はてなキーワード: 文学部とは
文学部の就活事情が話題になっていたので、文学部卒の筆者が自分や身の回りの話を含めて文学部の就活事情を解説したい。
大学や学科、卒業年度、地域によって大きく変わると思うのでその点は承知した上で読んでほしい。
筆者は5年ほど前に首都圏上位私大の文学部を卒業した。自分の専攻の周辺の話が中心だが、友人などの話などからできるだけ文学部全般の話になるよう努力したつもりだ。
ざっくりした体感では学部卒で就職する人がほぼ9割、修士課程に進学する人が1割前後といった感じだった。学科によって進学する人が1割をちょっと超えるところもあれば、5%くらいしか進学しないところもある。いずれにせよ、過半数が進学していた理系に比べると進学率は圧倒的に低い。
ただ、法科大学院から司法試験ルートのある法学部以外、文学部に限らず文系の学部はどこの学部でも1割前後の進学率だったように思う。修士課程を修了して一人前という雰囲気のある理系に比べて、文系は大学院に進学しても就職の幅は基本的に広がらないし、むしろ狭まると言っていいと思う。文系の大学院生がただモラトリアムを延長しただけになるか、研究者の卵になるかは個人の資質や研究室の雰囲気(≒教授の方針)が大きい。
理系と違い、企業所属の研究者という人はほぼいないため、修士を修了したり博士に進んだりしても研究をまともに続けるにはアカデミックなポストが必須になってくる。そうしたポストは理系と同様に(あるいはそれ以上に)狭き門になってくるので、基本的に文系の学生は学部卒で就活することになる。
就職する文学部生のうち、4割ほどが公務員(教職を含む)に、4〜5割強がいわゆる一般企業の事務系職に、1割前後がマスコミに就職するイメージだった。残りは就職浪人や就活と進学を平行して進めながら様子を見たりする人などが占める。
こうした就職先の構成は大学や年度によって大きく変わるのであまり当てにはならないかもしれない。いわゆる下位の大学になるほどマスコミの割合が下がって一般企業の割合が上がると思う。公務員になる層はどこの大学でも一定数いると思うけど、上位の大学は国家公務員や都道府県職員を目指す人も多いので公務員の割合もやや高いかもしれない。
この記事では他の文系学部と変わらない一般企業(メーカー事務職や金融、IT、小売り・流通など)の話はあまりせず、文学部の就活っぽい分野について話したい。
文学部の学生の公務員人気は高い。地道に試験対策をすればある程度報われるし、民間の就活(特に人気企業の場合)の時になんとなく感じる文学部ハンデをそれほど感じないからだと思う。
しっかりしている人は学部2〜3年の頃から自分で勉強したりダブルスクールで公務員試験向けの予備校に通ったりする。法学部や経済学部の人に多いバリバリのキャリア志望で国家公務員を目指すというタイプよりは、キャリアと生活のバランスがまだ取りやすい都道府県庁、政令市、中核市などの中上位の自治体を受ける人が多かった。
大学や学科によっては講義を取ることで社会福祉主事などの行政系の資格を取ることもできるので、ガチガチの公務員志望ならこうした資格を取っておくと若干の加点要素になるかも。図書館司書や博物館学芸員といった資格ともやや相性はいいけど、これらの職域は専門職枠になることも多いので、取っておきたい資格かと言われると微妙だと思う。
資格の話になったついでに司書と学芸員について補足すると、どちらも正規雇用の採用は自治体・民間を問わずアカデミックポスト並みの狭き門なので、軽々しく「司書とかいいじゃん」「学芸員の資格をとって博物館に就職したら?」などとは言ってはいけない。
非正規だとバイト・パートレベルの募集が多くワープアもいいところで、資格を持っていなくても問題ない場合も多い。実務経験にはなるのだが、正規雇用へのキャリアアップはやはり狭き門だと思われる。
大学図書館・専門図書館の司書や学芸員は大学院である程度研究をする基礎を身につけた人がその専攻を生かしながら働く場だと思う。一般的な自治体の図書館は業務委託や指定管理者などで民間に委託されていることが多く、司書資格持ちの正規公務員が図書館員をやっているところはかなり少なくなってきているはずだ。
教職員はわかりやすく、国語、英語、社会科の教員免許が取れるところが多い。教職課程の履修はけっこう大変で「保険として教員免許も取っておくか」というくらいの気持ちだと挫折することも多い。ちゃんと教職志望の人は1年次から必要な授業を計画的に取っていることがほとんどだと思う。普通の授業の単位と教職の単位が被ることはそう多くないので割と忙しい。
学部卒で一般的な一種免許という区分の免許がもらえて、大学院で所定の単位を取得すれば専修免許にパワーアップする。出世するには専修免許があると有利という話もあるとかないとか。学生のうちに社会教育主事の単位を取っておくと教員になってからのキャリアの幅が広がりそう。
とはいえ、教員も正規雇用はそこそこ倍率が高く、数年は非正規の講師をすることもけっこう多い。特に社会科は他に比べて大変なイメージがある。
公務員も教職員も正規職員になってしまえば雇用自体は安定した手堅い職だと思う。勤務の内実はなんとも言えないが……。
いわゆるマスコミといわれるテレビ、新聞、出版はどこも大手(キー局、全国紙、三大出版社)は狭き門で、中堅〜中小はパイが少ないか、そもそも募集がないこともある。大手のなかではNHKや全国紙の記者職が比較的募集定員が多そう。
地方テレビ局やブロック紙・地方紙の事情はよくわからないものの、そもそもの枠が大きくなくて地元大やUターン組が一定の数いるイメージ。アナウンサー職とかはものすごく競争が激しいという話を聞く。出版社は中堅どころでもふつうに1桁採用とか募集なしというところばかりだと聞く。中小の専門出版社は新卒市場ではほぼ見かけた記憶がない。
ただ、マスコミ全般の話として、文学部同士の闘いというよりも法学部や経済学部といった文系メインストリーム学部との闘いになるので「文学部だからマスコミに有利」という話にはならない。むしろテレビや新聞の記者職は文学部以外の方が有利だと思う。
業界的には斜陽で激務だけど、大手はまだまだ高給取りなイメージ。中堅・中小だとワープアとはいかなくても大手との差は感じると思う。友達が大手マスコミにいくと「高値で売れたな」と思ってしまう。
テレビは制作会社とかの周辺業界もあるし、出版も書店や取次といった小売り・流通の周辺業界があるけど、とりあえずこの記事ではここまで。制作会社とかは配信業界が盛り上がって二極化してたりするのかな。書店や取次(特に取次)はかなり厳しいという話を聞く。
昨日か一昨日、『文学部になんか行くな、勉強しても報われないぞって初めから言え』のエントリを書いた人間です。
でもめっちゃ風評被害をまき散らしてしまったので、ちょっとだけ冷えた頭で過去を捉えなおした記事を書きたいと思いました。
あれを読んで嫌な気持ちになった人に謝れるわけではないし限りなく自己満足ですが、ネットの海に放流しておきたかったので。
就活で心が折れてしまった上に、俺の性格が極端で未熟だったことによるところが大きい。
確かに、客観的に見れば貴重なことを文学部で学んだのかもしれない。
文学部の人や人文学に触れたことがある人は知っていると思うが、文学部は感想文を書き散らすところでは断じてない。
まずは対象となる作品に触れて、自分で疑問を発見したり、隠されたものがあるのでは?と気づく。
そしたら、その疑問や発見を足掛かりにさらに深くテクストを読み込み、適切な研究書・論文を探して読んで根拠を集める。
必要な場合は、過去の理論を適用して新たな気づきがないか探したり、自分の立場を明らかにする。
そうして根拠を十分集めて、最初の疑問や発見に対する結論を導きだす。これが俺の学んだ手法。
思い出してみれば、自分は一年生の時から成績がよかったわけではなかった。
なぜなら入学当初、課題発見力が限りなくゼロに近かったから。お得意の受験勉強では全く何もできなくて、最初に書いたレポートは散々でした。
で、レポートを書けるようになりてえと思った。正直言うとその動機はお子様なもので、アカデミックな論文が冷徹に真理を追究してるみたいでかっこよく見えたから。
まあ悔しかったのか文学が好きだったのか、今ではよく分からんがとにかく少しでも大学の学問に触れたいと思って、そこから色々やった。
教授に質問したり、レポート上手い友達にどうすればいいか助けを求めたり、『レポートの書き方』とかロジカルシンキングの本を読んだり。
それで成績が上がったんでした。
コメントでも指摘があるように俺は自分の評価を限りなく外部に依存する悪癖があり、成績を自分の判断基準にしすぎというのは真っ当な指摘です。
でも、その外部からの評価を得るために自分でいろいろやったなあ、ということをガン無視していたので、それはちょっと認めてもいいのかもしれないと思った。
ということで、もらったコメントを受けて考えてみれば、文学部に行ったから俺の未来がどうこうなんじゃなかったということです。
それどころか、文学部で勉強して知った「テクストを客観的に読んで課題を発見し、資料を参考にしながら結論を出す」という手法はどこにでも通用する教訓なのかもしれない。
いや、そうじゃないかもしれない。俺は社会に出てもいないし、就活にしても本選考が始まったわけではないし、本当に社会に通用するのかは今知りようがない。
とにかく考え直してみた結果、俺は価値ある学びを身につけられたのかもなあ、と思った。
文学部の人、文学部に行きたいと思ってた人、すみませんでした。グチャグチャメンタルで軽率に貶したりして、本当に馬鹿でした。
この謝罪は読んだ人への媚び売りではなく、もらったコメントを読んで自分の学んだものの価値を思い出した結果だと思っている。多分。
これが万人に通用する真理かどうかも知らない。今のところの自分の結論というだけ。まだ未熟な部分が腐るほどあるんだろう。
・ただ文学部は関係ないけど、俺がやらかしたことに変わりはない
そうは言ったところで、俺が人付き合いから目をそらしてきた事実は変わらない。
なので、自分がゼロ地点にいることを自覚したんだから、今度こそ自分でなんかやろうと思った。
今の時点ではまず進路をどうにか決めるのが先だが、その先はバイトかボランティアがグループ立ち上げか、とにかく人と会わなきゃと思う。
がむしゃらにただ会うんじゃなくて、自分と相手の対流みたいなもんを作ればいいのだろうか、よくわからないけども。
しかも、あれだけ叱責のコメントをもらってすら未だに周りの人間を恨んでいる節がある。
ただ、これもコメントにあったことだが、実際には「コミュニケーションをとれ」というアドバイスをもらいながら目を背けていただけの気がする。
自分には合わないから!机に向かってれば楽だから!そういう自分本位の理由でアドバイスを無駄にしてたんだろうな。
それで俺に愛想をつかした人、多分たくさんいるだろうと思います。
あと根本的な問題点として何かに失敗するのがどうしても嫌というプライドと不安があるのも分かった。
なので失敗したら引きこもるのではなく、どこがダメだったか考えて再試行するのを人付き合いで繰り返そうと思う。怖いですが。
「勉強を頑張れるのは一つの長所」という励ましのコメントをくれた人が数人いました。今はまだ大事なものを取りこぼしたしくじり感が強いけど、将来「勉強したことが血肉になってるんだな」と思える日がくればいいと思う。
その一方、「ガクチカでそれを書けばいいじゃないか」というコメントにはあまり同意しない。
なぜなら、就活本に書いてあったガクチカについての説明がとても筋の通ったものだったからです。
就活始まってたくさん読んだマニュアルの大半には、「ガクチカに大学内でのことを書くと視野が狭いと思われる」という指南が書いてあった。
そして具体的なアドバイスとして、「社会人としての素養=コミュ力、社会性をアピールするため大学外部のことを書け」という対策が書いてある。
だからみんなサークル・ゼミのことをアピールするのは極力避け、アルバイトやボランティアのことを書こうとするんです。
これは筋が通っていると俺は思う。なら、上に書いた文学部での学業はガクチカとして不十分だ。特に俺はほとんど一人で動いてしまったから、社会性とコミュ力のアピールにはならない。
で、その上でガクチカをどう書くかはまだ決められてません。とりあえずキャリセンと外部の講座に頼ります。
・自分語り(コミュニケーションが苦手、人格が幼いことについて)
これを治せないのかは分からない。
ただずっとコミュニケーションが嫌いだったかというとそういうわけではなくて、その方法を限りなく間違え続けたあげく人間関係で病んだのがきっかけだった。
小学生の時にいじめを受けていて、それで辛い人の気持ちが分かったつもりになった。
で、自分は優しい人でありたいと思ったので、それ以来誰彼かまわず相手に尽くしまくった。
ただ人格形成が遅かったのか、はたまたその時から他責性格で自分の成長を怠ったのか、自他の区別がつけられず優しさと甘やかしの違いが分からなかった。
その結果メンヘラ製造機になり、それを抱えきれなくて自分がメンヘラになった。
横になって壁見ることしかできねえ何もできねえ何も食えねえみたいな時期が続き、高校で教室に行けなくなった。
精神科には行かずにスクールカウンセリングを一年ぐらい受けたけど、結局克服には至らず。
で、大学に行ったらぼっちを謳歌するぞ、友達なんかいらないぞと思って、それを実行した。
ここで周りの「他人と向き合え」というアドバイスが実際あったのに無視したとすれば、それがさらに人格形成をサボる分岐点だったんでしょう。
上で「友人にレポートのアドバイスを聞き…」と書いたように、確かに数人は大学の友人がいる。しかし自分から全く外部に行かなかったので成長できてないんだと思う。
根本的な原因としては「甘やかすことと優しくすることの違いが分かってない」=「自分がない」なんでしょうか。
ただしばらく考えてもこれを解決する方法が分からない。でも今まで頭でっかちで失敗してきたのは確か。なので今までの沈考から趣向を変え、トライアンドエラーを繰り返す方式で他人と関わろうと思う。
大学生になる人、俺みたいに「人間関係しんどいから一人でいるぞ!」って逃げずに自分から人を見つけに行け、めちゃくちゃ遠回りすることになるから。
・で、将来どうするのか
明確には決められていない。決めたことは、
2.キャリセンなりガクチカ講座なり行って、相変わらず涙目になりながら自己PRの文章を助けを得つつ書く。
(3.橋にも棒にもひっかからなくて全滅したら、大学に推薦があるか聞きにいったり、お金ためて来年の公務員試験を狙ったりする。)
これで全部。
コメント読んでて確かにそうだなと思ったのは、そもそも文学部選んだのだって、恵まれた環境があって自分で決めたんだろうということ。
もうこれは客観的に見てそうなんだろうけど主観的にはまだ周りを恨む他責思考が抜けきってない。改心するのは時間がかかる。
本好きだなあ、もっと知りたいなあ、文学部行きたいなあ、って思った高校生を周りが尊重してくれた、というのが事実なんだろう。
今「尊重」と書いてて思ったけど、周囲の人たちは「文学部は通用しないと知りながら黙ってた」ではなくて、「周りの忠告も聞こえないぐらいなら尊重してあげよう」と思ったのだろうか。
入学して学業の難しさ、つまり「本好き」だけでは文学研究は成り立たないことを知ったわけだが、学業の入り口の入り口ぐらいには立てたと思うので、本懐を遂げたと言っていいのだろう。
・まとめ
一言で言うと、「恵まれた環境にあぐらをかいている+おそらく価値あることを学んだのだろうが、価値を自分で認めきれない+学んだことの活かし方が分からない+今まで逃げてきたことのしっぺ返しを食らってパニクっている」ですかね。
座学じゃない勉強が足りねえんだわ。
これからどうするかは決められてません。大学三年間ずっと他人との向き合い方を学びませんでしたから、未だに絶望感はあります。
ここからは周りに甘えた上に責任転嫁するのはやめて(そもそも周りの責任じゃなかったような気がしてきたので)、自分の人生ここからは自分で何とかするって気持ちでいたい。
司法試験受けない法学部も、起業しない経営学部も、接客業勤務する環境学部も、介護福祉士になる外語学部もぶっちゃけ「その仕事では役に立たない」と思うんだけど、ほぼ確仕事になるのって医学、看護、建築、設計、農業くらいじゃない…?あとなんかある?
というか仕事で役に立つかどうかっていうなら専門卒のが絶対有用なんだから「商社専門学校」「不動産専門学校」とか作ればよくないかなあ、と思いつきで書いてみる。
この受験シーズンに、文学部進学への風評被害を起こすのはやめてくれ。
当方、同じく宮廷の文学部卒(しかも1留)だったけれど、フツーに就活し、大手金融機関から内定をもらったよ。
フツーに宮廷・私学上位校の選考プロセス(「リク面」とか)に乗っかって就活できた。
2010年代の話だけど、現在の就活戦線でも変わらないんじゃないかな。
「大手金融機関」がすごいとかすごくないとかただのソルジャーだろとかそういう面倒くさいことを言いたいのではなく、
テレビ局とか広告代理店とか5ch就職偏差値ランキング的なやつで上位企業に入社した文学部卒は、周囲にも数多くいた。
だから、後進のためにも「文学部卒だと就活がヤバくなる」みたいなデマを流すのは控えてほしい。
事実として、親の世代が言う「一流企業」に文学部卒でも行く人は多いのだから。
「文学部に行くと人生終わる」とか「文学修士卒だとお先真っ暗」というお決まりの議論にネットで触れる度に思うのは、
「鶏が先か卵が先か」という因果関係に大きな混乱があるということ。
そもそも、文学部に入る『卵』、つまり文学部に進学する人々には偏りがある。
文学部に入ったから就活に苦労するんじゃなくて、そもそも就活に苦労しそうな人が文学部を選ぶ傾向がある。
なんとな~くネクラというか、社会不適合者予備軍っぽい人が文学部には一定数いる(決してマジョリティではないが)。
おそらく、フツーの受験生というものは、将来の仕事がなんとなく不安で、経済なり法学なりを選択するもんなんだろう。
にもかかわらず、文学・歴史・思想・美術など、あんまり金儲けにつながらないのが明白な文学部を選ぶ時点で、
その「ズレ」は、新卒一括採用型のいまの就活で致命傷になりかねない。
就活対策本片手に浅薄な「自己分析」をひねり出し、就活戦線が本格化する前にインターン、面接ではマニュアル的な話法でハキハキと語る必要があるいまの就活では。
介護系とか、なんかよくわからない事務員とか、まあそういう進路になった人々は確かにいた。
「何様だよ」ってこと大胆に雑く言うけど、彼ら彼女らは文学部卒でなくとも似たような進路を辿ったんじゃないかなと思う。
もちろん、文学部という環境が、学生から就活を経てビジネスパーソンに成長するのにベストではない点には同意する。
旧帝なら特にひどいと思うけど、そもそも教員は学部生に興味がない。どうせ2、3年でいなくなるし。
だから学部生の就活はおろか、下手すれば学部生の教育さえあまり興味がない。
学部の教務が言い訳じみた就活セミナーみたいなのをやるけど、あまり効果はなさそうだったと記憶している。
確かに、大学は教育機関だけでなく研究機関でもあるし、「そもそも大学は就活予備校ではない」という議論もある。
それにしたって、今の文学部教育に大きなミスマッチがあるのは事実だと思う。
この問題はどっかの偉い人がはやくなんとかしてくれるといいんだろうけど。
まあ、あなたの日記をダシに思いつくことを自由に書かせてもらった。
あなたの批難の矛先は「文学部教育」そのものではなく、「文学部を不注意に選んだ自分自身」だということは理解しているつもり。
それでも、この受験シーズンに文学部進学への風評被害が及ぶのは避けたほうがいいと思って、長文レスさせて頂いた次第です。
言うほど就職も悪くないので。
きっと、あなたにとって理想的な「勉強」は、たとえば法学部で特許権についてゴリゴリ勉強して大企業の知財部に行くとかそういう種類のものだったのだろう。
知財の例を流用すると、今からでも法学部に3年次編入したり、法律系大学院へ死ぬ気で「勉強」して入るとか、そういう道をたどれば知財部への就職も可能だろう。
全然別のところなら、公務員試験とか、中高の教員になるという選択肢もあるし。
なんせ若いあなたにとっては、過去のミスマッチを嘆くよりも、自分が本当にやりたことを見つめ直して、そのために何をすべきかを考える方が、有意義だよ。
それは誰も教えてくれないんだから。
は? 「文学部なんて、一人で勝手に図書館でも行ってろよ」という発言からの話の中で、なんでいきなり理系の話が出て来るんだ?
それはそうと、「理系はその辺りの事は一人で勉強してるよ」と言うと、
そもそも、そのへんの図書館に学術誌(学会誌や専門分野のジャーナル)が入ってるところなんて無いだろ。大学図書館へのアクセス無しではお手上げだよ。その上、論文の書き方だの発表の仕方なども大抵はゼミで指導されて鍛えられるものだし。まずは学内というか学科内での発表からな。
... の辺りも一人で勉強してるのかい? だったら凄いな。俺なんかジャーナル各誌を自分でsubscribeしようと目論んでみたけど費用の面であきらめたし、やっぱり発表の実地練習なんぞは学部生が一人でやるのは効率が悪過ぎるように思えたのだが、理系だと学部生レベルでもそこまで独力でやってるのかね。そりゃ凄いね。
就職に有利、不利な学部があるなんて全く知らなくて、本好きだからって理由で文学部に入ったわ。失われた20年世代の女だから、本気で就職なくて、公務員の勉強1年やって国に滑り込んだ。同期卒で就職できた友達はほとんどいなかったよ。勉強得意なら滑り込み先はいくらでもあるよ、がんばれ。
学生時代に力を入れたことは勉強なんだから勉強してましたって言えよ
遊び惚けてるやつよりもよっぽど真面目じゃん
全くいらないとは言わんが研究者になる人向けだけにごく少数だけ取ればいい
どうせ文系なんて専門的な知識を獲得しても企業でそれを使わないんだし、企業は共通試験の点数だけで頭の良しあしを判断して18歳から就職させればいい
人生経験ガーとかいうなら高校新卒後数年遊んでた子をとればいい。そうすれば新卒一括採用も崩れるし、頭いい奴が20歳くらいから大手でバリバリ働けば社会全体で効率が上がるよね
弁護士も法学部でないといけないわけじゃないし就職専門学校と化した文系学部に存在意義はあまりない
ま、俺も文学部卒なんだけどね
自分でも書いているけど、スカラーシップに進む覚悟があるわけではない、
コミュニケーション能力をはじめとするスキルからは目をそむき続けたのが原因じゃないかと。
みんな面接を突破してたり内定を勝ち取ったりしてるだろうから、
その中で自分が失敗し続けるとメンタルが崩れやすいというのもあると思う。
これまでの人生で受験やテストで大きな失敗をしていないだろうからなおさら。
面接練習してもらって、対人コミュニケーションスキルを磨いた方がいいと思う。
どの仕事でも(それこそスカラーシップでも)結局のところ対人コミュニケーションは絶対に必要になる。
文学部のせいにするな。つーかほとんどの就活生は学校の勉強内容と仕事内容一致してないよ(実は理系も結構そう)。
きちんと勉強してきたってのは立派な強みなので、それをきちんとアピールする練習をするだけでいいよ。所詮就活なんてテクニックなので、対策講座で見てもらって型を付ければOK。
というか文学部でちゃんとやってたってむしろかなりの強みだと思うよ。
自律的に資料を読み込んで要約してアウトプットできるって、社会人として一生使えるスキル。どの業界でも必要な人材。(いい年してもこれができない社会人、世の中にめちゃくちゃいるのだ。)
増田は実力がないわけじゃなく自己肯定感が低いだけだと思うので、余計なことは考えずにコツコツ就活をこなしていけばいいと思うよ。
コミュニケーションって対面での会話だけじゃなく、文字でのやりとりもあるやろ。
ホワイトカラーの仕事をしていると正確な読解とお客様に好感を持ってもらうための文章力が求められるシーンが結構ある。
作品を通じて四年間作者とのコミュニケーションを学んだ君の専門性を応用できる仕事は色んな会社にもあると思うよ。
君が活用するであろうリクナビやマイナビの各社紹介文も、自社に好感をもってもらおうと思って誰かが書いたものだし、
エントリーシートも良い人を取ろうと思って一生懸命精読する人がいる。
社内や社外とのやり取りはメールが一定割合を締めているし、slackやTeamsのようなビジネスチャットツールも普及している。
文字が「ちゃんと」読めて書けるって日々の業務の品質に関わるから馬鹿にできないのよ。
その年いちばん面接回数が多い人事担当者より、リクナビの紹介文の方が就活生に訴求した回数が多いことは直感でわかるやろ。
ブログをやっている会社も多いけど、大抵の会社の記事より君の書いた増田のほうが読まれた回数が多そうなことも……
付け焼き刃で劣化陽キャみたいなことをやる前に、文章とはなにか、文学部での勉強は本当に仕事の役に立たないのかをちゃんと突き詰めるほうが先じゃないかな。
就活ストレスがある状態で苦手な対人コミュニケーション方向にパワーを割くとメンタルに修復不可能なダメージを受けるタイプに見えておっちゃんは心配なのよ。
メンタル的に結構ギリギリな気がして、夜中に起き出してこんな記事を書き始める程度にはね。
おっちゃんの時代には、対人コミュニケーションが苦手なのに応募書類を盛って、
飛び込み営業職とかフルーツの路上販売とかに採用されて病んじゃった子がそこそこいたけどそういう仕事がやりたいわけじゃないやろ。
企業ってのは大学で勉強してきたことももちろん考慮するけど、重視するのはその潜在力だ。
宮廷に行って、かつ大学でもいい成績を修められる努力ができたんだろ?
研究を重ねることができたんだろ?
会社に入って、大学でやってきたことをそのままやらせるところなんてかなり稀だ。
学んで吸収することを得意としてきたんだろう?
誇れるのは成績だけだった?
それは十分誇れるところだ。
会社ではその成績を勝ち取った能力を使って更に多くのことを学んで吸収していくつもりだと確言しろ。
お前のその潜在力を欲しがるところはいくらでもある。
それを決めて職を選び、面接を受けろ。
「文学部で学んだことが通じますか?」と訊かれたら「学んだ内容ではなく、方法を活かします」と言え。
実際そうだろ。
そうやって自分を高めてきたんだろ。
そうこうして、面白い文学作品とかの話なんかに持っていって面接官を楽しませることができたらしめたものだ。
お前は内定を貰える。
泣き終わったら自信を持って動け。
何を思ったか専門学校に行ってしまったので大学行っておけばなあとよく思ってたけど、
行ったとしても心理学部か文学部だったからどっちにしても後悔してたかもしれないなって分かった。
書いてくれてありがとう
東大とか一ツ橋とかだろうから、センター科目はフル教科っぽい。
ということで、機械学習をサクッと「勉強」して習得。青空文庫のデータ突っ込んで何か作ってみよう。
まだ在学中なら自校の機械学習を学部マタギで取得するのがよい。
機械学習界隈のデータサイエンティストは、プログラムや数理モデルにはたけているが、分析対象のデータに詳しいわけではない。
http://www.traina.ai/solution/textmining/
野村総研では業界・商品種別の「感性辞書」が必要っていっていて、実際の企業が機械学習使おうとなると、ここでカスタマイズ費用をがっつり企業からとるんだ。
例えば音声認識。