はてなキーワード: スピリチュアルとは
https://anond.hatelabo.jp/20181021173314
まず、不用意に伏せ字にせずに苫米地式コーチングと確り書こうよ。
擁護するなら尚更。
私は苫米地英人博士が自身で無料公開されている動画は一通り見て、氏の『洗脳原論』を読んだことがある程度だが。
博士の実力と その技法が、正確かつ強力である事はオウム真理教の幹部を複数脱洗脳している事からも折り紙付きだ。
同時に『今の社会』には『強力過ぎる』とも感じる。
博士も当然、そんな事は分かっていて、
不用意に手法を公開してしまうと、容易に第二第三の より悪質なオウムを生み出しかねない……。
そこで、どうやら博士は二種類のフィルターを設置してるっぽい。
あえて、自身で胡散臭く怪しいオカルト、スピリチュアル風味のマーケティングをしているようだ。
https://tocana.jp/2016/11/post_11623_entry_3.html
オウムのような危険なカルトに取り込まれる前に、博士自身のところへ救い上げる目論見のようだ。
ただ、どうやら、やっぱりと言うべきか…… 元々、オカルト風味の宣伝してるから
【ホンモノ】が釣れちゃったようで、苫米地英人博士を もってしても制御に失敗してしまったようだ……。
正確には博士自身がメソッドを教授した事は無く、本人は[孫弟子]を自称しているようだが……。
じゃあ、[そんな奴]が
【オウム真理教の幹部さえ脱洗脳(再洗脳)可能な苫米地メソッド】を生兵法で使用しちゃったらさぁ……。
当然、地獄の沙汰じゃん……。
えらく評判だったので見に行ったが、画竜点睛を欠くとはこのことかという感じでした。
背景は美麗だしキャラもいい。笑いも含めながらテンポよく進むので飽きない。皆言うようにおっこに感情移入しながら見ることができた。あのシーンまでは。
両親の幻想や「両親は生きてると思う」というセリフから、おっこが両親の死を全く受け入れられていないことを全編を通して描いている。
それから過呼吸やフラッシュバックの描写(やたらとリアルでエグかったが)から、早急にカウンセリングが必要なレベルのトラウマを負っていたことも示していた。
だからてっきり俺は、客がトラックの運転手とわかった時、すなわち両親の死と心の傷にいきなり直面させられたときには、感情の爆発や失感情といったかなり酷い精神状態が描かれるのかと思っていた。
しかし実際は、おっこは取り乱しはしたものの、水領の車で落ち着く。このあたりから違和感が出始めた。
そして例のシーンである。トラック運転手に対して「花の湯温泉は誰でも受け入れる」とおっこが言うシーンだ。おいおいちょっとまてと。
あれは両親を亡くしたばかりの小学生としてではなく、若おかみとしてのセリフだ。一体どれだけ自分を押し殺せば、あの状況で、あの年齢の子が、あの相手に、あのセリフを言える?両親を殺されたと感じてもおかしくない相手に、両親を殺したことは許す、かつ客人として自分にもてなさせて下さいと言うようなものである。しかも彼には家族がいる、さらに言うなら彼が去ろうとしているのは「自分が辛いから」だ。そんな相手にに対しておっこのようなセリフを言える人がいるだろうか?
百万歩譲って客がトラック運転手だとわかり宿を飛び出した後、水領の車で両親の死を受け入れていたとしても、それに加えて、トラック運転手が両親を殺したのではないこと、さらにその人間の家族まで含めて世話するという2つの心理的ハードルをこえる必要がある。
いやいやさすがに無理あるでしょー。周りのキャラは「立派だ・・・!」とか言ってて音楽もこれでまとめようとしてる感じだしマジかー。
と思ってしまい興ざめだった。ここまでの心理描写は良かったのになー。
あと、「おっこは一人じゃない」というセリフが印象的に描かれており、かつその他の描写からも、「一人じゃない」ことが作品のテーマの一つのように思える。だけど実際はおっこが一番誰かにいてほしい時、すなわちトラック運転手(=トラウマ)と対面した時には、幽霊たちは見えず、宿の人間も出てこず、やっと会えたのがスピリチュアルな理由で駆け付けた、他の登場人物たちに比べて交流の少ない水領だ。これじゃ「一人じゃない」の説得力も薄れる。
完成度が高いだけにほんと残念だった。そもそも冒頭で両親が死んで、90分できれいにまとめあげるなんて無理なんだと思う。テーマが重すぎる。
時間 | 記事数 | 文字数 | 文字数平均 | 文字数中央値 |
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00 | 78 | 12394 | 158.9 | 47 |
01 | 57 | 4425 | 77.6 | 34 |
02 | 23 | 9539 | 414.7 | 63 |
03 | 18 | 1013 | 56.3 | 35.5 |
04 | 22 | 1531 | 69.6 | 40 |
05 | 24 | 1644 | 68.5 | 48 |
06 | 12 | 793 | 66.1 | 35 |
07 | 22 | 4344 | 197.5 | 76.5 |
08 | 28 | 4347 | 155.3 | 31.5 |
09 | 97 | 9579 | 98.8 | 46 |
10 | 125 | 9349 | 74.8 | 48 |
11 | 141 | 15680 | 111.2 | 56 |
12 | 89 | 11611 | 130.5 | 54 |
13 | 147 | 13678 | 93.0 | 53 |
14 | 91 | 8226 | 90.4 | 45 |
15 | 81 | 13117 | 161.9 | 50 |
16 | 109 | 11727 | 107.6 | 39 |
17 | 154 | 11478 | 74.5 | 43 |
18 | 107 | 11948 | 111.7 | 63 |
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23 | 127 | 10400 | 81.9 | 51 |
1日 | 2204 | 212796 | 96.5 | 46 |
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そう?
自分のそばのスピリチュアルおばさんはたまになんかの儀式らしき奇行をすることに目をつぶれば会話なりたつし精神安定してて仕事もできる
もちろんそのスピリチュアルそのものについて突っ込んだ議論なんか挑んだらまともじゃなくなるんだろうけどそんな話振らないしね
スピリチュアルって手順守れなかったりそれだけで辛くない?
自分で恥ずかしいと思ってるわけでもなく独身者への敵意はありません
ただ、学生時代のバイト含めればそろそろ20年になる私の社会経験上、
周囲に異常な攻撃性を示す緊張感に満ちたミドルエイジ以上の女性というのに何度も出会い、その人達が全員独身でした。
同じ職場で身元を確認できる人に限って言えば、高齢独身女性はマジで異常な攻撃性かスピリチュアルかでした。
卵が先か鶏が先かで、高齢独身者に対する社会の意地悪さが原因にあるのかもしれませんし、
ただ攻撃型独身女性は本当に、たった1人で職場の空気を緊張感に満ちたイヤーなものに変える能力者であることは事実です。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180903-00013215-jprime-ent
8月に乳がんで亡くなったさくらももこ氏であるが、上記のニュースによると民間療法に嵌って、波動で乳がんを治そうとしていたらしい。
2018年現在の日本では、オカルトブームは終息したことになっている。
1995年のオウム真理教の事件によってオカルトは危険だという認識が広がり、1999年7月のノストラダムスの大予言も盛大に外れた。
その後の2000年代にはスピリチュアルブームが起きたが、それも短期間で終わった。
しかし、オウムのような宗教や胡散臭いスピリチュアルは否定されても、疑似科学レベルのようなオカルトは未だに健在である。
ちびまる子ちゃんの初期アニメにおいて、ノストラダムスの大予言を扱ったエピソードが存在する。
まる子(=作者のさくらももこ)は、1999年7月に人類は死んでしまうのだから、勉強しても無駄だと無気力状態になる。
現実世界でも1999年7月には何も起こらなかったのに、それから20年後に作者はこのような形でオカルトにすがるとは予想もしなかっただろう。
保育園に入れそうな地域に引っ越して二年と数か月、結婚して一年と数か月、タイミングを取って二年、通院を始めてあと少しで一年。間にカンジダになったり、早生まれは困るからスキップした月もあるけれど、この周期でダメだったらと、ステップアップを勧められた。
ダメだった。
風疹の予防接種をして二年と数か月、葉酸を飲み始めて二年と数か月。
夫は早いうちに異常がないか調べてくれた。何の問題もない、花丸の付く結果。
私も種々のホルモン値や感染症の検査して、毎月卵胞の育ちをチェックして、LHサージを確認して、通水検査をしてどれも問題なかった。
原因はわからないけどできない。
だから、規則正しい生活を心がけて、夜更かしをしないようにして、毎朝基礎体温を録って、栄養バランスは婚前より豊かに、痩せ気味だったから体脂肪率を数%増やして、仕事にのめり込みすぎないようにして、でも、毎月自分に裏切られて、心が辛い、心が苦しい、心を痛めすぎるとよくないから、趣味を作って気を紛らわせて、なるべく忘れて、忘れていようと努力して、タイミング後の1週間は殆ど忘れてやり過ごすけれど、2週間めはどうしても気になって、些細な体調の変化に一喜一憂することをやめられなくて、ずっと煩悶して、結局、生理直前の体温の下落に心を冷やして、そのうちに体内を伝い落ちてくる経血に望みを絶たれるけど、泣いても仕方がないし、誰にもどうしようもないから、狂乱したくても冷静な自分がいて、どうしようもなくて、苦しくて、苦しいの。
どうしたらいいかなんて、誰も知らないから、“どうするか”を決めなければいけなくて。
今現在子供がいなくても幸せよ?私は恵まれていて、尊敬できる夫と結婚出来て、幸せ。
何なら、夫がいなくても、子供を得たいと思っていたの。
でもできない。
今までの人生、運が良かった。
落ちこぼれたけれど、私立に入れてもらえる家に生まれ育って、就職氷河期とリーマンショックの間に就職できて、浮いても受け入れてくれる職場で、年間休日120日以上で、年収も生きていくには問題なくて、夫と出会い、結婚して、祝福された。
そんなこと関係ないのは知ってる。運を使い果たしたか、なんて観測できるわけもない。
子供が欲しい。
スピリチュアルも葉酸以外の様々のサプリメントにも、縋る気はしない。結果を求めることは罪なの?すぐにできた人たちが結果を求めていなかったと?
いつできるのか、一生できないのか、誰も知らないの。
今の情緒で考えると、100万円だとか300万円だとか、予算を決めて、それで頑張ってみて、ダメだったら納得できるんじゃないか?と思うと同時に、そんな風に理詰めで考えても、いざ予算を使い切った状況になってみたら、結局諦められないんじゃないかとか、“自分というドブ”に捨てたお金が惜しくなるんじゃないかとも思う。
成果が出せない自分というドブが嫌い。でもそんなこと言ってもできないし。
私はただ子供が欲しいだけ。
今すぐ諦めたら、きっと心が軽くなる。でも、抗いたい、己に打ち勝ちたい、子供が欲しい。
「諦めたらできた」ってすごいよね、子作り以外でセックスできるってことでしょう?
私が誘わなければセックスすることはないし、誘ったくせに痛くてギブアップすることが多いから、しなくてもいい。
「したい」と思うように努力しているから常々誘っているけれど、子作りを諦めるなら、その努力を続けることができるかわからない。
私の妊孕性はもうダダ下がりゾーンに足を突っ込んでいるから、迷っていてもしょうがなくて、最も可能性の高い道を歩むべきで、そして、それでもだめなら、ある程度のところで諦めなければいけない。
居場所を求めていろんな集まりに参加するようにしていたのだけれど
結局どいつもこいつも自分の利益になるかどうかという点で他人を値踏みしていることがよくわかった。
宗教・ビジネス禁止の集まりの主催者が積極的に仕事用の名刺交換をやるし、
そういう集まりでギリギリ特定宗教扱いされないスピリチュアル系のイベントの宣伝をやる奴もいる。
どーすりゃいいんだよ!
俺は損得無しで知らない奴といろんな雑談をやりたいんだよ!金持ちの自慢やらビジネスの話を聞きに来てるんじゃねえんだよ!
もう俺のやりたいことができるの、匿名のネットコミュニティしかねえじゃん!!
なんでお前らはそんなに人間関係に実利を求めてるんだよ!
といっても実際に亡くなったのは数年前のことで、彼女がはまっていたものを宗教と言っていいのかも微妙なところだ
誰にも言えなかったことを吐き出そうと思ったら長くなってしまった
私が物心ついたときから母はその手のものが好きだった。インドのヨガマスター?の団体やアーユルヴェーダ、断食などに興味を持ちそのいくつかには私も参加したことがあった。家にはスピリチュアル系自己啓発本が何冊もあった。
私自身幼い頃なので詳しく覚えているわけではないが、彼の教団が形成される段階のうち比較的初期の方に出会っていたようだ。
したがって当初その関わり方はいわゆる信者ではなく弟子のように直接的なもので、なん家族かで彼の家に泊まりに行ったこともあった。彼の子供を含む歳の近いものたちで海に行ったり花火をした思い出もある。ならなぜわざわざ「教祖」と呼ぶのか。それは、母が金をつぎ込んでいたからである。
たとえば彼の家の近くによもぎ蒸し風呂を作りたいという話。これは消防署から許可が降りず、出資した数百万円は水の泡になった。このようなことは何度もあった。母は専業主婦だったため独身時代の貯金、父の収入、そして実家からも借金をしていたようだ。この活動は命に関わる難病と診断されてからより一層激しくなった。
母とその仲間たちは彼に心酔していた。しかし私はそれに従いながらもどこかで疑問に思っていた。これは定かな記憶ではないが、ある日それが高じて母の日記を盗み見たことがある。そこには
「今日は(教祖)先生の夢を見た。膝枕をされている夢だった。これが性夢だろうか。この先より高いレベルに到達したらもっと先の夢が見られると先生はおっしゃっていた」というようなことが書いてあった。耳年増だった私はその意味するところに思い至りすぐに日記を閉じた。
また、母は彼から叱責されたり冷たい態度をとられると泣いて塞ぎ込んだ。私との血縁関係よりも公的なことを優先しなければならないと言った。これはその先生の言う「この世の人のためのこと」を実践するという意味だった。
テレビや市販のお菓子や肉食を避け、引越しをし、出資した。ある女性は中学生の娘を祖父母の元に預けて家を出たと聞いた。合宿では朝昼夜にそれぞれ講義を聞かされた。通話ソフトを通じた先生の講義中は子供たちも会話は許されず、座禅を組みながら聞くことを推奨された。母はこの世の人を救い、それによって救われるらしかった。私もそれを漠然と信じていた。先生の理念を叶えるため事業につとめる母は苦しくも生き生きとしているように見えた。そのころには先生にも頼りにされ、上位幹部的な存在だった。
しかしある日母が死んだ。
死因は不明だが恐らく急性の心筋梗塞か脳梗塞。まだ眠っているような安らかな死顔だった。
先生に電話をかけたら泣いていた。彼の教えは母の、少なくとも物体的な命は救えなかった
母と私は療養のため普段は父と離れて暮らしており、久しぶりに家族全員で過ごしていたときのできごとだった。私はそのまま父の元で生活をはじめ、数年が経った。
その間ずっと私は母に複雑な思いを抱いていた。
私は母のことが大好きだった。母が難病だと知って、もし母が逝ってしまったら私も死のうと思っていたくらいだ。いい母だった。いろいろなことに挑戦させてくれたし、教団を通じて出会った同年代の友人とは今でもとても仲がいい。私の体を心配して、寝る前にはマッサージをしてくれた。病をおして出かけてくれた。強制することなく学問的素養をのばしてくれた。たくさん愛の言葉をかけて抱きしめてくれた。
それでも彼女は不安定で、先生にすがっていて、私よりも世界の方が大事だと言った。世界を救うのと言った。母の温かさに直接触れられなくなってしまってからは、それがフラッシュバックして、日記を忘れられなくて、なにかに引け目を感じたまま生きてきた。
私は生活に不自由したことはないし父にも母にも愛されて育ってきた。母がなくなったことを勘定に入れても恵まれているほうだろう。それなのにそんな気持ちを抱いてしまう自分が嫌だった。
去年の終わりごろ、その先生と会った。母の死以来はじめて話した先生は痩せて酷く弱っているように見えた
彼は涙を流して謝って、母のことを本当に大切に思っていたと言った。私のことも娘のように思っていると言った。そして息子と結婚しないかと持ちかけて、帰っていった。
そしてその一週間後に彼は死んだ。
この日記を書いたのは、その縁談相手から久しぶりに連絡が来たからだ。
彼は彼の信じるものに従って母の忘れ形見の私を守りたいと思っているのだろう。私の価値観とはズレるところがあるが、善き人であるのは確かだ。
気になって彼らの現在の活動を調べてみた。とてもうまくいっているようだった。理念は変わらず、ホームページの表記に宗教色はあるものの、自然派の人をターゲットにした事業で真っ当に成功しているようだった。口コミも不自然でない程度によかった。世界を救えるかはともかく、普通に面白い試みだと思えた。公式Twitterもそこそこ流行りに乗ってた。母のかかげた理想は、思ったほど馬鹿げてもなかったのかも。母の苦労は報われつつあるのかな。
今になって思えば私は母にとって絶対的に一番の存在になりたくて駄々をこねていただけなのかもしれない。彼女は私が求めるほど完璧ではなかったけど、けしてただ弱い人だけのじゃなかった。「この世の人」の中には私や父、母自身も含まれていたのだと気づいたのは最近のことだった。歳をとるごとに母の強さを感じる。
私はきっとその活動には参加しない。でも私自身が大人になりつつあること・その団体の成功を知ったことで哀しい宗教家としての母は死んでいき、先見の明があって優しくて賢い大好きな母の姿をもう一度曇なく信じられるような気がした。そしていつか誰にも恥じずに母の話をしたいと思った。