はてなキーワード: バッターとは
飯の話の99%はラーメン発見伝で説明できるので本来は呟く必要も長文を書く必要もないわけ
性格の悪いイタリア料理屋の店員が雰囲気上めちゃめちゃ母子家庭っぽい貧乏人をDisってしまったので印象がすこぶる悪いアレ、
イタリア料理屋の店員の性格がねちねちと腐ったようなので反射で店が悪いと思ってしまうが待って欲しい
日本には性格がゴミみてえだったりやってるうちに愚かな勘違いをしてしまっていても飲食店で働く権利があるし
タクシーじゃないんだから、やってきた客にお引取り願うのも自由な筈だ 性格がクッソ悪いけど。
メニューに乗せてるんだから、ドレスコードも設定していないんだから、客には平等に料理を出せっていうのも『正しい』意見ではある
クソ勘違い料理人が正しい意見に目覚めて、貧乏そうな母子にパスタを一皿ずつ出してやったらみんながハッピーになるのか?
そういう話だけ、ちょっと書きたくなった。
完全な決めつけだけど、前提として母子はあんまり自由になるお金が多くない。
でも外食、それもちょっと良さそうなお店でご飯を食べてみたかった、何かに合格したとか、母か子の誕生日だったとか、そういう想定をしたい。
ディナーにはコースで飯を出す店とのことなので、パスタは多分一番安いやつでも一皿1500円かそれを超えるくらい。
昼時だったら1000円でランチセットになって出てきたようなのが、夜だとサイドメニューをつけると倍になる。コースだとデザートやメインもあってもっといく。
たぶんそういう価格帯の店で、母子はランチセットのときのイメージで来店したんだろうな
普段よりちょっと多めの予算で、ハレの日の飯を食いたかった。でもそこまで多くは出せない。どこまでも味方したくなる想定顧客で、
誰も彼もが一杯のかけそばを思い出す。あれって実話じゃないんじゃなかった?
この母子が幸運にも性格のいい店員にあたり、無事に1500円を超えるパスタが2皿と、水が出てくるとする。
思ってたより高かったからお母さん驚いちゃったけど、頼めるメニューがあってよかったね。ゆうくん、おいしい?
答えは、さほど美味しくない。
何故か。
まず母の方から見て、第一に値段が高い。人間、払おうと思って払ったときには『高いだけあって美味しい』になるが、
想定外の出費だとものの味がよくわからなくなる。焦りや後悔は、飯を美味く食う邪魔になる。
それでも母親なので、子供が美味しい美味しいと食べていたら嬉しくなって、このお店に入ってよかったなあと思うだろう。
次に子供。ゆうくんかゆうこちゃんかわからないが、中学生くらい。お金は自分が払うわけじゃないので、敏い子供でなければ、
予算で気を揉むこともないかもしれない。じゃあゆうくんはパスタを美味しく食べれるか?
これもそうでもない。『さほどでもない』か、『美味しいけど少ない』になる。
店が想定している顧客は①コース料理を食う ②メインかつまみになるものを幾つか頼み、酒を楽しむ
③一人一品パスタなどを頼みつつ、若しくはピザをシェアしつつ、サイドメニューやデザートを複数頼む もあるかも知れない。
どれにしても、この時客に運ばれてくるパスタには重要な役割がある。『満足させないこと』だ。
コース途中で出てくるパスタやピザは、メインを控えているので当然少ないし、味で勝つわけにもいかない
単品のパスタはそれよりは量が多いだろうが、酒やつまみの邪魔になってはいけないので
一品でも満足させるようなパスタを出すべきだとかは基本的には夢物語で、
ピッチャーは弾を投げる、バッターはヒットを打つ、そういう役割分担が普通はされていて、
スーパープレイヤーを何人も抱えているレストランは少ないし、ねちねち嫌味っぽい従業員を雇わないだろうな。
程なく食べざかりの中学生は、量がちょっと物足りない、けっこう普通のパスタを食べ終わり、水を飲む。
他のテーブルは順番に皿が運ばれてくる。
もしかしたら店員が食後のドリンクや、デザートの注文はないかまた聞きに来るかも知れない。
もう予算はない。これで長居するのは、だいぶ肝が太くないと無理だろう。
これで母子は大して満足もせず、席料抜きでも3000円前後払ってさっさと店を出ることになる。
3000円相当の幸福は手にできただろうか?
正直時間単価や原価だけで考えれば、酒を飲まないコース客より店は儲かるかも知れないと思う。
しかしその代わり、『値段の割にそれほどでもない店』という印象を持たれることになる。
店としては、イキリ従業員がネットで炎上する次くらいに痛いだろうな
本当は自信のあるメインがあった、ワインも拘って選んでいた、誕生日なら是非食べて欲しいデザートのケーキがあった
でも母子はお金がないから頼めないし、頼まなかったものの良さなんてわからない。
多分店で食ったパスタより、お母さんが普段作るスパゲティの方が美味しかっただろう。
漫画ではないので、出来る従業員がすぐに母子の予算状況を見抜いて
「実はこの後予約のお客様がいらっしゃるので席が埋まるんですよ」とか、そういう方便で帰らせるのは無理だろう。
その代わり、「ディナーだと席料がかかってしまうので、是非ランチでいらしてください」くらいは言えたらいい。
『提供する商品で顧客が幸せにならない』という時、売らないのもプロの仕事の一つだと思う。
欲しがった、だから売った、ではそれこそコンビニでいいじゃんになってしまう。
お洒落なイタリアンをコンビニ同然にしたのは、パスタ2皿を頼んだ母子でなく、それを売った店の方だ。
母子が3000円で買うべきだったのは、家でいつもの夕飯の後に食べるケーキとか、ステーキ用のでかい牛肉だ。
現役レフリーが答える
ボールを前に投げてはいけないとかトライで5点とかそういうのは全然わかるんだけど
アドバンテージはラグビーの「継続性」を根拠に運用されている。
これが他のアメフト、野球などのスポーツと違う所であり、大きな魅力でもある(プレーヤーは大変!)
例えば防御側のチームがズルをして、攻撃側のプレーを遅延させたとする
この時、レフリーがすぐ笛を吹いて攻撃側のチームにペナルティキックをすぐに与えると、試合を一瞬中断することになるので、せっかくの継続性が損なわれてしまう
そこで、防御側の反則後も一度攻撃側にプレーをさせてみて、そのまま有利にプレーできれば防御側の反則は無視し、有利にプレー出来なければ反則の地点に戻すことで、できるだけ継続性を保とうとしているのがアドバンテージの役割
サッカーはゴールにボールを蹴り込むスポーツで、ほとんどのルールはそれを元に理解できる。
オフサイドだってサッカーを面白くするための工夫だと思えば理解できる。
バスケもゴールにボールを入れるスポーツで、そこから派生したルールだから理解できる。
野球はちょっとややこしいけど、基本的にはバッターが一周すると点が入るゲーム。
それを元に理解すればだいたいわかる。実はバットで打つのはおまけなんだと理解する。
ボールを相手の陣地の奥底まで運んだら得点が得られるシステムになっている
だから、「いかにボールを自分のコントロール下に置きながら、前にすすめるか」がラグビーの基本原則
これは、ラグビーの起源のフットボールが相手の陣地にボールを押し込むお祭りであることによる(サッカー中にボールを持って走っちゃった少年は起源ではないらしい)
トライするのが目的だとしても、キックでも点が入るし、スクラムを理解できない。
ラグビーは元々ゴールポストの上の部分にキックをしてゴールをすることだけで"しか"得点できなかった
トライをすると、その後ゴールキックをする挑戦権を得るから、トライはトライと呼ばれていたらしい
後に「これだとキックが上手いチームばっかり勝つし、点数が全然入らなくてつまらない!」となって、トライにも点数が与えられるようになった
元々キックによる得点はペナルティキックでもトライ後のキックでも一律で3点だったのが、トライに点数が与えられるようになったことで、バランス調整でトライ後のキックは2点に格下げされた
ちなみに、ラックで手を使っては行けないのは、ラグビーの起源がフットボールだったから
よく考えたら二種類の方法で点が入るスポーツって他にある?ややこしさの原点な気がする。
アメフトはややこしさを得点方法だけに単純化して成功したんだろうね。
とにかくトライかキックで点を入れればいいんだもん。わかりやすい。
ワールドカップ始まるけど、やっぱ試合見ていて納得できないシーンが多いし
観戦している人はみんな腑に落ちてるのかな。割り切ってみているんだろうけど。
ではなぜこんなにルールが難しいかというと、ラグビーは慣習法に則ってルールが決まっていってるから
バスケットボール、ハンドボールなどは、ルールを元にゲームが定義されるので、原理原則が頂点に来る
しかし、ラグビーは元々お祭りだったものをなんとかスポーツにしようとルールを作っていったので、「ラグビーってこうあるべきだよね」という思想が頂点にある
だから、未だに欠陥だらけのスポーツで、どっかのチームがルールの穴を突いたプレーをすると、その穴を埋めようと毎年新しいルールが追加されていくのでツギハギだらけのルールになってしまったのである
ルールとは離れるが、
ボールを前に投げてはいけないとかトライで5点とかそういうのは全然わかるんだけど
アドバンテージでやり直したり唐突にスクラムが始まったり意味が分からない
平たく言うとなぜそうなるのかの合理的な理由がわからなくて、納得できない。
サッカーはゴールにボールを蹴り込むスポーツで、ほとんどのルールはそれを元に理解できる。
オフサイドだってサッカーを面白くするための工夫だと思えば理解できる。
バスケもゴールにボールを入れるスポーツで、そこから派生したルールだから理解できる。
野球はちょっとややこしいけど、基本的にはバッターが一周すると点が入るゲーム。
それを元に理解すればだいたいわかる。実はバットで打つのはおまけなんだと理解する。
隙を見て走るのが本質で、そう考えたらタッチアップも第4のアウトも理解できる。
他のスポーツもだいたい基本を押さえたら理解できるのにラグビーだけはさっぱりわからん。
トライするのが目的だとしても、キックでも点が入るし、スクラムを理解できない。
ラックで手を使ってはいけないとかも謎ルールだし、だから試合中も「?」っていう状況が多々発生する。
ペナルティキックは3点で、トライ後のキックは2点だし、なんか腑に落ちない。
よく考えたら二種類の方法で点が入るスポーツって他にある?ややこしさの原点な気がする。
アメフトはややこしさを得点方法だけに単純化して成功したんだろうね。
とにかくトライかキックで点を入れればいいんだもん。わかりやすい。
ワールドカップ始まるけど、やっぱ試合見ていて納得できないシーンが多いし
観戦している人はみんな腑に落ちてるのかな。割り切ってみているんだろうけど。
https://anond.hatelabo.jp/20190731172920
助言や苦言を呈してくれた人、体験談投稿してくれた人、ありがとう!
バッシングしてるだけの奴、勘弁してくれ・・・軽くイラっときた。
これは本当にそうだと思う。俺の一番の欠点かもしれない。
友人からもデートした異性からも言われたことあるよ。分かってはいるが、どうしたら自信つくんだ?
20打席、打率0のバッター、どこから自信湧いてくるんだ。。。
なんだよ20打席かよと思ったそこのあなた。20打席立つ前に練習期間相当あるからな。1打席が重いんだわ。
次こそは打てる、俺の欠点はここだ・・・と改善を積み重ねてきたのに報われないって結構な絶望だよ。
ちなみに20はそこそこ上手く行った人数であって、微妙だった数も含めればもうちょっと増えます。
友人には何度も相談に乗ってもらっています。感謝しか無いけど、結果を出せなかったので少し申し訳無さもある。
ダメなところは少しずつ改善していったよ。挙げたらキリがないと思う。外見、内面、アプリのプロフ、何でも指摘してもらったし、何でも改善してきた。
けど、顔面偏差値はそれほど高くないと思う。クラスに男子20人居たら13位くらいだと思う。
カッコいいと言われたことはあまりないし、多分お世辞だし、合コンとかでは、需要ありそう・悪くない・これで彼女居ないのはおかしい、とかいった表現をよくされた。
まあ自分磨きって内面も、だよな。そっち方面はあんまりかも。どう、何を磨けば女ウケするか分かってないし。
否定から入らないとか、相槌打つとか、相手の顔を見て話すとか、話術とかそういう内面スキルは少しは上げてきたつもりです。
ごめん。俺にも多少性欲はあるし、相性悪くて夫婦生活終わりとかなったら、
レス気味、あるいはレスの友人たちは上手くいかない傾向にあるのは結構知ってるので・・・。
まあこれはそういうもんだと思っておきます。ルールならしゃーないかね。成婚退会までの6ヶ月?待てばいいんでしょ。それくらい待つわ。
そのとおりだと思うし、数百人挑戦したあなたは凄いと思うよ。武田鉄矢かよ。。。
Pairsとか使え
アドバイスありがとう、でももうとっくに使いました。2年くらい続けて無理だったので解約しました。
会って食事したりした人何人もいるけど、続きませんでした。
アプリ婚活は顔面偏差値高いモテる人たちしか使いこなせないと思う。
今思えば、アプリで結婚したので推奨してきた友人二人もイケメンだわ・・・。
失礼な人も結構居て、そこも萎えたわ。今思えばそれほど大した失礼でもないけど。(会って2回目で名前を間違える。会った瞬間ゲッ・・という顔をし、その後はLINE未読(多分ブロック)して、お礼すら言わない。早く関係進めたいのにダラダラとメッセージ交換だけして次会う日を決めない、キープだろ、草。)
友人が多いなら紹介してもらえ
「紹介してください」何度言ったことか・・・。友人の奥さんにも言ったよ。
大抵返答はこの3つのどれか
2度ほど紹介してくれたケースもあります。嬉しかった・・・が上手くは行かなかった。(どれも1, 2回ほど食事して終わり)
貯金少ない
これはイラッとした。余計なお世話。書くんじゃなかった。普通はこれくらい貯金してるはずって計算してる奴もヤバイな。計算安直すぎるし、未成年かニートか?それなら許すわ。
奨学金返済したり、親に仕送りしたり、趣味とか色々あるんだよ。上の方に書いたがフィットネス行ったり、服買ったりもまあまあ金かかるんだぞ・・・
あと書いてなかったが、大学(18歳)から婚活アプリ全失敗で絶望して婚活を諦める(33歳)までは一人暮らしだったわ。
一人暮らししながら親に仕送りしたのは大学時代の一人暮らしでかなり親に借りを作ってしまったからだし、
一人暮らし期間が長いので普通に家事炊事できるわ。一人暮らしでスキルは付けられたが貯金は厳しかった。
アプリの婚活失敗で病みそうだったし、貯金もしたいし、何より寂しかったので家族の元に帰ったんだ。
実家在住は総じてクソみたいなレッテル貼ってるやつら、俺のような普通に生活力あるやつもいるんで・・・
趣味書け
アウトドア(登山、スキー・スノボ、写真撮影(主に花)、植物公園や温室めぐり、ナイトハイク、etc)
正直まだまだあるし、経験浅いのも書いてるけど。
結婚意欲がない
相手に何をしてあげられるのか
書いてなかったし、こいつほんとに結婚願望あるのか?と思うのは当然だよね・・。
正直いうと、本当に自分は結婚したいのかすべきなのかはまだ良くわかってないです。
ただ、一人暮らし期間長いし、実家帰って再認識したんだけど、孤独は辛いし、孤独じゃないことはかなりの幸福だよ。
20代の頃はまだ友人たちも未婚でみんなで趣味に没頭できたからいいけど、この先はそうも行かないし(てか既に大多数の友人たちは趣味とかを優先できなくなってきているし)
俺が孤独になっていくのは確実っぽいので、辛いなあと。家族といるとやはり生活楽しいし。アプリ婚活で失敗したけど、また結婚を考え始めている状況。
俺が結婚相手に何をしてあげられるかはよく分かってない・・・。これはダメですね・・・。
とりあえず料理はできるよ。カレー、シチュー、ラザニア、トンカツ、煮物、コロッケ、チャーハン、餃子、etc
一般家庭で出てくるようなものなら大体作れます。得意料理はローストビーフ。
専業主夫でもいい。多分人並みにはこなせるわ・・・育児まで入ると分からないけど。
自信ないのはどうしよう。
なんとなくだけどカツマーっぽい
こんなとこきてないでつべでもやっとれ
それはそれとして手作りで★のいっぱいついた青と赤のうすっぺらなから揚げ粉、じゃなくてちゃんとフライドチキンミックスってかいてあるやつのほう、をつかってつくったらかなり似た オーマイのやつ パッケージ最近かわった?
業務用のほうがいっぱい入ってて安いけどはちょっとクセがある、あとしょっぱすぎ
溶き卵と玉ねぎとパプリカの甘みにしょっぱみがうまいことまじりこんでるのがコツ
あとはやっぱり11種類のスパイスも欲しいとこ
鶏皮にフライドチキン粉のバッター駅をまぶして網焼きにして出して欲しい
は~鶏皮かってこよ
彼の住んでいるらしい町に降り立つのはもう10回目以上だった。この1年、私は自分の実家がある町よりも彼の町に足を運んでいる。私の住んでいるところから彼の町なんて新幹線でも3時間半かかるというのに。彼の町に行ったところで彼には会えないけれどそんなことはどうでもよかった。
彼が、彼の人格をきっと形成した場所に、今日は初めて行った。私はものすごく寒がりで、冷え性で、体力もなくて、暗いところも嫌いで、でもいつか彼とデートするときに着たいななんて試着室で思ってカードを切った膝上丈のマーキュリーデュオのワンピに履いてないも同然の薄いストッキング、8センチのヒールブーツで、駅から20分私は歩き続けて、彼の痕跡を今日も辿った。
野球のグラウンドに降り立つのは人生でも初めてだった。彼と出会う前もなかったから、初めてをまた彼に捧げられた気がして、嬉しかった。私はたくさんの初めてを彼に捧げてきたけど、彼はそのどれも、私が初めてだったことさえ知らないんだ。
グラウンドに踏み入る前、少し緊張した。一呼吸してから一歩踏み出した。数歩歩いたところで、公園の電気が全て消えた。どうやら夜10時で消灯するようだった。あまりにも暗くて、ケータイのライトで足元を照らしたがあんまり意味はなさなかった。
10月の末に、この公園の外から、野球の練習をする少年たちとコーチの大人を眺めたことがあった。彼は、野球を辞めてからもう4年が経つのに、今も野球がきっと大好きだし大切だ。そういう彼も好き。YouTubeで見た彼の声の出し方と、この時見たキャッチャーの男の子の声の出し方が同じで、また彼らしさに触れられた気がして、嬉しかった。
真っ暗だし、一塁や二塁のベースも置いてなくて、でも彼の位置まで歩いた。途中、少し盛り上がってるところがあって、ここがピッチャーの位置か、この前わたしがキスされた彼の元相棒は、ここから彼をずっと見ていたのか、など考えた。
キャッチャーの、位置についた。なんと呼ぶのかもわからない。ホームベース、でいいのだろうか。ただ、絶対に数年前彼がいた場所だった。彼は、ピッチャーを勧められたこともあったけど真剣な顔のバッターと向き合うと笑ってしまうからだめで、オレはマウンド全体を眺める方が好きだった、と以前話していたことを思い出した。グラウンド、初めてこんな位置から見たけれどすごく広く感じた。ここで、彼はグラウンドに響き渡る大きな声を出し続けて、チームメイトを鼓舞し続けて、成長してきたんだ。
なんとなく目の奥が熱くなって胸が苦しくなった。寒いからだと自分に言い訳しながら、一塁ベースがあるだろう方に歩き出した。グラウンドを歩きながら、何人か覚えた彼の元チームメイト達の名前とポジションが頭をよぎった。彼は、私がこんなことまで記憶しているなんてさすがに思ってもいないだろう。
こんなこと彼じゃないとしない。家の中ですら真っ暗なところは歩けないし、中一の時男の人に追いかけられたこともあるし夜道を1人で歩き続けるなんて怖くて仕方がない。でも彼は、やっぱり私にとって特別で、大好きで、なんでもいいから彼を今夜感じたかった。
グラウンドを歩いて、そろそろ出ようと歩きながら、また彼との思い出がありすぎることを思い出した。彼を好きになって、もう2年が経つ。特にこの1年は、私にとっては奇跡と運命を感じる出来事ばかりだった。でも、そのどれをとってもきっと彼にとっては運命なんてものではない。その事実が私を改めて苦しめた。だからと言って好きなのをやめる気には全くならない。
ラジオ「Session-22」書き起こし。https://www.tbsradio.jp/319359
"大学生のデート経験率は過去最低" 草食化とも報道された「青少年の性行動全国調査」その結果から読み取れる本当に大事な事とは?
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荻上:
後半、性教育の方にちょっと話を広げていきたいと思うんですが、今回性教育についてはそもそもどんな調査が行われていて、どんな分析結果が出たんでしょうか?
永田:
まず、どういうことを学習したのか、ということについて質問をしていくというのが継続になってます。
HIV、エイズですねーー先週末イベントでもあったようなーーあるいは妊娠の仕組みとか避妊の方法、性感染症とかいろんな項目に関して、継続的に学校で学習したかどうかというのを聞いて、それがどれぐらい学習した経験を持っているっていう風に回答するのかなというのを見るというのが、まぁ大きいところです。
あとこの調査でちょっと面白いのはクイズをですね、出すんですよ。
教育ってわけじゃないんですけど、性行動に関わるような……例えば「精液が溜まりすぎると体に悪い影響がある」正しい?間違ってる?とかそういうのを7問ぐらい出して、どれぐらい正しい知識を持ってるのかクイズ形式で訊いているって言うのも、ちょっと特徴的なところかなとは思います。
荻上:
アメリカとかでは、偏見浸透率調査みたいなもので、例えば進化論はないと思ってるとか、ワクチンは効かないとか、あえて間違った知識がどの程度広がってるのかみたいなものを調査するってのいうようなことをやったりしてますけれども、今みたいなクイズもとても重要ですよね。
永田:
そうなんですよね。
偏見の度合いというか、どういう風なところに今みんなが引っかかってるのかっていうのが割と分かるというのが面白いとこだなとは思いますね。
荻上:
分かった上で言ってるんだけど、それが結局騙されてしまうということになることもあったりしますし、今言った例えば「体に悪いからマスターベーションしてます」って言ったりすると、ダイレクトに体に悪いわけじゃないよって言われてしまうと言い訳が一個無くなっちゃうんじゃないか、と。
でもまぁ、メンタルには良かったりしますから、どうぞどうぞしてください、ということだと思うんですが、今言ったようなクイズを出しながら色々調査をすると、どうでしょう、推移、変化を感じ取れるような所ってどんなところにありますか?
永田:
そうですね、「既習率」という風に言いますが、どういうことを勉強した経験がありますかっていうことですね。
荻上:
既に学んだ経験率っていうことですね。
永田:
そうです。
学校で以下のようなことについて勉強した経験がありますか、というのを聞いたと。
それを2005年から2017年、今回調査にかけて3回推移を見てるんですけれども、基本的にHIV、エイズ、それから体の仕組み、それから性感染症のあたりは8割バッターぐらいで、まあまあ既習率高いですね。
荻上:
バッターとしては凄すぎますけど(笑)8割くらいということですね。
永田:
それはやっぱり、保健体育の内容なんですよ。
保健体育って試験もありますし、割と1年生くらいの段階で結構しっかり勉強させるところではあるので「学習した経験があります」という風に答えるのが多いというのはありますが、それに加えて学校で勉強したことを折に触れて、例えばニュースとかいろんなとこで触れる機会があると定着しますよね。
ですから、学校での教育ってもちろん大事なんですけども、それに加えての啓発活動とか色々な情報提供ってとっても大事で、だって一回学校で勉強しても忘れるじゃないですか、歴史とか日本史とか忘れますよね(笑)。
荻上:
永田:
荻上:
永田:
南部:
つながっていきますよね。
荻上:
その指摘は歴史学の人たちから「ドラマです!」というのもあるかと思いますが(笑)。
永田:
ごめんなさいごめんなさい(笑)。
荻上:
ただ教科書でちゃんと学んだ上で、あるいは学校で学んだ上で、テレビであえて、じゃないけれども、間違った情報に触れたときに、違う仕方で表現しているな、という風に学べるのか、それともそうしたものから触れてしまって、そう学習してしまうのかは、差が出てくるじゃないですか。
永田:
おっしゃるとおり。
荻上:
これは既習率、つまり、性教育などで学んだ人とそうでない人とで、その後の行動や知識の正答率というものは変わるんですか?
永田:
変わりますね。
正答率が高い人というか、もうちょっとちゃんと分析的に言うと、学習経験が多い人と少ない人ですね。
よりたくさんの項目を勉強しているという人と、必要最低限というかみんなが学習している程度の内容で止まっている人っていうので比べてみると、よりいろんな項目を勉強している人の方がクイズの点数は高いです。
もうちょっと言うと、これ今回の調査の分析では出てないんですけど、前回調査の分析の結果としては、情報源が学校である子っていうのはーー情報源って色々ありますよね?雑誌とかね、ビデオとかねーーそういう子と比べるとやっぱり正答率が高いというのはあります。
荻上:
たとえばリスク行動であるとか、自尊、自己認識であるとか、他のものに対する影響っていうところまでの分析というのはどうなのでしょうか?
永田:
えっとね、自尊感と性教育っていうところはちょっと難しいんですが、もうちょっとなんですけれども、ただ性に対するイメージはやっぱり違いますよね。
つまり性に対して、明るい、とか、楽しい、とか、そういうポジティブなーーまぁ項目いろいろあるんですけどーー今いったような事に関しては、たくさん学習している、いろんな角度から性について学習している経験を持っている人の方が、イメージがポジティブっていうことがあります。
荻上:
それからあの、冒頭でも少し紹介させてもらったんですけれども、あの最初のセックスでコンドームをつけてする人としない人とでは、その後もつけてするかしないかが変わるという話……
永田:
あれ面白いですよね。
それも前回調査の分析なんですが、それは多分今回もそんなに変わってないんじゃないかなというふうに思います。
その具体的な避妊、今とりあえずコンドームの使用なんですけれども、コンドームの使用に関して、まず初交でコンドームを使用していた人っていうのはその後の性交においてもコンドーム使用する傾向があると。
その初交の時にコンドーム使用するかどうかっていうのは「相手のことが好きだったから」ていう風な動機で性交、初交に至った人っていうのは割と避妊もしっかりするっていうことは、そういう道筋があるかなっていうのは分かっているところで見えてきているところですよね。
荻上:
この間の変化としては「セクシュアル・マイノリティについて学びました」という人が6年間で倍増近くしてるということは結構これは重要な変化であると同時に、ただ男女差で見るとマスターベーションについては、男性が5割近く毎回調査で学んだことがあるよって人が多い(注:5割程度「いる」か?)んですけれども、女性の方が2割ぐらいだという事で、こうしたそのジェンダーギャップがでるような項目っていうのも色々ありますよね。
永田:
ありますね。
あともう一つがやっぱりあのクイズの結果もそうなんですが、自分が直接関わるようなこと、つまり女性の場合だったら月経に関する項目なんかは既習率も、学習してその後覚えてるって言うことで既習率も高くなるしクイズの正答率も高くなる。
男性の場合だったら、マスターベーションであるだとか、あるいは精液、精通に関するようなクイズはやっぱり正答率が高くなるというとこでちょっとジェンダーギャップっていうのはあって、私これはちょっと乗り越えたいとこだなと思いますよね。
だってほら、自分のことはわかるけど相手ーー異性愛で想定するとーー相手のことってやっぱりわからないっていうのがあるので、男性は女性のこと、女性は男性のことをもう少ししっかり学習できるようになるといいなぁとは思いますが、まあそういう課題は見えてきますよね、数字の上での。
荻上:
昔は男女別学で、保健体育の時は教室を分けてみたいな仕方で、生理は女性だけが学ぶと。
でも例えば、上司部下の関係で、部下が女性、上司が男性で、生理休暇について無理解だったり、あるいは上司が女性、部下が男性で、上司が体調悪そうにしてることを「なんだよ女は」みたいな形でざっくりと大雑把に暴力的に回収してしまうみたいな、そうしたことがないように、生理とは何なのか、周期とは何なのか、PMS みたいな苦しみは何なのか、とか、当事者のことを知る、っていうことは理解をするためにはまず一歩にはなりますよね。
永田:
そうなんですよね。
あの、今となっては保健体育もテストが共通なので、男女によって既習の内容がもう大きく違うっていうことはだいぶ解消されてるとは思うんですけども、結局学習してもその後定着しなければあまり既習率の数字としてはね返ってこないので、日頃からどういう情報に触れていくかとか、相手のことを知るような努力するとか、そういうところに関わってくるかなとは思いますよね。
荻上:
他にも色々性に関した課題が沢山あるわけですけれども、今日永田さんが「ここが面白い」って言ってくださったポイントっていうのは、要はそこに政策的社会的課題がより濃縮されてるポイントだということになるわけじゃないですか。
そうしたことを踏まえて、これからこの調査を活かした上で、どんな性に関する教育であるとか、発信が必要だという風にお感じになりますか?
永田:
私が思うのは、やっぱり日頃から情報に接するチャンネルを増やすっていうことかなとは思います。
例えばあの圧倒的に多いのは、性に興味がある子はインターネットで調べるんですよ。
その時にどういう風な情報にアクセスできるのかっていうのって結構微妙な問題だなあというふうに思いますよね。
荻上:
思います。
例えばあの YouTube とか子供の重要な情報源になってますけれども、そこで「セクハラ」とかで検索すると、例えばその”芸人の何々が何々にハラスメントしたあの瞬間”みたいなものが違法アップロードされる、お笑いの番組とかで。
あるいはユーチューバーがドッキリと称して誰々にセクハラしてみた結果とか、妹にセクハラした結果、みたいな仕方で出てきて、セクハラを受けた場合、何がセクハラであるのかとかその時の相談先はとか、そうしたものが YouTube だけじゃなくて Google 検索とか諸々出てこないんですよ。
それを変えるための活動とかも今、してはいるんですけれども、そうした点もやっぱり重要ではありますね。
永田:
だと思いますね。
やっぱり教育が果たせる機能ってかなりあるとは思うんですけれども、どうしてもあの教育である以上は一定の基準とか評価の基準みたいなものを持たないといけないので、ともするとパターナリズムに陥りがちなんですよ。
荻上:
こうしろ、とか、こうあるべき、とか。
永田:
それはまぁちょっとそういう風な方向ばかりになってしまうのは、やはり望ましくないと。もちろん教育は教育で一つの大事なチャンネルなんですけども、情報をいろんなところから提供していくことで、より自分にしっくり来る情報に自分たちが主体的に接することができて選ぶことができていく、っていうのが望ましいっていう風なことではあの一番大事かなぁ、ていう風に思いますよね。
荻上:
こうしたその結果が出た時に、メディアで報じる際「こうなってます」だけじゃなくて、これをきっかけに、たとえばもうお昼の番組でもいいんでーー多分結構間違ってると思うんです、皆さんの知識って。土曜日にあったイベントでもコンドームの開け方付け方……。
永田:
ああ、あれねー。
荻上:
あれだけでも正しく使える人の方がむしろ少ないという現状があるということがわかった。包茎の人とそうじゃない人で付け方のポイントが変わるとか、そういったこと知らない人多かったりするじゃないですか。
そういったような事を細かく、そのちゃんとチャンネルを含めて発信していくために、データを活用しながらいろんな現場と繋がっていきたいですよね。
永田:
そうなんですよね。
単に興味本位でいくんじゃなくて、こういう状況だからプラスでこういう情報が必要なんだ、って考えていくってことですよね。
南部:
今夜は社会学者の永田夏来さんをお迎えしてお送りしました。ありがとうございました。
ありがとうございました。
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ラジオ「Session-22」書き起こし。https://www.tbsradio.jp/319359
"大学生のデート経験率は過去最低" 草食化とも報道された「青少年の性行動全国調査」その結果から読み取れる本当に大事な事とは?