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2023-10-25

anond:20231025231735

本来だと、表現の自由とか知財まわりのトピック超党派で取り組む流れもあって、対応スピードの点からもそのほうがかなり好ましいと思う (表現の自由について取り扱ってた人がみんなの党に集まってたのが、党がなくなり散り散りになったという経緯もある)

ただくりしたさんについてはちょっと困る点があって、立憲が共産と組んで野党共闘姿勢であることがここしばらく続いてて、表現の自由担保する姿勢と真っ向からぶつかる現在日本共産党方針全然合わないんですよね。党議拘束で身動きとれなくなる可能性が他と比べて高すぎる

流石に自民は突飛すぎるとしても、立憲のままは厳しいかなって思ってる

2023-10-05

二度名前を消されかけた馬鹿な私の話

これは仕事で疲れ切っていた若くて馬鹿な私が、云年越しの真実に打ちのめされる話かもしれない。

どこか嘘かもしれないし全部本当かもしれない。ただただやりきれない気持ちだけで書く。

この日記を一行でまとめると下記の通りだ。

業務時間外に書いた云十万字の小説権利が、一切自身になかったことを知った話、である

* * *

学校卒業後に就職したのは小さなさな編集プロダクションだった。執筆編集者がやるタイプ編プロだった。

ニッチな界隈の本を細々と出していた会社で、今はもう存在しない。

好みの分野を扱うことが多かったので仕事自体は楽しく、担当していた界隈がにわかに盛り上がったときは激務に次ぐ激務だったがかなりのやりがいを感じていた。

編集者のいいところは、自分の関わった商品本屋という身近な場所に陳列されて、しかも奥付に自分名前が載ることだと思う。

「私はこれを作ったんだ」という実感は激務を忘れさせるほどの麻薬だった。

会社はいろんなタイプオタクがいて、コミケサークル参加するような同人作家も在籍していた。

スタッフ創作であることは仕事に生かされ、それが会社の強みにもなっていた。

私もそんな創作者のひとりだった。小学生のころから二次創作小説を書いていたような、生粋創作する側のオタクだ。もちろんコミケサークル参加したことがある。会社でも小説を書くことは隠していなかった。

前述したとおりいろんなオタクが集まっているのはこの会社の強みであり、取引から面白がられていたので、何かとそれは話題にあがった。「あなたは何のオタクなの?」という感じの雑談から、私が小説を書くオタクであることは取引先にも知られていた。

ある日、上司に呼ばれて席まで行くと、「小説を書いてみないか」と言われた。

とある人の半生が面白いので、脚色を加えて小説にする企画があるのだが、書き手ライター)が見つからない。

そういえば御社小説を書く人がいたよね? ――と、取引からお声がかかったらしい。

素人の思い出話を物語として成立させるには、筆力のほかに構成力も必要になってくる。

小説が書けて、編集者視点も持っている人にお願いしたい、というのが私が選ばれた大まかな理由だ。

人生何が起きるかわかんねぇな」と思いつつ、正直先方の正気を疑ったが、特に断る理由もないので「自分でよければ」と答えた。

そして、企画が動き出した。

当時私は中堅の社員で、後輩の教育も任されており、わりと大きな継続企画も抱えていたので、まあそこそこ忙しかった。

そこそこ忙しくはあったが、後輩に任せられることは任せ、溜まりに溜まっていた有休を無理くり使い、執筆作業に当てた。

徹夜もよくしたし、午前中にネカフェ執筆して午後から出社、終電後まで働くみたいなことも多かった。

執筆はすべて業務時間外にしていた。これは単に会社にいると仕事が降って来るので落ち着いて書けないし、原稿料をもらうからには切り分けねばと思ったからだ。

会社を空けることが多くなり、雑用確認作業が頼みにくいと上司からはよく嫌味を言われた。

通常の仕事に加え、睡眠時間を削りながらの執筆、「自分で書くのだから」と資料作成・装画周りにも関わり、とんでもなく忙しくはあったがやりがいも楽しさも感じていた。

初稿が上がり、大勢の人の目が入り、製作も大詰めというときだった。

上司が、軽い調子でこう言ったのだ。「著名は原案者だけにするかも」と。

反射で「私の名前が載らないってことですか?」と尋ねると、「そういう案も出ている」と言われた。

忙しくて頭の回っていなかった私は、ただただ「そんな話が出ているのか」とショックで、会話はそれで終わりになったと記憶している。

デスクに座ったまま、ぽろっと言われたくらいのノリだったように思う)

その日の夜になってようやくだった、「いや、私の名前が載らないのはおかしくないか?」と怒りが湧いてきたのは。

前述したとおりこの本は、とある人物の半生を脚色して小説化するというものだ。

当然、この「脚色」は私の創作である些細な話題を膨らませてドラマチックにしたり、つなぎになるエピソード創作して物語を盛り上げた。

たとえば登場人物の紹介をするのに、設定にある特徴から勝手エピソードを作ったりした。

こうした追加エピソードについては、原案からも「まるで本人を知っているかのような描写で驚いた」とお褒めの言葉をいただいている。設定から妄想を広げるのは二次創作同人屋の得意分野だ。

そう、この小説は相当私の「創作」が含まれているのだ。それなのに何故、ゴーストライターにされてしまうのか。

怒りのまま、とはいえギリギリビジネス文章に落とし込んだ形で、私は上司出版社担当者にメールを書いた。

個人アドレスから送ってやろうかと思ったがそれはやめた。不審メールとしてはじかれたら元も子もないかである

要は「私の名を出さないのなら、創作部分をすべてカットする」という内容だ。原案者が著者なら創作部分は生まれなかったはずだから、という理論だ。

私のガチギレぶりにめんどくささを感じたのだろう。私のペンネーム原案者と併記されることになった。

ガチギレメールについて上司から小言をくらったが知ったことではない。私のやることなすこと気に食わない上司文句などすでに聞き飽きていた。

今思えば原案/著で記載されるべきだったのだろうが、この後の出来事を考えるとこの時からすでに事は動いていたのかもしれない。

その後無事本は出版されたが、ろくな広報はされなかった。

発売後、今度は社長に呼び出された。社長と総務の前へ、何事だろうと寝不足の頭で棒立ちになっていた。

印税についての話である

個人出版社契約でなく、会社出版社契約を結び、入金された印税の中から褒賞として私に支払う形にする、という通達だった。

当時二十代半ばの私は、この言葉意味をよく理解しないまま、印税がもらえるならいいかと了承してしまった。

ここがすべての間違いであったのだが、そんなことは当時の私が知る由もない。

その後、若い私にとってはそこそこの額の執筆料をもらったが、当然のことながら重版などかからなかった。

なんやかんやあってその数年後、いろいろ限界を感じた私は逃げるように辞職した。このままでは飼い殺される、という危機感が一番強かった。

同じ家に暮らす家族から最近顔を見ていないけど元気?」とメールが来るような日々だったのだ。

それなりに「できる社員」として取引先にも認められていたので、おかげで再就職比較スムーズに進んだ。

* * *

それから結構時間が過ぎたころ、なんと前述の本のメディアミックスが決まった。

私がそれを知ったのはネットニュースでだった。

起き抜けのTwitterTL巡回中、見覚えのあるタイトルが目に入って一気に目が覚めた。それは結構な規模のメディアミックスで、有名な人も参加するプロジェクトだった。

何事かと思って公式サイトに飛んで、さらに驚いた。

スタッフクレジットの「原作」欄には、原案者の名前しか書かれていなかったのだ。

とはいえ、今も同人活動をしている身としてはあまり名が売れてほしくない思いもあり(商業活動をしているわけでもない)、それについてはそこまで怒りも湧かなかった。

何よりかにより私が衝撃を受けたのは、原作欄に掲載された書影から私の名が消されていたことだった。

ぱっと見た瞬間、変だと思った。画像の一部に雑な加工の跡があったからだ。何故加工されているのか、よく見たら名前が消えている。そういう順番での認識だった。

なんだかんだ長く出版界隈に居座っているので、画像加工については見慣れている。本職デザイナーの手にかかれば、あたかも初めから存在していなかったような「画」を作れることも嫌というほど知っていた。

その書影の加工は、どこから見ても素人仕事で、スタンプツール連打したんだろうなって感じのものだった。私でももっとましに作れる。

加工者が誰であれ、私の名は意図的にその画像から消されたという事実に変わりはなかった。

少し前に好奇心から知財の本を読んでいた私の頭には、人格権翻訳権、氏名表示権などなどいろいろな言葉が浮かんでいた。名を消されたことに関する影響も危惧していた。

それと同時に、ずぅっと謎だったけれど、見ないふりをしていた疑問も浮かんでいた。

私の印税ってどうなっているんだろう。

前述したとおりこの本はほとんど広告が行われていなかったため、重版など夢のまた夢だと思っていた。だから、それまで考えないようにしていた。

メディアミックスされるとなると話は別だ。

この時私は打算的にものを考えていて、名前を消した理由を尋ねるところから入り、この本に関する私の権利について確認を取ろうと思っていた。

正しくない書影掲載したという非が向こうにはあるので、多少強気でかかって話を引き出せると思ったのだ。

微々たる額でも印税がもらえたら御の字だなと考えていたのだ。なんたって印税契約をしていた会社はすでに倒産していた。

小狡い私はこの問い合わせを、出版社ライツ部に送った。

担当部署に直で聞くのが手っ取り早いが、権利に関する問題であるし、内々で片付けられても困る。よそを巻き込んで大事にしてやろうと思ったのだ。

結果、私は惨敗することになる。

なんと、当時の担当者がライツ部に異動になっていたのだ。こんな偶然があるのだろうか。

午前の早い時間に送ったメールは、午後には返事が来ていた。

お久しぶりです!」の文字にくらくらした。

この本が出たのはもうずいぶん昔の出来事で、だから、当時を知る人がもう社内におらず、だから、私と連絡が取れず、だから書影から名を消していたのだろうと、そう思っていた。

問い合わせのメールには、連絡が取れないか名前を消したのだろうか、だとしてもこんな雑な方法で消すのはどうなのか。何故名前を消したのか理由を知りたい。権利にかかわる問題はらんでいる恐れがあるためライツ部に連絡をした。製作時も記名に関してひと悶着あったというのに残念だ。そんなようなことを書いた。

当時を知る人がいない前提の文面だ。

だというのにどうだ。その担当者は私が転職したあとも仕事のやり取りがあり、だから、私の連絡先は知っていた。なんなら携帯番号も知っている。

連絡しようと思えばいつでもできたはずだった。

返信には、非常に軽い調子でこう書かれていた。

「先方に間違った画像を送ってしまった(入稿のものだったのかも?)。今正しいものを送ったので即時修正されるはずだ。今後の重版に関しても名前が消されていることはないので安心してほしい」

あのずさんな加工画像を、製作過程画像だと言い切った。

製作に関わっていた私が、そんな画像存在しないことくらい知っているだろうに、そう、本当に軽い調子で書いていた。

誤魔化すつもりなのだ公式サイトに私の名を記載しないが故、書影との差異を出さないように雑に消したのだろう。バレないとでも思っていたのだろう。これだけ対応が早いということは、この人が本件に関する責任者なのだろう。

まり、あの時私の名を本から消そうとしていた担当者が、私の名を表紙から消したのだ。

大事にしたかったのにならなかった。この時点でもう打つ手はないなと感じつつ、「当時を知る人がいるとは心強い!」とよいしょしながら、本書の権利について尋ねた。

念のため最初からメール署名から電話番号を消していた。電話では余計なことを口走ってしま可能性があるし、丸めまれる恐れがあるからだ。諸々のことを文章として残しておきたかったのもある。

この時点ですでに、職務著作という言葉が頭をよぎっていた。簡単に言うと、業務制作した著作物の著作権は会社帰属するというものだ。

わざわざ業務時間外に小説を書いていたが、契約会社に委ねてしまった時点で私は著作権を放棄したことになっているのだろうなとほぼ確信していた。

とはいえ契約である会社はすでに倒産しているわけだし、そこはどうなっているのだろう。この際だからという気持ちでいろいろ疑問をぶつけてみた。

会社在籍中は印税の一部は会社から支払われることになっていると聞いたが、という話も伝えていた。

(誤魔化そうとしているのは明白だったので、雑な加工については「画像の送付間違い」ということで流した。一応修正前の魚拓は保存している)

結果、分かったことは以下のとおり。

著作権は原案者のみが所持、会社とは業務委託の契約しか結んでいない。

印税契約は元社長が持っている別会社が引き継いでいる。

はあ、つまりだ。

職務著作どころでなく、はじめっから私の権利は知らんところで放棄されていたのである

ずいぶん話が戻るが原案/著表記にしなかったのは、こうすると私が著作者として確立してしまうからだったのでは?みたいな気持ちもある。

こんなめんどくさい人間を絡めるといろいろやりにくいと思われたのだろう。事実暴れてしまった前例もある。

そしてこの本がいくら売れようと、印税が入るのは案件ノータッチの元社長の懐だ。

結局、知識のある人間が得をするのだ。悪いのは無知な私だ。目の前の仕事で目を回していて、いったん持ち帰るということができなかった、仕事に疲れ切っていた若くて馬鹿な私なのだ

いろいろ教えてくれたことに感謝はしつつ、とはいえ雑に私の名を消した恨みは募っていたので、最後っ屁のつもりでやり取りの最後はこう締めた。

本来書影に書かれている名が意図的に消されていると、『この消された人物は何者なのか』と無為な詮索にさらされる危険性がある。それが一番の懸念だった。もう二度とこのようなことが起こらないよう留意してほしい」

シンプル名前が消された怒りもあるが、この危惧もあった。メディアミックスに際して名を消された著者。もし、私がこのペンネーム商業活動をしていたとしたらどう思われるだろうか。

消されるだけのことをしでかしたのではないかと思われる危険性は高い。これは信用問題になってくる。

それに、今のネットの「面白そうなおもちゃ」に対する残虐性は認識しているつもりだ。自分が掘り出した“真実”を喧伝し、当事者炎上させる。何かあったら嫌だ、と身構えるのは致し方ないと思われたい。

とはいえ、これを読んでいるような人なら理解してくれるだろうが、出版社のこの手の人間には理解されないだろう。

それでも、もう二度とこんな雑に人の存在を消さないでほしい、という訴えは届いてほしかった。

* * *

若人よ、契約書を作れ。契約書を読め。

この件に関して、私は別に詐欺にあったわけでも、法を犯されたわけでもない。ただただ無知で、己の権利に鈍感だっただけだ。

手痛い授業料だと思っている。このエントリーは半ば逆恨みだし、書いてすっきりして忘れたかったのかもしれない。炎上させたいわけではない。

自分無知で痛い目にあった私ができるのは、二度と同じ過ちを犯さぬよう、そして後進たちが同じ轍を踏まぬよう努めることだけだ。

提案は一度持ち帰って調べろ、即決するな。とくに寝不足とき危険だ。

教訓として、とりあえずこの一連についてはいたるところで語っていきたい。

なんせ、私と出版社は(ついでに元社長も)、なんの契約も交わしていないのだから

ほんの少しだけよかった話をする。なんと印税をもらえたのだ。

印税契約譲渡した元社長の現会社から連絡があり、お小遣い程度の収入を得た。夢にまで見た不労所得である

連絡をくれたのが元総務の人だったので(元の会社上層部がそのまま現会社に移っていた)少し話をしたのだが、出版社担当者の話題は一切出てこなかった。私とその人がやり取りしたことは知らないようだった。出版社から入金があったので粛々と対応した、という感じだった。

献本は送られてこなかったので自分で買った。初版と第二版の年月日を見比べると渇いた笑いが漏れた。ずいぶん長い時間がかかったものだ。

メディアミックスについてはとくに興味も湧かず、とはいえ周囲から話題を聞くこともないので、爆死も盛況もしていないのだろう。

もう一回ぐらい重版からいかな、と思っているが難しそうだ。

2023-09-06

腐っていても知財で食っている会社だが

偉い人が新書スキャンを社内アップロードして

実践しろと部下を責める前に

著作権意識狂っとる

2023-09-01

せっかくバトルロワイアル風雲たけし城といったIPがあったのにPUBGやFall Guysに先を越されてんじゃん

知財ですら後れを取るとか何なら勝てるの日本

2023-08-27

anond:20230827115924

まぁでも普通は仁藤さんが「仁藤さん提供」でクレジットされてる写真著作権をのりこえねっとが持ってるとは想像できんやろ

一体どういう知財管理やっとるんや……?

2023-08-01

anond:20230801141143

私も知らなかったが

オケコン=オーケストラコンサート

知財意味IPアニメとかゲームの分野でキャラクターBGMなどの知的財産総称する

合わせると、例えばドラクエFFの曲、アニメテーマソングBGMオーケストラ演奏するコンサートみたいなものを指すのかなと思いました。

2023-07-15

日本AIスタートアップ全然見えないという話。

現在市場は、AIバブルと言っていい状況である

米国市場AIへの期待値で買われてると言ってもいい。

しかし、冷静になってみると、日本やばくね?

日本は、「AIで勝てる」「日本著作権法改正たかゴボウ抜きできる」って論調が、今年の2月頃にはあった。

でも、いまはどうなの?

日本スタートアップ世界を驚かせた企業はどこだ?

現在の7月では、もう勝てる状況ではないことを認めた感がある。

画像生成AIも、映像生成AI海外の方が圧倒的に質がいい。

日本アニメゲーム知財が有るから勝てるんだ」って言ってた人たち、いまも息してるのかな?

結局勝つのアメリカ企業だなってのが正直なところ。

世界を変えると2ヶ月ぐらい前に旗揚げした企業が、気づいたら潰れていた。

そんなもんだろうとは思いつつ、日本が勝てる要素が今のところ見えない。

日本で有力なスタートアップが出てきたら教えてくれ。

2023-06-17

なぜオタク知財ことなんも知らんのに著作権話題に訳知り顔でいっちょ噛みしたがるのか

2023-06-13

トヨタ新世代モノづくりでメガキャスト採用

全固体電池眉唾(これまでもずっと「数年後に実現」と言いながら全くロードマップが進んでいない)だから今回はスルーするとして、遂に来たかというのがメガキャストギガキャスト)。

モノづくりの軸では、車体を3分割の新モジュール構造とし、ギガキャスト採用で、大幅な部品統合を実現することで、車両開発費、そして、工場投資の削減にも貢献します。さらに自走生産技術で、工程工場投資を半減します。

https://global.toyota/jp/newsroom/corporate/39288466.html

ばかでかい金型を使ってアルミダイカストフレームを一体成型する、テスラがいち早く採用し、他社も追従している技術テスラは「ギガプレス」、他社は「メガキャストギガキャスト」と呼ぶことが多いが、同じこと)。今までは複数パーツの分かれた鋼材部品スポット溶接でやっていたのを、一発で作れる。当然コスト製造期間も激減する。

メガキャスティングなんてちょっとぶつけたら溶接で直せないクソみたいな技術

大量生産きじゃない、使えるのはテスラとか弱小だけ」

トヨタみたいなクルマ作りを分かってる企業メガキャスティング採用するはずがない」

とさんざん息巻いてた人達は何だったんだろうかと思う。

トヨタ擁護する人達が良く言ってた「たとえ後発でも、トヨタのパワーで追いつけばイーブンで何も問題ない、EVだけにベットするよりその方が戦略として良い」みたいな話、あれは「後発」側がどれだけのディスアドバンテージを背負うか分かっていない。テスラメガキャスティング導入に伴って、トポロジー最適化シミュレーション構造的にリブやトラス構造などの変形部を持たせてクラッシャブゾーンを確保するための特許を多数持っている。こういうノウハウ知財化できることは先行企業特権で、この関連特許は、トヨタ他、今からメガキャスティング導入にトライする企業にとって重い足枷になるだろう。「トヨタは全方位戦略EVが主流になるなら後から総取りすればいい」みたいなことを言ってるうちに、こうなってしまった。

これからこういうことがどんどん増えるんだろうな。

2023-05-26

anond:20230515224250

おつかれ。よくがんばった。おれも13年ねばったけど残ったのは知財だけで今は就職活動してる

2023-05-25

anond:20230525185352

メンテナンス性とコスト(あるいは安全性とか耐久性)って必ずしもトレードオフ関係にはないと思うからメンテ性の向上へは引き続き挑戦してほしいよなあ

扇風機の取り外しの仕組みとか最高な上にそこまでコストかかってないように見えるから、同じことをエアコン洗濯機にも発揮してほしいわ

この2つ家電は最低でも5年は使うし、メンテ性の訴求力はまじで高いと思う

仮に商品売れなくても、特許とかの知財で稼げるんじゃないか?とも思うし

2023-05-21

俺の開発経験

[自社開発メガベンチャーわず半年で鬱退職した雑魚エンジニアの話|JoanOfArc](https://note.com/joan_of_arc/n/ned510ca913c7)

この記事過去記憶を呼び起こさせた。

1. 今はなき鉄鋼メーカー研究所新規シミュレーションコード立ち上げ

メンター米国自動車メーカー転職して途方にくれた。電磁気学教科書を読み漁って掲載されているサンプルコード理解して、コード手打ちして3ヶ月で動く様にした。社内で誰も見たことが無い結果に驚かれた。

2. 鉄鋼メーカー人員削減が若手にも迫ってきたので、電子部品メーカー転職コードは書かず開発現場製品作品制作をモクモクと行う。

3. 色々あってプログラマー派遣会社転職ドコモ向けのアプリテストデータ作成するだけの仕事アサインされた。楽勝の仕事だったが、拘束時間が長く半年10kg太る。

4. 派遣で今はなきシャープ常駐でデジカメファームウェアの開発現場に放り込まれる。C言語の未知のコードLSI仕様書に戸惑ったが、親切な若手社員に助けてもらって独り立ち出来た。2年程やったが、雇い止めに合った。

VC++製の画像処理アプリメンテした。VB画像処理アプリ自作した。

5. 現NTT、当時住友銀行子会社で常駐で電磁界シミュレーションアプリの新機能開発を担当分散処理による計算時間短縮を狙う部分を担当分散処理はMPI(現OpenMPI)を使用。まずはパソコン2台で分散処理を行うもNIC(LAN Card)がボトルネック計算は出来るが1台で計算するよりパフォーマンスが出なかった。職場ジョインしたあとは、しばらくは訳がわからず、戸惑った。通勤時間が長く体が消耗した。

派遣プログラマーは嫌で正社員で働きたかったので、プログラマーにこだわらず職場を探した。知財の職に採用されたので、常駐先と派遣会社退職を願いでると引き止められて困った。退職を強行して転職できた。離職票の入手に苦労した。暑い夏だった。

6. 中小製造メーカー知財職場では要領よく仕事をこなしていると時間があまる。余った時間で社内WEBサイトを作ったりした。使ったのはASP(ASP.NETの前身VB.NETでコーディング)。フレームワークに従ってコードを埋めるとそれなりに動いた。DBMSAccessを使った。要するにmdbファイルデータを保存した。更新処理は管理者のみ、データの閲覧が主な機能であるWEBサイトだった。

7. 知財仕事は楽勝なのだが、やはり開発の仕事に未練が出てきた。iOSアプリの開発もやってみたくなった。10年以上知財仕事を行ったが思い切って無職転向した。親父も無くなり、遺産の整理もサラリーマンを行いながら難しかったのだ。(つづく)

2023-05-19

anond:20230518124715

新しい例というけど「それってパクリじゃないですか?」の土偶はにわダンスの回もこれだったろ>訴えるどころか独占権取得しようとしただけで風評被害

おまえのいってるゆっくり茶番劇ニコニコが「防衛商標」とろうとしてたじゃん

他社のふんどしであるタグに独占権取得しようとした商標出願者もあほだけど、

区分みてだだっぴろいものが該当するはずなのに適当審査しかしてない特許庁もわるかったよね(たしか取り消しだっけ?)

説明してもらいたいんだけどさ、コナミ特許って、あれどこが「自然法則を利用して」るんだとおもう? 人為的とりきめちゃうの?

なんでカタンなどの新しめのボードゲームルールや知恵の輪は日本国特許とれないのにそれ電子化しますって一言つけただけで特許とれちゃうんだろうね?

 

あとこういうときだけ知財関係者がぞろぞろでてくるけど著作権ときだんまりなのどうして?

専権事項

コナミ特許は本当に「誰でも思いつく発明」だったのか

anond:20230518124715

「誰でも思いつく発明なのに」という意見をよく見るので、本当に誰でも思いつく発明なのか、実際に探してみることにした。

 

そもそも「誰でも思いつく」とはどういう状態か?

いろいろな増田ブクマカ増田が触れてくれているように、特許登録には

・出願日(本件だと2013/05/31)の時点で公知になっている情報特許、文献、ニュース製品のもの等)で

 ・請求項に記載された内容と同じもの新規性否定)が開示されていないか

 ・公知の情報から容易に考え付くもの進歩性を否定)でない必要がある。

 

ただし、「容易に考え付く」としても一定証拠提示する必要があるため、

実務的には2~3個の公知文献を組み合わせて、請求項に記載構成が当たり前として導き出せるかを見る。

(なので、「当たり前と何となく思うけど文献等の組み合わせで証明できない」場合や、

 「5~6個ぐらいの文献を細切れに組み合わせてようやく導き出せる」ような場合は、外部から進歩性を否定するのは難しい) 

 

今回探すもの

特許請求項1の要件を満たすもの

 「サポートカード」に相当する要素があり」、かつ「そのカードを配置することでサポートカードに応じたイベントを発生させるもの

参考:https://news.yahoo.co.jp/byline/kuriharakiyoshi/20230518-00350002

 

探し方

2013年当時ということで、スマホゲーの専門家ではない増田情報がまとまっているサイト活用することとした。

http://iphoneac-blog.com/archives/9452388.html

https://nekosensou.com/%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%9B%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%81%AE%E6%AD%B4%E5%8F%B2-%E3%80%9C%E5%89%8D%E7%B7%A8%E3%80%9C/

https://note.com/spicemart/n/n9aa566ac64b8

https://appget.com/c/app_ranking_backnumber/?range=annually&os=ios

https://www.4gamer.net/script/search/index.php?mode=title&start&TS019

 

いろいろ見てみた結果

当時でもサポートカードに相当する概念を持ったゲームはあったものの、

カードを配置することでサポートカードに応じたイベントを発生させるという要件を満たすものは見つけられなかった。

増田の探し方が悪いかもしれんので、もし具体的に新規性否定できる事例を見つけている人がいたら教えてちょ!)

 

当時って確かガラケーからスマホへの過渡期ぐらいだったので、そういう感じの複雑なことができるゲームは少なかったのかね。

 

ただ正直、それだけ困ってる人が多い特許なら、ゲーム会社知財部やもっと詳しい人が潰そうと情報提供したりしてるだろうし、

今の時点で広い権利が満額で生き残っている時点で、そういうことなんやろうなと思いました(コナミ感)

知財屋さんと人材屋さんだったらどっちが人でなしなの

anond:20230518124715

知財屋っていうからもうちょっと中身のある話だと思ったらただのお気持ち表明だった

読む価値なし

2023-05-18

知財屋” ”ジライヤ

約 0 件 (0.46 秒)

anond:20230518203421

本当に知財業務経験ある? 技術実装する前に特許スクリーニングするなんて当たり前のことだし、仮に登録件があっても、先行技術があることに確信があるなら無効審判を起こせばいい。別に善意ボランティアに頼る必要なんてない。自分たち会社利益問題なんだから粛々と取り消しを求めればいいだけ。

anond:20230518124715

本当に知財担当

広すぎる特許範囲無理筋で主張するとかパテントロールの一例として紹介されてもしょうがないような事例なのに。

発明者として他社事例を調べたり、自社の出願で新規性進歩性をどの程度にするかいつも悩むから、雑なこという知財担当とか信じられない。

anond:20230518124715

知財屋さん」という自称がすでにキモい夜郎自大をあらわしてる

anond:20230518125128

知財権利なんてその範囲しか有効じゃないんだから

そうやで。だからあくま範囲に入ってないと突っ張るか、配信止めるか、回避する設計にするか、お金払って解決する方向に行くかはある意味サイゲボールがある状態なんや

anond:20230518125319

知財裁判は、消耗戦の側面があるから、なんでもかんでも馬鹿正直に明かすのが得策とは言えない。

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