はてなキーワード: ギリギリとは
俺がAI絵師するんじゃなくて俺はガチャの結果を選別する仕事をしてる。
明らかなハズレを弾くのが仕事の7割ぐらい。
残り3割はそこそこ当たりが出た時に歪んでる部分にチェック入れてから次の工程に流すこと。
次の工程の人は絵の傾向を分析してプロンプト担当にフィードバックしてる。
ある程度狙っている傾向の絵が溜まってきたら最終的に合成して出力する。
狙っている絵の方向については依頼者のSNSをひたすらチェックして、依頼者のイメージしてる最終結果を分析する人が大まかに決めてる。
色んな人の力が合わさっていくつものAI絵師アカウントをうちの工場は運営してる。
同じ国でばかり取引してると互いに食い合うからアカウント毎に国は分けてるっぽい。
国ごとにタブーな表現があるらしいんだけど、そのギリギリを攻めたりダークウェブで公開したりすることが儲けにつながるんだとかなんとか。
俺たちが運得してるアカウントを外から見ただけだと普通に個人アカウントにしか見えない。
でもSNSの投稿とかも8割ぐらいはAIに生成させたり他人の投稿を盗ませてきてる。
2割ぐらいは人間が書かないとバレるってことで俺もアカウントを一つ渡されて日常ツイートみたいなの書いてる。
仕事のラクさの割に給料は結構いいんだけど、俺たちがやってること自体がAI化されるのも時間の問題だろうな。
人間のふりをしてる宇宙人がこっそり入れ替わっていく映画を前に見たことがあるけど、AIとクリエイターの関係はもうソレになりつつあるのを感じる。
リアルの知り合いに「AIの作った絵とか何が良いんだろうな?」って見下してる奴いるけど、ソイツが気づいてないだけでAI絵の同人ゲーム結構買ってんだよなあ。
俺はなんだかんだ言ってAI絵の中の人だから分かっちゃうんだ。
いやマジで「AI絵であると言ってないけどAIが描いてそうなコンテンツ」が最近凄い多いよ。
ビビる。
俺みたいな奴らが日本中に沢山働いてるのかな。
日本人の平均的なパーソナルスペースの範囲が半径1メートル程度と言われてるけど
普通のエレベーターは最小で奥行き1.5m、幅1m以上と制定されている。
もちろんギリギリ狭くはしてないだろうけど、ちょっと余裕を持たせたとしても2mx1.5m。
3人も乗ったらパーソナルスペースが侵されるわけ。
私はある程度屈強な男だけど、マンションでエレベーター乗るときはよっぽど混んでない限りは
先に乗り待ちしてる人がいたら、一回スルーしてできるだけ一人で乗るようにしてる。
全然違う話になるけど、夜遅くに帰宅する時に暗い道通るのも普通に怖い。
趣味も昔ほど熱中できない。
なにをやっても「で、これがなんなのだ」という気分になる。
休みの日はだらだら過ごして、心のどこかで早く寝る時間にならないかなと思ってる日も増えた。
以前はまだギリギリ、せっかく休みなんだからなにかしようとか考えて行動してたけど、最近はそういう無理やり気を張ることもやめてしまった。
無様過ぎる。
そしてある日、外に出た。
たまたま動画で見た体をリフレッシュさせる運動というのをやってみた。
ただ何回かジャンプして、円運動で手足をブラブラさせたりするだけの軽いストレッチだ。
それだけで気分がぱーっと晴れた。
なんか頑張れそうかもって気がした。
なるほどこれの繰り返しかと、心と体のバランスを、生まれて初めて知ったかのように腑に落ちた。
いつか犬か猫を飼いたい。
先日、50万円の現金が必要になったのでATMで引き出したのだが、実際手にしてみて「50万円ってこんなに分厚いの!?」と驚いた。
ATMの横に備え付けてある封筒にギリギリ入れられるくらいの厚さで、ふだんは単なる数字の情報でしかないお金が一気に現実になった感じだ。
今月の給与明細見たら手取りガッツリ下がってて激烈に萎える。生活費足らんのだが。
昨日から年始の仕込み含めて仕事積み上がってんのに一気にテンション落ちたわ。どうしよ。
税金は高い、くいもんは高い、光熱費は高い、なんでも高い。安いのは俺の労働単価だけ。
朝はコーヒーだけ、昼はタッパー飯にレトルトかけて、夜は見切りの野菜で炒め物。
ケータイは画面の割れたボロAndroid。ゲームに課金とか有り得ない。
こちとらギリギリ死んでないラインで生活してんのに、パー券の売上おいしいですーとか、
万博1000億かかるんでお前の稼ぎからカネ抜くねーとかほざいてんの何なの。クソかよ。
今年の後半から生活水準が少しずつ、しかし目に見えて下がってきているのを感じる。
ギリギリ耐えてたラインを割って、だんだん酸素が薄くなってきているような息苦しさ。
恋愛であれ友情であれ、自分がどこまで精神的に、肉体的に踏み入っていいかを嗅ぎ分ける嗅覚が凄い。
それでたまに間違えてボーダーを踏み越えられる事もあるけどリカバリもすごい。
嫌だ、やめてと言ったらなんで〜いいじゃん〜って踏み越えたままにしないですぐごめんねって引くし、引いたとしても引きすぎてギクシャクすることもない。
それに、増田ちゃんと話すの楽しすぎて近づきすぎちゃった。言い難いこと言ってくれてありがとうね。
みたいな拒否を示した事を後悔させないようなことを言ってくれるから、友達を続けられる。
私は一般的な人間関係はできるけど、どこまで踏み込んでいいのか分からない。初対面の時はよく喋れるけど2回目以降になると喋れなくなるタイプだから、モテる人達はすごいなと思う。
そしてこういう人達が友人や恋人でいてくれて、さらにまた友人を紹介してくれるから本当にありがたい。
友人達のように人とグイグイ絡みたい気持ちはあるけど、自分がやると絶対失敗するので、来世は友人達のようなグイグイ行ける人間になってみたい。
あのさ
来年の干支が決まらないうちに今年の漢字はー大会が繰り広げられるじゃない。
私の今年の漢字はなにかしら?って考えると
やっぱりAIのChatGPTちゃんの大躍進がめざましい過ぎる山脈に向かってヤッホー!って叫びたいほどで
いつの間にかそうよ
イラストも生成出来ちゃったりなんかして、
あとビジネスも加速するー!って言いたいじゃない。
とりあえず、
とにかく凄い自信だ!って思わせることができるじゃない。
なんの無茶振りにも答えてくれるChatGPTちゃんは本当にスゴいなぁーって。
あまりの量が多すぎてそれを人が逆に選定とかして、
その作業が追っつかないことがあるから人間も忙しくなるわよね。
大躍進したのはそのぐらいかしら?
私がしたわけではなくて
ChatGPTちゃんなんだけど。
あとコロナ禍も明けてきてやっと遠くに行きたい気分にもなりつつある年でもあったし、
まだ残りの12月のことを思うと大変申し訳ないけれど残りのに数で今年1年の出来事を大逆転できる出来事はそうそう無いわよねって世間も諦めているじゃない。
11月末とかだっけ?
なので残りの12月に生まれた名言とか結構取り上げられない事案もあって
この時期の思い出が入選しないこともあるから、
あんまり何かを流行らせようとしている人たちは下半期はもう仕事終わった感があるかも知れないわよね。
前半で一気にインパクトのある単語ぶちかますか!ってことに今年の新語流行語大賞のノミネートされる瀬戸際じゃない。
なのでちょっと12月に生まれる流行とか流行とか流行ってのはちょっと可哀想よね。
お正月明けて3日いや7日まではみんな今年は何年だったっけ?って干支のことを一所懸命覚えているけれど、
すぐに忘れてしまうわよね。
今年何年だったっけ?って
だから年賀状のイラストが早く決まらない問題はあるから来年の干支レースの優勝決めて早く干支決めて欲しいんだけど、
干支レースにエントリーする人も7日間のみんなの記憶のために頑張らなければいけないコストを考えると
最近の干支レースの出場者も少なくなってきている理由も分かるわよね。
私が常々言っている
ハーレーダビッドソンに乗車したおじさんが干支レースで優勝したらハーレーダビッドソンの干支になるのに!って思うけど
やっぱりハーレーダビッドソンもそんな7日間のために熱心に干支レースには参戦しないのかもしれないわね。
だからもう競艇って1コーナー抜けたら結果決まるじゃない順位。
なので早い段階で1位が分かっちゃうけど
この干支レースとなるとギリギリまで決まらないから困るわよね。
いくら無茶振りしたってどんな干支のイラストでも優勝が決まった即その瞬間にイメージを生成してくれるから
そうそう!
忘れていたけれど
色々と今年1年も増々って感じだったもんね。
総じてそうだと思うわ。
全会一致待ったなしね!
うふふ。
日々の疲労とかなんかそう言う回復系のアップ力を高める力を増すためにはタンパク質が良いってなんか誰かが言ってました。
なので、
ちょうどルイボスティーウォーラーのお茶っ葉のパックがあったので投入よ!
ホッツルイボスティーウォーラーもたまにはまた美味しいことを気付かせてくれる
今朝の朝よ!
すいすいすいようび~
今日も頑張りましょう!
この間、飲み屋で隣に座ったオヤジに言われました。その後は延々と説教ですよ。
働かなくても、結婚したら三食昼寝付き。は?いったい、いつの話ですか?
このおじさんはいったいどこで時が止まってしまったのだろう。頭がバブルの時のままです。
産めよ増やせよ言われて、今後は女性の労働力も必要だと言われ。デブは醜い。時代は貧乳だスレンダー美人だ言いながら、出生児の平均体重が下がってる。女性の過度なダイエットが原因だ!とかニュースで言ってるし。
どうしろと言うのです?
男はただ黙って働いてるだけで、世間的にはその役割を果たしていると評価をされる。
女は結婚したら苗字が変わるし、妊娠したら体型が変わる。出産したら、それこそ赤ちゃん中心で生活そのものがかわります。
独身で働いていれば、そろそろ結婚しろと言われる。「なんで結婚しないの?」と聞かれる。結婚したらしたで、早く孫の顔が見たいと言われる。少子化対策に貢献しろとニュースでも言ってる。でも産んだ後の責任は親だ。しかも教育面では大部分が母親だ。
乳飲み子を放っておいて母親が飲みに行けば、子供を放っておいて…と言われるが、父親が飲みに行けば、それは「必要な男の付き合い」だ。
母乳が出ないから?粉ミルクがあるじゃん。世話できない理由を探すのだけは上手だよね。
そして最後の訴えは母性ですよ。なんでも母性によって解決です。父性は乳飲み子の面倒を見るときには働きません。立派な広い背中だけ見せときゃ、オールオッケーです。
朝ドラでもそう。なんで吉田栄作がボクシングはじめたのか理解できない。それでなんで親子がわかりあえたのか、サッパリです。
専業主婦でいれば働かないことで肩身が狭く、働いていれば「子供に寂しい思いをさせてる」と思って自責の念。ご近所付き合いも親戚付き合いもしっかりやらなければならず、気の休まる暇はない。
そして休日はパチンコ、たばこもやめられない借金ングの旦那が言いました。「女はラクでいい」と。
泣けばなんでも許して貰えると思ってるって。
許して欲しくて泣いてるんじゃないんです。愛し合って結婚したと思ってて、それなのに気持ちが通じなくて絶望してるんです。甘やかして欲しいんじゃない。理解が欲しい。
ただ「頑張ってるね」って認めて貰いたかった。
私の父は自衛官で定年退職したのだが、数年前に黄綬褒章?だか、なんだかを貰った。
公務員は安定しているからと選んだ仕事だ。人手不足の時代に「是非、うちに来てくれ!」と言われて就職し、遅刻や欠勤に気をつけ、言われた仕事をただソツなくこなしていれば、後は勉強などしなくても順調に出世できた。
一日中ソファに寝そべって、テレビを見ながら「最近のテレビは下らない」と文句をたれ、朝のニュースの、みのさんの煽り文句に「本当に日本の政治家は使えない」と文句を言う。定年退職後の父の寝食の世話をしているのは母だ。
母には定年退職はない。専業主婦をして労働報酬を得ずに暮らしてこれたのは、父のおかげ。母が年金をもらえるのは父のおかげ。だから現在、父がどれだけ暇をもてあましていても、家事をする必要はない。
私は子供一人抱えて、慰謝料も養育費も貰わずに、これからの世の中を女手一つで渡って行かなきゃいけない。地方の中小企業なんて、吹けば飛ぶようだ。この五年間で、いくつもの取引先が潰れた。売掛が飛んだ。
うちの会社もいつ潰れてもおかしくないと言われ、それに備えて勉強した。
娘が一人いる状態だったので、両親に協力してもらいながらFP3級の資格を取った。
今は2級の勉強をしながら、コネも経験もない人間が、どううまくやっていけるのかを悩んでいる。
同世代の友人が服や化粧品ヤアクセを買って女盛りを楽しんでいる様を眺めながら、やっと500万貯めた。
その父が言いました。「女はラクでいい」と。
両親の協力には感謝してる。もう独身で生きていく覚悟も出来た。
なのに父は未だに私が結婚するべきだと言う。それが父の世代ではフツーだからだ。
今のギリギリ二十代のうちに見合いでもしておけと。誰か紹介してもらうか、と。
そして母のように、贅沢はできなくとも安定した暮らしをしろと。
その方が子供の為だと。
うんざりだ。
母のことは好きですし、尊敬してますが同じ生き方をしようとは思いません。
さまざまなプレッシャーの中で子供を育て上げた後に、今度は旦那の面倒をみなきゃならないなんてゴメンです。向上心のない人は尊敬できません。尊敬できない人の面倒はみたくありません。育ててもらった恩は孫を産んだ時点で返したつもりでした。
出戻ってしまって、またお世話になっている状態ですが申し訳ありません。少ないですが家賃入れてます。今後もっと増やしたいと思ってます。
子供も明るく健やかに育ってます。今は片親だからと言って差別されることもありません。
将来、介護が必要になった時はプロにお願いして下さい。薄情な娘でごめんなさい。私は善意だけで自分を犠牲には出来ません。
そうは言っても一緒に暮らしているのだから、そんな事は言ってられませんね。
すいません。分かっているのですが、まだ覚悟がありません。
なるべく元気でいて下さい。そして痩せて下さい。どう母と協力しあっても女二人で90kgをお風呂に入れたり寝返りさせたりなんて毎日出来ません。
それにしても資格はとったものの、やっぱり転職するには厳しい。だけどバツイチ子持ちで出世の見込みがない。
地方の中小企業では女性は、相変わらず男性の補佐だ。当たり前だけれどバイトも禁止。
経費削減の為に残業もしちゃいけない。夏はクーラーがんがんにするクセに、冬になると暖房費節約と言って暖房を消される。そりゃあんたらはスーツ着てれば寒くないよ?
でも女性社員は制服なんだよ。膝丈スカートなんだよ。冷え性になっても風邪引いても労災なんかおりねぇってのに、何が「日頃の自己管理がなってない」だよ。「動かないから太るんだ」とか言って、デスクワークの人間が勤務中にどう動きまわれっつーんだ。
女は会社クビになったら、体を売れば金をもらえるからだって。今の時代、美人で若くなきゃ稼げねぇっつの。
ちょっと漫画のキャラが非処女だっただけで大騒ぎになる昨今、SEXで金を稼いでた女なんて汚物扱いに違いない。
努力すれば結果が得られる人間が努力もせずに何を言ってるんだろう。
こっちは女だっていうだけで、自動的に出世コースに乗せてもらえず、給料は上がらないまま仕事量だけは右肩上がりで増えているのっていうのに。
こんなことを言った所で男の人には男の人なりの苦労なり、努力なりがあるのでしょう。
別れた旦那は優しい人だった。いいところも沢山あった。父も男尊女卑傾向があるものの、それでも教科書通りの『昭和のお父さん』を立派に勤め上げてくれた。上司も仕事の上では尊敬してる。なんだかんだいっても私が会社にいられるのは上司が営業して仕事も持ってきてくれるからだ。女の敵は男じゃない。
でも自分らしく生きようと思ったら、ラクなんかしてられません。
そして私は苦労を自慢したいんじゃありません。ラクをしたいんじゃありません。頑張りたいんです。
ただ「頑張ってるね」って言ってもらえれば、有頂天になってまた頑張れるんです。
私はその言葉が欲しい。
結果、家族バレしても言い訳がきくものを通販で(引っ越し先は宅配BOXがないので主に実家置き配。サイズが大きいものや商品カテゴリでコンビニ受け取りができないものが多い。専用ショップだと営業所止めができることを後から知った)
アダルトショップに行ったついでに大きな店でHMDを買えばよかったのだが、荷物が多く、まずはお試しで近所の100均一などでスマホをセットするタイプの簡易版を買おうと思って売ってなくていまだに未購入。
先に買った、偽乳、エアドール、穴あき全身タイツ、ウィッグ(結局ウィッグはあまり使っていない。髪型が微妙なのとずれるのと。えあますくを買うときに再購入予定)と、可愛い下着だけでプレイが充実しまくっている。
優先順位でいえば、次は可愛い下着(白)。小さなアダルトショップではいかにもエロい系下着が多く、今持っているのは地雷系女子が来てそうなプリントの入った黒いタンクトップ系の合わせ上下。
ネコポス対応とかで下着を色々探してたら、ノンワイヤーに辿り着いて、ジュニア系の店で、匿名というかバレずに受け取れますというアピールを見てしまってうぁぁってなってちょっと保留してる。まさに自分向けサービスすぎて、いったん立ち止まってしまって勇気をチャージしている。
それと、前述のえあますく。全身タイツは脱ぎ着が面倒なので、割り切って上はピタッとした肌着、下もナチュラル系のタイツにベースしようと。で無地のえあますくにウィッグずれないようにセットして、顔はどうしようかと。いっそ紙粘土とかで自作するか。普通に実物大の写真張ったらどんな感じなんだろう……などなど
そこまで行ってVRAVの存在を思い出した。
VRAVもずっとちらついてはいて、すでにFANZAで安いときに買った作品などもあって、スマホにアプリ入れてみてみたらかなり良さそうで。
ただそうなると、エアドールを見ながらはできない。音声作品のほうがよいような気がしてきた。(だいたい向こうがいく時に合わせていけるぐらい早漏でずっとがまんしてるタイプなので)
ちょうど自分用パジャマ買う必要あって、どうせだからエアドールに着せても似合いそうなやつにしてみた。
足指はともかく、手がミトンタイプなので、綿入れたり手袋装着したりとかも浮かんでたのだけど、前ボタンの男性用パジャマ着せたら萌え袖になって、手袋どころか肩から先はギリギリ肌感出さなくてもよさそうだ
色々悩みは尽きない。
1年ぐらい前だろうか、この記事が色々と物議を醸してた
これが丸ごと全部正解だとは思わないが、自分の正直な感想を述べてみたいと思う。結論から言うと
「コミケで壁サー以外が必ず厳しいわけではないが、雑な計算式から考えると苦戦を強いられるだろう」
ということだ。
まず、自分のことについて触れておきたい。
45歳男、参加ジャンルは同人音楽(オリジナルボカロ)、主にM3とコミケに参加してる。歴は10年ぐらい。
M3春2019 | 2019年4月 |
C96 | 2019年8月 |
M3秋2019 | 2019年10月 |
M3秋2020 | 2020年10月 |
M3春2021 | 2021年4月 |
M3秋2021 | 2021年10月 |
M3春2022 | 2022年4月 |
M3秋2022 | 2022年10月 |
M3春2023 | 2023年4月 |
C102 | 2023年8月 |
M3秋2023 | 2023年10月 |
こんな感じ。M3では3曲500円の新譜を出して、20枚前後売れるぐらい。
コミケ合わせの新譜は最近作っていなかったこともあってか、大体10枚ちょっとぐらい。
C96に関しては、それがなぜか18枚売れた。これは予想外だった。新設されたばかりの南館だったからか、とりあえず見てみようかと言う雰囲気の参加者が結構流れてきてたイメージ。
このときは久しぶりに参加したコミケだと言うのもあって、閉会までいたが、閉会ギリギリまで試聴してみようという人がちらほら来てた。
大手サークルからしたら鼻で笑ってしまうような数字かもしれないが、自分としてはコミケというお祭りの「熱量」のようなものを再実感したイベントだったので印象的だったのを覚えている。
M3春2020は日程が変更になったこともあり参加を見送り、それ以降はコロナ禍になってしまったこともあり、制作枚数を絞って早めに撤収していた。2022年末までの各回の売れ行き枚数を書いておくと、こんな感じ。
M3春2019 | 2019年4月 | 23枚 |
C96 | 2019年8月 | 18枚 |
M3秋2019 | 2019年10月 | 22枚 |
M3秋2020 | 2020年10月 | 14枚 |
M3春2021 | 2021年4月 | 13枚 |
M3秋2021 | 2021年10月 | 14枚 |
M3春2022 | 2022年4月 | 13枚 |
M3秋2022 | 2022年10月 | 12枚 |
数は新譜・旧譜合わせた総数。
2023年に入り、海外ではコロナは収束したような雰囲気になり、日本でもGW明けにはコロナは5類に移行するなど報じられ、同人界においてもコミケが入場チケットつき・2日間開催という異例の形とはいえ復活し、盛り上がりを見せ始めた。
自分もそれに乗って久しぶりにコミケに参加してみようと思い、久しぶりにC102にも申し込んでみた。
その結果の枚数が、このような感じだった。
M3春2023 | 2023年4月 | 20枚 |
C102 | 2023年8月 | 6枚← |
M3秋2023 | 2023年10月 | 21枚 |
C102のところに注目してほしい。誤記ではない。新譜4枚、旧譜2枚で全部で6枚しか売れなかった。自分としては爆死も爆死である。
久しぶりのコミケに参加できて嬉しかった・楽しかったというのもあるが、こみあげてくる悔しさと、何より「なぜ??」の気持ちが大きかった。
前後のM3の売れ行きを見ていると、別に自分のサークルが見向きされなくなったというわけでもないようだ。
(余談だが、コミケのショックからM3秋はどうなるのかと若干緊張した。幸い売れ行きはいつも通りで安心したが)
無論お金のために同人イベントに参加しているわけではない。が、何故C102ではそんなに枚数が落ち込んだのか。
コミケは久しぶりの参加のボカロサークルには手厳しい?そうとは思えない。
当日の設営があまり目を引く感じではなかった?
コミケではレイヤーの売り子でもいないと誰も見向きもしてくれない?
考えられる理由はいくつもあるにはあったが、考えても答えはでない。答えは出ないが、C96では18枚売れたのが何故1/3にまで減ってしまったのか。気になった。
その一方で、SNSでは神絵師などのいわゆる壁サーを中心に「コミケの勢い完全に戻りましたね!」という言説がちらほらみられた。
本当にコミケの勢いが戻ったのであれば、何故自分のところは1/3にまで減ってしまったのか。
気になったのは、当日は売れ行きが悪かっただけではなく、試聴のために足を止めてくれるような人も少なかったことだ。この日も閉会まで粘ってみたが、参加者の方はと言うと終日足早に目の前を通り過ぎていくばかりで、こちらのスペースを見ようともしない人がほとんどだった。C96の時に感じた「熱量」みたいなものはどこに行ってしまったのだろうか。
こんな問題に答えが出るはずもないのだが、ふと気がついたことがあった。C96の前、C92に参加したときは13枚だった。これと比べても半分に落ち込んでいる。
コミケでの売り上げを抜き出すとこんな感じ。
C90 | 2016年8月 | 13枚 |
C92 | 2017年8月 | 13枚 |
C96 | 2019年8月 | 18枚 |
C102 | 2023年8月 | 6枚 |
そこではたと気がついた。
C102だけがおかしいのではなく、C96もおかしかったのでは?
C102とC96が通常のコミケと違った点にもしかしたら原因があるのかもしれない、そう考えてみると不思議と合点がいった。
そして違うことといえばそう、開催日数である。
準備会のサイトにはご丁寧にも開催実績が全部載っており、そこに参加人数の情報もある。
C96は4日間開催だったが、一般参加者はバラけたわけではなく開催日数が増えた分だけ参加者も増えたことが見て取れる。
C90 | 53万人 |
C92 | 50万人 |
C96 | 73万人 |
C102 | 26万人 |
動きも枚数と似た動きをしている。ここら辺にヒントがありそうだ。
ここで、自分は仮説を立ててみた。
1. コミケに参加する人間はその日の予算の上限があり、これはコロナ前・コロナ後でも変わらない(コロナ中のことは分からない)。
2. 参加者は、ある開催日に自分の目的のサークルがたくさん参加していればその日に参加する可能性が高まり、少なければ参加する可能性が低くなる。
3. サークルはたくさんあれど、一般参加者は壁サーを優先的に回る。
どれも反論が来そうなものではあるが、大外れしていない、、、と思いたい。
1.についてはそのままである。年に2回のお祭りに軍資金を持って参加するときに、その金額に糸目をつけないのがオタクというものではなかろうか。コロナ後の経済事情が厳しい人もいるとは思うが、そこまで変動していない気がする。
2.については、いわゆる「女性向けの日・男性向けの日」という概念を拡大解釈したものだが、当然自分の目当てのサークルがたくさん参加していれば来たくなるというものである。
3.については、最初は通販が出なさそうな島中が初手として正しいと言う言説もあるが、結局のところ壁サーに行列ができることを考えるとやはり壁サーを優先して回るという考え方が一般的であると考えるのが自然だろう。
2.については、どのぐらい参加の可能性が変わるかと言うデータはなかったが、ジャンルごとの参加サークル数の情報ならあった。
ジャンルコード別サークル数一覧(C90〜C96)と夏コミ告知
自分が参加しているデジタル(その他)のジャンルだけを抜き出すと、以下のような感じ。
C90 | 1018 ☆ |
C91 | 1020 |
C92 | 948 ☆ |
C93 | 939 |
C94 | 1146 |
C95 | 1346 |
C96 | 1328 ☆ |
C97 | 1804 |
C98 | 864 |
C99 | 570 |
C100 | 488 |
C101 | 488 |
C102 | 472 ☆ |
そして自分が参加した回だけを抜き出すとこんな感じになる。
C90 | 1018 |
C92 | 948 |
C96 | 1328 |
C102 | 472 |
C90 | 17.7万人 |
C92 | 16.7人 |
C96 | 18.3万人 |
C102 | 13万人 |
また、各回の1日あたりの参加サークル数を計算すると、こんな感じ。
(本当はきちんと調べれば自分の参加した日の厳密なサークル数も分かるのだろうが、ここでは割愛)
C90 | 11,300サークル(3日間で34,000) |
C92 | 10,600サークル(3日間で32,000) |
C96 | 10,600サークル(3日間で32,000) |
C102 | 10.500サークル(2日間で21,000) |
ここから先は推測でしかないが、例えばC96の18万人とC102の13万人では、見た目の数字以上に目的に違いがあるのではないかと思う。
雑な計算式であるが、参加サークルの割合に応じて一般参加者の目当ても違うとすれば、デジタル(その他)目当ての参加者は以下のようになる。
C90 | 15946 |
C92 | 14935 |
C96 | 22927 |
C102 | 5844 |
だからどうだと言われれば本当にそれまでなのだが、雑な計算式でこれだけ差が出るのであれば、これが影響したと考えても不自然ではないだろうと個人的には思う。
特に、思った以上にC96にデジタル(その他)目当ての参加者が多そうだということ、つまりC96にはいわば「バフ」がかかっていたと言うことが言えそうだ。それと比べてしまうと、C102は苦戦を強いられるのも無理はない。
冒頭で紹介した記事でも「三分の一くらいになった」という記述があるが、むしろ1/3は健闘した方と言えるのかもしれない。
一方で、なぜ壁サーは全然その影響を受けずに、むしろ「コミケの勢い完全に戻った」などという話が出るのであろうか。
ここから先は雑な計算式すらないのだが、コミケはもともとコミックマーケット、つまり参加者は同人誌を買いに来ている人が多いと言うことを考えると、参加者は仮説3. の、「何はともあれまずは壁サー、そのあとに自分の好みのジャンル」という傾向が強まったのではないだろうか。
これが正しいかどうかは根拠は全くないが、仮にこれが正しいとするならば、あの96で感じられた「熱量」のようなものがC102では全く感じられなかったのも少しうなづける。
少し乱暴な結論になってしまうが、やはりコミケは「日本最大の同人誌イベント」である点に強みがあり、2日間開催が続く限りは自分のような弱小サークルは売り上げとしては厳しい状況が続くのだと言えそうだ。
もちろん最初にも書いた通り、多くのサークル参加者同様自分もお金稼ぎのためにコミケに参加しているわけではない。とはいえ丸一日参加して誰にも手に取ってもらえない、参加者の熱量が感じ取れないイベントに毎回出続けるのもそれはそれで疲弊するものがある。
自分としては今後もM3には参加するつもりだが、コミケはまた数年はいいかなという気になっている。売り上げのこともあるが、それ以上にM3の方が参加者の「熱量」が感じられるからだ。閉会間際にどんなもんかなと試聴のために足を止めてくれる人、一度通り過ぎた後でしばらくしてからやっぱり気になるので戻ってきた人、とりあえず足を止めてどんな曲なのか質問してくる人。そういった場面が、M3では多く見受けられる、そう言う気がするからだ。
今後コミケがいつ3日間開催に戻るのか、あるいは南館もフル活用した4日間開催という狂乱のお祭りが実現するのか、同人歴の浅い自分には全くもって何も分からないが、もしそんな4日間開催が本当に実現した時には、是非ともまた参加したい、そう思っている。
一方で、島中のサークルでも「今回自分史上最高の売り上げを記録しました!」みたいな話をちらほら聞くこともある。今回の仮説が全く当てはまらないわけであるが、そういうサークルさんには是非ともどんなポイントが功を奏したのかを分析してそれを教えていただきたいところである。真面目な話、そのポイント、喉から手が出るほど知りたい人も多い気がする。