ってそうか?
しばしばバズるこの手の主張が、「苦労して働きたくないけど金はほしい」って奴らの戯言にしか聞こえない。
私は趣味でアクセサリーを作ってて、メルカリとかに出品してる。価格は原価が回収できる程度で小銭稼ぎにもなってない。
こんな私にしてみればこの手の主張があがる度に肩身の狭い思いをしなくちゃいけない。
好きな事を仕事にする選択をしたのは自分でしょ?なんで稼げないことを他者に責任転嫁するの?
そもそもお前らみたいに金にならないってわかってて頼まれもせず作ってる奴が掃いて捨てるほどいるんだから金関係ないじゃん。
世の中、もとがタダでも需要があれば適正価格が付くようになってる。
ていうかそもそもだよ?
ボカロとか歌い手とか、初めは無料のコンテンツだったのが今では無視できない文化になってるじゃん(歌い手は一般認知度は低くても、オタクなら知ってる人が圧倒的に多い)
ボカロ文化興隆の一助になった米津が一大アーティストとして名を馳せてるのに、これでも文化が栄えるのに金が必須だと言える?
安値に設定するとそれで稼いでる周りに迷惑かけるって、利益度外視で喜んでやる奴がゴロゴロいるような仕事で金稼ごうとするのがもう間違ってるし仕事として成立してない。
仕事するのが楽しいって人がいるのも事実だけど、本質的には「金払ってでも他人にやってもらいたい雑用」が仕事じゃん。雑用の結果生まれた成果が商品だったりサービスだったりするじゃん。
自分は好きなようにするけどお前らはそれに金出せ!ってさ、もう考え方が山賊と一緒。
あと「材料費はもちろん作成にかかる人件費等も含めた値段設定にするべき」ってよく言われるけど、
じゃあ私が5時間かけて磨いた泥だんご5000円で買うか?
一日中ディズニーで遊んでその思い出語るからチケット代、交通費、食費、時間拘束分の人件費払えって言われたら払うか?
買わないでしょ?払わないでしょ?いらないもんね。
結局ただ金払う程の需要無いだけなんだよ。実際かかった労力とか知ったこっちゃない。
高値に設定しても買う奴は買うし。
利益度外視でお気軽にやってる素人に負けるくらいならその程度の実力ってこと。
原価厨もわかりやすい指標として原価持ち出してるだけで、結局たかが素人作品にそこまで金出せないってのが本心でしょ。
「千円札の原価は15円なので〜」っていうコピペ見てもわかるけど、たかが紙切れに千円とか一万円とかの価値を見出して私たちは生きてる。
要はその物に価値を見出せば原価気にする奴なんかいないんだよ。
まあ手当たり次第値下げ交渉されるのはご愁傷様。客商売なら不条理なクレームくることくらい普通だけどね。
文化を守りたいならお前が稼ぎまくって資金援助してもいいわけじゃん。
よくカイガイデハーって言うけど市場がデカイのはそれだけ金払う奴がいるからでしょ?
芸術を理解できない猿なんか頼りにするより、芸術の価値を正しく理解している自分達で耕す方が早いしそれが筋ってもんじゃん。
チマチマ作品作って売れないって嘆く暇あったらその分稼いで金落として市場に貢献しなよ。その大切な部分を外野に求めんの無責任すぎる。
まとめると
・安く買われると文化が廃れる→需要自体があれば廃れないし値段は関係ない
・自分の好きな事して稼ぎたい→じゃあいちいち他人に求めないで。いつかお前のワガママに無条件で付き合うモノ好きが見つかるといいね。
「価格設定を強気にしなけりゃ芸術は廃れる」という主張に実態はない。
なんにでも物好きはいるから5000円の泥だんごを買うやつもディズニーの思い出話を買うやつもいると思うぞ(そういうことではない)