はてなキーワード: 地頭とは
アラサーの社畜男性。15歳の時、高校入学のお祝いとしてスマートフォンを買ってもらったのだが今思えばこれがまずかった。
我が家は教育熱心で小さな頃からピアノ、バイオリン、絵画、書道、工作、プログラミングと様々な物を体験させてもらった。やりたいことがあったらすぐに挑戦していたし、読みたい本も遊びたいゲームもすぐに消化していた。勉強にも部活にも支障がなかった。
スマホを手に入れてから全てが変わった。ゲームは実況を視聴。本を検索すればネタバレや書評サイト。気になることや挑戦したいこともGoogleやYouTubeで一通り調べると満足。実際にやらずに気づいたら散漫なネットサーフィン。勉強の時間もどんどんスマホのGoogleとYouTubeに飲まれていった。地頭で世界史や国語はどうにかなったが、勉強をしないので数学、英語、理系科目は壊滅。散漫な意識のまま無理やり英語だけ詰め込み、せめてネームバリューだけ手に入れようと私大文系を受験した。
散漫な意識のまま大学生活、就活を終わらせ、散漫な意識のまま仕事をして、昼休みも帰りの電車でもソシャゲとGoogleとYouTube。気づいたらアラサーになっていた。
スマホで何かをググるか動画を見ていた16歳から26歳までのあの10年間という時間を他の何かに費やしていれば、今とは違った人生になっていたかもしれない。結果が出なくても別の学びがあったかもしれない。
何か新しいことを始めることができ、熱中することができ、結果を出す可能性もある10代と20代前半までの時間を巨大テック企業の広告稼ぎに費やしてしまった。30歳を目前に控え、もう自分の人生に何かの可能性がないことを悟り絶望してしまった。顔のない消費者にされてしまった。自分の人生の可能性を自分で潰してしまった。
最近SAPIXに廃課金して子どもに難関中学受験させる親たち、という話題をよく見かける。しかし自分が小学校から高校までずっと公立だったため、なぜ中学受験が勝ち組への最短ルートみたいな扱いをされているのかわからない。
高校でそこそこの進学校に行って勉強を続けていれば、指定校推薦で早慶上智ぐらい入れるし、予備校に通ってしっかり対策すれば、東大や医学部だって不可能ではないと思う。
地頭がいいから公立のペースは遅すぎて苦痛という子が、少し試験対策して身の丈にあった私立中学に進学するのはわかる。
でも大切な子ども時代を犠牲にして勉強してまで、難関中学に行くメリットってなんなの?中学によってはエスカレーター式で大学進学できる、親のステータス、他にある?
天より被下候
村々小前のものに至迠へ
四海こんきういたし候ハゝ天祿ながくたゝん小人に
天下後世人の君人の臣たる者を御誡被置候ゆヘ
東照神君ニも鰥寡孤獨ニおひて尤あわれみ
を加ふへくハ是仁政之基と被仰置候然ルに茲二
百四五十年太平之間ニ追々上たる人驕奢とておこり
姓共へ過分之用金申付是迠年貢諸役の甚しき
苦む上江右之通無躰之儀を申渡追々入用かさみ候ゆへ
四海の困窮と相成候付人々上を怨さるものなき樣ニ
御失ひニ付下民之怨何方へ告愬とてつけ訴ふる方な
皆天より深く御誡之有かたき御告ニ候へとも一向上たる人々
のなんきを吾等如きもの草乃陰より常々察し悲候
の政道をいたし江戸へ廻米をいたし
差出し大坂市中游民斗を太切ニ心得候者前にも申通
道德仁義を不存拙き身故ニて甚以厚ヶ間敷不届
利德之金銀并扶持米等を莫大ニ掠取未曾有之有福
誘引參り高價の酒を湯水を呑も同樣ニいたし此難
ひ平生同樣に游樂に耽候ハ何等の事哉紂王長夜の
御赦しなき事ニ候蟄居の我等最早堪忍難成湯武
之勢孔孟之德ハなけれ共無據天下乃ためと存血
市中金持之丁人共を誅戮およひ可申候間右之者共
穴藏ニ貯置候金銀錢等諸藏屋敷内に隱置候俵米
出來程之難澁者へハ右金米等取らせ遣候間いつに而も
大坂市中ニ騷動起り候と聞傳へ候ハゝ里數を不厭一刻も
早く大坂へ向駈可參候面々へ右米金を分け遣し可申候
鉅橋鹿臺の金粟を下民へ被與候遺意ニて當時之
飢饉難義を相救遣し若又其内器量才力等有之者
ニハ夫々取立無道之者共を征伐いたし候軍役ニも遣ひ申
輕くいたし都而中興
神武帝御政道之通寛仁大度の取扱にいたし遣
海萬民いつ迠も
救ひ死後の極樂成佛を眼前ニ見せ遣し堯舜
天照皇太神之時代に復シかたく共中興之氣象ニ
張付置候間大坂より廻し有之番人ともにしられさる
樣ニ心懸早々村々へ相觸可申候万一番人とも眼付大
坂四ヶ所の奸人共へ注進いたし候樣子ニ候ハゝ遠慮なく
面々申合番人を不殘打殺可申候若右騷動起り候を
金持之米金者皆火中の灰に相成天下之宝を取失
ひ申へく候間跡ニて必我等を恨み宝を捨る無道者
と陰言を不致樣可致候其為一同へ觸しらせ候尤是
類ハ都而引破焼捨可申候是往々深き慮ある事ニて
人民を困窮為致不申積に候乍去此度乃一擧當朝
下國家を簒盗いたし候慾念より起し候事にハ更無之
而已ニて若疑しく覺候ハゝ我等之所業終る處を
爾等眼を開て看
より篤と讀聞せ可申若庄屋年寄眼前乃
禍を畏一己ニ隱し候ハゝ追而急度其罪可行候
奉天命致天討候
攝河泉播村村
700万ずつぐらい稼ぐ両親の元に生まれ、荒れた公立中を避けて中高一貫の私立に進学。早めに予備校に通い始め、それなりの努力の末それなりの大学に合格。現在は私立校で教諭を務め、年収700万ぐらい。
ものすごく高学歴というわけではないし、胸を張れるほど稼いでいるわけでもないけれど、自分という枠組みの中ではよく頑張って生きているなぁと思っている。仕事は楽しいし、勉強以外に得意なことがあるわけでもないから尚更。
学歴なんてなくていい。それでも名のある大学卒ならカッコいいし、稼ぎも伴いやすい。だから勉強ができるなら勉強を、勉強が苦手ならそれ以外を伸ばして未来を切り拓くのがよい、そう信じてきた。
地頭がよく態度も真面目なのに、+αの努力を一切しない生徒。出席や点数が足りず留年が迫っているのに、まるで慌てない親子。実力より10以上偏差値の低い指定校を進学先に決めてしまう家庭。
なぜ頑張らない? なぜ焦らない? なぜ上を目指さない? 心底疑問だったが、ようやく理解した。お金があるからだ。
数億が飛び交う家の生まれなら、ニッコマでもMARCHでも関係ない。留年が決まったら別の学校、なんなら海外にでも転学させればいい。心身を削って受験勉強に励むより、今しかない学校生活を楽しませたい。自分を飾るには、学歴よりきらびやかなものがたくさんある。
ペンケースはエルメス、財布はブルガリ。毎年海外旅行に行くが、エコノミーには乗ったことがない。お手伝いさんや庭師がいて当然、医者や寿司屋は家に来るもの。
生徒の豊かさは理解していたが、この気づきは衝撃的だった。学歴はいらない。就職には困らないし、しなくたって構わない。受験戦争は自分の価値を売るしかない貧乏人のためのものなのだ。
この衝撃はマイナスなものでなく、「お寿司やサトウのごはんをパックから食べることを屈辱に感じる人がいる」というのと同種のものだ。
わざわざお皿に移すことで何が変わるの? 手間が増えるだけでは? というのが個人の意見だが、けしてお皿に移したい派の人を否定したいわけではない。むしろ価値観の多様さに感動さえする。そもそもパックの寿司やご飯なんて食べたくないという人もいるだろうし、高くて買えないという人もいるだろう。
世の中には進学はおろか生きるのが苦しい人も大勢いる。「受験戦争は一般も推薦も金持ちに有利」「東大生の親は高年収」なんて言説もよく耳にする。
だからこそ、「普通の高年収」のさらに上、「そこそこ恵まれている」自分や周りがしてきた努力が不必要な層の存在はセンセーショナルだった。今まで見えていなかっただけで、案外多くいるのだろうし。
もちろんリッチな世界にはリッチな世界の苦労があるだろう。リッチだからこそ学歴がいるんだが? という人もいるかもしれない。今回書いたのはあくまで自分が認知した範囲の話なので。
己の視野の狭さを反省し、世界の広さに感服しつつ、学歴が必要な層も不必要な層も充実した学校生活が送れるよう、日々励もうと思う。
「正方形に内接した円に外接した正方形の面積を求めよ」っていう問題とかよくあるじゃん。
答を先にいうと「折り紙でパクパク嘴を作るときみたいに正方形□を四隅から折りたたんで菱型◇にしたときの面積って、半分ずつに折りたたんでるから半分だよな」を難しくしただけの問題なんだけど。
これの問題文の解説に「正方形に内接する円」とか「円に外接する正方形」とか言われるとめっちゃ難しく感じるんだよね。
実際図を描いて小学生に説明してもなかなか理解してくれないんだよ。
だけどこれって「積み木を穴に落とす玩具で遊んだことがある」「マンホールはなんで四角じゃ駄目なのかの丁寧な説明を聞いたことがある」って経験があるとあっという間に理解できるわけ。
でもこれってさ、親が教育にお金か時間を掛けてくれないと出来ないわけ。
まあテレビが代用してくれることもあるけど、親が頭脳系番組を好むとか、子供が見たいチャンネルを譲ってくれるって土壌が必要なわけ。
中学受験の問題ってこういう親側の「文化的な資本に理解がある」「経済的に余裕がある」「知的な情報収集を娯楽として楽しめる」「子供の疑問にちゃんと向き合える」みたいな部分を試すようなものが次々やってくるわけ。
地頭とかって結局は親の教育方針に依存してるところがあって、馬が水飲みたくなったらすぐ飲める空間に住んでたかが最重要ファクターだったりする。
こういうの考えてくと、この社会ってとことん再生産なんだなって思うんだよな。
年々AO入試の割合が高くなっているけれど、一般入試よりもAO入試合格者の方が意欲が高いと言われている
https://www.asahi.com/edua/article/14540038
逆に言うと、一般入試合格者は大学受験がゴールになっている(人が少なからずいる)ため、入学後の意欲が低い
仮面浪人でもないのに大学入学後も入試問題を解いてみたり、下手するとおっさんになってもまだ入試問題を解いてあれこれ文句を言っている
そんな人は極端だけど、有名大学や大学院まで進学した人材がくすぶってると考える人は多く、それもまた大学受験がゴールだと考えていると言える
多くの人は大学での専攻や卒論のテーマを直接仕事に活かしていないと実感しているだろう
ということは、いい大学や大学院を卒業すること(ほぼほぼイコール入学すること)が仕事が出来る人材と考えているわけではない
それなのに、いい大学や大学院を卒業したけど派遣だとかパートをやっている人を有能な人材、埋もれた人材だと考える
それは大学受験がゴールだと考えているからだろう、恐らく無自覚に
さらに言えば、あの大学を出ているだけあって地頭がいいとか、あの大学を出ているのに使えないとか、そんなことも考える
大学受験がゴールになっているから、労働者それぞれの強みを使って強みを伸ばしてお金を稼ぐことを、つまりリスキリングみたいなものを否定する
けれどもお上から言われれば「勉強しろってうるさいからやる気なくなった!」みたいな中学生のようになってしまう
はてブの好きな話題の一つに、進学校は勉強することを茶化さないみたいな話題がある
一方でスキルアップをサポートする社風はあまり話題にならない、たまに話題になるけど
Twitter 「会計検査院の子育て支援策影響調査、まあまあ絶望的で草」https://twitter.com/fumin_kamin/status/1611030717236154371
→個室を与えられない子供は不幸だという社会通念が出来上がってて、子供部屋を1つしか用意できないから子供は1人で十分という考えになってしまい、子供を3人4人作ることをしない。
→学力関係なく大学に行けない子供は不幸だという社会通念が出来上がっていて、子供全員に大学の学費や生活費を仕送りできなければ子供を作る資格が無いという考えが埋め込まれてしまってるため、子供を3人4人作ることをしない。
→妊娠、出産の適齢期の20代が「社会人になって仕事を覚えてバリバリ働く期間」になってしまっていて、結婚するのが30前後になるため数を産めない。
・所得を上げても子供の質を高めて出費も増えるので数は増えない
→子供を増やすには高額の住宅費と教育費→収入増のために共働きで女性も正社員クラスで働く必要→妊娠、出産、育児で働けなくなり収入低下→それ以上子供を作れず増やせない。
→親が真面目に教育費に使おうとしても育児、教育業界は手当てを見込んで値上げをし続けるのでイタチごっこ
→高スキル女性ならば保育所に子供を預けて働く→次の子供のための十分な収入を得る→妊娠・出産しても高収入維持。という好循環が起きて複数の子供を持つことも可能。しかし世の中、そんな高スキルの女性ばかりでないから効果は限定的
原因
・結婚支援でカップルを増やしても3人4人と子供を持つカップルは増やせない
解決策
・住宅問題→子供を複数持つ夫婦にはその子供の数に合わせた部屋数の住宅を国が用意。あるいは逆に子ども部屋不要キャンペーンを国が打ち出す
・教育問題→親の負担減のために塾産業禁止。私立大学を整理して数を減らす。国立大学は学費を低くする。大学全入を当然とせず地頭のいい者だけが入れる場所とする
・晩婚問題→長寿命社会を踏まえて大学生・社会人になるのは30代からと位置づけ、高卒からの20代の期間は男女ともに結婚・子育て期間とする
自分のポンコツ社会不適合者ぶりを冷静に見直した結果、専業主婦として男に庇護され養われることを選んだ。
半端に地頭はあったおかげで、子供時代はサボりがちだったがなんだかんだ地元公立高校→地元私大の文学部に進学できた。
しかし大学では地頭だけじゃ全然通用せず、不登校でもないのにただただ単位が取れずに留年、ファミレス等のバイトを一ヶ月足らずで連続バックレ、サークルのイベントをバックレしサークル自体もバックレなど弱者性を存分に発揮し、これは将来マトモに社会人をやれないな?とうっすら自覚した。
ゼミは噂で一番楽だと聞いた所に入った。ゼミの定期発表も当日までサボって博士課程の人にパワポを全部作ってもらうような有様だったが、夏目漱石の小説を3本読み読書感想文に毛の生えた卒論を書いてなんとか卒業した。
学生時代に告白され何回か付き合ったこともあった。が、みな数ヶ月で向こうから振って行った。多分気づかないうちに私の弱者性が出てたんだと思う。
ゼミに入ったころから専業主婦になる未来しか描いてなかったが、周りに合わせて就活はやった。当初サボってもクビにならなそうな(出世にはミリも興味なかったため)公務員に憧れていたが、参考書をパラパラめくって秒で諦め、結局実家から通える大手の孫会社のさらに下みたいな小さい企業に引っかかることできた。
仕事には正直何の興味もなく、実家で毎朝母に叩き起こしてもらえなければ半年でバックレていたと思う。この件もふくめて親には感謝しかない。
だがぶっちゃけ最初から寿退社しか頭になく、就職後すぐ自分で色々調べて県庁所在地にある結婚相談所に登録した。
相談所に登録するとき、スタッフの人に希望を聞かれ「すぐ結婚して専業主婦になりたいです。それ以外の希望はあんまりないです」と正直に答えた。
さすがに怒られるかなと思ったが「将来転勤される方や、お父様の会社を継ぐ予定の方で専業主婦をご希望の男性もいますよ」と案外具体的な提案を受け、これはもしや上手く行けちゃうのでは?と期待が膨らんだのをよく覚えている。
相談所で何回かお見合いを重ね、さすがに人としてどうなのという男性も何人かいたが5~6人目に今の夫と出会った。隣県の10歳上の33歳で、見た目はチョイブサくらいで普通にデートも奢ってくれる普通の人という印象だった。仮交際に入ってから聞いてみると、やっぱり何年後かは分からないけど転勤がありそうと。申し訳なさそうに言われたので「私は全然着いていくよ!」と答えてこっちからグイグイ押し、そのまま社会人1.5年でゴールイン。無事寿退社して夫の職場近くに引っ越した。
その後、予言通り結婚2年目に予言通り東京へ転勤、その後3年してまた別の地方の工場へ転勤。その間今までずっと専業。東京時代に子どもも生まれた。
俺ワーキングメモリIQが135くらいなんだけど、これは脳内に情報を展開しておける量そのものなので純粋に「地頭」って感じがする。
俺の場合は処理速度とかが平均くらいしかなくてトータルではもっとIQ低いんだけど、周りにいる開成→東大連中とか博士課程時に若手奨励賞とか取って順調にアカデミアで出世してるような連中とかは俺より数段頭の回転が早いと感じる。議論してるときに脳内に展開されてる情報の量や、その結びつきを深さ優先・幅優先のいずれの方向でも探索する速度なんかが桁違いなので、そういうのが「地頭の良さ」なんだと思うわ。