rayをこっそり回してろよって思う

ファン以外は求めてない

2021-01-18

anond:20210118163259

大学生の頃は持ってなかったけど、映画とかのBlu-rayディスクが欲しくなったかテレビも買った。

朝、ダラダラでもニュース見るようになった

2020-12-28

ヒプアニつまんなかった

前提BusterBros!!!で三郎推し

バトル始まる前まではぶっ飛んでて面白かったしラップパートも良かった

だけどバトルは毎回判で押したように二郎と三郎が一郎の足を引っ張って負ける展開

そもそも2年前くらいのバトルの結果いつまで引きずるんだよ

中学生高校生下に見るならチームにいれるな

しかも4チームvs1チームはダサすぎる

Blu-rayうつもりだったけど萎えたわ

2020-11-09

心が疲れたときに見たい映画

私は「天使にラブソングを」勧める。

あの作品が公開されたときからファンであり、DVDBlu-rayも購入し、毎年必ず2回か3回は見てしまう。

疲れた時に見ると明日も頑張ろうという気持ちになる栄養ドリンクみたいなものなのだ

増田はそういう作品はあるかい

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