はてなキーワード: 求めないとは
少なくとも自己の内面を掘り下げない一般男性よりは自覚的であると言える
比較的ありのままで存在を認められる「かわいい」といった女性特有の強さは
需要どころか排斥対象すらなりえるという自覚から逃れなれない男性にとっては
もはや羨望の対象ですらある。
「宇崎ちゃんは遊びたい」も女性を弱者として性的に消費してるどころか
一億稼げといわれたら宝くじが現実的で説得力ある選択肢になりえるように
女性に接触する唯一レベルで説得力がある可能性という悲しい構図なのだ
前述のようにオタクは弱者で、どう取り繕っても本質的にキモいという自覚があり
自分は何も持っていないと考えている。
だからこそ自分の内面の欲望と向き合い、空想することが生き甲斐になっている。
フェミな方々があげる問題は「持つものが価値をどう保護運用/自己コントロールするか」の話に見えてしまう
それどころか、持つものが持たざる者の逃げ場所を価値の自己コントロールの対象として奪おうとしてるようすらみえる。
大多数のオタクは女性の不利益は是正されるべきと穏当に考えてるが
表現の弾圧は是正のための唯一の手段でも、効果的な手段でも、女性被害の象徴ですらない
リターンなど考えずただ叩きやすい弱者だから叩いてるように見える。
弱者から潰すのは戦争では常套手段とはいえ、禍根を残す虐殺をやる覚悟をちゃんと持ってるのかは疑問である
圧倒的強者である女性にたいしてオタクはできるだけ接触したくないと考えている。
(ただし、いけるという勘違いが発生してしまった場合はこの限りではない傾向がある)
ファンタジーを現実と同一視するどころか、現実の象徴とすらして
オタクこそ現実の女性を積極的に性的消費する第一人者とみなすのは大間違いといえる。
むしろ、現実の女性への性的消費から遠いところにいるのがオタクだ
オタクは自らの欲望と向き合い自給自足にある程度成功している。
男性的な性欲を満たすのに必要なパラメーターは客観的にはけっこう少ない。
たぶんロボットアーム付きルンバみたいなのに遠隔操作か自律動作で家事をやらせるのがどこかで流行るので
触覚も20年以内にある程度解決する可能性が高いのではないかと思う。
ってそうか?
しばしばバズるこの手の主張が、「苦労して働きたくないけど金はほしい」って奴らの戯言にしか聞こえない。
私は趣味でアクセサリーを作ってて、メルカリとかに出品してる。価格は原価が回収できる程度で小銭稼ぎにもなってない。
こんな私にしてみればこの手の主張があがる度に肩身の狭い思いをしなくちゃいけない。
好きな事を仕事にする選択をしたのは自分でしょ?なんで稼げないことを他者に責任転嫁するの?
そもそもお前らみたいに金にならないってわかってて頼まれもせず作ってる奴が掃いて捨てるほどいるんだから金関係ないじゃん。
世の中、もとがタダでも需要があれば適正価格が付くようになってる。
ていうかそもそもだよ?
ボカロとか歌い手とか、初めは無料のコンテンツだったのが今では無視できない文化になってるじゃん(歌い手は一般認知度は低くても、オタクなら知ってる人が圧倒的に多い)
ボカロ文化興隆の一助になった米津が一大アーティストとして名を馳せてるのに、これでも文化が栄えるのに金が必須だと言える?
安値に設定するとそれで稼いでる周りに迷惑かけるって、利益度外視で喜んでやる奴がゴロゴロいるような仕事で金稼ごうとするのがもう間違ってるし仕事として成立してない。
仕事するのが楽しいって人がいるのも事実だけど、本質的には「金払ってでも他人にやってもらいたい雑用」が仕事じゃん。雑用の結果生まれた成果が商品だったりサービスだったりするじゃん。
自分は好きなようにするけどお前らはそれに金出せ!ってさ、もう考え方が山賊と一緒。
あと「材料費はもちろん作成にかかる人件費等も含めた値段設定にするべき」ってよく言われるけど、
じゃあ私が5時間かけて磨いた泥だんご5000円で買うか?
一日中ディズニーで遊んでその思い出語るからチケット代、交通費、食費、時間拘束分の人件費払えって言われたら払うか?
買わないでしょ?払わないでしょ?いらないもんね。
結局ただ金払う程の需要無いだけなんだよ。実際かかった労力とか知ったこっちゃない。
高値に設定しても買う奴は買うし。
利益度外視でお気軽にやってる素人に負けるくらいならその程度の実力ってこと。
原価厨もわかりやすい指標として原価持ち出してるだけで、結局たかが素人作品にそこまで金出せないってのが本心でしょ。
「千円札の原価は15円なので〜」っていうコピペ見てもわかるけど、たかが紙切れに千円とか一万円とかの価値を見出して私たちは生きてる。
要はその物に価値を見出せば原価気にする奴なんかいないんだよ。
まあ手当たり次第値下げ交渉されるのはご愁傷様。客商売なら不条理なクレームくることくらい普通だけどね。
文化を守りたいならお前が稼ぎまくって資金援助してもいいわけじゃん。
よくカイガイデハーって言うけど市場がデカイのはそれだけ金払う奴がいるからでしょ?
芸術を理解できない猿なんか頼りにするより、芸術の価値を正しく理解している自分達で耕す方が早いしそれが筋ってもんじゃん。
チマチマ作品作って売れないって嘆く暇あったらその分稼いで金落として市場に貢献しなよ。その大切な部分を外野に求めんの無責任すぎる。
まとめると
・安く買われると文化が廃れる→需要自体があれば廃れないし値段は関係ない
・自分の好きな事して稼ぎたい→じゃあいちいち他人に求めないで。いつかお前のワガママに無条件で付き合うモノ好きが見つかるといいね。
「価格設定を強気にしなけりゃ芸術は廃れる」という主張に実態はない。
どうしてもモヤモヤするので書きました。
https://twitter.com/kaqico/status/1178622264545202177?s=21
これ「自分を後回しにして周囲をよく気遣う人」と「自己完結していて周囲にも特に期待しない人」の対比を描きたかったんだろうけど、
この漫画でいう自称・他人軸の人って結局「自分の軸を他人に刺して回る人」だよね。
「自分が」周囲を気にして動きたいのなら「自分が」立ち回ればそれで満足なんじゃないの?
明確な意思表示も指示もないのに自分と同じ行動を相手の「察し」に委ねておいて満足いく行動を取らないとイラつくなんて「軸」は終始「自分」にしかないよね。
だからはっきり言えない?
しらんがな…………しらんがな…。
してほしいことがあるならはっきり言えよ……。
ってこれ「他人軸」の人はそれだけで分かるの?
「飲み物どうします?」って聞かれてるのに食べたい料理を答えたりすんの?マジで????????
この漫画って結局人それぞれの考え方の違いを描いているようでいて、作者さんの極めて個人的な
「他人に多くを求めないのと同時に他人にも求めない自己完結型の人に比べて、察しのいい(察しのいい人でありたい)自分ばかり気を遣ってなんだか損してる気がする」
と言いたいように思えたんだけど。
軸がどうこうの話ではないような。
男女入れ替えてもいいんだよね?これを突きつけられて、どーするのかな? 「子供も夫も社会も年老いたあなたを求めない。求められるのは今だけ」
ツイッターに書くぐらいだから、子どもに対しても旦那の悪口言って自分の味方に付けてるだろうからなー
それを、「子どもと接しなかったあんたが悪い」って言うんだろうなー
もう終わってるんだよこれ
https://togetter.com/li/1410156
今だけだよこんなに求められるの。
後悔しないようにね
と、夫に言ったら考え込んでる
このツイート読んだ。つらい。まぁこの方の家庭の状況とか、夫の考え方や態度がどんなのかも分からんので、いきなりこの言葉が出てきたわけではないだろうけど。
当方30代男。共働き。子ども2人。SIer勤務。1年くらい前から、忙しめの現場に入ってる。残業時間は平均したら月40時間くらいなので、そこまで激務ではないんだと思う。でも、通勤時間もあり、平日子どもが起きている時間に帰れることは少ない。
うまく仕事と家庭の両立してる人って本当にすごいと思う。要領がいいんだろう。よくドラマ・漫画で家庭を犠牲に仕事してる毒親みたいなのが悪役として描かれてる。その毒親の職場での働き方まで描写されることは少ないように思うけど、実際、仕事が好きで家庭犠牲にしてる人って少ないんじゃないかと思う。
お客さんや上司から期日短い仕事たのまれたり、部下が困ってるのに先に帰れなかったり、そもそも業務量多すぎて定時間内でさばけなかったり、仕事って自分でコントロールできないことばかりだし。
子どもが親を求めてるの、分かるよ。自分も子ども好きだし、一緒にいてあげたいと思うよ。でも、一応仕事やってく上で責任感ってのも持たなきゃいけないじゃん。
本当に無理なものは勿論無理って言うし、そうしてるけど、お客さん、上司、同僚も別に悪い奴なわけではなくて、みんなそれぞれ理不尽な状況に対して、できることをやってる。ある程度、自分を犠牲にしてやらないとしょうがないと思ってる。
自己犠牲の上に成り立ってる仕事なんてなくなればいいんだろうけど、儲かるから無くならない。
転職すればいいじゃんって話なんだろうけど、地方にしては、ある程度収入がある今の職場を捨てて状況が好転するか悪化するか分からない転職ガチャをまた回す気になれない。
映画「そして父になる」でリリーフランキーが言ってた「子供は時間だよ、絶対。」の言葉が頭を反芻する。
自分は福山雅治の方みたくエリートなんかではないけど、日々仕事に追われながら、葛藤しながら、何とかクソみたいな日々をやりすごしてる。
そんな中でやっぱり共働きの嫁とはぶつかる。仕事ばっかり優先して…って言われてつらい。
自分も家事が得意な方ではないから嫁に負担がかかりがちで申し訳ないし、嫁の方も仕事と折り合いつけながらやってくれてて感謝はしてる。優しく振る舞えればいいんだろうけど、攻撃的な口調で来られると、自分も精神幼いし、疲れてるのもあって口論になってしまう。
とある女性のツイートを読んで、世の男性のなんと哀れなことかと同情せざるを得ない。
>https://twitter.com/kourei_mama/status/1177371710875521024>
「俺も我慢してる」「仕事で仕方ない」とか言うけれど子供は大きくなったらあなたを求めないし子供が大きくなったら妻もあなたを求めないし年老いたら会社もあなたを求めない
今だけだよこんなに求められるの。それでも理由付けて自分優先して後悔しないようにね
と、夫に言ったら考え込んでる
>https://twitter.com/kourei_mama/status/1177696583380389888>
家庭にもよるけれどうちは共働きだし父親だけが稼ぎ役ではない。互いに支え合ってる。それでいつも自分を優先していたら妻も子も父が居なくてもドンドン歩んで行くから、後になって逆に求めても父不在で歩む力を既に妻子は持っているんですよ。
察するにこの男性は仕事人間なのだろう。子育てにはあまり関われていない。それを妻は諫めている。しかし、私にはこの男性の苦悩が良く分かる。ATMと父親という二つの責務を如何にして全うするか。喫緊の課題である父親の役割と、将来的なATMの強化をどう両立するか。
ATMたれ。これは男性にとって強力なプレッシャーである。最早呪いと言っていい。ATMとして家庭に金を提供する。まずこれが出来ない夫はクズであると評価される。平均以上で不自由のない生活が出来るだけの十分な量の金を提供できて、やっと一人前。妻も当然のように要求している。もしこれが不十分であるなら、父親の役割どころではない。最優先で注力すべき事項である。しかも、妻も働いている。おそらく「俺の稼ぎが不十分なために働かせてしまっている」と負い目を感じているであろう。余計に熱が入るというものだ。まずはATMを強化するのが俺の役目。そう信じているに違いない。しかし、これを自分優先と非難されるのだから哀れである。
運の悪いことに、社会において昇給が大きい時期と子供が育つ時期が重なっている。今仕事を頑張らなければ昇給は望めない。しかし今子育てしないと子供は大きくなってしまう。同時にこなせるだけの能力と時間はない。詰みである。この男性が考え込んでしまうのも納得だ。
もし今、この男性が仕事に重きを置くのを止め、子育てを選択したとしよう。一時的に妻の要求は満たされ、家庭に円満が戻ってくるかもしれない。しかし、その先はどうだろう?子供が大きくなれば、今度は教育費が最大の課題となってくる。さらにその先には年老いた両親の介護が待っている。そこで問題となるのは一にも二にも金だ。その時収入が伸びていないとすると、妻は何と言うだろうか?「あれだけ子供を放っておいて仕事したのに、ATMとしても役にたたないわ」最早哀れという言葉以外何が当てはまるだろうか。自らの趣味などかなぐり捨て、仕事と子供に全てを捧げて、この言われようである。
価値観の問題ではない。育メンなどともてはやされたところで、結局金を十分に稼げない男性は不要物の烙印を押される構造になっているのである。若き未婚の男性諸君、現状で十分な金を稼ぎ出していないのであれば、努々(ゆめゆめ)結婚して子供を持とうなど思うなかれ。
ちょっと前に二次の字書きが絵師に表紙を頼んだ話を読んで自分も思い出した話。
少し前に長年付き合いのあった絵師との縁が切れた。
ことの発端は私だから仕方ない話なのだけど、ずっと心の中に燻っているものがあったので匿名者の日記として吐き出してしまおうと思う。
私と彼女との出会いは前ジャンルに遡る。所謂マイナーCPというやつで全盛期をとうに過ぎたジャンルで細々と小説を投稿し10年過ごした場所だった。
彼女からの熱い感想メールをもらったことが切っ掛けでメールのやり取りをする仲になった。投稿した小説の感想やイメージイラストをくれたりと、当時ネット上のみで小説を投稿していた私にとってはとても貴重で有難い存在でありモチベーションをあげてくれる人でもあった。
しかし段々と交流が続くにつれて彼女に対して心に引っかかることが増えていった。私は基本的に他の字書きさんや絵師さんとの交流もない引きこもりで、イベントやオフ会も参加したことがなく10年もの間投稿を続けいていたにも関わらず、知り合いが全くといっていいほどいない状況だったので、彼女から聞くことが創作人口の少ない界隈での全てだと思い込んでいた。
私が○○さんのお話好きだなと言うと「あー…でもあの人さ、他の書き手さんから嫌われてるんだよね」とネガキャンが始まる。そう言われてしまえばお話を読む際にどうしても書き手さんの印象が脳裏に過り素直に本を読めなくなった。そういった流れが何回か続き少し疲弊し始めていた頃。
ある時、彼女に小説内容のリクエストをしてもらった。日頃、イラストや感想を下さる感謝の気持ちを込めて此方からお願いした形だ。彼女はとても喜んでくれて俄然やる気になり彼女の希望した内容で小説を投稿した。けれどあれだけ感想をくれていた彼女からの反応は一切なし、むしろリクエストしたことすら忘れているのかと疑いたくなるほどこの件はスルーされてしまった。折角書いたのにという気持ちと虚しさで心が折れつつも「書いたよ」と連絡すると、少し時間をおいて「あー…あれか」という反応。どうやら彼女のリクエストには添わなかったようだった。
その件が引き金になり「人に媚を売るような小説を書いてはダメなんだな」と、今までそのCPが好きで小説を投稿していたものが、誰かの反応が欲しくて、感想がもらいたくて投稿しているという自己承認欲求の塊のような自分に嫌気がさして小説を書くことが嫌になってしまった。
小説からも彼女からもジャンルそのものからも距離を取りはじめた頃、SNSが普及し始めた。久しぶりに連絡が来た彼女から登録しなよと言われるがままSNSのアカウントを開設したものの、有難いことにフォロワーさんが徐々に増え以前よりも交流が出来るようになった。それが嬉しくてSNSでよくコメントを投稿していたところ、連絡が取りやすくなったからか彼女から頻繁に連絡がくるようになった。
DMで届く内容はオフでも活動する書き手さんへの愚痴が主だった。「あの人とオフで本を作ったり、プライベートでも仲良くしてるんだけど段々と失礼な態度をとられるようになった。ある日急にSNSをブロックされた。なのにアチラは私のアカウントを監視していて文句を言いまくっている、ひどい」という相談事もあり私は私なりに親身に話を聞いていたと思う。
ただ私には彼女がいう突然ブロックされたという言葉には違和感があった。彼女は割と積極的に交流をする方なので多方面で付き合いが多いのだが、とにかく物忘れがとても多くまた人にマウントをとりたがる節があった。彼女はイラスト絵師でもあり、字書きでもありグッズ製作をしたりと活動内容が多岐に渡るのでオフでのノウハウがあり、それを人に吹聴するところがある。私のようにオフド素人の人間に指南をするのが楽しいようでもあった。そういった面で人を不快にさせてしまうところがあったり、物言いが直接的で逆鱗に触れてしまい縁が切られるということが何回か続きジャンル撤退を考えているようだった。
私はとめなかった。ジャンル撤退には人それぞれ様々な理由がある。二次での交流で嫌気がさして撤退する人も少なからずいるのは分かっていたので、そうなってしまうとジャンル愛も枯渇してしまうのも納得だったからだ。
私は私で別件でジャンル愛が枯渇していた。そんな時に今のジャンルに目移りしてしまった。
そのジャンルは全盛期を迎えていて活気づいていた。私は一番人気のCPに傾倒し、久しぶりに思うがままに小説を投稿し続けることが出来た。その熱意なのか投稿した小説がランキング入りを果たしたりと嬉しいことが重なり益々現ジャンルにドハマリしてしまい前ジャンルのアカウントを閉じてしまった。
心機一転、自ジャンルで新しいお仲間さんとワイワイしていた時、見慣れたアカウント名と特徴的な絵柄が私の小説をブクマしていることに気付いてしまった。
私は新しい名前、アカウントにも関わらず私の小説をブクマしてくれた彼女に嬉しくなってしまってついつい自分から声をかけてしまった。
苦い思いをしたにも関わらず懲りない人間だなと今は痛感しているのだけれど、新天地でも出会えたことに盛り上がってしまいジャンル愛が勝って初めて彼女から「表紙描くから本を作ってよ」という言葉に頷いてしまったのだ。
はじめてのオフ活動にやる気になりWEB上で書いた投稿作に書下ろしを加えて本にすることにした。
彼女と何度も連絡を取り合い表紙の進行なども聞きながら書下ろし部分の調整をしていると、彼女から一枚のイラストが届いた。
とても美しい大好きなCPが手を繋ぎ歩いている原風景。私はその美しさに感動して何度も賛辞のコメント送り、表紙の二人を思い浮かべて小説を書き続けた。
しかし数日後その素晴らしいイラストが別の字書きさんの本の表紙になったことを、その字書きさんのSNSのコメントで知ることになった。
私に見せた表紙案といって送られてきたイラストがSNSで投稿されている。
私は何も聞いていなかったので内心かなり取り乱しショックで何も手につかない状態だった。彼女がその字書きさんを神のように崇めていたことも知っていたし、絶賛していたことも知っていたけれど本の表紙を頼まれていたことは知らなかったので「どうして言ってくれなかったのか」という勝手な思いに苦しんだ。そんなこと彼女が私にいう必要なんてない。けれどじゃあ何故、表紙案といって私に送ってきたのか。
結局、私の本の表紙は全く違うものになった。私は最初に見せてもらった表紙案をかなり気に入ってしまったので、その表紙を見ることが少し悲しかった。何よりその表紙は私の小説のシーンに一度も出てこない場所で私が小説の中で着せている恰好ではない装いの二人の日常的なシーンで「なんでこの表紙なんだろうか」と思ってしまったのだ。
とても丁寧に描いてくれた表紙だということは分かっている。けれどCPの二人よりその場所を目立つように描かれた表紙が好きになれなかった。それでもいい顔をしたい私は彼女に有難うと謝礼を振り込み、菓子折りを送った。
本は有難いことに完売した。再販も希望してもらえたが私の事情で出来なかったので悲しいことにオークションでかなり高額に転売されてしまった。
「オークションで買わないで欲しい」とSNS上でコメントをすると「再販しないお前が悪いんだろ」と匿名で何通もお怒りのメールをもらってしまった。
私は自分の自己満足で本を作った。一度もオフ活動をしたことがなかった私にとって誰かに表紙を描いてもらい本を作ることは夢の先のことだったから。
でも本を作るということはそれで終わってはいけないのだと痛感した。「なんで再販しないのか」というDMに心が折れてしまった。
一度に何十万と支払う本の制作にはリスクがありすぎる。私はしがない主婦なのでそんな大金を一度に使う趣味に気が引きてしまう。
結局、どうしても欲しかったけれど買えなかったという方になけなしで手元に置いておいた1冊をお譲りすることにした。その方は私がとても敬愛している書き手さんでSNS上でお付き合いのある方だった。
そのことは伏せて現ジャンルで活動を続けていたある日、彼女から連絡があった。以前私が大好きだった表紙で本を出された字書きさんに「突然ブロックされ、縁を切られた。ひどい」という内容だった。
私は以前にもこんなことがあったな、と前ジャンルのことを思い出していた。
こんなニッチで複雑な感情が絡み合った世界だから同じCPが好きだからといってウマが合うとは限らない。解釈が違えれば逆CPより地雷になる人がいる世界。
最初は仲良くやれていても上手くいかないこともある。付き合いがプライベートにまで進めば仕方ないことかもしれない。
長いこと二次創作を続けていればこういうことは起こりうる。私は彼女を慰めながら色んなことを考えるようになった。
一番大事なのはジャンルを好きでいられること、そのCPを好きでいられること。
好きなことをする為に始めていることで大元を嫌いになるようなことをするくらいなら、人付き合いは一定の距離があっていい。そう思うようになった。
深く関われば関わる程、悲しいことも増えていくくらいなら私はSNS上のお付き合いだけでいい。
彼女のように活動の幅を広げる度に誰かと衝突し縁を切り、ジャンルを嫌いになりそうと言い出すくらいなら。引きこもりのままで構わないと。
彼女は頻繁に私と会いたいと言い出していたが、結局一度も会うことはなかった。
10数年つかず離れずを繰り返し、彼女の私生活からジャンル内のごたごたを時には夜中の2時3時まで付き合って聞いたりもしたけれど彼女の顔を見たことは一度もない。
そんな時間を過ごし、一定の距離感を持って付き合いを続けていたある日。
彼女に私が最後の1冊だった本を手放していたことがバレてしまった。自分から言ったのだけれど、それが彼女の逆鱗に触れてしまった。
「この10数年間付き合いを続けて来たけど、貴方と私は会ったことがない。だからニュアンスは違うのかもしれないけれど、貴方が最後の1冊を手放したというその不躾な態度は、創作者である私のプライドを傷つけた。許せない、涙がとまらない」ということだった。
私はその一言に物凄く腹立たしさを覚えた。彼女に全く同じ感情を抱えたことがあったからだ。「前のジャンルでさ、リクエストした内容も忘れたけど誰かから頂いた小説内容が超地雷でさ、あの解釈はないわって思ったんだよね」と送った相手(私)に堂々と言った(物忘れの多い)貴方にめちゃくちゃ傷つき凹んだことがあるからだ。その時私は面と向かって言われていないからニュアンスが違ったのかもしれないって思うようにしてやり過ごしたのに。
山ほどあった言いたいことを飲み込んで「ごめんね、こういう思いをした相手とずっと縁を続けていてもいずれまた嫌な思いをさせてしまうかもしれないから、もうお互い連絡をとることはやめよう」と伝えた。
「泣くほど嫌な思いさせられた相手となんか趣味で繋がる必要ないよ」と「どんだけ私が謝ろうと、言い訳をしようと貴方は納得しないだろう」旨を告げて連絡手段を断つことにした。
彼女に今までのお礼と好きな創作を続けて欲しい。今回は嫌な思いをさせてしまったけど、貴方の素敵なイラストの表紙の本を今後も楽しみにしていると告げてブロックした。
きっと私次第で彼女との縁を続けることは出来たのかもしれない。
でも毎回聞いていた彼女の「突然ブロックされた、縁をきられた」という連絡を思い出してしまったのだ。
なんでだろう。ブロックした人の気持ちが分かってしまった。怒りよりも悲しみよりも先に「疲れた」と思ってしまった。
「ずっと本当はわだかまりがあった相手ではないか。SNS上では仲良し、大好きアピールを続けていたけど、本当はずっと思うところがあったじゃないか。それをずっとないことにしていい顔をしたい自分の自尊心を尊重してしまった結果がこれなのではないか」と気がついた時に、私は自分の至らなさを実感した。
彼女は時折、激しい自己嫌悪と承認欲求で鬱に近い状態になっていた。幼少期のトラウマを切々と語り今の人生への疲弊を漏らしていた。
感情の起伏が激しく、よくSNSの呟きを全部消したり、鍵をかけたり、いなくなったりしてた。
きっと今日もどこかで誰かに私にブロックされた時の愚痴を言っていることだろう。
もう誰かに振り回されてジャンルもCPも書き手も嫌いになりたくない。
そのためには「相手に何かを求めない」「自分の為に小説を書いていることを忘れない」「好きでいられる為に最良の選択をする」ことを忘れないようにしよう。
新たに興味の出てきたジャンルに見慣れた名前と絵柄があったので自戒を込めて。
まぁもう二度と連絡をとることはないだろうけど!!
ってのは逆で、むしろ「アイディアレシピ」の類はプロの方が多くて
クックパッドで上位に来るようなレシピはとにかくシンプル&簡単、なものが多い。
「普段料理しないけど休みで暇だから金と手間暇かけて美味い料理を作りたい」と言う人より
「仕事帰りの電車の中、今日の夕飯思いつかないから冷蔵庫に入ってる材料で何とか形にしたい」と言った人の方がずっと多い。
「金も手間暇も思う存分かけて美味しい料理を作りたい」より「どこでもある材料で金と手間暇かけずに食えるものを作りたい」需要の方が多い。
でもプロのレシピってのはプロのプライドがあるのか、誰でも考え付くようなレシピじゃ意味ないと思うのか知らんが
だからそれより素人主婦の「簡単・時短・節約」レシピの方が需要が高くなる。
勿論プロのレシピより味は落ちるが、味より「簡単・時短・節約」を求める人の方が多いので。
あと単に献立のヒントにしたいだけで詳しいレシピは求めない人も多いが、その場合も「詳しく見なくても作れる」程度の簡単なものが求められる。
あるまとめ
https://togetter.com/li/1389648
その反応
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/togetter.com/li/1389648
削除された言及
あいトリの問題については、本当に難しい。そもそももはや、こんな民度が低すぎる日本国内(あえて言っています)で「国際芸術祭」なんて開催できないということを証明してしまったようにも思う。
一言で言えば、格好悪い
政治的主張を込めた作品やイベント作っておいて、それへの世間の反応について、「芸術」という殻に逃げ込むなら、創作なんぞ辞めちまえ
向いてないよ
もちろん、今回展示された作品を「作った人」は逃げてない
でも展示したアホが逃げてる
表現の不自由が焦点で、それが含む主張の是非は問題にしていない、と
お前らが一番創作者に失礼だよ
な・ん・で・だ
芸術行為を行うこと自体に対して、あるいは芸術作品を鑑賞することにおいて、自信を無くしたり、シニカルになったりしないでほしい
じゃねぇよ
ズルは承知で先回りしていっておくと、この件については、私は正直ぜんぜん一貫していない(展覧会観てないせいもあるかもだけど、私自身、直接の関係者ではないけれども、やっぱり心理的に不安定なのだ)ので、一貫性は求めないでね。発言したことに責任は取らないということでは勿論ないけど。