はてなキーワード: スクとは
サブスクのおかげで、メジャーで予算も多くかけられたであろう映画や音楽の方がかえって安く楽しめるようになった。
それでも自分は、半ば習慣的に高い交通費を払って辺鄙な小劇場に足を運んでチープな映画を見ているし、アマチュアコンポーザーのシャカシャカしたCDを買いに即売会に行く。
シャニマスのアニメ化が発表されて、何故かついでにミリオンもトレンドに上がってきた。まあ伸びに伸びたミリオンのアニメ化はまだかまだかと待ち望んでようやく詳細がわかってきたところに放映のタイミングを若干被されたら様々な感情も起きるだろう。
ざっと見た限りなんで被せるんだよ、やっと新規が入ってきそうなタイミングだったのに……というネガティブな意見が主だっていた。コロナの影響で遅れて被ったんだなと冷静に分析する意見なんかもあるにはあったが「ミリオンはどうしてこうも不遇なんだよ……」という卑屈さ、嘆きのようなものが散見された。そういう卑屈さがトレンドに乗るレベルなのが気持ち悪い。
だいたいどうして新規が入ってこないのかわかってないんだろうなぁ。
まあプレイヤーがどうすることもできない展開の部分が不遇なのは確かだ。そもそもバンナム自体がIPの扱い下手くそで腹が立つんだが。
他マス起因のトレンドを見ていると「〇〇ならミリオンにもあります!」みたいな雑な宣伝を目にすることがある。マジで頻繁に。全ブランドをうっすら追っているので余計に目に付くのかもしれないが。(何ならアイマス関連以外のトレンドでもやってる)
だいたいミリPの宣伝の仕方は「同じものならミリオンにもあります!やって!見て!聞いて!」
喫茶店で友達と旅行の計画を立ててたら隣のテーブルの客が「うちの地元にも食べ放題ありますよ!美味しいし安いですよ!」といきなり話に入ってくるような気持ち悪さと雑さがある。
何を話しててもミリオンにつなげて宣伝してくる割にミリオンライブだけの特色やキャラクターの良さを語っていることが少ない。見かけるのはキャラクターのダイマではなく「劇中劇で演じているキャラのダイマ」であり、プロデュースしているアイドルそのものの話ではない。
普段こんな感じの子がこういったキャラを演じている、といったギャップを推すわけでもなく「こんなキャラを演じてます!こんな劇中劇があります!」だけ。キャラクターそのものの魅力を置き去りにしてとりあえず「ミリオンライブもありますよ」って宣伝ごっこすることで気持ちよくなってるみたいなんだよな。
これは多分個人推しではなく「シアター全体を推している」人間が多いから個人にスポットを当てて宣伝するのが下手くそなのかもしれない。シンデレラの総選挙中のダイマを見て思うことはないんだろうか。
ミリオン独自のものといえばメールやブログがある。もちろん自分自身で読む方がいいのだが、キャラの掘り下げを兼ねている分、新規に興味を持ってもらうためにはいいフックになるだろうにそういう話は全然見かけない。
あとミリPはよく(盗作騒動はさておき)「曲がいいので!」と推してるが、サブスク解禁したというのに曲単位のダイマはまだ見ていない。
あとゲーム内PVやスクショなんかもあんまり見ないんだよな……カードイラストとリザルトはよく見るんだが。
そして何より一番ミリPがクソなのは他ブランドの方を見てすぐ嫉妬して卑屈になって愚痴愚痴やり始めるところ。
雑な宣伝でむしろ新規には避けられて、他ブランドになにか動きがあればミリオンは……ってすぐネガる。これでアニメ化さえすれば新規入ってきて盛り上がれって方が無理だろうよ。少しは考えろ。今回シャニアニメ化につられてトレンドに上がったのは恥でしかないよ。
そんなの知ってるわ、ってタイトルばっかりだけど許してほしい。
マイナー≒売れていない≒サ終が近いので結局触らなくなりがち。
あと、正直ソーシャルゲームに何を求めるかでオススメする内容が大分変わると思う。自分はソシャゲに以下を求めている。
上記刺さらない人は以下全く参考にならないとおもうのですんません。
今更書くことある?要はプリコネR。流行もあり、取っつきやすさもあり。周年明けではあるが運営もユーザーもやる気満々。
タワーディフェンスゲー。元増田読む限り、もう手を出していそう。
ソシャゲあるあるの「課金しないと勝てないんで課金してな!」に対して一石投じる高難易度コンテンツ「危機契約」が最強に面白い。
このイベント期間だけは他ゲー投げ出して遊ぶ。全員で定期テストを受ける感覚を思い出したい人に。
レアリティは強さの基準に限らず、お前がどれだけ楽しているかの指標にしかならない、という異常なゲーム。よくこれでガチャ売れるなぁと思う。
先行リリースしている中国の情報追っかけたり、中国側プレイヤーの超高難易度縛りプレイ情報とかも見るとより楽しめる。
原神のmihoyo(現Hoyoverse)の前作でもう6周年。
原神遊んで「なんでこれオープンワールドなん?」とか、「(日課に関して)これなら普通にソシャゲやらせてくれ」とか思っている人にお勧め。
あのグラフィックをもっと拡張した3Dアクションゲーの楽しいところとソーシャルゲームの良いところ(悪く言うと日課的なめんどいところ)が組み合わさった一本。
mihoyoのTECH OTAKUS SAVES THE WORLDというコピーを体現した一本。オタクが好きなものてんこ盛り。
なにが日本のオタクにしかつくれないものがあるだ、4,5年前からクオリティでは海外に負けてるぞってことが解る一本。
とりあえず、とりあえず9章まで遊んで……。すごいから。っていう人が沢山いるけど誰も付いてきてこないので、ネタバレしてもいいから以下動画見ろ。
https://www.youtube.com/watch?v=H8VdjgXlo6U
PCでも遊べるし、コントローラーでも遊べる。(PS4、PS5、Xbox等も対応)iPadProがあるなら120FPS出して遊べる。
ボカロ世代は絶対楽しい。そうじゃなくても音ゲーというだけで面白さの担保は確定されている。
適当に遊んでシナリオだけ自動再生で垂れ流すだけでも良い。シナリオが良い。というか花里みのりが良い。
若いオタクだいたいやっている印象(偏ってるかも)なので、話のネタにもよし。
上記に近い。イベントだけでも高品質シナリオが約束されているので、それだけ追っかけるだけでも大分楽しい。ガチャは沼。
ゲームはまぁ、そんなに遊ぶものでもないと思う。突き詰めると廃課金&時間が凄く融けるゲーム。ウマ娘の前身にちかいシステムなので察して。
シーズ関連イベントは更新する度に海外ドラマのような次が気になる内容で、しかも失笑するぐらい重たくてしんどいものがある。
こいつらアイマスという後ろ盾があるからってストーリーで何やっても良いと思っているだろ、みたいな。好きです。
以上、書いてみた。
最初にも書いたけど結局求めるもの次第なので、ズレていたらその分ズレていると思うのでごめんなさいという感じ。
一応、他にも雑多に人にお勧めできそう(&自分にはそんなに刺さらなかった)なのをタイトルだけ載せておく
別枠で以下も。
GPT-4が公開された。AGI実現にまた一つ近づいた印象で、こういったニュースに触れると、ついつい将来を妄想したくなる。
ということで、将来起こりそうなこと、(あるいは起こってほしい)と思うことを書いておきたいと思う。
(このマーケットはブロックチェーン技術によって実現されると考えられるが、今回はこれ以上立ち入らないことにする)
以上。数年後、あるいは数十年後、答え合わせをしてみたい。
パジャマスクはそうだし、しまじろうとかパウパトロールとかおさるのジョージとか「殴る」「蹴る」が本当にない。
Youtubeにあがっているような韓国とか中国のアニメにもないから全世界的にそうなのかなと思っている。
この流れでアンパンマンからも「殴る」「蹴る」がなくなる日は来るのだろうか。食べるに特化すれば行けないことはない気がするけど。
今はお試し感覚で払ってるんだけど、今後ChatGPTを始めとするAIサービスがあたりまえの世の中になって、基本有料ってなったときしんどいなぁと思った。
Netflixみたいなサブスクは嗜好品の部類だけど、今後インターネットとか携帯代みたいな通信固定費みたいなやや必須のカテゴリになりそうな気がしていてつらい。
こどおじの記事がバズってたので便乗
今の貯金残額は9,000円程度
毎月20万くらい入ってきて3万が交通費、残りを親と半額にする
なので月に8万入るけどまず持病の通院で1万消える
それから週に最低1回両親を外食に連れて行かなければ怒られるので毎週7,000〜10,000円程度がなくなる
各種サブスクを合計すると月に4,780円
さらに疲れて特急券で帰ったりするから13,000円が交通費に飛ぶ
だいたい残るのは1万弱
これで1ヶ月暮らす
昼飯は抜いてるけど毎朝レッドブルとか飲むから5,000円は消えてそう
今月は母からホームベーカリーが壊れたから買えと言われてもさらに5,000円消えた
自立してないし病気で運転すらできないから食わせてもらってるだけ感謝すべきなんだけど
一応会社に通ってるのに手元に何も残らないのはたまに虚しくなる
みんなこんなもんなのかな
特にどうこうする気力もないし、開いた指の隙間から未来がこぼれ落ちるがままにしている
希望を掴む握力はもう残っていない
たまに虚しいだけでいつかは慣れるんだろう
最初期は、マスクの感染予防効果は無い というのがファクトだった。
マスコミに出てくる医師は、自信ありげに、ウイルスの小ささとマスクの編み目の大きさを比較して、
こんなスカスカの穴でウイルスが止められるわけないじゃないですか。プークスクスしてた。
ところが、感染のメカニズムが明らかになり、疫学調査が進むにつれて、
コロナは飛沫のカタチで拡散し、その飛沫は3割くらいマスクで阻止できる。
マスクには他人に感染を広めない効果、他人から感染しない効果、双方ともにあることが明らかになった。
すると、マスコミに出てくる医師は、自信ありげに、みんなマスクをしようと言い出した。
AIもいつの時点の情報をもとに回答しているか?で変わるんじゃないかと思うし、
何が正しいか見極めるのは非常に難しい気がする。
いままでノーマスクで散々殴られ続けてきた人たちは今日という日を心待ちにしていたことでしょう。
だって、大手を振ってマスク強制に対して反撃できるわけですから。
そういうわけで、そういうアホどもを一網打尽にする方法を先に共有しておきます。
そういった輩が大暴れしているニュースが流れてきたら、これを知っているだけで生暖かい目で見守れる心の余裕が生まれます。
ノーマスクと書いてはいますが、これはノーマスクに限らず特定の迷惑客を追い出すための方法論です。
これを知っていれば、店頭店内張り紙だらけの呪われてるみたいなお店になってしまうことも防げます。
過去何度か増田で話題にしているのものなので知っている人も多いかと思いますが、忘れていた人は思い出して帰ってください。
その方法論とは、施設管理権に基づいて退去を申し入れるというものです。
商売を行う場所は当然私有地ですので、客がお店を選ぶことができるのと同様に、お店もお客を自由に選ぶことができます。
平たく言うと、そうやって店側が店の利益を守るために行使できる権利が施設管理権というわけです。
この施設管理権を行使するには、その場所、その時間帯の責任者であれば構いませんので、立場や役職に関係なく行使することができます。
要するにオーナーや上司がその場にいなければ、権限の付与に関係なく自分の判断で行使して良いということです。
大事なのは、その場所にいる一番責任があるであろう人の判断でよいという点です。
そしてこの施設管理権による退去の申し出のすごいところは、明確な理由が不要だという点にあります。
ノーマスク客を、ノーマスクを理由に追い出さなくてもよいということです。
極端な話、「わたしが気に入らない」という理由で追い出してもいいんです。
もちろんその分の評判に対するリスクは背負うことになるので、濫用すべきものではないことは言わなくてもわかるかと思います。
行使できることと、行使したことによる責任は別にありますよということです。
でも、深夜ワンオペで見るからに怖い人が入ってきたとき、身の危険を感じたという理由で追い出すことが正当な権利だと考えれば、ちょっとは安心できると思いませんか?
よく使われる論法としては、「ほかのお客様の迷惑となるため」が挙げられます。
その「迷惑」となる根拠を示す必要はありません。「自身の責任において自身の判断で行った。」とするだけで十分な根拠になるといえます。
かと言ってそれで引き下がるほど迷惑客もアホではありませんので、次はその客を追い出すための法的根拠を示します。
それが不退去罪です。
不退去罪とは、施設管理権に基づいた退去を申し出ているにも関わらず退去に応じない場合に問うことのできる刑事罰です。
つまり、刑事罰ということはこれによって警察の介入が可能になります。
不退去罪が成立するためには、相手に対して退去の申し入れが十分に行われている必要があるとされています。
なので、不退去罪があるからと言って「でてけ!」の一言くらいで110番したところで取り合ってもらえない可能性はあります。
相手の言い分にも耳を傾けつつ話が平行線だと感じられたときは、「施設管理権に基づいて退去を申し入れます」と相手に伝えるようにしましょう。
それでも相手が態度を変えず、そこに居座ろうとしたときは警察に通報します。
こちらの場合は、目的と異なる理由で居座る場合に適用されるので、事前に店舗ルールなどを明確にしておく必要があります。
ただ、ルールに記載があればよいわけではないので、できるだけ目につくところに、また、ルールを無視している人にはそうしたルールが存在することを口頭でしっかりと伝えた上で、さらに居座ろうとした場合に有効となります。
いずれにしても、こちらからの申し入れを無視して居座ろうとすれば警察が介入できるよという解釈でいいのですが、中途半端に知識がある相手だと「不法侵入罪」を口に出しても、「どこが該当してるのか言ってみろ!」的な反撃を受ける危険性もありますので、この場合は不退去罪のほうが適用しやすいと思います。
その他の細かい話については「施設管理権」で増田を検索してもらえればいくつか出てくると思います。(増田の検索機能が息をしていないかも?)
過去、IT有名人と揉め事になった餃子屋さんなんかがありましたが、あの場合は相手の愛称を呼び捨てにしていたなど、もうちょっとやり方があったのではないかなと思います。
IT有名人を擁護する気持ちなんて一切持ち合わせていませんが、客側の態度がどれだけ悪かろうと炎上してしまえば被害を被るのは店側ですので、いくら権利があるからと言って濫用は危険です。
それと同じく、ここまでの話はあくまで経営上の機会損失の話であって、ノーマスクに対する是非については一切触れていない点にご注意ください。
政府が何を取り決めようと、経営判断でノーマスク禁止を選んだとしたらそれを守るための権利がありますよというお話としての解釈でお願いします。
ただ、それと同じように、店側もノーマスクを拒否する権利があるということをお忘れなく。
そうやって自分の権利ばかりを押し付けるのではなく、相手の権利も正しく知ることでお互いに程よい距離感を生むことができれば、コロナに本当の意味で勝ったことになるのではないでしょうか。なるわけないですね。コロナ前の売上を早く返しやがれ!
○ご飯
○調子
・はじめに
携帯電話で配信されていたアプリをニンテンドースイッチに復刻したADVで、シリーズ化されているものの第十弾。
シリーズとしてはこれ以降も続いてはいくのだが、原作者である石山貴也が関わった癸生川凌介シリーズとしてはこれが最後となる。
そんなわけで、今までのシリーズで度々言及され、いろいろな人物のターニングポイントとして語られてきた永劫会事件が遂に題材になっている。
1999年に新興団体が絡む大量殺人、その新興団体の会員はまだいること、生王と癸生川の出会いのエピソード、生王がヤバいことになる。
そんな前置きを踏まえて今作は、新米刑事で殺人事件の捜査をする工藤貴樹、恋人の不穏な様子を探ってほしいと癸生川に依頼に来た石上雅人、その恋人妹浦澄佳、事件を嗅ぎ回っている謎の人物、都合4人の主人公の視点を行き来しながら物語が進んでいく。
そして全てのルートをプレイすることで真実が見えてくる構成だ。
まずは警察として王道の捜査を行う工藤貴樹パートは、聞き込みや調査で証言や証拠を集めていく安定の面白さ。
石上雅人パートではシリーズでは珍しく癸生川が同行するため彼の聞き込みの態度がじっくり楽しめるのが好き。今までも稀にはあったが今回は沢山あって満足。
謎の人物パートは流石に工数の関係かコマンド選択部分はかなりあっさり目で捜査結果を確認するような部分が序盤は続く。
とはいえ、スムーズで端的な捜査結果でありつつ、そもそもの目的が不明なため、この捜査の情報は何のためなのか? という大きな謎が物語を引っ張ってくれる。
このシリーズといえば最後の最後に癸生川や伊綱さんが今での過程を大きくひっくり返す展開が待っている。
今作でもそれは健在で、一気に事件を見る目が変える必要が出てくる大きな展開が待っている、それも何個も。
さらにそれが、今までのシリーズを遊んでいるからこそファーストインプレッションの解釈がブレる楽しさも、シリーズものならではの面白味だ。
特に今作は「生王と癸生川の出会いのエピソード」ということが散々言われて来ていることを踏まえるとなるほど納得である。
また、ちゃんとそれらの事実が今作のテーマに大きく絡んでおり、単なるサプライズに終わらないところが、このシリーズの妙だろう。
そんなわけでテーマの話も書く。
今までも多くの社会的な有り様を問うような問題を掲げて来たが、今作では被害者救済という重たいテーマが早々に提示される。
しかし、この被害者救済という重たいテーマを書き連ねてはいるが、今作ではその背後に明確な営利目的に起因する犯罪者の存在が用意されていた。
これでは答えの出ない問題に向き合った割には結局悪い奴がいたという、収まるべきところに収まっていたと思った。
それが悪いと書いているのではなくて、この社会的なテーマを扱っていて、各々の登場人物たちの苦悩や答えもキチンと表現されていて、読み応えはあった。
しかしながら、それはそれとして今作においては反論の余地のない巨悪が裏で操作していたと言われてしまうと、被害者救済のための自由意志すらも剥奪されるかのような、ある種、慈悲深いが故にそれを許されてしまったかのような勿体なさを感じてしまった。
行きすぎた被害者救済は良くないがその悩みに寄り添うことの難しさはわかるものの、今作においてはそれを誘導した全ての根源がいてソイツが悪いという展開で、その悩みからの行き過ぎた行為を罰せられることすらも許されてしまうのは、ある種発端となる加害行為と表裏関係にあるのかもしれないとすら思ってしまった。
もちろん大前提として発端となった加害者が悪いことは当たり前なのだけど、その先にある被害者救済のための行きすぎた報復の結果、それが平等に裁かれないのは、それはそれで差別的だと思ってしまった。
あくまで今作がそのような設定をとったことはエンターテイメントとして犯人を用意するミステリ作品のある種の義務なのだけど、その犯人による誘導に全てを委ねてしまうのは、被害者救済のための報復を誓った、その誓いの気持ちを無碍にしてしまうようなモドかしさがあった。
それが面白い/面白くなかったとか、フェアであるアンフェアであるとかではなく、魅力的で自立したキャラクタを多く描いている本作だからこそ、報復もまた犯罪と知りながらも被害者救済だと信じて犯罪をおこうなうような存在が、このテーマを描くにあたって期待してしまう犯人象だった。
これは単に僕が作者のやろうとしたことと異なる部分を期待してしまっただけで、繰り返し書くが面白い/面白くなかったという話をしているわけではない。
・さいごに
探偵・癸生川凌介事件譚シリーズを通して遊んできた。
総じて、アドベンチャーゲームというよりは、本格ミステリの文脈に近い作品が多く、それが好きな自分としては楽しめた。
携帯電話ゲームという制約もある意味プラスに働いていて、余計な不純物がないアドベンチャーゲームとして必要最小限ながら十分な遊びで楽しめた。(僕は、後半突然3Dダンジョンや脱出ゲームを遊ぶ必要がある類のADV極端に嫌う性質があるので)
シリーズを通してのベストは当然今作永劫会事件だが、作品の幅が広く多種多様な物語を楽しめた。
愛すべきマンネリとしてお馴染みの展開を繰り返してもいいものを、手を変え品を変え楽しませてくれたサービス精神も素晴らしかった。
以降も別の作者で看板はそのままシリーズがまだあり、そちらも復刻が決まっているため今後もう暫くは定期的にいつもの面々と会えそうなのも嬉しいところ。